富山県漁業協同組合連合会(県漁連)は、「食べられる宝石」をコンセプトに、県特産の白エビを使ったギフト商品を8月から販売している。
価格は1万3000円(税別)。県漁連の尾山春枝会長らは「本物の宝石を買ってあげられない方に」とアピールしている。
商品名は「富山湾の煌(きら)めき」。70グラムの白エビの刺し身が2ケース、富山湾の深みを表現した「富山湾小皿」がセットになっている。
富山湾小皿は富山ガラス工房が開発した「越碧硝子(こしのあおがらす)」で作られている。
県漁連によると、東京在住で富山県出身の男性が、10年目の結婚記念日に妻に高価な宝石を贈る代わりに、「海の宝石」と言われる白エビを贈った。
このエピソードが県漁連関係者の耳に入り、今回の商品開発につながったという。
商品開発の経緯について、県漁連から説明を受けた石井隆一知事は
「本物の宝石を買おうと思えば安い。食べられるし」と笑顔。「県も協力していきたい」と話した。
富山湾の煌めきはJR富山駅前で県の名産品や土産物を販売する「ととやま」のほか、県漁連のネットショップで購入できる。
白エビを冷凍しているため、店頭販売は行わず、指定場所に配送する。
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