ホンダは自動運転レベル3を搭載するレジェンドを発売した。
車両本体価格は税込み1100万円に設定され、リース専用車種となる。
生産台数は、わずか100台限定。
■レジェンド、自動運転レベル3を世界初の商品化
レジェンドに搭載されるホンダセンシングエリートは、自動運転レベル3を世界で初めて商品化したものである。
主に高速道路や自動車専用道路での走行シーンが該当する特定条件下で、自動運転が提供される。
特定条件を満たすまでは、ドライバーが自ら運転する必要があるが、自動運転に切り替わると、システムが全ての操作を行うほか、責任も担う。
自動運転レベル3に切り替われば、ドライバーは映画などの車内エンターテイメントを楽しむこともできる。
■自動運転レベル2からレベル3へ、その違いとは
これまでに自動車メーカー各社が商品化してきた技術は、自動運転レベル2に相当するものであった。
レベル2でも条件が揃えば、オートクルーズコントロールによる速度制御、レーンキープアシストによる自動操舵などにより、ドライバーの積極操作無しで巡航を継続させることができた。
さらに、一部の車種ではステアリングから手を離す行為、ハンズオフも可能となっていた。
それでも自動運転レベル2では、常にドライバーによる周辺確認を怠ることができなかったわけだが、レベル3ではそれからも解放される。
ここが自動運転レベル3で大きく進化した部分となる。
■ドライバーが運転席を離れることは許されない
レジェンドのホンダセンシングエリートによってドライバーの運転ストレスは大きく軽減されることになる。
しかし、システムによってドライバーによる運転操作が必要と判断されれば、音声アナウンス、ステアリング、シートベルトなどからのシグナルにより、速やかに運転操作に戻ることがドライバーに求められる。
それでもドライバーが運転操作を再開させなければ、システムは緊急事態が起こったと判断し、車両をできる限り安全な位置まで移動したうえで停止させる。
その後は自動接続されるコールセンターでのサポートを含めた対応となる。
https://car-research.jp/legend/level3.html