フェイスブックは12月13日、同社の公式ブログで、動画サービス「Watch」の月間ユーザーが4億人を突破し、
デイリーユーザーが7500万人に達したとアナウンスした。これらのユーザーは、最低1分以上の動画視聴を
行っているという。
また、7500万人のデイリーユーザーの平均視聴時間は20分を超えているという。フェイスブックによると、
同社のオリジナル番組が好調で、トークショーの「Red Table Talk」やエリザベス・オルセンを起用した
「Sorry For Your Loss」、サッカーリーグ「ラ・リーガ」の試合中継などが人気になっているという。
フェイスブックはさらにMTVの人気番組「The Real World」の配信権を獲得し、来年から米国とメキシコ、
タイのユーザー向けにWatchで配信するという。
同社の動画部門主任のFidji Simoは「当社は今後、動画の視聴体験を統合化する試みを推進していく。
現状でフェイスブック上の動画はWatchやニュースフィード、サーチなど様々な場所で発見できるが、
全ての動画の没入感を高める施策を行っていく。今後の数カ月で、モバイルで表示される動画の背景を暗くし、
動画に没入しやすい仕様のテストを行う」と述べた。
ニュースサイトRecodeによると、フェイスブックはHBOやShowtimeとも動画のストリーミング配信に
向けた協議を進めており、新規の番組を充実させたい意向だという。同社の動きは、アマゾンの動画
ストリーミング事業を意識したものとも考えられる。
https://forbesjapan.com/articles/detail/24460