【釜山聯合ニュース】日本による植民地時代に端島炭坑(軍艦島、長崎市)に強制徴用された朝鮮半島出身者を題材にした韓国映画「軍艦島」(原題)が公開から
8日で観客動員数500万人を突破する大ヒットを記録するなど韓国で強制徴用問題に注目が集まる中、強制徴用の実態を記録してきた韓国人写真作家と、同作家を10年にわたり支えてきた日本人が話題となっている。
釜山市内で写真展「軍艦島−隠された真実」を開催するイ・ジェガプさんは強制徴用の実態を20年間写真で記録してきた。そのイさんが「強制徴用の跡を訪ねるたびに私を手伝ってくれた同志」
と紹介するのが長崎の活動家、木村英人さんだ。
木村さんは、イさんが軍艦島で撮影する際に同行し、撮影を手伝った。今回の写真展では軍艦島の写真だけでなく、長崎平和資料館が所蔵する朝鮮半島出身者の強制労働の実態に関する資料が展示されているが、
この資料を借り受ける際も木村さんが尽力したという。
展示された資料には軍艦島で死亡した朝鮮半島出身者の死因などが記録された名簿もあり、ほとんどが圧死したと記されている。
木村さんは、強制徴用された人たちに対しやるせない気持ちを持っていたとし、この事実を韓国人にも伝えたかったと話した。
写真展「軍艦島−隠された真実」は場所を移し、14日から11月30日まで釜山の国立日帝強制動員歴史館で公開される予定だ。
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