
筑西市のふるさと納税返礼品のおせち料理製造が間に合わず、配送を取りやめた問題を巡り、飲食店運営の小野瀬フーズ(同市)と、関係会社でおせち製造元の小野瀬水産(同市)が東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが8日、分かった。
また、小野瀬水産は、古河市の返礼品のおせち料理でも製造が間に合わず、28件で配達指定日の先月31日午前に配送できなかったことも判明。
小野瀬水産が筑西市から請け負った、ふるさと納税返礼品のおせち料理の製造が昨年末までに間に合わず、358件の配送を中止するトラブルを起こし、両社とも先行きの見通しが立たなくなったとみられる。
帝国データバンク水戸支店によると、決定は今月7日付で、負債額は両社で約10億円になる見込み。
小野瀬フーズは、回転ずし「すし勢」や和食レストラン「ごほう」などの飲食店を、茨城県内のほか栃木県小山市や千葉県我孫子市で運営。
小野瀬水産は、水産加工品を小野瀬フーズに販売していた。
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