アラムコ上場 初値、公開価格上回る 時価総額が最大
サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが11日、サウジ国内で株式を上場した。上場時の時価総額は約1兆8770億ドル(約200兆円)と、米アップル(約1.2兆ドル)を上回る世界最大の上場会社になった。
米欧の同業他社と比べて収益力は高いが、サウジ政府が支配する企業統治に課題が残る。海外上場のメドも見えず、規模に見合うだけの成功を収めたとはいえない状況だ。
上場前に公表された目論見書で見ると、アラムコの収益力は群を抜く。2018年12月期の売上高は3559億ドル(約39兆円)、純利益は1110億ドル。利益の規模は米エクソンモービルなど石油メジャー5社の合計を上回る。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO53218880R11C19A2EA2000