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大阪市東淀川区で民家のブロック塀の下敷きになって亡くなった安井実さん(80)は、地元の市立新庄小学校へ登校する児童を見守る活動に向かう途中で犠牲になった。
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安井さんは約10年前から見守り活動を日課にしていた。「子供が好きで、見守りのことをいつも楽しそうに話していた」。
妻早苗さん(78)は明かす。前日の父の日には家族で外食を楽しんだばかり。長男克之さん(54)は「優しくて温厚なおやじだった」と声を落とした。
知人らによると、安井さんは若い頃は製紙会社に勤務。気さくな人柄で、町内会のカラオケや旅行などによく参加していた。足を悪くして、最近はつえを使っていたという。
新庄小の山本勝巳校長(54)は「19日には全校集会を開いて子供たちに報告して、黙とうしたい」と悼んだ。【柴山雄太、金志尚、山口知】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00000100-mai-soci