大阪市営地下鉄が公営の地下鉄としては全国で初めて民営化され、1日から「大阪メトロ」としてスタートしました。
大阪市の地下鉄は昭和8年に梅田と心斎橋のおよそ3キロの区間で開業し、これまで大阪市交通局が8つの地下鉄と新交通システムのニュートラムを運営してきました。
しかし、事業を多角化し、経営基盤を強化するため公営の地下鉄としては全国で初めて1日から民営化され、大阪市高速電気軌道株式会社が運営する「大阪メトロ」としてスタートしました。
1日朝は、大阪市の隣の堺市にある御堂筋線のなかもず駅で、始発電車の出発式が行われ、河井英明社長が「きょうから大阪の地下鉄は『大阪メトロ』として新しくスタートします。安全と安心を第一に社員一同一丸となって取り組みたい」とあいさつしました。
そして、午前5時すぎ、「大阪メトロ」の新しいロゴのマークが先頭に取り付けられた電車は、駅長の「出発進行」の合図とともに、鉄道ファンらを乗せて動き出しました。
民間の鉄道会社になった「大阪メトロ」は、今後、駅構内でのいわゆる「駅ナカ」事業を拡大するほか、ホテルや福祉施設の運営など、鉄道以外の事業も展開していきたいとしています。
4月1日 6時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180401/k10011387211000.html