東証マザーズ上場のインターネット関連会社の株価を不正につり上げたとして、
男3人が逮捕された事件で、警視庁は新たに45歳の会社役員を相場操縦の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、東京・港区の会社役員、松浦正親容疑者(45)です。
警視庁の調べによりますと、平成26年2月、東京・港区にある東証マザーズ上場のインターネット関連会社「ストリーム」の株を複数の名義を使って大量に購入するなどし、
株価を不正につり上げたとして、金融商品取引法違反の相場操縦の疑いが持たれています。
警視庁は、証券取引等監視委員会と合同で、去年10月に「ストリーム」の本社などを捜索するとともに、
69歳の男ら3人を逮捕するなど捜査を進めた結果、松浦容疑者が3人と共謀したとして、15日、逮捕したということです。
捜査関係者などによりますと、「ストリーム」の株価は相場操縦が行われたあとに急激に高騰していて、
松浦容疑者らが株価をつり上げたあと売り抜けて利益を上げていたと見られるということです。
また、松浦容疑者が主犯格と見られるということで、警視庁は詳しい経緯を調べるとともに、
事件に関わったとして、「ストリーム」の中国籍の48歳の会長などほかにも複数の男の逮捕状を取り、行方を捜査しています。
警視庁は捜査に支障が生じるおそれがあるとして、容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
ネット関連株を相場操縦の疑い 主犯格か会社役員 逮捕
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171015/k10011178641000.html