
15代将軍はカメラマンだった!徳川慶喜の孫と玄孫女性が共著出版…手記と貴重な写真130点
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来年のNHK大河ドラマ第60作「青天を衝け」には草g剛演じる徳川幕府第15代将軍・徳川慶喜が登場する。その慶喜が明治時代に自ら撮影した写真をはじめ、家族らの姿を記録した貴重な資料が満載の新刊書籍 「みみずのたわごと」 (東京キララ社、税別1800円)が30日に出版される。著者は「徳川慶喜家に嫁いだ松平容保の孫の半生」という副題の当事者である徳川和子と、手記や資料を構成して加筆した慶喜の玄孫(やしゃご)で和子の孫・山岸美喜。その内容を紹介しつつ、出版に至る経緯を聞いた。(文中敬称略)
【写真】貴重な資料が満載、新刊書籍 「みみずのたわごと」
本書の軸は和子の手記。幕末の歴史に名を残す会津藩主松平容保の孫として大正6(1917)年に東京市小石川区第六天町に生まれ、慶喜家3代目当主で公爵の徳川慶光と結婚。華族として育った幼少期から、華族制度が廃止された戦後の暮らしなどの日常や交遊録などを手記につづり、2003年に死去した。
ワープロ入力された手記のコピー版が千葉県松戸市の戸定(とじょう)歴史館に預けられた時点では「老婆のたわごと」と題されていたが、和子自身が考えた「みみずのたわごと」が新刊のタイトルとなった。山岸が本人に「なんで、みみずなの?」と尋ねると「地下でゴニョゴニョ言ってるからよ」と返答したという。そんなユーモアのある人柄が文章にもにじみ出ている。
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