
看護師誘拐事件で県警が激怒「報道のせいで主犯が死んだ」
2018年7月5日
捜査当局は真相をつかんでいるのか――。
5月末に浜松市で起きた看護師連れ去り事件。死体で見つかった
内山茉由子さん(29)がなぜ狙われたのか、具体的な情報は出てきていない。
主犯格の芥川豊史容疑者(39)が新潟市で自殺し、共犯の鈴木充(42)と
伊藤基樹(28)の両容疑者は営利目的誘拐と逮捕監禁で起訴されている。
伊藤容疑者は取り調べで「怖くなって途中で車から降りた。そのときは
(内山さんは)生きていた。死亡や遺棄の経緯は知らない」と供述しているという。
嫌疑が営利目的誘拐というので身代金が目的で拉致したのかと思ったら、違うようだ。
「営利目的とは鈴木容疑者と伊藤容疑者が芥川容疑者から報酬を得るために
内山さんを拉致したこと。彼らのギャラを表しているだけです」とは地元関係者だ。
この事件ではあまり捜査情報が出てこないが、そこにはマスコミと県警の因縁があるという。
「当初、警察は芥川容疑者の存在をつかみ、逮捕する目星をつけていたのです。
ところが鈴木容疑者が警察に出頭し、伊藤容疑者も逮捕され、マスコミがそのことを報じた。
芥川容疑者はニュースで2人の逮捕を知り、逃げ切れないと思って自殺したというのが
県警のお見立て。マスコミのせいで主犯の男を失ったということで県警はカンカンだから、
あまり捜査情報を教えてくれないのです」(前出の地元関係者)
真相が明らかになる日はくるのか……。
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