http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20120901/bbl1209011449003-n1.htm 巨人・阿部慎之助捕手(33)の放った打球が真夏の“超常現象”を引き起こし話題となっている。
問題の打球は8月26日の横浜DeNA戦(横浜)の6回、阿部が左腕・篠原貴行投手(35)から放
った19号2ラン。高い弧を描いて下降をはじめ、中飛かと思われた次の瞬間、突然空中でバウンド
するような軌道でバックスクリーンに飛び込んだのだ。
「正直、入るとは思わなかった」と打った阿部があっけにとられた。
この一部始終が、CS放送・フジテレビONEの「プロ野球ニュース2012」で放送され、動画サイト
を通じファンの間に広がり続けている。
「鳥か虫に当たったんじゃないか」「鳥なら映像に映るはず。虫であれほどの変化はしないだろ」
「飛行中の透明のUFO(未確認飛行物体)に当たって跳ね返ったのに違いない」など、喧々諤々の
議論が続く。
かつて“飛ぶボール”の時代には、「東京ドームで巨人の打者が飛球を打つと、機械操作で風が
送られ本塁打になるのをアシストする」といったウワサがひとり歩きしたものだが、この場所は種も
仕掛けもありえない、屋外の横浜スタジアムなのである。
DeNAの球団関係者が当のボールを入手して調べたが、特に変形などもしていなかった。
31日の巨人−横浜DeNA戦(東京ドーム)前には、中堅を守り阿部の打球を追っていたDeNA・
荒波翔外野手(26)が記者数人に囲まれ、「あの打球はフェンスを直撃するかと思い、僕はジャン
プしたほど。あんな動きをした打球は、見たことがありません」と驚愕の証言。
「あの時はセンター方向へフォローの風が吹いていましたし、打球にもスピンがかかっていたので
しょう。僕はその2つが理由だと思いますけど…」と付け加えたが、謎は深まるばかりだ。
地上波でもフジテレビ系の深夜スポーツニュース「すぽると!」で、編成の都合にもよるが9月1日
にも検証番組が放送される予定。
阿部は打率(・317)、打点(79)の2部門リーグトップで、本塁打20もトップに6本差(8月31日現
在)。目に見えない力も加わったとなれば、3冠王獲得は間違いない!? (宮脇広久)