
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は13日のNHK番組で、立憲民主党の枝野幸男代表に対し、
菅義偉内閣に対する不信任決議案を提出する場合は、事前に政権構想を示すよう求めた。
榛葉氏は、国会会期の大幅延長に政府・与党が応じない場合、野党は内閣不信任決議案を「躊躇(ちゅうちょ)なく出すべきだ」と表明した。
その上で、内閣不信任決議案は事実上、衆院解散・総選挙を迫ることから、「野党第一党の枝野代表が、どういう構想で政権交代を目指すのか。
政権構想や理念を明確にすることを求めていきたい」と述べた。
立民に対しては、共産党が同党を含む野党連合政権への合意を求め、国民民主が「共産が入る政権には入れない」(玉木雄一郎代表)との立場を
伝えている。ただ、枝野氏は政権構想の具体像を示していない。
榛葉氏は「曖昧戦術のままの内閣不信任決議案の提出であるならば、迫力がないし、国民に対しても失礼だ。政府・与党からも足元を見られる」と指摘。
枝野氏に対し、内閣不信任決議案の提出に先立ち、共産と政権構想との関係を明確にするよう求めた。
https://www.sankei.com/article/20210613-5OEBKBXHERLP7FD2IIDV6RCAOI/