
中国当局が中国各地での「クリスマス中止令」が下された。
中国、北京近くの都市である廊坊市都市局は、街中の店が路上にクリスマスツリーを立てたり
装飾や照明を照らしたりするなどのクリスマスプロモーションを禁止するようにと命令。
社会を秩序を乱すという理由で屋外のクリスマス公演や宗教活動をすることも厳しく禁止しており、
市民がこれを発見した場合、すぐに通報するように呼びかけた。
クリスマスイブの24日夜には露店がクリスマスの靴下やリンゴ、サンタクロースの人形などを売ることを大々的に取り締まる方針。
他の地方政府の教育当局は、各学校に送った公文書で「クリスマスを厳しく禁止し、学生がクリスマスの活動に参加せず、
プレゼント交換もしないようにしてほしい」と指示。
中国での「クリスマスとの戦争」は、昨年から本格化してきた。一昨年までは、中国では普通にクリスマスを楽しんでおり、
その様子を現地メディアが報じている。しかし、昨年10月の第19回中国共産党全国代表大会で、習近平国家主席が、
中国文明の偉大な復活を唱えた後、思想統制を強化してから、雰囲気は大きく変わり、クリスマスや宗教活動に規制が掛かった。
クリスマスだけでなく、地下にある教会までも閉鎖されるなど習近平共産党は自身以外を崇拝することを許さないようだ。
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