
韓国の代表的な祭りで見物客数の水増しが公然の秘密になっている――こんな指摘が相次いでいる。
新型コロナウイルス感染が一段落し、旅行熱が復活するなか、誘致競争を有利に進めるためだ。
観光業界では2023~24の「韓国訪問の年」を控え、このような不正を正すべきだという声が高まっている。
慶尚南道(キョンサンナムド)昌原市(チャンウォンシ)によると、4年ぶりの開催となった韓国最大の桜祭り「2023年鎮海(チネ)軍港祭」(3月25日~4月5日)に約450万人の観光客が訪れた。
このうち台湾観光客数は20万人とされた。しかし、韓国観光公社は統計をビッグデータと比較してみた結果、誤りがあると指摘している。
韓国観光データラボの分析では、鎮海軍港祭期間中、同市鎮海区の訪問客全体(外地人+外国人+現地人)数は163万人。祭り訪問客数450万人と2.7倍もの差がある。
台湾からの観光客数20万人も違和感がある。鎮海を訪問する台湾観光客の大部分が台湾~釜山路線を利用するのに、各航空各社の同便は合わせても週6870席しかない。
続く
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bf953445f8ea80b7996cbd9f22102613662d95c