ではさっそく投下します。
例によって本番なしの微エロです。のり子のお母ん好きな方はご注意を
「プールは涼めるし、入った後にシャワーで体洗えてええわ〜」
季節は8月、蒸し暑い夏休みのお昼時。西川のり子は市民プールから帰宅した。
「家帰ってから着替えなあかんのがちと面倒やけどー」
幼い裸身を巻きタオルで隠しただけの無防備な姿で、のり子は脱いだスクール水着を自分の部屋に室内干しする。
市民プール帰り後の彼女の行動パターンなのだが、今日はここからが違った。
「……あれ?パンツありまへんなー。お母んが洗濯機に入れたんかー?」
のり子は一階に戻り洗濯機の中をのぞき込むが、水着に着替える前に履いていたドロワーズは入っていない。
「あらら、使用済み下着をタンスに戻してもーたんかー?お母んらしいわー」
ため息をつきながらのり子は衣類タンスを開けた。……そして、彼女はようやく異常に気づいた。
「うはああああっ!?パ、パンツが一枚もあらへーんっ!?」
水着に着替える前に履いていたドロワーズも含め、のり子の下着が一枚残らずなくなっていたのだ。
「こ、これ下着ドロやろーっ!?……こ、こんなキモい事しおる奴は……隣のエロハゲかーっ!?」
下着ドロに気づいたのり子は、さきほど一緒にプールで遊んだお隣さん、大沢木小鉄を真っ先に疑った。
小鉄はのり子が淡い想いを寄せるまあまあ男前で面白くて人気者の少年であるが、
同時に彼女が誰よりも警戒し軽蔑するスケベでイタズラ好きな浦安一のバカ男子だ。
のり子の部屋への覗きや不法侵入の常習犯でもあり、のり子が疑うのも無理なかった。
「……でもあいつ、さっきまでウチと一緒におったから、犯人ちゃうかー」
すぐに小鉄に完璧なアリバイがあることに気づいて、のり子はお隣の大沢木家に殴り込むのを思いとどまった。
「そや。一緒にプール行った小鉄と仁、それにフグオは絶対下着ドロちゃうな」
のり子は時々しか学校にやって来ない幽霊クラスメート江戸川五郎ばりに犯人を推理してみることにした。
「……ノブは塾やしこーゆーことする奴ちゃうし、涙は勇子と終日夏野球やし、
江戸のゴロちゃんの自作自演の犯行なら、ウチやなくあかねを狙うはずや」
どうやら、パッと顔が思い浮かんだクラスの男子たちは全員シロのようだ。
「……ちゅーことはもしかして……、は、犯人はあの変態笛泥棒のキモオヤジーッ!?」
恐ろしい結論に達したのり子は震えあがる。
学校で2度も襲われ、この前の一学期終業式の日には彼女のたて笛を盗んだあのロリコン変質者が犯人だとしたら……。
……まだ家の中に潜んでいて、のり子にわいせつ行為をしようと企んでいてもおかしくなかった。
「キャアアアアァァーーッ!!」
性犯罪の被害に遭った女性特有の悲鳴をあげながら、のり子は玄関ドアを蹴破り家の外に飛び出した。
「な、なんだーっ!?」「ど、どしたのーっ!?」
ただならぬ悲鳴を聞きつけた小鉄とその母大沢木順子も家からかけだしてきた。
「わーん、小鉄ぅっ!」「うわっ!?」
のり子は小鉄に抱きつき、声をあげて泣き出した。
「……うおぉ〜、塩素と石鹸の混じったスッゲー良い匂いー」
巻きタオル一枚で抱きついてきたのり子の肌の匂いを存分に嗅ぐことができて、小鉄はご満悦だ。
「今はそーゆー反応する時じゃないでしょ小鉄ー。……そんなことより、のりちゃん、どしたのー?」
「ふ、笛泥棒の変態オヤジが今度は家に忍び込んで、ウ、ウチの下着を……っ!」
「なんですってーっ!?……そ、そいつどこに逃げたのっ!?」
のり子が喋り終えないうちに順子は激怒しった。
「そ、それが……ま、まだ家の中に隠れとるかもしれへんのや〜」
「マ、マジかよっ!?怖ぇぇーっ!」
「……くっ、くそおぉぉぉっ!!小鉄、のりちゃんを連れてうちの家の中に避難しなさい!
それから晴郎を呼んで警察に通報して!あたしは腕ずくで下着ドロの笛泥棒を捕まるからっ!
……ハッチ、スタスキー、きびだんごはないけど助太刀お願いっ!」
「ワンワンッ!」「ウキーッ」
若作りの美人ママさんから怒り狂う鬼ババァへと変貌した順子は、自力で変質者を退治すべく、
凶器に使えそうな竹ほうきを手に持ち、ペット達をお供に西川家に突入しようとする。
「か、かーちゃん、大丈夫なのー?」
「無理せんと警察に任せた方がええんちゃう?順子さん美人やしあの変態オヤジ何するかわからんでー」
「そ、それはそーだけど、その笛泥棒の下着ドロオヤジを何発かブン殴らないと気がおさまらないわーっ!」
「ま、待てよかーちゃんっ!」「た、短気はあかんでーっ!」
「なんや、うっさいなー。またお隣の大騒ぎか、アホくさー」
暴走する順子と彼女を止めようとする小鉄とのり子が押し問答をしていると、のり子の母親が買い物から帰ってきた。
「おう、のりりー。その格好でプロレスごっこは危険やでー」
「お、お母んっ!うわぁ〜〜んっ!!」
のり子は母親に抱きつき、再び泣き出した。
「なんや、うっとーしー。どないした、のりー?」
「のりちゃんママ、お宅に下着ドロが隠れてるらしいのっ!」
「ハァーッ!?なんじゃ、それー!?」
「さ、さっきプールから帰ったら、タンスがひっかき回されて、ウチのパンツが残らず無くなってんや!
何度も学校に出てる笛泥棒の変態オヤジが下着ドロに転向して盗んだんやないかと思うんやけど……」
「ああ、そりゃ下着ドロちゃうでー。のりのパンツは盗まれたんやないでー。ウチが売ったんやからー」
「な、なんやとーっ!?」「ぱんせらーっ!!」
驚く娘や盛大にずっこけたお隣さん親子を尻目に、のり子の母親は悪びれた様子もなくろくでもない真相を語った。
「廃品回収業者やっちゅうブッサイクなオッチャンが、女児パンツを高価買い取りするっちゅーんで査定させたら、
のりのパンツ1枚千円で売れたでー。水着に着替える前に履いてた使用済みはプレミア付きで3千円やーっ!」
「そ、そんな怪しいオヤジに娘のパンツ売るなやーっ!!売るなら自分のパンツ売れやーっ!!」
「の、のりちゃんママ、それ犯罪よ……」
「わーっしゃしゃしゃしゃーっ!!」
「怒んなや、のりー。儲かった金で代わりの新品パンツや、たて笛の先っちょ買うてきたし、
奮発して肉も牛なんやでー。晩メシは豪勢に牛すじカレーじゃ。わははははー」
「よかったなーのり子、牛すじカレーうまそーじゃん。がっしゃしゃしゃっ!」
「お、お母んのドアホーッ!うわわぁ〜〜んっ!!」
あんまりな真相にショックを受けたのり子は、裸同然の危ない格好のままであることも忘れて、
泣きながらどこかへ走り去っていった。
「どこ行くんやのりー!?せっかく昼メシに買うてきたのり弁冷めてまうでー」
「の、のりちゃんって、ホント大変ね……」
「わーっしゃしゃしゃしゃーっ!!」
爆笑する息子の頭を小突きながら、順子はため息をつくばかりであった。
「……西川のり子ちゃんのパンツはあまり可愛くないのばっかだなー。使用済みでも
ドロワーズじゃ全然興奮しないや。……やっぱ笛じゃないとダメだねー。エポーッ!」
……推理が半分当たっていたことを知れば、のり子のショックはより大きなものになったに違いない。
以上です。毎度11巻154キンポが元ネタです。毎度6巻90キンポもかも
◆5snO6G1K2E氏、スレ立てましたので投下よろ
もうちょい時間かかりそうですので、しばしお待ちを…
大鉄に惚れてる、または惚れてそうな女性(真夜とかベーやん店長)とかの話はあるけど、順子さんに惚れる男性てい誰かいた?
いたら、エロ話書きたいのだが・・・
春巻やベムだといまいち違うしな
晴夫の友達とかでいたら最高
>>10
残念ながらいません。そういうキャラいたら前スレの順子さん凌辱、オリキャラが犯ってないからw
SS投下してもらえるなら小鉄とか晴郎とかキャラの名前間違えにご注意を
文章のみだからキャラ名や男キャラの一人称(僕・俺・私)間違えるとかなり致命的なので 遅ればせながら投下いたします。
3、4日くらいとか言ってたくせに1週間以上かかってしまいました…。
・基本カップリングは「のり子×小鉄(→)あかね→ノブ」
・大人に成長後
・かなりの独自設定
以上の描写にご注意ください
1.
「はいカット!おつかれー、シャワー浴びてきちゃっていいよー」
「は〜い」
「……」
グラサンの似合う厳つい顔をしたいかにもアングラ系な風体の監督が妙に抑揚のない話し方でそう伝えると、
二人の女はゾロゾロと奥の方へと引き上げていった。
「じゃあ映像はさっそく編集にまわしちゃって…」
ザワザワとした話し声が場を支配する。さっきまでは全員俺(と女たち)に注目していたのとは対照的だ。
俺は疲れと倦怠感から、無意識に床にぐったりと寝そべる。
「あのぉ…鉄さん、このスタジオ次の撮影の予定入っちゃってるんで、一旦どいてもらえませんか?」
スタッフの1人が心底面倒臭そうに話しかけてきた。
「ああ、すいません」
俺は社交辞令の軽い笑顔を浮かべつつその場を退くと、スタッフはさっと床をウェットシートで拭いて忙しそうに撮影機材をかついでいってしまった。
さて、俺はさっさと家へ帰ってシャワーを浴びよう。
このスタジオはシャワーが1つしかないから待っているだけ時間の無駄だ。
中には1人で1時間近く使う女優もいたりするから、俺の番が回ってくるまでには何分かかるか分かったもんじゃない。
どうせやっと俺の番が来たところで、時間切れで次使うグループに追い出されるのがオチだ。
運良く洗面台は使えたので局部を洗う。後は手をゆすいで女の液のベトベトを落とし、うがいをする。
体を洗いたい衝動を何とか抑える。
"服を着ないで外を出歩く"なんてこと小学生時代はできても、今はできないので我慢して服を着る。
「お疲れ様でしたー」
スタジオを出る前、一応挨拶をする。誰もこちらを振り向かない。
「おーう」
監督だけはかろうじて返事を返してくれたのが、ちょっぴり嬉しかった。
「ただいま」
東西線の窓から江戸川の夕景を眺めつつ、無事自宅である葛西のボロアパートへと帰ってきた。
"おかえり"を言ってくれる人は居ない。ちょうど彼女は仕事に出てしまったばかりだろう。
ここ3日くらい寝顔以外の彼女を見ていない。久しぶりに一緒に出かけたりしたいが、どうしても入れ違いになってしまう。
シャワーを浴び終えて、居間(といっても1DKのなので、居間かつ寝室だが)でつかの間の休息を取る俺。
一瞬眠りにつきそうになるが、ハッと我に返る。そうだ、これからコンビニの夜勤に入らなければいけないのだ。
飯を食べる時間はあるが、仮眠をしている程の時間はない。
しょうがないので自炊しようと思って冷蔵庫を開けると、わかりやすい所にラップがかかった皿が置いてあることに気づいた。
ラップには何か張り紙がされてるようだったので、手にとって読む。
『小鉄おかえり! ばんご飯にチャーハンを作っておいたから温めて食べてや!』
汚い字ながらもどこか可愛らしい文体で書かれたその文章に、俺は思わず涙が出そうになった。
――
それから数日後。洗濯物を部屋干ししている俺の気分はどこかウキウキしていた。
何故なら、久しぶりに彼女と2人で出かける時間が作れたからだ。
男優の仕事も無くバイトも休みがとれた日に、彼女のほうも店に頼んで非番にしてもらう事ができた。
なのでこの日に、2人で東京の方にでも出てみようと考えたのだ。
仕事上すっかり生活リズムが昼夜逆転してしまっている彼女は、いつも昼ごろに起きだす。
彼女の可愛らしい寝顔を眺めながらだと、溜まっていた家事も捗った。
「小鉄…おはよーさん」
「おー起きたか!」
昨日の帰りが遅かったのか、彼女が起きたのは正午を過ぎてからだった。
夢うつつな表情で寝ぼけ眼をこするその仕草に、心ときめかないわけがなかった。
「小鉄ぅ、その前に…な?」
「ん?…ああ、最近は全然できなかったもんな」
時間が合わずに最近はできないでいた、2人で愛を確かめ合う一種の"儀式"。
ギュッと彼女を抱きしめる。それに答えるように彼女もギュッと俺の体を抱きしめ返す。
頭を撫でていると、子供の頃と違ってすっかり体格差ができたことを改めて実感する。
当たり前のことなのだが、その当たり前に意味があった。
いくら体が汚されようと、決して心までは汚れないことをお互いに確認しあうのだ。
お互いセックスは仕事のイメージが離れないため、最愛の人とは文字通り"抱きあうだけ"。ハグをしあうだけだ。
でも、彼女とはそれだけで充分だった。
「小鉄、愛してるで」
「…おう、知ってる」
何分かそのままの状態でいてから、ようやく外出する身支度を始めた。
――
「思ったより金になんなかったなー。傷がついてるだけで15万の時計が1万だぜ?」
「まぁまぁ、どうせ貰い物やし少しでも生活の足しになるならええやん」
夕陽に染まる渋谷の街。手を繋いで寄添い歩く俺と彼女。
まずは仕事で貰った物などを売るために質屋に行った。そのほとんどが、彼女が店で客から貢がれた物である。
「金も入ったことだし…久々に外食でもするか?」
「おっ、いいなー!うち、ザイゼリアとか行きたいわぁ」
彼女は俺の前でだけ関西弁を使う。
10年以上もこっちで生活すれば、そりゃ当然標準語にも慣れるはずだ。
だが俺の前だけでは"初めてあった当時のままでいたい"という意味もあって関西弁を使っている。
俺だけ特別なような感じがして、なんか嬉しかった。
「うちは目玉焼きハンバーグにしよーっと」
るんるんと笑顔でメニューを眺める彼女は、いつも以上に可愛らしく感じた。
「ご注文は以上でよろしいですか?」
「はい、以上です。お願いしまーす」
標準語で注文を終え、ほっと一息をつく彼女。
ジャージなんて着てるはずもなく適度におしゃれをした彼女は、傍から見る分にはどこにでもいる普通の女の子だった。
(それでもやはりツインテールの髪型は珍しいが)
「なぁのり子…」
料理が来るまでの束の間、黙っているのも嫌なのでつい安直に彼女に話しかけてしまった。
一瞬これは話すべき内容なのかと考えるものの、口は勝手に動いていく。
「ホントごめんな…」
前々から言いたかったことを口に出した俺に対し、彼女はきょとんとしているようだった。
「中学の時から非行に走って、家出して借金作って…。そんな俺なのに、お前はついてきてくれて…」
俺の口は動きを止めることはなく、勝手な懺悔の言葉が続いた。
「今更何言うてんねんっ!そんなんお互い様やろ…。うちだって汚いことぎょうさんしとるし、今だってこんな仕事を…」
「それこそお互い様だろ!とにかく俺が言いたいのは、その…これからも一緒に居てほしい…って事だけだ」
月並みなことを言っている自分に気づき、だんだんと恥ずかしさがこみ上げてきた。
「改めて言うと照れるな…。あっしゃっしゃ…」
笑って恥ずかしさをごまかす俺。人から"特徴的"と言われるこの笑い方も、今では彼女の前でしか見せることはなくなった。
「こ、こっちこそ面と向かってそんなこと言われたら恥ずかしいわぁ/// でも…ありがとな。最近ほっとんど喋れへんかったし、今のうちは幸せすぎてつらいわ…」
「俺のほうが幸せもんだよ。こんな優しくて真面目で可愛い彼女がいるんだから」
「何言ってんねんうちの方が幸せや!小学生の頃からの初恋の人と一緒に暮らせてるんやで…! 幸せじゃないわけ無いやろ!…えぐっ」
感極まったのか、彼女は涙を流していた。
そのあまりのガチ泣きっぷりに、料理を届けに来たウェーターの表情が若干ひいていたのはご愛嬌である。
―――
2.
今日はソフトM物の収録なので、少し気分が沈む。
顔面騎乗ってあれ苦しいし臭ぇし痛ぇんだよな…。たまに本気で顔に重心かけてくる女優もいるし、素人だと戸惑ったりするのが面倒臭い。
まぁ俺は臭いフェチでどっちかといえばMだから物凄い苦なわけではない。
なにせ、無理やりにでも楽しまないとこんな仕事続けられないぜ。
「よう鉄。今日の女優は素人さんだからねー」
ゲッ、素人かよ…。面倒くさいなぁ。
ちなみに"鉄"というのは俺の芸名『鉄 猿男』の事である。
「あ、大丈夫大丈夫ー。素人と言ってもSMクラブに勤務してるバリバリの"女王様"だからさー。
まぁカメラには慣れてないかもしれないけど、プレイはテキパキできると思うよ」
「そ、そっスか」
そう監督に補足される。やべ、思ってたことが顔に出てたかな…?
「話を聞く限り結構ハードなのもできるっぽいんだけど、初出演だしとりあえず最初はソフトなものにする事になったわけよ」
「へー」
SMのプロで女王様かー、きっとキツそうな女なんだろうなぁ。
『この変態猿男がっ!』みたいな。おー想像しただけでゾクゾクするぜ…。
「清浦さん入りまーす」
そんなことを想像しつつ台本をパラパラとめくっていると、そう伝えるスタッフの声が聞こえた。
コツコツとハイヒールの足音が響く。
面倒な娘じゃなければいいなとか心の中で考えていると、突然足音が止まったので反射的に手元から顔を上げる。
「清浦あかりです!今日はよろしくお願いします!」
――その人を見た時の俺の顔はどうなっていたことだろう。きっと間抜けな面を晒していたに違いない。
「やぁあかりちゃん、よろしくー。こっちが男優の鉄くんで俺が監督だ。
台本合わせの後本番始めるから、さっそくシャワー浴びて衣装に着替えちゃってよ」
「はーい、わかりました!」
挨拶すら返す余裕もなく、トテトテと可愛らしく"その人"の後ろ姿を見送った。
「どうだ?顔のパーツもいいし天然の金髪だしかなりの逸材だろ?
一見ごくフツーの娘っぽいのに、プレイになると慣れた手つきで堂々と責めをするギャップが人気らしいぜ」
監督がなにか話しかけてくるが、あまりの衝撃でその話もほとんど耳に入ってこなかった。
――何故なら清浦あかりと名乗ったその人は、小学生の時の初恋の人"菊池あかね"そのものだったからだ。
「おーい鉄、いつも淡々としてるお前が珍しいな。まさか惚れちまったか?
男優と女優で付き合ってるカップル俺も何組か知ってっけど大変だぞー」
「…ハッ!い、いえ、そんなんじゃないスから」
「ハハハハ、まぁ今日はいい演技を期待してるよー」
何とか意識をこの場に戻したものの、思わずたじろいでしまった。
そんな俺を見て、監督はニヤニヤしながらスタッフの方へと歩いていった。
一旦頭を整理しよう。"清浦あかり"の顔や雰囲気は小学生だったあかねちゃんをそのまま大きくした感じだった。
あまりにも似すぎているのでまず本人で間違いないだろう。これは間違えるわけがなかった。
じゃあ何故SMクラブで働きだし、ビデオに出演するまでになってしまったのだろう。
あかねちゃんは小学校卒業後、私立の難関中学に行ったのを覚えている。
それ以来会っていないが、そのままエリートコースを進んだものだと思っていたため謎はさらに深まる。
「お待たせしましたー」
しばらく後、いかにもコスプレ用の安っぽいセーラー服に身を包んだ清浦あかりが現れた。
コスプレ用といえど、セーラー服姿の清浦あかりは可愛らしかった。ここまでなら普段通りだが、今日はいつにも増して胸の鼓動が早くなっている。
この3年間、性欲は感じてもそれとは別の感情をのり子以外の女に抱いた事は無かったため、ますます焦りが強くなっていく。
おかしい、俺が愛しているのはのり子のはずなのに…!いつか一緒になる事を誓ったあの日から、のり子だけ愛する事を心に決めたはずなのに…!!
実際いくら仕事で他の女と体を重ねようがプライベートの付き合いで関係を迫られようが、俺の目線上にはのり子しか存在しなかった。
だが今はいくら『やめろ!』と心中で叫んでも、湧き上がる"清浦あかり"への好意が止まることはなかった。
「おぉ、本物のJKみたいで可愛いねー。じゃあまず今回の収録は――」
台本の最終確認中も動悸は収まらない。
幸いポーカーフェイスを装って受け答え出来るだけの余裕はあったので、なるべくいつもと変わらないように接する。
それにしてもあっちは俺が小鉄だって気づいてないのかなぁ。
特に変わった様子もないし、気づかれていないのかもしれない。となると、言い出すのは避けたほうがいいかな…。
"身バレ"はこの業界に従事するものが2番目に恐れる事柄(1番は性病)ゆえ、避けておくのが無難だろう。
「じゃあ時間ももったいないし、さっそく本番始めちゃおう」
スタッフが動き始めると同時に、俺は服を脱いで慣れた手つきでゴムをつけ始めた。
――
「あぁあ、疲れた…」
シャワーを浴びながら今日の内容を思い返す。
まず前評判通り、清浦あかりは顔騎や足コキや乳首責め、足舐めさせやビンタといったプレイも手慣れており、終始テキパキと収録が進んだ。
敬語口調かつ柔らかい言葉遣いだがどこかサディスティックな言葉責めも、恥ずかしながら仕事を忘れて興奮してしまった…。
演技力も高く語彙も豊富で地頭の高さも疑え、"清浦あかり=あかねちゃん疑惑"はどんどん膨らんでいく。
やはり、清浦あかりは最後まで俺が小鉄である事に気づく様子はなかった。
それとなく聞いてみようと思ったものの、どうも急いでいるみたいだったので話すこともできなかった。
連絡先とかも交換できなかったし…今度いつ会えるかな。
いや、これは浮気とかそういう事じゃなくて純粋に確かめたいだけで…。
って、俺は何で心の中で言い訳してるんだ…。
―――
この後小鉄がノブと偶然再会して、あかねがメンヘラ化してたびたびノブに付きまとってる事や、
そのせいでノブは付き合っている彼女ともギクシャクして困っている事を小鉄に相談したり、
あかねがS嬢に目覚めたのは赤門との体験を通してである事(前書いた"ワガママなドレイ"のセルフオマージュ)が発覚したりするのですが、
書く気力が無くなってしまったため、ここまでだけで投下させていただきました。
申し訳ございません
乙です。色々クる鬱設定ですね
俗な風が吹くお店でのり子が客にねちっこくやられてるNTR的な展開が見たいような見たくないようなw
サイコパスS嬢というと宮崎危機を連想しますが、彼女だと狂いすぎてるからあかねちゃんのが適任かも
連レス規制(8レスまでしか連続投下できない)あると聞いてましたが大丈夫ですね
時間帯によるのでしょうか?
先週の原作パロのNYAネタです。妄想ながら若干強姦描写あるので一応ご注意を
湾岸道路を走る一台の軽ワンボックスカー。
「……あ〜あ。一度でいいからこーゆーレイププレイしてみてーなー」
「わははははっ。んなことばっか考えってからオマエは嫁も彼女もいねーんだよー」
「うっせーっ!喪男なのはオメェーだって同じだろーっ!?」
「マジギレすんなって〜。仕事終えたら今夜は泡の国でも行ってスッキリしよーぜ?」
「ああ。……所詮こんなの妄想かー。犯罪者になってまで女犯りたくねーしな、けっ」
毒づきながら、助手席の男は読み終えた本を窓の外に投げ捨てた。
「……あれ?なんか落ちてきたわよ」
「本、みたいですね」
「アンタたち拾い読みとか大好きでしょー?とりあえず見てみよっか?」
湾岸道路の高架下でゴシップ話を楽しんでいた仲良し三人組NYAが、男の投げ捨てた本を発見した。
「キャーーッ!?な、なにこれーっ!?」
「こ、こ、こ、これって、エ、エ、……ロ本ですよね?ガ、ガチヤバ……」
「ひぃぃ〜っ!?な、なんでこんなのが降ってくるのよーっ!?」
その本が成人男性向けのエロ本であることに気づいた根本和江、山崎民子、淡口静香は仰天した。
「……ど、ど、ど、どーしますっ!?よ、読まずに捨てちゃいますか……?」
「そ、そりゃ当然捨てるけど、ど、どーせなら捨てる前にちょっとだけ……」
「さ、さすが小鉄氏にセクハラされて喜ぶM系ムッツリスケベ民子。こ、こーゆーのに
興味あんでしょー?しょーがないわねー、よ、読むならつきあってあげるわよ……」
「な、なによー、和江こそ鼻息荒くして読みたくて仕方ないくせにー。
……で、でもマジ、……読んじゃおっか?……静香もいーわよね?」
「ハ、ハイ……。で、では三人で読んでから捨てるということで……」
クラスの人気者大沢木小鉄にアイドル的な好意を抱き、クラス一のスケベ男子でもある小鉄に、
少々エッチなスキンシップをされてみたいかも、という心の奥に秘めた願望の裏返しだろうか。
表紙からしてどぎつく卑猥なエロ本を嫌悪しつつも、NYAはそれを読まずにはいられなかった。
「キャーーッ!!キ、キモーッ!?……こ、これ、オ、オチ……ン、よね……?」
「だ、男子って大人になると、こ、こんなになっちゃうんですね。ガチヤバ……」
「いちいちガチヤバうっさい。こ、このキモチン口にツッコまれて黙らされちまえ。……オエエェェ〜!」
だがそのエロ本はよりによってアングラな無修正本で、幼く内気で気弱な3人には刺激が強すぎた。
大人の男たちの醜悪に膨れそそり立った股間を、モザイクなしで思い切り直視してしまったのだ。
「な、なによコレ……!?こ、小鉄っちゃんのと……全然ちがうじゃん」
「そ、そりゃ小鉄氏はまだ子供だから小さいけど、大人になったら小鉄氏だってこーなっちゃうんじゃ……」
「ええーっ!?そ、それなんかショックだしガチにイヤです……」
見られる機会がある時に盗み見て記憶に焼きついている小鉄の小さなアソコと同じ部位とは
思えない勃起した男性器のおぞましさに怯えつつも、NYAはついついエロ本を読み進めてしまう。
内気な女子高生二人組が、同じく二人組の変質者に襲われ、人のいない場所に拉致されて、
脅されるがまま強姦されてしまうという内容が、なんだか他人事とは思えなかったからだ。
「……あ、あたしたちも変態に襲われたら、こ、こんなコトされちゃうのかな……?」
「や、やだ民子ってば自意識過剰ー。ちょっと菊池氏に似てるからって勘違いしすぎー。
この女子高生は二人だけどあたしたちは三人いるんだから大丈夫っしょ。……たぶん」
「……で、でも誰かが風邪で休んだり、民子さんが塾行く日に襲われたら……」
「うっ……!?」「そ、それは……」
卑屈でマイナス思考のNYAは、ついつい自分たちが強姦される最悪の状況を想像してしまう。
「んぐっ……んんっ……ぁんっ!……おえっ!?……ゴホッゴホッゴホッ!!」
「痛っ!!チンコ噛むんじゃねーよ眉なし!口でできねーんなら下の口にハメちまうぞっ!?」
「ひぃぃっ!?そ、それだけは許してぇぇっっ!!」
「だったら、歯立てないでちゃんと咥えろバカ。イカせるまでご奉仕しねーと承知しねーぞ!」
「うえっ!?……むぐっ……うぐっ……んっ、んんっ……んぐむぅ〜〜んっ!!」
「やっ、や、やめてください……。そ、そこっ、な、舐めちゃダメですっ。……汚いっ!」
「汚ねーから舐めてやってんだろ〜!?小学生にもなってお漏らししやがって、へへ……。
やめてじゃなくてションベンマンコ綺麗に舐めてくれてありがとうございますって言えっ!」
「ひゃーっ!?か、噛まないでくださいっ!……な、舐めてくれて、あ、あざーす。……いやぁ……」
(※和江が犯される想像図は、都合により省略)
「ギャアアァァーーッ!!マ、マジに襲われたらどーしよーっ!?」
「ガ、ガチ怖いです、ひぃぃ〜〜っ!」
「こ、こんなエロ本あったらあたしたち犯されちゃうっ!?こ、こんなの破いて捨てるわよっ!!」
「う、うんっ!」「……ハイ!」
自分たちのマイナス思考で追いつめられ逆上したNYAは、エロ本をビリビリのバラバラ破いて
雑草の生い茂った道路脇に投げ捨てると、盛大に悲鳴をあげながらその場から逃げ出した。
「ひっ、ひぃぃぃ〜〜っ!?お、犯されるーっ!!」
「バ、バカッ!?待ってよ和江ーっ!!」
「三人一緒に逃げないとガチで襲われちゃいますよーっ!!」
憧れの小鉄のちょっとエッチなスキンシップはうれしはずかしウェルカムでも、
見ず知らずの変質者に強姦されるのは絶対NOでござる。
見てはいけないエロ本を葬りさって、ちょっぴり性徴、いや成長した(かもな)NYAであった。
以上です
当初は民子と静香が最初から最後まで犯されるの夢オチでやろうとしましたがくどいので一部だけに
和江は心配しなくても大丈夫ですが民ちゃんと静香が狙われない為に三位一体で逃げないと
今週の原作は理想的すぎてパロする必要がないというかパロできませんです
年相応の極微エロと萌え&ラブコメ、しかも鈴ちゃん×小鉄だけでなくのり子×小鉄も
晴美先生も登場してたり小ネタも多くて素晴らしい
「……わはははは、今日は色々楽しかったなー」
その日の夜、大沢木桜は珍しくスマホをいじるのを忘れて楽しかった昼間のイベントを回想し、
腹ばいでベッドに寝そべり、一人ニヤニヤしていた。
「噂の宮崎危機やおかーさん、じゃなくてBBAの活躍見れたのも楽しかったけど……ウシシ」
当初の目的である宮崎危機ウォッチを堪能できたことはもちろんだが、兄晴郎との久しぶりの二人でのお出かけや、
宮崎危機に晴郎のカノジョだと勘違いされ嫉妬されまくった事が予想外に楽しかったおかげで、桜はご機嫌だった。
「あんなデブ兄貴のカノジョと間違われるのが嬉しいなんて、あたしもまだまだ子供だなー」
背伸びしてクールに大人ぶらなければいけないお年頃のスマホ中毒女子中学生。
そんな今の自分に満足しつつも、時々疲れてもっと毎日気楽で自由だった幼い頃に戻りたい時もある桜にとって、
晴郎との久しぶりの兄妹デート?は最高の息抜きになったようだ。
「そーいや昔、『大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになるのー』とか言っちゃってたな。
……ちっ、くだらねー。まぁハゲオヤジのお嫁さんになる言わなかっただけマシだけど」
幼い頃の晴郎との無邪気で無防備な兄妹愛を思い出して、桜は頬を赤らめる。
「そーいえば、小鉄が生まれた頃までよくおねしょして、お兄ちゃんにフォローしてもらってたわね。
……お風呂でアソコ洗ってもらうとか……。……小鉄と違ってお兄ちゃんはエロガキじゃなかったから、
全然変な意識してなかったろーけど、……結構ヤバい思い出よね。宮崎危機が嫉妬すんのも無理ねーわ」
兄妹愛の回想に浸るうち、だんだん恥ずかしい記憶まで思い出して、桜はベッドの上でゴロゴロ悶えはじめる。
「……お風呂って言えば、小鉄たちくらいの歳までお兄ちゃんと一緒にお風呂入ってたわね。
中学生になってからはお兄ちゃん照れまくって背中以外あたしの体ゴシゴシしなくなったけど、
あたしはお構いなしでお兄ちゃんの体洗ってた。もう毛生えてたアレゴシゴシして、勃起すんの面白がってた。
……よく射精されたり相姦、いや強姦されずに済んだなー。お兄ちゃんって紳士よね……」
その後中学生になり、すぐ服が脱げ裸になってしまう元カレ花丸木のペニスを見せられても、
親友の弥生に比べて冷静でいられたのは、もっと大人な兄のソレを見慣れていたからなのだ。
「……な、なにデブ兄貴の事考えて顔赤くなってんだろ……?……く、くだらねー」
なぜだか呼吸が荒くなってきた桜はなんだかドキドキする胸に左手をあてがい、そして右手はなぜかパジャマのズボンの中に潜り込み……。
「外見はキモいデブだけどマジ紳士よね、お兄ちゃん。……あ〜あ、兄貴じゃなけりゃな。……めんどくせー」
その夜、桜は初めてオナニーというものを体験してしまった。
――その頃、隣の汚部屋にひきこもった紳士のデブ兄貴は……。
「い、妹の桜にあんだけ嫉妬するって事は……。み、宮崎さんがまた外国行くまではノムさん肩車するのは自重するなり……」
隣室で妹が中学生時代の自分の裸を思い出して自慰行為に耽っているなど想像すらすることなく、
晴郎はひたすら元カノ?宮崎危機の異常な嫉妬心に怯え、一睡もできなかった。
以上です。今回の原作のSSです、未読の方すいません
桜が晴郎と一緒に宮崎危機をオチしに行ったら、桜を晴郎のカノジョと誤解し危機激怒、
桜と妹を庇う晴郎のピンチにBBAが華麗に登場。危機とババァ扱いした晴郎を殴って完
というあらすじを書けばなんとなく展開を想像していただけるでしょうか?
毎度12巻はよ保守
姫熱回と次ののり子回また読みたい
みなみ先生は大人だし美人で性格も良くてエロパロ的にも素晴らしい人材ですが
相手役が…。春巻は最近先生らしくなってきたのはいいけど完全に草食系というか絶食系になっちゃって
みなみ先生エロいけど相手が春巻じゃエロパロも書くのきついな保守
土井津タワーの1フロアだけだけど久々にあかねちゃんがノブと2人でいい雰囲気なの見れてよかったわ
ノムさん背高いしいかにも巨乳になりそう
貧乳な危機と好対照でいいな
大鉄は順子さん見て肩こるんじゃなくてチンコこった方がいい
元祖15巻ぐらいのたけしとあかねがトイレの同じ個室に入ってるシーン良い
あかねとのり子が連れションする話作りてえけど書けねえで辛い
本もどこか無くしちゃったし…
ツインテノムさん、スカートで鉄棒する鈴ちゃん、日焼けしたのり子のスク水とか
原作の絵が素晴らしすぎてエロパロ書きにくいな
添い寝しても暫く起きないとかのり子は小鉄に心許しすぎだな
二人でプールデートした挙句に町中で裸になる話が本編に出るとは思わなかったよ
新シリーズになっても変わらずイチャつくのり子と小鉄
のり子が自発的に手を握ったところで胸が熱くなったな