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「富山湾の宝石」と呼ばれるシロエビの漁が1日解禁され、射水市八幡町の新湊漁港には昨年より3割多い2833キロが初水揚げされた。透き通った淡いピンク色のシロエビがたっぷりと入った籠が次々運ばれ、春の訪れに港は活気づいた。
同漁協に所属する小型底引き網漁船5隻が午前4時半ごろから出漁し、沖合約3キロ、水深約200〜300メートルの漁場で操業した。体長は7、8センチほどで、例年並み。
正喜丸の野口和宏船主(42)は「初日にいっぱい取れてうれしい。天候が良い方が漁獲量は多い。きょうは曇りや雨にもかかわらず取れたので幸先が良い」と話した。
同漁協によると、初日の浜値は平年並み。競り落とされたシロエビは県内のスーパーや飲食店に出荷された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飲食店の来客が減っているため、同漁協は「今後価格に影響するかもしれない。見守るしかない」としている。
漁の最盛期は6〜8月で、11月末まで続く。