前スレ落ちたか>>1おつ
流石にネタもないし2年半もすりゃ過疎化も致し方ないやね 灼熱の溶岩が煮えたぎる小人の塔。
その最下層で、二人の男が、憎悪を剥き出しにして睨み合っていた。
「叔父上、貴方の命運もここまでです。どうかお覚悟を」
彼の名は、編髭のダリム。権力を巡る争いの最中に、目の前の男に父親を惨殺された悲劇の王子である。
「ひっ・・・わ、儂の側に近寄るな!」
叔父上と呼ばれた男、ミーベルは精一杯の虚勢を張って見せるも、震える声、額を伝う冷汗はどうにも誤魔化しようが無い。
じりじりとつかず離れずの距離を取り合う二人。と、ミーベルがぐらりと傾いた足場に気を取られた瞬間、一気にダリムは敵陣に突進する!
「や、やめろ!王位は譲る、指輪もくれてや・・・ひゃうぅんっ!」
抵抗も空しく、ダリムの逞しい腕力によって黒鉄の鎧はあっという間に引き剥がされ、
中から現れた柘榴石のニルサが二つ、ダリムの掌の中でこねくり回される。
「口ではそう言いながらも叔父上、貴方のヒナは立派な火喰鳥になっているではありませぬか」
ニルサを口に含んで舌で転がし、執拗に攻めながらダリムの指先は下へ下へと伸びてゆく。
首を振っていやいやをしてみせるミーベルに先程までの殺気は消え失せ、
武器作成、防具作成のスキルで培ったダリムの技巧に為す術もなく、頬を紅潮させて必死に声を押し殺している。
「さて、このミスリル鉱脈の中はどうなっていますかな」
「うあっ、ああああっーー!!」
ミーベルの地底戦車ロキに、ダリムのガンガンイこうぜが決まった。
小人族の王の風格さえ漂わせる、機械式連射弩の如き猛攻にミーベルの主砲はたちまち耐え切れなくなり暴発する。
羞恥と屈辱に涙を滲ませ苦悶するミーベル。だが悪夢はまだ始まったばかりだ。
真銀の帷子を脱ぎ捨て、自慢の戦斧を見せつけるダリム。
その攻撃力、凶悪なフォルムは屈強な火炎蜥蜴、いや赤竜を彷彿とさせた。
そしてついに、要塞を陥落させられ茫然自失とするミーベルの採掘場に突き入れられたのは、強烈な城門落としだ!
「らめえええええ!!指輪の呪いで内側から溶かされて引き裂かれりゅうううう!!」
恥も外聞もかなぐり捨ててよがり狂うミーベル。その弛緩しきった表情には、精鋭の黒鉄兵を率いていた威厳は微塵もない。
誰もが認める小人族の偉大なる王が、ここに誕生した。亡き父アーバリンも草葉の陰で喜んでいる事だろう。
歓喜の雄叫びをあげながら、ダリムの巨人はミーベルの菊門を強打し、ぶん殴り、めった打つ。
男たちの狂宴は、いつまで経っても終わらない。
魔将ラァグは、二人の戦士の熾烈な争いを、固唾を飲んで見守っていた。
いや、あまりに凄惨な光景に足が竦み、身動きが取れなくなっていた。
なんと見るに堪えない、おぞましき戦いだろう。この胸の奥底から湧き上がる感情は何だ。
戦しか能の無い愚図の集まりだと思っていた連中を見る目が、たちまち一変する。
既に泣く事を忘れて久しかった魔将の双眸から、とめどなく涙が溢れ出した。
正直まだ頭が混乱しているが、一つだけ分かる事がある。奴らに絶対に見つかってはならない。
彼らの獣の如き唸り声、嬌声、そして微かに鼻腔を刺激する据えた匂いに戦慄しながら、
ラァグはようやく絞り出すように一言だけ呟いた。
「・・・変態ダ。」
みなさんあけましておめでとうございます
過疎ってるとか勢いが無いとか言うからお望み通り書いてやったぜ
とりあえず本スレ>>965は責任取ってくれよな あのしらくない雪姫も納得だよばかwwww
いまこわれてて書けないけど新しいキーボードとどいたら
お前にジーとジェーを打つからまってろ
>>10
おいwwww
でもたしか本スレのやつってミーベル×ダリムじゃなかったっけ? 変な前フリはやめろ
ここを濃厚なホモスレにしたいのか
超今更なんだけどキレハって、変身のたび服どうしてるんだろう
全裸になってから変身してるよ
キレハも馬鹿じゃないからね
ドラゴンボール理論の衣服から体型がはげしく変わっても脱がなくて平気だよ説
セーラームーンみたいに光ってる間に勝手に脱げたり着たりできる魔法少女なんだよ説
シンゴシンゴーって叫びながら脱いだ服はきちんと畳んでから逮捕されるよ説
じゃあ変身するたびビリビリになって後で大変な思いをする説で
>>25-26
書けそうにないので待っている間の暇つぶしにでも読んでください。
初投稿です。 今日も今日とて遺跡探索。ふとそんな言葉が頭に浮かんできた。
遺跡が見つかったのはほんの半月程前だというのに、慣れてきている自分がいた事に驚く。
まぁとは言えど、探索を止めるつもりはこれっぽっちも無いのだが。
そんな訳で、今日も自分はひばり亭の戸を叩くのであった。
「!!!!???」
「!?!?!!!」
酒場に入るとなにやら普段以上に騒がしい。
ちら、と騒ぎの音源らしき方を見て、思わず深々とため息をついてしまった。
……また、あの二人か。
「ああ、キャシアス君。丁度良い所に来た」
若干うんざりした表情を浮かべたテレージャが話しかけてくる。
どうやら彼女に限らず、酒場の客の殆ど全員に迷惑を掛けているようだ。
おろおろしているアルソン、止めもせずに煽り続けているシーフォンとネル、
我存ぜぬとばかりに酒を嗜んでいるラバンと、ひばり亭は極めて混迷とした状態であった。
「このままじゃ商売上がったりよ。
少なくとも一人はあんたの管轄なんだしなんとかしなさい」
オハラに言われずとも仲裁に入るつもりだったが、
彼女が口に出す程に迷惑を掛けてしまった事に、改めて責任を感じてしまう。
……実際の所、自分にも責任が全くないとは言えないのだ。
とりあえず、近くでオロオロしていたアルソンを無視して二人に近づく。
口論に熱中している二人はこちらにまったく気付く素振りを見せなかった。
語気も荒く、竜も裸足で逃げ出してしまいそうな剣幕だ。
非常に気が進まなかったが、仕方なしに声を掛ける。
論争の原因を問い正さなければ、止める事も間々ならない。
「おう、キャシアスか!なぁ、お前からも言ってやってくれよ。
目玉焼きにはソースだよな。それなのにお前ん所のメイドと来たら……」
「料理も出来ない人は黙っていてください!
目玉焼きにはお醤油だってホルムでは昔から決まっているんです!
そうですよねキャシアス様!」
……想像していた以上に下らない内容に、どこぞの泉よりも深いため息が出てしまう。
ともかく、二人を一端引き離さなければならないだろう。
しばらくすれば、頭も冷えるはずだ。
二人にその旨を遠回しに伝えながら、どうしてこうなったのかをぼんやりと思い返してみる。
――――――――――――
そもそもの始まりは確か、二人と探索していて宝箱を見つけた時の事だった。
特に意識した訳でもなく、その時の自分はフランに開けてくれるように頼んだのだ。
「はい、お任せ下さい!」
専門技能を活かせるのが嬉しかったのか、普段見せないような勢いでフランは宝箱に取りかかった。
自分はと言えばせめて少しでも開けやすくなるようにと、背後からランタンを近づけていた。
同じ盗賊技能持ちとして気になるのだろうか、パリスも横から興味深そうに覗き込んでいる。
しばし、カチャカチャとした金属音だけが辺り一帯を支配する。
(少女解錠中……)
フランが鍵開けに取り組み始めて数分が経過したが、宝箱は依然として閉じたままであった。
「す、すいません。よく分からない部分がありまして、もし罠だったらと思うと」
別に大したことではない、気にするな。
そう言いかけた所で、ガチャリ、と金属音が耳に飛び込んできた。
続けて放たれる声の方向に目をやる。
「おっ、やったぜ!楽勝楽勝!!」
……開け放たれた宝箱の前に、得意げな笑みを浮かべるパリスの姿があった。
あの時の自分はおそらく、わなわなと震えるフランの背中を見ながら、なんとも微妙な表情をしていたに違いない。
厄介な事になったのは危険感知がなくともすぐに分かった。
とりあえず一時探索を中断し、二人の言い分を聞いてみた。
おおまかにいえば、それぞれこんな感じであった。
パリスから言わせればこの宝箱の大きさであの程度のブラックボックスなら大した罠ではない可能性が高い。
そもそも別に扉ではなく宝箱なのだから鍵を開けずとも罠をすり抜けて、
錠を壊してしまった方が手っ取り早いし安全だと言う。
閉める必要が今後出てくるとも思えないし、自分は正しい!……との事だ。
しかし後攻(?)のフランも自分の部族直伝の技能に誇りがあるのか普段慎ましやかな彼女にしては珍しく退かなかった。
この迷宮は太古の技術だらけで予想ができないから些細な事でも危険があれば無理をすべきではない。
それに鍵を壊すだけなら盗賊の技能がなくても出来ない事は無いが、それでは技術の意味が失われる。
罠が無いからよかった物のこれから先こんな偶然が続くはずもない、というのが彼女の主張だった。
両脇からこんな事をまくしたてられ、さあどっちが正しいか決めてくれ!
……と言わんばかりに睨みつけられた時の二人の形相は今でもよく覚えている。
そんな事を言われても自分は本職ではないし、状況によってどちらが正解かは変わってくる。
とりあえず今回はパリスの手柄、しかしこれ以降は勝手に解錠しないように、というのが自分の出した結論であった。
二人とも不精不精、というのが見え見えであったがとりあえず納得し、表面上は和解するそぶりを見せた。
……しかし、ここからが二人の意地っ張りレースの始まりだったのだ。
鍵や罠はもちろん、敵を見かければどちらが先に仕留めるかで無駄な争いを始める。
しまいには通る必要のない道の罠を解除し始める始末であった。
……このままではいずれ取り返しのつかないことになる、なんとかしなければ。
そう思いながらも、探索を進めながら良いアイデアも思いつかず、今日まで放置してきたのだ。
火種が弾けるのも、最早時間の問題であった。
――――――――――――
場面は再び現在へと戻り、今自分達は大廃墟で遺跡探索をしている所だ。
何故技能の被るパリスとフランを一緒に連れ歩いているのかと言えば、この辺りは既に探索済みの所だからである。
基本的に自分はいつも、探索メンバーを2つのパターンに分けて探索している。
まだ未探索の地域には経験豊富なラバンと古代語の知識があり回復もできるテレージャを連れていく。
そしてある程度探索した所ではこの二人と宝箱や扉を開けて回る。これが自分の探索の仕方だった。
「相変わらずこの階だけはいくら調べても調べ終わらねぇな。
来るたびに全然違う地下遺跡が見つかったりするしよ」
「キャシアス様、そのあたりは崩れやすくなってますから気をつけて下さいね」
何とか仲直りしてほしい、そんな願いをこめて二人を連れて探索に来たのだが、やはり空気が重たい。
二人とも自分を挟まない会話は極力しないようにするし、自分はあまり饒舌な方ではない。
その結果必然的に沈黙が続き、重苦しいムードが続いていた。
やはり一端距離をおくべきだったか、そんな風に考え事をしながら探索していたのがいけなかった。
この遺跡では一度探索した所でも油断してはいけない、何度もそんな場面を見てきたというのに。
「おいキャシアス、危ねぇっ!!」
「……!?」
突然床の感触が消え、一瞬の浮遊感。
そして気が付いた時には、盛大に岩盤へと叩きつけられていた。
「キャシアスっ!?」
「キャシアス様っ!?」
小さいが確かに二人の声が聞こえる。どうやらそれ程地下深くまでは落とされていないらしい。
落ちてきた入口は閉じてしまった様だが、不幸中の幸いか道具の殆どは自分がもっていた為明りや食糧には困らないだろう。
……しかし、酸素の問題がある為おいそれと火を灯す訳にはいかない。
まったく、やっかいな事になった。
普段はこういう危険な所はパリスが察知してくれる上に、多少の罠は二人が何とかしてくれる為、
ロープ等の探索用具は(筋力的な意味でも役割が無い意味でも)基本的に自分が全て持っているのだ。
つまり今上の二人には……
「明りは……○○の奴が持ってたんだよな。
ロープもツルハシもあいつに持たせてた筈だし……」
「……無理ですね。今の私達の手持ちの道具だけで、キャシアス様を助けるのは不可能です」
フランが冷酷なまでに淡々と事実を告げる。
返事の代わりに、パリスは右手をキャシアスが消えた床へと叩きつけた。
「くそっ、俺は何をやってんだ!
本来なら俺が気が付いてなきゃいけなかったってのに……!」
しかし、伊達にパリスもここまで遺跡に潜って来た訳ではない。
床に苛立ちをぶつけたことで多少冷静になったのか、フランと今後の事について話し始めた。
最早子供じみた喧嘩等している場合ではない事を悟ったのだろう、フランもそれに応じる。
「手持ちの道具はランタンとツルハシ一本、後は薬位だ、スイッチや階段の類は見つからねぇ。
……一端上に戻って応援を呼んで、ツルハシで周りを掘ってみるか?」
「……悪くない考えです。
ただ、もしキャシアス様が一刻を争う状況なら間に合わないかもしれません」
焦る思いとは裏腹に、思考はのろのろと空回りを続ける。
悩んだ末に二人の出した答えは……
……この暗闇に囚われてからどれ程の時間が経ったのだろうか。
数分だけかもしれないし、半日以上経ったのかもしれない。
しかし今の自分に分かるのは、酸素がかなり薄くなってきたという絶望的な事実だけであった。
息が苦しい。頭痛が止まず、ガンガンと頭を内部から叩かれている様な錯覚に陥る。
あまりの煩わしさに、突然叫び出したい衝動に駆られる。
……なんとか堪える事が出来た。もう精神も大分参っているらしい。
ふぅ、と大きく息をついた。この動作も、後何回出来るか分からない。
その時だった。
一瞬だが、ガンガンと金属的な音が聞こえた。
幻聴かと思ったが、音はどんどん近付いてくる。そして……
自分の頭の少し上の壁に亀裂が走る。
隙間から発せられる僅かな光が闇に慣れた目を激しく刺激する。
眩しいと思った一瞬、ヒビだらけの壁をツルハシが打ち破ってきた。
そしてそこからニュッと見なれた顔が出てきた。
「よう、色男。無事だったみたいだな!」
パリスだった。
煤だらけであろう自分の顔を揶揄しているのだろうが、肝心のパリスもあちこち汚れていた。
助かったという安堵感から、乾いた笑いがこみ上げる。
……言うまでも無いが、別にパリスの冗談が面白かったからではない。
パリスもパリスでヘナヘナと自分の横に座り、気の抜けた笑い声を上げる。
しばし、辺りには男二人の不気味な笑い声が響き渡った……
やがて上に助けを呼びに行っていたフランも合流し、連れてこられた仲間達から手当てを受けた。
幸い怪我は殆ど無く、軽く衰弱しているだけだと病祓いを掛けながらテレージャが言う。
それを聞いて話しても大丈夫だと判断したのだろう、パリス達が話しかけてきた。
「すまん、キャシアス!」
「申し訳ありませんキャシアス様!」
第一声は、二人とも謝罪の言葉であった。
額から血の出る勢いで土下座をするパリスと、セップク?をしようとするフランを止めるのに数分掛かり、
ようやく落ち着いた二人から自分が穴に落ちてからの話を聞く事が出来た。
まず二人は自分達だけで何とかしようとしたが、道具も人手も足りない事が分かったらしい。
そこで脚のあるフランがひばり亭へ助けを呼びに行き、その間にパリスは自分を救出する事に専念する事にしたそうだ。
「幸いひばり亭にはラバンさん達がいて、すぐに来てくれることになったんです。
救助に必要そうな道具もオハラさんが渡してくれて……」
後で請求されるであろう割高な道具代の事を考えたが、助かった今となっては安い物だろう。きっと。
「んで俺の方だが、結局穴をあける方法は分からなくてな。
仕方ないからお前が落ちた辺りをツルハシがぶっ壊れるまで掘ることにしたんだ」
最後の一本だったんだぜ、と笑うパリスの台詞を聞いて、冷や汗が流れる。
今更ながらどうやら自分は、かなり危ない橋を渡ったらしい。
改めて自分が閉じ込められていた場所を見下ろした。
閉じ込められていた時は狭く危険が満ちた場所に思えていたその部屋の意外な広さに驚く。
終わってしまえば、意外とそんなものなのかもしれない。
後ろを見ると、パリスとフランが話していた。
無論喧嘩の続き……ではなく、むしろその逆で、互いにこれまでの行いを省みているようだ。
「あんたにも……悪かったな。
貴族の屋敷にいるから、なんて下らない理由でイチャモンつけてさ」
「そんな!
あ、その……私のほうこそ、ごめんなさい」
まぁ一悶着あったが、自分は無事で二人の和解にも成功した。
一件落着といってよいのではないだろうか。
「お詫びの印に、今日の御夕飯は私に作らせて下さい。
いつも以上に頑張りますから!」
……なにやら聞き流せない発言があった気がするが、とにかく今は眠りたい。
食事はいらないときっちり断りを入れてから素早く床に入る。
何やら冒涜的な匂いがするが、気のせいだろう。きっと。
「うおええええええっ!」
「食材に……ごめんなさい、しろ……うっぷ」
「ポポラポが一番マシってどういうことなの……うっ!(自主規制」
周囲から聞こえる阿鼻叫喚の叫びをよそに、自分は戦線離脱を決め込むのだった。
余談だが、次の日病み上がりの自分が何故かパリスを背負って帰る羽目になった事をここに記しておく。
その時の奴の顔色は、ニョロといい勝負だった。
………
……
…
あの罠に掛かってから、早くも一週間が経った。
あの日街に帰ってからの、父の怒りは凄まじいものがあった。
もう遺跡探索なぞ許さん!……とまで言っていたのだが、
ゼペックのとりなしもありなんとか三日後には探索を再開することができた。
ちなみにゼペックはむしろフランの方を叱り、もっとしっかり自分を守るように言い聞かせていた。
今でもよくやってくれていると思うのだが、まぁ今回はフランにとっても反省する良い機会になった事だろう。
「おっ、聖木みっけ!」
「私が刈った方が手っ取り早いけどねー」
「お二人とも、足元に気をつけて下さい」
今自分は、この間のメンバーにネルを加えて探索を続けている。
何故和解した二人にネルを加えたのかと言えば、一応病み上がりだから、との事だ。
まぁ自分以外に荷物m……もとい、戦力が増えるのは悪いことではあるまい。
「……ァス様、キャシアス様?」
フランが呼んでいる。
話を聞くと、宝箱を見つけたと言っていた。
どうやら誰が開けるのかを自分に決めて欲しいらしい。
まずフランにやらせてみた。……開かない。
ならばとばかりに、パリスにやらせてみる。……以前中身は顔を出さない。
「……キャシアス様、この宝箱は非常に危険です。
もしかしたら、私達全員が半漁人になったり下着姿でしか歩けなくなるような罠があるかもしれません」
「まったくだ。
俺達二人にかかっても開けられないなんて、そんなの誰にも」
ガチャリ!
「あ、開いたー!
やったよキャシアス、褒めて褒めてー」
……勘弁してくれ。
END
2週目以降に神官を選んで称号を神官・使徒にして物理関係が爆死するのは通過儀礼
宮殿の風呂にフランを入浴させたはいいが
戦闘中できそこないにしがみつかれて、動けないまま倒されたときは言いようのない感覚を覚えた
神官・退魔師・使徒称号取って非力になった主人公がネル姉貴に力差で押し倒される展開はよ
>>42
あそこで出てくる敵は、赤子を模した亡霊……というのも、えろさに拍車をかけますな 「いらっしゃいませー。って、あ」
客の気配に条件反射で営業スマイルを作った雑貨屋の娘が、振り返るなり素の表情に戻る。
素の表情とは言っても、営業用より幾分か柔らかい笑顔を基本とする。
「何か用? って、買い物だよね」
肯定だ。
細々とした日用の消耗品はこの店が一番揃えやすい。
「このタイミングは、うん。丁度よかった」
ネルの方も何か用があったのだろうか。
「それがさあ、ちょっと聞いてよ旦那さん。
町外れにアイビアさんの小屋あるじゃん?」
アイビア。始祖帝に忠誠を誓っていた元魔将。
ちょっとした事情でホルムに連れてきたはいいものの、
魔将をやめた後の存在の根本が未だ定まっておらず、人目を避けるようにひっそりと暮らしている。
「散歩のついでにちょろっと覗いてみたらさー。
アイビアさんが笑いながらお鍋かき混ぜてたんだけど。アレ何?」
何、と問われても。鍋の中身を知るような異能は持ち合わせていない。
その光景が洒落にならない水準で似合うことだけは辛うじてわかる。
「うん。まさに魔女って感じ。魔女だけど」
伝説にその名を残すヴァラメアの魔女。そして魔将として夜種を製造していた。
ある意味では本職である。
しかし、共に女魔将と激戦を繰り広げたはずのネルは、そうと感じさせないほど気楽な顔をしている。
「なーんか怪しげな儀式でもやってたのかねー」
そういうことからは足を洗う、と言っていたはずだ。
言っていたはずだが。
「ま、疑うわけじゃないけど。連れ込んだ本人として少しは気にしてあげて」
アイビアの件に関して、責任を持つべき立場であることは自覚している。
買い物は中断、ネルに礼を述べて回れ右。様子を見に行かねばなるまい。
「うん、またねー」
雑貨屋を辞して数歩。ものの数歩で、目立つ人影を発見する。
どこか陰気な黒いローブは大胆なスリットが切られ、真っ白な脚線美が覗いている。
モノクロの色彩の中、燃え盛るような赤い髪だけがその個性を主張する。
生気を感じさせない双眸と相俟って、この世の者とは思えぬ儚い美貌を形作る。
見間違えようはずもない、目当ての人物が広場を横切ってくる。
「……あ」
向こうもまた、こちらを探していたと思しき反応。
先のネルの言を借りるならば、まさに“丁度よかった”。
今日という日は、どうやらよほど時宜に恵まれているらしい。
「こん、にちは」
澄んだ声で発せられる、ぎこちない挨拶。
魔将となってからは、久しく他者と会話することもなく。
それ以前も、気軽な日常的な挨拶からは縁遠い立場であり。
そんな若干重い事情はさておいて、容姿に似合わぬたどたどしさは少し可愛らしい。
とりあえずこんにちは、だ。御機嫌麗しゅう。
「少し、いいかしら?」
こちらの用は後回しでも問題ない。
何より、いまいち考えの読めないアイビアの方から行動してくれたのが嬉しいのだ。
「これ、を受け取って……ほしい」
差し出されたのは、怪しげな儀式の成果……にしてはちんまりとした、ささやかな包み。
アイビアからのプレゼントという予想外の事態にときめくと同時、少しでも疑った自分を恥じる。
アイビアの味方が多いとは言えないこの町で、一番に信じてやらないでどうするんだ。
内心の葛藤を押しやり、歓喜の表情を意識して礼を言う。
嬉しいのは確かであり、今この時にそれ以外の感情は不要だ。
……しかし、何のプレゼントだろう。思い当たる節が無い。
「チョコレート、というらしいお菓子、よ。
愛する人に贈る儀式がある、とキレハに聞いた、わ。
作り方も一緒に聞いた、から大きく間違ってはいない、はず」
お節介焼きの遊牧民は平常運転、と言ったところか。
異国の風習への造詣以上に、その心遣いが。
……そして聞き捨てならない単語が含まれていたような。
「一度で済むことを、二度言わせない、で。
……貴方のことを、愛している、と言ったのよ」
KWAHHH(クウアーッ)!
別に今初めて知ったわけではないが。
真顔で言われると、どこまで本心か計りかねる部分もあるが。
アイビアのような美女に正面からこう言われて、嬉しくない者がいるだろうか。
衝動的に抱き締めてもいいだろうか。
「聞いている時点で、衝動的ではない、わ。
貴方を拒む理由は、どこにもない」
では遠慮なく。ぎゅーっと。
「……温かい。燃えるような激しさはない、けれど。胸の奥に沁みるような熱、ね」
炎と因縁深いアイビアらしい感想だ。
こっちは、あったかくて柔らかくて抱き心地いいな、ぐらいの即物的な感想しかないのに。
「ん……」
甘えるような吐息を漏らし、頬を摺り寄せてくる。
成熟した色気と不似合いな、少女のような仕草。
とことんまで惚れてしまえば、そんな一面もまた愛らしい。
妖艶な唇に吸い寄せられるように顔を近付け、
「んー、こほん」
背後から聞こえたわざとらしい咳払いで我に返る。
衆人環視の中だということを忘れていた。
「仲がいいのは結構だけど、店の前でそーゆーことするのは営業妨害だと思うの」
……正直すまんかった。
名残惜しいがアイビアの身体を離し、雑貨屋の看板娘に謝罪する。
「ごめんなさ、い。邪魔をするつもりは、なかったのだけれど」
「ま、二人とも有名人になっちゃったからさ。いちゃつくにしても場所を考えて、ね?」
どこから出た話かは知らないが、地下遺跡にまつわる一連の異変を解決した立役者として、名が知れてしまっている。
そして、言っている当のネルもメンバーに含まれている。
自分達はともかく、仲間の名誉のためには、あまり巫山戯た真似はしない方がいいのは確かだ。
「じゃあ私の庵、に。来る?」
お呼ばれいたしましょう。
アイビアの誘いに二つ返事で頷き、改めてネルに別れを告げる。
町外れの林の中に、アイビアは居を構えている。
魔将であったという事実は、共に遺跡を探索した一握りの仲間しか知らない。
その実状を鑑みればもっと堂々としてもいいはずだが、本人には思うところがあるらしい。
納得の上であれば恋人に無理強いするつもりはなく、現在に至る。
小屋の外には焚き火の跡があり、大きな鍋が出しっ放しになっている。
一般家庭ではあまり見かけない程度には大きい。
ネルの言っていたのはこれのことだろう。
笑いながらかき混ぜていたという証言が事実ならば、かなり雰囲気のある光景になることだろう。
「入っ、て。何も無いところ、だけど」
お邪魔します。
勝手知ったる恋人の家、である。
食卓の指定席に腰掛けると、そう待たない内にアイビアがお茶を淹れてくる。
「どう、する?」
と、問われても。
仕切り直して睦み合うのも何だか間が抜けている。
ここは一つ、いただいたプレゼントを開封しよう。
「ええ。どう、ぞ」
リボンがあしらわれた包みを開けると、嗅いだことのある甘い匂いが漂ってくる。
確かに見覚えのあるお菓子。
ピンガー商会でたまに仕入れている程度の認識だったが、こうして作れるものなのか。
「その賞賛は、キレハが受けるべき、よ」
もちろん、そちらにも今度礼を言っておこう。
そして今は、作ってくれたアイビアに感謝を込めて、いただきます。
少し大げさに言ってから、まず一口。
濃厚な甘さと若干のほろ苦さが舌の上で溶けていく。
美味い。
商品として売られているものと比較しても遜色ないほどに。
普段の手料理の腕前から期待していた水準の、さらに上をいっている。
「そう言ってもらえると、苦労した甲斐があった、わ」
世辞ではないことを証明するようにもう一口。
お菓子作りも上手いとは……ん?
チョコレートの中央付近を齧ると、口の中に違和感が生じる。
味わったことのある、鉄臭い風味。
甘味には調和し得ない、有体に言えばあまり美味しくない何か。
「どう、したの?」
しかし直截にまずいと言ってはアイビアを傷つけてしまうだろう。
まずは、そう。“何が入っているか”聞こう。
「原材料、ということかしら。
カカオとかいう豆、と。砂糖と粉ミルクと……私の、血」
それだ。
その最後のやつだよどう考えてもお菓子の材料っつーか人の口に入れるためのもんじゃないそれ。
「テレージャから借りた、参考文献に載っていた、のだけれど。
血液・肉片・毛髪等、を摂取させること、で愛する相手との同一化、を図る儀式だ、と」
あの不良巫女……ッ。アイビアの純真さにつけこんで、またろくでもないことを。
異国の風習に詳しくはないが、正解でないことは容易に推測できる。
そんな血生臭い風習だったら、キレハが紹介するはずがない。
「……そう。間違っている、のね。ごめん、なさい」
あぁ。いや。謝ることじゃあない。
純然たる好意からの行動で、少し方法を間違えただけだと理解している。
「優しいわ、ね」
その形容は少し違う。
先程彼女が言っていた愛しているというのは、一方通行ではない。
こちらも愛しているからこそ、プレゼントに込められた想いが嬉しい。
美味しいものが食べられればいい、という結果だけを求めているわけではない。
アイビアの気持ちと。それに伴う行動と。
すべてアイビア自身の意志によるものだというのが、何よりも大切だ。
たまの失敗ぐらい、笑い話としていい思い出にすればいい。
恋人同士、なのだから。
「……そう、ね。貴方も、私を愛してい、る」
噛み締めるように呟き、薄く微笑む。
何とかフォローはできたようだ。
あまり思いつめてはまずい、と御先祖が教訓を遺してくれている。
記憶が消えるようなドぎついの一服盛られた始祖帝に比べたら、血液なんて可愛いもんだHAHAHA。
などと笑い話にする勇気はないが。
この笑顔を曇らせないために。変なことを考えさせないために。
アイビアだけを愛し続けよう、と改めて心に誓う。
「そろそろいい時間、だけれど。お昼ご飯、はどうす、る?」
じゃあここらでお暇しようか、などとのたまうほど鈍感ではない。
是非とも、アイビアの手料理をご馳走になろう。
「ええ。名誉挽回、させてもらうわ」
微笑が少し強気になる。
いつの間にかキレハと仲良くなり、すっかり料理が趣味の一つになっている。
その恩恵にもっともあずかる立場としては、諸手を挙げて大歓迎だ。
台所に立つ後ろ姿から、そこはかとない色気を感じる。
背中から腰のライン、そしてローブの切れ間からむき出しになった脚。
多少姿勢が悪いことを除けば、スタイルは抜群。
これで料理も上手ときたもんだ。まったくもって、いい女だとしか言いようがない。
もう一度、心中が口をついて出る。愛してるよ、と。
「さっきも聞いた、わ。十分、わかってる」
そっけない態度。
こちらから見えない表情は、いつもの無表情か。さっきと同じ微笑か。
おそらくは後者だと、希望的観測を交えて結論付ける。
しかしこう、料理をしている姿を眺めるだけというのも幸せなものだ。
嫁に貰ったらこれが日常になるのか、などと気の早いことが頭を過ぎる。
「召し上がれ」
いただきます。
ありあわせのものだと言いつつも、それなりのものが食卓に並ぶ。
現代の料理の知識は持ち合わせていないはずだが、ここでもキレハに感謝しよう。
そして何よりも、美味い。
こればかりは教えてもらってどうこうという以上に、本人の技術を褒め称えよう。
「満足してもらえたら、重畳、よ」
穏やかで、居心地のいい空気。
中断されたままだったイチャつきを再開するには絶好のタイミング。
適当な大きさの肉を差し出し、口を開けるように要求する。
「あー……ん?」
疑問符を浮かべながらも従順なアイビアの口にそっと入れてやる。
「もぐ……ん。何のつもり、かしら?
そこまでしてもらう、ほど依存しては、いない、けれど」
こうして食べさせ合うことで、互いの愛情と信頼を確かめ合うのが現代の恋人達の流行だ。
決して子供扱いしているわけではない。
と、まことしやかに舌が回る。
あまりテレージャのことを悪く言えないな、これは。
「そう、なの。やはり私の常識は古いと、いうことね」
卑下するようなことじゃあない。
料理もこれだけ上達したんだ、少しずつ現代の常識も身につけていけばいい。
「ええ。頑張る、から。見捨てない、で」
見捨てるものか。嫌だと言われても一生面倒を見る覚悟だ。
「……あり、がとう」
現代に蘇った悲劇の王女は、炎の魔女として異変を祓う一助となり。
その後は一人の女性として、幸福な余生を過ごしたという。
――『“ヴァラメアの魔女”新生編』より引用
ネルがヒロインかと思ったらアイビアさんだった
珍しいが実に甘くてGJ!
アイビアなんてただのヤンデレ魔女だと思ってたが、こんな可愛かったのか
サブキャラも魅力的だのう
みんな大好き!学園Ruina!!
※危機感知※
男主人公が同時に存在する不思議時空だよ?
あと甘酸っぱくてほろ苦い、嫌な思い出が刺激される危険性もあったりなかったりするよ?
「ふんっ、ひょろい文科系不良だと思っていたがやるじゃないか……」
「そっちこそ、ただのボンボンじゃ無かったんだな」
夕焼けに染まる、本来なら立ち入り禁止の屋上で二人の男が荒い息をつきながら拳を交えていた。
一人は学園の貴公子・キャシアス。裕福な家庭に生まれ育ち勉学にも運動にも秀でた、嫌味なほどの優等生。
もう一人は一匹狼のアベリオン。生活態度は最悪ながら教師にも口を出させないほどの知謀を誇る、学園一の頭脳派。
普段あまりにもかけ離れた所を生きている二人が泥臭く野蛮な手段をとる訳。それは……
「絶対に! 彼女だけは譲れない!!」
「お前の思いあがりにあいつを巻き込むな!」
「どけよ」
「……」
そんな疲弊しきっている二人から少し離れた扉のそばでも戦いは勃発していた。
隠すことなく殺意すらこめて、学園一の不良と呼ばれているヴァンが物静かで目立たないクラスメイトのエメクを睨みつけている。
「今がチャンスだって、お前だってわかるだろ」
彼の背中のむこうからでもキャシアスとアベリオンの激闘の熱気が、そして疲弊した息遣いが聞こえてくる。
「もう一度言う」
ガシャン! と荒々しい金属音が鳴り響く。エメクが塞いでいる重々しい扉を、限りなく彼の横顔に近いところへヴァンが拳を振り下ろした音だ。
「どけ」
「……嫌だ」
しかし直接的な脅迫に屈することなく、鋭く澄んだ目で見返すエメク。
ふいに、普段は作り物のように変動しない顔が、歪んだ。
「僕は……僕は!」
しかしそれも一瞬で、ヴァンが息を呑んだ間にいつもどおりとなっていた。しかし、俯いて途切れ途切れに発する言葉にはまだ、熱が残っている。
「彼女に、顔を向けられないようなことは、したくない」
たどたどしいとすら思える言葉に秘められた真剣な思いに、ヴァンから刺すような気迫が去る。
代わりに目の前の好敵手を認め、そして哀れみすら湛えた目で彼を見据え、ゆっくりと口を開く。
「何をしてでも、あいつを手に入れたい。……それだけだ!」
夕焼けでも隠し切れない若き血潮、荒ぶる情熱、ぶつかる矜持と信念!
愛と己が誇りを懸けた激闘の影で、可憐な美少女の涙は零れ、桜色の柔らかな唇から悲痛な声が上がる……!
「止めて! 吾輩のために争わないで!!」
美少女転校生・夜種子の唇をめぐるバトルの幕が、今、切って落とされた!!
===
美少女転校生をゲットするためにタイプの異なる少年達のバトルするのは王道だよね
その中で友情が芽生えたり終生のライバルが生まれたりするのも王道だよね
その転校生がすっごい肺活量とテクニックを持つキス魔だったら……もう最高だよね?
畜生www
まんまと騙されたwww
学園祭の演劇で、白雪姫夜種子の王子役を巡って争いが勃発するんですね、わかります
いただきましたありがとうございます!
アイリ編がみたいなといった自分にとって最高でございます!
主人公は無言だから、性格は捏造するしかないけど、やっぱりこのスレ特有の共通理解みたいな、主人公の性格の傾向ってあるの?
フィーは健気で幼げで薄幸、邪険にされつつもしーぽんに懐いてる
というキャラ付けが多い気がする
アベリオンははっちゃけか巻き込まれ苦労人かで両極端
キャシアスはクソ真面目でウェンドリンは奔放
盗賊と神官はあまりこれという傾向がないな
無言とはいえ捏造するしかないというほどの無個性じゃないからな
モノローグは豊富だしキャラ選択時に性格設定表示されるし
モノローグはどちらかと言えば、第三者視点ぽいけどな
考えてみれば、歴代皇帝が1世の依代ってことはだ
女皇帝の時はTSになるんだろうかね、あれ
なるんだろうな
自我が完全に統一されるわけではないようだから、
TRPGでいう女キャラプレイみたいなものか
自分の子孫に掘られるわけか、ある意味で
いや、2世に憑依した場合は息子の嫁を寝取ることになるのか
TSで弟と犯って、その後に弟に乗り移るってのは、どういうことなの
ケンジャキザン!ナズェ●テルンデス!
久しぶりにeraやって、とりあえずグウェン鳥で始めたが
付いてないってのはえらいハンデだな
10世と8世で子作りすれば最強のタイタスが誕生したのではなかろうか
戦争の時にシーウァ人だというので、シーウァ兵に仲間を殺された探索者に八つ当たりされ、
レイプされるテレージャ
「別に結婚するつもりがあったわけでなし、操が汚されたってどうってことはない」
と、ひとりごちて平静を装うけれども、男の手がふと触れた拍子に竦み上がってしまい、
「いや、別になんでもないんだ」
と真っ青な顔でがちがち歯を鳴らして持っていたものを取り落とす
仲間たちが明らかにおかしい様子を心配して問い詰めると、座り込んで泣き出してしまう
テレージャの他に十分な法力を使えて彼女が信頼している者が他にいないというので、
やむを得ず男のエメクが手当にあたる
「平気のつもりでいたけど、体が勝手に取り乱しているんだ、参ったよ。
なんだか、体と心が別れ別れになったみたいで」
手当を受けながら、力なく笑いながら自己分析するテレージャ
「……君の手、あったかい」
しかし、高レベルに仕立て上げたテレージャを犯すなんて、相当の猛者だな
>>77とは握手せざるを得ない
俺だったらキレハに手当して貰いつつ
半分くらい本気でぐすぐす泣きつつ慰めてくれないか(肉体的な意味で)ルートに進む
キレハだったらこ、これは友情のなんだからね!って言いつつキス位させてくれるはず テレージャは、主人公♂に庇われて肌が密着して、雄の臭いに当てられて主人公♂を意識し始めるも、
尼僧院での知識しかない為に、アプローチの仕方が分からずに暴走するタイプだと思ってる
個人的には孤児よりも、遺児の方が似合うとも思う
キレハは気持ちを自覚すると覚悟決めて「はっきり言って。でないと答えられない」って、
求められたら応じる気満々だし、
ネルは自然体だしフランは突っ走るけど、
男に対して実は一番免疫なさそうだよな、テレージャ
手を掴まれただけで慌てる エンディングですら口実をつけた物言いをするだけでハッキリ言わない(脳内翻訳
ネル : SもMもいける
キレハ : M
テレージャ : S
フラン : M
エンダ : S
ネル 母親譲りのロマンチスト 少し尻軽
キレハ 尽くすタイプ 重い想い
テレージャ ファッション変態 堕ちると雌豚
フラン 中身は普通の女の子 ただし房中術は仕込まれ済み
エンダ 素直にエロい 現段階ではペド
だな
パーシャ:S
ウリュウ:S
ユリア:S
オハラ:S
チュナ:S
……よし
パーシャ 女騎士の定めとして堕ちたら雌豚 処女
ウリュウ 露出狂 同性愛者
ユリア ロリババァ 誘い受け処女
オハラ 爺好き アナルが好き
チュナ 清純 最も常識人で処女だけど耳年増
ふむ
アークフィア 感情派ヤンデレ 臭いフェチ
アイビア 理論派ヤンデレ 他人が犯ってるのを見て興奮
七世 おっぱい 乱交好き
八世 弟萌え 弟萌え
十四世 筋肉フェチ 性感帯は足(主に薬指と小指の間)
とか
お前ら急にわきすぎだろ
ネタに飢えてたんだな
娯楽の少ない村でネルと性交に耽りたい
(やっちまった)
血の気が引いた。
昨晩しこたま呑んだ割には妙に寝覚めが良かったが、その理由を理解した瞬間、パリス
の頭は真っ白になった。
眼を開いてまず思ったのは、家のベッドではないということ。
どうやらひばり亭に泊まったらしいというのはすぐに分かった。思い出す。昨晩は知人
の結婚祝いで、男衆で新郎を取り囲んで小突き回し、大いに杯を呷ったのだった。夫婦は
ともに知り合いであったが、パリスと関わりがあったのはどちらかと言えば花嫁の方で、
最初の怪物騒ぎで両親を亡くした娘だった。神殿の近くを通るたび、墓地に詣でているの
をよく見かけたものだ。聞けばあれ以来、神殿で弔事や炊き出し、怪我人の看護などを手
伝っていたものらしい。新郎は遺跡の探索に潜っていた流れ者で、こちらはパリスとは顔
見知り程度であった。どうやら、戦傷を看護されたのが縁らしい。
花嫁は女衆に囲まれてほどほどに盛り上がり、新郎は友人の顔ぶれが探索者繋がりだっ
たものだから荒っぽい祝福を受けた。夫婦が引き上げた後も酒盛りはお構いなしに続いて、
女達に呆れられた。パリスは上の妹に叱られ、この一杯で終わりにすると頷いて、そう、
確か、花嫁の話になった。妹はけっこう新婦と仲が良いようだったから、幸せそうで良か
ったとか、流れ者の割にしっかりした旦那さんで、シリンに畑を買って暮らすらしいとか、
感慨深げに二人の話をした後に、
「花嫁衣装、綺麗だったな」
そう零した。その時の顔つきが、なんというか、何かにつけてしっかりしている妹には
珍しく、酒精に蕩けて目つきが緩み、夢を見るようにとろんとしていて、娘のあどけない
憧れを湛えていた。
パリスは、なんだかしみじみとした気分になった。
「アイリも美人になったからな。もうすぐああやって、どこかに片付いてくんだろうな。
あー……そうだ、オレもアイリに花嫁衣装を支度してやれるくらいの蓄えをしなきゃな」
「美人、かな。花嫁衣装、似合うかな」
「似合うって。お姫様みたいだぞ、きっと」
照れも屈託もなくそんなことを言ったのは、やはり強か酔っていたからだろう。その後、
照れて黙った妹を、調子に乗ってやたら褒めそやしたような気がする。ちょっと気が強い
けど美人で、しっかりしていて、世話焼きで良い娘だ。こんな駄目兄貴放って置いて早く
良い男を見つけろ。ちょっかいを出してくる奴は大勢いるだろうが、変なのにつけ回され
たら守ってやるからいつでも呼べ、ああ、アイリの花嫁衣装綺麗だろうな――
そこからは覚えていない。
ただ、毛布の中で寄り添う柔肌の温もりと、右腕に乗った頭の重み、夜明けの薄闇にも
見間違えようがない白金の髪のこそばゆさ、パリスの胸板を撫でる寝息の甘さは、どうや
らそれらすべて、何もかも現実らしい。
下半身の気怠い虚脱感。剥き出しの体温が触れ合う暖かな寝床。
寝覚めの気分が良いわけだ。こんな可愛らしい娘に共寝されていれば。
しかしそれが自分の妹だった場合、どうすれば良いのだろう。
「おおお……うぉおおぉぉ……」
懊悩するパリスの、食いしばった歯の間から呻き混じりの喘鳴が漏れた。そこら辺に頭
を打ち付けたいのだが、下手に動くとアイリを起こしてしまいそうだった。アイリが眼を
覚ましたらどういう顔でなんと言えば良いのか、考え備えなければいけないのは分かって
いたが、考えたくなどなかった。
せめてアイリがこのまま、もう半日ほども寝こけていてくれれば多少は気持ちの支度が
できるかも知れなかったが、寝汚いパリスと違ってアイリはしっかりものだ。
朝日の気配を瞼越しに感じたか、朝露が細い小鼻をくすぐったのか、パリスが無為に時
を過ごしている間に腕の中のアイリはむずむずと身動ぎし、真っ白い瞼を開いて、紅玉の
瞳でパリスを捉えた。ぱっちりとしたつぶらな眼。色白で小振りな顔つき。綺麗だと思う。
身内の欲目を抜いても、美形なのは間違いない。けれどもまだ稚く、柔い。この蕾めいた
娘に一体何をどうしたのか、パリスは昨夜の自分にナイフを突きつけてとっくりと尋問を
してやりたいと――
「おはよう、兄さん」
「っ、お、……ぅ……」
アイリの囁きが、パリスを現実に引き戻した。腕枕から小さくおとがいを上げて瞳を覗
き込んでくる妹の顔つきは、今この状況がなんでもないかのように平然としていた。
パリスはふと思い至る。ひょっとして昨夜は別に何もなくて、自分が派手に吐いて服が
汚れたから脱がしただけのことで、二人とも酔っていたからそのまま疲れて眠って――
「わたし、これで兄さんのお嫁さん、だよね」
一縷の希望は潰えた。
「あ、あの、アイリ、な、アイリ」
「兄さん……」
アイリが体を寄せてくる。肌が重なる。乳房の感触。顔が迫る。唇に柔いものが触れて、
吐息と声が塞がれる。パリスは硬直する。アイリはちゅ、と軽く音を立ててパリスの唇を
吸い、ちゅ、ちゅ、と何度も繰り返し、舌先で唇をなぞって離れた。肉体の心地よさを心
のおののきが麻痺させていた。妹が自分にそんなことをするのが信じられなかった。紅玉
の瞳は変わらず静かだった。それが平静さではなく、穏やかで満ち足りた情愛によるもの
だと気付いて、パリスはより一層狼狽えた。商売女を抱いたことはそれなりにあるけれど
も、そうした経験と明らかに異質な、粘り着くような空気が立ちこめている。
「ずっと、傍にいてね、兄さん……」
「アイ、リ……あの、ちょ、………………聞いてくれ」
「なに」
なぁに、と甘やかに間延びした――ああ、昔アイリが小さかった頃はこんな風に甘えて
来たこともあったっけか――返事に少なからずたじろぎつつも、パリスは必死で意志を固
める。、
「その、な……あの…………覚えてないんだ」
「……何を?」
「だからその、昨晩、何があったのか……お前と、オレで」
「……」
アイリは小首を傾げるような、きょとんとした様子でパリスを見つめている。
パリスは眼を逸らし――裸だろうがお構いなしで部屋を飛び出し逃げ出したい――衝動
と戦いながら、息を詰めて妹を見つめ返す。
小一時間も呼吸を忘れていたような気がする。
実際は数瞬であったろう。
「ああ、やっぱり?」
あっけらかんとしたものだった。
どんな罵倒をされるか、最悪殺されるのもやむなしと腹を括っていたもので、パリスは
咄嗟に言葉が出ない。
「昨日は忘れる酔い方だったものね。兄さん、いつもそう。そういう時だけ優しくて」
「…………いや、えっと……」
「分かっててやったから」
ちゅ、と、また唇を吸われる。魂をついばまれるような心地。
「大好き。兄さんとずっと一緒にいたい。家族でいたい。だから兄妹じゃなく、兄さんの
お嫁さんにして――って、お願いして、裸になって抱きついたら、兄さん、オレなんかで
いいのか、って。わたしが兄さんじゃなきゃ嫌って言ったら、兄さん、分かった、ずっと
守ってやるから、ずっと一緒にいような、って」
「……そ……そうか……」
「……嬉しかった」
掌が頬に触れる。細い指。短剣の握りに合わせて出来た胼胝のざらつき。
「すごく、優しくしてくれたし……あ、兄さんが初めてだから、他のなんて知らないけど、
でも、兄さん、優しかった」
「…………アイリ、あの」
「なに?」
「……ゴメン、あの…………全然、思い出せねえ……」
「いいよ。だから、分かっててやったから」
首筋にアイリの腕が絡みつく。
しなやかで柔らかくて暖かくて、アイリの、女の甘い匂いに包み込まれるようで、その
まま二度と離れない気がした。
「こうでもしないと、兄さん、わたしに手を出してくれないでしょ」
「…………いや、お前、いくらなんでもこんな」
「それにわたし、昨日はちょっと腹が立ったから。わたしの方は兄さんのこと、こんなに
好きなのに、兄さんったらわたしがよそへお嫁に行くような話ばかりして」
「……」
「でも普通に迫ったら兄さん、絶対逃げると思って」
「……」
「……覚えてないからなかったことに、なんて、言わないよね? 可愛い妹を疵物にして
知らん顔する男がいたら、兄さん、許さないよね」
「……お、おう」
「花嫁衣装、着せてくれるよね」
「……おう」
首を絞めるような勢いでアイリがしがみついてきて、熱烈な口づけをされた。生々しい
柔さと熱と、息苦しさに混じって舌を舐め回される官能がぞくぞくと下半身を疼かせた。
恐ろしくも妖しい妹の媚態に体が反応していた。
アイリの腿の辺りに立ち上がったそれが触れて、アイリがくすりと笑った。
「覚えてる時に、ちゃんと、抱いてくれる?」
「……おう」
何か間違っている気もするが、アイリの気持ちは直向きでいじらしい。
身内の欲目を覗いても美人だし、気立てはいいし、何よりずっと寄り添ってきた家族だ。
兄妹から夫婦になれば一生離れないでいられる。
アイリの言う通り、それは幸福なことのように思われた。
覚えていないとはいえ一度決断したことだ。パリスは腹を括って、アイリと相対する。
「ずっと一緒にいる。オレが守ってやる」
白皙の頬に朱が差して、花が綻ぶように、アイリがはにかむ。
ほどなく、式が執り行われることになった。
下の妹のチュナは兄と姉が関係を持ったことに驚くやら戸惑うやらで、塞ぎ込んだりも
していたが、アイリと女同士の話し合いがあった後は婚姻を受け入れ、祝福してくれた。
ただ、アイリの懐妊が発覚してから慌てて結婚の支度に奔走するパリスには心底呆れ返
った様子で、「アイリ姉さん、考え直したら?」と何度言ったか知れない。
チュナは暫く一緒に暮らしていたが、何年か後には結婚して出て行った。
けれども付き合いは絶やさず、兄妹三人は概ね近しく生涯を過ごした。
乙です
酒の力を借りないと手を出せないパリスかわいいよ
>>85
チュナ、Sなのかよw フィーでシーフォン、アイリでパリスに迫る展開は割とよく目にするが、
ウェンドリンでカムールを誘惑するのはあるのかな?
カムールパパと比較するなら、レナやオハラになるんじゃないか
女主人公から義父へと考えるとフィーは……うん
>>97
アベリオンべったりのブラコンフィーはよく見るが
デネロス先生大好きなファザコンフィーというのも新しいな
アリだ
まあ、フィーが可愛ければなんでもいいんだが とーちゃんはどのルートでも絶対確実に死ぬ数少ないキャラなんだよな
自分のルートだと義父が死ぬ賢者
いかなるルートでも義父が死ぬ騎士
いかなるルートでも養母が生き永らえる孤児
ルート開始時すでに養母が死んでいる遺児
対比は取れているはずなんだがどうしてもカムールパパが目立っちゃうな
いや父娘モノの方がより背徳感あるだろと言いたかった
肝腎のSS自体は無さそうだな
タイタス1世の末子が娘だったら、父娘姦かもしれんな
>>98
エロパロ的にちんこあった方がいいからカムールを例に挙げた。
デネロスだと既に不能……いや想像は自由だ。
タイタスは実際にやってそうだが、動機に色気が無いなぁ むしろ、タイタスがあの方式を採ったのは、娘に欲情したからだったりして
>>103
バイブやディルドという便利なものもあるじゃないか
医者だから薬だっていろいろある
つまり、そういうことだ 異変前から兄に秘めた思いを隠していたチュナが眠ってる間に
ホルムの外から来た女とパリスorヴァンが恋人に
タイタスにその怒りと嫉妬につけ込まれて17世化したチュナに反逆者に仕立て上げられた彼女が
腹パン、乳肉殴りなどの拷問の末に公開凌辱という妄想をしていた
装備品に妄想が膨らむ、特に女性用装備
踊りの衣装、舞姫の薄衣、ダーンドル、戦闘用コルセット、ビキニアーマー、忍びの女中服、革のコスチューム、翼のドレス……
忍びの女中服と革のコスチュームはどんな服か今一つ想像できない
忍びの女中服は見た目が普通のメイド服で、中身が戦闘服仕様なんだろう
革のコスチューム?
そりゃレザーボンデージだ
女中服に関しては忍びの……というくらいだから、
くノ一の鎖帷子仕込まれてたりするのかな。
ラバン曰く、くノ一はお色気たっぷりらしいから、期待が膨らむ
革のコスチュームは大胆なデザインとだけ説明がされてるから、
敢えてこちら側の想像に任せる書き方だと思ったんだ。
しかし、やっぱりボンデージを想像するのか。
ボンデージ説が有力だけど、レザーのビスチェとタイトスカートというのも悪くないと思うんだ
ピチピチタイツも女キャラに装備させると黒タイツにレオタードという可能性もあると思う
いつもの如くランダムマップ潜った後、小人の塔にて温泉へGOして再び探索……
よく見たらメンバーが女主人公・パリス・ネル・フラン……
滅茶苦茶羨ましい状況の筈なのに、何故だか涙が出そう
仕方がないので男主人公と女性3人に置き換えることにした
パリスは肩書きが無頼漢のくせに男女関係は賢者だから
幼馴染み面子相手では沸き上がるものがなかったのだろう
浴場なのに欲情しないとは、これ如何に
あそこって、水運関係ではそれなりに盛んだろうから、
現地妻とか娼婦とかもそれなりにいるんだろう
で、パリスとか遺児♂とかは、そいつ等の慰め役なんぞもやってるんじゃないだろうか
つまり、女に幻想を抱いてない
パリスとヴァンはピンガーから
制裁としてのマワし役の仕事もさせられてそうだしなあ
チュナに対して、パリスが異常に「守る」って感じで執着してるのも、
あの界隈での孤児で女の扱いは結構アレだから、なんだろうかね
あと個人的にヴァンは顔2だと思ってる
なんでエロ話に繋がりにくいんだろう
肉体的に枯れたラバン以外の男性陣全員から、ヘタレ臭が漂うからだ
主人公絡みが多いのも納得
>>115
俺の中では♂♀共に
1.騎士
2.盗賊
3.賢者
4.神官
♀3がスレンダー巨乳だったら俺歓喜 ♀顔2で盗賊だと、お上品すぎる気がするから、盗賊♀は顔3だなぁ
♀2は神官辺りか
女2の服はおまけ4の全身絵観ると、
かなり生地が薄いから踊り子さんの衣装をイメージした
女3の顔グラはマビノギにでてくるアレっぽい
杖持ってると似合いそう
>>77
そしてトラウマを克服するためにショック療法を試みたいんだ、
とかモジモジしながら言いつつ強引に押し倒すテレージャさん萌え 本スレが毛の話題にw
女性人の体毛の濃さがきになる
キレハは通常時でも毛深そうなイメージ
陰毛がもさっとしてるのを定期的に手入れしてる
主人公は総じて体毛うすそうだよな。
女性陣は生えてないと俺とく
そう、いつでも彼は受け入れてくれる。
初めての時は、突然向こうから声をかけてきたのだ。
なにくわぬ顔で平然と後ろから愛撫してくる彼に抵抗を試みるも、
目の前にそびえたつオベリスクに圧倒され公衆の面前であるにも関わらず、
彼の堅くなったモノを受け入れてしまうのだ。
後ろから突かれる度に、目の前にある黒い巨塔で頭の中が一杯になる。
まるで脳を犯されているかのような感覚に支配される。
もう彼なしでは生きていけない・・・。
僕は次の日も何かに導かれるかのように町の広場へと向かうのであった。
青果売り「らっしゃ〜い。」
こんな変態貴族でも彼は笑顔で今日も迎えてくれる・・・。
フィーみたいな子は白い米の飯と味噌汁くらいシンプルかつオーソドックスに
目の前で無辜の市民Aを人質にして強制ストリップさせたいものだ
異論は認める
主人公のSS多いんだな…。
科白無し無個性主人公が俺ん中での
イメージだったから数々のSSの登場率にびびってる
仲間に幼馴染みがいたり(しかも騎士の場合は幼馴染み兼侍女だったり)
イイ感じのイラストと生まれごとの設定があったり、
適度に妄想を煽ってくれるからな
喋らない分、プレイヤーの数だけ主人公がいる
TRPG的と言えばTRPG的
キャラ設定にてある程度は補完可能か
エンド後の話になると賢者の弟子は使いやすいな
悲惨な目にあってる分、一番身軽で旅立ちにも違和感ない
セリフ無し無個性主人公のままのSSも結構あるけどな
>>133
「のままの」と言うとちょっと語弊がある
本当に完全な無個性主人公な訳でなく
プレイヤーの意思とは無関係の心理描写もよく入るし
キャラ設定も結構がっつり入ってるから
「無個性主人公」だと思わないでプレイしてた人も普通に多いわけだから 設定はあるけど性格は全くわからんかった
性格の説明あるけど違和感あった賢者くらい
性格で言えば、顔をどれにするかでイメージがガラッと変わる感じ
盗賊♂を2でやってると、クールなやれやれ系な感じがする
パリスを兄貴分としてるけど、実際財布握ってるのは主人公って感じで
で、エロに繋げるなら、
見た目は良いから、>>113みたいな仕事をやってて、女に幻想を抱いてないけど、
ネルとは別の方向で奔放なテレージャに引っかき回されて、表面上は誤魔化してるけど、恋愛感情云々
テレージャはテレージャで、実物の♂耐性が薄い所にホストみたいな主人公に気遣いされて、こっちも表面上はクールに取り繕ってるけどメロメロな感じ
トゥルーなら、戻れない時代に来ちゃって、それなりにテレージャが落ち込んで、その不安がきっかけでドロドロとした肉体関係になって云々
グッドなら、腐回路とは別の乙女回路全開のテレージャが、遺跡を巡りながら盗賊♂とキャッキャウフフ云々 エメマナ二人でバーローに挑んでトゥルったらって話
※危機感知※
神殿主人公が二人とも出てるよ、姉弟だから注意してね!
そこはかつて栄えた都の成れの果て。蠢く虫も霊魂もしなびてしまった暗い街。そこに一際高く聳え立つ聖殿で、閉ざされた扉の向こうに広がる死者の町。――であるはずだったが、今は熱い吐息が絡み合っていた。
「はぁ、あ……あ!」
「姉さん……姉さん……」
長い銀髪を振り乱しながら悶える女を姉と呼ぶ男が、ささやかな胸の頂点を吸う。じゅうっと濡れた音と悪戯な舌の動きに、女は赤子のように夢中で乳首を責める男の白銀の髪に指を絡めた。
「エメ、ク」
自分で呼んだ名前の響きにより強く感じて女は、マナは自分を貫く杭をきつく締め上げた。
『遺跡に行きましょう』
――壮絶な戦いの果てに飛ばされた未来のホルムの、かつて暮らした神殿の跡で今後をぼんやり考えていると、弟が珍しく強い声で短く言い切った。
『エメク?』
『せっかく、誰も僕達を知る人がいないのですから』
今、自分達が絡んでいる石の寝台は、かつて皇帝だった男の寝床でもあった。その男もまた、自らの姉と繋がっていたという。
彼もこうして、亡き後も自分の寝床の上で姉を組み敷いたのだろうか?
「あぁ!」
不埒な物思いに耽っていたエメクを呼び戻したのは感極まった短い悲鳴だった。
自身を食いちぎらん限りに締め上げ、薄い身体をビクビクと痙攣させる様は薄暗い地下でも鮮やかに、そして淫らに浮かび上がる。
「……熱い」
釣られて体内に放った熱を、腹の上から嬉しそうに撫でる姿に胸の中で何かがざわめく。
エメクが力を取り戻したのを体内で感じ取ったのだろう、嬉しそうに笑うマナと見つめあいながら徐々に距離を詰め、笑う唇に何度目かもわからない口付けを落とす。
同時に腰を動かし、離さないと蠢く襞を感じながらゆるゆると律動を再開する。混ざり合ってどちらのものとも知れぬ体液が動きを助け、静まりかけた炎は容易く燃え盛った。
「エメク……エメク……!」
名残惜しく思いながら唇を離して身体を起こし、自分の腕に縋る姉の姿をまじまじと観察する。
いつもは美しすぎて作り物じみている顔が紅潮し、ささやかな胸の頂点で濡れた乳首がピンと赤く屹立する姿は何度見ても飽きない。
彼女の艶やかな銀髪が四方に散らばり、蓋をした石棺に絡み付いて地面に垂れている。
(まるで蔦のようだ)
美しい蔦が寝台ごと姉を絡めとり、そんな姉に自分も捉えられている。――そんな幻想を小さく笑って切り捨ててから、エメクはマナを強く抱きしめた。
――始祖帝の加護を失った遺跡は生命はおろか死霊の気配も無く静まり返っていたが、経年の割に状態はあの頃と大して変わらず、隠れ住むに困ることはなかった。
『姉さん……』
――だから、今までは人目の無いところでしかできなかった抱擁も遠慮なくできた。後ろから抱いた肩が拒絶に揺れることがなかったのも、静かに絡んだ手の感触も、
『エメク』
――応える声の温かさも全て自分だけのものだと思うとこみ上げてくる、狂気に近い歓喜を堪える必要もどこにもなかった。
この部屋の主は愛しい弟がやってくるまで、一人でここで眠っていて、それから彼の元へと移ったと言う。
「んっ、はぁ、あっ」
別室で眠るエメクを思い浮かべながら、彼が使う櫂の柄に恥部をこすり付けてマナは激しく腰を振る。
(彼女もこうして彼を思ったのかしら?)
ぼんやりと熱に侵される頭の片隅で考えながら、無意識でこすり付ける腰の動きは早くなる。くちくちと濡れた音に燃え上がり、弄られすぎて熱を帯びた乳首に指を這わせると、痛みが腰まで響いて思わず声が甲高くなる。
先ほどまでのエメクの動きを思い出しながら指を同調させると痛みの中に快感が芽生え、下の濡れた音がより大きくなる。
『姉さん』
エメクの声を思い出して自然と指の動きは激しくなり、硬く立ち上がった乳首を押しつぶす。連動するように櫂に腰を強く、早く押し付けて、我慢を忘れ求めるままに彼の名前を叫び続ける。
(足りない足りない足りない足りない足りない足りない足りない――!!)
口付けが欲しい、首に噛み付いて欲しい、鎖骨を吸って欲しい、胸を揉んで吸ってほしい、そして強く寝台に縫い付けてから貫いてほしい。
足りなくてこうして自ら慰めているというのに、結局エメクを求めてしまう自分の浅ましさに眩暈がする。が、それすら快楽の火種でしかない。
「エメク……!」
積み上げた快感が限界を超えて、目の前に火花が飛び散る。ピンと伸ばした足が細かく痙攣して走った衝撃の強さを物語っている。
しかし胡乱な目をしたマナは息を大きく乱し、もはや焦点を失った目を天井にぼんやりと回しながら再び腰を動かし始める。
「エメク、エメク、エメク……」
閉じることを忘れた口から涎と弟の名前を垂れ流し、女神の櫂を汚し続けた。
――水汲みは私がやると言うと、エメクは目を丸くして『力仕事は僕に任せてください』と言ってきたが、それだけは応じられなかった。
『女神様』
――拠点にしている部屋から更に奥深く下った墓所の最果てに、女神の聖なる泉は変わらずにあった。
――適当に作った桶にエメク用の水をとりわけ、それから手持ちの布を泉に浸して濡らす。それで身体を拭うと、清浄な水が皮膚にこびり付いた体液を洗い流した。
(それが目的だというのに)
――弟と愛し合った証を奪われたように思えて、無機質にまで嫉妬してしまう自身の業の深さに思わず自嘲が零れた。
――それでもやはり身を清めた方が気持ちもいいからと頭を切り替えて、冷たい水につま先を浸す。鏡のような水面に波紋が立っては消える合間に水底から白い手が伸びてくる幻覚は、何度やっても消えない。
『女神様』
――縁に腰掛け、ふくらはぎまで水に入れる。つま先で何もない水中を、いつか伸びてくるだろう手をイメージして、いたずらにつつく仕草を続けながら、奥深くにいるだろう彼女に語りかける。
『エメクは私のものです』
おわり
ヤンデレ×もっとヤンデレは正義
GJ
背徳的で好きだ
最後の一文に禿げ上がるほど同意
いいねいいね 姉弟の共依存は素敵なシチュだ
生まれが同じ主人公が同一時間軸にいたら〜ってネタ、
姉弟扱いが多い気がするな
何故か賢者だけ兄妹が多い気がする
マナのエロさに俺の破城鎚がわぁい
>>141
何となくだけど弟子と遺児が兄妹、嫡子と孤児が姉弟なイメージ。本当に何となくだが
過去作で阿部リオンがフィーを姉って呼んでた作品もあったなぁ ところで神官主人公に吸血鬼の呪文覚えさせる人って
他の出生の場合よりも多いよなきっと
さすがに止まりすぎage
こっちはROM専だったがなんか書いてみるか
マーキングされる未来しか…ウェンドリンなら、あるいは
フランとのSMで鍛えた腕が役に立つかもしれないが
>>152
いいじゃないか
しかしもう流れちまってる……保存しそこねて読み返せん トリップつけるの怖いから名無しのままですが6日で営業停止なら
そのまま皆閉鎖されてしまいそうな気もするので、過疎ってるから
記念になんかぶん投げていこうという所存であります
>>155ありがとう
「そなたは、メロダークのことが気になっているようじゃ!!」
橋の下、水晶を抱えた魔女に指さされた娘は赤い瞳をぱちぱちしている。騎士は口を
あんぐり開けていた。どう考えたって自分が呼ばれると確信していたのだから……。
「えっ、ほんとに?ほんとなのウェンドリン」
「この方がそうだと仰るならそうなのではなくて?」
「そんなー」
「メロダークさんて、メロダークさん?あの、いつもひばり亭の隅っこのほう立ってる
メロダークさんなの?メロダークさんて傭兵やってるあの人だよね?料理が趣味の」
「……趣味」
そういえば料理が好きだとは言っていたが、本人も上手いとは言っていなかった。町娘
はさらに魔女を問い詰める。
「おばあさん、本当にウェンドリンが気になってるのってメロダークさんなんですか?
ほかのメロダークさんじゃなくって傭兵のメロダークさんで間違いなんですよね?」
「ほかにだれが居るんじゃ。なにかえ、ワシの占いが信用できんのか?」
「いやだって、気になるのはそりゃわたしもわかるけど」
すっぽんぽんの大男なんて人魚しか見たことがなかったのだから。横目で見ると騎士は
土手から滑り落ちかけている。 「ねえ、ウェンドリンも何とか言ってよ、ほんとなの?」
「そうね、気になるのは確かだわ。だってとても不思議ですもの。牛乳と小麦粉を混ぜる
と、どっちも真っ白でしょう?手も洗ってらっしゃるし、道具もきれいだし……なのに
こうね?かき混ぜている内に急に黒い筋が現れて……稲妻が走ったかと思うとたちまち
泡立って……ボウルの底までまっ黒になってしまうのよ?そして動き出すのだわ」
『我思う、故に我あり』
「……なんか、そういわれてみると怖い魔術みたいだね」
台所の神秘が生んだ漆黒の生命体を総べる使役者。ありがたくない肩書だ。
「あんなこと……わたくしフランさんにしかできないと思っておりましたもの、それが
よもや他にもいらっしゃったなんて!」
「あ、そういう?」
「メロダークさんやギュスタールさんの背が高いのはお料理のせいなのかしら?だから
わたくしも背が高いのかしらね?」
「……関係、あるのかな?」
「それはわかりませんが背の高い女性は好きです」
「わたくしは嫌よ。いつか夫のお頭が禿げてしまったのを上から覗き込むなんて失礼だわ」
険しい表情でぴしゃりとはねつけた、雑貨屋は慌てて話をそらす。
「サラダ作ってると火を使ってないのに焦げた石ころになるんだよ、ふしぎだなーなんて、
あはは、はは」
「……確かに、野菜からも肉からも同じように石ころになりますね。真似しようとしても
とても難しいんです」
「真似しなくていいんだよ、真似できないよ」
「本当ね、例え希少な虹色魚であろうと、安価な卵であろうと、行きつく先に変わりは
ないのだわ……、わたくしたちもそれはきっと同じ。大変励まされることですわね」
「ほぇ〜…って納得しかけちゃったじゃん。ダメだよ失敗料理に人生訓見出しちゃ」
「そんな風に考えたこともありませんでした、ただただ食べられなくなった駄目な料理
だとばかり。僕は自分が恥ずかしい……」
「えっ、ちょっとアルソンさん」
「美味しくできるからと言って僕は自分の腕に慢心していたんです!」
「十分おいしいよ、自慢できるよアルソンさん」
「いいえ、今の自分に甘んじてはいられませんよ、市場に行ってきます!それでは!」
「まあ、さようで。ごきげんよう」
「ごきげんよってさ、行っちゃった……止めなくていいの?」
「殿方がこうと決めたら邪魔をしてはいけませんわ。ねえ?」
「ヒッヒッヒ!どうだかね」
受け取った硬貨を鳴らした魔女は、土手をあがっていく二人を見送った――。
※あとはなんとなく書いたやつ※
――荒い息遣いで悪態をつく。三人とも汗水漬くだ。
「どうしたらよいの、上手くはいらないわ!」
「……あまり無理に動かすな、砕けてしまうぞ」
「もう諦めたほうがいいんじゃ」
「何をおっしゃるの、入れてしまえばこちらのものよ!ほら見ていないで
あなたも手伝って!」
「そんな〜、勘弁してください、こんなすごい臭い」
騎士はえずきそうになりなっている、たしかにひどく生臭い。傭兵も憮然と
した顔で黙っているが普段以上のしかめ面だ。
「洗えば落ちますわ!!もういい、わたくしがやる!あなたが上になって」
「……やれというなら、やろう」
「本当にいいんですか?あなたも同じところから出てきてましたよね?」
「……それは、まあ……でも茶々入れたら、こっちまでとばっちりがきそう
だなぁ、なんて……」
妖精はフルーツサンドをつまみながらもごもごと答えてくる。
「……うぅン☆」
「おい、気づいたぞ!」
「はっ、これは……アナタたちワタシになにをしているの?」
石を片手に釘を打ち込もうとする男たちと目が合った。総毛立つ。怯えた
声で身をよじるとぎしぎしと音を立てた、木箱に半身収められているようだ。
いましも伸しかかった大男が蓋をしめようと体重をかけてくる。
「イヤーン〜〜!エッチぃ〜〜〜!」
「どこがだ」
「ワタシに乱暴するつもりね?エロ刷り絵みたいに!!」
「闇に還れ!!!!!」
思い切りハゲ頭をひっぱたいたので大変よい音がした。
「乱暴ではなく梱包よ!!もうよろしくてよ、このまま流してしまいましょう!
押して!!」
「ぬおおおお!!」
「おねがい見逃して!そうしたら、いいものをアゲル♪」
「タイツは間に合っておりますのよ」
「だったらいまつけてるこのニップレスはどうかしら(ハァト」
「この、魚介類が!!!」
足蹴した衝撃で木箱が大破し人魚の四肢があふれ出す、がそのまま川
へ転がり落ちてしぶきが上がった。虚脱し、流れていくのを見送る。川下
から優美な古代種族の金切り声が……
〜おわり〜
セルフ転載とかいうちくわ行為で失礼します。大変お世話
になりました。OSにどうやっても修正できない点がでてきて
心が折れてしまった……いままでどうも有り難うございます
944 名前: 15 ◆E9zKH0kZMc [sage] 投稿日: 2013/08/31(土) 19:26:49 l/1OrwiI0
やっぱりなんだかそちらでトリップつかうの怖いけど誰だか
わからないzip張っても怖いということで、自力転載します。
http://www1.axfc.net/uploader/so/3013814.zip
>>60向けあたしパッチです。なぜか開けないブラウザまで
発生しましたが未解決です。とりあえずはこれでおしまい 間違った性知識でフランに練習台を迫るエンダ
練習するものじゃない、なんて抵抗しようにもエンダの腕力に引き留められ
痛い筈なのに(主にウェンドリンのせいで)開花したM性が云々
ウェンドリンでフラン四連続絶頂させまくったらエラー吐かれた思い出
アヘ顔のフランが浮かんできてまじエロイと思いました
フランは「〜〜〜っ!」て歯を食いしばって耐えるけどそのうち決壊する
テレージャは一定のラインまでは余裕しゃくしゃくで、それ以降はいきなりアクメる
ウェンドリンが主人公ズの中で一番カルマ値が高いのは分かった
どうしてこうなった
ネルとキレハは良心だから
テレージャさんの餌食になんて、絶対ならないんだから
やっぱり理力には勝てなかったよ…
むしろワイヤートラップに勝てなかったんじゃないだろうか
>>171
そうなってるフランはちょっと見たいかも ペニバンなのかふたなりウェンドリンなのか、それが重要だ
空気を読まず言ってしまうが
フィーが貧乳だという流れ誰が作ったんだよ
ここで俺は細いやつほど巨乳の法則を推したい
♂顔2盗賊は男娼辺りもやってそう
その金で色々学んでる苦学生?って妄想
era東方のスカーレット姉妹の方のフランのデータ作ったやつだよ
だってあのメイド忍者、緊縛とか似合いそうなんですもの
する方もされる方も似合いそう
普段はMだけどヤンデレ化するとドSになる感じで
捕縛術やワイヤートラップを習得してフランを縛り上げる主人公か
エンダはこんなのよりも交尾の方が好きだぞ?
との事です
流石だいしゅきホールドが似合うruinaキャラ第一位、エンダ
エンダはだいしゅきホールドなんかはしないと思う対面騎乗位で絞れるだけ絞ってくる
だいしゅきホールドが蟹挟み的な何かになりかねないエンダ with肉体言語学
「こんなのがイイのか?ニンゲンってややこしいな」 ボキボキ
しかし一番産むのはキレハ犬
双子に三つ子に託卵なんでもござれ
そしてだいしゅきホールドはネル、これは絶対譲れない
ネルは正常位だな
ホールドに関しては、イッてるからする、ってよりも普通にバリエーションだろう
テレージャは最初は正常位
慣れたら対面座位
完全に慣れたら騎乗位
と、アナログな自動車の速度メーターみたいになる
一人上手だけど男性経験はなくて、少し手慣れた遺児♂辺りを振り回しつつも、堕とされる
顔射みたいなのは、自分が気持ちが良い訳ではないので、好きではないが、
フェラチオやイラマチオは何故か好き
精液の味を癖になると評するが、飲むよりは中出しの方がいい
ファッションM、ファッションレズなところがあるが、基本的にはノーマル
持ち前の頭の良さと探究心で、自分の性感帯を無闇やたらと開発してしまい、最終的にはヤリ始めの主導権しか握れなくなる
それが癪なので、相手のアナルでも攻めようかと企んでいると、おもちゃが見つかってしまい逆にアナル開発されてしまう
ってとこまで妄想したから、誰か文章にしてください
自分で書け
ぶっちゃけると主人公×ネルのSSをかきためしてて投稿するタイミングをはかってたりする
そしてよくよく見たら正常位のシチュ多かった
まあ初めて同士だし当然かw
ネルは基本的にどころか、最後までノーマルっぽいからな
多分SEXに関しては淡白
イチャラブさえ微妙だけど、愛情は深い
一緒になった当初から愛情深い熟年夫婦みたいな距離感が出来る
子供を作るのも、「じゃあ、作ろっか」レベルで軽いやり取り
自分からムードを作ろうとすると、柄にもない事をしてると自覚して笑ってしまう
少々甘え下手である事を自覚しており、少し強引に甘え「させる」と照れて、甘々になる
いやあ愛情に飢えてそうだから
父親いないし
キス、正常位、対面座位ときてからのだいしゅきほーるど、みたいな
sexは愛情を伝えあうもので快感は二の次とか
でも素質はあって主人公に調教されてビクンビクンとか
最後2行は完全に同意
ああネルかわいいよネル
緊縛ってある種の芸術でもあると思う、だからこそ美しさが欲しい
と、なるとやはりラバンさんが適任でしょう
本スレ見ていて思ったけどそういえば何かのeraだとリボンは射精できなくする調教道具だったような
えっ
ろだで作品の再配布はまずくないか
作者の許可取ったの?
DLsiteで今日出たエロRPGの絵が枯草さんの絵になんとなく似てい・・る?
探索システムもRuinaのに近いしまさか まさか な
システムについてはRuinaの影響受けてるかもしれんけど、
いくらなんでも本人じゃないと思うよ
Ruina出る何年も前からCG集とか出してるみたいだし、
そのCG集見る限り、多分その時点での枯草さんより上手いと思う
>>215
関連あるかどうかはさておき面白そうなのでタイトル教えてくれ 215じゃないがDLsite(成人向け同人)の新着ページのプリンセス〜って奴かな?
頭部の感じとかはちょっと枯草さんの絵に似てるね
自分も似ていると思ってたんだ。
過去作品のほうも心なしか似ている。
なんかへにゃっとしたかんじがすごく似てる気がする。
確証はないから(というよりどうせ別人だろうけど)はっきりとはいえないけどね
あと、男の肌の塗りが夜種王そっくり
pixivの2008年の絵は、タッチまで似てる
まぁ絵が似てることなんてプロでもあることだしなぁ
正直超●が原田たけ●とのキャラ描いたやつとか見分けつかないもん
あと双子だからだろうけどN●RUTOとサ●ンとか、こっちは見分けつくけど似てる
本人のblogで質問されてるけど、ゲームシステムを参考にさせてもらってる、との事で、肯定も否定もしてはいない
まあ、肯定する事が出来る類の事じゃあないが
本人だったら凄く嬉しいけどねー
ruinaと近いシステムで主人公が白子で中世ファンタジーなせいか余計本人かと思ってしまったよ
神様の設定とか凝ってるし
もっともruinaの設定は自作テーブルトークの流用だからっていうのもあるだろうけど
とくに蝶結びのサンプル3がすごくそれっぽい
ところでeraRuinaなんだけど規定額貯めてるはずなのに乗っ取られてしまってクリアできないyo
その前に陥落させろってことでいいの?
>>225
"7人"が抜けてた
だとしたらEASYでもかなり難易度高く感じるな >>225
eraの話はエロパロ板では好かれないので向こうでどうぞ
元はeraRuina用のスレだったはずだが、うるさいのも多いからな 全年齢向きのスレがダメということはこっちならOKなのか
似てるかもしれないけど確認しようがない
でとっくに話が終わってる
枯草氏は絵もテキストも雰囲気あって上手いけど
ああ直載的にチンチンに来るような方向性の絵とテキストが描けるかというと疑問はある
ただ、Ruina関係なく抜きゲとしてのクオリティが半端なく高いので
フィーがあれをヤられてると思うとものすごくちんこ立った
一通り見た感じ、1枚絵にいるモブシスターとモブ少女の顔と斜め顔の癖、
あと山脈地下の風景イラストの画風がすごい似てた
あと使ってるBGMもチョイスが似てる感じだな
ゲーム自体の感想はまさに>>234 販売に合わせて作者自演で宣伝はじめたんじゃないのかな>販売開始日
こういう風に自演疑惑が出るから
長々とやらずに切り上げろというのに…
作者に迷惑しかかけない場をわきまえない信者は害悪だな
ふたば民は民度低いわ
>>237
読めてたっつーなら最初から言えばいいのに
無駄に荒れるレッテル張りもやめとけ
宣伝するまでもなく評判いいし、自演呼ばわりなんかは鼻で笑われて終わりだしなあ
やってみたけど、俺は全然似てないと思った
超面白いのは同感だが
システムにちょいと共通点はあるけど
単にリスペクトしてるジャンルが同じ、かつ最近あまり流行らない部類だから似て見えたんじゃ >>239
現時点で全年齢スレにもちだした人がいたし、URLからへんなのが
流れ込んでも誰も責任とれん。大河でサイトとほかの板混乱させた前科があるから
へたすりゃ割れが流れるのも時間の問題てこともありうるんだし >>241
大河スレでRuinaを知った卓ゲ板住人だけど混乱なんてなかったよ
変なスレできてやたら伸びてるけどあれ何?ぐらいなもんで
雑談スレで軽く話題になった程度だ
印象操作に使われるのは気分が悪いので謝罪を要求するぞ こんなにレスつくくらいいるのに誰も投下してないのか
>>243
ごめんなさい、同人に出張してきたやつがキレてたから
あいつらめちゃくちゃ感じ悪いと思ってたわ >>244
そんな奴がいたのかそりゃ悪かったな
卓ゲ板住人として謝罪しとくわ
ただ卓ゲは新規さん大歓迎だからまともな住人なら人が増えて混乱したなんて怒ることはまずないよ ちなみに件の同人作品の作者が前に使ってたNHは生猫小吉
まぁだからどうということでもないんだが、たまには指紋だらけの眼鏡を拭いてみてもいいと思ったり思わなかったり
>>241
大河の時の卓ゲ住人でもあったが、むしろお節介焼きすぎて申し訳ないくらいだった
卓ゲは下手すると大河よりニッチなゲームのスレも多いし、
公式からして同人との距離近いからさほど混乱はなかった印象
公式と同人の距離近すぎてエロ同人に期待できないほどだ
隣のブースに中の人が、とかありえるから誰もやらん 結構前に本スレでこのシステムで一本作ってみたいみたいなことを言ってる人いたのを思い出した
うろおぼえだが今思えば、エロゲにするということを匂わせていたな
そもそも同一人物だったらいくら全年齢とエロゲの違いはあるとはいえ
同じシステムでもう一本つくるときに同じような世界観で同じような容姿で
同じような性格の名前の似たヒロインを連投するのが逆に考えにくいしなあ
岸本兄弟みたいに実の兄弟というのは考えにくくても、リアル友人でお互いアシ経験くらいはあるのかもしれん
特に塗りなんて身内ノークレでアシすることなんて別に珍しくないし
プリンセスサクリファイスのピクシーがエンダにちょっと似てて嬉しかった
エンディングのエンダの顔に近い感じ
テレージャって、なるほどって喘ぐ彼女のコピペみたいに喘ぎそう
遊牧騎馬民族ってことは、一夫多妻なんだろうかね、キレハのとこは
ホルムの料理は味が薄いって嘆いてるから、濃いめの味の食事をする騎馬民族ってことで
アラブ系がモデルっぽいよな
「わっ、私ですか!?」
キス勝負に出ることを強要されたダリムは断ろうとしたが、その前に主人公が口を開いた。
「あの変た……いやプリンセスは小人の土地にいたんだ。なら相手をするのも小人がふさわしいよ。
うん絶対に」
主人公の口調は穏やかだが、拒否を許さない響きを持っていた。
迷うダリムだったが、他の同行者を見回すと全員が女。
女性にあんな変態とキスさせるのは酷だ、と考え決意を固める。
「わかりました……。やりましょう」
ダリムは拳を握り締め、決死の表情でプリンセスの前に立つ。
そして、猛然と自らの唇をプリンセスのそれに押し付けた。
数分後、小人の塔に響き渡った悲鳴が誰のものかは、その部屋にいた者達だけが知る―――。
>>256
ダリムさんは王子で性格良くて強いから、もてもてに違いない
他の王族は年老いた親父と性格の悪い叔父しかいないから、婚約者とか正妻とか側室とかがいるに違いない
しかも戦争中だから、少しでも子孫を残そうと、毎日毎晩、昂った身体を女性で鎮めているに違いない
つまりダリムさんはテクニシャン
良かったねプリンセス、王子様から紳士的なベーゼのプレゼントだ 寒い冬
夜更かしして夢中でぬとぬとした文章を書きつづっていたら風邪を引いたテレージャさん
「君はぬくいなぁ……ん。もう少し強く抱き締めてくれて構わないよ」
「胸が当たるくらい、気にすることはない。余録と思ってくれ。なんなら揉んでもいい」
「ん……寒くなってきた。……もっとちゃんと暖めてくれないかな」
「ちーんっ……んび……ずずっ……しんどい……」
「……寒い……うぅぅ……さぶ、いぃぃ……」
「いる……? ねぇ……ちゃんといる……?」
「頭、ぐるぐるして……怖い夢を見るんだ……起きたとき居なかったら、私、泣くから」
「こんな風にして貰うの、いつ以来かな……むかし、小さな頃、乳母に……」
「……ん」
Ruinaの世界というか大河物語の世界には、郵便ギルド的なものはあるのだろうか
というか文通という文化が存在するのだろうか
視察かなんかで他国へ長期出張してるキャシアスから手紙が来て
それを読んだフランが「キャシアス様・・・寂しいです・・・」的な感じでキャシアスのベッドで自分を慰めて
それを覗き見したウェンドリンが「フランったら、お兄様のベッドでなんてはしたない・・・」ってハァハァして
なんて妄想をした
イイナソレ
ファンタジーのお約束だが、文明レベルはけっこう高そうだ タイタスのお陰だろうか
煙突があったり娯楽本が出回ってたりするから、手紙もありそうだな
ドットを見る限り、一番おっぱいの大きいのは、キレハなんだな
二番目でテレージャ
にゃんにゃんにゃんの日ということで、キレハとネルとチュナにネコミミつけてにゃーって言わせたい
この三人なら、どうしてもって頼み込めばやってくれるはず
キレハさん好きだーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネルにパイズリしてもらいたい
微妙にサイズが足りなくて悪戦苦闘してるとこへ頭撫でで気持ちいいよって言ってあげたい
そんでテレージャ並みのおっぱいに成長するまで揉み倒して
成長しきったら改めてネルにドヤ顔でパイズリしてもらいたい
顔1マナxアルソンのエンディングが気になってやってみたけど、結構あっさりだった記憶
ネルは個人的にFFUSAのカレンを思い起こすんだよなぁ
雰囲気とかは全然違うけど怪力で斧振り回すところとか、なんとなく
またそーゆー微妙に年齢層高めのネタをぶっこんでくるー
個人的にネルはFF7のティファとメルルのアトリエのメルルを足して2で割った感じ
ピンク髪、調合、ミニスカ、幼馴染、献身的な性格、腕っ節と大部分をカバーできる
女心の読めない俺は真っ先に
「鍛冶師似合ってるよ^^」って煽りにいってしまった
乳を出せ!って言われて、ネルの乳を出す主人公とか、そういうのがあったらいいと思いました
ネルならノリツッコミ後に軽いチョップくらいで許してもらえそう
まあ死ぬけど
そのチョップを捌いた上で、押し倒す遺児♂
いつになくマジな遺児♂に、真面目に身の危険を感じるも、上半身裸&押し倒された状態なので、思うように力が出せない
むさぼる様に口付けしてきた遺児♂に目を白黒させながら、成り行きに身を任せるままになるネル
事が終わるまで、じーっと見守るエンダ
わああああああああああ変態だあああああああああ→突き飛ばし(即死)or平手打ち(即死)
きゃああああああああああああああああああああっ→顔真っ赤にして逃げる
ひゃあああああななななななにすんのさいきなり!→両手で胸を隠す
どれか好きなの選べ
>>281
ちょっと書いてみる 関東圏は既になんら苦にならない気候になっているな(正座
フランを真似たメイドプレイ・・・
有りだと思います
設定は281のちょっと借りた
でも流石にエンダにガッツリ見せるのはまずいと思った
ある暖かい日、ホルムの神殿の庭にて―――
「エンダの頭なでなで」
「むー……」
柔らかな日差しを浴びながら、エンダの頭を撫で続けるネル
当のエンダは一切抵抗せず、目を半開きにして微かに唸り声を上げている
「エンダ、気持ちいい?」
「うー……」
少々構いすぎなのではないかと突っ込みを入れたいが、幸せそうなネルの笑顔を曇らせるようなことはしたくない
それよりも、今は際どい座り方をしているネルの太ももの辺りを凝視する方が重要だ
「どしたのエンダ、もしかして、眠い?」
「……うん」
「それじゃ、お姉さんと一緒にお昼寝しよっか!」
……なぜ、自分も連れてきたのだろうか
「……一人がいい」
「えー……」
フラフラと神殿内へ歩くエンダを、悲しそうに見つめるネル
自分は既に空気である
「あー行っちゃった……でもエンダってホントかわいいよね」
確かに、かわいいと同意しておく
「でもお母さんがいないんだよね……よし、母乳で育てよう!ヴァン、乳を出せ!」
一体この女は何を考えているのか
一瞬口から出かけた言葉を何とか飲み込み、真顔でネルを見つめる
「ま、真顔で見ないでよ、冗談じゃん」
冗談なのはわかりきっているが、変な下ネタを言われても反応に困るだけだ
いつもは性的な話題は避ける癖に
そんなことを考えた途端、服の上からでもはっきりとわかる膨らみに目線が行ってしまった
「やだなあ、わたしは母乳なんか出せないよ」
こちらの目線に気付いたネルが、胸を寄せ上げながら笑う
その仕草が、男の欲情を強く煽ることも知らずに
……だったら、出るようにしてやろうか
無言で手を伸ばし、ブラウスのボタンに手をかけ、一つ一つ外していく
「あー……あのー……ヴァン先生?何をしてらっしゃるので?」
混乱している様子のネルを無視し、そのまま一気に上着を取り去った
「◆@×θД〒☆!?なななななななななに!?なに!?」
我に返ったようだが、もう遅い
ブラジャーに手をかけ、引き千切るようにして毟り取る
「ちょっ……や、やめてよっ!」
繰り出された掌打を、寸前でよける
彼女にとっては突き飛ばすつもりの一発でも、常人が当たれば5メートルは吹っ飛ばされるだろう
しかし、避けてしまえば……主導権はこっちのものだ
ネルを抱き寄せ、強引にその唇を奪う
「ぐむっ!?……ん、ん……んっ」
初めてであろう感触に大きく目を見開くが、目立った抵抗はしてこない
そのまま押し倒し、口内に舌をねじ込む
互いの歯がぶつかり合うのも構わず、ひたすらに口内を味わい、唾液を啜る
口を離すと、ねっとりとした唾液が糸を引いた
「あ、あの、あの、ヴァ、ヴァン?なんでこんなこと……」
なんでと聞かれても、若い男が女体に興味を持つのは正常なことだ
そう切り返し、剥き出しになった乳房に手をやると、ネルの体がビクリと跳ねた
「や、だっ……そこは、あっ、やっ」
細い体のくせに、まだまだ子供っぽい顔をしているくせに、なかなかの大きさだ
遠い記憶の中だけにある母親の温もりとはまた別の、本能が求める感触
その感触を、指で、頬で、舌で、思う存分堪能する
「んっ……ふっ、ぁっ……くぅっ……」
ネルの吐息が色味を帯び、胸の先端の突起がその硬度を増していく
口に含んで吸い上げると、ネルが背中を逸らして喘ぎ声をあげた
「だっ、だからっ、母乳なんか、出ないってばあ」
泣きそうな声での抗議を無視し、今度は手をネルの下半身へと伸ばす
強引にスカートを脱がし、股間を撫でる
すでにショーツのクロッチ部分はぐしゃぐしゃに濡れ、半ばその用途を放棄していた
「ちょっと待って、タンマ、ストップ、ストップってば!」
流石に駄目なのか、初めてまともな抵抗を受ける
ここで続けるのは流石に憚られるので、愛撫をやめて体を起こし、ネルと向き合う
「ヴァン……本気なの?」
ネルの目に、うっすらと涙が浮かんでいた
それでも、絶望や嫌悪と云った類の感情は見てとれない
見つめ合いながら、自分の恋情を伝える
行為自体は勢いからだったが、ネルを想う気持ちは本物だ
「そう……」
満足のいく答えだったのだろうか、ネルの頬に赤みが差す
照れたような表情が、この上なく愛しい
「……たまには……お店、手伝いに来てね……」
ネルは小さくそう言うと、貞操を守る最後の布を自ら脱ぎ捨てた
髪と同じ色の淡い陰毛、そしてその下の、愛液で光る秘部を曝け出した
「ん……いいよ……」
もはや愛撫を行う余裕はない
ズボンからガチガチになった自身を取り出し、秘裂にあてがう
少しずつ、少しずつ、硬く締まった肉を押し分け、ネルの膣内を犯していく
「い゛ぃっ……あ゛、あ゛、いた……痛いっ……」
苦痛に呻く声が響く
一瞬戸惑うが、ネルは両足でこちらの腰を捕まえ、より奥に導こうとしてきた
「いっ……つ…………はっ、はっ……うん、だい、じょう、ぶ……」
目から涙を、秘裂から血を流しながらも、ネルが笑顔で微笑む
そんなネルになるべく痛みを与えないよう、ゆっくりと腰を振っていく
煮え滾るような膣肉にきつく締めつけられる快感、呻き声をあげないように必死で歯を食いしばる
「んっ……んっ……気持ちいい?……そっか……んっ、じゃあ、もうちょっと、頑張るね……」
もうちょっと……確かに、長くは持たないだろう
腰の動きが無意識に速くなり、快感が膨れ上がっていく
くびれた腰を片手で掴み、あいた手を再度、揺れる乳房へと伸ばす
ネルの嬌声、膣内の熱さ、乳房の柔らかさ、その全てを感じながら射精感を高め、そして―――
「ヴァンっ!……んぅぅっ…………」
自身が、ネルの膣内で歓喜に打ち震え、溜まりに溜まった性欲が、ネルの子宮に注ぎこまれた
「ふーっ、ふーっ……ヴァン、イったの?」
軽く頷いて力を抜いてネルに体重を預け、きつく抱きしめる
鼻腔をくすぐる甘い香りに心が癒されるが、膣内に納められた自身は再び硬度を取り戻しつつあった
「えっ、もう一回?……ふふ、いいよ」
その後は、欲望のままひたすらネルを犯し続けた
秘裂から溢れ出た愛液が地面に染みを作り、辺りに濃密な雌の匂いが漂うころには、ネルの反応が明らかに変わっていた
「あぁん……もう一回、もう一回お願い……」
男を知った膣壁がもたらす快感に酔い痴れた少女が、我を忘れて腰を振るようになるのに、そう時間はかからなかった……
一方、神殿内では……
「ヴァンとネルは何をしてるんだ?」
「君が知るにはまだ早いことだよ」
「エンダも混ざっていいか?」
「それは……倫理的にまずい気もするが見てみたい気も……ブツブツ……」
「いいか?」
「……いや、二人の邪魔になるから見守るだけにしておこうか」
「うい」
目を覚ましたエンダと偶然来ていたテレージャの間で、そんなやりとりがあったとかなかったとか
おわり
人生一度、フランを楽しもうとかいうフレーズが浮かぶ
14歳じゃじゃおねショタになりません助けて
ふと、だれが一番ヤンデレに向いてるか考えたらダントツで主人公だった
白子族イベント後とかやばそう
でも主人公が病んでも男性陣はともかく女性陣は臆することなく向き合って正気に戻しそう
男性陣でそれができそうなのはラバンしか浮かばない
暗黒料理人はどっちもヤンデレの素質あるんじゃないか
メロさんはヤンデレと言うか、普通に薄幸が思考を深刻にさせてるだけで、素はただの変態ってだけだと思うよ
フランは、あの育ちにしては普通じゃないのか
暗黒蘇生物質が郷土料理の時点でフラン個人ではなくNINJA文化の問題な気もする
ポララポはホルムの郷土料理じゃないっけ?フランは得意(成功率高い)ってだけだったような
実家の台所がすごく熱いとはいってるけど、レベル1時点では料理できないから
レンデュームで習ったせいで暗黒料理ってわけでもないんじゃないの
>>306
台所が暑いって言ってるのは領主の屋敷のことじゃないか
パリスかしーぽんと騎士主人公がいるとそれらしい反応がある 「あんたん家」は城館か。逆に地上ででてたフランはメイドだから料理しない説なら
自分の部屋にある台所なのかな。それとも招いた政敵を暗殺するために(ry
アルソンもレベル1だと料理覚えてないぞ
メロダークにいたっては5ぐらいにならないと料理ができないはず
おめーらエロに関係ない話題で盛り上がってんじゃねーぞ
手料理を食ってぶっ倒れた騎士主人公を膝枕で介抱するうちに妙な雰囲気になるも
なまじ自分に負い目がある分普段のようにあしらえないで流されてしまうフランという体でよろしく
>>311
工夫した結果wwwwwww
口にすると死ぬ料理の話をしてるんだ >>312
「漏れちゃうナリ!!」
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥ」
「オエエーーッ(怒)オエエエエエエエロエロエロエロエロエロエロエエエエエエエアアア゛ア゛ア゛ア゛アア」←エロ成分
「キ、キャシアスさまー!」
ノロ系バイオハザードのスカトロしか思い浮かばない件 GEndでネルに町を出るっつって告白させてから町の外に出るのではなく眠りにつくのがジャスティス
俺のこと好きって言ったよね?ね?とか言いながらなんやかんやする
「旅に出るって言わなかったっけ?なんで酒場に泊まるのさ」
「ごめん嘘。あんまりにも君との仲が進展しないものだから」
「あー……もしかしてわたし、はめられた?」
「いまからハメられるんだよ」
「ちょっ、なにしてっ、ひゃあっ」
「さっき俺のこと好きって言ったよね?なら、抵抗しないで」
「……わかったよぅ……アベリオンのえっち」
……ふう
>>316 315ですがありがとう、ありがとうございます 八世さんは一応子持ち
ということは…出るんですよね?
いや、何がとは言いませんが
オハラさんのエロもあったっけなぁと過去ログ読み返したら、名有りサブキャラもほとんど網羅されてんね
見当たらないのが闘技場の女戦士とかそういうレベル
顔グラフィックあってまだとくに出てきてない人型キャラは港の人と月の人がいたような
見た目同じでも泉の妖精とタイタスは普通に何度かエロイのあった気がする
ピクチャーのみで未登場は市場の人と墓場の人とかかな
逆に14歳さんはグラもセリフもいっぱいなのに、SSの中のテレージャの原稿のなかでしかエロいことしてない記憶
妄想したら騎士女と許婚だったけどアルソンさん登場でポカホンタスみたいな状況からのキレ芸とか
環境としてはおかしくないけど、初登場の時誰だこいつみたいな反応してたのがなー・・
よしお前ら俺が今本当にオハラさんのエロパロ書いてるから楽しみにしてろ
長くてもあと4ヶ月以内には書ける
オハラさんキスシーンまでなら一応あるけど需要ある?
>>334
主人公はヴァン
そんな長くいけどキスシーンまで。だからエロはなし ここの女主人は身勝手だ。
普段はそこにいないかのように接してくるのに、客が居ない時だけ常連扱いしてきやがる。
おまけに金を落とさなきゃ話も聞いてくれない。
ここの女主人はいつも身勝手だ。
コーヒカップが揺れた。かたりと音がして、静かに店中に響き渡った。
時は真昼。日差しは一番高いところに来ていて、中まで十分に光が入ってこない。外の
向日葵色は扉に遮られて薄暗さに交わらないまま。朝は何処にいても話し声が聞こえてく
るような店内だったのに、今は何処にもほこりが舞っていない。
「ひばり亭」には俺とオハラしか居なかった。
先程から飲んでいるコーヒーはオハラが淹れてくれたもので、すでにカップの底が見え
始めている。こう早くから酒を飲む気にはなれなかったが、オハラはろくに金を払うつも
りがないなら帰りなさいと言って引っ込んでしまった。
コーヒカップを置いて、カウンター越しに彼女の背中を見る。
そう言われても、俺はここを出る気はなかった。こうして、朝からずっとひばり亭にい
ることが出来る。こんなことも、今では久しぶりなのだから。
思えば、昔から暇な時があればいつだってここに寄っていた。ここは常に、不思議と俺
を落ち着かせてくれる。例えオハラが何も言ってくれなくても、それでもよかったと、そ
うずっと感じていた。だが、今となってはそれは過去の事なのだ。近頃は冒険にかかりっ
きりで満足に休める日もなく、自分に融通が効かなくなっていた。休息を取ろうとしても、
疲れた体はひばり亭に向かわずその場に崩れ落ちるだけ。知らず知らずのうちに、ひばり
亭も、オハラも、遠く離れて行ってしまってた。
再びコーヒーを飲む。中身はとうとう無くなった。
閉めきった室内に風は吹かない。俺はまだここにいる口実が欲しくて、向こうのオハラ
に声を掛けておかわりを頼む。程なくして、短く、小さく返事が帰ってきた。まだ、彼女
の目は俺を見ていない。
わずかな光から生まれるオラハの影が、俺の目にかぶさった。
そして、思った。今しかないと。今、何かオハラに話しかけないと、もう届かなくなっ
てしまうと。
オハラがこちらに振り向く。彼女の手が目の前に伸びていき、影はやがて引き伸ばされ
る。辺りは湿っていて、暗い。店の中には、二人しか居ない。
「オハラ…………なあ、お前は」
想いが、口を衝く。
「俺のことを、どう思っている?」
一瞬、彼女の動きが止まった気がした。俺はカウンターの向こうのオハラを見つめる。
目前にある彼女の瞳はえも言えない程綺麗で、いつの間にか引きこまれ彼女が俺を見つめ
ているのではないかという気さえしてくる……
そして、ようやく、彼女の口は俺に向けられる。
「そう……あんたはいつでもバカで、子供で、勝手な奴だって、昔から思ってたわ」
無言。オハラを見続け、その先を期待する。
「……だからいつも……あんたの事、ずっと放っておけない奴だって、感じてた」
オハラがコーヒーカップを手に取る。2杯目のコーヒを注ごうとして、彼女は再び背中
を向ける。そして俺に、一つ問う。
「ヴァン、あんたにとってここは何?」
すぐさま答えが出る。「それは、俺にとって、いつになってもオハラがいる場所だ」
また、彼女は沈黙した。薄く光も映らないこのひばり亭で、ことさらに濃く黒色が満ち
るそのカウンターの最奥にオハラは佇む。影にある彼女の背中は小さく見える。彼女の背
中は何も言わない。
数多の時間が過ぎたかもしれない。やがて、彼女は背中を向けたまま、2つ目の問いを
俺に問うた。
「……どうして、ここに来なくなったの」
時は流れなかった。
コーヒーがそそがれその音が響くこの店内にはまだ、二人きりのまま。頭のなかに声
が響いて少しだけ考える。オハラへの正しい答えを。すぐに悟った。今の問いの持つ意味を。
唇を噛み締める。一つしか無いと思えた。オハラの問いにすべて答える、そのために為す
べきことは一つしか無い。
伝えなければならない。俺は、オハラに今の想いを!
「ああ……昔の俺はお前を見て、それはいくら手を伸ばしても掴んでくれない蜘蛛の糸の
ように感じていた。それはいつも俺に近づいてくれない……」
「…………」
「すべて満足だったんだ。それでも、届かなくも、俺はそれでいいと思ってた」
オハラの手によってコーヒーが注がれている。
「でも! 今になって、このままじゃお前との糸が切れそうな気がして、もう切れたらニ
度と掴めない気がして!」
感情に駆られ席を立つ。
「それでやっとわかったんだ……」
想いを言葉に足していく。もう、次の言葉は決まっている。
彼女の背中が震えているように見えるのは、気のせいじゃない。
「お前と、一生離れたくない!」
濃い灰色を纏うこのひばり亭に、声は届いていった。コーヒカップに最後の一滴がそそ
がれた。
いまだ後ろを向いている彼女の肩をカウンターを越えて掴み、強引にこちらを向かせる。
暗い店内の中、俺は彼女を強く見つめる。彼女もまた俺を見つめてきた。
ふたりきりのひばり亭で、その潤んだ瞳に魅入られる。彼女の確かな想いが欲しい。ふ
たりの糸を結びたい。全ての気持ちが昂ぶって、想い人の名前を叫ぶ。
「オハラ!」
彼女の体を激しく引き寄せる。体が合わさる直前で、オハラも俺の名前を呼んだのが聞
こえた。
「ヴァン」
きっともう糸は離れない。解けないだけ、きつくそれを結ぶから。
そして、カウンター越しにキスをした。
カップの中身は、満たされていた。
SS書くついでにパリスとオハラさんのやり取りも書こうと思ってたが先を越されたか
ちょっと悔しいが乙
読みたいよー
ウェンドリン×アルソン
シーフォン×フィー
足りない足りないぜ
せっくちゅしないと出れない罠部屋妄想…
誰ならいいかな
そりゃ当然、♂主人公とメロダークとかパリスとかアルソンとかゼスだろう、本編の乗り的には
「脱出はSEXのあとで」ということですねわかります
偶然二人ずつのペアでせっくちゅすることになった四人
盗賊♂主とパリス、そしてネルとダリムは無事に脱出できるのか!
どうしてパリスには悲惨な未来しか予想が出来ないのは何故なんだぜ?
S的装備で鞭にブーツまでもっておいでなのに生え際とベッドサイドで
落ち込んでるグラのせいでMどころかN(ノイローゼ)疑惑
熱々ギトギト火山罠部屋に閉じ込められた四人!
脱がなければ出られない!
メンバーを紹介しよう!
まずはダリム!野種王!メロダーク!
そしてパリスだああああああああ!!
>>352-353
「じゃ、ヴァン、あっちの部屋でしよっか」
「即決かよ!お前ら二人がそっち行ったらオレがこのオッサンと組むことになるだろうが!」
「パリス殿、私では不満でしょうか?」
「不満だとかそれ以前の問題なんだよ!」
「だって女の子はわたしだけなんだから、一組はそうなっちゃうんだよ」
「むしろ私は男性とのほうが」
「ほら、ね?この組み合わせが一番いいんだよ」
「ふざけんな!オレは絶対ヤらねえからな!」
「しょうがないですね……かくなるうえは力尽くで……」
「こっちに来るんじゃねえええぇぇぇぇ」
「あっ、見て!扉が開くよ!」
「これで脱出できますな」
「やっとか……」
「帰ったらお母さんに報告しないと……」
「お前はいいよな、いつも幸せそうで」
「えへへ〜♪」
「パリス殿、私達も……」
「こっちに来るんじゃねぇっ!」
普通に書くより会話だけ、短いやつのほうが書きやすい
文章力ってどうやってつければいいんだ パリス「うわああああああここから出してくれええええええ」
ダリム1「どうして逃げるんですかパリスさん」
ダリム2「早くどのダリムと組むか決めましょうよ」
ダリム3「さあ!!!!」
これまで投稿された中でおすすめの作品を知りたいんだが、何があるだろう
過去スレ見てみると結構いろんなジャンルのssがあって迷う
色んなジャンルがあるからこそ、好きな方向性を先に言っておいた方がオススメしやすい
たとえば王道純愛エロゲ好きなら学園Ruina系がいいとか
ネルは制服似合わなさそうだけど体操服(ブルマ)はめちゃくちゃ似合いそう
尻をわしづかみにしてバックで突きまくりたい
父の死や自分の出生の秘密その他もろもろで若干ながら幼児退行を起こすようになったキャシアスをフランがあやす
というのを考えた
それぞれ父を師、キャシアスをアベリオン、フランをネルに挿げ替えてもできそう
フランのまな板に顔をグリグリさせて不満顔をするキャシアス
幼児退行のふりをしつつネルの乳首をこねくり回してビクンビクンさせるアベリオン
ありだと思います
パリスのまな板に顔をグリグリさせて不満顔をするヴァン
幼児退行のふりをしつつテレージャの乳首をこねくり回してビクンビクンさせるエメク
うーん
おいヴァンはチュナだろ
妹に幼児プレイ要求する兄とか変態すぎてパリスとは別ベクトルのダメ人間すぎてどうしようもなくていいじゃねーか
チュナのまな板に顔をグリグリさせて不満顔をするアイリ
幼児退行のふりをしつつシーフォンの乳首をこねくり回してビクンビクンさせるフィー
いけるな
犬の乳首数えたことないの?たまにわきのところにいっぱい乳首ある女性もいるしな
イドと触ネル手と触エンダ手と触キレハ手と触手と触テレージャ手と触フラン手。
エンダはなんかガチっぽくてあまり触手が向かないけど
ネルキレハテレージャフランはいい感じ
むしろエンダは触手がはえそう、爬虫類進化的に
古いけどビジターて海外ドラマのスターチャイルドみたいに蛹化して脱皮して美女になりそう
触手から出てくる甘くて白い粘液をちゅーちゅーするエンダ
Ruinaで触手っぽいものって、ニョロくらいだったか?
はぁーマジでネルを押し倒したい
本スレに書きこんだら妄想が止まらんくなってきた
ネルの足の指をもみもみして
猫足のタレーリア履かせてあげたいよー
物凄く寝取られ物書きたくなってきた
でもNTRって寝とるまでの状況書かなきゃならないからだるい
ネルが寝とられる展開だけは見たくない
かわりに純愛ものならいくらでも書こう
>>390
教授「今度のことが終わったら……必ず貴君を迎えに行く」
姫「せんせ!」
姫「ハッピーエンドはぁ、ありまぁ〜す!」 人がいるか分からないけどこっそり投下。
シーフィーというよりはシーフォン←フィーのような…?
ぐっだぐだに長い上さして明るくもないですが。
***
わたしは夢を見る。
あの災厄が始まった夜から見始めた、ひどく不快で、不吉で
そして同時に現実との境界が曖昧になるくらいにリアルな悪夢と同じように現実的で、
それでも今まで“わたし”に関しての夢でしかなかったモノとは違う夢を。
誰かがわたしを探すあの夢を見なくなって、廃墟と幻の街を行き来して、地下に出来た巨木を登って妖精の王様に出会って。
悪夢を見ていたことをすっかりとは言えなくとも忘れ始めていた頃には、わたしは小人の王子(見た目が王子かどうかはともかく)と一緒に小人の国の統一を手伝っていた。
そんな頃だった。わたしがまた夢を見たのは。
…………
わたしの手にはお師匠様から託された大事な『鍵の書』がある。
大廃墟の書庫で完全な形になったソレを抱えるわたしの前に現れたのは、酒場で喧嘩をしている所に鉢合わせして、そのまま成り行きでライバル宣言された…わたしと少し違う術を使う、わたしと同じ魔法使い。
シーフォン君。
彼がお師匠様の持つ『鍵の書』を狙っていたのは知っていた。
わたしと一緒に探索をしていた時だって、お師匠様から薬の材料を貰おうと立ち寄れば寄越せ寄越さないの問答をしていたし、
一緒に探索をしていない時は、わたしが探索に疲れてくたくたになってお師匠様の庵に戻ってきてもやっぱりその話をしていた。
だから、わたしが手に入れた……お師匠様の最期の言葉で託された…この大事な書物を、きっと奪いに来ることは知っていた。
“……よお、.....。こんな場所で奇遇だな”
呼ばれた筈のわたしの名前は聞こえない。
“その『鍵の書』をずっと探してたんだ。僕に譲ってくれよ”
出来ない。
シーフォン君に渡せば悪用するとかそんな事は思ってない。けれどコレは…コレだけは、お師匠様から託された大事な……
“なんて言っても、聞いてくれる訳ないよな。お前の師匠の形見だしな”
“なら、実力で奪い取るだけだ!”
わたしは必死で抵抗する、そして――
“どうしてお前なんだ?…何故お前が選ばれたんだ?僕とお前にどんな差があるってんだ!―畜生、畜生ッ……”
言い捨てて、ボロボロの君が逃げていく……そして。
地上に戻る術もなく、生還が絶望的になったシーフォン君を闇が包み込んで、帰ってこなかった。
…………
最初、その夢があまりにもリアルで、目が覚めた時わたしは心臓が壊れるんじゃないかってくらいドキドキしていた。
本当にシーフォン君が居なくなったんじゃないかと、自分の身支度もそぞろにオハラさんの酒場に駆け込んで……
そこで、いつもの様に椅子にふんぞり返ったシーフォン君を見た時、私は安堵で泣きそうになった。
直後に、そのシーフォン君に「お前朝からそんな顔して何してんの、馬鹿か?」と言われたのに、
“ああ、ちゃんと此処に居た”って泣きだして「ばッ……何でこれくらいで泣くんだよ!ばーかばーか!……おい、泣き止めよ!」って言われても、やっぱり涙が止まらなかった。
これがひとつめ。
あ、大事なこと言い忘れてました。エロ無しですごめんなさいごめんなさい
***
そのあとわたしは大変な目にあった。神殿軍がわたしの大事な…お師匠様の庵を襲って。わたしを庇ったお師匠様が死んでしまって。
“…銀色の塔を探しなさい”
かつて奇妙なメダルを置いたその場所から、お師匠様が継承してずっとずっと守ってきたという『鍵の書』の断片を見つけた時、わたしはくらくらして、ひどく怖かった。
だって、そう、これは
あまりにもあの夢と似すぎていて。半分しかない『鍵の書』を読んだわたしの脳裏に閃いた場所が、あの夢と同じ場所で…
本の断片を見つけた瞬間からまったく喋らなくなったシーフォン君に胸が押しつぶされそうな不安を抱いて、
それでもわたしはお師匠様との約束を守らなければならなかった。隠された、もう半分を見つけて……そして
「………なあ、フィー」
わたしの横にいた、シーフォン君がふいに言葉を発する。やめて欲しい、その先を言わないで欲しい、なのに
「その『鍵の書』をずっと探してたんだ。僕に譲ってくれよ」
出来ない。分かってるはずだ、シーフォン君だって私がお師匠様との最期の約束を、どれだけ思っているかなんて―
「なんて言っても、聞いてくれる訳ないよな。お前の師匠の形見だしな」
俯いたまま、シーフォン君がくつくつと笑う。
「………なら、実力で奪い取るだけだ!」
わたしの目の前に、ボロボロのシーフォン君が杖を頼りに膝をついていた。
わたしも勿論同じくらいボロボロで、けれど……立っているのは確かにわたしだ。
「……なんで」
割れそうなくらい歯を噛み締めたシーフォン君が言う。
「どうしてお前なんだ?…何故お前が選ばれたんだ?僕とお前にどんな差があるってんだ!」
不吉な予感がざわざわと背筋を這い上がる。畜生畜生と吐き捨てながら、シーフォン君はわたしから逃げようとする。……一人で帰るにはあまりにも無謀なほどにボロボロなままで。
「………ッ、シーフォン、君ッ!」
血の滲んだ彼の真っ赤なローブを掴む。悔しそうな顔に驚愕の色が差す。嫌だ、行かないで、居なくならないで、消えてしまう、わたしの前から……!
本で読んだ回復の魔法で彼を必死に癒やす。
「……どういうつもりだよ、僕を哀れみやがって…!馬鹿にしやがって!」
何時もの悪態とは比べ物にならないくらいの憎悪の言葉。だけど彼はそれだけでわたしを拒もうとしない。
「だって、このままじゃ……こんな傷で、一人で帰るなんて無茶だよ」
「ふざけるなよ、そうやって、何時も……!いつかお前は、絶対に僕を助けたことを後悔するだろうよ」
「……そんなこと」
「…………離せよ、フィー」
治療を終えたわたしの手を強引に振り払って、シーフォン君は走り去っていく。夢と似た光景、だけど瀕死で逃げていく夢の中の彼と違って、
表現はおかしいかもしれないが“元気そう”に離れていく彼を見てわたしは泣きそうなくらい安心した。
翌日、やっぱりシーフォン君は酒場にいて。話しかけても口を聞いてくれなかったけど一緒にまた来て欲しいと言う言葉に無言で立ち上がると、
そのままわたしの腕を乱暴に掴んでずんずんと歩いて行く彼を見た時、あの夢が全て本当にならなくて良かったと心から思った。
その後も、わたしは遺跡を更に潜って、地下の雪山(表現がどんなにおかしいか知っていてもこれが現実だから仕方ない)で遭難しかけて眠らないようにパリスと見張り合ってたら取っ組み合いになったり、
小人の国にあった温泉でネルと一緒に泳いだり、奪われたわたしの大事な町をアルソン君と一緒に取り戻したり。
長い時間をかけて―それでも数ヶ月は、あっという間だったけれど―奇妙な色の壁で閉ざされた大廃墟の奥…墓所に進んだ頃。わたしが、知りたくもなかった最悪な出生を知ることになった頃。
また、夢をみた。
…………
闇が深い。
目の前に居るわたしと同じ眼の色と髪の色をした王の成れの果ては、わたしの体を復活の依代として手に入れようと襲い掛かってくる。
パリスが気合を入れた雄叫びを上げて、手にしたねじれた剣と突剣で突っ込んでいってその闇そのもののような体を抉る。
間髪入れずに魔力を高めたわたしの破壊と創造の光が王を包み込むと、トドメとばかりにシーフォン君の放った異界の魔剣に貫かれ、王はその動きを止めた。……だけど。
実体の無い姿を不利とみた王は、わたしに“栄光の都”に来るように命じると地上へと消えていく。
実体のあるわたし達はソレを見送るしか無い、いや
“おい、待ってくれ……待てよ!”
シーフォン君が、その闇を引き止める。その口調には一切の余裕が感じられない。
“僕に力をくれ、お前の知識を僕にくれ!.......が駄目なら、僕を使え!”
また、呼ばれた筈のわたしの名前が聞こえない。その口調には焦燥が浮かんでいる。彼は、なにをいっているの?
―力に対する渇望、余が小さく愚かであった頃に似ている。
ならば来い。そなたに力をくれてやろう―
行ってしまう、止めなければ、手を伸ばす、その手を―
“さわるな、手を放せ!”
振りほどいて、彼は走って行く。その体が、闇に包まれて―――消えた。
つぎにかれのすがたをみたとき。
そのからだはおうのよりしろとされ。
“僕に……相応しい末路だろ?”
わたしたち、は、たたかって、かれ、を、ころし
“じゃあな……奈落で待ってるぜ”
…………
お師匠様の死を目の当たりにしても、心のなかの痛みはともかく表面上は少し離別の涙を流しただけのわたしが(もしかしたら、あの時は大変すぎて余裕がなかっただけなのかもしれないけど)
叫んで飛び起きて、そのまま激しく嘔吐したのは初めてだった。
その日は流石に遺跡の最奥に近づいているとはいえ探索なんかする気になれず、気分が悪いと宿の一室に篭ってひたすらネルとパリスと……それからシーフォン君も心配させたらしい。
「自分の出生の秘密が分かって絶望して冒険できないでちゅ、ってか?…ふざけんな、贅沢言いやがってこの馬鹿!」
あんまりと言えばあんまりな言葉とは裏腹、その顔が心底心配そうに歪んでいてわたしは泣いてしまった。
生きている。
シーフォン君は生きている、あれは夢で、また、あの時と同じように―
現実になりかけるのだろうか。
闇が最も深くなった玄室に辿り着いた時、わたしが夢でみた時と同じように王の成れの果てはわたしと同じ髪と瞳をしていた。
魔力の奔流―集中して破壊と創造の力を放つ。シーフォン君が異界の魔剣で王を切り裂く。一瞬で王の懐に潜り込んだパリスがその両手の剣を翻し、実体の無い王を霧散させた。
―栄光の都に来るがいい。
影ではなく実体をもってそなたをねじ伏せ、その肉体を奪うとしよう―
闇が遠ざかる…逃げていく。実体のあるわたし達に、物理の法則をねじ曲げて地上へと消えていく王を引き止める術は―
「……待ってくれ……待てよ!」
「…シーフォン君………?」
やめて、呼び止めないで―お願い、また、あの時のように
「僕に力をくれ……お前の知識を僕にくれ!コイツが…フィーが駄目なら、僕を使え!」
闇がシーフォン君に手を伸ばす。誘っている…その闇に手を伸ばせと、こちらに来いと。あの悪夢が蘇る、わたしは咄嗟にその手をシーフォン君に伸ばし――
「…え?」
夢の中で、突き放される言葉と共に振りほどかれたはずのわたしの手は。しっかりと、シーフォン君の手を握りしめていた。
「……手を放せよ」
「……やだ……」
力なく首を振る。行かないで欲しい。
「なんだよ、クソっ……何なんだよ、お前は!」
―迷いのあるものに用はない―
シーフォン君のその躊躇いを許さないとでも言うように、言い捨てると、闇はあっさりと上空…地上に消えていった。
「畜生!手を放せ!…力を、力を手に入れるためだけにここまで来たってのに……畜生……!」
わたしが手を放す気も、王がシーフォン君を振り返る気も無いと悟ると、彼はがっくりとその場に膝をついた。乱暴に手を振り解かれる。罪悪感が心を襲った…けれど、
(これで、シーフォン君がタイタスに身体を奪われることも……死んでしまうことも、無い)
彼は落胆からだろうけれど、わたしは安堵でその場にへたり込む。
「お、おい……フィー、何やってんだ!アイツ、どっかに逃げやがった、早く捕まえねえと…」
早く地上に戻るべきだとパリスが困ったように声をかけてくるけど、それに答える余裕がなかった。
俯いたままその場に膝をついていたシーフォン君が、弾かれたように顔を上げて、両手でわたしの襟首を掴んでも、わたしは呆けたように動けなかった。
「何のつもりだ、何のつもりだよお前は…!お前のせいだ、お前がいるから、僕は…これ以上、僕を惨めにさせる気か!」
「オイシーフォン、てめえ何してんだ!」
私に掴みかかるシーフォン君。それを止めるパリス。さっきまで全ての元凶と命のやりとりをしていたようには見えない光景。
余裕の欠片もないシーフォン君の表情を、声を聞いているうちにわたしの中の何かが決壊した。
「…う…うぅ……」
「……あ?」
「…フィー?」
「うえぇえぇぇぇん!うああぁ……っぐ、ひっ……わぁあぁん!よ、かったよぉ…シーフォ、ひっく……ン、君…いなく、なら、なくて…うえぇ……」
ひどい泣き方だ。自分でもそう思う。こんなのほとんどぐずって泣き出す子供のソレと変わらない。だけど、その恥も外聞もかなぐり捨てたようなわたしの泣きじゃくり方を見て、
シーフォン君は何故か困ったように嘆息した。
「……ちっ」
掴んでいた襟首を放される。その代わりと言わんばかりに乱暴に手首を掴まれた。そのまま、強引に立たされる。
「わ、あっ」
「アイツは上…地上に行ったに違いねえんだ、とっとと戻るぞ、こんな所にもう用はねえ」
ぐいぐい引っ張られる。痛い。自分のペースで歩けないのは辛いしましてこの場所は暗くて視界が悪いし足元も覚束ない。
「おまっ……どこまで勝手なんだよ!」
悪態をつくパリスが追いかけてくる。
躓いたり転びかけながら、それでもわたしは強引に引っ張っていく手の温もりと、目の前に居るわたしとさして変わらない大きさの背中を見ながら、
心のなかが満たされたようで、ぐすぐすと何時までも子供みたいに泣きじゃくりながらシーフォン君の手を振りほどこうとはしなかった。
わたしは夢を見なくなった。何度も私を苛んだ悪夢は、いつの間にか忘れ去られていく。
全ての元凶を倒した後のお話は、また、別の機会に。
***
1週目アベリオンでプレイする→幼なじみコンビが便利すぎてシーフォン放置→鍵の書イベで離脱してショック→アーガデウムで何とか奪還
を経て、2週目はフィーでガッツリしーぽんと冒険しておりました。3人目の仲間はパリス。通常戦闘の負担がパリスに行きまくり。
他の賢者主(男か女かは特に決めてない)の辿ったルートを夢に見た…という感じになってます。なので別に特定の一人とかじゃなく
いろんな世界でシーフォンを見捨てた、若しくは助けられなかった賢者主の後悔が…みたいな
>>395
一行目でズコーなったやないか!
面白かったからいいけど 考え付いたから書いた
反省はしていない
ある日のアベリオンとパリスの会話
パリス「なにか差がある気がする」
「差がある気がする」
「なにが?」
「ネルの、お前とオレに対する態度が、だよ。同じ幼馴染なのによ」
「そうかい?」
「例えばこのセリフだ」
「大丈夫だよお母さん、アベリオンと一緒だもん」
「このときオレも一緒にいたよな」
「あー……ホルムの街に魔物の群れが来た夜の会話だね」
「アベリオン『たち』になってるセリフもあるな」
「あるね」
「このときオレも一緒にいたよな」
「いたね」
「…………………………」
「いや、僕視点でのストーリーなんだから、僕は絶対いるじゃん?君はいないかもしれないじゃん?」
「メタいな……けど、オレはお前が家を出た瞬間確定でかち合うんだ」
「ほ、ほら、ラバン爺も触れられてないよ?」
「あのじいさんはネルよりも後に仲間にできる」
「う……」
「よし、次だ」
「え……そ、そう……?」
「……まあ、わたし、よく熊娘とか怪力女って言われちゃうし、確かにぴったりかもね……ははは……」
「鍛冶屋が似合いすぎるって言った時の会話だね、別に何ともないと思うんだけど」
「オレが熊女って呼んだときは首絞められたぞ」
「うーん、僕は直接熊女呼ばわりはしてないしなあ、パリスの口が悪いよ」
「オレあいつにハゲとかバカとかすけべとかダメ人間とかシスコンとかいわれてんだぞ!」
「ハゲとバカはギャグっぽいノリだし、ダメ人間とシスコンは口に出してはいないじゃないか」
「ぐっ、そもそもなんで夜中にお前に相談に行くんだよ」
「散歩中に偶然会っただけだよ」
「それ以外の台詞もやたらしおらしくなかったか?」
「好感度高い状態でのイベントだし、雰囲気もいいからね」
「ちっ、またメタいこと言いやがって」
「もう他にはない?行って大丈夫?」
「いや、まだある!グッドエンドでもオレは嫁入り相手として考えられてねえじゃねえか!」
「それは残念でもないし当然、定職ないんだし」
「神官主人公が川で溺れた後、泣きながら抱きつかれてるけど、俺がウリュウに切られた後はそんなこと無かったぞ!」
「君は死にかけたわけじゃないからね(自分でもメタいこと言ってるじゃないか)」
「あいつなにかあるとお前のことが心配心配言ってるけどオレは言われたことなんかねえ!」
「そりゃ君の目の前でパリスが心配だーなんて言うはずが無いよ」
「雪山でビバークしてる時にお前ら密着してただろ!」
「そうしないと寒いじゃないか」
「寝言でもお前のこと呼んでたぞ!」
「でも夢の内容はいいものじゃないし……あ、もう時間無いから、僕はもう行くよ」
「行くってどこにだ?」
「嫁に行く云々の話知ってるんだよね?つまり、そういうことだよ」
「…………ね」
「まあ結論を言うと、君が普段ネルにとってる態度のせい。あ、あと、誘ったの君だからお会計よろしく」
「死ねえええええええええええええええええええええ」
一回で行けた
こうしてみると意外と短いな(´・ω・`)
ところで
1.アベリオンがひばり亭の部屋でエロ本読んでたネルを押し倒す話(アベリオン視点)
2.アベリオンが旅に出ることを知ったネルがヤンデレ化→夜這いして虜にする話(ネル視点)
どっちが読みたい?
ヤンデレ化はもう誰かが二度ほど書いてる、挑む気があるならがんばれ
久々にみたら賢者の弟子づいてるな いいじゃないか、シーフィーもアベネルも
あ、ヤンデレネルみたいです
じゃあ俺は成長したエンダに変な意味で乗られたい
と、本スレに書くのをやめておく程度には理性が生きていた
エンダは無知シチュというか無邪気プレイがいいな
事後に「交尾ってこんなにキモチイイんだ・・・」くらい言って欲しい
思ったんだけど
近親相姦しまくって産まれた主人公が子供作っても大丈夫なんだろうか?
(確かに他みんな障害持ってるっぽいし)ダメみたいっすね
あれは魔の力の影響が強くなり過ぎたせいであって、血の影響ではないはず
白子族は逆にできそこないっぽいのはいない感じなんだよな
単に生存能力低いから淘汰されてるだけかもだけど
>>418
近親相姦による遺伝子異常を彼らが「魔の血が濃くなり過ぎた」と解釈してるのかもしれんし、なんとも言えんな
物凄い奇跡的な確率で生まれた障害のない子だと白子族も言ってたし、
実際健やかに育ってるんだから子供を作ること自体は問題ないだろう
問題になるのはむしろ始祖帝の血を遺すことを主人公や周囲がどう考えるか、
あと主人公がトラウマで性行為に嫌悪を覚えてインポや不感症にならないかどーかだな エロパロ的には、近親交配が主人公のツボにドハマりし過ぎて、興奮を冷ます為に逃げ出した
ってのもありだ
クリアした後の白子族ってどうなってんだろう
凄まじい鬱の予感がする
始祖帝の消滅を知ったら自決するんじゃねえかなあ……
死んでないにしても地上に連れ出すのは非常に問題がありそうだ
主人公自身には異常が無いし、タイタスに限りなく近いと言われてるんだから大丈夫でしょう。
最悪でも2世みたいになるだけで。
賢者の弟子とわたしは幼いころからの知り合いだ。
デネロス先生に魔法を教わろうと小さな庵の木の扉を叩いたら、中から知らない男の子が顔を出して、お互いにびっくりとしたことを覚えている。
だから、最初に君と友だちになったのはパリスじゃなくてネルおねえさんなのです。
そ、それがべつになんだって言われたら、何もないんだけどね。
何となく、改めて思い出したら照れくさいっていうか、なんかもやもやするっていうか。
よく、パリスはわたしのことを熊女だの怪力女だの言うけれども、まあ、うん。
そりゃ、当たってるん、だけど。
でもさ、かよわくて傷つきやすい女の子に言う台詞じゃないよねー。
まったく失礼しちゃいます。ちゃんとわたしは乙女なのだ。
お花を摘んで遊んでみたりとか、恋をしたりとか、
好きな異性と手を触れたら、どきどきしてしまったりとか。
冗談でそんな話を彼としていたら、てっきり笑われると思ったんだけど、
ところがどっこいスティーブン君、彼はじっとこっちを見ると、
いきなりわたしの手をぎゅっと握ってきたのだよ。
すると、なんかこう、なぜか、
気分が落ち着かなくて彼の顔を見れなくて恥ずかしさとか照れくささとかなんかいろいろな感情が混じって、
え、なんだこの感情は顔が赤くなってないかなとかなんなのよわああああって頭の中がぐるぐるして……なんなんでしょうね、奥さん、この感情は。
らしくないですね、ネルおねえさん。
「っていうことなのさ。ねえ、アベリオン、どう思う? ねえ」
ネルは布団の中にいるアベリオンの上に圧し掛かっていた。
アベリオンは何も言わない。別に彼は寝ているわけじゃなかった。
起きていると思う。ネルは少しどきどきしていたけど、
そういう感情を隠して、いつも通りの声でアベリオンに言う。
だって、らしくないからと思うからだ。恋する女の子か。
それはなんだか恥ずかしい。
自分は金槌を握って鍛冶屋をやってる方が似合っている。
太ももの下でもぞもぞとアベリオンの腰の辺りが動きはじめて、
またぴたりと止まった。聞こえるように言ったから、きっと今の話は聞いていたと思う。
でも、何も言わないし何も喋ってくれない。
いつも無口な彼だけど、やけに今日は無口だった。
どうしたんだいスティーブ君、と話しかけても身動ぎしない。
こっちの想いを一歩的に喋っているから、今さらだけど急に気恥ずかしさがこみ上げる。
流石にそろそろ居た堪れなくなってきた。
これ以上はいつもの自分じゃなくなってしまう。
ネルは布団から退いて、お邪魔しましたおほほ、
と取り繕った声を出して、扉を開けようとした。
しかし、扉は開かなかった。
扉のノブが回らない。ひょっとして、壊れてしまったのかな、
と両手で掴んでまわしてみても、固まったようにぴくりともしない。
と、急に肩に白くてきれいな手が置かれて、ネルは驚いて体を撥ね上げた。
手は自分の目を覆って、何も見えなくなる。
ネルは頭を白黒とさせる。
そのまま後ろに引っ張られるので、頭が後ろにある男の子の体にぶつかった。
そのままどこかへ歩かされる。
「えっと……。えー。さっきの話なのですが、
ってわあ! もう、何も見えないよー。
お、急に屈んでどうしたの、わたしはどこに座ればいいのかな」
無言だったけど、ネルはまあいいか、よっこいしょ、と声に出して膝の上に座った。
自然体だ。幼馴染だったらこれくらいするはず。自然体。
そのままお腹に手が回された。次にぐしゃぐしゃと頭をめちゃくちゃにされた。
「うわあああ、な、何すんのさ!」
髪を結んでいたリボンの結びが緩まって、三つ編みが解けて、ざんばらになった髪の毛が頬にあたって少しこそばったい。
ぐりぐりぐりと強めに頭を撫でられ、動きが止まったかと思えば、今度はほっぺたが指に摘ままれて、左右に引っ張られる。
ネルは戸惑ってされるがままになる。なんだか、アベリオンが変だ。
「どうしたんすか、先生。ひょ、ひょっとして照れてるんですか? うふふ」
指の動きが止まって、暫らくの間が開く。やば、と思ったが、ネルはまたどきどきしてしまう。
慌てて、アベリオンの膝の上から立ち上がる。意識をべつのところにやろう。
スカートやブラウスの皺を治して、乱れた髪を手で治す。
リボンはポケットにしまう。
ふうと息を吐いて、ベッドの上に腰掛けるアベリオンの方を見ると、
彼の赤い眼はネルをじっと見ていたけど、すぐに視線を逸らされて、なんだか落ち着かない様子できょろきょろと部屋の隅を見渡した後、床の上に落ちていた本に目がいった。
アベリオンは本を掴むと、
自分の頭にがんがんと打ちつけ始めた。
「ちょ、どうしたの!?」
慌てて彼の手を掴んで止めようとする。
しかし、彼にしては結構な力で抵抗をしてきた。
そのまま本取り合戦が始まる。
でも、ネルの方が力が強い。
アベリオンの腕を体の方に持って行って羽交い絞めにすると、すぐに勝負がついた。
彼は、あ、と声を漏らした。
彼が呆然としているうちに、急いで掴んでいる本を取り上げる。
これでよし。ネルは彼の腕を解放すると、念のために本を手の届かない場所に置いておく。
どうしたというんだ、彼は。
アベリオンは今度は壁に向かって頭を打ちつけ始めた。
「わああああ! お、落ち着いて! いったいどうしたの!?
なんか今日のアベリオン変だよ!? カルムダウン!
よしよし、ほーら怖くない怖くない」
ネルはアベリオンの頭を押さえつけて、あやすように背中を摩った。
変だ。とても変だった。
いつものアベリオンは、どんな窮地に陥っても、冷静な顔をして仲間にてきぱきと指示をする、そんなイメージだ。
慌てたりするのは、メロダークやフランに料理を食べさせられそうになったと時くらいだ。
ひょっとして、本当にメロダークに料理を食べさせられたのだろうか。
それでおかしくなってしまったのだろうか。
そういえば、ここにネルがここに押しかけた時も、アベリオンは布団の中に丸まっていた。本当に体調が良くないのかもしれない。そう思うと、だんだん心配になってくる。
「ねえ、何か変な物でも食べた?
それだったら、ごめんね、いきなり押しかけちゃったりして。ほんとに大丈夫?」
アベリオンの顔を覗きこむ。びくりと体が震えていた。
「あ……。さっきは、痛かったらごめん。その……わたし……力強いし……あはは」
笑かそうとして自虐ネタ。
アベリオンの目がこちらを見てくる。
彼はぽん、とネルの頭に優しく手をのせてくる。
目を向けると、やっぱり視線を合わせてくれないけど、いつもみたいに落ち着いた様子で、ネルの手を引っ張って、二人並んでベッドに座らせられた。
アベリオンはネルと距離を開けて座っていた。
彼はふと机を指差した。ネルの目に入るいくつかの薬瓶。
「お薬? なんのお薬?」
アベリオンが頷いた。なんだか言い難そうな感じで、その薬の説明をしてくれる。
彼は、廃都に潜っては傷つき帰ってくる仲間をみて、新しい薬をこさえようと思ったみたいだ。
飲めば元気になり、疲れがとれ、傷が癒されるような秘薬をつくろうと。
材料につかったのは、滋養強壮を高めるキノコや幾つかの薬草、強力な治癒再生力を得る薬の材料にもなる霊樹の葉。
それを粉末にし、聖なる力を秘めた骨粉と、幻の不死鳥の羽と一緒に、鍋の中のいろんな薬品に混ぜてどろどろにした。
それを瓶に詰め、賢者の秘石と漬けこむ。
完成した秘薬はあまりにも効能が強力すぎて、思わぬ副作用を引き起こすことになったという。
アベリオンはしどろもどろに……媚薬成分、催涙効果、ネルに言った。
「え、えーっと。そ、それ、飲んだんですか? 先生」
アベリオンが頷いた。
「えー……つ、つまり、その……今、そういう効果が出てるってことなんですかお兄さん」
ネルが脇腹を突こうとすると、アベリオンは物凄い勢いで攻撃を躱した。
つまりそういうことだったのか、とネルは思う。
そっか。びやく。まさかそんなものをつくってしまうとは。
媚薬は、まあ……口には出し難いが、そういうものなのだろう。だったら今のアベリオンは、ネルのことを女の子として意識している、のだ。
意識しないようにしていたけど、考えてしまう。
今の空気がとても気まずく感じた。直視できない。これはやばい。
ネルは必死になって思考を巡らせた。
いつものネルおねえさんならどうするだろう。
相手がパリスなら、巨人の塔でやったみたいに、冗談で誘惑してみて、反応をみてからかっていただろう。
「そっかそっか、アベリオンも男の子なんだね。そっかあ、あれは媚薬だったんだ」
冗談を言おうと開いた口は、勝手に言葉を吐いていた。
「わ、わたしも実は、さっき間違えて飲んじゃって。
アベリオンが寝てるうちに。ジュースかと思って。
な、なんか変な気分になっちゃって」
の、飲んでない! 何を言い出すんだわたし!
アベリオンが驚いてこっちを見てきていた。
でも、口が止まらなくなっていた。
「その! アベリオンがよかったら、その!
べつにいいよ! いいっすよ!
さあ! 来なさいな!
どんとこい! うぇるかむ!」
ネルはもうやけくそだった。
そうだ、自分の気持ちをさっき伝えたと言うのに。
いつもの自分じゃないのも、アベリオンのせいなんだ、媚薬のせいだ。
ネルはアベリオンの傍まで詰め寄って、少し背を伸ばして、
無理矢理キスをする。
歯がぶつかる、音が耳に入る。すぐに顔を離した。子どものような接吻だ。
止まらなくなって、今度はすがりつくように体の向きを変えて、ゆっくり顔を近づけていって、そっと唇を重ねた。
目を瞑って、彼の唇の柔らかさを感じて、
ついにこういうことをしちゃうのか、と思っていた。
息苦しくなって、唇を離す。
吐息が漏れた。目と目が合った。
拒絶されてないんだと思った。
急にアベリオンの手が伸びてきて、ネルの髪の毛を掬った。
髪の中に手を入れたり、指に巻きつけてみたり。
指先が耳や肌に当たって、こそばゆくて身を捩る。俯くと、今度は頭を撫でてきた。
子どものように撫でられているのに、なんだか、なんだか変な気分だ。
甘い空気が流れているような気がした。
これって、すごく大人な感じだ。
頬に手を添えられて、今度は彼の方から口づけされる。
片手がネルの腰のあたりに添えられてきて、意識してしまう。
体をより引き寄せられて、密着したのは自分の方からなのに。ネルの上唇に、アベリオンの舌が当たった。
ネルは目を開いた。身を捩ると腰をすっと撫でられた。
力が抜けた。されるがまま。
口の中に、熱くてぬるりとしたものが入ってきて、つたうように歯茎を撫でていく。
体の髄から痺れるような感じ。息が漏れる。
ネルはおそるおそる、自分の舌先を当ててみた。
アベリオンが答えてくれた。
離れた舌を探し、絡ませて、貪るように、息を洩らして、ネルは無我夢中になる。
長い間そうしていたと思う。口の中から舌が出ていって、ネルは名残惜しい気持ちになる。
口の中にはまだ初めての感触が残っている。熱い息が漏れている。
つうっと、自分かアベリオンの唾液がしたたり落ちるのを見て、
ネルは我に返ってそれを拭った。気恥ずかしさが込み上げてくる。
「い、今のが、大人のキスってやつっすね」
頬を挟まれて、ぐりん、と目を合わせられる。
次にアベリオンの口から紡がれた台詞は、ネルの耳を熱くさせた。
こんな時でも落ち着いた声で、なんだかいつも通りだけど、でも、
彼からこういう言葉を聞くなんて思わなかった。すごい照れる。照れすぎる。
「く、薬のせいで、そう思ってるだけだったら、おねえさん、怒るからね!」
アベリオンは必死そうに首を振る。
その様子を見てると、今も昔も何も変わらない、自分はネルおねえさんだ。
「わたし、その……力も強いし、キレハさんみたいに綺麗じゃないかもしれないけど」
アベリオンはそんなネルが大好きなようだ。本当にお互いが大好きなんだ。
今まで見たいに大好き同士なんだ。ネルは嬉しくなる。
「責任はちゃんと、とってよね!」
真面目な顔で頷く。それをみてネルは満足する。
遅れて、胸の中に、幸せな気持ちが広がって、きっとこれってピンクい色なんだろうなあ、とかそんなことを思った。
乙女の思考ってやつだ。アベリオンと目を合わせる。
だんだん熱っぽくなる。お嫁、お嫁、とネルは頭の中で反芻する。
お嫁にいくって何をすればいいんだろうか。今度から頻繁に押しかけて見ようか。
これからすることにどきどきしてくる。
これからすることって、あれしかない。
ネルだって、アベリオンと媚薬のせいで、もうそういう気分になっていた。
ネルの体が抱き寄せられるから、お返しに抱き着いてやる。
そのまま、ネルの体が上になるように、ベッドの上に寝転がる。
少しだけ彼の背が高いから、ちょうどネルの顔は、アベリオンの胸の少し上くらいにある。
彼の衣服がめくれて、鎖骨とか、白い首に目がいく。
今はちょっぴり、治りかけの切り傷の跡が残っている。
少しがらじゃないけど、甘えていいような気がして、おずおずと顔を埋めると、上から手をのっけられて、撫でられる。
ちょっぴり薬品っぽい、お香のような香りがする。
顏をぐりぐりと擦り付けてみたりした。
悪戯心が芽生えてきて、鎖骨辺りを甘噛みして見た。不意打ちは成功したらしい。
笑いを押し殺して、首筋を噛んでみる。
大人のオンナみたいに大胆に、ちろっと舌を這わせてみる。
急にアベリオンがひっくり返って、ネルは組み伏せられた。
心臓の音がうるさい。
顏が近づいてきて、またキスされるのかと思ったけど、耳元に冷たい感触が当たった。
思わずヘンな声をあげてしまう。
ぜったいさっきの仕返しだった。
耳のすぐそこで吐息が聞こえて、ネルは思わず身を縮めた。
冷たい感触にぞくりと肌が粟立った。耳を甘噛みされてるのだと気がついた。
ぬるりと熱い、舌が、耳のひだの裏側を舐めていき、
すごくやらしい音を聞かされて、恥ずかしさが我慢できなくなって、アベリオンの頭を押し除ける。
だが、急に腕の力が抜けた。ネルは気がつく。
腕萎えの呪文を使ったんだ。さすが、さすが魔術師、汚い。
されるがまま、小指がネルのうなじを、耳の裏を、ゆっくりと、触れるか触れてないかの力加減で撫でる。
耳の裏から、耳の穴の周りまで、人に見せないような部分を触られて、
胸を見られるとか、そういう恥ずかしさとはまた違う羞恥心に今度こそ耳まで赤くなって、
さらに耳元で変な事を呟かれたときなんかは、完全におねえさんの立場が逆転していた。
好きとか大好きとか言われても、普通に嬉しいだけだけど、なんか。
こう、なんか。じわじわと。
耳の穴に舌を挿しこまれて、あ、とネルは声をあげてしまう。
耳元で可愛い、と言われた言葉が、頭をヘンな気分にさせる何かが、
ネルの背筋にぞくぞくと奔って、じれったい気分になって、
手で剥き出しの太ももを擦ったけど、もの足りない。
舌が離れて首筋へ行く。
意識が首にうつった。抱きしめられる力が強くなる。
ネルの方からアベリオンの体を抱きしめてるのかもしれない。
舌を這わされ、遊ばれて、吸い付いてきて、感触が離れる。
ふと顔が近づく気配がして、唇に柔らかい物ものがあたった。
ネルが甘えると、それに答えてくれて、だんだん口づけが深くなっていく。
耳の舌やうなじに当たる手が熱い。
舌がぬるりと口の中を探るように入って来て、ネルは必死で自分の物を絡ませた。
解けるアイスを舐め合っているようだ。
舌が円を描くように絡み合う。逃げていく。
上あご裏の部分に舌が差し込まれた。ぞくりとした。
やり返そうとするが、緩急をつけて責められて舐られる。
ネルの意識はそこばかりにいって、されるがままになって、
咽喉は震えるように短く息を吸っては甘い息が漏れる。口づけが離れる。
今のは、今のはほんとにえっちだった!
「ど、どこでそんなこと覚えてきた、のよ」
抗議すれば、パリスが貸してきたえっちな本に書いてあったことを実践してみたらしい。
知識を呑み込んではすぐに自分の物にしてしまう。
そうだ、ネルは知っているアベリオンはそんなやつだ。さすが魔術師汚い。
このままではおねえさんの立場が危ういと、
せめて起き上がって体勢を逆転しようとする。
また口づけされて、ネルの口の中に苦い味のする液体が入っていて、無理矢理飲まされた。
噎せて、べえ、とネルは舌を出す。すごく苦くて、変な味だ。
だんだん、体が熱くなってきて、
耳を弄くられたときのようなもどかしい感覚がネルの体全体に広がった。
アベリオンの手には空になった薬瓶が握られていた。
媚薬を飲んだ、というネルの嘘は看破されていたようだった。
口移しで飲ますなんて。口移し。
こんなことまでやってくるなんて。さすが、魔術師、汚い。
アベリオンの指先がネルの剥き出しになった太ももに触れて、なぞってきた。
体が火照った。ただ背中を摩るみたいにいったりきたりしているだけなのに。
一瞬、理性が飛びそうになって、すごく甘えてしまいそうになって、
降参します、と笑って言うと、手が離れていく。名残惜しいと思ってしまう。
そんな自分がすごくやらしいと思う。無意識に太ももを擦り合わせていていた。
ネルの胸にアベリオンの手がのばされた。
心臓が早鐘をうつ。
いよいよ、大人なことをしてしまうのだ。でも、
ネルはいよいよだね、と余裕のあるような表情を見せておいた。
彼もきっと自分と同じ余裕のない状態だ。
ネルは服をとろうとするアベリオンの手を遮った。
自分で胸のリボンを解いて、ボタンを外して、薄い布一枚、上は下着だけの姿になった。
不意に体のラインを撫でられて、大声を出してしまう。
スケベリオンの手をちょっと力を入れて払い退ける。
後ろを向くように言ってから、スカートを脱いで、ソックスも下着も脱ぐ。
もうばくばくと心臓が破裂しそうだ。
アベリオンは、忠告通り、こっちに背を向けていた。
シーツで身体を隠して、その背中に這い寄ると、上着をつかんで、いっきに引き剥がしにかかった。
アベリオンはびっくりして暴れたけれど、ネルがぐいと背中に胸を押し当ててみると動きが止まった。
キスまでしたしいいやと思っていた。
こういう攻撃は、やっぱり効き目があるんだと思う。
いきなり押し倒されて、
シーツがはがれて露わになった胸に顔を埋められた。
ネルは口をぱくぱくとした。呼吸ができないと思った。突然で、なんの心の準備もできてなくて、ぐりぐりと顔を擦り付けられたら、手のひらで胸を包まれる。
こねられる。心臓の音を聞かれている。それだけでもう、もうだめだった。
ネルは胸を庇おうとする。アベリオンはその手を掴むと、ネルの手を口に含んだ。
引っ込めようとした指をぬるりと舐められ、ネルの理性から余裕が消える。
いやらしく指と指の間に舌を這わされて、痺れているネルの顔をアベリオンが眺めてくる。
顏を隠している片手も同じようにされる。
舐められると理性が飛ぶようになる。ぞわりとして声が漏れる。恥ずかしい声だ。
いつものネルおねえさんじゃない声だ。
ほんとに、こんなことをアベリオンと、その、してるんだ。
自分たちのやっていることを意識してしまって、下腹部のあたりがじんじんとした。
ネルのそういう部分をアベリオンは見透かしてるみたいで、シーツの上からおへその辺りに手を這わされる。
探るような動き。指が四本に増えたり、五本で別々の場所をなぞったり、おへその周りだけを責めてみたり。
熱い吐息を聞かせたくないから、ネルは手で口を押える。
すると、お腹は好き勝手に触られる。突然シーツが捲られてネルは慌てた。
腕を抑えつけられる。
アベリオンの手が下に伸ばされた。
力が抜けた。体の中心を甘い刺激が駆け抜ける。腰砕けになった。声を押し殺した。
アベリオンにそういう声を何度も聞かれたら、今度こそもうだめになると思った。
いつものネルおねえさんはいなくなって、されるがままに甘えてしまう。
こんなの、こんなの、あとで顔を合わせられなくなる。
体を隠そうという気持ちは、うねりのように何度もネルの理性を揺さぶる快感の前にはどうしようもなかった。
アベリオンの手が、上半身と下半身に同時に触れてきた。
優しい触り方だからもどかしさでいっぱいだった。
向こうも余裕がないはずなのに、いたわるようなすごく優しい触り方だ。
もう、熊女だからもっとめちゃくちゃにしていいのに。
アベリオンならべつにいいよ、みたいな、そんな乙女なことを思った。
自分もやっぱり、こう、ちゃんと女の子だ。呼吸が早くなる。夢中になる。
気がついたら、ネルは自分で脚を摺り合わせて、身を捩ってアベリオンに手を体が疼いている部分に誘おうとしていた。
はしたない行為にふと我に返って、顔を赤くした。
いきなり滑るように内股に手を入れられて、思わず悦ぶような声が自分の喉から出た。
卑怯だと思った。股の間を手がかすめ、足の先が痺れた。
手が胸の先端を擦り、舌が這わされた。
背を仰け反らせると胸の一番気持ちいい部分を唇に咥えられた。
柔らかく甘噛みされるたびにネルはぐっと奥歯を噛みしめた。
なんとか今の状況から逃れようとした。
でも、アベリオンが唇を重ねてきて、なんだか甘い香りでネルの頭の中がいっぱいいっぱいになる。
もうだめだ。ねだるように舌を絡ませる。
背筋を摩っていた手が、ゆっくりとお尻の方にも這わされる。
ネルは甘い刺激に体を震わせながらも、キスをするのに夢中になっていた。
せいっぱい甘えていた。アベリオンに甘えていた。
内股に強い痺れが奔った。直接体の中心を揺さぶってくるような甘い刺激だ。
ネルは、自分の熱い息をアベリオンの唾液と一緒に嚥下した。
アベリオンの指がネルの、言葉には恥ずかしくてとても言えないような場所をなんども往復している。
ここから指の動きは見えなかった。頭を抑えられて、顎の上を舌でなぞられている。
それに被虐性欲を高められているようだった。
指が入口の部分を摩り、股の間の気持ちいい部分を虐め、かと思えば柔らかい物をこねるような、掻き混ぜるような動きに変わった。
唇が離れていく。入口を触っていた指がふと動きを止めた。ネルは目線を下にやる。
アベリオンの指が入口に触れた。
これから何されるかがわかって、今度こそ手でアベリオンの指を抑え込んだ。アベリオンが耳元で言葉を呟く。
……こんなときにそんなことを言うなんて、ずるすぎた。だから魔術師は汚い。
ネルおねえさんはまたしてもだめになったのだった。
しかもぜったい調子に乗って、耳の穴に舌を入れてきて、羞恥でいっぱいになる。
抵抗が薄れてしまい、アベリオンの指がネルの中にゆっくりと差し込まれていくのを許した。
アベリオンの視線を感じて顔を逸らした。声が漏れる。緩急をつけて出たり入ったりする。
そんなことまで。甘い声をがまんできなくなる。
掻き混ぜられる動きに腰があがる。ほんとにどこで覚えてきたのか。
頭の中を直接かき乱して、やらしいネルを引き出そうとしているみたいだ。
初めての感覚なのに、期待するようにきゅうと指を締め付けていて、それがどんなことを意味するのかをネルは知っている。
体を隠さず晒して、快楽を受け入れるがままになっている自分に背徳感を感じた。
アベリオンの舌がそこに挿しこまれたとき、ネルの考えはうねりと一緒になって行った。
息が上がった。
されるがままに脚を開かれ、腰に手がそえられた。
頭がぼやけて何も考えられなかった。硬い物が入口にあてがわれて、胎内が疼く。
疼きはもう収まらないほどだった。
媚薬のせいか、行為への怖さはあんまなく、触れたところから体の奥まで熱を送り込んでくるような気持ちよさを感じた。
アベリオンの目から視線が逸らせない。
灼けるような熱がゆっくりとネルの胎内に埋め込まれていく。狭い道をじんわりと押し広げられていく。
ネルは指を噛んで耐えていた。芯のある熱くて硬い物ものが埋め込まれていくたびに、身体の中心がネルを甘く溶かし、足まで痺れた。
ネルをどうしようもなくさせる感覚は、ゆっくりとした動きで奥の方まで進んでいって、だんだんと劣情で身体が支配されていっているように思えた。
それはネルの入り口を少し進むと、動きを止めた。今度はゆっくりと引き抜かれていく感覚がお腹に奔った。
ネルの胎内はぴったりとそれを締め付けていて、先端にある返しに、お腹の中の襞が巻き込まれて、ぞろりと引き抜かれる。
声が上擦る。初めてなのに、初めてなのにどうしようもなく気持ちよかった。
固定されて動けないネルの中に、また熱い杭がゆっくりと、ゆっくりと、打ち込まれていく。
指の間からもう息が漏れていた。足の指先がぴんと張る。
外側から追い立てられるのとは感覚が違う、内から快楽が与えられていた。
快感は身体の芯から指先までじんわりと広がっていく。
気持ちよさが全身に行き渡る前に、杭を引き抜かれる。
また杭が中にぬるりと入って来ては、浅い部分で引き抜かれる。
ネルは内側からどんどん追い立てられていく。奥の方に来て欲しいと疼く。
もっと奥へと思うたび、浅い抽挿が続けられて、ネルをとろけさせる。
今度はさっきよりも深く入ってきた。
急に与えられた刺激にネルは震えた。うねりが頂を迎えて、何度も浅く息を吐き出した。
熱が後戻りを始めるのを感じて身震いした。
意識は与えられる熱を処理できずに、何度も甘い声を吐いては我に返った。
抽挿されるたびに、それの動きがだんだん滑らかになるのを感じた。
それはネルの奥まで滑り込む深さをじわじわと増していった。
与えられる動きと感触とうねりに引きずられる身体を抑えることができなかった。
ネルの口から指が離れた。嬌声が歯の間から漏れた。甘ったるい女の声だった。
行き場を失ったネルの腕がアベリオンの首にまわされた。
ネルは自分から杭に貫かれては、離れていく熱を逃がさないようにしがみ付いていた。
ネルは奥深くまで追い立てられていって、だんだんと逃げ場を無くしてきていた。
身体の中に溜まる熱の行き場所がなかった。
だと言うのにそれは抽挿を止めずにネルの芯から甘い痺れを送り続けた。
甘い痺れは骨の髄までネルを震わした。アベリオンにしがみ付くしかなかった。
しがみつくたびに腰が砕けるほどの痺れが芯から足の指先まで広がって、逃げようとするネルを引き出していく。
どうしようもなくて、きゅうとネルがそれを締め付けた。
同時にそれが胎内でびくりと震えるのを感じて、ネルは嬌声とともに体を跳ねあがらせた。
気持ちいい疲れと気だるさを感じる。
アベリオンがネルにのしかかってきて、裸で肌を合わせることはこんなにも安心するのだと思った。
ネルは呆けた思考の片隅で、ぼんやりと、ちっともメルヒェンじゃない現実的な事を考えていて、
一番の心配事は、明日からアベリオンと顔を合わせられる自信がないことだった。
我を忘れて無我夢中に甘えてしまった。ちょっとだけ甘えるつもりが、
思いっきり甘えてしまって、ふだんのネルおねえさんとは違う部分をさらけ出してしまって、
もう自分はお嫁にいけないと思っていた。
お嫁とか、そんなことなんて意識したことはなかったけど、まさかもう、好きな人とオトナなことをしてしまった、
ちょっぴり背徳的な感情、嬉しい感情、恥ずかしい感情。
責任はとってくれるし、いいかなーと、ネルは能天気に考えていた。
とりあえず、隣の白いやつが起きてなければいいなと手を握ってみれば、握り返されて、思考が止まったネルは、
これまでの記憶をアベリオンから消そうと、無理矢理眠らすことにした。
……。
おまけ
「――これまでの記憶をアベリオンから消そうと、無理矢理眠らすことにした」
テレージャは物語を締めくくると本を閉じた。眼鏡をあげて、期待するような顔で面々を見る。
ホルムの酒場、ひばり亭には、見知った面々が集められていた。
テレージャをはじめ、その場に居合わせたキレハ、パリス、シ―フォン、アルソン、ラバン、メロダーク、ネル、店の手伝いをしていたフラン、
たまたま遊びに来ていたエンダとチュナまで。
「どうかな?」
テレージャが、最近試しに書いてみた小説の感想を、みんなから聞きいてみたいと言う事で、ホルムの酒場にいた面々に向かって朗読を始めた。
結果がこれだ。官能小説だった。エロ本だった。エロかった。
しかも身内ネタだった。最悪だった。変態だった。
子どもがいるこんな中、テレージャは身内をネタに使ったエロ本を朗読した。
これがテレージャという女かと、周囲に知らしめた。
キレハはただただドン引きしていた。
パリスは、幼馴染二人を扱った内容にキレハ以上に気まずい思いをしていた。
シ―フォンは徐に席を立ちあがると、前かがみになって黙ってどこかへ去って行った。
アルソンは真顔で直立したまま華血(はなぢ)を流していて、
ラバンは大人な対応を思いつけずフォローも思いつけず頬を掻いていて、
メロダークとエンダは何を考えているのか不明で、
ネルはあれから時が止まったようにあれから固まっていた。
フランとチュナは顔を赤くして、ちらちらとネルの方を見ていた。
テレージャはぐるりと一同の顔を見まわして、ため息をついた。
「やはりだめか。アベリオン×ネルの純愛ものは受けがいいと聞いていたのだが。
もしかしてスパイスが足りないのか? では次は少し嗜虐的さを加味した内容で」
硬直していたネルが身動ぎする。
「…………………………う」
「う?」
テレージャが首を傾げる。
ネルは茹蛸のように顔が真っ赤にした。羞恥に涙を流していた。
叫びながら立ち上がって、逃げるように全速力で酒場を出ていく。
「うあああああああああ! ――ぁぁぁあああああああああああああああ!
……あああああああああああああうわあああああああああああああああああ!!!」
テレージャはぽかんと口を開けていた。気まずさだけが後に残った。
キレハとパリスはひたすら、
この後、どんな顔をしてネルとこの場にいない彼に顔を合わせればいいのか、を考えていた。
アルソンはまだ真顔で直立しながら華血を垂らしていた。
テレージャはふと、徐に服から紙とペンを取り出して、メモを書き始める。
「ヒロイン本人には大受け、と」
最低だった。
酒場のドアが開く。いらっしゃいませ、とフランが自分の業務を思い出してお客に声をかけた。
そして顔を凍りつかせた。皆がフランの視線を追う。
そして同じように固まる。
エンダがおお、と嬉しそうに声をあげて、メロダークは無表情に顎に手をあてた。
ラバンはあちゃーとでも言うように帽子のつばを下げた。
入ってきたのは彼だった。
最悪だった。テレージャだけがこのタイミングの良さを喜んでいた。
しかもなぜか、彼の着ているローブはずたずたになって、
焦点具がめっきりばきばきに折れていて、
腕や首にはところどころにひっかき傷みたいなものがあって、
怪我をしているのか脚をかばいながらのろのろと酒場に入ってきて、
顔にはパンチで誰かに殴られた跡があった。
「やあやあ、君かい! おや、その傷は? ひどい怪我だな。早く治療したまえ」
テレージャの言葉に、アベリオンは脚を引き摺ってみんなの所へ来た。
……さっき、そこでネルに会ったら、こうなった。と、アベリオンはため息を吐いた。
一同はやっぱりか、と想像した通りの結果であったこと、そしてなお最悪なタイミングで彼が来たこと、
目の前には巫女はいるけど神はいなかったらしいことを悟った。
なにやら妙な空気で集まっている面々を見て、アベリオンが首を傾げる。
エンダが「アベリオン、ネルとこうb――」を言おうとして、チュナがとっさにその口を塞いだ。
エンダを抑えながら、チュナは顏を赤くしてちらちらとアベリオンの方を見る。
フランも同じ感じ。ラバンも困ったような変な顔をしているし、
パリスに至っては目を合わせてくれないし、
キレハは顔を真っ赤にして目のやり場に困った様子だし、
アルソンは鼻から出血していて大丈夫かと思うし。
ネルの反応といい、自分が何かをしてしまったのだろうかと思う。
「まあ、ネルくんのあれは、素直になれない本心を暴かれ、
その張本人と鉢合わせになってしまい、とっさに行動に出たちょっとした照れ隠しだよ」
テレージャの言葉を聞いて、アベリオンは怪訝そうに首を傾げた。
そうだ、とテレージャが手を鳴らし、にたりと笑って言った。
「君は本が好きだろう? ああ、隠さなくてもいい、何日も廃都に潜っては古書を漁る君の姿を誰もが目撃している。
それはさておき、実は、私は今、小説を書いていてな、ぜひ、君に読んでほし」
パリスが言った。
「それは。やめとけ。アベリオン。まじで。いや、まじで。ほんとに。まじで」
キレハがうんうんと首を振る。
ラバンに目を向けると、老剣客は手でばってんをつくった。
フランとチュナにはなんだか期待されているような気がしたが、目を合わせてくれず、
アルソンに至っては本当に大丈夫か。
酒場の下宿に通じる扉の方からシ―フォンが歩いて来るのが見えた。
なぜかはわからないけどどことなくすっきり……あれはきっと大魔術をぶっぱなした後のようなそんな感じの顔をしていた。
シ―フォンと目が合う。シ―フォンは固まって、
背を向けて、前かがみになりながらまた奥に引っ込んで行った。
テレージャが残念そうな顔をした。
「なら、しかたない。諦めよう」
一同は胸を撫で下ろす。
「が、諦めるのはこの物語だ。あれは、第一版にすぎない。君にはぜひ第二版の方を読んでほしいと思う。では、物語を読もう――」
おしまい
長くてごめんね
次は前スレ>>878,879の続き書くからね
じゃあね
ネルちゅっちゅ ここまでずっとキレハ一筋だったのにネルお姉さん派になりそう
訴訟も辞さない
キレハのおっぱいに顔を埋めて甘えたい
最初は驚き戸惑いつつもしょうがないと受け入れてくれそう
>>442
だから生モノは棲み分けが大事だって言われてるじゃないですかァーッ!!
乙 酷いオチだった(褒め言葉
やはりネルは可愛い このスレにあったテレ×エメクのエロパロで
テレ―ジャがエンダに赤ちゃんプレイさせてそれをエメクにみられて・・・みたいな奴どのスレだったか分からない?
懐かしいな 2スレか3スレだった気が
一応本人だが、俺も過去スレはない
テキストはあるから良かったらもう一回投げる
パリスって不遇扱いされてるけど
過去スレ見たら主人公(アイリ)、ネル、キレハと恵まれてる方だと思う
ネルとパリスって仲良いように見えるけどくっつくことはほぼないと思うよ
パリスはネルを結構見下してる感の発言をする、というかデリカシーがない
で、ネルは強く言われると普通に傷つく
キレハとは第一印象は良かっただろうけどそのあとは・・・・・・ビンタくらって終わりそうw
過去スレでそういうカップリングがあったってだけの話でしょ
パリスがチュナに手を出すSSがないということでパリスの扱いの良さがよくわかる
あのすすけた背中を見るとなあ…>パリスがチュナに手を出す
ネルに後ろから抱きついて乳首をコリっとしたい
壁に手をつかせてお尻と太ももをひたすらなでなでしたい
谷間に顔うずめて甘えた後にそのまま押し倒したい
対面座位で抱き合いながらこれ以上ないほど密着した状態で中田氏したい
・・・・・・ふぅ
じゃあ女性キャラ1名か純愛シチュのリクでも募ろうかな
書けそうなお題が出たら書く
ツンデレ狼さんが種付けセックスでドロドロにとろけるところがみたいです、先生
主人公の帰りを長い間信じて待ち続け
いつしかスレンダーな美女に成長したエンダちゃんとトゥルー後の世界で運命の再会
そんな純愛物が見たいです!!
主人公×ネルしかないから2連続になってる今すごく投下し辛い
そしてなぜか検索で直接スレ開くとレスが更新されてない
ヴァンは顔2にして、誑し設定の方が、テレ子とは合うと思ってる
止まり過ぎだろ
なんかリクエストあったらそのシチュエーションでなんか書くわ
見てはいるんだけど、投下なさ過ぎて何が読みたいかと言われると思いつかんのよね
今さらでよければパーシャかウリュウかアイビアが読みたい
今までメインキャラの割に数の少なかったネルあたりをを読んでみたくはあるが、提供できそうなネタが思いつかんのよねこれが。
おっけ、アイビアは難しいからパーシャかウリュウで書くわ
>>470
バカやろう、お前ばっかりに任せておけるか!
ネルさんは俺に任せろ!
遺跡の奥、漆黒の竜を倒したその奥で見つけた大図書館
歴史に疎い自分でもわかる―――ここは、宝の山だと
ホルムの町が丸々一つ収まりそうなほどの面積にぎっしりと本棚が並べられ、一切の隙間無く書物が詰められている
天井は真黒な霧で見えず、それがこの空間の静寂と神秘さを作り出していた
「おお……ちょっとアベリオン君!探索、探索してもいいかね?」
テレージャが興奮するのも無理は無い
恐らく、土に埋もれていた歴史の全てがこの図書館に内包されているのだから
「……それじゃ、少し探索してみようか……一時間後に、またここに集合で」
「そうこなくちゃ」
分厚い埃に足跡をつけ、テレージャが本棚の影へと消えた
魔物の気配もある場所では単独行動は避けるべきなのだろうが、共に行動して薀蓄を垂れ流されるのも面倒臭い
「ネル、君はどうする?」
「んー……私も、ちょっと探し物したいから、行ってくるね」
まあ、魔法書の類だろう
このレベルの図書館なら、彼女でも使える魔法が見つかるはずだ
同じように誇りに足跡をつけ、ネルが暗闇の中へと消えた
「さて……と」
空気が張り詰めているのが分かる
ピリピリとした肌に突き刺さるような殺気は、明らかに侵入者を狙っていた
(少し、退治して周るか)
偶には、貧乏くじも引かないと……
「ぬふふふふっ……」
一時間後、髪に綿埃をつけ、服を煤だらけにしながらも怪しく笑うテレージャだけが帰ってきた
「君の大事な幼馴染なら、すぐそこでまだ本を読んでいたよ……私を無視してね」
「別に大事じゃ……僕が呼んでくるよ」
ネルは、以外にも物事に対する集中力が凄まじい所がある
先程も、テレージャの声も届いていなかったのだろう
本棚を7つほど進み、右に曲がったところにネルが座っていた
その目はしっかりと本に釘付けになり、下着が見えそうな座り方も本人は全く気にしていないようだ
「……ネル?」
「…………」
「ネル!」
「ひゃいっ!?」
飛び上がると同時に、持っていた本を閉じて背中に隠すネル
あからさまに怪しい
「もう時間だぞ?何を見てたんだ?」
「なんでもない!なんでもないから!」
本の題名を確認する前に、リュックの中へと魔法書が消えた
禁術の類でなければいいのだが……まあ、彼女には凶悪な魔法を使う魔力は宿ってないから心配ないだろう
「いいからもう帰ろう、テレージャを待たせてる」
「あ……ごめん」
リュックサックを大事そうに抱え、歩き始めるネル
その目に、強い意志のような物を見た気がした おい規制厳しすぎだろこれ
「ふぅー……」
今日はなかなか疲れた
流石に少し、魔法を使い過ぎたようだ
そして、魔力を回復させる一番の方法は、ずばり睡眠だ
「お休みなさーい……」
布団に潜り込み、目を閉じる
ひばり亭の固いベッドにも、もう慣れっこだ
「……………………」
「………………」
「…………」
脳裏に様々な情景が浮かんでは消え、消えては浮かび、意識が徐々に夢の中に引き摺り込まれていく
意識が完全に途切れる手前、何の前触れも無く、急に意識が覚醒した
―――誰かいる
部屋の中に……いや、部屋の外に、誰かがいる
感じられる気配と溢れ出る魔力……恐らく、人間ではない
現在の時刻は不明だが、眠りに落ちてからあまり時間は経っていないようだ
ベッドの脇においてある杖に手を伸ばし、魔力を込めて襲撃に備える
……スルリと、音も無く窓が開かれた
そこから入ってきた影は、黒い、黒い、羽を生やした「何か」
床に下りたと同時にその羽は溶ける様に消え、それは完全な人の形になった
どこか、見覚えのある―――
いや、何時も見ている―――
不意に独りでにランプが灯り、部屋の中が柔らかい光りで照らされた
「お邪魔しまーす」
「……は?」
照らし出された姿は、自分の幼馴染
豊かな桃色の髪を垂らし、真っ黒なローブ一枚で、ネルがそこに立っていた
「おはよっ、よく眠れた?」
「……は?」
時計を見ると、午前3時
真夜中である
「今日はね、ちょっと大事な用があるんだー」
ウキウキ顔で近づいてくるネル
更にこちらが静止する間もなく、自分のベッドに潜り込んできた
「再びお邪魔しまーす」
「お、おい、ネル……なにやって……」
「いいじゃん、久しぶりに一緒に寝ようよ」
「年を考えろよ年を!」
引き離そうとしても、離れてくれない
分かってはいたが、すごい腕力だ
「最近寝不足でしょ?目の下に隈ができてるよ」
「ああ、君のせいでね」
目が霞む、力が入らない、明日のためにも、早く寝たいものだが
「だから、一緒に寝てあげるってば」
「っ!!」
股間に、何かが―――ネルの手が触れてきた
「ね?いいでしょ?」
「よく、ないよっ」
「でもおっきくなってるし」
「寝起きはこうなるんだよっ!」
「脱がすねー♪」
どうやら、こちらの話を聞く気は一切無いようだ
抵抗むなしく、ズルリ、と下半身の衣服が下ろされた
「ネル……僕らはそういう関係じゃない」
「じゃあ、今からそういう関係になろうよ」
「君、ちょっとその場の勢いで動いてないか?」
「そんな事ないよ……私は……ずっとアベリオンのこと好きだった」
時折見せる、儚さを湛えた瞳がこちらを見つめている
「アベリオンは……私のこと、どう思ってるのさ」
「僕は……」
「好き?嫌い?」
ネルとは、長い付き合いだ
大体の記憶では、僕の隣にはネルがいた
けど―――
「……嫌いじゃあ、ないよ」
「卑怯だよ、その言い方」
「でも……」
「今日から私のこと、好きになってもらうから」
ネルが纏っていたローブが、空中に消えた
現れたのは、白い肌
着痩せするタイプなのだろうか、服の上からでは分からなかった、明らかに巨乳の部類に入る乳房に、目が釘付けになる
「ど、どうかな?」
自分から脱いだくせに、少し恥ずかしがりながらも見せる部分はしっかり見せてくるのは卑怯だ
心臓の鼓動が速くなるのが分かる
「……綺麗だ」
「うん、ありがと」
それで堕ちない男はいない
ましてや自分は、女性の裸なんて見たことがなかったんだ
……刺激が、強すぎた
「アベリオン、触ってもいいよ」
何故……
何故自分は……
「はぁっ……ん、アベ……気持ちいい……」
「ネル……」
何故気付かなかったんだ
ネルが、大切な存在である事に
ネルが、自分に好意を持ってくれている事に
「ね、もっと強くしていいよ」
「ああ……」
「んうぅっ!……っ、はぁ……アベリオン、好きぃ……」
撫でるように優しい愛撫でも、乳房が潰れるほどの愛撫でも、ネルはビクビクと反応し、嬌声を上げている
色素の薄い髪が暗闇に舞う光景は儚くもあり、美しくもあった
……事が終わったら、ネルが消えてしまう気さえする
「ネル……胸、吸っていい?」
「……うん、いいよ」
なんとなく、甘えたくなったんだ
自分には、母親がいなかったからかもしれない
ネルの胸の先端にある桃色の突起に軽く口付け、口に含む
「ひゃんっ」
「痛い?」
「ううん、大丈夫」
痛くはないといわれても敏感な部分だ
歯を立てないように、慎重に、ゆっくりと舌を這わす
まずは乳輪に沿って円を描くように
「ちょっ、くすぐったいっ……」
舌に力を込め、乳首をちょんとつつく
「ひっ!吸うだけって、言ったじゃん!」
舌先で唾液を塗しながらたっぷりと舐り倒して一旦口を離すと、暗闇の中でも厭らしくてらてらと光っているのが見えた
ネルがほっとしたような表情を見せると同時に、今度は逆の乳首に吸い付き、攻め立てる
「やぁっ……ん……そんなに、されたらっ……」
「……気持ちいい?」
「ん……」
勿論、聞かなくても分かっている
下腹部が……ネルの股が乗っているあたりが、熱い
ネルの腰も無意識に動き、擦り付けるようにして快感を求めているようだ
「アベリオン……もうちょっとだけなら、強くしてもいいよ……」
両の乳房をがっしりと掴み、揉みしだきながら更に乳首に取り付く
「ひあっ!ああぁぁっ!」
本当に、いい反応だ
突起はますます充血して固く、赤くなり、口内にこりこり、くにくにと心地良い感触が返ってくる
「アベっ……私っ……い、イきそうっ……」
自らの手で相手を絶頂させる、男にとってこれほど楽しいことはない
乳首を周りの柔肉ごと、強く吸い上げる
「―――っ!あ、ああああぁぁぁっ!」
甘えるつもりだったのが、ネルの反応のせいで結局責めることになってしまった
暗い室内に響く絶叫
ネルは一頻り痙攣した後、こちらにくたりともたれかかってきた
「は、ひぃ……」
「イった?」
「うん……ね、ちゅーして、ちゅー」
ネルの顔は完全に成熟した女のそれだ
股間も、もう男を迎え入れる準備ができているだろう
ネトネトした液体が、自分の下腹部にも降りかかっているのだから
「ネル、入れていい?」
「うん、いいよ……でもその前に……」
「なに?」
「好きって言ってほしい」
上目遣いは反則だ
決めた、もうこの女と、ネルと結婚しよう
「ネル……愛してるよ」
一段階吹っ飛ばした返答に硬直したネルを押し倒し、その秘裂に自分自身を宛がった
「はっ……ん……はぁっ……いっぱいになってるよ……」
「ネル……」
ネルの膣内は、熱く、狭い
柔らかな膣肉がぐにぐにとペニスに絡みつき、射精を促している
さらに腰に足を絡められ、逃げ場を無くされた
「ネル……すごい気持ちいいよ……」
「あ、うんっ……ありがとっ……」
潤んだ瞳が、響く水音が、揺れる巨乳が、全て興奮を引き立ててくる
当然、未経験だった自分が耐えられるはずもなく……
「ネルっ、ごめっ……」
ドクン、ドクンと、ペニスが脈動しているのが分かる
同時に走る、脳に、全身に染み渡るような快感
今、自分はネルに精液を吐き出したのだ
「アベリオン……お腹の中、すっごい熱いよ……」
短い交わりだったが、ネルは心底幸せそうだ
しかし、腰を固めた足が解かれることはなく
「……ネル?」
「なに?」
「足を……」
「まだいけるよね?」
ネルが体を起こし、こちらに抱きついてきた
所謂、対面座位の体勢だ
「ちょっ、ネル、なにをっ……」
「もう一回、しよ?」
「んぐっ!」
返答する間もなく口を塞がれ、ネルが腰を打ち付けるようにして振り始めた
萎えかけていた怒張も復活し、再び膣壁の締め付けを受け始めていた
「若いんだしさ、一回で終わるわけないじゃん」
「それに、私まだイってないよ?イかせてみたくない?」
「出したばっかなら、次はその分長くできるしさー」
ノリノリになっているネルに対抗するべく、こちらも腰を振りながらネルの感じるポイントを探す
尻肉を鷲掴みにして固定し、上下左右、8の字を書くように、あらゆる部分を亀頭を擦り付ける
「ん、ふうぅっ!アベっ……はぁんっ!……ダメっ、あ、あーっ!」
弱点は……全部のようだ
ネルが体を反らす度、膣肉がペニスと擦れて更に快感が生まれる
気付けば、結合部の下のシーツがぐちゃぐちゃになるほど愛液が溢れ出ていた
「アベリオンっ……凄いよ、これぇっ……」
「ネルもっ、凄いっ、気持ちいいよ……」
蕩けた表情で喘ぐネルは、この上なく淫らだ
確実に、その体に女の喜びが刻み込まれていた
「ねっ……私っ、イきそうっ……一緒に、イこっ?」
「あっ、ああっ……僕もっ……」
もう一度キスを交わし、見詰め合う
口の間につーっと糸が引かれ、それが理性と同時にぷつりと切れた
「あぁっ、アっ……アベリオンっ!」
「ネルっ!」
名前を呼び合うと同時にネルの最奥まで腰を捻じ込む
先程よりも少し薄い精液が子宮に注がれ、収縮した膣内をも汚していった
「あ、あぁん……奥に……当たってるよぅ……」
何かを吸われる感覚
精液と同時に、何かが、自分の体から抜けていく
これは……魔力だ
自分の魔力が、ネルに吸い取られている
「……アベリオン?大丈夫?」
「だい……じょう、ぶ……」
軽い眩暈に襲われるが、それさえも気持ちがいい
魔力と引き換えに愛と快感を得られるならば、安いものだ
「ネル、ごめん……もう一回、いい?」
「いいよ〜……えへへ〜・・・…」
快楽に浸り、だらしなく口を開けたネルを、ひっくり返して四つん這いにさせる
肉つきはそれほどでもないが、ぷりんとした可愛らしい尻は中々のものだ
ぱっくりと口を開け、丸見えになった秘裂を指でなぞってから、再び自身でネルを貫いた
何時間経っただろうか
空が薄っすらと明るくなる頃になってようやく、自分もネルも精根尽き果てた
「アベリオン、明日の探索、お休みにしようよ」
「そうだな……最近はずっと遺跡に潜りっ放しだったし」
「でね、一日中、いちゃいちゃしてよっ♪」
「ああ……」
体力の限界のようだ
鉛の様に重くなった瞼を閉じ、ネルに寄り添う
「寝ちゃうの?もう朝だけど」
「流石に徹夜はキツイよ……」
「じゃ、私もー」
ネルと手を繋ぎ、再び夢の中へ
起きるのは昼頃になるだろうか……
いや、一旦起きて、皆と顔を合わせないと……
ラバン爺やテレージャは、何が起こったか察するだろうな……
こうして見ると、ネルの寝顔ってすごい可愛いな……
ああ……眠い……
…………
……
起きたときは日が昇りきった少し後、いつもの起床時間だった
そして……下半身に触れる、ベットリとした粘液のようなもの
全身を覆う疲労感
シーツに乱れや汚れは見られず
夜を通して励んだはずなのに、眠気はない
これは……つまり……
「……ネル?」
信じられずに、ネルの名前を呼ぶ
しかし、当然の如く返事はない
「はぁ〜〜…………」
最悪だ
この年になって夢精するとは
大体、今日からネルとどんな顔をして会えばいいのか
「勘弁してくれよ……」
誰にも聞こえない悪態を吐き出しながら、のろのろと着替えに移る
今日は……うん、休みにしよう
下着を洗わないといけないし、気分も最悪だから
今思えば、ヒントはいくらでもあった
羽を生やして2階まで飛んできたし、尋常じゃない魔力を纏ってたし、実際よりも胸が大きかったし
だいたい、いくらなんでも年頃の女性が夜這いに来るなんて
夢だと気付く要素は、いくらでもあったんだ……
…………
……本当に、夢だったのだろうか
あの感触、あの体温、あの臨場感
本当に……夢、だったのだろうか……
続く
けど先に他の話投降する予定だし、他にやることあるから来年とかになるかも
キャシアス×フランのバカエロ系SSっぽいものいくよー
エンダ×テレージャの方は未遂です
実は1…設定とかごっそり忘れてるから俺RUINAだよ
実は2…フランの喘ぐところが見たかっただけ
ドワーフのみんな「この棺を開けてはいけないこの棺を開けることは死を意味す…」
テレージャ「えいや」
棺(開封済み)「┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド」
夜種王「ウオオオオーー思い出せレイリアーーーーー!!!!!」
テレージャ「ボクのこと、忘れてください」
テレージャ「ボクは最高のヒロイン顔でそう呟きながら何事かを絶叫するIT(それ)を蹴り飛ばした」
夜種王「グワーーーー!!!!!」
テレージャ「そしてIT(それ)は壁をぶち抜き滅びの山の火口に落下する指輪のごとく落ちていった」
夜種王「だけど! それでも! 僕は! いとしいしと! いとしいしと!」
テレージャ「決して諦めない! だけれどもIT(それ)の目前に迫るのは煮えたぎる溶岩の河だった」
夜種王「次回」
夜種王「あの子、許さない!」
テレージャ「僕はなんてことを」
夜種王「ゆるさん」
テレージャ「この部屋を出よう。忌まわしい記憶の残るこの部屋を」
夜種王「ゆるさん」
テレージャ「どういうことなんだい? 部屋から出られなくなっている」
夜種王「ゆるさん」
テレージャ「…………」
テレージャ「ふえぇ……」
テレージャ「ゆるして……」
夜種王「ゆる…じゃあ君とそこの騎士の嫡子君のファックするところを見物させてくれたら」
テレージャ「仕方ないな。とりあえず脱いでくれキャシ君」
キャシアス「えっ」
フラン「えっ」
エンダ「はだかはきもちいいからな!」
フラン「だめーーーーーー!!!!!」
キャシアス「そうだねそういうのはちょっと(こくこく)」
フラン「キャシアス様のお相手はわたしがします!」
キャシアス「えっ(赤面)」
夜種王「…………」
テレージャ「地方領主の息子×亡国の姫……任せたよフラン君」
夜種王「いいね! じゃあそっちの君と君で! 早速温泉に移動しよう!」
テレージャ「(正直処女だし怖いので助かった)」
エンダ「おんせんおんせんー」
フラン「あっ……キャシアスさま……」
フラン「は……ぅ……」
フラン「キャシアスさまぁ……あぅ……」
フラン「あっあっキャシアスさまっ」
フラン「あぅ、あっ」
フラン「あっあっあっあっ」
フラン「あんっ、あっ、あうっ」
フラン「きゃしあすさま、きゃしあすさまっ、わた、しっ、あっ」
フラン「きゃしあすさまぁ……らいすき……れしゅ……」
テレージャ「(なんかキャシアス君は童貞のわりに手際がよすぎる)」
テレージャ「(フラン君はフラン君で処女なのにすごいな)」
夜種王「(ハァハァ)」
エンダ「てれーじゃーじゃれあいっこしよー」
夜種王「(いいね!)」
テレージャ「(なんだかもやもやするし実は濡れてるし百合だし…)」
テレージャ「(こくり)」
エンダ「おっぱいちゅーちゅーするとおちつく」
テレージャ「あ……は……あぁぁ……」
エンダ「おくちもぺろぺろする」
テレージャ「……んっ……ふあ……んっ……んっ……」
エンダ「えんだのおまたでてれーじゃのおまたをすりすりする」
テレージャ「あっ、あふっ、ああっ、いやっ」
エンダ「……てれーじゃ、いや?」
テレージャ「……ちが……いやじゃない……けど……」
エンダ「……じゃあ、ゆっくりやってみる」
テレージャ「……あ……っ」
エンダ「……これなら、いい?」
テレージャ「……うん……ふわふわする……ふわふわするの……」
エンダ「てれーじゃ……やわらかい……あったかい……」
テレージャ「あ……は……あぅっ……あっ……あん……」
エンダ「おまたがぬるぬる……えんだもふわふわする……」
フラン「きゃしあしゅしゃまぁ……あぅ……ん……」
フラン「ふらんの……おなかの……なかに……もっと……いっぱい……あぁ……ぁぅ……」
フラン「もっと……もっとちて……くらしゃい……あぅっ」
フラン「ぁ…………ぁ…………ぁ…………」
フラン「ふらんは…………きゃしあしゅしゃまの…………もの…………れしゅ…………」
テレージャ「……あのあと」
テレージャ「エンダ君の指で……その……」
テレージャ「気持ちよくなりすぎて失禁してしまったり」
テレージャ「ギャラリーに徹していたはずの御仁が」
テレージャ「興奮して自分でしはじめて」
テレージャ「べとべとする白い液を髪とか顔とか胸とかにかけてきて」
テレージャ「……いやまあ、別にいいんだ」
テレージャ「わりと盛り上がったし」
テレージャ「……フラン君はずっとキャシアス君としていて……すごかったな……声とか」
テレージャ「聞いているだけでもかなりあてられてしまった」
テレージャ「…………しかし明日からどんな顔をして出ていけばいいのかわからないよ」
テレージャ「……しばらく休もう。うん」
年若い魔術師と美しい神官がギャアギャアと口論しているのを一人の妖術師が睨みつけていた。
やれその考えは間違っているだの、その推論には穴があるだのと大変白熱した議論が交わされていたのだが、問題は彼にはさっぱり話の内容が理解できない事だ。
かつて神童と呼ばれた妖術師の少年は術知識の他にも様々な知識を蓄えており、しかも頭の回転も速い。
その明晰な頭脳をもってしても話に入れない事態は誇り高い彼に強い屈辱を覚えさせた。
術使いの中で自分だけ除け者にされているのが寂しいとか、そういうことでは絶対にない。
「だから王子×勇士に決まってるだろっ!」
「そんなわけないだろう!勇士×王子!これは譲れないよ!」
そんな熱く不毛な議論の横で不死の英雄が息絶えていた。今日もひばり亭は地獄だ。
マナとシーフォンで書こうとしたけどうまくいかずエロなしで恋愛要素すら薄いのができあがった
とりあえず置いていきます
赤竜を撃破したマナ・シーフォン・メロダークの三人。改めて周囲の探索をしてみると温泉があった。
そこは宮殿の浴室のように幻ではないし、罠なども無く安全である。
危険が無いならば、冒険で汚れた体を洗い、疲れを取ることができる温泉に入らずにおく選択肢はない。
「大丈夫みたいだし、入って行こうよ」
マナが湯に触れていた手を引っ込めながら仲間の方を振り返ると、メロダークが妙に素早く了承し、マントを脱ぎ始めた。
それを見てシーフォンは渋い表情になる。メロダークが溶岩で暑いという理由で唐突に裸になった時のことを思い出したのだ。
その時はマナの説得でさっさと服を着せたのだが、今回は入浴なので止める理由が無い。
まあ湯に浸かるし問題ないだろ、とシーフォンは思った。そこへマナが声をかける。
「ねえ、あそこ良さそうじゃない?」
マナは温泉の中にある岩を指さした。岩肌はほどよく滑らかで、椅子のような形の段差があった。そこに座って入浴することができそうだ。
「そうだな」
何気なく相槌を打ったシーフォンに、マナは得意げな顔をした。
「そうでしょ。それに大きい岩だから、一緒に座っても大丈夫そう」
「はぁ!?何で僕がお前と座るんだよ」
「え?私じゃなくてシーフォンとメロダークの話だよ。男二人でも余裕を持って座れそうに見えたから」
「それもありえねーよ!」
憤慨するシーフォンだが、ふとマナがある方向を見て凍り付いたのに気づいた。
その視線を追って、彼もまた凍り付く。
そんな二人にメロダークが声をかけた。
「どうした、入らないのか」
メロダークは既に温泉へ入っていた。何故か仁王立ちしているので、丸見えである。
シーフォンはため息をついた。
「…さっさと入って帰るぞ」
「そうだね」
結局マナとシーフォンが一緒に岩に座ることになったが、視界の隅に仁王立ちするメロダークが見えるので色っぽい雰囲気になろうはずも無かった。
おわり
>>495
なにそれ!!!と思ってぐぐったらマジかよ!!!嬉し過ぎる!!!
教えてくれてありがとう!!! まだ生きてるかな?
俺の最推しヒロインはテレージャさん
最盛期にRuinaをプレイしてリアルタイムにここの話を読みたい人生だった…
裏ボスに負けてすっぽんぽんにされる女性陣の様子を事細かにねっとりと描写した微エロなSSが読みたい
読みたかった…