【8月18日 AFP】(更新、写真追加)アフガニスタンの首都カブールで17日夜、結婚式を標的とした爆発があり、少なくとも63人が死亡、182人が負傷した。当局が18日、明らかにした。
今回の事件は、米国とアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)が、近く和平協定に署名するとみられている中で起きた。タリバンは爆発への関与を否定している。
内務省のナスラト・ラヒミ(Nasrat Rahimi)報道官は、カブール西部の結婚式場で午後10時40分(日本時間18日午前3時10分)ごろ爆発があったと発表し、
フェイスブック(Facebook)に遺体とみられるものが写った宴会場の写真を公開した。
同報道官によると、カブールでここ数か月間に起きた事件では死者数が最多となり、女性や子ども負傷したという。
アフガニスタンで結婚式は一大行事で、数百人、時には数千人が参加して非常に広い式場で行われる。男性は、女性や子どもとは別の場所に集まるのが通例だ。
女性が集まる場所にいたという人は、男性が集まる場所から大きな爆発音が聞こえたと話し、「皆が泣き叫びながら外に走り出した」
「20分ほどホールには煙が充満していた。男性のエリアにいた人はほぼ全員が死亡、あるいは負傷した。爆発から2時間たっているが、まだ遺体が運び出され続けている」と語った。
今回の事件は、米国とアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)が、近く和平協定に署名するとみられている中で起きた。
現在のところ、この事件で犯行声明は出されていない。(c)AFP
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