大手広告会社の電通(東京)の違法残業事件で、同社が労働環境改革基本計画を発表したことを受け、違法残業で過労死した高橋まつりさん=当時(24)=の母、
幸美さんは27日、「すべての従業員が状況を改善するために、強い意思をもって取り組んでいただきたい」などとするコメントを代理人を通じて発表した。
コメントは以下の通り。
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電通が作成した資料のなかの過去の労働時間の数値は、実態よりもかなり少なく記載されており、正確な実態認識に基づく計画が必要と思います。
会社が、仮に立派な計画や制度を作ったとしても、それを本当に実行しなければ意味がありません。娘が働いていたときにも、会社にはそれなりの制度はありましたが、
全く機能していませんでした。社長・役員を先頭にして、すべての従業員が状況を改善するために、強い意思をもって取り組んでいただきたいと考えます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000569-san-bus_all