南アフリカ“無症状は隔離不要”など制限大幅緩和 新方針発表
新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株への対応をめぐって、南アフリカ政府は検査で陽性が確認されても無症状の場合は隔離は必要ないとするなど制限を大幅に緩和する新しい方針を発表しました。
南アフリカでは、去年11月に最初にオミクロン株が確認され、感染者が急増しましたが、その後、急激に減少し、政府は感染拡大の波はすでに収束したとしています。
こうした中、大統領府は31日、検査で陽性になっても無症状ならば隔離は必要なく、症状がある場合の隔離期間も10日間から7日間に短縮するという新しい方針を発表しました。
また、濃厚接触者についても症状がない場合は隔離の必要はないとしています。
南アフリカでは、ワクチンの接種は人口のおよそ3割にとどまっていますが、これまでにオミクロン株を含めて4回の感染の波を経験していて、大統領府の声明では隔離をめぐる制限を大幅に緩和した根拠について、すでに国民の60%から80%が免疫を獲得したという調査結果を挙げています。
一方、南アフリカ政府は制限が大幅に緩和されても外出時はマスクを着用することやワクチンを接種することを引き続き呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220201/amp/k10013460861000.html