ロシアの電気自動車の充電スタンドがハッキングされ、反プーチンのメッセージが表示される
──モスクワとサンクトペテルブルグを結ぶ高速道路で電気自動車の充電スタンドがハッキングされ、使用できなくなった......
ロシアの二大都市モスクワとサンクトペテルブルグを結ぶ高速道路「M11」で電気自動車(EV)の充電スタンドがハッキングされ、使用できなくなった。充電スタンドのスクリーンには、「プーチンはクソ野郎」、「ウクライナに栄光あれ、英雄に栄光あれ」のメッセージが表示された。
■ 充電スタンドの主な部品はウクライナ製だった
この充電スタンドを運用するロシア国営電力会社ロセッティは、2022年2月28日、フェイスブックの投稿でこの問題を認めた。ロセッティによると、高速道路「M11」に設置された充電ステーションは2020年にロシア国営天然ガス企業ガスプロムから調達したもので、コントローラーを含め、充電スタンドの主な部品はウクライナのオートエンタープライズによって製造されていた。
コントローラー内にはインターネットを介して秘密裏にアクセスできる「バックドア」が仕込まれており、遠隔で充電スタンドをシャットダウンし、反プーチンのメッセージを表示させたとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e285941aa1cc8575b37be088ffad0bfe1516930