
部活中の体罰や死亡事故などがたびたび取り上げられ、
部活の必要性や在り方が問われている。
日本では多くの中高生が参加している部活。
人間教育などの面で一定の役割を果たしてきた。
『部活があぶない(講談社現代新書)』(島沢優子/講談社)によると、
今後、部活はますます大きな役目を果たしそうだ。
受験の評価対象になるかもしれない部活。これに、本書は警戒を示す。
本書によると、事故や事件が取り上げられるように、部活は年を追って“ブラック化”している。
部活はすでに(1)長時間拘束、(2)顧問による暴力、嫌がらせや暴言、
(3)上級生からのいじめがあるのに顧問が放置している、などのブラックな体制ゆえの事例が頻発している。
部活が受験の評価対象となることで、さらに指導の過熱をはじめとしてブラック化が深まっていくのではないか、というのだ。
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