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■台風とはならずも東海や関東に接近か
きのう発生した熱帯低気圧は、きょう午前3時の時点で、小笠原近海をゆっくりと北西に進んでいます。
熱帯低気圧がきょう未明に最も近づいた父島では最大瞬間風速20.5メートルの強風を観測し、母島では24時間に63.5ミリ(午前5時40分まで)のまとまった雨を観測しました。
気象庁が発表した予想天気図によると、熱帯低気圧は今後、北西方向から北寄りに北上し、あす12日(土)午後9時には東海や関東の沿岸にかなり接近してくる見込みで、沿岸部を中心に雨や風が強まるおそれがあります。
その後、13日(日)午前中にかけて、東海や関東の沿岸、もしくは伊豆諸島付近を通過する可能性が高くなっており、今のところ、台風となる可能性までは見込まれていませんが、海水温が高いため、最新の動向に注意が必要です。
■東海や関東の他、広く大雨のおそれ
最新の雨や風の予想をみると、あす12日(土)に日付が変わる頃には、熱帯低気圧の近付く伊豆諸島でもう雨や風が強まり、その後に日中にかけて、東海や関東でも、沿岸部を中心に次第に南風が強まり、雨脚も強まる見込みです。
今のところ、熱帯低気圧周辺の平均風速は12メートル以上16メートル未満を示すオレンジ色ですが、17.2メートル以上となれば、定義上、台風ということになります。今回はここまで見込まれていませんが、それでも大雨の他、強風や高波にも注意が必要です。
また熱帯低気圧とは別に、停滞している前線や低気圧の影響で、九州や東北など、広い範囲で大雨となるおそれがあるため、警戒が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/sugieyuji/20200911-00197694/