海外で注意したい主な感染症
A型肝炎、E型肝炎
感染経路:食べ物(A型肝炎は魚介類が、E型肝炎は生肉が多い)、水
流行地域:すべての地域。特に衛生状態の悪い発展途上国。
症状:発熱、倦怠感、黄疸、食欲不振、嘔吐。高齢者と妊婦は重症化しやすく、稀に劇症肝炎になることも。
治療方法:対症療法
予防方法:生水を飲まない、十分に加熱されたものを食べる、生肉を食べない。A型肝炎はワクチンも有効。
細菌性赤痢
感染経路:食べ物、水
流行地域:すべての地域。特に衛生状態の悪い発展途上国。
症状:発熱、激しい腹痛、激しい下痢(ときに血便)。乳幼児や小児は重症化しやすく、合併症として腎不全になることも。
治療方法:水分補給、抗生物質
予防方法:生水を飲まない、十分に加熱されたものを食べる、手洗い
※赤痢菌が出す毒素は腸管出血性大腸菌O157が出すベロ毒素と同じ。
コレラ
感染経路:食べ物(特に魚介類が多い)、水
流行地域:東南アジア、インド、中東、アフリカ、中南米
症状:激しい下痢(真っ白い水様便が出ることもある)、嘔吐、脱水症状
治療方法:水分補給
予防方法:生水を飲まない、十分に加熱されたものを食べる、手洗い
腸チフス
感染経路:食べ物(特に魚介類が多い)、水
流行地域:東南アジア、インド、中東、アフリカ、中南米
症状:持続する高熱、頭痛、倦怠感、発疹。高熱の割には脈が遅い。下痢はあまりみられない。進行すると腸に穴が開くことも。
治療方法:抗生物質
予防方法:生水を飲まない、十分に加熱されたものを食べる、手洗い
海外で注意したい主な感染症
麻疹(はしか)
感染経路:空気感染
流行地域:すべての地域。特に発展途上国。
症状:高熱、発疹、咳、鼻水、結膜炎、下痢。合併症として肺炎や脳炎を起こすことも。
治療方法:対症療法
予防方法:ワクチン
ポリオ
感染経路:患者の排泄物から経口感染
流行地域:中東、アフリカ
症状:発熱、頭痛、のどの痛み、嘔吐、下痢。稀に手足の麻痺、呼吸困難。
治療方法:対症療法
予防方法:ワクチン
ジフテリア
感染経路:患者の咳・くしゃみ・唾液からの飛沫感染
流行地域:東南アジア、インド、中東、ロシア、東欧、アフリカ、中南米
症状:高熱、のどの痛み、のどに白い偽膜ができる。進行すると呼吸困難、麻痺、心不全。
治療方法:血清、抗生物質
予防方法:ワクチン
MERS(中東呼吸器症候群)
感染経路:患者の咳・くしゃみ・唾液から飛沫感染。ラクダからの感染。
流行地域:中東
症状:高熱、激しい咳、息切れ、下痢。重症の場合は呼吸困難、腎不全。
治療方法:対症療法
予防方法:患者の隔離。手洗い、うがい。流行地域でのラクダとの接触を避ける。
海外で注意したい主な感染症
デング熱
感染経路:蚊に刺されることで感染
流行地域:香港、台湾、東南アジア、インド、中東、アフリカ、中南米の熱帯・亜熱帯地域
症状:高熱、激しい頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹、嘔吐、下痢。1回目は軽症だが、2回目以降に発症すると重症化してデング出血熱になることも。
治療方法:対症療法
予防方法:蚊に刺されないようにする。肌の露出を避ける。虫よけスプレーを活用する。
ウエストナイル熱
感染経路:蚊に刺されることで感染
流行地域:中央アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ合衆国
症状:高熱、激しい頭痛、筋肉痛、発疹。高齢者は重症化しやすく、脳炎を起こすことも。
治療方法:対症療法
予防方法:蚊に刺されないようにする
黄熱病
感染経路:蚊に刺されることで感染
流行地域:アフリカ、中南米
症状:高熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、鼻血、歯肉炎、嘔吐、下痢。悪化すると肝不全、黄疸、吐血、血便、腎不全。
治療方法:対症療法のみ。発症すると高確率で死亡する。
予防方法:ワクチン接種。国によってはワクチンを接種していないと入国できないことも。
マラリア
感染経路:蚊に刺されることで感染
流行地域:東南アジア、インド、中東、アフリカ、中南米の熱帯・亜熱帯地域
症状:持続する高熱、悪寒、震え、頭痛、筋肉痛、嘔吐、下痢。進行すると脳症、腎不全、呼吸困難、出血傾向、重症貧血などの合併症を起こす。
治療方法:抗マラリア薬
予防方法:蚊に刺されないようにする。肌の露出を避ける。虫よけスプレーを活用する。場合によっては予防薬を内服する。
狂犬病
感染経路:犬、キツネ、狼、コウモリなどの哺乳類に咬まれたり、唾液に触れることで感染
流行地域:日本・イギリス・北欧・グアム・ハワイ・オーストラリア・ニュージーランド以外のすべての地域
症状:発熱、頭痛、倦怠感、嘔吐、水や風が怖くなる、幻覚、過剰な唾液・涙・汗、全身麻痺、呼吸不全
※治療方法はなく、発症するとほぼ100%死亡する。
予防方法:むやみに動物に近寄らない。万が一動物に咬まれたら、すぐにワクチン接種を受ける。
ハンタウイルス感染症(腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群)
感染経路:ネズミおよびその排泄物
流行地域:腎症候性出血熱は中国、北欧、ロシア、東欧など。肺症候群はアメリカ合衆国および中南米。
症状:腎症候性出血熱では高熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、下痢、乏尿、腎不全、出血傾向。肺症候群では高熱、激しい咳、筋肉痛、嘔吐、下痢、呼吸困難。
治療方法:対症療法
予防方法:ネズミの駆除。ネズミの糞尿に汚染された場所の消毒。
鳥インフルエンザ
感染経路:感染した家禽類(ニワトリなど)およびその排泄物
流行地域:中国、香港、東南アジア、中東、アフリカ
症状:高熱、筋肉痛、咳といった通常のインフルエンザの症状に加え、腹痛、下痢、出血傾向(鼻血、歯肉炎、紫斑)、多臓器不全などを起こす。
治療方法:タミフル。ただし、早急に治療しなければ高確率で死亡する。
予防方法:死んだ鳥に近づかない。流行地域では市場や養鶏場に行くのを控える。手洗い、うがい。
破傷風
感染経路:怪我をした際に傷口から感染。特に、深い傷や泥で汚れた傷は危険。
流行地域:すべての地域
症状:口を開けにくい、首筋が張る、体の痛み。進行すると体のしびれや痛みが体全体に広がり、全身を弓なりに反らせる姿勢や呼吸困難が現れる。
治療方法:血清、抗生物質、傷口の洗浄・消毒。早急に治療しなければ、高確率で死亡する。
予防方法:ワクチン接種
B型肝炎
感染経路:患者との性行為、不衛生な医療機関での医療行為(輸血など)、母子感染
流行地域:すべての地域
症状:発熱、倦怠感、食欲不振、黄疸、嘔吐、下痢。稀に劇症肝炎になることも。また、一部の人は慢性肝炎に移行し、肝硬変や肝臓ガンに進行することも。
治療方法:対症療法、抗ウイルス剤
予防方法:不特定多数との性行為を避ける。コンドームを使用する。不衛生な病院の利用を避ける。ワクチン接種。
C型肝炎
感染経路:不衛生な病院などでの医療行為(輸血など)。他、ピアスや入れ墨によっても感染。
流行地域:すべての地域
症状:感染初期は無症状の場合がほとんど(症状がある場合は発熱、倦怠感など)。長い年月をかけて進行すると慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌。
治療方法:抗ウイルス剤、インターフェロン
予防方法:信頼できる医療機関を探しておく。不衛生な場所でのピアスや入れ墨を避ける。
HIV感染症(エイズ)
感染経路:感染者との性行為、不衛生な医療機関での医療行為(輸血など)、母子感染
流行地域:すべての地域
症状:感染初期は風邪のような症状。長い年月を経過した後、免疫力が低下し、日和見感染症(結核、アメーバ赤痢、クリプトコッカスなど)や癌を起こす。
治療方法:薬によってウイルスの増殖と免疫力の低下を抑える。
予防方法:不特定多数との性行為を避ける。コンドームを使用する。
エボラ出血熱
感染経路:サルやコウモリなどの動物や患者の血液に触れることで感染する
流行地域:アフリカ
症状:高熱、頭痛、筋肉痛、結膜炎、鼻血、歯肉炎、腹痛、激しい下痢、嘔吐。進行すると脱水症状、吐血、血便、多臓器不全。
治療方法:対症療法のみ。発症すると高確率で死亡する。
予防方法:流行地域に極力行かない。動物や患者に近づかない。
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