セコムの創業者・顧問の飯田亮(いいだ・まこと)氏が今月7日午前7時4分、心不全のため死去した。89歳。東京都出身。通夜や葬儀は近親者で済ませた。お別れの会を開く予定だが、日時や場所などは後日決定する。喪主は長女、尾関(おぜき)まみさん。同社が13日、発表した。
学習院大学政経学部卒業後、昭和31年に家業で父が経営する酒類問屋、岡永商店(現岡永)に入社。37年、学生時代の友人である戸田寿一氏(故人)ととに日本初の民間警備会社「日本警備保障」(現セコム)を設立し社長に就任した。
39年開催の東京五輪の警備を受託したのを起爆剤に急成長を遂げ、41年にはセンサーとネットワークを使い、警報が発せられると警備員が駆けつけるシステムを構築。また、56年には日本初の家庭向けのホームセキュリティーシステムを開発するなど、一代で民間警備事業という産業分野を切り開いた。51年に会長、平成9年に取締役最高顧問となり、さらに令和4年6月には取締役を退任して創業者・顧問となっていた
https://www.sankei.com/article/20230113-MRKVJDLLMNJINKUY76LT5I2ELM/