トリチウム水の処分 国内外の理解得て海洋放出を 維新幹事長
福島第一原子力発電所にたまり続けている放射性物質のトリチウムなどを含む水の処分について、日本維新の会の馬場幹事長は、国内外の理解を得たうえで、海に放出すべきだという考えを示しました。
福島第一原子力発電所にたまり続けている放射性物質のトリチウムなどを含む水の処分については、
原田前環境大臣が「海洋放出しか方法がないというのが私の印象だ」と述べ、大阪市の松井市長も、環境への影響がないことが科学的に確認できれば、大阪湾への放出に協力する考えを示しています。
これを受けて、日本維新の会の馬場幹事長ら党所属の国会議員は、1日、福島第一原子力発電所で放射性物質などを含む水の管理状況などを視察しました。
このあと馬場氏は記者団に対し水の処分について、「科学的には海に放流するしかないということが既成事実化していると思う」と述べ、海に放出すべきだという考えを示しました。
そのうえで、馬場氏は、「課題は風評被害で、すべての国民やアジア諸国に対して、『安心だ』という状況を作っていくことが政治家の仕事だ」と述べ、
放出に当たっては国内外の理解を得る必要があるという考えを強調しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191001/k10012108111000.html