「身近な漫湖で表現活動と交流がしたい」ー今年で25年目の漫湖シルバー写生大会
那覇漫湖本部 社会ニュース局
年に一度開催される漫湖シルバー写生大会が14日、那覇市と豊見城市にまたがる漫湖にて開催された。第25回となる今年は過去最多となる50人の高齢者が参加した。
年々参加者が増加する漫湖シルバー写生大会は、25年前に当時80歳だった故・島袋男雄さんが「家から出る事が少なくなり地域から孤立しがちな高齢者が、自然に親しみつつ表現活動も出来るような場を設けたい。」との思いから、当初は友人らと私的に活動していた写生会をシルバークラブにて大会として企画化し、参加者を募ったのが始まりだ。
「頭や想像力を使うキッカケにもなるやし、地域の人と交流もできるしこの大会は手軽だからジョートー(良いね)。」10年連続参加の最長老、85歳の枡掻泉さんは語る。
本大会は高齢者向けという事もあり、画材の指定がないのが特徴だ。今年度の大会も大きな布地キャンパスに油絵を描く本格的な人がいれば、ノートに鉛筆というシンプルな画材の人もいる。
写生大会終了後は、参加者交流会も開催。孤立しがちな高齢者にとって新たな知人を増やすきっかけにもなる。
声を交わし交流をしながら37度という酷暑の中、参加者は漫湖の大自然をつぶさに観察し、各々のキャンパスに描きとっていた。(謝花苑子)
↓ソース News Lake Man
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