「コロナワクチン4回目」は効くのか?
2022年8月現在、新型コロナウイルス感染症「第7波」の真っただ中で、7月には過去最多の感染者数が連日叩き出されていました。
この状況の中で、わたしたちにできることはなんでしょうか?
ひとつの選択肢として、対象者の方であれば、ワクチンの「4回目接種」があります。しかし、これだけ感染拡大が広がる中、
ワクチンの効果を疑問視する声も少なくありません。
4回目のワクチン接種は意味のないものなのでしょうか?
まず、結論からお話しますと、「発症」予防効果はこれまでと比較すると低下しています。
イスラエルの高齢者を対象に行われた研究データでは、4回目接種を行ってから1か月程度は発症予防効果が60%程度見込めたのですが、
その後急速に効果は低下し、2か月で20%台まで落ち込んだと報告されています(※1)
ただ、現状のように感染が拡大している状況では、4回目接種を行うことで感染流行期の免疫機能に
ブーストをかけておくことができるという解釈もできます。
重症化予防効果は高い!
感染が拡大している今だからこそ、4回目接種の対象で、未接種の方は今のうちに打っておいた方が「発症」予防という観点からの
ワクチン接種の意義があるでしょう。
また良い側面としては、「重症化予防効果」は依然として期待できるということです。
https://diamond.jp/articles/-/307658