31日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は値上がりし、史上最高値をつけて、2020年の取り引きを終えました。
31日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて196ドル92セント高い、3万606ドル48セントで、史上最高値をつけました。
この日は前日の終値付近で推移していましたが、次第に買い注文が優勢となりました。
ダウ平均株価は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて去年2月に急落し、一時、1万8000ドル台まで値下がりしましたが、大規模な金融緩和に支えられ、その後、急速に回復しました。
そして11月には3万ドルを初めて超え、悪化する実体経済とのかい離が指摘される中でも年末にかけて上昇を続けました。
また、IT関連銘柄は特に投資家の期待を集め、こうした銘柄の多いナスダックの株価指数は1年間で40%以上、上昇し、記録的な値上がりとなりました。
市場関係者は「ワクチンの普及が進めばさらに企業業績がよくなるとして投資意欲は強いが、足元の景気は感染再拡大の影響を受けており、2021年の前半には株価が大きく下落する局面もあるのではないか」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012792431000.html