北朝鮮の長射程砲の最も重要な特徴は、砲弾が韓国首都圏のコンクリート建物の壁体を突き抜ける貫通力がないという点だ。長射程砲の砲弾は標的地点に落下と同時に爆発するが、
その時に発生する破片で人命を殺傷する用途だ。地下鉄や建物の地下駐車場を突き抜けて爆発させるか、
崩壊させるのは不可能だ。砲弾が偶然にマンションの窓を突き抜けて入ってくる可能性はある。だが、マンション内部の耐力壁は破壊できないのが限界だ。したがって、
米国の北朝鮮への先制攻撃に北朝鮮が報復のレベルで長射程砲を発射すれば、
地下鉄と地下駐車場に待避すれば被害を大きく減らすことができる。そこまで待避する余裕がない場合は、マンションの居間や建物の南に体を隠せば良い。マンションの居間は耐力壁に囲まれており、
砲弾の破片からの保護膜になり得る。だが、窓が多くて開かれた居間は危険だ。
したがって、北朝鮮から砲弾が飛んでくる場合、警報サイレンと放送にしたがって迅速に待避さえすれば命の保存には問題がない。
砲弾で建物一棟を破壊するには数十発が命中する必要があるが、そのようなことはほぼ発生しない。北朝鮮の長射程砲は命中誤差が300メートル以上なので特定の標的を集中的に当てるのが難しいためだ。
合同参謀本部のシン・ウォンシク元作戦本部長(予備役中将)は「韓国の首都圏は巨大なコンクリート防護物」と話した。また、スカッドなど北朝鮮の弾道ミサイルは米国の先制攻撃によってほぼ除去されるが、
それでも残っているミサイルが飛んでくる場合、
首都圏に配備されているパトリオットミサイル(PAC3)によって迎撃されるだろう。
http://s.japanese.joins.com/article/257/231257.html?servcode=500&sectcode=510