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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00027243-kana-l14
記者の質問に答える杉山信雄県議=県庁(2018年5月)
自民党の杉山信雄県議(60)=川崎市川崎区選出=が乗用車で人身事故を起こし、警察に通報せずに現場を立ち去った問題で、県警が同県議を道交法違反(ひき逃げなど)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで近く書類送検する方針を固めたことが1日、分かった。
捜査関係者などによると、杉山県議は5月12日午前、同市中原区の信号機のない丁字路交差点を乗用車で左折しようとしたところ、左から来た男子高校生(15)の自転車と接触。生徒の足に軽傷を負わせたが、通報せずに立ち去った疑いがある。
同県議は事故現場で車外に出て、男子生徒と会話。転倒した生徒のけがの具合を確認したほか、前輪が動かなくなった自転車の修理代などとして現金1万円を手渡していた。
目撃者が110番通報するなどして事故が発覚。目撃証言などから杉山県議が浮上し、同日夕、中原署の任意の事情聴取に事故を起こしたことを認めた。
同県議は事故の3日後に記者会見し、「男子生徒に声を掛けたら、『膝が痛みます』という返答があった。救急車を呼ぶかどうか尋ねたが、『大丈夫』と言われた」と説明。1万円を手渡したことを認め、「何かあったら連絡してほしい」と自身の名刺を渡したと主張した。一方、男子生徒は「名刺はもらっていない」などと話しているという。