スパコン「暁光」が国内最高の計算速度を達成 1秒間に1・413京回
2017.10.26 21:25
ベンチャー企業のペジーコンピューティング(東京)などは26日、
開発を進めていた新型スーパーコンピューター「暁光(ぎょうこう)」が
国内最高の計算速度を達成したと発表した。
これまで国内最高だった東大・筑波大の機種を上回り、
11月中旬に発表される新たな世界ランキングで正式に国内1位になる見通し。
暁光は超並列の演算処理や、基板を液体に浸す冷却システムなど
同社独自の技術を採用したスパコンで、海洋研究開発機構の横浜研究所に設置されている。
1秒間の計算速度は1・413京回(京は兆の1万倍)で、今年6月に発表された
世界ランクで国内1位だった東大・筑波大の「オークフォレスト・パックス」の
1・355京回を上回った。理化学研究所の「京(けい)」の約1・3倍に相当する。
現時点で世界6位に相当する性能で、さらに能力を高め来月に世界3位、
来年中に世界トップを目指している。今年6月に国内最高を達成する見込みだったが、
開発が間に合わず世界69位(国内10位)にとどまっていた。
http://www.sankei.com/economy/news/171026/ecn1710260030-n1.html