少年の飲酒運転を認定 一般道で129キロ以上で走行し衝突事故 母子が死亡した損害賠償訴訟
8/2(金) 21:19配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190802-00000003-utyv-l19 UTYテレビ山梨
3年前、山梨県甲府市で車同士が衝突し母子が死亡した事故を巡り、甲府市の男性が「相手が飲酒運転をしていた」などと主張して元少年に損害賠償を求めた裁判で、甲府地裁は原告側の主張を全面的に認める判決を言い渡しました。
2016年12月、甲府市国玉町の交差点で当時19歳の少年が運転する車と、軽乗用車が衝突し軽乗用車側の当時43歳の女性と15歳の息子が死亡しました。
刑事事件の裁判では元少年の懲役3年6か月の実刑が確定しましたが、亡くなった女性の夫で甲府市の秋山和也さんが真相の解明を求め、元少年を相手に損害賠償を求める訴えを起こしていました。
秋山さんは事故当時、元少年が飲酒運転をしていたなどと主張し、裁判は飲酒運転が認められるかが焦点となっていました。
2日の判決で甲府地裁の大畠崇史裁判官は元少年の飲酒運転の事実を認定し、事故当時、元少年は時速129キロ以上の速度で走行していたと指摘しました。
そして亡くなった女性の運転に過失はないとし、元少年側に慰謝料などの損害賠償の支払いを命じました。