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15日午前7時45分ごろ、神戸市西区櫨谷町福谷のウナギ養殖場「神戸養鰻(ようまん)」から出火し、養殖施設延べ180平方メートルのうち、約60平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。
養殖場は当時無人で、煙が上がっているのに近くの住民が気付いて119番した。神戸西署などが出火原因を調べている。
同社は市内で唯一のウナギ養殖会社で、稚魚を含めて約2万5千匹を飼育する。
国産のかば焼きの価格が高騰する中、成育は難しいが価格は抑えられるビカーラ種を「神戸うなぎ」として売り出していた。
火事から一夜明けた16日、神戸養鰻では被害の把握や復旧に追われた。同社によると、出荷前の成魚を飼育する水槽3基が焼け、約3千匹が死んだという。水槽には水温を一定に保つためヒーターが備えられており、その不具合が出火原因と思われるという。
同社役員の男性は「前日もきちんと戸締まりをし、安全を確認したのに…」と唇をかんだ。
ウナギの需要が最盛期を迎える「土用の丑(うし)の日」は今月27日。成魚としては死んだ3千匹のほかに約7千匹を養殖していたが、これらにも灰などが混入した可能性があり、いずれも出荷は見送る予定という。役員は「被害額は2千万円以上になる。
痛手だが再建に向けて動き出すしかない」と話した。
![【速報】ウナギ養殖場で火災、絶滅危惧種約3千匹が死ぬ 7千匹も出荷中止。神戸 ->画像>3枚](https://i.kobe-np.co.jp/news/jiken/201907/img/b_12518819.jpg)
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