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コストコが沖縄へ 南部IC周辺か
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/365648
沖縄進出を検討している会員制の米国系大型スーパー「コストコ」を運営する
コストコホールセールジャパン(川崎市)が、南城市へ出店の意向を伝えていることが28日、分かった。
関係者によると、那覇空港自動車道と接続する県計画の地域高規格道路「南部東道路」の
つきしろインターチェンジ(IC)周辺が有力候補地に挙がっている。
交通の利便性向上が期待されるエリアで、幅広い客層の取り込みを期待しているとみられ
同社は数年前から沖縄進出を検討し、人口が集中する本島中南部で出店用地を探していた。
これまで「沖縄は全国にいくつかある検討地域の一つ」と述べるにとどめていたが、
関係者によると今年、同社幹部が南城市役所を訪れ、出店の意向を伝えたという。
同社は担当者不在を理由に具体的な内容を明らかにしておらず、出店時期や規模は不明。
ただ、南部東道路は「平成30年代前半」の暫定供用開始を目指している。
また、出店条件として(1)半径10キロ以内に人口50万人以上
(2)車のアクセスのよさ(3)敷地面積3万3千平方メートル以上
(4)建築面積1万3千平方メートル以上(5)800台以上収容できる駐車場−などを掲げている。
有力地に挙がるつきしろインターチェンジ周辺で、南城市は商業用地の整備を計画しており、
出店用地の確保に向け地権者との調整を進めるとみられる。
瑞慶覧長敏市長は本紙の取材に「正式に決まった話ではないが、
誘致企業の有力候補として交渉を進めていきたい」と話した。