
ワクチンさえ接種すればコロナはもう怖くない。
そんな希望に暗雲が立ち込める調査が公表された。4月9日、厚生労働省の専門部会に提出された報告書《新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要》。それによると、医療従事者への接種が始まった2月17日から4月7日までの間で、接種後20日以内に6人が亡くなったという。この資料には、ワクチンの接種から死に至るまでの出来事が克明に記録されている。公表資料と取材をもとに、実際に何が起きたかを詳細に再現してみよう。
女性Bさんは26才と若く、健康な医療従事者だった。基礎疾患はなし。だが、悲劇に見舞われた。3月19日にワクチンを接種したBさんは、接種後の体調変化やアレルギー反応であるアナフィラキシーもなく、普段と同じように働いていた。
だが接種から4日後、夜勤の出勤予定日なのにBさんが来なかったため、勤務先の病院が家族に連絡。3月23日夕方のことだ。慌てて駆けつけた家族や警察が自宅で目にしたのは、居間で絶命しているBさんの姿だった。全身CTの結果、小脳の血腫からの出血がみられ、脳出血と、くも膜下出血が死因と診断された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/914598cf8a5eaf286a51e7b2908485ce21df6aea