◎正当な理由による書き込みの削除について: 生島英之 とみられる方へ:アニメ監督ヤマカン氏の現在の事実を検証するスレ ->画像>20枚
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ここはアニメ監督ヤマカン氏の現在を明確なソースを元に記録、検証するスレです 【テンプレ】 ・推測、捏造、SS、妄言等ソースの無い情報を記載するのはやめて下さい ・当スレの記載情報を転載する際は個人名や特定可能な情報は修正してください ・原則として情報への感想以外の過度な会話、レスポンチ行為は禁止します ・スレのルールを破るIDは一切触れずにNGして下さい
>>2 こちらでは誹謗中傷ネタ等は避け、事実を中心に語って戴きたい
殺害予告した事(ツイキャスで、WUGの7人の首を切断すると発言)が事実である時点で それ以上たいして言うことはない気がする
>>4 そういうのでいいです、ソースも貼っておいてくれるとなお良いです
>>3 現状について
・商業アニメーションからはほぼ追放済。
・追放理由は@自社で生じた多額の使途不明金、Aセクハラ・パワハラ、Bアニメ監督として無能のため監督作で多額の赤字を発生、の3点。
・現状では商業アニメーションへの復帰は、監督はもちろんその他の役職でもほぼ無理。
・2018年現在、自主制作アニメ「薄暮」準備中。
・CFで2000万円集めるも「薄暮」制作には足りず、億ともいわれる製作費工面のため銀行等を回るが現状上手く行っていない。
・金策の一環とも思われるICO「トワイライトコイン」はホワイトペーパーも公開されず、進捗は不明。
・山本監督およびトワイライトスタジオは現状制作業務での収入はなく、2018年2月現在会社の経営継続に疑義が生じている。
・山本監督は実家の内装業「山本建装」取締役としての収入以外に収入はないものと思われる。
このくらいか。
>>7 とりあえずそれ方面の画像貼ってくれ、ただクソレスするだけならNGな
>>9 クソレスしないでちゃんと事実の情報を書いてくれ
>>6 >・追放理由は@自社で生じた多額の使途不明金、Aセクハラ・パワハラ、Bアニメ監督として無能のため監督作で多額の赤字を発生、の3点。
これ全部ソースのない憶測じゃない?
ソース付きの事実だけを書けばおじさんグウの音も出ないな
ここはさっぱり伸びないな 事実よりも憶測の方に皆興味があるのか
>>16 事実を以って完膚なきまで追い詰めるより、吊るしてサンドバッグにしてボコってふぎぃ!ふぎぃ!言わせる方が楽しいからじゃね?
>>18 そりゃSSスレなんだから妄想も糞もねーだろ
>>23 https://twitcasting.tv/yamacane_0901/movie/443229573 7:22から
👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:f141ee6c8a765bcc8a4ce39517419091) >>25 事実を検証するスレなのに知らないで書いたの?
このスレが過疎ってことはヤマカンを叩く真実なんて無い捏造だけって事だな
>>28 ここ叩きスレじゃないのに何言ってるの?
書き込みないって今現在ソース持ってきて話せるだけの仕事してないんじゃないの?
ヤマカン信者ってこんな理解力なくてウザいのしかいないの?
>>29 今まで誹謗中傷してきた事を全て捏造と認めちゃったね
誹謗中傷ですね
ならばこれ
【糞作画】ミルパンセ【サイコゴミプロデューサー】
http://2chb.net/r/iga/1508211886/ 卑怯者のアンチたちはSSとか妄言とか抜かしながら捏造しかできないのあった ここへの書き込みが無いことでヤマカンへの誹謗中傷はなんの根拠も無いと判明された これが真実な
一人だけ現実じゃない何かを見てる人がいるな 家族は早く病院連れてけ?
このスレが伸びないことでヤマカンアンチは嘘しかついてない事が証明されたね 誰もソースを用意して真実だと証拠を出せないんだから
ソースも無しにぎゃあぎゃあとポタク共がうるせえなぁ
341 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/01(木) 00:01:51.08 めんどくせーから全文載せるわそのうちCFのトップにも載るだろ 「2018年秋公開予定」と告知をさせていただいておりました オリジナル劇場アニメ『薄暮』ですが、厳密にスケジュールを精査いたしました結果、 当作品の公開時期を下記の通り変更させていただく運びとなりました。 (変更前) 2018年秋公開予定 ↓ (変更後) 2018年作品完成、2019年順次公開 クラウドファンディングでいただいた支援金を1円も無駄にせず、 かつ皆様のご期待に十分に添える内容とクオリティを担保するべく 制作フローの構築を検討した結果、この度の変更に至りました。 また公開時期の変更に伴いまして、下記リターンのお届け、実施日時を変更させていただきます。 ○試写会 ○スタッフお疲れ様本 ○設定資料集 ○プレミアムトークイベント ○監督・制作スタッフとのお食事会 ○監督&応援団長と行くいわき市バスツアー 新しい日程につきましては、決まり次第早急にご連絡いたします。 (その他のリターンは予定通りお届けする予定でございます。) 当作品、また各リターンを心待ちにして頂いておりました皆様、誠に申し訳ございません。 作品の完成に向けてスタッフ一同、誠心誠意努めて参ります。 引き続き『薄暮』プロジェクトを、何卒よろしくお願い申し上げます。 薄暮プロジェクト 一同
おじさんはVコンテをみせてスポンサーえようとしてるのか 延期の入ったものの19年完成も希望であって、Xコンテ完成したとして金策つかん限り作業は進まなそうだね 正直後ろ盾のないおじさんに営業は可能だとは思えないんだけど というかコウジお前そうなったらたぶん見捨てられるぞ
今年中に完成できてないのに、来年頭に「完成しました」とかホラ吹いて、2020年前半にお縄になる予定
>>44 お前はスレタイも読めないのか?願望や捏造を書くスレじゃないぞ
>>45 ソースも無しにぎゃあぎゃあ
がうるせえポタクだなぁ
薄暮完成させるにはCF以外に1億足りない(ヤマカンツイキャスより)。 現状、1億調達できたというエビデンスはない。
数百にも及ぶ捏造のソースも示せないアンチどもが1つや2つのレスでイキんてんじゃねえぞボケ
このスレのスレタイ自体が「元」アニメ演出家ヤマカンの現在を捏造している
1年以上国内の新作アニメのスタッフに山本寛はキャスティングされてない 事実ってこういうことかい?
ポタクポタクうるさいのいい加減にしよう スレタイ見てないのお前もだぞ 現在を検証なんだからいきなりアンチポタク騒ぐ前にヤマカンの現実をソース付きで出そうよ スレが動かない=アンチじゃなくてヤマカンがソース付きで出せる仕事がないだけじゃないのか?
今までお前らが言い続けた誹謗中傷は全てソースも根拠も無いだろうが このスレが伸びないことがそれを証明してる
>>53 ヤマカンの知名度からしたら勢い良いよ
あの人のツイッターはファボ、リツイートほとんど一桁しか無いじゃん
こっちではあっちで通説になってるデマを否定しよう 何かデマの例を挙げてくれ
>>55 デマしかないだろ・・・ここでソースを示すことが出来ないのがそれを証明している
じゃあ適当に一つ見つけたデマを議論しよう デマは推測ではなくて事実だと断言しているものだぞ
>>58 もちろん言った人間がソースを提示すべきです。
ただあそこは一人の人間が書き込んでるわけではない。
第三者にデマだというなら何がデマなのか示してもらわないと
http://nannkai.work/archives/3859575.html これなんかソースがリンクされてるのが多いけど?
たいがい事実ってことで間違いなさそうだぜ
>>60 それだけじゃないだろお前らの捏造は数百じゃくだらない
>>61 ところで、これまでで一番悪質だと思う捏造は何だい?
ポタキン「俺は自分を守るための嘘はつかない(キリッ)」 ポタキンサイドではこれかな
「訴えてやるー」「覚悟しろ」等と沸騰していたメルマガ 「2018年秋公開予定」と告知をさせていただいておりました オリジナル劇場アニメ『薄暮』ですが、厳密にスケジュールを精査いたしました結果、 当作品の公開時期を下記の通り変更させていただく運びとなりました。 (変更前) 2018年秋公開予定 ↓ (変更後) 2018年作品完成、2019年順次公開 クラウドファンディングでいただいた支援金を1円も無駄にせず、 かつ皆様のご期待に十分に添える内容とクオリティを担保するべく 制作フローの構築を検討した結果、この度の変更に至りました。 また公開時期の変更に伴いまして、下記リターンのお届け、実施日時を変更させていただきます。 ○試写会 ○スタッフお疲れ様本 ○設定資料集 ○プレミアムトークイベント ○監督・制作スタッフとのお食事会 ○監督&応援団長と行くいわき市バスツアー 新しい日程につきましては、決まり次第早急にご連絡いたします。 (その他のリターンは予定通りお届けする予定でございます。) 当作品、また各リターンを心待ちにして頂いておりました皆様、誠に申し訳ございません。 作品の完成に向けてスタッフ一同、誠心誠意努めて参ります。 引き続き『薄暮』プロジェクトを、何卒よろしくお願い申し上げます。 薄暮プロジェクト 一同
お前らガーさんはヤマカンのお仕事とか現在の事実を貼らないで架空の敵にイライラしてるんやな…
562名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!2018/03/03(土) 00:18:42.89 >529 >2017/10/2 23:34 >今日、本格的な作画インになりました。 >続けて近岡さんとのデザイン打ち。 作画インっていうとレイアウトや原画の段階に入ったと思ったけど その後制作日誌にレイアウトらしきものの写真をアップした後 年末に表情集が出来上がるという無茶苦茶な順番 574名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!2018/03/03(土) 00:31:45.19 >562 冷静に考えると色々おかしいな デザインっていうのはコンテの前もしくは同時進行で行うもので これが終わらないとレイアウト以降に進めないはず おじさんのいう作画インっていうのはレイアウト以降の工程じゃなくて 絵を伴うデザインとかも含まれてるのかね 576名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!2018/03/03(土) 00:39:48.56 常識的に考えると、作画作業に入れないので、 ビデオコンテ→仮アフレコ→営業と、迂回し続けているようにみえる。
>>64 犬を押入で飼っていたといたという
ソースは本人のツイキャスだよ
頼むからネット上に本人のソースがあるものは
きちんと自分で調べてくれ
それでは御覧いただこう
715 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/01/26(金) 16:47:23.95
ヤマカン!?
通告 2017/10/15 14:02 改めて宣言します。 明日10月16日までに、『Wake Up,Girls!(新章)』♯1において、『タチアガレ!』『7 Girls War』の 楽曲クレジットを本編中に掲載しなかった件について、 放送媒体であるテレビ東京、及び制作責任者の製作委員会からの「理のある」回答がなかった場合、 私(辛矢凡)名義の楽曲を、10月17日以降において『Wake Up,Girls!(新章)』本編、 及び派生ユニット「Wake Up,Girls!」が使用することを、一切認めません。 法的手続きは今後迅速に進めて参りますが、一応ここでの告知とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 以上。
yamacane_0901/山本寛 2017/10/15(日) 15:56:49 via Twitter Web Client 法どうのこうの以前に、作詞家が歌うなと言ってる楽曲を無視して平気で歌ってて、みんな嬉しいですかぁ?
意訳「俺の犯罪は見逃せよ〜。他も見逃してるんだからさぁ」
ビクター
2017/4/28 01:51
ビクターエンターテインメントさんに敢えて物申します。
僕がアマチュア時代、BGM的に使用した音源を秒単位で切り詰めて使用したにも関わらず、即刻ネット上から削除され、一方『トップをねらえ!』など、そのものをまんまアップした御社の音源を未だ放置しているのはどうしてでしょう?
何か恣意的な判断が働いていると思うのですが、いかがでしょうか?
こちらは使用料が必要とあれば払います。しかしそれ以外の音源の垂れ流しを放置しているのはどうしても合点がいきません。
合理的なご説明をお願いいたします。
ご相談が必要ならば御社に伺います。
合理的なご判断をお願いいたします。
何卒よろしくお願いいたします。
(以上引用終わり)
削除されたページの魚拓
https://archive.today/KDUlh 即刻ネット上から削除しちゃったけどコメント欄も連絡先のメアドもないブログでそんなこと言われてもビクターも困るだろ
顧問弁護士を通じて正式に抗議すればよかったのに
クレジットカード 2017/05/04 10:57 ずっとJCBを持っていたが、あまりに汎用性がなくて、最近とうとうVISAとMasterCardを持つようになったのだが、やめた方が良かったですな。 月いくら払ったらいいか解らん。 酔うとAmazonとかでポチポチするのが大好きなので、明細が来るのがいつも恐怖。 しかも僕はクレジット専用口座を作っているのだが、そこに入れる額がいつも足し算できない。 今月もまたJCBが引き落としできなかったらしい。GW中なので対応できない。トホホ・・・。 以上、先月10日引き落とし分カードの支払いを電話何度もかけられて今月4日になってもほっといてカード止められてる、ヤマカン借金漬けブログから転載
>>3 2月15日から3日15日までのカード使用分が集計されて
明細が届くのが3月後半
4月10日に引き落としができないと、15日ごろから郵便や電話で督促がくる
ヤマカンは「何度も」同じ事を.してるから、引き落としできてないと直ぐカードは使用できなくなる
20日間にわたるJCBからの督促やクレジットカード停止という直接的行動を「ガン無視して」の、5/4のブログ記事
最低だ
山本寛(ひろし)監督関与作品 ・君の名は。 いわきで「君の名は。の監督の山本」と勘違いされるようラーメン屋で自己紹介 ・Fate 俺が妄想してた演出に酷似している 俺の名前をクレジットに入れろ ・ 響け!ユーフォニアム (1,2期) 京アニで吹奏と言えば俺 ・ 涼宮ハルヒの憂鬱 2期 「代表してエンドレスエイトの演出を謝罪します」 (京アニは1期のクレジットも削除済み) ・ 長門有希ちゃんの消失 ハルヒと言えば俺 ・ ハッカドール THE あにめ〜 しょん 俺の女が出てるから ・おへんろ。〜八十八歩記〜 俺の女が出てるから ・ヤマノススメ 監督の名字が同じ ・この世界の片隅に 影響力ある有名御意見番な俺が宣伝したから売れた 「mixiに良いって感想書いてたから」俺が監督してたかも! 補足 山本ひろし監督作品 ・らき☆すた (京アニはクレジットを削除済み) ・ 涼宮ハルヒの憂鬱 1期 (京アニはクレジットを削除済み) 山本ひろし 原作・監督 ・かんなぎ あくまでも山本寛(ひろし)の妄想です
2017年前期半の発言
・キャンプファイアーでのCFは茶番
・CFでの集金は制作費の一部
・DMMの竹内プロデューサーがこの企画のバック
・CF成功しても失敗しても薄墓は作る
・脚本書かずに、絵コンテを書く
・絵コンテは外注に出す
・CFで集まりすぎたお金は監督のポケットマネーにすれば良い
●キャラ命名権50万円で売り出しといて
山本寛「50万円の3件売り切れちゃったよぉエグいっ!エグいっっ!!あんなの売れると思ってなかったわぁ!エグゥ!脇役今から増やさなきゃなぁぁ」ビールぐびぐび
そして、堂々のコンプライアンス違反!
個人情報使って電突!
質問者「バイオリン演奏素人では?あとPV酷い」
ヤカン「それ印象でしょう?」
間抜けのヤカンがフットー
ヤカン「電凸したけど取り合ってもらえん」
質問者「偽物か本物か知らんが時間が非常識※。何度もかけて営業妨害だ。」
ヤカン「営業妨害の意味を考えるべき」
ヤカン「返事ないので勝利」
第三者「やべーよこのCF、まさかヤカン電話だからって5,000円取るの?」
※仕事始めの午前10時!
■まだアニメ業界人だった頃の 山本寛 発言まとめ1 大地→口だけ、ダメダメ 富野→演出の能力無し 沖浦→ショボ(笑) 押井→「惜しい氏ね」。おわっとる、METHODS(本)が一番良かったんじゃない(笑)? 鈴木→脳みそ小さいアニメやくざ 大友→才能無し 橋本敬史→蒸気・煙がなってない 細田・新海→限界が見えた、ショボ 千明→絵描きでもショボ(笑) 加瀬充子・ときたひろこ・下田正美→ショボすぎる、アニメ汚し 西澤晋・かみやじゅん・えんどうてつや→実写のことを知らない無教養 森田→演出失格 吉田玲子→だめだこいつ 渡辺信一郎→粗や不備があるが、まあ、認めてやるか 山内重保→ショボ(笑)ま、努力は認めてやんよ 大畑・錦織→イマイチ 佐藤順一→センセー(笑)あんたに言われることは何もない、もうちょいがんばれや 渡部高志→監督の才能なし 麻枝→ある程度は天才、ある程度はね(笑) 鈴木俊二→とかいう輩 ひこ・田中→喚いているバカ 60近いアホ 沼田やすひろ→老害 チンピラ アホ 夢遊病者 會川昇→老害の揚げ足取り 大塚隆史→山本「知り合いの大塚隆史君」⇒大塚氏「お会いしたことないです」 遠藤雅伸→あんな連中 小池一夫→業界に多大なる貢献をしたのかね?とてもそうは見えないけれど。
■ まだアニメ業界人だった頃の 山本寛 発言まとめ2
オトナ帝国→イマイチ
戦国大合戦→イマイチつか無理だろ
キンゲ→なってない
猫の恩返し→グダグダ、しょうもない
マクロス7→映像も音響も汚物
人狼→ふともも
恋風→輪姦
電脳コイル→作画厨の無力さの象徴
クラナド→キモオタの人生
ハルヒ二期→SOS団代表として詫び申し上げます
けいおん→カラーバー(笑)美少女動物園(笑)
化物語→10万売れない閉じたコンテンツ
AB→動物化した大騒ぎ(笑)今必要なものだけつくれ
ガンダムシリーズ→30分のCMにすぎない
エヴァ新劇→庵野の金儲け(笑)
カラフル→監督のネームバリューさえあれば評価をもらえるという典型
LUPIN the Third〜不二子という女→カッコつけてるのが外れた時はもうどうしようもなくカッコ悪い
IG、ゴンゾ、ガイナックス→語るに落ちるほどの糞会社
ノイタミナ→談合、凝りに凝りた
会社員→社畜
制作進行→底辺
漫画家→職業奴隷
同業アニメ演出家→宮崎駿以外みんなアニメとは呼べない
ユダヤ人→殲滅しなきゃアカンのですわ!
https://twitter.com/yamacane_0901/status/139609408123580416 【参考】山本寛の発言元ネタ ■妄想ノオト出典 富野→< と思ったら鶴巻和哉がちゃんと「コンテが8割」って言ってるじゃないか。だよなぁ。だって富野のコンテなんかやっぱり以下武士の情けで略。 沖浦→「人狼」感想 押井→<なんで「イノセンス」のCMに宮崎あおいが出とんじゃぁぁぁ!!!!?惜しい死ね> 鈴木→ <「アニメやくざ」鈴木敏夫のインタヴューを見て改めて悪寒が走った。そのちっぽけな頭脳でまた「踊る」を腐している訳だが、 <相手が「踊る」である事を抜きにしてもその発想の貧困さ、想像力の欠如に鼻をつまんでしまった。 大友・橋本敬史→ 「スチームボーイ」感想 細田・新海→<先日の「ワンピース」で限界を見せた細田守や「約束の場所」の最新の予告は何の冗談だ? <と思える新海誠なども脳裏をかすめ、ますます不安になる今日この頃です。 西澤晋・かみやじゅん・えんどうてつや <某「Hカルの碁」の監督は「実写=望遠」と思い込んでるらしい。気持ちは解るけど、それってねぇ・・・。 森田→ 「猫の恩返し」感想 吉田玲子→「猫の恩返し」感想 < 吉田玲子が月島雫に成り代わって書いた恐ろしくリアルな同人児童小説も〜 渡辺信一郎→「ビバップ」感想 山内重保→ <・まぁ細田の衣鉢を継ごうという心意気は感じられ、雰囲気は充分出ている。しかし技術的にはもう赤子と兵隊。 大畑・錦織→※細田・ひみつのアッコちゃん感想 <トーンとしては大畑清隆やら錦織博やらの延長上にあり、あの鳥肌の立つような凍て付く触感に乏しい。 佐藤順一→<そんなセンセが曰く、「実写を作るフィルムがあるなら、アニメを作れ!」嫌です。 <ていうか、あんたに言われたかねぇ。 麻枝→ヤマカン神前の同志社講演会 大塚隆史→プラネッツでのインタビューとTwitter ■Twitterでのバトル・発言が元ネタ 鈴木俊二 ひこ・田中 沼田やすひろ 會川昇 遠藤雅伸 小池一夫
●CFでキャラ命名権50万円で売り出しといて 山本寛「50万円の3件売り切れちゃったよぉエグいっ!エグいっっ!!あんなの売れると思ってなかったわぁ!エグゥ!脇役今から増やさなきゃなぁぁ」ビールぐびぐび
山本寛(ヤマカン)の起こした事件で打線組んだ 1 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2017/05/16(火)10:14:09 ID:MSd 1(遊)CFのPV批判した一般人の職場に電凸しあわや警察沙汰 2(二)JKWord 3(中)小金井ストーカー事件を「危機意識が足りない」などと放言し炎上 4(投)『監督においてその域に達していない』宣告からの監督クビ 5(一)「フラクタル売れなきゃ引退」からの売上883枚からの引退撤回 6(左)小池一夫せンせいを「業界にろくに貢献してない老害」とdisる 7(三)WUGの原案・監督だったのに2期から完全パージ 8(右)WUGのフリー素材に著作権違反だとファビョる 9(捕)USP&Ordet退社、芸能人になるも仕事は半年で一本だけ この打線組んだ後も内容証明が届くなど、おじさんは2軍3軍まで組む気まんまん
3/24放送でノイタミナ歴代最低視聴率を記録(1.0%割る) 1.5 1.6 1.7 2.1 2.5 1.5 1.8 2.8 2.0 2.3 2.3 Ave2.01 四畳半/さらい屋 3.4 2.4 2.6 2.3 2.7 2.3 2.6 2.5 2.9 2.0 2.5 Ave2.56 もやしもん/屍鬼 2.3 休 2.2 3.1 2.8 2.7 1.8 2.4 1.6 2.5 2.1 Ave2.35 海月姫/屍鬼 1.9 1.8 1.6 2.1 休 1.5 2.1 1.9 1.8 1.3 0.9 Ave1.69 フラクタル/放浪息子 ※四畳半/さらい屋の最初はノイタミナ特番+さらい屋1話
458 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! 2017/10/29(日) 23:39:53.16
薄暮プロジェクトにおきまして『原画スタッフ』『制作スタッフ』を募集いたします
https://twitter.com/studio_twilight/status/920902586676387840 2017年10月19日
32件のリツイート 20件のいいね
返信1
たつき/irodori‏ @irodori7
ふと、背景美術に興味ある方おられるでしょうか?
2017年10月28日
19,384件のリツイート 30,958件のいいね
返信164
472 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2017/10/29(日) 23:59:13.84
>>458 その返信1も自分っていうね
473 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! 2017/10/30(月) 00:00:20.47
>>472 泣いた
スクショ自由だそうだから消される前に皆保存しておこう
一匹目 逃げる 二匹目 逃げる 三匹目 マルチーズ 12年生きる 6年は押し入れに閉じ込め散歩も行かず ある日押し入れを開けたら死んでた 閉じ込めた理由は面倒くさくなったから、臭い、吠える おじさんではなく家族全体でやった 4匹目 病弱5年くらい生きる 部屋の中で野放し 部屋中どこでおしっこしても気にしない おじさんに懐いていた(らしい)
アンチがついた嘘や捏造の数々に比べたら些細な数に過ぎない アンチの捏造の数だけでスレが埋まるからな
59 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:43:30.40 Q.カルロス・クライバーといえば? A.宇宙服と日本刀とチートの餌食になった傭兵 from代紋TAKE2 こんにちは、ジャンプを読まなくなってもヤンマガ読むのはやめられないSS作家です。 兄・木内一雅が代紋TAKE2と青龍の原作を手掛け、弟・きうちかずひろがビーバップハイスクールを長期連載してたのも今や遠い昔。 そんなヤングマガジン昔話に浸りつつ、ザ・ファブルと喧嘩稼業と村上店長の先行きについて熱く熱く語りたいのですが、 残念ながらこの世の中、好きな事ばかりで生きてはいけない仕組みで成り立っています。 なので頑張ってやりましょう。Amazonほしいものリストから届いた商品に関するレビュー。
60 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:43:56.79
本日ご紹介するのはこちら。
2010年に学研から発行された小説「アインザッツ」。著者・山○寛(スレのルールに則って伏せ字)、イラスト・平松禎史。
手に取った第一の感想はこれでした。
「A5判かよ!!」
そう、A5判。ラノベというのに文庫本サイズでも新書サイズでもなく、まるで文芸誌のようなA5判。
手元にある本の中では初見良昭著「世界のマーシャルアーツ」「ナイフ・ピストルファイティング」などと同じサイズでした。
昨年お引っ越しのために専門書以外の本を減らしに減らさざるを得なかった、SS作家の小さな本棚を圧迫する実に優しくない大きさです。
ちょうど一年前の今頃、バキ全巻を処分した時の私の無念がわかりますか?
約25年もの間全部初版から集めてた、グラップラー刃牙とバキと範馬刃牙と刃牙道とその他を全部売ってしまった時のあの無念が。
グラップラー刃牙の最初期はまだ書籍にバーコードが使われてない時代で、裏表紙全体を覆うほどの馬鹿でかいイラストが載ってて迫力があったんですよ。
素っ気ない裏表紙のジャンプやマガジン、一応程度にあらすじを載せるだけのサンデーと違う、これがチャンピオンか!バキか!と当時中学生のSS作家は感激したもんです。
そんな、今や古本以外じゃ絶対に手に入らない超レア品を泣く泣く手放した傷が未だに癒えないというのに、かわりに入ってきたのがこんな物って。こんな物って。
いや泣くのはまだ早い。世間じゃ酷評されていても、読んでみたら意外に良い面があるかもしれない。人の言うこと鵜呑みにして先入観を持つのはよくない。
そんなわけで気合を入れ直して先に進みましょう。
61 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:44:42.86 アインザッツとは「楽器の吹き始め」「音の出だし」を意味する音楽用語だそうです(作中解説より)。 書籍の帯には「指揮者・佐藤裕推薦!」「全日本吹奏楽連盟・平松久司理事長推薦!」と書いてありますが、中身に関係ないので略。 付録として、天野正道氏(色んな映画やアニメを手がけた凄い音楽家の先生)がこの作品の為に作った吹奏楽「ウィンクルム」を収録したCD-ROMがついていました。 ウィンクルム(Vinculum)とはラテン語で「絆」の意。1つしかないオーディオトラックに7分ちょっとのこの曲が収録され、 データCDとして開けばそのトラックのwavファイルと、収録の際の合奏の様子を収めたmpgファイルがひとつずつ、 そしてウィンクルムのスコア(楽譜)のpdfファイルと、これを稽古するにあたっての天野氏からのアドバイスが入っています。 「ウィンクルム」は勇壮な印象のいい曲で、ムービーには天野氏の的確な指揮と、天野氏の指揮を的確に遂行する楽団の姿が収められており、 なるほどこれがプロの仕事かとクラシックに詳しくないなりに感心できるものがありました。 しかし残念ながら、感じ入るものがあったところで所詮は付録のオマケ。 あくまでこの本の主役はおよそ270ページにも及ぶ文章に他ならないのです。そこから逃げては何も始まりません。 諦めてレビューに励みましょう。逃げちゃ駄目だ。逃げ出した先に楽園なんかありゃしねえのさ。大魔王からは逃げられない。 全く関係ありませんが、呉のあの日あの時あの場所で脳裏によぎったのは 喧嘩商売で無一パパが灰色熊に挑む時に呟いた「逃さん」という台詞でした。それが脳内で延々リフレインして無極状態。 それでは本題。 アインザッツ本編は全5章で構成されています。1章ずつレビューしていくとしましょう。 サブタイトルはその章に関連の深いクラシック曲の名前ですが、割とどうでもいいです。
65 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:47:10.32 ●第一章・カタロニアの栄光 (あらすじ) 大学生・頼場駈呂(らいば かろ)は三年前に卒業した大阪の母校の吹奏楽部から、一ヶ月後の夏の大会で指揮をしてくれないかと要請される。 嫌々ながら久しぶりに母校を訪れ練習に参加した結果、済し崩し的に指揮者として引き込まれてしまうことに。 ……第一章一行目からいきなり「コチ、コチ」「イチ、ニー、サン」ばかりのセリフ文で、早速心が折れかけました。 各所でさんざん貼られてたアレは見せ場じゃなくて冒頭だったのかよ!! リアルに頭抱えたよ!!たった1ページ半の間にコチだけで50回以上言ってるじゃねえか!!こんなんリアルに呟いたら120%ゲシュタルト崩壊起こすよ!! そもそもコチの意味がわかんねえよ!!専門用語か脳内用語ならちゃんと解説しろよ!! メトロノームの擬音だったらそんなもん台詞に混ぜんなよ!!無駄だよ!!読みづらいだけだよ!!お前のツイートとツイキャス並に意味ねえよ!! そんなんだから定価1952円+税のくせに未使用新品で売価1円なんだよ!!送料の方が圧倒的に高いってそういうことだよ理解しろやバーカ!! 差し当たり言いたいことは言ったので、気を取り直して先へ進みます。 擬音祭りから場面は転換して、主人公・駈呂くんが母校へと赴くシーン。 「陽光が鮮やかなプリズムの七色となって漆黒のアスファルトに」とか「ヘンゼルかグレーテルのような気分」とか 「ルバートがかった動揺」とか「呪縛して自由に操るハーメルンの笛」とか「蛇に睨まれた蛙(文中では誤用)」とか 文学的表現のつもりで小難しい言い回しをするも何ひとつとして伝わらない、どこかの誰かの定義で言うところの「上手い事言いたがり」の文章が延々続きます。 昨年身を以て味わった(味わいたくなかった)作者の文章力と語彙力を理解力と人生に対する姿勢を鑑みて、これはもう真面目に読み込むだけ時間の無駄だ、 斜め読みで地の文を追い掛けて大雑把なストーリーラインだけを頭に入れるべきだと悟りました。読み始めからここまで、わずか3分。
67 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:48:08.62 駈呂くん、やたらオドオドして「呼ばれはしたけど参加したくない帰りたい」と全身で表現していますが 大学の授業をサボってまで高校の部活に来訪し、更に自前の指揮用タクトまで用意している周到っぷり。やる気マンマンやないか。 「かーっ!俺はやりたくねーんだけど頼まれたから仕方ねーなーっ!かーっ!」 作者の人生的願望丸出しでものすごく痛いです。 ちなみに吹奏楽部の副部長は、駈呂くん信者の女子高生です。信者です。誇張じゃありません。 三つ歳が違って現役時代に顔合わせたこともない同士なのに信者。これも作者の願望丸出しでものすごく痛いです。 そういえば駈呂くんは指揮やってた現役時代にコンクールで金賞を獲ったそうですが、大会規模がわからないのでどう凄いのかわかりません。 まあ高校以来タクト振ってないのに顔も知らない現役から声がかかるぐらいですから、 最低でも支部大会(関東・関西などのブロック大会)には行ってるんでしょう。きっと。そうに違いない。 それにしてもライバカロって驚くべき珍名。名指揮者カルロス・クライバーを文字るにしてももっとセンス発揮できなかったんか。それとも発揮してこれか。 続けて、仕方なく()練習に参加するシーン。まるでなろう小説に出てくる魔法剣士の戦闘のような表現で 「タクトの振り方がなんかすごい」と伝えようとしてくれますが、当然伝わりません。読者にも。登場人物にも。 登場人物に通じなかったのは、その場にいた部員が初心者ばかりで専門用語が通じず、一方的に指揮を始めてしまったのが原因なのですが 部員の力量を見極めないまま稽古つけようとした指揮者が己の不明を恥じることは、当然ありません。 なお部員の力量を知ってる筈の信徒副部長は、部員を指導したり教主さまをフォローしたりする素振りを全く見せませんでした。最初から最後まで、全く。 なんだこれ。上から下までどっかの介護スタジオ級のボンクラーズか。
69 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:49:22.42 この後、白リボン少女(信者候補、当然初対面)に請われて衆人環視の中で個人授業する願望丸出しシーンみたびがありました。 個人授業シーンは、かの有名なタリラリラー。前情報で知っててもきつかったです。元祖天才バカボンか。元祖名乗っていいぐらい天災で馬鹿で坊ンか。 で、最後はOB乱入から済し崩しに指揮者就任決定で、第一章完。 これでまだ五分の一ってところですよ。逆恨みするわけじゃないけど贈って来た人を殴りたいですよ。こんなものを律儀にレビューしてる自分自身も。 そういえば駈呂くんが初めて部室へ入るシーンでは、初対面同然の信徒副部長が汗ばんだ体で腕を組んできて引っ張り込んでくれるという、 実に童貞臭い妄想のかかった気持ち悪い展開を見せつけてくれました。いま一番殴りたいのは間違いなく作者だ。 ●第二章・雲のコラージュ (あらすじ) OBのおっさん共、居酒屋で飲む。信徒副部長、教主さまの下宿にTELする。OBのおっさん共、部活に押しかける。 一章開始数ページの時点で「地の文だけ斜め読みすりゃいいや」と基本方針を固めましたが、早くも自分の浅墓さを思い知る結果になりました。 二章には、地の文が一切ありません。○○○○「」と、カギカッコの前に登場人物名をくっつけて台本形式で会話させるだけです。 いや、場面転換や動作・感情を表す指示すらないので台本形式の域にも達してない。そして所々使われる(笑)。なんだこれは。 おかげで斜め読みするのにも時間がかかってしまいます。おのれこんな奴のために。このうすらぼけめが。
71 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:50:46.52 この章は中身がないのでストーリー的に語ることはないのですが、とにかくキモい描写が満載でした。 いい歳した大の大人のOB連が、17そこらの女子高生を明らかに性対象として見てる。駈呂くんも誰もそれをたしなめない。不快感すら覚えていない。 この本の帯には「かつて吹奏楽部だったアナタも、いま吹奏楽部のキミも!」とキャッチコピーが載ってますが 編集もいくら商売とはいえよくこんな白々しいコピー書けたもんだと感心しています。本当にキモい。肚の底から気持ち悪い。 その後の信徒が教主さまに電話で御機嫌伺いするシーンも、明らかに実体験に微塵も基づかず モテない男の都合のいい妄想100%だけで描かれた「ちょっと背伸びした女子高生とのキャッキャウフフ」。 一言だけで評するなら「気持ち悪い」なんですが、しかしこの気持ち悪さを的確に表現するいい言葉が思いつきません。 描写そのものより、こんな描写をお出しできる作者の世界観が心底気持ち悪い。マジキモい。 なお、この章のラストにもタリラリラーのシーンがありました。 昔暴走族がよくホーンで鳴らしてた「ゴッドファーザー愛のテーマ」を不意に思い出しました。タラリラリラリラリラリラー。 今にして考えたら凄いですよね。高校生ぐらいの子供がバイク何台も改造して乗り回せるぐらいお金持ってるなんて、 ある程度違法行為してるとしても今の時代じゃ到底考えられない。そりゃデフレ時代を経て暴走族が絶滅危惧種になるわけだ。 正直、アインザッツなんかより田中宏のBAD BOYSを語りてえですよずっと。ヒロの婿入り話なんてあんなにしんみりさせておいてオチがひどすぎる。
73 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:52:46.36 ●第三章・キャンディード「序曲」 (あらすじ) 吹奏楽部、文化祭でしくじる。夏の強化合宿に入る。嫌われ者OBが張り切る。こいつのせいで合宿がうまくいかなくなる。ヤカン切れる。 信徒副部長が切れたヤカンを追ってきて泣きながら許しを乞う。戻ったら部員一同も反省して許しを乞うてきて、嫌われ者OBもなんか反省してた。 そしてヤカン指揮者就任から一ヶ月、高校は地区大会に参加したけど結果は最低の銅賞。最低の、銅賞。 三章に入ったら台本形式から普通の小説に戻りました。 ここからは「駈呂くん」といちいち打ったりコピペしたりするのが面倒なので、主人公名は全部「ヤカン」に置き換えます。 ヤカン含めて全員練習不足で当然の結果に終わった文化祭、その汚名を地区大会で晴らすべく部員一同は夏合宿入り。 そしたら普段から部に出入りしてる嫌われ者OB(面倒臭いから以下「おじさん」)がここぞとばかりに出しゃばり始め、 元々部員のやる気が薄いのも重なって、練習はどんどんいい加減に。 こうしておじさんが余計なことし続けてる間、ヤカンは何もしない。真横で常時茶々入れ続けられてるのに本当に何もしない。 実際に指揮する立場からしたら邪魔なことこの上ないし、しかも目に見えて部員のやる気を奪い続けている元凶そのものだというのに、 ヤカンはおじさんに反抗する素振りすら見せない。まさに棒振り人形。人として恥ずかしくないのか。お前はゼロの人間か。 いや、人を疑うようなこと言っちゃいけないですね。人として恥ずかしい。お前はゼロの人間だ。ヤカンはゼロの人間だ。
75 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:53:24.23 しかしヤカン、ここまで全く何もしてなかった糞チキンのくせに、ダレた部員が練習をやめ始めると怒って譜面台に台パン食らわせて脱走します。 上の相手には何も言えないくせに下の立場には強く出られるヘタレ根性、本当に素晴らしいですね。 しかも強く出ると言っても出来るのがせいぜい台パンで、そのまま追っかけてくるの期待して何も言わずダッシュ逃走してしまう点も、 いかにもヘタレのヤカンらしくてグッドです。軍鶏になれないチキンのチラッチラッ心理が心底ウゼエ。 そこからの「信徒副部長による号泣引き止め→戻ってみたらおじさん含めみんな反省→ヤカン寛大にも許して練習再開」という、 誰もが思いつくけど面白くないから必ずボツにする超ご都合展開もたまりません。 それまでやる気なかった奴が台パンされてやる気出すかよ。台パンやるような奴が根に持たずそのまま練習再開なんかあり得るかよ。 マジビックリするほどのあたまのわるさ。ご都合主義はいいとしても、もうちょっとリアリティと言うものをですね。本当にもう。 ●第四章・組曲「シバの女王ベルキス」 (あらすじ) 吹奏楽部銅賞の理由は「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」という御尤もなもの。 しかしヤカンはこれにショックを受け、そのまま指揮者をやめて部活にも顔を出さなくなる。 その隙に大人しくなってたおじさんがまた勢力を伸ばし、今度は本格的に部を乗っ取って私物化し始めてしまった。 ヤカンは信徒副部長から誘われたコンサートに一緒に行き、 信徒から「進級したら吹奏楽やめる、ヤカンと部活できて幸せでした」と告白を受けて別れる。
76 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:54:15.62 ここまで斜め読みしかしてなかったのでわからなかったのですが、四章を途中まで読み進めて大変なことに気が付きました。 三章を境に、文体・文章が普通に読めるものに成長している。それも別人に生まれ変わったと言っていいレベルで。 一章のくどいだけで味も何もない駄文とも、二章のト書きすらない台本未満とも違い、 三章からは普通に小説として成立していました。ストーリーこそトンチキですが、文自体は実にまとも。 三章後半の地区予選の演奏シーンは特に言う事がなくレビューを省かざるを得ないほど普通に読めましたし、 四章のおじさんが部を乗っ取る流れに至っては、プロ演奏家もいるOB会を活用して侵食してくるという強かな政治手腕まで描写しています。 本当に別の作者に成り代わったかのように「読める」文章。いったい二章から三章の間に何があったのでしょうか? SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。 それはさておき。 誰がどう見ても弱小でしかない吹奏楽部の、指揮者に就任してからわずか一ヶ月。 いくら地区大会、一般的部活で言うところの市大会レベルとはいえ、これでまともに戦えると思ったヤカンの脳味噌を心底疑います。 合宿込みの一ヶ月だけで金賞獲れるぐらいになれるって、運転免許と勘違いしとりゃしませんか。それか昔の怪しい通販。 それだけでも大概なのに、審査員から酷評されただけで何もかも放り出して逃げ出すガラスハート&無責任っぷりが本当に凄い。 全国大会ならまだしも地区予選ですよ地区予選。たかが地区予選ごときでこんなに腐ることができるってある意味無類の才能です。 まったく作者の人間性が透けて見えるようですね。ガラスだけに。
77 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:03.26 ちなみに「コンクールは技術を競うものでグルービーさは要らない」との審査員評ですが、 最初に「私の趣味じゃない」と前置きされ、その上でこの言葉が続いています。 察するに、ヤカンと愉快な信者たちはそもそも技術的にどうしようもなかったのでしょう。始動からわずか一ヶ月目なのだからさもありなん。 しかしそれをストレートに伝えては学生が傷つく。だからあくまで「個人的な好みにより落とした」という態を取り、 比較的見所のあったグルービーさを微妙に褒めつつ、君たちには本来持っているべき技術が足りないのだと厚めのオブラートに包んで伝えることで 今後の成長と発展を期待したのではないでしょうか。SS作家はそう受け取るのが妥当なシーンだと考えています。 それにしても、こんな微妙な心理をうまく描写できるようになっているとは実に素晴らしい。本当に文章力が格段に成長している。 SS作家の胸中は、まるでジャイアンがテストで100点を取ったかのような驚きに満ち溢れています。 しかし後半部のデートシーンは、あらすじも文章も相変わらずのひどさで安心しました。 特にひどかったのが、信徒からチケットが郵送されてきた時のお誘いの文面。以下、原文ママ。 「お元気ですか?私はまぁ、なんとかやってます。……これは、ちょっとしたデートのお誘いです(笑)」 ……ああ、うん。いるね。こんなデートの誘い方する「男」。 適当かつどうでもい挨拶にもなってないい挨拶の後、何の前置きも前振りも御機嫌伺いもなくいきなりデートに誘う馬鹿丸出しの「男」。 しかも末尾に(笑)をつけることで「本気じゃないから断ってくれても大丈夫だよ!」と、 相手に逃げ道を作ってあげてるように見えてその実、断られた時の自分への言い訳を最初から万全にしてる典型的な「ヘタレクソ男」。 これ、ハタチそこらの女馴れしてない小僧とか、水商売や風俗でしか相手してもらえない素人童貞に本当に多い。物凄く多い。
78 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:55:36.87 女の子はこんな品のない誘い方しません。良くも悪くも見栄が大事なんだからこんな知能が透けて見えるような文章は送りませんし、 そもそも男を誘うこと自体がなかなかない。男から誘われるよう仕向けることは多くても、自分から積極的に誘ってくるなんてかなり稀です。 本当にね、浅い。この作者の人生経験は、年齢に全く見合わないほど浅く幼い。女心がわかってないのは当然のこと、同性のはずの男心すら全く理解していない。 だからこんなダメ男そのもののダッセェ文面を、女が出したという態で臆面もなく描写できる。 ひどい。当時三十路のいい大人の書くものじゃない。人気のないなろう小説だってもうちょっとマシだ。ひどい。頭痛い。 とはいえ、これは八年も昔の作品。八年とは、競技に目覚めた一介の素人が世界王者に上り詰め引退してトレーナーに転身するほど長い月日です。 昔から「男児三日会わざれば刮目して見よ」と言います。ですからきっと彼も、今は生まれ変わって素晴らしいクリエイターになっていることでしょう。 三章や四章前半でちゃんとその片鱗を見せていましたし、あれから長い時を経て格段に進化していることとSS作家は思います。期待しましょう。きっと大丈夫です。 皮肉ってわかるか?
80 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:58:22.44 ●第五章・"ウィンクルム" (あらすじ) おじさんが張り切ってくれたせいで吹奏楽部はボロボロ、部員数も激減で状況はかなりピンチ。 その頃傷心のヤカンは特に勉学に励むでもなくバイトしつつ日々を無為に過ごしていたが、最初の指揮者就任から一年後、 部員たちが自分の復帰を求めていると聞き、実家の父親(大音楽家)から託された秘蔵の一曲「ウィンクルム」を引っ提げて部に帰還。 高校生にウィンクルムを仕込んでしっかり鍛え上げつつおじさんの妨害をはねのけ、部活やめてた信徒副部長も復帰。 そして一年前は銅賞に終わった地区大会でリベンジ金賞を獲得し、地区代表にも選出されました。一同大喜び。 さあ次は大阪府大会!おれたちの戦いはこれからだ!おしまい。 この最終章を読んでる時、SS作家の脳内ではずっと、 満賀道雄氏と才野茂氏が美味しいもの食べた後のような満面の笑顔で「キモーイ!」と叫び続けてました。 「無能の権力者がぶち壊した組織に救世主として呼ばれ、期待に応えて建て直しに成功し女にもモテモテ」 すごいですね。メサイアコンプレックス丸出し。しかも自分から動くことは全くなくて徹頭徹尾受け身。 呼ばれたからまた行った、そしたらなんかうまくいきますた。キモーイ! 一応ヤカンは指揮が凄腕だから呼び戻されたという設定にはなってますが、当然何が凄いのかは全くわからない。 実際の描写は魔法剣士的な表現のタクト振りと、地区大会最低評価という結果だけ。これであの人の指揮がいいと言われても「お前バカか?」としか。 そしてキモさの真骨頂は、信徒副部長に部活復帰をお願いするシーン。 「復帰したら私と付き合ってくれますか?」とこんな発言する女いねえよと断言できるキモ発言が飛び出し それを聞いて胸高鳴らせたヤカンが戸惑ってると「……先輩、可愛い」 はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは もうゴールしてもいいよね?BGM「青空」で。ブルーハーツの。こんなはずじゃなかっただろと歴史がぼくを問い詰めるよ。
81 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:17.82 しかし何ですね。最終章で特に感じましたが、この作品に一貫して流れてる雰囲気を見るに 作者はこれまでの人生で「努力」というものをしたことがないのではないでしょうか。 規定の仕事をこなす「作業」の経験は豊富かもしれませんが、思考力と精神力をフルに使って自分のあるべき姿を模索し 己だけでなく人も錬磨してより高みに上ろうという意識と、そうあらんと励んだ経験がまるでない。過去あった痕跡すら見当たらない。 それどころか、どんな形であれ人とまともに競ったことすらないように思えます。 一度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝する」とかどんな競技でも不可能ですし、 二度目の指揮者就任からたった一ヶ月そこらで「ド素人集団が大会に優勝した」とかどんな競技でも不可能です。 自分達は、たった一ヶ月の練習で他の出場者をゴボウ抜きにできるほどの天才とでも思ってますか? 他の出場者は、たった一ヶ月の練習でゴボウ抜きにできるほどの下手糞ばかりとでも思ってますか? 作者には、自分を的確に評価する眼と、他人に対する敬意が根本から欠けています。正々堂々と競った経験があれば、子供でも自然と身に着くはずものです。 しかもこの大会は地区大会、あくまで府大会の予選にすぎない。 そりゃ去年は最低評価だったのが最高評価になったら嬉しいでしょうが、決して大歓声で狂喜乱舞するほど大したものじゃありません。 センター試験でいい成績取ったからって大歓喜できますか?それなりの喜びを噛み締めつつ二次試験に備えるのが普通でしょう? そういう、戦って競って努力して成果を収めた経験がある人間なら絶対にやらない筈の描写を、この作者は平然とやっている。 だから薄くて浅い。下手糞なワナビ小説だの、出来の悪い宗教物語だのと言われるわけです。ウンザリだ。
82 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/07(水) 21:59:55.56 戸塚ヨットスクールの校長は「人間矯正できるのは30歳まで、過ぎたらもうダメ」と言い、 作家で元ヤクザの安部譲二氏は「40過ぎてやり直せたヤクザはほぼ皆無」と語っていました。 かの人がこれを覆し、今からでも人生をやり直すのを期待するだけです。 ちなみに文章力については最後まで100点ジャイアンでした。シークレットブーツを脱いで素足で歩きましょう。 このレビューを書き終わった今、SS作家は無性に癒されたい気分です。半端なく疲れました。体より心が。 Amazonほしいものリストに音楽と酒を追加してしまった俺を責められまい。早い時間ですがおやすみなさい。本当に疲れた。 そして贈ってくれた方、本当にありがとう。こんなにも人を殴りたい気分になったのは夏以来ひさしぶりです。
それでは新作投下。 SS作家は松坂世代に近い昭和50年代生まれのおっさんで、昭和60年代〜平成初期に幼少期を過ごしました。 世はジャンプ黄金時代。月曜になると誰もが競って週刊少年ジャンプを読みふけり、テレビでは週の半分ぐらいジャンプアニメが流れている、そんな時代でした。 SS作家も、アラレちゃんとキン肉マンと北斗の拳で産湯を使い、ドラゴンボールや聖闘士星矢やシティハンターを見ながら育った、 当時の日本のどこにでもいる子供のひとりでした。町の本屋さんで民明書房の本を探し回った経験があるぐらいどこにでもいる子供でした。 しかしそんな子供もジャンプしか読んでないわけじゃありません。子供向けならコロコロコミックにコミックボンボンがありましたし、 何かのきっかけでジャンプ以外の少年誌や青年誌に触れて興味を抱くことだって十分にあり得る。 なので、SS作家が四捨五入して10歳にして月刊少年マガジンを読むようになったのも、さほどおかしなことではありません。 最初に月マガに触れたきっかけは、親戚が買ってきたのか行きつけの散髪屋にあったのか記憶が定かでありませんが、 鉄拳チンミを見て「あのアニメはここで原作やってたんだ!」と驚いたことだけはよく覚えています。(※88年にテレ朝系でアニメ化していた) それ以来、毎月欠かさず月マガを読むようになりました。当時のチンミは武者修業編で、各地を旅して色んな武術家と対決し盛り上がってた頃。 修羅の門は第二部末期と刻の八雲編をやってて、他には伝説にして悲運のお色気漫画となった1+2=パラダイスが連載中。 そして何と言っても忘れちゃいけない『なんと孫六』。 名前は知ってても読んだことはないという方がかなり多いと思われるので、簡単に解説しましょう。
なんと孫六とは1981年から2014年まで34年間、月マガで連載されていた不良野球漫画です。作者は「ああ播磨灘」「フォーシーム」のさだやす圭。 ストーリーは、大阪最凶と言われる浪城高校に入学した不良少年・甲斐孫六が喧嘩に野球に大活躍というもの。 16歳で大阪最強の不良になって野球部のエースとして甲子園準優勝、しかし抗争で人を殺しかけてクビ。 17歳でプロ選手になり投打で大谷翔平級の大活躍を見せ、しかし抗争で人を殺しかけてクビ。 それからゴルフでジャンボ尾崎軍団を粉砕した後、メジャーリーガーになってワールドシリーズに進んで、またも抗争で人を殺しかけてクビと思いきや無罪放免。 そのままシリーズ制覇して子供に撃たれて死にかけたけど、WBC日本代表として活躍して完。おまけで違法農場を潰して摘発。 何言ってるのかよくわからないと思いますが、本当にそういう漫画です。多少誤解を生む書き方はしましたが誇張はしてません。そのままのストーリーです。 時代と高校名を鑑みるに元中日→ロッテの牛島和彦投手をモデルにして作られた(※)のでしょうが、そんなものは最初期のエッセンスだけ。 勢いに任せてその場の話が面白ければオールOK、そのために孫六がぼけーっ!!死にさらせーっ!!と叫んで三振奪るかホームラン打つか人を殴り倒すかする、そういう漫画がなんと孫六です。 でもよく読んでみると真っ当な意味で頭脳的な駆け引きもかなり多いので、劇画調の古臭い画風が肌に合うなら読んでてかなり面白いと思います。気になった方は是非。 ※かつて大阪市には浪商高校という、PL学園と並ぶ強豪かつ大阪屈指の不良の巣窟という学校がありました。 OBの代表格として知られるのが、喧嘩も女も野球も最強だったというエース牛島和彦とその相棒「ドカベン」香川伸行、 そして今や喝じいさんとして日曜朝の顔になっている「安打製造機」張本勲。 戦後まもなくから平成一桁まで広島を代表するヤクザタウンだった段原町で育ち、野球選手を志すも素行が悪過ぎてどの高校も取ってくれず、 大阪へ野球留学して浪商に入り、途中転入の一年生にして四番になったという伝説を持つ御仁です。 SS作家の伯父はかつて広島商業から甲子園に出場した元高校球児で、中学時代は張本氏の後輩だったそうですが、 残念ながらそのお話を伺うことはついぞできませんでした。無念。
今回Amazonリストからいただいたなんと孫六の第25巻には、SS作家が小学生当時リアルタイムで読んでいた部分が収録されています。 甲子園で準優勝した後の全日本無頼連合(全無連)との抗争のクライマックスから、プロ野球入りのための策略を開始するあたり。 中でも一番語りたいのはその全無連編のラスト、大阪統一を目論むリーダー・千アレクセイ皇明との対決シーンです。 この漫画では勝負はただ勝てば良いものとしておらず、身も心も最大限痛めつけた上で完膚なきまでに叩きのめして勝つものであると捉えています。 これが野球シーンなら面白い。相手の得意コースに渾身の孫六ボールを投げ込んで空振りとか、挑発して絶好球投げさせてホームランとか、 ある意味ワンパターンながら王道で非常に燃える試合が展開されます。 しかし喧嘩になってしまうと非常にエグい。ヘアースタイルのキマった色男の髪をむしりとって坊主にするのは優しい方で、 噛みつきが得意なチビなら歯を根こそぎ折って倒しますし、頭突きの得意な巨漢なら腕をあらぬ方向に曲げた挙句に頭突きで倒して「お前の負けや」と宣告して心を折る。 真正面から殴りあって「タイマン張ったらダチじゃあ!!」みたいな暑苦しくも爽やかな展開はありません。最初は多少ありましたが途中からは絶無。 さて、全無連編のラスボスである千皇明。大金持ちの御曹司で、心技体は申し分なく野心にも満ち溢れ、更に女の方から放っておかないほどのハーフのイケメンです。 イケメンです。連載当時そんな言葉はありませんでしたが、紛うことなきイケメンです。これを覚えておいてください。
郊外にある皇明の豪邸に呼び出され、目の前で浪城高校の舎弟を傷めつけられ、レイピア、斧、指折り噛みつき何でもアリの殺し合いに突入。 利き手である左手の人差し指と中指を折られ、「子分に飽き足らず野球選手の命にまで手を掛けてくれたのう」と闘志が更に燃えますが、物理的なハンデは如何ともしがたい。 怯え逃げ惑うフリをして二階へ上がり、階段から奇襲のダイビングヘッドバットを敢行するも、読まれて通じない。 そのまま二階のバルコニーまで追い詰められ、腰の高さまである柵の向こうまで吹っ飛ばされ、 危うく地面へ叩き落されそうなところを右手一本で崖っぷちにしがみつく大ピンチ。 二階のバルコニーといっても、豪邸なので普通の家の三階以上の高さがあります。落ちて運良く死ななかったとしてもゆっくりとどめを刺されて死亡確定です。 もはや皇明にとっては、柵の柱の間から右手を蹴り剥がしてしまえば全て決着という簡単なお仕事。 「怖いか」「愚かものめ」と、約束された勝利を噛み締めるかのように右手を踏みにじります。 しかし孫六の執念が奇蹟の一手を生みました。左手の親指で皇明の右足の裾を掴み、更に右手を崖っぷちから離して左足の裾を掴む。その結果、どうなるか。 孫六の全体重によって皇明の体が猛烈に引っ張られ、両足の付け根に柵の石柱がハイスピードで迫る。そのまま「ガキン」。助け人走る風に言えば金玉大激突。 さあ状況は一気に逆転。悶絶してる隙にバルコニーへ這い上がって、今度は皇明の方が崖を背にすることに。 そこで問題だ! 孫六はここからどんな攻撃で皇明を倒すか?3択――ひとつだけ選びなさい 答え@男なら室内に戻して素手でボコボコに 答えAいいやさっきまで使ってたレイピアや斧で死んでもらう 答えBオーソドックスにバルコニーから突き落す。現実は非情である
話は変わりますが、大根おろしというものがありますね。料理か食材か調味料かどこにカテゴライズしたらいいかよくわからない、脂の乗った秋刀魚食べるには必需品のアレ。
微妙な苦みとさっぱりした口当たりで脂のくどさを中和するだけでなく、豊富に含まれている酵素ジアスターゼが
胃の中で消化を助けてくれるという、誰が発見したか知らないがスゲエ知恵の詰まったアレです。秋刀魚は当然のことステーキにもぴったり。
作り方は、日本人なら当然御存知でしょう。輪切りにした大根をおろしがねに押し付けて、ガリガリと擦る。
そうすれば噴き出る汁とともに、おろされた大根がみぞれのように溜まっていきます。
出来栄えはおろしがねによって大きく左右されるようで、最新製品は知りませんが伝統的なものは、目(トゲ)の立ち方が多少不規則な方が良いのだとか。
まあおろしがねにそこまでのこだわりがなくとも、たとえばヤスリやコンクリ壁に擦って作っても美味しくならないのは簡単に想像つきますよね。
変な味が混ざらなかったところで、壁なんかじゃ大根がすりきれるだけでまともなおろしが出来ないのは誰にでもわかります。
そう、すりきれるだけで。
それでは、先の問題の答えを発表しましょう。
「形勢がすっかり逆転じゃの」
そう言って仁王立ちで皇明を見下ろす孫六。
「そやけどわしゃおんどれのように、一人で落ちいなんてえぐい事はいわんで」
髪の毛を掴んでおもいっきり壁に顔を押し付ける。
「旅は道連れじゃ!!」
押し付けたままバルコニーから一緒に飛び降りる。
その結果、
……誰がここまでやれと言った。
当然ハーフのイケメンは血まみれのっぺらぼうの凄惨な姿になり、お付きの部下たちも戦慄して言葉を失うのですが、 当の孫六は余裕の笑みを浮かべて「これがほんまの面目丸つぶれいうやっちゃのう」と上手いことまで言う戦闘狂っぷり。 更には石で殴って生命活動にとどめを刺そうとする容赦のなさまで発揮します。 当時小学生のSS作家が、予告もなくこんなものを見てしまった時の気分を御想像ください。 鉄拳チンミや修羅の門の迫力あるアクションに燃え、1+2=パラダイスで性欲の何たるかを知ったばかりの子供が、 いきなりこんなエグいものを見せられて一体何が刻みこまれると思いますか? おかげで「なるたる」ののり夫の最期は「エグくないとは言わんけどこんなもんか?」でしたし、 「闇金ウシジマくん」で肉蝮が撥ねられて見開きで腕折られるシーンは思わず吹き出してしまいましたし、 そりゃ耐性つきますよ。歪みますよ。 性癖だっておかしな方向行きますよ。フラクタルの処女膜検査で狂喜乱舞したぐらいに。 ゴメン大嘘ついた。フラクタルなんか見たことないし興味もないです。まどマギの3話とか10話ならまだしも、 こんなもののDVD送りつけられたら真剣に高天原への逃亡を検討します。 ちなみに高天原とは古事記では神々の住まう地のことですが、広島市民には火葬場の通称として知られています。この歳になるとちょくちょく縁があるのが何とも。 これから後は、駆け付けてきた知り合いに説得されて殺すのを取りやめるも、事件が警察に発覚してしまい逮捕→全国報道。 将来が完全に潰えたと思ったら、とあるプロ球団が裏で手を回したのもあって無罪放免。 その球団が「二年間生活保証して匿ってやるから、高卒年齢になったらうちにドラフト指名されろ」と持ちかけてくるという 西武黄金時代の寝業師ネモトを彷彿とさせる策略を見せ、それに反発して独自にプロ入りに道を模索し始めるところで25巻は終わりです。 普通の漫画なら話が大きく転換する時、第○部完とか○○編開始とか何とかボールZなどと言ってわかりやすく区切りをつけるのですが、 この作品はそういうわかりやすい転換はなく、シームレスにストーリーが激動していくのが特徴となっています。でもこれはこれで。
SS作家さんは愚直に頂き物のレビューをする人なんやな
とにかくこの、皇明の顔面すりおろし。SS作家の長い孫六人生の中でもトップクラスの衝撃でした。 どうやっても多少の思い出補正は入りますが、それを加味しても今なお大好きなシーンです。 これに匹敵するのはアレですね。はるみが自分の出したてウンコを握って警察署脱走するあの一幕。 さだやす圭御大の高い画力を以て丁寧に描きこまれた糞便が、警官の顔面に物凄い勢いでぶつけられるという、 青年誌どころかエロ漫画でも滅多に見られない悪夢のような場面が展開されています。リアルタイムで見て目を疑いました。 こちらはそれほど見返したいシーンではないのですが、それでも不意に思い出すことがあるぐらい強烈でした。これで性癖歪んだ子供もいるのでしょうか? いや、真っ当な意味で面白くて燃える話もいっぱいありますよ?特に野球になると。 内角を容赦なくえぐられて殴りかかってきたレジーを逆に脅し返したプロ初登板試合に、 内角を容赦なくえぐられても平然と見送ったベルを「ピカイチの凶悪犯やで」と見直すメジャーのセネタース戦、 そして何より、ワールドシリーズでのウィラードとの一連の対決。 二打席連続ホームラン食らった三打席目、「わしは今まで本気で殺したい思うた相手が二人おる。おっさんが三人目や」って憤怒の笑顔が凄いんですよ。 これも単行本で見たいんですが、残念ながら何巻だったか正確に覚えてません。 全巻まとめて買い揃えようにもSS作家の本棚にそんなスペースはなく、果たしてどうしたものか。
でも今回のレビューは、前回よりずっと気楽で楽しかったです。好きなもの好きなだけ好きなように語っていいんですから、天国ですよ。 アインザッツの心をゴリゴリ削られる感じはね、忘れてしまうしかない悲しみを植え付けてくれました。ByeByeって幾度呟きたくなったことか。 おかげでしっかり癒されました。これで誰かが言ってた「フラクタル贈ったよ」が嘘だったら幸せなまま日々を過ごせるんですけどね。嘘であってください。 余談ですが、孫六作者のさだやす圭先生は広島出身です。 豪快な性格の大阪人が主人公の物語ばかり描いているので誤解されがちですが、広島出身です。広島県三原市。修羅の門の川原正敏先生と同郷。 隣の尾道市には有名人の足型レリーフがいっぱい並んだ通りがあり、金田正一氏の隣にさだやす先生の足跡が鎮座しています。 尾道を訪れることがあって気が向いたなら是非ご覧になってください。 更に余談ですが、さだやす圭先生の子供は現在「さだやす」というペンネームで活動しており、単にさだやすとだけ言うと混同してしまう危険があるので注意です。 それではまた別のレビューでお会いしましょう。単行本を贈っていただき、改めてありがとうございました。
>>113 WBT編で再登場どころか日本代表入りして電撃殺法まで披露したのは嬉しかったですねえ
>>115 レビューをするという約束でリストの商品をいただいてるわけですから
契約や納期を守るのは大事ですしね
契約や納期を守るのは本当に大事ですしね
お疲れ様でした、懐かしく思い出せた 作家さんのフ批評を是非読みたいけど、苦痛を伴うのと時間を無駄にさせるのは偲びないと言うアンビバレンツ
人体もみじおろしってそんな昔からネタがあったんだなぁ
ヒで何故かゴンさんみたいなサムネ画像だけ貼られて実際見てナニコレ?だったけど 原因これかー!
>>120 俺はヘルシングのゾーリンブリッツだなぁ
おつです 持ちネタの幅広さが随所に感じられるけど嫌味にならず むしろ面白おかしく気持ちよく読ませていただきました おっしゃる通りタイトルだけは耳にした事のある漫画でしたがバイオレンスで元気いっぱいな作品だったんですねぇ…
SS作家は九州物産展があると必ず辛子蓮根を探し、見当たらないと一日不機嫌になるぐらいの辛子蓮根好きです。 先週、アインザッツのレビューで心がささくれたので酒と肴が欲しくなり、それならまずは辛子蓮根だということでリストに追加しました。 それじゃあ辛子蓮根に合う酒は?と考えて、迷うことなく焼酎を選択しました。熊本の球磨焼酎。 山岡さんが親譲りの無鉄砲で得ばかりしていた、昭和時代の美味しんぼでも紹介されてたゴールデンコンビです。 鼻と目を容赦なく襲う辛子の強烈な香りが焼酎によってフワッと掻き消され、旨味だけが綺麗に残るあの感覚は本当にたまらない。 とはいえ球磨焼酎の銘柄には詳しくないので、とりあえず検索してみてお手頃な値段のものを適当にリストに突っ込んでおきました。 それが、熊本県人吉市は鳥飼酒造の本格米焼酎「吟香 鳥飼」だったという次第です。 吟香とは「ぎんこう」と読み、特殊な発酵を施した酒が発する独特の香りのことを指すのだそうです。 先日投下したアイン(以下略)レビューが思った以上に好評で、翌日にはリストに入れていた焼酎が二本も届くという驚きの事態になったため、 この日曜日に栓を開け、のんびり飲みながら約束通りにこのレビューを書き上げた次第です。
まず開栓してみて驚きました。部屋の中に一気に広がるフルーティな芳香。少し酸味を感じる清々しい匂いで、まるで香りを売りにする上質な日本酒そのもの。 もしかして日本酒と間違えたのかと思い、思わず箱と瓶を二度見してしまったほどです。そのぐらい香しく爽やか。吟香の名を自ら冠するに相応しいものでした。 では肝心の味はどうか?猪口にストレートのまま少し注ぎ、そのまま口に含んでみると、やっぱり焼酎らしくない美味しさ。 度数25と決して低くはないのですが、香りと同じく舌触りもフルーティできつさを感じさせない。 九州南部の焼酎といえば、米や麦や芋の香りが強めのアルコールと一緒にガツンときて いかにも「焼酎を飲んでいる!」と実感させてくれるのが最大の魅力ですが、これは九州に似つかわしくない実にファッショナブルな口当たり。 大昔の野球に例えるなら、山本浩二や衣笠祥雄、江夏豊のような濃厚で強烈な選手ばかりが揃っていた広島カープに シティボーイの高橋慶彦が混じっていたようなものでしょうか。そんなイメージが脳裏に浮かびました。 しかし飲み下してみると、その印象はガラリと変わります。口当たりは焼酎らしからぬすっきりした爽やかさなのに、 喉からこみあげて鼻に抜ける後味は、間違いなく実力派本格焼酎のそれ。 日本酒のように香り高さが先に立つものではなく、残り香とアルコールが一緒になってガツンと鼻に来る、蒸留酒独特のあの感じ。 元の香りが良いから不快感は全くなく、いい意味でただ強烈なだけのラストノートでした。これはたまらない。 なるほど、確かに慶彦も都会派だったのはパッと見だけで、中身は間違いなくカープの核弾頭だったなと思い出しました。 一口で二度おいしい「吟香 鳥飼」、思ったよりもずっといいお酒でした。個人的にはかなりオススメです。 自分で選んだものとはいえ、まさかア(以下略)レビューなんぞの報奨でこれほどのものをいただけるとは思いませんでした。最高です。(鈴木誠也)
ここからは個人的な好みの話になるのですが、SS作家は宅飲みの時、蒸留酒をストレートでしか飲みません。 水割りにもお湯割りにもロックにもしませんし、梅や柑橘を入れるという発想も最初からありません。生のままの濃いお酒をちびちびと飲るだけです。 丁度いい味にできる水加減が全くわからず、どうしてもどうやっても匂いと味が変なものになってしまい、ロックにしても放置すると水割りになって味が変わってしまうので もう面倒だから一切割らなくていいやと開き直って十数年、そのままこの歳になってしまいました。 なので鳥飼を飲むにあたっても当然ストレートで堪能していたのですが、呑み進めるうちに困った事態に遭遇しました。 香りが強烈すぎて途中で飽きる。部屋いっぱいに広がるほどの匂いがそのまま鼻を突き続けるのですから、当然嗅覚が音をあげないわけがない。 お猪口で最初の一杯二杯はいいのですが、それを超えると胸やけがして猛烈な悪酔いの予感に襲われ、これ以上飲めなくなってしまう。 そういう場合普通なら水なり氷なりで薄めればいいのですが、先ほど述べたように作家は水割りが下手なので焼酎をそのままでしか飲みません。 じゃあ一体どうすればいいのか?答えは簡単。ファンネルを使えばいいのです。 ということでファンネル、つまり漏斗を使って、蒸留酒ドリンカーなら必需品であるスキットルに焼酎を入れてみたところ、これが大当たり。 匂いが拡散せず口の中だけに広がり、全く飽きることがないままいくらでも飲める。悪酔いもせずもう最高。 スキットルは元々匂いを広げない容器ですが、それにしてもこの酒にここまで当たるとは思いませんでした。 お酒に弱い方や割るのがお好きな方には勧められませんが、ストレート派の方なら是非。
ところで、前の(全略)レビューを終えリストにこの酒を追加した時に思い浮かんだのは、
「戦った後は酒で憎しみを追い出すのさ」という『うしおととら』の台詞でした。
別に憎しみをこめて文を書いてたわけではないのですが、思わずそんな言葉が出てしまうほど、酒で心を安らげたい気持ちでした。
小説の真似事を見せられてその感想を書かなければならなかったんですから、それも致し方ないことでしょう。近年稀に見るほどぐったりしてましたし。
正直もうやりたかあないですね。タダで酒と肴を恵んでもらって、水晶原石貰って売っぱらって、本業も投げてどっかに遊びに行きてえ気分ですよ。全力で。
ところで俺のツイートを見てくれ。こいつをどう思う?
https://twitter.com/CF_tired/status/973197477431017472 ……暗黒の淵と蒼い眼が呼ぶ戦いの日々は、まだまだ終わらないようです。
以上。
>>128 フを観るなら気力体力共に充実している時にした方がいいな。
見続けるのが苦痛だから。
凍結中なので複アカで
過激発言している
>>131 アニイマラチオンの正式名称忘れちゃって探せなかったわ
かんなぎ震災同人誌の流れ 2011年 1月 アイマスのアニメ化が発表される フが放映開始 3月 東日本大震災 フが最終回を迎える ※この辺りのどこかでおじさんが「なんで自分にアイドルアニメの話が 来ないのか」と悩み自分で作ることを決める 5月 仙台の有志がかんなぎチャリティー同人制作を発表。執筆陣には原作者やおじさんの名前も有り。 締め切りは6月末と明記。 6月6日 おじさんが個人的に作っていた「アイドル企画」の企画書の第一号が完成(この一ヶ月くらい前から考えていたと本人談) 7月初旬 同人主催者が「おじさん参加と告知していたが辞退しました。残念です。」と告知 おじさんが「こちらの本業を こなしつつ同人誌に寄稿することの 難しさをご理解いただけないでしょうか? 」 「締切通り受け取るのがさぞ当たり前、もらえないのが理不尽かのような振る舞いは、どの出版業でもありえるものではありません。」 「他にもどなたかが入稿を断念した際も逐一恨み言のような文言で告知するのでしょうか? 」 「善意がいつしか義務となり、それが転じて悪意となる瞬間を 目の当たりにして、非常に残念です。いや、信じられません。 」 と文句をつける 10月 「自分は先月除染のボランディアしてきた。暑かったからマスク外して除染した。」とツイート これに対して「マスクをすることの意味を考えた方がいい」という指摘が来る。これにムキムキして 「放射能が怖かったら日本から逃げれば?」「東北がんばって欲しいですね!どっちの方向かわかりませんが」という問題発言に発展。 11月 「いきなりでっけぇ話が飛び込んでいてガクブル」とツイート ※おそらく10月のやり取りを見てblossomの話が来たのではないかと予想 2012年3月 blossomの未完成版を公開 「震災直後に東北に行って何かしなくちゃと思った」などとインタビューで答える
>>148 首から何からキモっ
フォトショって凄いんだね
実を言いますと、このスレでヲチ対象になってる元監督の名前は、去年の春よりもずっと前から知っていました。 「らき☆すたってアニメのヤマモトヒロシって監督が、実力不足でクビ切られたらしい。まとめサイトが大騒ぎだ」 およそ10年前の例の事件です。事件自体はそれほど興味がない話だったのですぐに忘れたのですが、 京アニが公式に発表した、企業が出すアナウンスとして超ハードブロウすぎる文面がよほど印象深かったのでしょう。 「ヤマモトヒロシ」と「その域に達していない」という言葉だけは、この頭の片隅にずっと残り続けていました。 それから約10年後、去年の今頃。 一昨年「この世界の片隅に」が大ヒット、物語の舞台ということでここ広島ではある意味「君の名は」以上に注目度が高く、 それによってクラウドファンディングという集金システムが一気に注目され、作家も興味を覚えました。 じゃあ今はどんなアニメがCFで製作費集めてるのかな?と検索してみたところ、引っかかったのが、例のアレでした。例の、アレ。 監督の名前を見てピキーンと思い出しました。ヤマモトヒロシ!域に達してないて言われてたあの監督か! とはいえそれも随分昔のこと。これだけ時間が経てば、今はかなり成長してるかもわからない。というより成長しているのが当たり前。 というわけで早速軽くググってみて本名がヒロシではなかったと知り、公式ブログの存在を知り、やがて例のPVの存在を知り、そこからは語るに及ばず。 批判の投下から12時間と経たない朝イチのクソ忙しい時間に電凸食らったあの時期、作家の脳内には 「売られた喧嘩ならば潔く買っちまえ」「ヤクザと呼ばれて上等だ」「やるなら今しかねえ」と長渕剛のワンフレーズがエンドレスワルツしていました。
あれ以来、情報を自分で集めたり色んな方に頂いたりで、例のアレの人となりは大雑把に把握できましたが、実は作品に触れたことは一度もありませんでした。
そもそもが不人気作品ばかりで触れる機会自体がなく、Amazonやヤフオクを使えば見たり入手したりできないではないですが、
そんなもの見なくても人間性はわかってるし、参考資料程度の物のためにそこまでするのもなー、という具合で。
ですが先日、まあ誰も気に留めるわけねえだろとネタ感覚でAmazonのウィッシュリストを公開したら、
ネタ感覚で入れていたアインザッツを即日贈りつけられ、あまりにもあんまりな出来に嫌な方向へとレビューが捗ってしまい、
その結果、次は酒と一緒にこんなのが送り込まれてきやがりました。こんなブツが。
『フラクタル』
2011年の1月から3月にかけて放映された、例のアレが監督したテレビアニメ作品、そのDVDです。
送り主が「ポチったよ」とわざわざ報告してくれましたからね、来るんだろうなと思ってはいましたけどね、
本当に来るとは思わなかったというか、来てほしくなかったというのが正直な気持ちですね。アインザッツのトラウマが未だに癒えてないのに。
しかし愚痴ったところで始まらない。貰った以上はやると約束したのですから、手元に現物を頂いた以上やらねばなりません。
たかが一頁の同人誌の原稿すら書けずに逃走した挙句逆ギレするような、絵コンテを机に入れて鍵をかけたまま行方をくらますような、
人として絶対にあるまじき行為だけはしてはなりませぬ。
それではさっさと入ってさっさと終わらせましょう、フラクタルレビュー。
なおこの作品を鑑賞するにあたって、世界観やキャラ名、ストーリー展開などの前情報は一切仕入れないようにしました。
不人気作品で情報のシャットアウトが極めて楽だったのが救いです。
●第一話「出会い」 まず、OPではなくいきなり本編から始まります。 水平線の見える大海原、その上空を舞う一羽のカモメ。そしてカメラが眼下に移動すると、海辺の断崖に小さな一軒家。 家の周囲には何もありません。断崖とその先の海、それ以外はただ草原が思いっきり広がるだけ。 中ではクレインという金髪の少年が、食卓で何とかインゼリーとか何とかメイトのような栄養補助食品を飲み、目の前にいる両親と会話しています。 この両親の姿が実に珍妙で、明らかに人の姿をしていない。会話の内容から察するに本人たちはこの場におらず、 外国からこの奇怪な立体映像を息子の元へ飛ばしているようです。 つまりクレイン少年はこの家で一人暮らしをしている様子。 食事を終え、携帯プレイヤーで音楽を聴きながら家を出て、近所のガラクタ市へと向かうクレイン君。 近所といっても周囲に草原以外本当に何もないのでかなり遠く、歌の詞に一人でツッコミを入れながらひたすら自転車を漕ぎます。 そしてガラクタ市に着くと、先ほどの両親のような珍妙な物体が大勢、店番をしていたり並んでいる商品を物色していたり。 そうこうしているとセキュリティ(警察?)が来て、スタンガンのようなものをバチッと鳴らすと、その場にいた珍妙な連中は一斉に消え去りました。 彼らは「ドッペル」と呼ばれるもののようです。その詳しい正体は現時点では不明。 セキュリティが逃げた違法売人を追ってその場を去ると、クレイン少年はひとり市場に取り残され、仕方なく手にしていたデータカードを万引きしてその場を去ります。 それにしても、このクレイン君の褒められたものじゃない行動はとりあえず置いといて、 こんな簡単に雲散霧消するドッペルを使って現物手渡し売買の市を開催しようとか、全員揃って真剣に馬鹿なんでしょうか。 さっきのスタンガンを使えば、店番を消して窃盗しまくるも、買って行った客を消して商品を奪い返すも自由自在というのに。 と言って実体の人間が違法商品の売買を手掛ければ、見晴らしがよく障害物も交通機関もなく人家すらまばらな海辺なので、絶対に追手から逃げられません。 開始三分から考証があまりに雑でザルな場面を見せつけられ、監督はちゃんと監督しとるのかと早速不安になってきました。開始からたった三分ですよ、これで。
市場を離れ、先ほど盗んだデータカードを開いてみるクレイン君。 中身は掘り出し物ではなく「フラクタルシステム」について解説した大昔の教科書でした。がっかり。 フラクタルシステムとは22世紀に作られた超大規模コンピューターネットワークで、ターミナルを人間の体内に埋め込み ライフログを送信することでベーシックインカムを実現するという、ここで聞いた限りでは一体どういうものなのか全くわからない代物ですが、 クレイン君の口ぶりからするとはるか未来の今も健在な社会システムのようです。 いやでも冷静に考えたら、そんな大昔の資料って金にならなくても結構な貴重なんじゃ?少なくともガッカリするような代物じゃない気が。 そうこうしていると「祈りの時間です」というアナウンスが入り、言われた通りの方角へ言われた通りの所作でいつものように祈りを捧げようとすると、 いきなり、青い服を着た茶髪の女の子の乗ったメーヴェ(ナウシカの)によく似た一人乗り小型飛行機と、それを追って双胴の飛行船のような形の三人乗り小型飛行機が現れ、 目の前の断崖からこちらに向かって飛んできてドッグファイトを始めました。 どちらも明らかにジェットエンジンだというのに、目の前に来るまで音が全くしなかったのはどういうことだと思いますが、そこは置いときましょう。 飛行船側がバリバリ機銃撃ってるのに、避難するどころか自転車で追っかけていくクレイン君の頭が真剣におかしいですが、そこも置いときましょう。 メーヴェには風防どころかシートベルトすらなく女の子は手すりを握ってるだけなのに、全速で逃げながら平気で回避挙動をしまくってそれでも振り落とされないという ゴリラ並の腕力があっても出来ないであろう芸当を平気でやり続けてますが、そこも置いときましょう。 それから、クレイン君転ぶ。転んだ拍子に携帯プレイヤーのイヤホンが外れる。スピーカーから聞いてた歌が流れる。 歌、メスゴリラの耳に入る。大した音量でもないのにジェットの音に紛れてはっきり聞こえるなんて、なんという地獄耳か。What's the hell? と思ったらメスゴリラ、いきなりゴーグルを外して笑う。何をトチ狂ったかいきなり手を離す。 そして昔懐かしタイタニックのポーズを取り、そのまま後ろに倒れて自由落下。パラシュートも命綱もないフリーフォール。
……何が何だかわかりません。まるでゼントラーディがミンメイアタックを食らわされたかのような謎行動に、SS作家の脳内は「ヤックデカルチャ」の嵐です。 ここでクレイン君の 「そんなはずないってわかってる。でも、思ってしまったんだ。彼女は飛べるのかもしれないって」 というモノローグが入り、ようやくOPテーマに突入です。 OPだけは前にYoutubeで見たことがありました。しかし改めて見直しても、感想は変わりません。 『いくらタイトルが「フラクタル」だからと言って、延々フラクタル模様を流すだけのオープニングなぞ、なんと安直で貧困極まる発想か』 さすが、ポプテピピックを30分カラーバーで流せwwwと言い放った稀代の監督なだけのことはあります。 しかも色使いが非常にサイケデリックで気持ち悪い。青い空に青い海に緑の草原と、それなりに爽やかな自然の風景を見せられた後に 軽度ヤク中患者の精神風景みたいな中途半端な出来栄えのグルグル映像を見せられては、正直かなりイラッとします。 最初にこのOPがあってから本編ならまだしも、本編からこのOPじゃイライラにも倍率がかかります。構成ってものをわかってない。 アニメ見てこんな嫌な気分になったのは、最近アベマTVで北斗の拳の再放送を見た時以来です。 荒廃した世界での殺伐としたバトルに興奮して、千葉繁のハイテンションな次回予告で期待を高め、「ユリア…永遠に」で一気にテンションをクールダウンさせる。 これが北斗の完璧な構成だったはずなのに、よりによって再放送は次回予告とEDテーマの順序を逆にしやがってまして。 誰の仕業か知りませんが全ッ然わかってねえ。あんな悲しいEDでしんみりした後じゃ、 いくら千葉繁の名調子でも思いっきり盛り上がれるわけがないでしょうが。本当に何ッにもわかってやがらねえ。心底意味がわからねえ。 組み替えた奴出て来い。説教してやる。代理でフラクタルの監督でもいいから出て来い。永遠に説教してやる。
OPが終わり、場面転換。 さっき機銃ぶっぱなした飛行船がまだゴリラを探してうろついてる中、着の身着のままで崖を伝って落ちていったゴリラを探すクレイン君という リアリティと説得力という言葉を全力で投げ捨てる命知らずな光景に、顎が外れて空いた口が塞がりません。 飛行船は、ゆっくり飛び回ってはいるものの未だゴリラを見つけられない模様。 さっきの位置的にタイタニック落下していった先をしっかり見ていたはずで、機体には空中停止できる性能もあって捜索は難しくないはずだろうに、一体どういう? ああなるほど、ここでOP前のクレイン君の「飛べるのかもしれない」が生きてくるわけか。 ここからラピュタのパズーとシータの出会いのようにゆっくりと舞い降りてくる?それとも飛行能力を使ってどこか崖の陰に隠れている? 或いは全く別の力があって、どうにかこの場を無事に切り抜けているのかも。いずれにしても、彼女はどこに? それでは解答。クレイン君が足を滑らせて崖から少し落下すると、人ひとり分が寝転べるぐらいのスペースに、彼女はいました。 傷だらけで、ボロボロで、気を失って、仰向けに横たわっていました。何の目隠しもなく、ただ普通に横たわっていました。良く目立つ青い服はそのままで。 何もねえのかよ!!!無意味にフリーフォールして運良く崖に引っ掛かってただけかよこのゴリラ!!! 飛行船の連中も何でこんな目立つもの見つけられねえんだよ!!!どんだけ視力と頭悪いんだよお前ら!!! 監督もこんな脚本通すなよ!!!ちゃんと脚本家と話し合って手を加えろよ!!!仕事してんのかこの糞馬鹿!!! ……まだ開始10分足らずでこれか。第一話開始後たった10分足らずで、こんなにもおかしい所が目につくのかこの作品は。 嘆いていても仕方ない、話を先に進めましょう。それが俺の仕事だ。
飛行船がいなくなってからクレイン君は、治療のためにメスゴリラを家に連れて帰ります。ここでゴリラの名前がフリュネと判明。 両親のドッペルが居間にいたのでいなくなってもらったら、フリュネがなんか「あなたは自分の家族を自分の意志で消したのですか」とブチ切れ。 クレイン君それを無視して「そんなことより手当てしよっか」と薬箱を差し出すと、フリュネ、ブチ切れてたはずなのに躊躇なく服を脱ぎ捨てました。 なんだこのアマ。カチンと来た相手からの施しだというのに、ムッとせずも拒絶する意志ゼロとか、節操も美意識もなさすぎんだろ。 どんだけ腹立てること言われまくっても「あなたのこと天才だと思ってますよ」と最後に軽くヨイショされたらすぐ御機嫌になる、どっかの43歳児じゃあるまいに。 そのまま部屋に連れ込んで裸にして素肌にお薬を塗り込んでいると、ややあってお眠りに。 それにしてもあんな落下の仕方して打ち身擦り傷程度で済むとは、ゴリラにしても頑丈だ。 しかもクレイン君はそれを驚いてる様子もない。本当に何なんだこの世界観。意味がわからない。
しばらくしてフリュネが目を覚ますと、クレイン君は机に向かってPCをカタカタやってました。 キーボード叩くのに夢中で呼びかけても返事がないので、すぐそこにあったプロジェクターのスイッチをONにしてみると、 スクリーンにいきなり映し出される赤ん坊のクレイン君と御両親(実体)の姿。 いやまあ、勝手に機材ONにするフリュネの行儀の悪さはいいとしても、スイッチONにしたらすぐに自分の幼少期の姿が流れるようセットしてて それがスクリーンに投影される位置にちゃんとスタンバってるとか、ナルシストかメンヘラかわかりませんがクレイン君怖い。なんか性癖抱えてそう。 そしたらその映像を見たフリュネ、「あなたを誤解していました」と言って滂沱の涙を流しますが、目から水が流れてるだけで顔は無表情、声色も全然変わりません。 続けて「(赤ん坊の頃は)笑顔が違います、今のあなたはこんな顔をして笑わない」と、出会って実質数十分しか経ってなくて 笑顔浮かぶようなシーンなんかに一度も遭遇してない事実をガン無視し、勝手&意味不明に決めつけて命の恩人を遠回しになじります。 クレイン君は当然何言ってんだお前的な反応をしますが、蛇口捻るみたいに涙を止めたフリュネはゴリラの本性を現わし、 襟首掴んで揺さぶって頬引っ張って「笑え」と強要。しかし頬が伸びてちょっと(本当にちょっと)変顔になったクレイン君を見て、逆にゴリラが爆笑。 更にさっきのタイタニックダイブの時に聞いた歌の替え歌まで作って「クレインの笑顔が見たい」て言いだすし、怖い。理解不能すぎて超怖い。 体頑丈だから殴っても倒せそうにないし、一体どうしたらいいんだ。さっき垣間見たクレイン君の闇よりも遥かに恐ろしいよ。 まるで、キャシャーンで年間最低映画決定と思ってたらデビルマンが出てきたような気分です。 でも燃えるアクションでサティスファクションしたのかゴリラ、一旦離れて「お守りです」と言って身に着けてたブローチを差し出します。 その時不意に、玄関の呼び鈴が鳴りました。インターホンでもブザーでもなく、金属ベルの呼び鈴です。
家主クレインが一人で下りて玄関を開けると、そこにいたのはさっきの飛行船の三人組。 三つ編みおさげの「お嬢」と呼ばれるチビ女と、黒スーツでグラサンかけたノッポ&デブのコンビ。 ノッポとデブはそのままの格好、チビ女だけナースのコスプレをして、 「患者を迎えに来た。フラクタルからのデータは届いてる。救急車もある。出せ」 救急車といっても飛行船に赤色灯を付けただけの、子供だましにもなってない代物。 しかし子供だましとはいえそれに引っかかって扉を開けてしまった以上、クレインとフリュネは絶対絶命の大ピンチです。 相手は容赦なく人を撃墜して殺そうとした、超危険なならず者。ここで拒絶したところで無理矢理押し入ってきて目的を成すのは目に見えてる。 周囲には何もない断崖の一軒家、助けの来るあてなどなく、命が惜しければ自力で危機を切り抜けるしかない。 さあどうするクレイン少年。主人公、いかなる知恵と力と勇気を視聴者に見せつけてくれるか。 バタン(扉閉める) 「あいつら――ここを嗅ぎつけたか――(のんびり自室に入る)」 ……死ぬ気か?死ぬ気満々なんか?扉閉めた時点で鉄砲が飛んでこなかっただけでも奇蹟的なのに、 そこから逃げようとも戦おうともしないで呑気にフリュネに愚痴るて。オマエ状況わかってないし生き延びる気ないやろ? と思ったら、また玄関の呼び鈴が鳴る。え、呼び鈴?しかもクレイン君それに応対しようとまた玄関へ? 扉を開けてそこにいたのは、ボロまとったさっきの三人組。「旅の者です一夜の宿を」バタン(扉閉める) チリンチリン(呼び鈴みたび) 今度はちょっとだけオフィサーっぽい恰好をして「セキュリティです、この辺に怪しい女が」 ………………やべえ。この作品、思ってたより遥かにポンコツでクソだ。 第一話のこの程度のレベルで、制作がもうキャラクターの整合性を完全に放棄してる。 殺戮上等のチンピラが、こんな絶好のシチュエーションで全く強硬手段に出ようとしないとか、あまりに程度が低すぎて言葉がありません。 マジで監督は何やってたの?脚本がこんなものをお出ししてきても、ちゃんと監修して手を加えるのが監督のお仕事でしょ? ねえ、一体何してたの?それまでの当時13年間のアニメ業界人生で、一体何を積み重ねてきたの?それとも何も積み重ねてこなかったの?
そうしてくだらないコント未満をさんざん見せられた後、結局三人組は家に押し入りますが、 フリュネはとっくに着替えて逃げた後。こんだけノロノロしてたら当たり前だ馬鹿。 そして脱ぎ捨てられたフリュネの青服を見た三人組は、服や布団に触れて「まだ暖かい、近くにいるはずだ!」などという知恵は発揮しません。するわけがありません。 ではいったい何をしたかというと 「あなたえっちなことしようとしてたでしょ!!!」「サイテー!!!消毒!!!」「イエッサー!!!」(デブとノッポ消火器噴霧) …………………… …………………… えーとね。上官が女性の場合の返答は Yes sir(イエッサー)じゃなく Yes ma'am(イエスマム)ね。 フルメタルパニックに関わったなら当然知らない筈ないね。関わってなかったのなら知らなくて当然かもしれないけどね。 …………………… …………………… もうそのぐらいしか突っ込む気力ないよ。あまりに馬鹿馬鹿しすぎて。なんだこの茶番未満。 そのまま自分の不手際を自覚しない三人組が帰ろうとしたところ、フリュネが飛行船の部品抜いたせいでトラブって上手く操縦できなかったシーンがあり、 サウンド・オブ・ミュージックのラスト意識して作ったなとちょっと思いましたが、もうそんなんどうでもよかったです。心の底からこのアニメがどーでもいい。 むしろサウンド・オブ・ミュージック観せろ。オーストリアの話のくせに全編英語てwwwとか ドレミの歌の英語歌詞と字幕が全然違うじゃねえかwwwとか笑わないで素直に楽しむから今すぐ観せてください。ホントにお願いします。
この後、電波を遮断するとかいう近所の遺跡でフリュネを匿うことに。 ちょっとしたやりとりでフリュネがこの時代の人間じゃないのかもしれないと明らかになり、 クレインはフリュネの青服を「ソーイン(僧院?葬院?)の巫女服だよね」と指摘するも、すぐ思い直したのか 「やっぱいいや、いつか教えてくれればいい」と、物語的に非常に駄目なタイミングで突っ込んだ話を止めてしまいます。モテへんやろお前。 で、クシャミして「冷えてきた」とクレインが言うと、フリュネが横にピッタリ寄り添って「こうすれば少しは暖かくなります」。 そしてフリュネが月を見て、月に関する自分のちょっとした思い出を語っているうちに、クレインは予告もなく船漕ぎ、そのまま熟睡。 ……寒いと感じる屋外で何もかぶらずに座ったまま熟睡とは、凄い。常人ならこんな状態で睡眠なんかとれません。軍人や武術家向きの特異体質と言っていい。 フリュネのゴリラ体質といい、もしかしてこの世界の人々は、我々現実の人間よりも遥かにタフにできているのでしょうか。 だとしたらそれを活かした面白い話が、数話もしたら展開されるようになるかもしれませんね。されるといいな。ハハッ。 翌朝。目覚めてみたら、フリュネはもうどこにもいない。書き置きすら残さず去ってしまってました。 クレインの胸には、ゴリラモードだったフリュネが渡そうとしていたお守りのブローチが。 自室に戻って「勝手だよなー」といなくなったフリュネについてぼやいていたら、いったいどういう閃きがあったのか ブローチが随分昔のデータを収めたメディアであることに気付きます。 そしてPCに繋いで解析してみたところ、PCが強烈な光を放ち、いきなり目の前に現れた赤毛ツインテールヘアーで肩丸出しの女の子。 タイタニックポーズで「どぉーーーん!!(笑)」 第一話・終。
……えーと。あー、うん。 終わったね。ようやく終わったね。ようやっと終わってくれたね。 さっさと終わらせるつもりが一から丁寧に追っていってしまったから、思ったより分量増えて長くなってしまったね。 ここまで来たら総括もやる?オレ、正直やりたくない。このまま朝まで眠りたい。 でも作品の総括にはまだ早いですよね。3話途中まで盛り上がりに欠けてたのにそこから急転直下って作品もありましたし、 たった20数分鑑賞しただけで作品全体の出来を語るのは、さすがによろしくないかもしれません。 そんなわけで作品全体の評価はまだ先に取っておくとしましょう。最終話まで通して見終わった時に、改めて。 でも第一話はクソです。クソと断言して全く差し障りないぐらいクソです。 話の整合や考証作業をまともにしていないし、そもそも人間観察からしてできてないから、説得力が微塵もないチグハグな展開に。 こりゃあ間違いなく脚本よりも監督の責任ですね。 脚本が上げてきた原稿に全く手を加えなかったからこのザマになったか、逆に監督が脚本に干渉しまくった結果このザマになったか、 どちらにしても、素人目に見ても明らかにおかしいものに責任者権限でGOサイン出したのは間違いなさそうです。 そもそも現場の最高責任者なんだから、作品の責任を一番負うのは監督なわけで。うん。 もっと真面目に作れ。以上。 それでは第二話のレビューでまたお会いしましょう。SS作家でした。
SS作家さんのヒ:@CF_tired
ここに乗ってるAmazonリストから商品を贈ったらそれについてレビューしてくれる
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/XYT2402C87FF >>149-150 乙です
本スレ(消えてもよし)とここ(残しとく)の両方にあれば参照しやすいよね
ツイッター @huyu34193897って自称信者 ヤマカン副垢がBANされる
>>69 オマエにされる義務ってなにw
もはや日本語もあやしいよ
>>154 干されてるね
今回のアカ凍結の話もそうだけど、ヤカンさん社会に向いてないよね
もう残されたのはヤカン国つくってそこで他人と接することなく暮らすしかない
>>155 実家の二階の押し入れで
建国しよう!!
「劇場版 響け!ユーフォニアム」 2年連続文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品おめでとう!
タツノコヒーローアニメの第一話って話の作りがうまいですよね。 人類が手も足も出ない恐怖の侵略者が現れて、その侵略者が手も足も出ない正義のヒーローが快刀乱麻の大活躍という、 ヒーローの強さをわかりやすく印象づける実によくできた構成になっています。 アンドロ軍団を素手で打ち砕くキャシャーン然り、ノーザ兵を一撃で破壊するジリオン然り、 ラダムをひとりで木端微塵にするテッカマンブレード然り。 それらとは違いますが天空戦記シュラトもよかった。武道の腕を競う親友にして最大のライバルが、異世界で黒くなって剣握って殺しに来る。 謎だらけ危険だらけの異世界召喚、一体ここからどうなるんだ?と、先の展開が気になって仕方なくなるいい導入でした。 第一話が良かったからといって作品全体としての成功が約束されるわけではありませんが、 しかし初手で視聴者のハートを掴んでおけば先々の成功へと繋がりやすいのもまた事実。 そういう意味では山○寛監督作『フラクタル』は、凡庸どころか頭抱える出来だった第一話のおかげで 成功へのカイザーロードがかなり細くなってしまった、というより自ら細くしてしまったわけです。 さあ、ここから如何にして逆転するやせざるや? それでは今日も頑張っていってみましょう、SS作家による『フラクタル』レビュー第二回。 ……頑張りたくねえ。こんなことしないでギリメカラにマカラカーンかけてゲラゲラ笑う遊びに浸りてえ。 なんで俺はこんな苦行に励まなきゃならんのだ。前世の因果か。前世でフィレモン殴って世界の再構築に失敗したのか。
●第二話「ネッサ」 今回はOPが一番最初にありました。相変らずグルグルグルグル不快なOPですが、後で見せられるよりはずっとマシです。 冒頭、神殿らしき建築物の中でローブをまとった女たちが、フリュネ様がいなくなったと右往左往しています。 そこへ紫のロングヘアーの妙齢の女性(CV島本須美)が現れ、ローブウーメンを跪かせてありがたいお言葉を。 「あの子は何処へも行けません、この世界は全てが繋がっているのです」と意味ありそうでなさそうなことを言ってから、 満面の笑顔で「戻ってきたならきついお仕置きをせねばですね、世界の鍵を盗むなど」。 怖い人が本気で怒った時はむしろ笑顔になるというのはよくある描写ですが、しかしこの笑顔、全然怖くない。 怒る時に笑うっていうのはね。あふれ出る怒気や殺気や狂気を笑顔作ることで無理矢理紛らわせて理性を保っているか、 さもなきゃこれから怒ってブチ切れられるのが楽しくて仕方なくて自然に笑みがこぼれてしまうか、 どっちにしてもMK5のきっつい警告ランプなんですよ。マジ切れる5秒前、略してMK5。SS作家が若い頃に流行った言葉です。チョベリバと同じ頃。 とにかくそういう、「のどかな山の足元で実はマグマが猛烈に煮立っている」っていうのがよーくわかる表情にしないと伝わらないのよ。わかる? 若作りのおばさんがただ笑顔浮かべてキツそうな台詞を口にするだけてお前、いくら何でも人間観察と表現力足りなさすぎやろ。島本須美がもったいねえ。
場面は変わって、クレイン君のおうち。 フリュネのブローチを解析してたら「どぉーーーん!!(笑)」と雄叫びをあげていきなり目の前に現れた、謎のツインテール少女。 この子が世界の鍵なのかはわかりませんが、やたらテンションが高くて相当足りない感じがする子です。一人称も「ネッサ」と自分の名前。 クレイン君、PCから出てきたのネッサを「フリュネのドッペルか?」と当然疑いますが、ドッペルと違い実体として触れることができる。 フリュネと何の関係が?と聞いてみても本人何も知らない。それどころか「ネッサを置いていった?フリュネって人ネッサのこと嫌いなの!?」と泣きだし 焦ったクレイン君が「そんなんじゃないと思うけど…」とフォローすると「だったらよかったわ!」といきなり泣き止んで笑顔になる情緒不安定っぷり。 ……こいつぁやべえ、感情の振れ幅が大きすぎて扱いに困るタイプだ。空気読めずに所構わず爆笑したり泣き喚いたりする、情動を全く抑制できないタイプ。 感情表現が豊かだから距離とって見てる分には子供っぽくて微笑ましいけど、近寄って真面目に付き合おうとすると振り回されて消耗させられて色んな意味で死ぬ。 まかり間違って彼女なんかにした日には、別れ話を持ちかける度に号泣して話にならず、仕方なくこっちから折れるのを何十度となく繰り返すことになります。マジ悲惨。 なんでこの作品はこんな、お近づきになりたくない性質の人ばっかり出してくるんよ。いくら何でも見ててきっついわ。 少し目を離した隙にネッサ、居間へ降りて両親のドッペルに御挨拶。 ドッペルに触れられるネッサを見て、クレイン君は改めてネッサが人間じゃないと実感します。 一晩のうちにフリュネだけじゃなく別の女も引っ張り込んだのか!?と疑った両親も、それを見て息子の「これはフリュネの忘れ物だ」という言い訳を信じ、 本人に返すか警察に届けるかしろと至極尤もなアドバイスを。 というわけでクレイン君、自転車にネッサを乗せ、街まで走る。ひたすら走る。 ネッサ、後ろの荷台でも全く大人しくしない。はしゃいで立ちあがってのしかかって自転車から落ちて、またはしゃぐ。 クレイン、「なんだよもう…」とぼやく。二話目にして初めて登場人物と心情が一致しました。
早く国税局とのコラボ楽しみにしてるわ 大根さんとの結婚生活上手くいきそうやな 河童って
しばらくして街へ着く。がらーんとして寂れていますが、それは街と言っても公的機関があるだけで、人はあまり住んでいないからなのだそうです。 え?何言ってんのこの子?官庁街って元々そんなに人住んでないよね?それでも働いて出入りする人が多くて下手な商店街よりずっと栄えてるよね? 実際そこで経営してる店の看板も映ってるし、いくら何でもこんなゴーストタウン呼ばわりはおかしいよ?どういうこと? まさかと思うけど、作画の都合で雑踏描くのを省いた?省エネ作画で行く方針なのを劇中で言い訳させた? そう考えると、家の食器棚に食器が並んでたのに食事シーンが栄養補助食品だけだったのも納得できる?まさか、そんな? とか思っているうちにネッサ、勝手にクレインから離れ、そのまま石造りの時計塔に無断で侵入します。 クレイン君がアテにならないのはいいとして、警備はどうした? 街のド真ん中の時計塔、色々危ない設備があるし高さかなりもあるから、防犯や安全のため最低限鍵をかけてセキュリティ措置を施すのが当然なのに 入口は開け放たれてるどころかそもそも扉がない。おかげでネッサもクレインもあっという間に頂上へ。なんだこれ。 そのまま命綱もなしに柵のない屋根へ出て、二人で眼下を眺めていると、広場にキャンピングカーがいっぱい停車してるのを発見。 「あのモビール(キャンピングカー)は家なんだ。いつ『星』が落ちても簡単に移動できるし」 「『星』?」 「バルーンだよ。街の周りは電波が安定してるしね」 星やバルーンと言っても何のことかわかりませんが、これはおそらく今後明らかになる設定なのだと思います。 続けてクレイン君が言うには、この世界では特定の住居を持たず、あのようなキャンピングカーで漂泊の暮らすのが普通なのだそうです。 遊牧民のようにそれによって生活の糧を得るライフスタイルになっているようには見えないので、 おそらく星やバルーンと言われるものと関係しているか、そういう前提・世界観の上に成り立ってる話なんでしょう。
と思ったらネッサ、「みんな迷子なのね。みんなただいまーって帰れるおうちがないのね」と悲しそうなトーンで呟き、 いきなり地面へ瞬間移動。比喩でなく本当に瞬間移動。クレイン君が数秒目を離したら、もう時計塔から降りて地面をテクテク歩いてました。 お前は白井黒子か。それとも飛び降りて五点着地でもやったんか第一空挺団みたいに。 時計塔から降りたネッサは、広場のキャンピングカーが停まっている一角に到着。遅れてクレイン君も到着します。 ネッサ、クレイン君を無視して、音楽を聴いてるおじさんに「ねえ何それ?」と話しかけ、勝手に機器に触れます。そしたらいきなり物凄いノイズが発生しました。 続けてキャンピングカーを物珍しそうに眺め、何気なく車体に触れてみたところ、いきなりエンジンがかかって急発進。 持ち主は車の傍でくつろいでて運転席にはいません。完全無人。車はそのまま別の車に衝突して横転してしまいます。 しかしネッサは「あーあ行っちゃった」と驚きもせず残念そうにこぼすだけ。 今度は近くにあった人形に触れてみたら、明らかにまともじゃない挙動を開始。 すぐ横で笑ってる赤ん坊を指さして「赤ちゃん楽しいって〜♪」と笑いますが、人形はどう考えてもプログラム通りに動いてない。そもそも動くものなのかもわからない。 更に人形を離れて、別の人が日よけに立てていたパラソルに触れてみると、なんといきなり高速回転を始め、トンボ花火のように空へ飛んで行ってしまいました。 広場は一気に地獄絵図に。どの車もあらぬ方向へ勝手に走りだし、人はパニックになって逃げ惑い、パラソルはロケットみたいに打ち上がりまくる。 そんな阿鼻叫喚を目の当たりにしながらテッサは、「みんな楽しそう〜〜♪」と今までにないほど超上機嫌になっていました。 人が苦しんでるのを見るのが楽しいサディスト的な笑顔じゃなく、皆が本気で喜んでると思って無邪気に笑ってる。 そのうち群衆は「あいつらの仕業だ!」と二人に眼を付け、状況のヤバさを肌で感じたクレイン君はネッサを抱えて広場から逃走します。
………あれ?おかしなところが何もねえぞ?それどころか普通に面白いぞこのシーン? ネッサの発揮した不思議な力って一方通行のベクトル操作っぽいな?とは思いましたが、 大惨事を引き起こしてなおその自覚なくゲラゲラ笑ってるところが、ウザいとか空気読めないとか通り越して本当に怖い。 これに感情の抑制ができない性格が本格的に加わったら、CV島本須美が言ってたような世界の鍵どころか、破滅の化身にだってなり得る。 なんだこれすげえ。大器の片鱗に触れた気分ですよ。すげえ。ここから一体どうする?どうなる? シーン切り替わって、逃げ切った橋の上でぐったりするクレイン君と、対照的に相変わらずはしゃいでるネッサの姿。 もういいお前をセキュリティに預けに行くと当然の宣告するクレイン君に対し、 ネッサは「クレインがネッサを呼び出してくれたのよ、だからクレインのところがネッサのおうちなの」と、やはり状況や相手の気持ちを把握せずニコニコ。 それを見て「ネッサの笑顔が怖い」と思う気持ち、よくわかります。 あれだけのことをしでかして話が通じないどころか、懐いて離れようとしない。まさに疫病神そのもの。 出会いからしてフリュネが押し付けてきたものだし、これ以上一緒にいたら、どう考えても悲しみよこんにちは、さよなら涙くん(涸れ果てた)になってしまいます。 仕方なく取っ捕まえて無理矢理連れていこうとしたら、さっきまで普通にさわれていたのに、スカッと手が通り抜けてしまいました。 それを見てネッサ、思うところがあった様子でセキュリティ行きに納得し、フリュネのブローチと一緒に無事に署へと預けられました。 これでようやくひと安心。クレイン君はひとり帰宅の途につこうと、停めておいた自転車の所に向かいます。 ババーン!!(バラバラに分解された愛車) 飛行船のポンコツ三人組「仕返しよ、し・か・え・し!!連行ーーーっ!!」 ……さっきまで名作アニメの予感が間違いなくあったのに、猛烈に嫌な予感がしてきました。教官の無茶振りの気配を感じ取った男塾塾生の気分です。
クレイン君、脅されても殴られてもないのに素直に三馬鹿に連行されます。 頭痛いですが話の都合ってことで目をつぶりましょう。そうじゃないとSS作家の精神が持たない。 連れて行かれたのは、裸電球の灯る薄暗い石造りの地下倉庫。その灰色の部屋にいたのは、チビ女が兄様と、他二名が兄貴と呼ぶ謎の青年でした。 軍服のようで軍服でない変な制服っぽい服を身に着けて、唯一の調度品であるちょっと豪華な長椅子に腰掛け、 横にチビ女を侍らせてキザっぽい態度を見せる、色んな意味でセンスのよくわからない青年です。インテリヤクザ気取りのボンボンか? チビ女は青年の首に手を回して抱きつき、まるで娼婦のように寄り添っています。青年もたしなめません。 「へえ、お前か、」 気取った素振りで足を組んで、組み終わってから話を続ける青年。組んでる間は無言でした。 「あの巫女を匿ってたのは。なあ少年、あの女はどこだ?」 無駄にキザで中途半端にナルシスト。問答無用なわけでも礼を尽くすわけでもなく、凄みもキレも何もありません。ただの間の抜けたあんちゃんって感じ。 当然クレイン君は「知らない、朝になったら消えてた」と返しますが、そしたらあんちゃんに抱き付いてたチビ女がまたも 「えっちーーー!!!朝まで一緒にいただなんて!!!」とまた騒ぎだし、ノッポとデブにまた消毒を命じ二人も「イエッサー」とその体勢に入りますが、 あんちゃんが「エンリ」と名前を呼びかけて止めます。チビ女エンリ、むくれてそっぽ向く。 そりゃあ、こんな狭い密室で粉塵ぶちまけられたら窒息して会話どころじゃなくなりますし。馬鹿な部下を持つと苦労しますね。 話を続けて、さっきのベクトル操作騒動についてクレイン君に聞くあんちゃん。 「俺じゃない、フリュネのドッペルが」と口を滑らせるとあんちゃんが興味を示したので、慌てて「今はどこ行ったか知らない」と取り繕います。 そうしたらチビ女が「嘘つき!知ってるくせに!だってえっちなんだもの!!」とまた割り込んで来ました。四つん這いでケツ突きだしながら身を乗り出して。
人間のよくある心理として、ある人物や物事について大した理由もないのに殊更表に出して嫌ってる場合、 逆にその事について物凄く興味を抱いていて、でも素直に認められず手を出せていないというのがほとんどなんです。 それが人物でなくて事柄だったなら、それに対して結構な才能を持っていることが少なくない。 つまりこの子、おそらく未経験で耳年増なだけでしょうが、ドスケベの資質をかなり秘めています。 性癖はノーマル寄りで、こじらせてるものはない。SS作家の経験上、「えっち」って言葉を使いたがる女の子は概ね精神的にまともです。 性欲強くてもメンタルにおかしな所はなく、良くも悪くも普通の女。なぜかと聞かれても答えられません。ただの経験則です。 逆に「えっち」という言葉を使わない子は、色んな意味でまともでない率が高いので注意です。「まともでない」の内容は幅広過ぎて語り尽くせません。 なお彼女が未経験というのは、あんちゃんを兄様と呼んでベタベタしてるところからもわかります。 性的常識人が性の何たるかを体で知ってたら、仮に実の兄だとしても男にあんな甘えて恋人以上みたいなくっつき方はできません。 そういう意味では、この子のキャラ造形は意外によくできてますね。性をベースに考察してみたら、行動になかなか説得力がある。 でも頭の中身が残念すぎて物語に邪魔すぎるのが非常に残念です。舞台が全く別の作品だったなら。 なお、上で述べた「物凄く興味があるけどそれを認められなくて手を出せない」というのは、 欲しくてたまらないのに手が届かないSour Grape(酸っぱい葡萄)、いわゆる負け惜しみとは全く違うものです。 かつての古巣に帰りたくて戻りたくて仕方ないのにそれを誤魔化すために叩いて唾吐きかけたがるような心情などとは、まかり間違っても混同しないでください。
閑話休題。 チビ女が割り込んで好きなようにまくしたててると、あんちゃんは手をヒラヒラさせて「帰っていいぞ」と告げました。 この程度の尋問未満で帰すなら、なんでチャリをバラして拉致ってまでこんな地下室に呼んだんよオマエ。 言われた通りにクレイン君が立ち去ろうとすると、 「この世界じゃ!働くことも、体を動かすことも、面倒臭いことは全部ドッペルがやってくれる。 でも、自分が直接その肌で感じたことは、段違いに衝撃だ。そうだろう?少年」と芝居がかったミニ演説。 ストーリーやキャラ造形的には一体なんやコイツとしか思えませんが、視聴者としては世界観を説明してくれて少し有り難いです。 視聴者としては世界観を説明してくれて少し有り難いですが、ストーリーやキャラ造形的には一体なんやコイツとしか思えません。 クレイン君、そのまま帰宅の途に。自転車を壊されてしまったので仕方なく断崖の海岸線を徒歩です。 それを尾行する阿呆×3。尾行とは言いましたが、あまりに低レベルすぎて尾行になっておらず、クレイン君は心底呆れます。 あー……うん。あんちゃんについて「馬鹿な部下を持つと苦労する」と言いましたが、前言撤回します。 尋問すらまともに出来ない大物気取りのあの上司にして、何ひとつ仕事こなせないこの無能の部下ありだわ。お似合いのバカ兄弟。 こんな事すらまともにできないとは、上がまともな教育を一切施してないか、そもそも施すだけの頭が上にないか、おそらくは後者。いずれにしても弩級の馬鹿。 類は友を呼び友は類ばかりと言いますが、それを見事に実証してくれていますね。本当にひどい。 無能と不義理で業界を放逐されたCCOと、無能と不義理で業界を放逐され気味の代表と、地元の本業から逃げて東京で遊んでる門外漢のバカボンが集まって 当然のように仕事も育成も何ひとつ出来ていない出来ようはずがない、国分寺の隣の介護スタジオが思い出されます。
ようやく家へ帰り着き、クレイン君、いつものパック飯を飲む。なんだか「家が前より広く感じる」だそうです。 ちょっと待ってちょっと待って?あんた、昨日はフリュネを匿って治療しただけ、今朝もネッサを召喚して数分ですぐ警察連れてったでしょ? ネッサに至ってはトラブルに巻き込まれて物凄い大変な目にまで遭わされて、やっとの思いで離れられたんでしょ? なのになぜそんなに寂しがるの?あなたやっぱり、前回ちょっと感じた通りかなり病んでないですか? 続けて自室で「僕は自分のドッペルを持っていない、もう一人の自分がいるなんてなんとなく嫌だったし」とモノローグを入れながら、 ネッサのような触れることができるドッペルが存在するのか検索をかけてみます。 あるのはありましたが、闇市場に流通してるセクサロイド、しかも自分の生体データをドッペルとリンクさせなければ用を為さないという代物でした。 当然ネッサに対してリンク作業なんてしてません。謎は深まります。 それにしてもドッペルを「もう一人の自分」という言い方をしているところを見ると、ジョジョで言うところの自律型スタンドのような物なのでしょうか? 実体のない虚像だけど、自分の意志に添いつつも基本は勝手に動いて、その気になれば完全制御もできる自分の分身? そう考えると、地下室であんちゃんが言った「面倒臭いことは全部ドッペルがやってくれる」という台詞がちょっと理解できる気がしますが、 それが社会をどう動かしてるのか具体的な描写がひとつもないので、理解した気になれるだけです。理解した気になれたところで何の意味もないわ。
不意に父親のドッペルが「話があるから居間へ来い」と呼びにきました。行くと母親のドッペルもいる。 聞いてみると、怪しい場所に行ったり女の子を家に呼んだりという生活態度についてのお話という、親としてまあ当然の心配。 それに対してクレイン君「そんなに心配ならここで一緒に暮らせばいいじゃないか」と真っ当な反論をぶつけるも、 父「それじゃあ自由を縛ることになってしまう。深く理解しあっているからこそ、お互い自由でいられる。それが家族ってものだろう?」 母「家族がひとつの家に留まるなんて、そんなのは信頼のない証拠よ?」 納得のいかないクレイン君の脳裏に「クレインのところがネッサのおうちなの」というネッサの言葉が不意に浮かびます。 結局話し合いは平行線になり、両親のドッペルを強制退場させて場面は終了。 キャンピングカーでの気ままな旅暮らしが現代人の生活の主流というさっきのシーンの話から考えて、 おそらく父母の見解はあのふたり独特のものではなく、フラクタル世界では一般的なものなのでしょう。 率直に言って『古い』と感じました。 「各種科学とコンピュータネットワークの発展によりあらゆる分野が自動化され、労働の必要が激減なしい消滅する」 「遠くでも目の前にいるかのような通信が実現したおかげで、国家やイデオロギーは有名無実化、国境は消え去る」 「それに代わって個人主義自由主義が極致へと至り、煩わしい人間関係は全て消滅し、家族が同居する必要すらなくなる」 全て『1960〜80年代の』SFによくあった発想です。 当時は科学と工業が長足という言葉でも足りないほどの急速な進歩を遂げ、科学万能主義が芽生えた時代。 一方で世界情勢は第二次世界大戦を経て冷戦真っただ中、イデオロギーによる東西の国家対立は第三次世界大戦の危機を常に孕んでいました。 ゆえに、今よりも更に発展した超科学が戦争を初めとする問題を全て解決し、人類は苦しみから解放された理想郷で ただ好きに生きるだけの安穏とした人生を送る、そんな夢をフィクションに見ていたわけです。 キャプテンハーロックにおける地球人類のような、ゆるゆるとして堕落したようにも見える生活が送れるようになると、みんなそう願っていたんです。
ですがこれらは、先ほども言ったように1960〜80年代のSFによく見られたアイデア。 あれから30年以上経って、個人主義や自由主義の問題点はもうとっくに明らかになっています。 地球の裏側とのリアルタイム映像通信が当たり前になっても、人は変わらずひとつの土地と家に住まい続けています。 家族の形がかつてと大きく変わっても、家族と直にふれあう大切さは百年前千年前と何も変わっていません。 機械化、自動化、通信の高速化、その他あらゆる技術が発展した結果、人間の労働は楽どころか更に過酷になりました。 何より、全ての根幹だった科学万能主義が「科学は偉大だが万能にはなり得ない」と完全に否定されてしまいました。 そう、あの頃流行したSF的「未来の人間」観は、共産主義同様もう完全に過去の遺物になってしまっているんです。 そんな大昔の流行を現代風に仕立て直さないまま今更持ってきたところで、古さと不自然さばかりが目立って面白くなろうはずがありません。 おそらく本放送当時あのシーンを見て、SS作家のように違和感を覚えた方は大勢いたことと思います。 これについては脚本家ではなく大本の世界観を作り上げた監督と原案の責任でしょうが、 原案担当A氏の「監督が耳を傾けてくれなかった」という言葉をそのまま信じるなら、監督の感性が極めて古臭く頑なだったのが全ての原因と言えるでしょう。 彼に足りなかったのは知識か思索か向上心か謙虚さか、あるいはその全てだったのか。
話を戻しましょう。 この時代の人間には似つかわしくない感性を持つクレイン君、両親との話し合いで憤懣がたまったのか、それを吐きだすかのように近所の草原を走り回ります。 やがて疲れてダウンし、仰向けにゴロン。そうして思い出されるのは、追い出してしまったネッサのこと。え、なんで? この子が今になってネッサに御執心になる理由が、SS作家には全く理解できません。 受け入れる理由がなく追い出す理由があって、何より超危険で怖い存在だからこそお互い納得ずくで街へ置いてきたんでしょうに、今更何を後悔することが? あ、そうか。帰ってから性的用途のタッチャブルドッペルを検索して、急に彼女のことが惜しくなったのか。 それならわかる。よくわかる。一人暮らしの若い男だしね。嫌ってほどわかる。頷かざるをえない。 クレイン君のクレーンが、タッチャブルだけに勃っちゃってブルブル震えちゃったんだね。 そりゃあ惜しくて当たり前だ。逃した魚は大きかったね。しびれフグなんて目じゃない天下の大魚だったしね。天下は濁点つけて読まないように。 下品な冗談はさておき、クレイン君は祈りのアナウンスに苛立ちつつ夕暮れ空を仰ぎながら、自分でもよくわからない苦悩の正体を探ります。 昨夜のフリュネ。今朝のネッサ。彼女たちと別れた今夜の自分。何がしたい?どうしたい?どうなりたい? 考えた抜いた末に、薄暮の空の下で彼が導き出したたったひとつの結論は―― 「いやだ……ひとりは、いやだ」
SS作家は、「孤独な魂が無垢な少女に出会って新たなる目覚めが」とこじつけにこじつけを重ねて考察しようか、 「ネッサとてっさって似てるよね、フグだけに」から始まる下ネタトークの続きを展開しようか、 それとも何事もなかったかのように無視して話を先に進めてしまおうか、 いっそ今まで語りたいけど語る場がなかったささきいさお御大の「おれは新造人間」について熱弁を奮おうか、 この一言について果たしてどう反応したものか非常に困りました。 描写の積み重ねが薄いから、こんなこと意味深っぽいこと言われても説得力が全くありません。 クレイン君がドッペルだらけの世界や一人暮らしについて何を考えてるか一切描いてなかったし、 そもそもドッペル自体が両親と一話のガラクタ市以外で全く登場してないし、 フリュネ・ザ・ゴリラは警視庁捜査第8班みたいに好き勝手やってただけで絆を結んでる様子なんてどこにもなかったし、 コミュニケーションも能力も一方通行なネッサに至っては恐怖の第一位すぎて自分から遠ざけて捨ててきたわけで、 元通りの生活に戻ってめでたしめでたし、でも両親の小言に腹が立ってやってらんねー!!って描くのが普通じゃないです? それなら納得はできる。ストーリーとして先に繋がるかはともかく、少なくともキャラ描写としては間違ってない。
クレイン君のどうでもいい一言に「ああうん、そうだね。そんなことより藤原芳秀が『拳児』の続篇を作ってるらしいよ、楽しみだね」などと考えていると、 草原の向こうから「おーーーい!!」と聞き覚えのある女の子の声が。 声の方向を振り返ってみると、やっぱりいました。街に置いてきたはずのツインテールが、両手を振りながらこっちへダッシュ&ダッシュ。 どうやってセキュリティから逃げてここまで来たんだと思いましたが、あの能力で本気で脱走試みたら誰にも止められませんね。問題ない。 石垣に駆けあがって魔球投げられそうなぐらいハイジャンプしてくるネッサを見て「ネッサの笑顔は、怖くなんてなくて」とモノローグして、 そのままタイタニックポーズで両手を広げて抱き留め、AVでおなじみ駅弁スタイルに。 誇張でも冗談でもなく本当に駅弁スタイルです。駅弁ファックのスタイルです。 ちょっと走り回っただけでフラフラになる程度の体力しかない少年が、あの勢いで飛んでくる女の子を立ったまま受け止められるなんて凄いですね。 それ以外については何も言うことありません。制作責任者の色んな意味で半端な煩悩と技術に、ただうんざりしています。 ここで勢い余って押し倒されて上に跨られたんなら、エロ体位になるのも納得できるリアリティがちゃんとあって、 なおかつ夕暮れに映えるネッサの見下ろし笑顔って印象的なシーンにできたでしょうに。本当にちゃんと監督しろよ監督。 この後しばらく抱きつき続けてから、クレイン君、三匹のガラクタが仕掛けた罠を発見します。 そういえば「江戸中町奉行所」の近藤正臣と田中健とミスター薬物逮捕も三人揃ってガラクタって呼ばれてたなあと思いだしましたが、そこはどうでもいい。 クレイン君が見つけた罠は、草原のド真ん中に宝箱が置いてあるという、周りが落とし穴になってるか宝箱自体に仕掛けがあるかという超あからさまなもの。 しかしアホの子ネッサは見事に引っかかり、止めようと追っかけて行ったクレイン君も一緒に落とし穴→捕獲網のコンボを食らってしまいました。 そのまま飛行船で吊り上げられて何処かへと連れていかれ、第二話・終。 やっと終わったよ第二話。
それじゃあ今回のまとめ。 最初にこの話をノンストップで通して見て抱いた感想は、「あれ?普通に見れる?」でした。 そりゃあ気になる所はいっぱいあるというか無いわけがないのですが、第一話のように要所要所で悪い意味で引っかかって エクスクラメーションマークだらけの感想文を書かなきゃやってられないほど酷いクオリティじゃない。 別れたネッサに会いたがるクレイン君にしても、メーヴェからの謎ダイブ〜糞コント×3に較べれば普通に見れます。 それで気になってスタッフを調べてみたら、一話は監督が直々に絵コンテを切って、二話は別の人がやっていたという違いがありました。 アニメの制作体制にはあまり詳しくないのですが、もしかして脚本と絵コンテの関係というのは、漫画で言うところの原作と作画の関係のようなものなのでしょうか? 同じ脚本でも絵コンテの技量次第で出来上がりに雲泥の差が出てくる? いくら脚本が良くても絵コンテがヘボならまともな作品にはなり得ない? 絵コンテは脚本の粗筋を壊さない範囲なら好きにアレンジを加えるのが普通で、そういった部分に絵コンテとしての腕の差が如実に顕れる? そう考えるなら、一話が何もかも擁護できないレベルのクソだったのに、二話が少なくとも体裁だけは整ってたのも納得できます。 なるほど悪かったのは絵コンテか。絵コンテやってた監督か。全て合点がいきました。
話を総じて見ると、ストーリーに起伏がないしクレイン君のキャラは希薄だしポンコツ3+1はどうしようもないし 面白い面白くないを論ずる域にも達してないと評価せざるを得ません。原稿完成させてから見せに来いと突っ返すレベル。 ただ、ネッサだけは「おっ?」と思わせるものがありました。 良くも悪くも子供そのもの、何が人の迷惑になるかを理解できないレベル5級の超能力者で、ストーリーの鍵を一手に握る謎の存在。 小池一夫せンせいも認めるであろう見事なキャラの立ち方です。これを中心に転がしていけば、必然的に話はうまく展開されていくことでしょう。 ですから、わずかながらでも期待できる余地があるという意味で、これからの先行きが少し楽しみです。少しだけ。 でも正直にぶっちゃけますと、こんなものどうでもいいから縄を煮たいです。煮て油刷り込んで陰干しして、久々に捕縄術の稽古に励みてえです。 ロープワークを色々覚えておくと意外なときに便利なんですよ。車のトランクに大荷物入って閉じられない時とかに。縄を二つ折りにして使うのがコツというか基本です。 それと関連して、SS作家がチビ女の性的指向を見切れるだけの経験を如何にして積んできたか?というお話もできますが そこは機会がありましたらいずれ。 DVD第一巻収録分のレビューはこれでおしまいです。次からは第二巻収録の3〜5話へと進みます。 ぽっちゃりしたあの方がお亡くなりになるという話だけは何度となく伺ってますが、果たしてどのように首チョンパされるのでしょう? それではおやすみなさい。良い夢を。せめて皆さまだけは良い夢を。
つまり、悪夢のようなアニメ演出ってのがあると 悪意を持って演出するから悪夢なのではなく、あまりに工夫がなく方向性が定まらなくて悪夢のようだと
ヤカン氏今日の講演どうでしたか? 薄墓の進捗を聞いたポタクのご婦人に一言どうぞ
(ここまでのあらすじ) ネオタイガーショットをミューラーに破られたショックのあまり、日向はユニバーサルユースを目前にして行方不明になってしまう。 エースストライカーを欠きながらもアジア予選を勝ち上がり、臨んだ本戦イタリア戦。 世界屈指のGKヘルナンデスを擁する鉄壁の守備陣は全日本の猛攻を以てしても突破できず、 過負荷を承知でサイクロンを使い続けてきた翼は試合中に倒れ、攻守の要を失ったチームは絶体絶命のピンチに。 しかしそこへ行方不明だった日向が突如帰還、翼の代わりに途中出場したピッチに炸裂したのは ミューラーからゴールを奪うために編み出した新必殺技・ライトニングタイガーだった。 ヘルナンデスの黄金の右腕を吹き飛ばし、全日本の逆襲の火蓋が切って落とされる。 面白いですよねキャプテン翼III。IIに較べてボリュームが足りないのは否めませんが、 プラットフォームをSFCに移したことでグラフィックを音楽が格段に進歩し、何よりシュートの迫力が桁違いになりました。 SFC最大の売りだった拡大縮小機能とFCに比べて激増した色数によって、ただでさえ派手だった必殺技の数々が更にド派手に。 ストーリーも、東西統合して生まれ変わり新大会に並ならぬ意気込みを見せるドイツと プロリーグ設立を目前にして自分達の未来を懸けた戦いに挑む日本の対決という基本線を、 成長し新たな必殺技を身に着けて襲い掛かる世界のライバルたちが彩るという、王道ながら燃える展開で良い。 何より素晴らしかったのがオールスター戦の導入。好きな選手を選んで友達と対戦できるなんて本当に最高でした。でもCPU若島津だけは勘弁な。 そんなわけで、今日も頑張って行きましょう、フラクタル第三話レビュー。 キャプ翼ゲー第三作のレビュー?やりませんよそんなん。やってしまったらあまりの楽しさにフラクタルがどうでもよくなって 自分のやってることが悲しくなって死にたくなるじゃないですか。スーサイドスクワット級の自殺行為ですよ? 苦行を成すコツは、楽しいことを一旦全て忘れ去ることです。よーく覚えておいてください。
●第三話「グラニッツの村」 一話といい二話といい三話といい、監督はサブタイに頭を使うべきだと思いました。使った形跡が一つも見られない。 そしてOPからの本編。二話のラストで飛行船に吊り下げられた状態のまま、クレイン君とネッサは上空を何処かへと連れて行かれています。 空は快晴の青空。そう、青空です。前回拉致されたのは夕暮れ時だったのに、今は青空。 12時間以上飛び続けてるのか西の方へ高速航行してるのか知りませんが、監督は時間に頭を使うべきだと思いました。使った形跡が一つも見られない。 しかもクレイン君は夏服に近い薄着。上は肘まで、下は膝まで裾をまくりあげているという防寒という言葉の対極にある服装です。 連れてかれた先で殺されるかもしれないと不安を覚えていますが、下手するとその前に凍死です。 半日以上高速飛行してるなら、むしろ凍死しない方がどうかしてるぐらいです。監督は気温に頭を使うべきだと思いました。使った形跡が一つも見られない。 そうこうしてるうちに飛行船は目的地に到着。 地面に降り立ったチビ女は、一話でフリュネとドッグファイトしていた時と同じゴーグルをつけています。 「いつまで網にかかってんの?」「とっとと出なさい!」(ケツキック) ……あれ?前回の様子だと性癖ノーマルっぽかったけど、今回はドMっぽいぞ?ちぐはぐだ。キャラ造形おかしい。
そのまま山道を連行されていくと、眼下の断崖の近くにある海岸線に、蔦に覆われたコンクリ造りの街が広がっていました。 そんなに綺麗な風景には思えませんでしたが、クレイン君とネッサは大はしゃぎで街へ向かって駆けていきます。 さっきまで殺されると不安がっていたのは何なんでしょう。囚われて首里城入りした前田慶次のパクリですか? ちなみに三人組のうち、チビ女はクレインとネッサを追っかけますが、残りの二人は何も動かない。馬鹿です。 奴らに先んじて街へ到着したクレイン君、遺跡級の設備が現役なのを見て更にテンションが上がります。 あんまりうるさいのでチビ女が警備兵の銃を見せて脅しますが、銃の照準器が旧型なのを見てまたもテンションアゲアゲになり逆効果でした。 クレイン君は、古い物好きという設定です。一話でガラクタ市に行っていたのもその為です。 でもその割にフラクタルシステムを解説した大昔の教科書にガッカリしてたりと、どうにもただのファッションマニアにしか思えず そもそもストーリーに全く絡まないどうでもいい設定だったので、ここまで書くのを省いてました。今後もこの設定が生きることは多分ない。 そうやって戯れていると近所の住人が通りかかり、子供が喜んでチビ女に走り寄ってきました。 ネッサは元気にごあいさつしますが、子供ガン無視。続いて近づいてきた大人も同じようにガン無視。ネッサ、表情曇る。 チビ女が「しゃーないなー」とぼやきながら、子供が首から下げていたバイザーを目にかけてやると、 存在がわかるようになったかのようにネッサに駆け寄ってごあいさつしました。ネッサ再び超ゴキゲンに。 大人も同じようにバイザーをかけるとネッサの姿が見えるようになり、みんな集まって改めてごあいさつ。 どうやらここの住人は、裸眼ではドッペルを確認することが出来ないようです。チビ女のゴーグルやその他二名のグラサンもその効果があるのでしょう。 するといきなり中国の老師みたいな恰好をした爺様が「そいつらから離れろ!汚俗の穢れがつくぞ!フン!」とだけ叫んで、その場を離れていきました。 人が集まって楽しんでるところを見ると水差したがる、人に嫌われる性格したジジイっぽいなと思いました。
二人+三馬鹿が街のはずれの小高い丘にのぼると、昨日の地下室のあんちゃんが鼻歌まじりで機械をいじってました。 すぐ傍にはあんちゃんの棲家らしき建物があるのですが、なんといいますか、 明らかに住居として作られたものじゃなく、大昔の遊園地にあったような空飛ぶ円盤型のレストハウスみたいな形で、 しかもそれが数本の鉄骨で支えられて、地面から1.5mぐらいの高さに浮いている。鉄骨は地表に接地してるだけっぽくて、とても杭が打ち込まれてるようには見えない。 風の吹く丘の上にこんなもの置いてたら、大嵐か地震で即スクラップです。家じゃなく倉庫だったとしても使い物にならないぞこんなもの。 五人の姿を見つけたあんちゃん、ゴーグルをかけて「ようこそ!グラニッツ村へ」と気取った態度で手を差し出します。 ネッサは応えて握手しようとしますが、すり抜けてしまいました。 ネッサが言うには、ネッサのことを嫌ってる相手はネッサに触れることができないようです。なるほど。二話の橋の上のシーンと繋がりました。 そういうわけなので、クレイン君があんちゃんとお話してる間、ネッサはチビ女と(無理矢理)一緒に行動することに。
あんちゃんの家(残念ながら倉庫でなく家だった)に入ると、居間でコーヒーを振る舞われ、世間話も何もなくいきなり始まる独演会。 「失われた千年、ポストフラクタルの千年……それは堕落の月日だ。人間はフラクタルにすっかり頼り切り、誇りと気概を失った」 クレイン君、何かに勘付いて顔色が変わります。 そう、この村は反フラクタルテロ集団「ロストミレニアム」の一派で、あんちゃんはそのリーダーだったのです。 「俺たちグラニッツは、ロストミレニアムの中でもそれなりにデカい一派なんだぜ?」 自分の勢力をドヤ顔で自慢するあんちゃんを見て、想ったよりも遥かにヤバい状況に巻き込まれたと気付き、クレイン君は脂汗が止まらなくなりました。 それから更に、俺たちは振る舞ったコーヒーを含め全ての食料を、ドッペルに頼らず村内で自給自足しとるんやで?と、演説の形をとった自慢が続きます。 いや、実体に触れられない虚像のドッペルが、一体どうやって第一次産業で人間様の食糧を作るのさ? まずこの世界の労働事情からきっちり説明してもらわんと、理解も納得もしようがない。三話目にもなって未だにその作業やってないってどういうことよ。 なおあんちゃんがそうやって自慢してる時、背景には村内の農園の様子が流されていたのですが、 それが20世紀型のビルの屋上の、一面に土を敷いていろんな作物を栽培しているという、超がつくほど雑なもの。 どうやったって土の深さと絶対量が足りねえですよ。一期の収穫が済むより前に土が枯れて終わり。肥料ぶっこもうと痩せ細って使い物にならなくなる。 農業本格的に学んでない素人が見てもダメだこりゃってすぐわかる、家庭菜園未満のとんでもない馬鹿農園。 これで食糧調達してるぜって鼻高々なだけでも頭痛いのに、嗜好品である珈琲までも村で栽培してるですって? こんなばかなこと書く人はほんもののばかにちがいない(ドラえもんじゃねえんだよ)。
しかし演説はまだまだ続きます。 「ガキどもには書籍を使って教えてる。データに頼らず自分の頭で物を考えるために」 「ここにいる奴らはみんな、フラクタルターミナルの摘出を済ませてる」 「フラクタルは人間らしい自然な生活を奪った!誇りを奪った!」 そう言って激昂し台パンした拍子に、マグの中のコーヒーが飛び散りました。 クレイン君は拭きとろうと布巾を探しますが、あんちゃんは気取った微笑で「自然な生活は自然乾燥から始まる」 ……このシーンを見た瞬間、点と線がピキーンと繋がってしまいました。 間違いねえ。このあんちゃん、アレを投影したキャラだ。 リーダーシップ抜群なインテリの色男設定。でも実態はペラッペラな理想を一方的な演説でしか語れない、尋問も対話もまともにできない猿山の大将。 激情を抱えているようでも上っ面だけ、だから叫んで台パンした後にすぐに冗談じみたおどけた態度がとれる。 本人は真面目な話の最中でも余裕を見せられる大物のつもり。しかし実際はただ気分がその場その場で変わってるだけ。 理性も感情も何もかもが空っぽなダメ男、真面目に付き合うほど馬鹿を見る典型的な相手、まさにアレそのものです。 無条件に自分を慕ってベタベタしてくる女がいるあたりも、まさに願望の投影ですね。例の小説で見た。そういや例の小説の主人公も台パンやってた。 そしてまた話が変わる。自分の気分で話題があちこち飛ぶ辺りが実にアレっぽくて嫌です。 でも文句ばっかりじゃいつまでも終わらないので、頑張って先に進めましょう。 「いまフラクタルシステムは崩壊しかけてる。バルーンがあちこちで落ちまくってるのがその証拠だ」 「僧院は!フラクタルシステムは神の加護だなんだと言うが!俺たちを都合よく管理するための方便でしかない!」 「そして!それはもう崩壊している!」 ……えーと、つまり、 彼の言い分はこういうことですか。 「アニメ界の崩壊は始まっている」「この現象がその証拠だ」「諸悪の根源はオタク共」「あるべきアニメの姿を取り戻すため俺は戦う」 気付きとうなかった!こんな醜い相似性気付きとうなかった!これだから勘のいいガキは嫌いだよ!! もういやだ!今からでもキャプ翼IIIレビューに切り替えたい!恐怖のネオファイヤーに絶望した日々を思いっきり語りたいよ!!
苦行を成すコツは、楽しいことを一旦全て忘れ去ることです。 ですからキャプテン翼IIIのことはもう忘れました。SS作家の脳内はかわりにキャプテン翼IVが支配しています。 あれを発売日に定価で買ってしまった四半世紀前の作家の苦悩をお察しください。ストーリーはいいのに。ストーリーだけはいいのに。ファンベルグ死ね。 話を戻しましょう。演説が理解できないクレイン君、「どうしてフリュネを追い掛けてたわけ?」と疑問をぶつけます。 返答:ネッサのデータを僧院から持ち逃げした巫女だから。ネッサには重要な秘密が隠されてるに違いないから。 僧院の巫女というのは見てわかるとして、なぜその巫女がデータを持ち逃げしたとわかる? そのデータが重要な秘密かもしれないと認識してて、どうして海上で撃墜しようとした?どうして海上で撃墜しようとする馬鹿に追跡任せた? 「あれを手に入れた今、俺たちの勝利は!」 間違いない!とおそらくそこまで言いかけて思いっきり咽て、クレイン君のコーヒーを奪って飲み干すあんちゃん。 ああ、ダメだこいつ……強い武器手に入れたらそれだけで絶対の勝利が約束されたと思ってる、喧嘩の仕方も知らない筋金入りの馬鹿だ。 剣だろうと銃だろうとデータだろうと、特性を理解して使いこなし、その上で力を発揮できる状況に持っていかないと、ケツ拭く紙と何も変わらんのです。 ネッサに重要な秘密があろうとも、その秘密が何なのか把握しないとどんな戦いを展開するべきか見えてきませんし、 そもそもあんちゃん、ネッサに秘密があるという確証すら得てない。秘密があるに違いないという思い込みがあるだけ。 大会社と有名スタッフ集めたら自分は何もしなくても名作アニメが出来上がるって思い込んでる、まさにアレそのものですね。ひっでえ。 「お前たちはもうこの村の中だ。つまり、人質ってやつだな」 オマエ人質って言葉の意味わかってねえだろと思いましたが、とにかくもうお前ら帰さない宣言をして、この場面はようやく終了。 長かった。物理的な時間よりも精神的な体感時間がクソ長かった。
返金はしろよ そしたらネットでいくら遊んでてもいいよ
シーンは変わってネッサとチビ女。グラニッツの母艦という、緑色のでっかい飛行船の前にいます。 飛行船というよりは、どちらかというとFFの飛空艇に近いイメージ。ごつくて飛行船ほど軽量化がなされてる感じがしない。 チビはネッサを置いてひとり船内に入り、コクピットの椅子に腰かけて「何なのあのドッペル」とぐったり。 そうしたら、いきなりモニターがONになり、外にいるはずのネッサが「エンリ♪」と呼びかける。当然チビ驚く。チビでなくとも驚く。 更にトイレに入って用を足し、モニターに健康データが映し出されると、それを乗っ取って「糖分ちょっと多めー!!」と満面の笑顔見せて 「ちゃんとお尻拭かなきゃだめよー?」と追い打ち。デリカシーという言葉を黄色熊のプーの如く場外ホームランする、とんでもない嫌がらせです。 すげえなこのキャラの立ち方。現実に居たら絶対近づきたくないけど、創作キャラとしてはほぼ完璧。 人間らしい自然な生活をとか言ってるのに機械に排泄物チェックさせて健康データ取るのはいいのかとか、 尿から糖が出てたら少なめだろうと一大事だけどいいのかとか、このシーンのツッコミ所が全部飛びました。
またシーンは変わって、あんちゃんから解放されたクレイン君、「メンド臭いことになっちゃったな」と村道をとぼとぼ歩きます。 すると海岸線で、ガラス張りの馬鹿でかい施設を見つけました。作りからして何かの式場やホールの跡っぽい感じです。 近づいてみると中身は病院でした。正確には簡易診療所で、入院施設は別の所にあるとのこと。 まあカーテンもないガラス張りの建物に入院なんかしたら、寒暖差で普通に弱る。弱って死ぬ。 この世界じゃフラクタルのおかげで好きな時に好きなように高度医療にかかれるそうですが、 システムから隔絶されたグラニッツの住人は、当然その恩恵を受けることができません。 「だったらターミナルを取らなけりゃいいのに」と当然の疑問をぶつけるクレイン君に、さっきの中国の老師みたいな恰好をした爺様が 「最後までロストミレニアムの戦士として戦うためだ」「お前は本当の自由を知らない!」と、さっきと同じようにいきなり勇ましい説教を。 やっぱり嫌われてるだろあんた。怒鳴って説教する以外のコミュニケーション知らなさそうなタイプだ。 でもクレイン君はそんな意味不明なお言葉にショック受けたっぽい感じです。ちょろーい。 そのままネッサ&チビ女と合流するも、ショック受けてたせいで考え込んでて話を聞いてません。ネッサは心配そうな顔で後ろ姿を見送ります。
夜、集会場。 超ゴキゲンのあんちゃん、杯を勢いよく振り上げて「それでは、かんぱーい!の前に……」 ……典型的なバカボンですね。乾杯するならしろ、大事なことがあるなら最初に言え、社会常識ないのかこの馬鹿って見下される典型タイプ。 まともなパーティでこんなことやったら、自分主宰でもない限り二度と音頭とらせてもらえないでしょう。 あんちゃん、村民にバイザーをつけるよう命じます。ネッサを見て精巧なドッペルだと一同どよめく。そしてようやく乾杯になって、宴会へ突入しました。 出席してるメンバーは多く見ても50人そこら。村民全員出席してるわけじゃないにしても少ない。人口どのくらいだ? それなのにテーブルには、肉に野菜に各種料理に色とりどりのフルーツ、酒までもがいっぱい並んでいます。 完全自給自足じゃなく作った作物を売ったり物々交換したりしてると仮定しても、かなり不自然に豊かな食卓じゃないか?というのが正直な感想です。 みんなが盛り上がって飲み食いしてる中、クレイン君はさっきと同じく浮かない顔をしています。 「ここの奴らって、オレ苦手だ」「わけのわからない意地張っちゃってさ」「人は良さげに見えるけど信用できない」 あっという間に打ち解けて信頼置くするようになるフラグですね。押すなよ押すなよ級のわかりやすすぎる前振りです。 人が良さげどころか悪人未満の馬鹿の集まりだろこいつらというツッコミは、とりあえず飲み込みましょう。 そうしてるうちに、村の女衆が豆とスメリ草のスープを振る舞ってくれました。 スメリ草が何なのかは知りません。ググっても9件しかヒットしませんでした。その全てがフラクタル関係の記事。 いつもチューブ(例の栄養補助食品)ばっかり食べてるせいで見慣れない料理に尻込みするクレイン君でしたが、 促されて食べてみるとあまりに美味しくて、物凄い勢いでがっつき始めました。ネッサは食べられないので、横で興味深そうに見ているだけ。 それはそうと、背景のモブが微動だにしないんじゃ全然パーティーっぽく見えないぞ監督。ちゃんと監督しろ監督。
やがて宴席は終り、ノッポとデブがふたりを寝床まで案内します。 部屋にはベッドがひとつだけ。悪趣味な連中だと見るべきか、ネッサはドッペルなんだからいいじゃんと見るべきか。 しかしネッサにとってそんなことはどうでもよく、気になるのはさっきクレイン君が美味しそうに食べていた、豆とスメリ草のスープの味。 クレイン君は精いっぱい口で説明しますが、凍結ツイッタラーがラーメンレポをろくすっぽできないのと同じように 一介の少年に簡単にできるものではありません。プロの文筆家でも食レポは苦労するものですしね。 伝わらなくてやきもきするネッサ、「どんな味だったか踊ってみて!」といきなり無茶振り。 「だってネッサごはん食べられないんだもの…」としょげる姿にほだされ、クレイン君、開き直って即興ダンスを披露することに。 猫みたいだったりゴリラみたいだったりよくわかりませんが、満足したのかネッサは大喜び。 じゃあパンケーキはどうだった!?と新たに質問し、そこから始まるふたりのディスコタイム。 子供の無邪気な無茶振りにハイテンションで応じてあげるお守りのお兄ちゃんという構図が微笑ましいですね。 やっぱりネッサというキャラはいい。他はゴミだけどこれだけはある意味とはいえ安心して見ていられる。 そして二人の様子を、カーテン越しに外から眺めるノッポとデブ。命じられての監視ならいいですが、出歯亀ならあまりいい趣味とは言えません。
楽しかったふたりの夜が明けて、フリュネと別れてまだ二日目か三日目かの朝。起床してみるとなんだか外が騒がしい。 何があったの?とデブに聞いてみると、僧院の「星祭り」が急遽開催されることになったそうです。 SS作家の脳裏にはキャノンダンサーのボム技「キリン星祭り」が浮かびましたが、間違いなく関係ない。96年ミッチェル、アーケードゲーム。 ここであんちゃんが「モタモタすんな!」と叱ったことで、デブの名前がブッチャーと判明します。 ………ブッチャー。デブの名前がブッチャー。なんちゅう古い感性か……… 若い方はご存じないでしょうが、昔アブドーラ・ザ・ブッチャーという力士みたいな体型の人気外人プロレスラーがおりまして、 その影響で70〜80年代は、太った子供にブッチャーという渾名をつけるのが全国的に流行してたんですよ。30年以上も昔の話です。 監督はネーミングに頭を使うべきだと思いました。使った形跡が一つも見られない。 関係ありませんが、ロマサガ1のブッチャーとの最終対決、発売当時何の情報もなく辿り着けた人はいるのでしょうか? SS作家はつい数年前まで、そんなイベントがあることすら知りませんでした。攻略サイトってすごい。 そんであんちゃん、テロリストらしく「祭りを妨害し行くぞ」と部下一同(クレイン君含む)を引き連れて母艦で出発。 村民が手を振って見送る中、人質として残されたネッサは一人だけむくれていましたが、不意に何かに気付いた様子を見せました。
コクピットに乗り込んだクレイン君が、前時代的な制御機器の数々に目を輝かせたところで、あんちゃんの檄が飛びます。 「いいか!多少の犠牲はあるかもしれないが!星祭りは絶対に阻止しなけりゃならない!」 三馬鹿にモブ二名が加わった五人のテロリスト、威勢よく返事をします。 ただの祭りにいったい何を、と馬鹿馬鹿しそうに呟くクレイン君に、 「なんも見えちゃいないんだなぁ」「本当のことが見えなくなってるの、愚かな存在ね」「えっちなことのしすぎで頭が悪くなったんすよ」 とあんちゃん→チビ女→デブの三連悪口。 当然のようにクレイン君は反発し、更にネッサも反論を重ねます。え、ネッサ? どうやらドッペルであるネッサには、物理的な距離や障壁はあまり関係ないようです。二話のラストもそれか。 それにしてもここまで正確にクレイン君の傍に来れるとは、いったいどういう。 星祭りの会場が近づくと、あんちゃんはクレイン君に「星祭りとはどういうものだ?はい少年、答えてみたまえ」と質問します。 新月の夜にいくつもの『星』つまりバルーンが集まり、それに巫女が願いを捧げるイベントのこと。 これに参加しないと星の加護が受けられずドッペルの調子が悪くなったりするので、信仰に関係なく参加するのが普通です。 そんなクレイン君の回答にあんちゃん、見下したような口ぶりで「70点だなぁ」 ……うん、さっきのといい、まさにアレだ。お前は知らないことを俺は知ってるんだぜってドヤ顔してマウント取りたがる、アレの習性そのものだ。 そして「どうして加護が受けられなくなるか、考えてみたことあるか?」とだけ言って、投げっぱなし。 いいですねえ、馬鹿にしたまま完全無視することで更に馬鹿にするこの典型パターン、本当にウンザリする。さっさと結論言えよ。 しかし、これ以上近づくと僧院に見つかるということで、あんちゃんは降下命令を出します。問いの答えも言わないまま。ウゼエ。マジウゼエ。
降下というのが高度を下げて航行するという意味か、それとも着陸して陸路で向かうという意味だったのかわかりませんが、 とにかく一向は会場に到着し、祭りが始まるまでの間、遠くの岩陰から様子を眺めています。 時刻はもう夜。え、夜?朝イチで出発して夜?随分遠征したなオイ。燃料とか大丈夫なんか。 それより、時間の経過をもっとわかりやすく視聴者に伝えてくれないと駄目だろう。ちゃんと監督しろ監督。 星祭りの会場は、見晴らしのいい崖の上にありました。制作は本当に崖の上が好きだな。 大きな石造りの丸い祭壇の上に、アンテナのような、小洒落たインテリアのような、ジャングルジムの出来損ないのような、 やたら大きな鉄筋造りのオブジェが空中浮遊しています。大きさからしてこの日のために設営したものではなく、ここに常時設置されているもののようです。 クレイン君が警備の人に助けを求めようと隙を窺っていると、あんちゃん、星からの影響を防ぐというバイザーをかけるよう命じます。 そして参加者がまばら(本当にまばら)な中で始まる星祭り。 六人の老婆が外側を向きながら祭壇の周りを囲んで「捧げませ純血の祈り、注ぎませ純白の命」と繰り返し呪文を唱え、 中心にいるローブで全身を隠した巫女が腕を上げて天を指差すと、空の星が三つ集まってぐるぐる回りだし強烈な光を放ち始めました。 参加者たちはみな目を見開いて、呆けたように星の輝きを見つめています。 「星祭り、その実態はナノマシンの一斉アップデートだ」「洗脳だよ」 あんちゃんがここでようやくさっきの解答を出しました。物語の都合としてもマジウザかった。 そういえば二話で「人類の体にはナノマシンが常に入ってる」という設定が紹介されてましたが、 紹介といってもひとこと示唆する程度の軽いもので、それを活かした描写があるわけでもなかったので書かずに無視してました。 これ、レビューするためにわざわざ何度も見返してるSS作家だからこそ気付けましたが、 当時一週間おきに本放送を追っていただけの視聴者には、唐突にナノマシンと言われても何が何だか意味不明だったのではないでしょうか。
あんちゃんが言うには、星祭りによって洗脳を施すのは「現状に疑問を抱かせないため」だそうで、 クレイン君の両親のように家族がともに暮らすのをよしとしない風潮も洗脳によって刷り込まれたものと言っています。 ……この主張が仮に本当だとして、そこまでして民に洗脳を施す理由が全くわかりません。 どういう形であれ食糧供給をはじめ産業は安定しており、生活保障は完璧で気張って生きる必要はなく、戦争に関する言及も一切ない。 普通に考えて、洗脳なんかしなくてもみんな現状に疑問抱かないで安穏とした暮らし送ってくれるんじゃ? はねっかえりの変わり者が「そんな生活いやだ、俺は自然に生きる!」というなら勝手にやらせとけばいいですし、 そいつらが過激派になった時のための警備や軍備を維持するだけ方が、いちいちこんな施設に人を呼んで措置するよりコストかかりませんよ? だいたいそこまでガッツリ洗脳できるなら、警察が必要なくなるぐらい犯罪性向抑えちまえばいいのに。 そういう疑問点がどの角度から考えても全く解消できないので、 「あれが人間に見えるか!!フラクタルに完全にコントロールされきった存在っ…!!」とあんちゃんがクレイン君のドタマを掴んで怒って見せたところで カッコつけた馬鹿が自分の都合のいい世界観に基づいて意味の通じないこと言ってマウント取ってるだけにしか見えません。どっかのアレみたいに。 ここであんちゃん、持ってきたアサルトライフルを手に立ち上がる。 「いくぞーっ!!」と叫んで斉射した後、岩陰から出て突撃し警備兵に向かっていきます。 テロリストが不意打ちかけようって時に大声で合図出すのもあり得ないですが、もっとひどいのは斉射後に岩陰から全員で飛び出すシーン。 斉射した直後だから銃口の向きが揃ってなきゃいけないはずなのに、一人として銃が同じ方向を向いておらず、実弾撃ちまくったはずなのに銃口も煙を噴いてない。 こんなん、ミリタリーに詳しい詳しくない以前の問題でしょ?想像力の大天才でなくとも、人並の頭があればすぐわかる。ちゃんと監督しろ監督。 それとコクピットの場面だと戦闘員があんちゃん込みで全員で六人だったのが、いつの間にか一人増えて七人に。どっから出てきた。ちゃんと監督しろ監督。
錫杖を模したビームガンをかいくぐって警備兵を倒し、「薄汚ねえババアども!とっとと成仏しやがれ!」と叫んでから、あんちゃんはまた発砲します。 あのさ。叫んでる暇があったらさっさと目的を遂げろ。叫ぶことで自分の居場所を知らせるなこの糞馬鹿。 百歩譲って口上を述べる必要があったなら、もっと体裁を整えろ。ただのチンピラだよこれじゃ。二話でインテリヤクザ気取りと評した作家は結局正しかった。 そもそも銃口と薄汚ねえババアどもの間には無実の一般市民がいっぱいいるわけで、そいつらは死んだところでどうでもいいのか? 相手にとって弾除けになってしまう上に、無駄な人殺しをしてしまって大義名分までなくなるだろ?本当に馬鹿じゃねえのこいつら? しかし弾は運良く一般市民には当たらず、老婆二人に的確にヒット。流れ弾が巫女のフードを掠めて顔があらわになり そこにいたのはネッサと全く同じ顔をした少女でした。髪型も髪の色までも同じ。 それを見たネッサ、大喜びで岩陰から飛び出し、この修羅場で大きく手を振りながら巫女に向かって駆けていきます。ウザイけどお前はそれでいい。
かくして体勢を立て直した老婆側、警備兵と一緒に錫杖ビームガンを握って反撃に転じます。 あんちゃん達グラニッツ勢は地面にいるのに対し、老婆軍団は祭壇の上(高い位置)。地の利として明らかに負けていますが、これをどう覆す? よし。全員横一列に並べ。足を止めてただ銃を撃ちこめ。棒立ちで。 遮蔽物(一般市民)を活かして回り込もうとも、的を小さくするために伏せようともせず、ただ正面から撃ちまくれ。棒立ちで。 HAHAHAHAHA!どこのGTAのボンクラマフィアかと思ったぜ。リバティから来たのかい?それともロスサントス? ロックスターはいつの間に日本のアニメに参入してたんだって問い合わせそうになっちまったよ、オレ英語喋れねえのにさ、HAHAHAHAHA! あさま山荘に立て籠もったバカでも知ってるような戦闘の基礎中の基礎すらできてないのが、 フラクタル世界のテロリストの中でも結構な大勢力という、天下のグラニッツ一味さまのようです。真面目にテロ活動してんのかこいつら? かくしてSS作家が頭を抱えている間にも、ネッサはフリーダムに祭壇へと突っ走り、クレイン君は丸腰のまま彼女を追います。 ネッサが横を通りかかった時、デブはあろうことか敵から注意を逸らし、銃を撃つのを止めてネッサの方を向いてしまい その隙にビームで腹をぶち抜かれました。ネッサをかばったりしようとしたわけではありません。ただ不注意の隙を突かれただけです。 そしたらいきなり全体がスローモーになって、チビ女がエコーがかった声で「ブッチャーーーっ!!」と叫ぶ演出が。 関係ないですが、ブッチャー(Butcher)とは元々食肉を切り分けて加工するお仕事の名前だそうです。親戚が昔やってました。レビューには関係ありません。
なおも棒立ち銃撃戦は続き、あんちゃんの言うところのアップデート洗脳真っただ中で動けない大量の一般市民が、 アサルトライフルとビームガンの餌食になってどんどん倒れていきます。 意識を失ってるのか一般ピープルは、人がどれだけ死んでも立ち尽くしたまま微動だにしない。クレイン君、殺戮現場を見て思わずゲロ吐きそうになる。 うん、ただの残酷シーンもどきです。どうしようもねえクソアニメのどうしようもないクソシーン。 演出の意味が全く分からない。ストーリー上の必然性も見出せない。こじつけ方の手がかりすら思い浮かばない。監督はよくもこんなもん作れたなと感心するぐらいです。 こうなったら箕面の話をしてもいい?SS作家のパパンは大阪出身で、昭和時代は夏休みの帰郷ついでに家族で箕面観光ホテルに泊まるのが常だったって話。 あそこのスパーガーデンは昭和の頃から既にレトロゲーの宝庫で、大魔界村全盛期にまだ魔界村が稼働してたこととか、色々語れるよ? むしろそこからレゲーの話思いっきり展開させたい。あそこでオメガファイター初めて遊んで、それからから何十年も経って久々にやって 敵を撃墜する距離が近ければ近いほど高得点になってアイテムが手に入りやすくなるって、 下手するとサイヴァリアを遥かに凌ぐ超ピーキーなゲームだと知って笑いが止まらなくなったとか、そういうの。あと明石焼き初めて食べたのもあそこだったよ。 そんな現実逃避をしようと思った瞬間、不意に、よく通る声が響いてきました。 聞き覚えのある声色で「捧げませ純血の祈り、注ぎませ純白の命」と、老婆の唱えていた呪文を口にしています。 不意の出来事に皆攻撃の手を止め、声のした方向へと意識を向けました。 そこにいたのは、フリュネ。クレイン君の家を出た時の青い巫女のままのフリュネが、ゆっくりと祭壇へ上がっていきます。 あんちゃん達が固唾を呑んで見守る中、ネッサと瓜二つの巫女は恭しく頭を下げます。 「お帰りなさいませ、姉様」 彼女は姿だけでなく、声までもネッサと同じでした。 第三話・終。
今回の感想 ・主人公の影が薄すぎて油断すると名前忘れる。マジで ・あんちゃんが心底ウザい ・ネッサ主人公にして話を回せ、もう全部ネッサだけでいい ・ド素人戦闘なのに犠牲者がデブ一名だけというあり得ない奇蹟 ・これなら地上戦なんてやらず母艦から砲撃して一撃離脱でよかった ・行き当たりばったりの展開にしてももう少し整合性を出せ ・デブの雑な死は『もう何も怖くない』と たまたま 同じ週だったから たまたま 比べられただけ ・あとは全部本文で言った。これ以上何を語れと ところで源平討魔伝では、摂津は駄洒落の国でしたね。 スタッフが次々と駄洒落を披露して、最後にクリア必須アイテムの勾玉が手に入るという、お気楽な半ボーナスステージでした。 でも勾玉取った後で余計なことをしていると、背景に超巨大頼朝が現れて「戯れは終わりじゃ」と笑いながら 「死」と書かれた勺で容赦なくブン殴ってきやがります。食らうと当然大ダメージ、しかも超速いからなかなかかわせない。 この日曜に摂津に行かれた方は、心に勾玉を得られましたか?それとも頼朝に殴られた級の嫌な思い出になってしまいましたか? SS作家はこのレビューに専念してたせいで、神も悪魔も降り立たぬ荒野にいる気分になってました。 それでは次回第四話のレビューでお会いしましょう。御清聴ありがとうございました。SS作家でした。
ヤマカン(のお守役たちが)渾身の傍観活劇のレビュー、乙です
第三話のレビューの仕上げが目前になっていきなり「モンスタークライマー」というパワーワードが飛び込んできて、 知ってる、ドラえもんのうたやスティングのテーマやしらけ鳥音頭を無断使用して移植版で差し替えざるを得なかったあの作品でしょと ツインレバーという特異デバイスや版権ギリギリを攻めたがる同社の脱衣麻雀の歴史を交えつつ ゲーム中でプレイヤーをどついてくるゴリラをフリュネと絡めて「え?モンスターハンターの話じゃねえの?」で〆る文章を書き上げたかったのですが、 第三話レビューは完成寸前でもうこのネタは盛り込めない、かといって第四話レビューが投下される頃には明らかに新鮮味を失くしているという 全くもって最悪のタイミングで登場してくれやがったため、ネタにするのを泣く泣く諦めざるを得ませんでした。 こんなにもあしながおじさんを殴りたいと思ったのは久しぶりのことです。膝から下だけが不自然に長く、人の脛かじるのが得意でケチなあしながおじさん。 それじゃあ今日も楽しく元気にいくよ、フラクタルレビュー第四回!楽しく元気にやらなきゃやってられないよ!人生ってそんなもんさベリーハード!
●第四話「出発」 話は、前回のラストシーンからそのまま再開されます。 ネッサそっくりの巫女が、突如現れて登壇したフリュネに「お帰りなさいませ、姉様」と挨拶すると、フリュネは驚いて呆けたような顔になります。何故。 しかし気を取り直して表情を戻し、再び呪文を唱え始めると、フラクタルによるアップデートが再開されます。 それを見たあんちゃん、戦場にいるというのに銃から手を離して「作戦変更だ!あの巫女を奪え!あれこそが……世界の鍵だぁ!」とオーバーアクション。 あんちゃんの周りに全員集まっていたチビ女除く戦闘要員は、全員一斉に突撃を始めます。 いや……飛び道具持ってる相手に固まって戦ってたらあっという間に37564にされるって、近代歩兵戦の基本中の基本でしょ? 監督はその程度の常識すら知らないのか?それとも全員まとめてひとつの画面に入れた方がカッコいいとか勘違いしてる? しかも突撃に参加した兵隊は、あんちゃん含めて七人(チビ女はいない)。いいですか、七人です。 最初に星祭り会場に向かった時は、あんちゃんとチビ女とノッポとデブと他二名で戦闘要員が計「六人」でした。 それが、戦闘開始した途端にいきなり一人増えて計「七人」。 で、突撃を開始した今は「七人」。この場にいないチビ女と死んだデブを合わせればなんと合計「九人」にもなります。 おかしいですね。国立大学に入るにはセンター試験で数IA必須なんですけどね。一桁の数を間違えず数えるなんて幼稚園児でもできるんですけどね。 とにかく、六人衆だろうと七人ミサキだろうと九人の大阪戦鬼だろうと、突撃される側にとってはたまったものじゃないので必死に反撃します。 しかし全く当たらない。的を外れてるどころか、大きく頭上へ逸れる問題外の一弾まで。まともな軍事訓練受けてないのはお前らもかよ。 ネッサはクレイン君の声も耳に入らず、戦闘そっちのけで呪文を唱え続けるフリュネの姿をボーッと見つめ続けています。
やがて呪文は終りアップデートも完了。意識を失くしていた一般市民は一斉に我に返り、死屍累々の惨状に恐怖し逃げ惑い始めます。 でもパニックどころかみんなすんげえ余裕で、子供の亡骸抱えた母親なんてただの棒読み演技。なんだこれ。 そんな中あんちゃんは、逃げる市民にぶつかられ「大人しく寝とけ!」と毒づく相変らずの屑人間っぷりを披露してくれます。 クレイン君は「わかったよ、行こうフリュネの所に」とネッサの手を取って祭壇へ走りだしますが、 そもそもネッサは何も言ってないのに、彼が何をわかったと主張しているのか全くわかりません。話の都合で動かされてるだけかこいつ。 とにかく神の見えざる手によって祭壇に駆け寄ることになったクレインとネッサ、老婆にエスコートされて退場しようとしていたフリュネに呼びかけます。 あんちゃん達戦闘員は未だに近づけないのに、二人はこんなにもあっさり祭壇の外周に来れました。本当に無能なんだなグラなんとか一味は。 関係ありませんが、英語のescortには俗語で「売春婦を買う」という意味があります。文脈次第ではかなりの侮辱になるので注意しましょう。 フリュネ、呼びかけに応じてクレイン君を、続けて横にいるネッサを見てどういうことか「なぜ!?どうしてあなたが!?」と驚愕します。 エスコート役の老婆も「あれは!」と驚いた様子を見せていたので、おそらくネッサの存在は、彼女らにとって何か重大な意味があるのでしょう。 その時、戦闘員が煙幕弾を発射し、周囲が煙に包まれます。 いきなり現れたチビ女、ネッサといるクレインを後ろから蹴飛ばし「なにやってんのよえっち!」といつもの調子。はい、いつもの調子です。ここよく覚えといてね。 続けて「撤収するわよ」と上空を指差します。そこには、ライトを照らしながら降りてくる飛空艇の姿が。 縄梯子を何本も垂らしながら、祭壇の真上に結構なスピードで降下して来ていました。
……もう、断言していいですね。今までもほぼ断言していたと思いますが、 もしかしたらここから良くなるんじゃ?とか、無理にでもネッサ以外の良い所を探そう?とか、もうそんなポジティブ思考はするだけ無駄だと悟りました。 この監督には、創作能力が全くありません。 今まで見てきた中で最低です。最低クラスじゃなく、ぶっちぎり最低です。空前絶後、前代未聞。 投下してるスレがスレでなければ、間違いなく伏せ字なしで全力非難ぶつけてるところです。そのぐらい酷い。 なんで今になって煙幕を焚く?最初の奇襲の時に目くらましに使えば良かっただろ?馬鹿か? しかも作戦終えたら、飛空艇が自分ら回収しに現地に飛んでくる?ハァ? 飛空艇を発見されないようにって降りて陸路でここまで来たくせに、撤収のために飛空艇ここに寄越すって?救いようのない馬鹿か? 最初っから飛空艇で乗り込んで砲撃食らわせてりゃ、巫女もババアも警備兵も一般市民も残らず必殺だったろ?そんなことすらわからない馬鹿か? 命がけの戦場のシーンで、よくもまあこんな馬鹿そのものの展開を恥ずかし気もなくお出しできたもんだ。 そうか、きみが今まで空っぽの頭に詰め込んできたのは、夢じゃなく糞だったんだね。 その糞がメタンを放ってるからいっつも臭いし、ちょっとしたことで発火して爆発しちゃうんだね。 でもメタン放つぐらい発酵してたら普通は肥料に転換できるのに、どうしてきみのは糞のままなの?どうして肥料の域にも達してないのかな? ああ、糞の質までも悪かったんですね。運動も勉強も食事もまともにできない座敷牢犬の糞便なんて、質も量もそんなもんですよね。ハハッ。 アニメ見てこんなにイライラしたの生まれて初めてですよ。レビューじゃなかったら絶対にここで投げ出してます。本当に気持ち悪い。クソ監督が。 悪いのは脚本でも絵コンテでもなく、間違いなく現場の統括責任者であるお前だ。クソめ。お前に価値なんか微塵もないわ。
嘆いていても始まらない。 SS作家のフラクタルレビューは、酒飲みながら呉くんだりまで遊びに行っても誰かがかわりに仕事してくれるような、そんなお気楽な環境にはありません。 たったひとつの命を捨てて、俺がやらなきゃ誰がやるってなもんです。それがさだめだ俺の道。 ……そこまで気合入れなきゃできない仕事ってのもつれえですわ。酒欲しい。「酒よ」を聞きながら一人で手酌酒してえ。 煙幕立ち込める中、縄梯子に掴まってたあんちゃん、いきなり飛び降りてフリュネを拉致してまた梯子に掴まります。 いつの間に梯子に乗ってたんやというツッコミ以前に、逃げるなら逃げる、拉致るなら拉致ると最初から行動をはっきりさせとけよ。 そういうブレブレの行動してっからクソアニメなんですよクソ監督め。 フリュネも当身食らってるわけじゃないのに、抱きかかえられても全く動かずに抵抗しないし。 しかも一旦飛び降りてたはずなのに、再び掴むアクションもなく、また縄梯子に掴まってる。まじひどい。 「これが世界の重さかぁ(笑)随分と着やせするみたいだなぁ(笑)」と上手い事言いたがって滑ってるのが余計に腹立ちます。 しかも声優さんの演技がしっかりしてるせいで腹立ち具合も倍率ドン。いい仕事だけどいい仕事してないよミスター浅沼晋太郎。 ともあれ、クレインとチビ女もどうにか梯子に捕まり、飛空艇は星祭り会場から飛び去って無事撤収できました。 老婆たちは奴らを逃がすなと叫びますが、救けを求める一般市民にすがりつかれて動くことができず、祭司長に御報告せねばとぼやくのが精一杯。 ネッサ似の巫女は、ただ飛び去った飛空艇を見送るだけでした。
無事撤収し修羅場を脱出したあんちゃんは、コクピットで「マニュアル運転に切り替えろ、僧院にルートを気付かれる」と操舵手に命令します。 あんなでかいもので堂々と乗り込んでおいて、捕捉される時はどうルートどう変えようと捕捉されると思うんですがどうなんでしょう。 バックにはすすり泣きが響いています。あんちゃんは後ろを見やって、やりきれない表情で顔を逸らします。 カメラが移行すると、そこにはデブの亡骸と、それにすがりついて号泣するチビ女の姿。え、デブの亡骸? 縄梯子使って空路で逃走って相当きついルートだったのに、誰がわざわざこんな肥満体の死体担いできたの?馬鹿じゃねえ? しかもこのチビ、デブが撃たれて死んだとこ直に見てたのに、その直後にクレイン君蹴飛ばしていつものように「えっち!」とか言ってたよね? それが衆目の中で亡骸と対面した途端にコレてお前。フラクタルって作品はびっくり箱かい、次々ひでえ話が出てくんなあ。 そもそも「お腹のお肉がなければもっと速く走って逃げれたのに」って、コイツただの不注意で死んだだけだろ。ちゃんと死にザマ見てただろ。 相棒のノッポも涙こらえて鼻すすってるし、なんだこれ。SS作家が観てるのはフラクタルじゃなくギャグマンガ日和なのですか? その様子を見ながら、コクピットルームの隅っこで体育座りして考えこんでたクレイン君、 「人が死んでるのを見るなんて初めてだ」から続けて「やっぱりこいつら人殺しなんだ」と、まあ当然の結論を導き出します。 関係ありませんがSS作家は、三角座りというのが体育座りの別名と知らず笑われた経験があります。 だから何だと思いますか?私も思います。でもこんなどうでもいい話でも盛り込まなきゃやってられません今更。
場面は変わって、艇内の倉庫らしき部屋。フリュネはいやにデカいドラム缶にくくりつけられ拘束されています。 そこへクレイン君とネッサが入ってきて、「ここの奴らは絶対やばいよ、一緒に逃げよう、そしたらネッサも返すし」と縄を解き始めました。 ここから逃げようてお前、いま上空何百メートルを飛んでると思うんよ。 いくらあんちゃん達が課長補佐代理心得級のバカとはいえ、それ未満のクレイン君にハイジャックなんかできるとは到底思えんし、 万一空から地上にうまく飛び降りれたところで、降り立った場所が砂漠や氷河だったら死あるのみだろうに。 「元々ネッサはフリュネの物だったんだから」とのクレイン君の言葉に、フリュネ、クレインの後ろのネッサを睨む。 やがて縄が解き終わって解放されると、礼も何もなくいきなりクレイン君の頬を平手でバチーン。 「余計なことを!」「あなたはなぜネッサを目覚めさせたのですか!」 そりゃお前が黙って出て行ったから手がかりのために解析したんだよと言うと、 「勝手に調べた!?なんて下劣な品性なのでしょう!!」 ……それじゃあオメー、一体どうして何の注意もなくあんなもん置いてったんよ。 しかもお守りとか言ってたじゃねえか。そんなもん誰だって調べるわ。ネッサのデータが入ってると気付いたのは偶然としても、 その偶然が起こり得る状況作ったのは間違いなくお前だろこのゴリラ。ゴリラだからって白水さんばりのゴリラ張り手披露してんじゃねえぞゴリラ。 するとネッサが割り込んで「クレインをたたかないで!!」と泣きながら、フリュネの胸を子供のように叩きます。 しかし全部すり抜けるばかりで一発も当たらない。そりゃまあ、あの流れでフリュネがネッサ好いてたらその方が驚く。 このタイミングで、クレイン君のケツを蹴飛ばしてあんちゃん乱入。気取った台詞で逃走失敗を宣告します。 まあこの程度の浅い考えぐらい、あんちゃんでなくても読めますわなー。 ここで初めてあんちゃんの名前が「スンダ」と判明しましたが、今更どうでもいい。スンダはあんちゃん、エンリはチビ女のまま通します。 折角クレイン君が拘束を解いてくれたのであんちゃん、フリュネを倉庫から連れ出します。 フリュネの後ろ姿を見送りながらネッサは「あの人は、嫌い…」と俯き加減でした。
簡易ベッドらしきもののある一室に場所を移し、あんちゃんはフリュネの尋問を開始しました。 「祭司長の娘。いや、世界の鍵。なぜお前は僧院から逃げ出した?」 フリュネは立ったまま。あんちゃんは肘掛けつきの長椅子に、ふんぞり返り気味に腰掛けています。 護衛はおらず二人きり、テーブルなど二人の間を遮るものもありません。 ……馬鹿だ。信じられない馬鹿だ。 人間、座っているとどうやっても動作への反応が遅れます。ふんぞり返る姿勢をとってるなら尚更。 なので相手が誰であれ尋問するなら、襲って来るのを防ぐため、取調室のように座らせた上で間にテーブル等を挟みます。必ず。 上下関係を認識させるために敢えて相手を立たせてこちらは座る、というパターンもあるのはありますが、 その場合なら反撃を防ぐための護衛が必須ですし、テーブルなど遮るものの必要性だってなくなるわけじゃない。 もしかしたら、たかが女ひとりにそこまでしなくてもと思われるかもしれません。 でも事前にどれだけボディチェックをしていようと隠し武器を完全に排除できるとは限りませんし、 もしチェックをすり抜けたのが毒針だったなら、ちょっと刺されたらその時点でゲームセットです。 ですから仮にも命懸けの戦いをしてる戦士なら、飛びかかられたら間違いなく対処が遅れるこんなやり方で尋問するなど、100%あり得ない。 こんな描写を良しとして堂々とお出ししてくるとは、全くもってクソ監督の面目躍如ですね。面目躍如ってルビなくても読めます? 続けてあんちゃん、ネッサについて尋問しようとする素振りを見せますが、何も答える気配がないので最後まで言いかけて止め、 「どちらにせよ、フラクタルシステムはこのまま壊れた方がいい」と呟きます。するとなぜかフリュネも同意。 そういやフリュネ、なんで星祭りの場にいた?システムが壊れた方がいいと言うなら、なんで自分の手で祭りを続行させた? この疑問点も解決されないまま終わるんでしょうね。ひしひしとそんな予感がしています。監督はこれをおかしいとすら思ってないかもしれません。 フリュネの同意になんとなく気を良くしたあんちゃん、俺たちの仲間になるって選択肢もあるな?と持ち掛け どうせ近いうち世界は終わると意味深に聞こえなくもないことを一方的に言って、場面終了。
しかし「ポタク」という呼び名が浸透してきたってことだな。 バリューのないネームなら「はぁ?ポタク?何言ってんの?」という反応になる。
テロ作戦を終えて帰ってきた飛空艇は村に到着し、村民がデブの棺桶を運びます。 前回の老師っぽいジジイが、「泣くな!」「フラクタルに立ち向かった英雄の死だ!」などといかにもテロリストな叱咤を飛ばし、 子供がわかったもう泣かないと言うと「えらいぞ、お前も戦士だ」といかにもテロリストな褒め方をしてました。 火葬なのかキャンプファイヤーなのかよくわからない焚火の前で、悲嘆に暮れる村民一同。それを見てクレイン君、 「何が英雄だよ戦士だよ、ただのテロリストじゃないか。何カッコつけてるんだよ」と当然のツッコミをして、背を向けます。 するとネッサが歌いだします。一話でクレイン君が携帯プレイヤーで聞いていたあの歌です。『昼の星』作曲:神前暁、作詞:岡田麿里。 クレイン君はネッサを止めますが、ドッペルを認識できない村民に聞こえるはずもなく、気付かれません。 しかし他所見してなんとなく気付いた婆様がバイザーをかけると、ネッサの姿が見えて歌声も聞こえるようになり、 ……いや、前々から思ってたけど、眼鏡かけただけで声まで聞こえるようになる仕組みがわかんねえ。どう考えてもおかしいだろ。 ともかくネッサの歌が聞こえるようになった婆様は、葬式の場なのになぜかいきなり手拍子を開始。なぜだ。 そこに駆け寄るさっきの泣いてた子供。婆に「なーに?」と聞きますが、婆はこの子を呼んでません。なんだこれ。 そんで子供にバイザーをかけてごらんと言うと、子供、ネッサを見てなぜか驚く。なぜだ。 そのまま婆の手拍子に乗ってネッサの歌を歌いだすと、大人が「僧院の歌…」と気付き、あんちゃん「バイザーを外せ!!」と物凄い勢いで怒鳴る。 あー……もしかしてこれ、あんちゃんに怒鳴らせるために無理矢理シーンを作った?そう考えないと理解できないほど、あまりに流れが不自然です。 そしてそんなことはお構いなしに歌い続けるネッサと、幽閉された監視塔らしきところでぼんやり窓の外を眺めるフリュネ。
これはファンにも言う。 匿名でものの是非が語れると思うな!まず責任を引き受ける「個」がなければ、どんな立派な議論も「便所の落書き」だ! ネットの狂気に国レベルで侵された現状を改善するには、それしかない!!
場面転換。 CV島本須美「フラクタルの星が五日前にひとつ、そして昨日もまたひとつ、暁の空に消えました」 背景には雲と星空。宙には、海に浮かべるブイのような形をした構造物がいくつも浮いていて、ひとつずつ順番に光っています。 え?二話から言われてた星とかバルーンとかいう代物は、まさかこんな感じで雲の高さに浮いてたんです? そんな低空に浮いてたものが、巫女の合図で高速移動してグルグル回って光ってたんです?まさか? んなもん地上に落ちて大惨事になって当たり前でしょうよ……むしろそんな高さで浮き続けていられたこと自体が、 γ-GTPが600超えて普通に生活できてる級の奇蹟ですよ。いや仕事も何もせず飯食って遊んで寝るだけならその数値でもどうにか生きていけるのか? それはさておき、カメラが映している場所は、二話の冒頭に出てたと思しき神殿。外には目の高さぐらいにバルーンと雲が見えます。ここが僧院? 老若問わず女がいっぱい跪いて祈りのポーズをとる中、CV島本須美は壇上で訓示を続けます。 要約「今までロストミレニアムの連中を見逃してきたったが、テロ殺人やってくれやがったからあんちゃん共は潰す」 立体映像で、彼らの指名手配書が神殿内に並びます。 再び場面転換してグラニッツ村の倉庫。 他の人間が思い思いの作業をしてる中、ノッポが端末を操作して「自分達はもう指名手配されてる」と告げるとあんちゃんは、 フラクタル頼りの連中に全ての電波から遮断されたここを探し出すのは難しいと、かなりお気楽な返答を。 いや、一施設だけならともかく村落や街レベルで電波完全遮断とかそんな簡単とちゃうやろ。 そもそもあんな飛空艇飛ばして活動してるんなら、とっくの昔にレーダーに捕捉されて本拠地まで突き止められてると考えるのが普通だし、 そうでなくても衛星写真やら何やらで見つかることだって普通にあり得るでしょうに。 ……そもそも、「フラクタル」って一体何なんです?この世界における大規模コンピュータネットワークで、 体内に埋め込んだ端末を介して人々のデータを集め、星祭りでナノマシンをアップデートする。四話にもなって未だそれだけしか判明していません。 この世界の生活でどんな役割を担っててどんな功罪があって、ドッペルやナノマシンと具体的にどんな関係があるのか、未だに全くわかりません。
全くわからないから、体制側の連中が世界をどうしてるのか見えてこなくてスッカスカ。それに歯向かうあんちゃん達も必然的にスッカスカ、 スローライフ原理主義みたいなふわふわした意味不明な理想論を出すのが精一杯。だからそれを体現するあんちゃんは、 仕事ができるとは到底思えないダメリーダーっぷりとお喋りクソ野郎っぷりも重なって、空焚き薬缶の権化としか思えなくなるわけです。 浅沼晋太郎が勿体ねえ。浅沼晋太郎という声優のことを全く知らないSS作家ですら勿体ねえと断言できるほどの勿体なさです。 それでも今までなら「話が先に進めばそんな意味不明さも解消される」って期待してたかもしれませんがね。無理でしょう、この監督じゃ。 そんなわけで、考えるのを止めて先へ進みましょう。 倉庫でみんなが何をしているかというと、村を捨てて出ていく準備をしてるそうです。 自分たち11人の中心メンバーさえいなくなれば、村が僧院に狙われる心配はなくなるとあんちゃん談。 そんな甘い考えに沿って敵が動いてくれるか?とは思いますが、このまま村に残ってたところで身動きとれなくなるのは目に見えてるので、 さっさと拠点を捨てて出ていくのは妥当な判断でしょう。 そのまま始まるあんちゃんの演説。 「大丈夫だ。フラクタルの世界で生きてる奴は、とっくに魂が死んじまってる。狙われる命があるってことは、俺たちの魂が脈づいてる証拠だ」 その場にいた赤ん坊が泣きだす。 「そうだもっと泣け!俺たちの未来は大声で泣いているぞ!こんなにも力強く、顔を真っ赤にして!」 「このクソッタレの世界で泣き続ける!声をあげ続ける!」 「それがロストミレニアム!そして、俺たちグラニッツ一家だ!」 このシーン、文章にしてみると大したことないんですよ。言ってることは60年代によくいた毛沢東かぶれの運動家、詩人気取りの革命闘士だし、 そもそもの話の流れがボンクラだから「ああそう」という感想しか抱けません。 でもこれを浅沼晋太郎が演じると、なぜか熱い。何言ってんだコイツと思いつつも引き込まれてしまう。 一体何者だこの声優?と思ってWikipediaってみたら、俳優どころか脚本や演出までこなすマジモンの演劇人じゃないですか。なんだこれ。 これほどの大物になんでこんなキャラを当てさせたんだクソ監督め。本当に浅沼晋太郎が勿体ねえ。
倉庫での作業の傍らで、他の村民は飛空艇の発進準備に取り掛かります。 今までどこにも姿が見えなかったクレイン君、あいつらには付き合いきれないと、ネッサを連れてひとり村を後にします。 「長い旅になるだろうけど」と言いながら、服装はここに拉致されてきた時の薄着のまま。荷物も右肩に担げる程度の小さな袋がひとつだけ。 グラニッツ村と他の街との距離がどのぐらいあるか知りませんが、旅を舐めてるとしか思えない超軽装です。 猿岩石にかぶれて真冬に思いつきのヒッチハイク旅行を敢行して、大阪の堺付近で凍死しかけた約20年前のSS作家より舐めた格好です。 夜の身障者用トイレは極寒で、人間あまりに寒いと眠るどころじゃなくなるというのをあの時初めて知りました。 そして灯もない村道をふたりで行くと、取ってつけたようにフリュネのことが気になります。 ネッサは「フリュネのこと考えちゃダメーー!!ネッサのことだけ考えてーー!!ネッサネッサネッサネッサ!!」と物凄い勢いで駄々をこねだし、 クレイン君を路上に前のめりに押し倒して、その上にマウントします。ウザいけどネッサはそれでいい。 と思ったら、いきなり周囲が明るくなります。何事かと思って上空を見ると、そこにいたのは超巨大な円盤型の飛空艇。 あっという間に村の上空に静止したかと思うと、ハッチから多数の無人戦闘マシーンを投下し始めました。 出発準備に取り掛かってたあんちゃんは急遽、女子供の避難と戦闘員の配置を指示。 巨大飛空艇の中にいる司令官は、「グラニッツ一家ではない村人たちの血は流してはなりません。やむを得ない場合のみ適量ほどほどに」と、 いかにも悪役という嫌味ヅラをしてる割に真っ当な指令を下します。 一方で戦闘マシーンとは別に、星祭りの警備兵と同じ格好・武装をした歩兵も村へと向かいます。マシーンが村を無力化した後の制圧のためでしょう。 司令官がそのまま気持ち良く演説を続けていると、無線にあんちゃんが割り込みます。 「流石だな、もうここを嗅ぎつけたか」「この場所はもう把握済み、その上で祭司長は貴殿らを許していたのですよ」 まあ、そうだよね。こんなわかりやすい所にある敵の基地を把握してないはずがないよね。うん。SS作家の見立ては正しかった。
グラニッツ勢は、予め村のあちこちに仕掛けてあったバリケードを立てて、制圧部隊を迎え撃ちます。 村から離れてたおかげで、安全ですが完全に蚊帳の外のクレイン君。ネッサは「わぁ〜♪あかりがチカチカ綺麗よ〜♪」と相変らず状況読めてません。お前はそれでいい。 逃げてるうちに、ふたりはフリュネの監禁されている監視塔の近くを通りかかります。 そして塔に目をやると、この騒動に乗じて脱走しようと、フリュネが窓をぶち破って外に出てる真っ最中でした。 それを見てクレインは「何やってんだあの子は!」とこぼし、その心中とやろうとしてることを察したネッサは「行っちゃダメ!!」と前へ立ち塞がります。 「こんな時にワガママ言うなんて……助けなくちゃだろ!」とネッサを叱るクレイン君。 でも彼がなんでフリュネを助けようと言うのか、SS作家には全くもって理解できません。 一話では意味不明に突っかかられた挙句に夜逃げされ、この四話でも意味不明にひっぱたかれてまたこうして夜逃げ寸前と、迷惑以外の何物でもない存在でしょう。 それなのに、家族でも恋人でもないこのゴリラを、どうしてわざわざ連れて逃げようと? あてもない長旅での性処理要員か、それとも万一の時の食糧(肉)にするつもりでしょうか。でもその場合、餌食になるのはむしろクレイン君の方な気がします。 結局嫌がるネッサを置いて、クレイン君は一人で監視塔へ。到着するとちょうどフリュネが脱出し終わったところでした。 ネッサのいない単身のクレイン君を見てフリュネ、「私は(ネッサに)嫌われていますね」「そしてあなたは、いつの間にかとても好かれていた」、 更に続けて「あのデータを開くことができる人がいるなんて、思っていませんでした」。 一話でブローチを渡した理由がますますわからなくなる発言ですが、考えるだけ無駄なので先に進みます。 「あなたは…!」と真剣な顔で何かを言いかけたフリュネですが、すぐ近くで銃声が聞こえて状況を把握したのか、 僧院に捕まるわけにはいかないと、近くに停めてあったバイクを強奪します。 いや僧院に捕まりたくないならなんで星祭りなんかに出てきたんだと思いますが、考えるだけ無駄なので先に進みます。
「もうあなたにもあの子にも会うことはないでしょう!」フリュネがそう叫ぶと、クレイン君、なぜか欲情したかのように赤面。 そしてフリュネが発進したバイクで走り去ったのを見送ってから、肩の荷物を投げ捨て、走り出したバイクを全力で追っかけ、無理矢理タンデムシートに跨ります。 発進する進路に立ちふさがって止めたり、加速しきる前のバイクを掴まえたりしてから、無理にタンデムしたわけじゃありません。 バイクで走り去ったのを見送ってから、走って追い掛けて追いついたのです。誇張でも書き間違いでもありません。いくら何でもリアリティなさすぎ。 そのままバイクの上でどうでもいい言い争いをしていると、二人を発見した巨大飛空艇がいきなり砲撃を加えてきました。 地面を吹っ飛ばす威力のビーム弾を、よけなければ直撃していた位置に的確に。明らかに殺意満面です。 砲撃を避けながらフリュネ、さっきの言い争いの延長で「あなたは私が好きなのですか!?」とクレイン君に問いかけ、それから 「あの子は『好きが好き』と言ってましたね!!でも私は『好きが嫌い』です!!」と叫びます。 ここまで省いてたのですが、ネッサはよく「好きが好き」と言います。「『人に好かれる・人から好意を向けられること』が好き」という意味です。 人の好意が自分の存在証明になってるようなものですから、当然といえば当然の考え方でしょう。 これに当てはめるとフリュネは人に好かれるのが嫌いということになりますが、一体どういうことでしょうね?考えるだけ無駄なので先に進みます。 クレイン君、バイクの進路上に切り立った崖があるのを見て、「ぶつかる!!」と後ろからハンドルを押して無理矢理ターンさせます。バイクはそのまま急停車。 いやこれ現実にやったら絶対横転して、バイクも乗ってる人も全部吹っ飛んでそのまま死ぬでしょ。いくら何でもリアリティなさすぎ。 とにかく、崖を背にバイクを停めたフリュネと他一名。顔を上げるとそこには、遠慮ない砲撃を加えてくれた巨大飛空艇と、 そこから降りてくる司令官、そして眼前をズラッと埋め尽くすたくさんの歩兵。 え、歩兵?お前ら村の方で頑張ってる筈だろ?今までどこにもいなかったのに一体どっから瞬間移動してきた。いくら何でもリアリティなさすぎ。
司令官は「悪い子フリュネみぃつけた」と、あんちゃんとは違った感じに気取った口調でゆっくり降りてきます。背景には所々で炎上する村の遠景。 続けて、「この惨状は君の利己的な魂が招いた結果だよ?」「しかも勝手なだけでなく弱虫だった。あの娘まで連れていくなんてねえ?」と、 これまたなかなか嫌味な言い回し。しかし言い回しが嫌味なだけで、小者だったり悪党だったりといった描写が一切ない普通の司令官なので ああこんな人なんだなという感想しか持てません。これもいいキャラにできそうなのに勿体ない。 この間、フリュネも他一名も黙って話を聞いています。他一名くんよ、主人公なら普通こういう場面で何か言うべきなんじゃないのか。 さて、改めて状況を整理しますと、フリュネ他一名の後ろには切り立った崖。前には錫杖ビームガンを持った歩兵がズラリ。 加えて空にはビーム砲を備えた巨大飛空艇が浮いてます。二人乗りのバイクごときじゃどうやっても逃げようがない。 余裕の表情の司令官、ここで三択クイズ。「この世界の愛しい娘たちは、今後いかな行動をとるでしょーか?」 そういえば、先ほどの神殿の場面でCV島本須美も「この世界の愛しい娘たち」という言葉を使っていました。 何のことを指しているのかわからなかったので書くのを省いてましたが、文脈を見るにどうやら巫女など僧院関係者の女性のことを指すようです。 つまりこの場ではフリュネのこと。司令官は「これからフリュネはどんな行動をとるのでしょうか?」と問いかけてるわけです。 では、あらためて三択、その内容とは。 「A.おててつないで仲良く僧院へ帰る」 「B.喧嘩しいしい僧院へ帰る」 「C.お腹も空いたしとりあえず僧院へ帰る」 なるほど、『オメーはどうあろうと僧院へ連れて帰る、それ以外の選択肢はない』ですか。実にわかりやすくていいですね。 いやいやいやいや待って待って、だったらなんでさっき砲撃ぶちかましてたの?どう見ても足止めや威嚇じゃなく全力で殺すつもりだったよね? ぶち殺してオッケーならこうやって降伏勧告なんかする必要ないし、君ら結局何したいの?馬鹿なの? 色々突っ込みたいけど、どうせ考えるだけ無駄なので先に進みます。
レビュー見てたらリソースの無駄使いの惨状にイライラしてたの思い出したわ
>>216 何が何でもファンとやらの個人情報握りたいんだな
そらツィッター社も警戒しますわな
司令官が三択問題を「さあ、どれ?」と〆ると、フリュネは心を決めたように少し顔を上げ、他一名は「えっ?」と間抜けな声を出します。 次の瞬間、フリュネはアクセルを全開にしてターンし、崖へ向かって一直線。そのまま駆け上がって、飛ぶ。 他一名、「ちょ!待っ!フリュネ!フリュネ!」とまた間抜けな声を上げ、ぶっ飛んで空中浮遊状態になると (この空は……いつかフリュネが飛んだ空……)と一話のメーヴェからの無意味ダイブを無意味に回想しつつ無意味モノローグ。 それはともかく、崖を乗り越えてどう逃げる?とりあえずこの場から逃げられたところで、 どうにかして歩兵と飛空艇を足止めなり無力化なりしなきゃ最終的に捕まってしまうのは確定事項。 それをどうにかできる目処が、果たしてフリュネにはあるのでしょうか? イエス、ありました。え、あったの?それって何?いったい何? 『あんちゃんが発進させてた母艦が た ま た ま そこまで来てたので、ぶっ飛んだままバイクごと乗り込みました。』 彼らが村の敵をうまいこと撃退したとかうまいこと村を脱出したとか、このタイミングで合流するとあらかじめ示し合わせてたとか、 そんな描写や示唆なんぞ当然あるわけありません。何の脈絡も前振りもなく、母艦はいきなりそこへ現れました。 まーこの程度の監督ならこの程度のご都合展開が関の山だよね。知ってた。 そのまま母艦が巨大飛空艇にミサイルぶっこんで行動不能にして、 「逃がしてはならん!追えっ!追えっ!三秒以内に追えーっ!」と司令官が微妙に愉快な言い回しをしている所へ砲弾をかまし、 歩兵も同じように行動不能にしてから、あんちゃん達とフリュネと他一名は悠々と村を去っていきました。 「おぉーーーい!!逃げても無駄だよぉーーー!!どこまで行ってもお前は臭いよぉ!?どこまでも臭うよぉ!?フリュネさぁーーーん!!」 ……意外に面白いなこいつ。もっとリーダーとしてのキャラを立てれば、間違いなく敵役としていい感じになる。
追跡を振り切って母艦は安定航行に入り、フリュネたちはコクピットルームへ。 他一名を見たあんちゃん「フン、なんだお前もついてきたのか」「俺たちのことが相当好きみたいだな」と皮肉たっぷり。要らない子の扱いなんてこんなもんです。 他一名、ネッサが自分の傍にいないことに今更気が付きます。探しても見つからない、呼んでも出てこない。 「まだ拗ねてんのかな…」「すぐに機嫌なおして出てくると思うけど…」と根拠なく楽観的なことを言うと 「私がいる限り、わかりません」とフリュネが遠回しにそれを否定しました。 そして、飛び去る母艦を見送りながら「クレインの…ばーか」とひとり崖にたたずむネッサの姿で、第四話・終。 そのままいつものエンディングへ。 今まで全く言及してなかったですが、風の吹く草原でネッサが背中向けて座ってるだけという、昔からよくある省エネEDです。 テーマ曲はアイルランド民謡「Down By The Salley Gardens」。 ゲーム業界では、曲を作る必要がない上に著作権料を払う必要がないからと 民謡やクラシック、それらのアレンジ曲をBGMとして使うことがよくあります。パロディウス然り、ファミコンのチャレンジャーや美味しんぼ然り。 この作品については知りませんが、仮にそういう裏事情があっても何も不思議はないなと。
では入りましょうかまとめ。つってももう、言うことなんて一つしかねえですよ。 監督山○寛はクソ。監督というかアニメ制作としてどうしようもねえほどクソ。 ポリアンナ症候群患うぐらい必死で良かった探しをしないと良い所が見つからねえほどクソ。下手するとポリアンナ症候群にすらなれないぐらい良いとこ無しのクソ。 この監督のクソさの根源は、アニメの制作技術とか経験とかそんな些末なところにありません。 @想像力と観察力が一切ない。Aその根源となる物事や他人に対する興味が一切ない。Bそもそも地頭が良くない。 想像力と観察力がないから、整合性のないおかしなシーンを平気で思いついてしまう。星祭りでの戦闘シーン然り、フリュネ尋問シーン然り。 ではなぜ想像力と観察力がないかというと、人に対する興味がなくて人を見るということを一切せず、 こういう時にどんな行動をとるのが正しい・間違ってる・説得力がある・意外性がある・etcという蓄積が全くないから。 それでも地頭さえよければ、ほんのわずかな蓄積データから、あるいはノーデータでも論理的に物事を考えて 「ここはこうするのがおそらく正しい・面白いだろう」というのを導き出し、修正を加えられる。しかし出来上がりを見ての通り、それもできてない。 要領は、山○寛という人間には創作に対する才能が驚くほど欠けとるんです。文や絵の技術といった表現力という以前の、 「表現力があったとしてお前に何が表現できるのか?」という源泉や下地、世界観が全くない。 そしてあふれ出る源泉がないから、表現力も全く必要にならず磨かれることがない。 こんなもん、クリエーターを志したこと自体が間違いと言っていい。何やらせても使い物にならんですよ。まさに2018年の現状が全て証明している通りです。
才能がないのは仕方ありません。実力がないのもやむを得ません。人間誰しも向き不向きというものがあります。 この子はアニメ作る才能がないのにアニメ業界に来てしまっただけなんですから、思うこと言いたいことは色々あるでしょうが、そこまで責めるのは酷というものです。 しかし、仮に何かの間違いとしても、この子は13年キャリアを積んだ末に、責任者として全ての実力と才能を評価される場に自ら出てきたのです。 下っ端として影働きをしてるだけに飽き足らず、ひとつの作品の最高責任者として、望んで日の当たる場所に出てきたわけです。 なら、手心なぞ一切加えちゃいけません。クソ監督なりに相応の覚悟を持ってこれを作ったのですから、その覚悟に応えてサクッと刺してあげるのが礼儀ってものです。 ですからもう一度言いましょう。フラクタルはクソアニメであり、これを作った総責任者・監督の山○寛もまた制作能力皆無のクソです。 とはいえ監督に関係ない部分について言えば、この四話に見所がないわけじゃない。 今回はネッサの影がやや薄かったかわりに、浅沼晋太郎が凄い声優だと思い知らされました。 どっかの馬鹿の人格を反映したような糞キャラを、声の演技ひとつでそこそこ見所のある存在にまで引っ張り上げてる。 あしたのジョーのあおい輝彦以来の衝撃ですよ。俳優ってここまでできるものなのか。すげえ。 あとは司令官。キャラ薄いけど台詞回しが面白い。これはおそらく脚本の手柄。 上が駄目だと完成品もどうにもならなくなる見本みたいな作品ですが、下に実力があれば部分部分でも見所はできるという見本みたいな作品でもありますね。 でも正直、こんな風に無理矢理頑張ってでも良いとこ探さなきゃ心がささくれて仕方ねえですよ。 悪口だけ言って暮らしてたらどんな人格が出来上がるか、皆さん何処かの誰かを見てよくご存じでしょう? ああなっちゃ人生何も楽しくない。ただでさえ辛い事にいくらでも遭遇する人生で楽しい事を自ら投げ捨てたら、何のために生きてるのか本当にわかりません。 それを改めて再認識できるって意味じゃ、このレビューを頑張って書いてる意味もあるってもんです。 それではクソアニメ第四回レビューはこれにて終了です。第五回でまたお会いしましょう。SS作家でした。
もう一度言おう、「黙って作れ」と言うなら「黙って観ろ」。 俺の言動なんてどうでもいいんでしょ?創作と関係ないんでしょ? ならお前らが関係づける理由もないんじゃない?
「ネットリンチは許さない!」と舌の根か乾かないうちに「ネットリンチ」を始めてしまう愚かな愚かなポタク。 「人の振り見て」がどうしてもできないらしい。 え?偶然?そんな訳ないでしょ?(笑) #ポタク
このままではTwitterが「ポタクの楽園」となるのも時間の問題だろう。 あ、もうなってる??
>>229-231 おはよう
今日は早いね
あ 今から寝るのか
ポタクの無意味な「ネットリンチ」とTwitter社の日和見主義により、このアカウントは凍結(永久凍結)される可能性があります。 引き続きフォローしていただける方は、サブ垢 @j_philanimation @yyamamotooffice への意向をあらかじめお願いいたします。
ディストピアから脱出がテーマなのに、外部ではなく内部へ向かっていると指摘されてたなあ ラピュタのオマージュでもあるからだろうけど。
フラクタルの話かな? ナノマシンで成り立ってるならそういう社会の描写くらいやれば良かったのに まあ、SFものの素養が欠片もないから高望みもいいとこなんだけどね 軌道エレベーターとか それ以前でそれこそポタクのりでエッチエッチの連呼で、ドラマを寸断してドラマ未満のイミフになってたのが酷かった あれこそ演出が気を使うもんだろうに
>>237 そんな脳あればちゃんとアニメつくってるしUSP追放とか京アニ放逐とかなってないってw
暴言暴言暴言って、てめえらの言葉遣い棚に上げて良く言うよ。
あと僕は特定の人間(特に一般人)を批判する時は「やられたらやりかえす」をモットーとしております。 「俺のことかー!」と明後日の方向からやってくる妄想狂、 関係もないのに「正義漢ごっこ」をしたいだけの坊ちゃん嬢ちゃんは、容赦しません。
おじさんの暴言は言い方もTPOも何もかもまずいのに一緒にされるとかないわー つーか暴言なんてここでも某所でも基本吐かないわー
>>237 本垢が一週間の凍結で済んでるのは執行猶予みたいなもんだろうね
サブ作ってそっちでもオイタやって通報されたら実刑
みたいな
>恐怖政治を敷いている訳でもないこの日本と >>言う民主国家・法治国家で、何を怯えている >>のだろうか?彼らは。 アベの専制政治がどうとか喚き散らし、舌の根も乾かない内にこの発言かよ。 ポタク山本にヘイトが集まらない訳がないだろうが。
「ヤマカンは悪いことしたからTwitter凍結されるんだぁ!」と「籠池は悪いことしたから逮捕されたんだぁ!」は似ている気がする。 特に権力にすぐおもねるいやらしさが。 #ポタク
>>239 それだよね、ヤカンさんは自分のつぶやきについてまるで考え無しなのが笑えるよね
>>244 ヤカンさんは誰かが悪いとしないと成り立たない芸風だよな
やり切ったな。素晴らしい。 本当に素晴らしい。 #みなさんのおかげでした
「自分が正しい!」と強弁するのも「理解できないお前はバカだ!」と罵るのも、いつもアンチの方。 最近のファンとのやり取りで明らかになってきたね。 #ポタク
あなたの狂気じゃないよ、 あなたに絡んできたポタクの狂気。
ポタクは定義を無視するヤマカンの気分次第で認定されるので、ヤマカンの気分とイコール すなわちヤマカンの狂気そのものです
レビュー倉庫として使われるのが悔しいから糞レス投下してスレを流すでござるの巻
作ったておいてただけの事務所公式アカが凍結って……いよいよ異常だなぁ、Twitter……。
おじさんの匿名垢から止めてるTwitterは仕事ちゃんとしてるんやな
@TKPEcraft @tometta_a リンチを止めにはいった人を「お前は関係ねぇ!」とボコボコにしようとしてる(笑)。 ポタクは「人の振り見て我が振り直せ」ない人々だなぁ(笑)。
人が希望を持ちえるのは 死が目に見えぬものであるからだ
CFを茶番だと吐いた男だぞ 今回だって見せ金的茶番
何もせず様子を窺うべき相場で、つい売買して大損してしまう。 もう十分な農薬と肥料を与えたのに、更に散布を繰り返し作物を弱らせる。 休養日を設けず毎日運動し続けた結果、回復が遅れ大怪我の原因になる。 黙って相手の様子を窺おうとせず一方的に攻め立て続けて、手痛いカウンターを食らい喧嘩に負ける。 このように、どの分野においても素人が失敗する最大の原因のひとつに「『何もしない』という選択肢をとれない」ことがあります。 黙って待てない気持ちはよくわかります。動いていると頑張ってる実感がわかりやすく得られますし、何より不安が紛れますからね。 でも現実に「何もせず黙って待たなきゃ必ず失敗する」場面は数えきれないほどあるわけで、 それを見極めてちゃんと自制が効かせられるかどうかが、万事において素人と中級者以上の分かれ目なのだと、SS作家はそう思っています。 つまり、問題発言でSNSアカウントの凍結処分を受けたのに『待て』ができず、別垢でまた問題発言を繰り返して咎められた挙句 違う別垢を永久凍結されてしまうようなどうしようもない人は、まさに喧嘩とネットリテラシーと人生のド素人そのものですね。 何十年選手だろうが赤ん坊と同じです。SNSのできる赤ちゃん。 それじゃあ行きまっせフラクタルレビュー第五回! 今回は中身がスッカスカだから書いてて楽かなと思ったけど、結局そんなことはなかったよ!人生楽だけありゃいいさって歌の通りにはいかないね!
●第五話「旅路」
村から飛び立った母艦、海上の青空を飛行中。コクピットルームの老師爺と、別室にいるあんちゃんが端末で会話しています。
要約「警戒網は抜けたが別の警戒網に引っかかるのは時間の問題」「その時はその時、任せるよ爺」
通信終了して端末OFF。視線を上げると、あんちゃんの目の前には椅子に座ったフリュネと他一名がいます。
あんちゃんは膝突き合わせるぐらいの距離でテーブルの上に腰掛け、二人とお話。
相変わらず尋問スタイルになってませんが、もうクソ監督をクソと言うだけ無駄です。
他一名「この艦、これから何処へ?」あんちゃん「お前に話す筋合いはない」「お前はフリュネとネッサの付録みたいなもんだ」
「付録扱いが不満なら、いつ降りたって構わないぞ。お前のために何処かに着陸するオプショナルツアーは用意してないけどな」
パラシュートを他一名に投げるあんちゃん。
「使い方聞きたいか?その度胸もないなら、せめて働け少年」
雑用係拝命の瞬間です。ヘタレめ。
そのまま労働開始。四話までまともに何かをしている描写が一切ない他一名、慣れないお仕事であっという間に消耗し動けなくなります。
たいした大きさでもない麻袋を運ぶだけでへたりこむ有様にチビ女の嫌味が飛び、
このテロ集団めがと言い返してはみますが、ド正論「文句があるならさっさと降りれば?」の前に手も足も出ません。
そこで押し黙ると「うっわ!また何かえっちなこと考えてるんでしょ!」と更なる嫌味の追い打ちをかけられます。
不意に他一名の脳裏に浮かぶ、一話のフリュネダイブ。直立して両手を真横に広げて後ろに倒れ込むあのシーン。
(
)
SS作家は『Hって言うよりTじゃねこの形?』と思いました。うまい。(自賛)
続けて、洗濯物を運んで艦尾のホールへ。ホールは、物凄い数のガラス窓が並んでいて外の様子がよく見えます。 到着するとちょうど、おばさん×2が全ての窓を空け、物干し台を準備して洗濯物を干そうとしてるところでした。 航行中の飛行機の窓を開けるとか風圧も気圧も何も理解してねえなと思いますが、クソ監督をクソと言うだけ無駄です。 洗濯物を干しているとちょうどいいそよ風がホールを吹き抜けましたが、クソ監督をクソと(以下略 作業が一段落するとおばさんは労働の楽しさを語りだし、いきなり「あら、あんたのズボンも汚れてるじゃないのさ」と、言外に下を脱げと命じます。 恥ずかしがる他一名をもう一人のおばさんが羽交い絞めして、その隙に無理矢理脱がせると、ズボンの下に現われたのは褌。ふんどし。 ですが絵があまり上手くないせいで、腰紐がねじれてるだけの普通の紐パンにしか見えません。 「昔の本で見たのを真似して……」と他一名が言い訳してるから、ああ褌なんだろうなと推測できるだけです。 しかも遠目のアングルになったら、腰紐のねじれ描写がなくなっててただのヒモになり、 あろうことか女物の綿ショーツにしか見えないという駄目っぷりです。まともに絵を描けないクソ監督(以下略 つーかこれなら、女物の下着を穿いてる倒錯趣味の少年にした方がずっとキャラ立って面白いだろ。一応顔だけは中性的なんだし。本当にわかってねえな。 場所は変わって食堂で食事の準備をしていると、バイザーをかけた子供が誰かとお話ししながら積み木で遊んでいます。 「誰と遊んでるの?」と他一名が問いかけると、ネッサと!と元気よくお返事。しかし振り返ると誰もおらず、子供は不思議がります。 そのまま「出て来いよネッサ!いつまで拗ねてんのさ!」と女に振られた理由をわかってない男のように艦内を練り歩きますが、出てくる気配はありません。 夜になり食事の時間。長テーブルに一同が集まりつつあるところで、自分たちを受け入れてくれる所が決まったと爺が報告し、他一名も着席します。 他一名の席の位置は、真ん中。……真ん中?ろくに働けない付録扱いの小僧が、末席でなく真ん中? あんちゃんや爺婆の席が上座にあるから序列はちゃんと決まってる筈なのに、客人未満が真ん中て。クソ(以下略
テーブルに並んだ料理は全部で15人分。四話で言ってた11人の中心メンバーに、あとは適当な村民とフリュネと他一名といったところでしょうか。 ノッポが言うには、何もない時はいつもこうしてみんなで食事を摂るそうです。独り暮らしだった他一名にはピンとこない光景です。 ……まさか、最低限の操舵や見張り要員すらつけないで、本当に全員集まってメシ食ってるわけじゃなかろうな。この作品ならあり得る。 遅れて現われて席についたあんちゃん「働いてるかぁ少年?どうだ、生きてるって実感がひしひし湧いてくるだろう?」 そこで爺が「生半可に肉体労働を覚えさせたところで、一度汚俗に塗れた者を更生させるのは至難の業だ」と不服そうに割り込みますが あんちゃん「働かざる者食うべからず、更生なんぞどーでもええ(要約)」といつも通り気取った言い回しで返事し、爺も納得。 相変わらず原理主義テロリスト思考な爺です。CV西村知道。SS作家の世代には安西先生や豪鬼として有名です。 他一名がひとりで食事を始めようとすると、婆が「まだだよ、お祈りを」と制止。 何を言われたのかわからない他一名は「お祈り?僧院に…?」と聞き返します。あんちゃん、鼻で笑いながら否定。 「崇高な存在に祈るんだとよ。俺の好みじゃない考え方だけどそれはそれでいい。でも僧院はそんな、祈る相手が必要な人間の心理に付け込んでやがる(要約)」と、 何故か神という言葉を使わない持って回った言い方をしながら、体制側の連中をdisります。 ふと、フリュネがいないのに気付いた他一名。チヒ女によると呼んだけど現われないそうです。 「そう簡単には馴染まないのが普通だろう。案外節操のない誰かさんとは違ってな」 あんちゃんの皮肉に思わず笑いだす一同と、むくれる他一名。まー実際節操なさすぎるしねーコイツ。 それにしても、四話前半まではクソ監督を彷彿とさせるのクソテロリストそのものだったのに、なんか今や普通にリーダーの風格を漂わせてるあんちゃん。 脚本のキャラ回しのおかげ?余計なことを言う・する必要のない現況シチュのおかげ?或いは実力派声優のお手柄?それともその全て?
就寝時間になり、三段ベッドが左右に二つ並ぶ部屋で、クルーが数人眠っています。 他一名も左ベッドの一番下の段に寝転がっています。小柄なおかげで相対的にベッドが広い。やっぱり女装が似合いそうだ。 姿を見せないネッサに「いるなら出てこいよ」と内心で呟いたら、「ネッサのことばっかり考えて!!」というネッサの言葉が思い出されたのでその通りにしてみたら 二話のトラブルシーンばっかりが思い出されイラッとしてしまいました。だから何だ。 翌日、昨日と同じく窓開け放ったホールに洗濯物を運ぶと、フリュネが洗濯物を取って身に着けようとしていました。好きなもの着てええぞと言われたそうです。 やがて完成したフリュネのセルフコーディネートは、首元の少し露出したピンクの上に、下は褐色のニッカボッカみたいな幅広ズボン。 そんなおしゃれな服装でも、出るとこが出た性的な恰好でもないのですが、他一名はなぜか見とれてしまいます。巫女服のがよっぽど色気がねえか。 そのままそよ風の吹く洗濯ホールの中で、しばし見つめ合うふたり。ちょっとしたラブロマンス演出のつもりなのでしょうが、 ここまでの描写の積み重ねがゼロな上に二人ともそこまで美男美女でもないので、ただの尺伸ばしにしか思えません。 唐突に飛んできた男物のパンツが他一名の顔にかぶさって転び、それを見て笑うフリュネと、つられて笑う他一名。 何がおかしいのかSS作家には全くわかりません。へうげを理解できないと歯噛みしていた石田三成もこんな気分だったのでしょうか。いや演出が悪いだけだこれ。
それから、箱の上に腰掛けてトーキングタイム。 ネッサはなぜ出てこない?という話にフリュネ「ネッサは嫉妬しているのかもしれません」「ネッサはあなたを慕っています」 他一名、「慕ってるっていうか遊ばれてるっていうか…」と否定しつつ何のこっちゃという反応をして 「例のブローチは勝手に持ち出したってこと?」「あの変な人(四話の司令官)が言ってた、世界の愛しい娘たちってどういう意味?」と立て続けに質問し、 フリュネがリアクションを見せるより前に「ごめん、聞いてばかりで」「ひとつだけ答えて。君はネッサのことが嫌いなの?」 ……なるほど、この他一名は、人に嫌われる典型的コミュ障だなと思いました。 今までもちょくちょくあったんですが、この子、返答に否定から入ることが結構ある。 照れ隠しなのかマウント取りたいのか、兎に角こういう子は話してて非常に鬱陶しい。馴れてないとかなりイライラします。 その上、相手の反応を見ないで一方的に話して勝手に自分の中で結論作って、最後に聞きたい事聞いて自己完結するだけ。 全くコミュニケーションになってねえ。親子ぐらいの年齢差の子に乳児呼ばわりされるぐらいコミュニケーションになってねえ。 本人は色褪せない熱い思いを体中で伝えてるつもりなのかもしれませんが、実際は天気がいいから前触れもなく呼び出した級のBAD COMMUNICATIONですよ。 しかし話の都合上律儀に答えざるを得ないフリュネさん、「あの子を好きになってはいけないんです」 他一名が「どういうこと?」と聞いてもそれ以上は答えてくれないので「よくわからないよ…」と呟いて、この話は終了です。 関係ありませんが、現実であまり出来のよろしくない子は、「わからない」という言葉を頻繁に使用しますね。 本当は知ってるけど無知なフリして構って欲しい時や、責任逃れしたい時、辛辣なこと言われて脳が理解を拒んだ時などに高確率で出てきます。 偉い俺様ですらわからないんだから仕方ないと開き直ってるフリして自分に言い聞かせてたり、 偉い俺様ですら理解できない戯言をほざくお前らが悪いんだと責任転嫁してたり、 或いは無知の知を気取って知らないことがCOOLだとでも思ってたり。 どう思われますか、昨年春にSS作家に超わかりやすい批判をぶつけられて「ご質問の意味が解りません」などと宣った何処ぞの事務所取締役さん。
不意に、艦内に警報音が鳴り響きます。 コクピットに入ったあんちゃんが「どうした、船の温度が上がってるぞ」と聞くと、原因不明のシステムトラブルが発生したとのこと。 暑さに堪えかねたクルー一同は、フリュネ他一名のいるホールへと次々入ってきます。そこからコメディになってないコメディシーンが入った後、 フリュネが周囲の目も気にせずいきなり肌着一枚になります。性に無頓着なキャラのつもりか。人前でも平気で着替える憂鬱な涼宮じゃあるまいに。 場面変わって他一名、「何かあったの?」とコクピットルームに飛び込みます。しかし仲間でも客人でもないので当然無下に追い出されました。 爺は「システムに穢れが伝染る」と相変わらずでした。主役でなければキャラ立てられるんだなこの作品。 ムッときた他一名、トイレにこもって健康チェックマシンと自分の持ってた旧iPod型の携帯端末を繋ぎ、ハッキングして艦船の制御システムを覗きます。 たかが携帯端末でそんな事ができる他一名がスーパーハッカーなのか、それともたかが携帯端末でここまで覗かれる母艦があかんのか。しかも便所経由。 そういえば英語のtwilightは俗語で便所を指すそうですね。toiletと語感が似てるからだとか。studioの方には何か隠語はあるんでしょうか? システムを解析した他一名によると、この母艦はいくつものバルーンを解体してツギハギし、あえて古い技術を使って運用してるとのこと。 中にはフラクタル以前のシステムまであるそうです。つまり1000年以上前。 BIOSにしろOSにしろアプリにしろそんな大昔のプログラムが現行というのは説得力が無さすぎますが、言っても始まらないので無視して先へ進みましょう。 そうやって色々解析しているうちに、コクピットで仕様書らしき紙の束とにらめっこしていた爺たちと 便所にこもって一人でシコシコしていた他一名が、同時に不思議なノイズパターンを発見します。 他一名、無線を使ってコクピットへ「ネッサを召喚した時のパターンと似ている、ネッサかも」と連絡。 爺とあんちゃんがそれぞれの見解を述べていると、いきなりオートパイロットが異常をきたし、母艦は雷雲に突入してしまいました。
ホールでは、フリュネ含めて17人のクルーが暑さにうだっています。ノッポが窓開けてくれとぼやくとチビ女が外は嵐だろと突っ込みますが、
晴れでも嵐でも飛行機の窓を開ける馬鹿は普通いません。そもそも窓開けられるようになってません。監督は飛行機に乗ったことがないんでしょう。
そんな馬鹿を言っているとあんちゃんがホールへ現れ、事態解決のために「ネッサを探せ」と号令をかけました。
でもどうやって探す?と当然の疑問があがると、他一名が
「ネッサが好きなこと興味を惹くようなことをやれば、きっと出てくる」
好きなことって具体的に何をすれば?ヒント・三話の創作ダンス。よし、みんな踊れ。
そして突如として始まる糞ダンスタイム。リズムもBGMもなく、それぞれが勝手かつテキトーに体を動かしてるだけの、まさしく糞ダンス。
作画が崩壊レベルで酷いのも重なり、全くもって鑑賞に値しない、とても見れたもんじゃないシーンに仕上がってます。ぜひ現物の一枚絵を御覧ください。
これがハルヒダンスやらき☆すたダンスの生みの親で、吹奏楽小説も出した音楽と振付けのプロのお仕事ですってよ。
一体誰だ、こんな糞に監督任せて貴重な金と時間と労働力と電波資源を無駄遣いさせた糞馬鹿は。大人の事情ってやつは本当に糞ですね。
とかやってるうちに雷雲のせいで船体が大きく傾き、全員転倒。箒で掃かれたようにホールの端に集められ、綺麗に折り重なります。
そりゃあんなもん見せられたら天照も怒る。天の岩戸をブン投げて撃墜しにくるレベルで怒る。むしろこの程度で済んだのを喜べと言いたくなる。
その拍子に他一名がフリュネに覆いかぶさってしまうという心底どうでもいいエロシーンもどきの後、ようやくネッサが現れます。
「すてきすてき〜、おしくらまんじゅうって暖かそうで、ネッサ好きよ〜?」 しかし他一名が追おうとすると、すぐに姿を消してしまいます。 そのままクルー総出でネッサ捜索が開始されました。しかし現在地が把握できたところで、瞬間移動できるネッサはなかなか掴まえられない。 ネッサを呼んで廊下を歩くチビ女。ネッサが見つからずに部屋から出てきたフリュネ。 そして、その様子を撮影している謎の蜘蛛型ロボ。唐突に、本当に唐突に現れた蜘蛛型の小型ロボ。 CV島本須美「見つけましたよ、愛しい娘たち」 神殿へ場面転換。ロボからの盗撮映像を、僧院の偉い人数名が注視していました。 続けて、たまたま近くにいたネッサがカメラに入ります。 「やはり娘たちは、共に…」「取り戻しましょう、先にあの子を」 そして霞のように消える蜘蛛型ロボ。 思わず「うおっ」と声が漏れましたよ。 この制御不能騒動は実はこいつらの仕業だった?いやネッサの仕業だけど機に乗じて何か仕掛けてくる? どちらにしてもグラニッツ側としては最悪の、物語としては最高のタイミングでの敵役登場です。 蜘蛛1機ですから大したことはできないでしょうが、それでも妨害行為やシステムに更なる異常を引き起こすことは不可能じゃない。 それをネッサと協力してくぐり抜け、事件が解決して何かが動く。なるほど、ありがちながら悪い話じゃない。 なるほどそう来るか、そう来たか。さあここからどうなる。みんな無事に生き残れるか。生き残れても何か楔を打ち込まれてしまうのか。果たしてどんな結末を迎える。 ……結局、わかってるようでわかってなかったんですよね。クソ監督がクソ監督たる所以は、仕事と呼べるものを為す能力が一切ないからなんだって。 実はSS作家は、こうしてちょっとまともな演出が入っただけで、一気に先行きに期待してしまいました。 ちょろーい。今までさんざん閉口してた反動があったにしてもちょろーい。フィリピン人ホステスに入れ上げた挙句首くくったチョロよりちょろーい(中野英雄)。 それでは、今後一切話に関わってこないCV島本須美ほか数名は置いといて、続きをどうぞ。本当に彼女たちはこの後この話に出てきません。マジで。
全員がネッサ探索に全力を傾ける中、フリュネがいきなり倉庫に閉じこもります。 何をしているのかと駆け付けてみれば、私がいるからネッサが出てこない、なら私が非常用ハッチから外に出れば現われるはずだと言って、 電子ロックをピポパポいじくり回してました。すげえ、なんだこのゴリラ並の超短絡思考。 システム異常の今はそんなことしたって無駄だという他一名のツッコミ以前に、あなたハッチの開け方わかってます? 万一ハッチ開いても風圧と気圧と雷で、最悪ガラクタ母艦がお前ごと空中分解ですよ?人を巻き込んで自殺する気満々ですか?馬鹿でしょう? なんでSS作家が勝手につけた一話限りの渾名が、五話にもなって未だに通用するぐらい猿並脳味噌なんですかこのゴリラ。 そしたら他一名、いきなり「ネッサは多分もう拗ねてない、かくれんぼして遊んでるだけ、フリーダムなやつだから(要約)」とか言いだしました。 いくら何でも楽観論が行き過ぎてて、デューク東郷フェイスで「……そう考える根拠は?」としか言えません。一射一生。 しかし驚くなかれ。それに対するゴリラの答辞は、その上を行く意味不明さでした。 SS作家がいくら頭をひねっても、あらゆる面で内容を理解しかねるほど意味不明なお言葉です。以下抜粋。 「だからブローチから出さないでほしかった…」 「目の前に現れてしまえばつらくなります」 「僧院にとって大事なのは、私よりネッサなのです」 「だから、あの子を連れて一緒に全てを終わらせたかった!」 「愚かな繰り返しを終わらせることでしか、私たちには…!」 これが『第一話にて何のお願いも注意もせず他一名にブローチを勝手に託した』メスゴリラの言い分です。 日本語の文法としては正しいのに意味が全く通じず意図も伝わらないという、恐るべき台詞の一群となっているのがおわかりいただけますか? ゴリラ、お前は何が言いたいの?どうしたいの?どうなりたいの?何してほしいの?もう意味わからなさすぎて殺意湧くし沸きまくる。 業務妨害電話かけてきた屑が「弁護士いるからそっちと話せやwww」と開き直ったから「なら弁護士出せ」と要求したら 「この弁護士はわしのやぞ誰がお前に貸したるかwww」と解読不能の返事を寄越してきた時の感覚が、まざまざと蘇りやがりました。
しかし他一名も負けていません。ひと通り喋らせた後「違う、きっと違うよ!」とやっぱり否定から入ります。糞ウゼエ。 続けて「終わらせちゃったら、何も始められないじゃない!何も新しいもの見つけられないじゃない!」と、実に浅くて薄っぺらくて浅いお言葉を。 物事終わらせたら何も始められなくなってしまうのは、自分の中に芯の無い初心者だけですよ。 そりゃ状況や程度にもよりますがね、一から自分で築き上げてきた根本的な軸を持ってる人間なら 更地からリビルドの青写真作って実行に移すなんてすぐ出来ますし、ひとつの技術体系を封印してもすぐ別の体系を身に着け前より強くなることだってできる。 拳児や空手バカ一代ですよ。八極拳や空手という自分の中の核があるから、それらを一旦忘れて八卦掌や太極拳といった別ジャンルを学んでも、 全くブレずに自らをより発展させられる。逆に核がないまま他を学ぶと何もかもがガタガタになり、場合によっては取り返しのつかない事態にまで至ってしまう。 どういう分野であれ技術職を何年もやってれば、それを体で知った経験が一度ならず幾度でもある筈なんですがね。 アニメ制作なんて技術が物言う業界で、この監督は今まで何を学んできたんでしょうね。何も学んでいなかったんでしょうね。 他一名、一方的に話を続けます。 「ネッサには一瞬一瞬が新しいって気がする。だから、全てが楽しくて」 「俺も、この艦乗って、ちょっとだけ楽しいかなって思える時があって」 「自分でも意外なんだけど、今まで見えなかったものが見えてくるのが楽しいって、なんか自由かなって」 「だからネッサは自由なんだ」 なんか雰囲気良さげなBGMに乗せて、人情に訴えかけるような良さげに聞こえなくもないことを喋ります。 SS作家の脳裏には吉本新喜劇という言葉が浮かびました。場末の食堂を舞台にしたくだらないストーリーを申し訳程度の人情話で〆る、あの吉本新喜劇。 取ってつけたような良い話もどきなのがいかにも劣化新喜劇です。時間的にも終わりかけですし、ちょうど人情話パートに入りやがったなと。 結局この場はゴリラ「あなたは何もわかってない」他一名「何も言わないくせにわかるかよ」のやり取りで決裂し、ゴリラは倉庫の更に奥へと逃げます。
そして倉庫の奥へ逃げたゴリラの前に、取ってつけたようにネッサが現れました。知ってた。誰でも読める。 ゴリラ、なんか驚いた顔して嬉しそうに涙流します。もうこいつの言い分や行動は考えるだけ無駄なので考察しません。 それからふたりのやりとり 「かくれんぼしてたけど鬼に見つかっちゃったね」 「ネッサ、鬼だったの?」 「ネッサが嫌じゃなければ」 「ネッサ、フリュネ見ぃつけた♪」 「それじゃ、私の手をつかまえてみんなの所へ連れてってね」 システムエラー騒動、これにて終結。ヤマもオチもイミも何もなく、僧院の連中も全く絡まないまま完全決着。 それから、ネッサもゴリラも他一名もなんとなく母艦の連中に溶け込めるようになり、 他一名はおばさんたちから赤ふんどしを穿かされてめでたしめでたし、どっとはらい。第五話・終。なんだこれ。 あとエンディングの歌詞が英語から日本語になってました。どうでもいい。 今回のあらすじ:ネッサがシステムトラブルを起こした。ゴリラが解決した。なんかみんな仲良くなった。それだけ。 総評:創作の才能の領域にクソを詰め込んだクソ監督が作った、いつも通りのクソアニメのいつも通りのクソ回。 あと、今まであまり意識してなかったですが作画も良くありませんでした。監督できてねえ。
正直、全部ほっぽり出して "When Johnny comes marching home" について語りたい気分なんですけどね。 近年ガルパンやブラクラで広く知られるようになったみたいですが、個人的には風と共に去りぬと塀の中の懲りない面々で、 ミッチミラーコーラスの昔ながらの勇ましい感じもいいけどドリー・パートン版がやたら悲壮感あってすげえとか、そういう話を目一杯したいです。 でも大事なことに気付いてしまった以上そうもいかないんで、書くだけ書きましょう。仕方がない。 フリュネは、間違いなくあのクソ監督が作ったキャラです。 クソ監督をモデルにしたとかクソ監督の意見を反映させたとかじゃなく、あのクソ監督が自ら拵えて自ら動かしてるキャラ。間違いなく。 なぜそう思うかと言って、キャラの人間性に行動原理が全くない。こういう時にはこういう行動を取る・取るであろうという ある種の予測や期待というものが、フリュネというキャラの背景に全く見えてこない。 現実世界でも創作でも印象に残るキャラクターって、みんな行動原理がはっきりしてるんですよ。いつ如何なる時でも正々堂々とか、 勝つためにはあらゆる手段を惜しまないとか、普段はダメでもやる時はやるとか、家庭犠牲にしてでも仕事一筋とか。 このフラクタルでも、あんちゃんや爺といったキャラが立ってると言える人物には どんな信条や性格に基づいてこんな行動をしてるのかというのが鮮明に見える。その評価は別にしてもバックボーン自体はよくわかる。 しかしフリュネにはそれが全くない。いつのどのシーンを見ても行動はその場限り、何を考えていて何がしたいのかが全く把握できず、 何らかの背景があってそんな謎の行動をとっているんだろうなというのも一切伝わってこない。 その場その場でクソ監督に都合よく動かされるだけの、魂も人格もないただの不細工なマリオネットです。 しかも監督の糸の繰り方が下手なもんだから、人形にすらあるまじき意味不明な動きしかできない。クソ監督の糸の繰り方が滅茶苦茶にド下手なもんだから。 こんなキャラ、創作の才能の全く無い人間じゃないと作れませんし動かせませんよ。素人のSS作家の方がまだまともなものをお出しできる。そのぐらいあり得ない。
そんなフリュネのクソそのもののキャラに、折角出した僧院の連中を全く絡めなかったクソ構成。第五話はもう評価にも値しない出来です。最低株価更新中。 それでもあえて今回の見所の話を挙げるとしたら、アレですね。完全に怪我の功名ですけど、他一名に女装少年としての道があると気付けたことですね。 どうせ受け身受け身流されるままで何もしない出来ない主人公(笑)なんですから、顔だけはそこそこに良いのを生かしてそういう方向に行くとよかった。 そうすればお色気担当として何の役にも立たない女どもに代わって色々目立てたろうし、 そういう趣味の同人作家が多少なりとも食いついて売上に貢献してくれたかもしれないのに。全く惜しいことをする。 ちなみに日本ではそういう趣味の女性のことを腐女子と呼びますが、英語圏ではカップルの組み合わせを×でなく/(スラッシュ)で表わすことから スラッシャー(Slasher)と呼ばれているそうです。ユワッシャー? イチゴ味経由で北斗の拳とトキに大ハマリした腐女子に「トキをかける(×)少女かオマエは」と言ったら、 「むしろトキにかける(×)少女です」と笑顔で返されたのを思い出しました。うまい。 というわけで第五話レビューは終了です。 そしてAmazonリストからいただいたDVD二巻までが終了したため、フラクタルレビューは今回で休止となります。 第六話以降についてはDVDの三巻・四巻を贈っていただけた時に、改めてレビューさせていただきます。 というかここまで来たら最後までやらないと気持ち悪いんで、どなたか贈ってくださいレビューやらせてください。 今ならAmazonギフト券贈っていただいても迷いなくフDVD購入にぶっこめます。マジで。 ただいずれにしてもフラクタルレビューは一旦お休みして、次はワキガ(非新章)か私の優しくない先輩(原作)をやる予定です。 いつになるかは確約できませんが、近日中に。それではまたお会いいたしましょう。SS作家でした。
レビュー、乙でしたー ニーチェの言葉を持ち出すまでもなく、メンタルヘルスには注意してくださいね ヘタクソ演出の拙いアニメも、ぐちで緩和されてるからなんとか読める 延々ボケばっかりで笑いどころのない一人芝居が、横にツッコミがいて漫才になることで笑えるようなもんでしょうか
SS作家様おつかれさまです ぜひマリーのさよならの朝に約束の花をかざろうをお口直しに御覧になって下さい
うーん、いかにフラクなんたらがチグハグな駄作かわかるレビューですな 演出とか監督とかはともかく演じた人たちが気の毒ですよね
もし わたしが雨だったなら それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように 誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか
ぼくたちは ひかれあう 水滴のように 惑星のように ぼくたちは 反発しあう 磁石のように 肌の色のように
剣を握らなければ おまえを守れない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない
そう、我々に運命などない 無知と恐怖にのまれ 足を踏み外したものたちだけが 運命と呼ばれる濁流の中へと 堕ちてゆくのだ
我々は涙を流すべきではない それは心に対する肉体の敗北であり 我々が心というものを 持て余す存在であるということの 証明にほかならないからだ
レビュー、文才なさすぎてワロタ くっそ長々と書いてるけど、内容は些末なディティールに難癖をつけて「こんなもんを作る監督はクソ」っ言い続けてるだけ 中身がない
>素人のSS作家の方がまだまともなものをお出しできる じゃあやって見せろよ
面白ければ些末なディテールは気にならないもんだけどね 気になるってことはつまらないんだよ、基本的に
あらすじを要約することなく枝葉末節を書き綴って逐一突っ込みを入れるスタイルは 小学校の読書感想文でも怒られるやつだな
つか読めば読むほど心底どうしようもないレビューだな フリュネが行動原理の読めないロボット人間みたいなキャラなのは、物語が進んで彼女の生い立ちを知れば「なるほどな」とわかることなのに 途中まで見て「それが伝わってこない!」と軽率に判断を下してるし ましてや「キャラがクソなのは監督がクソだから!」とか、もはやレビューや批評の振りをした、ただの罵倒でしかない 作品についてなのか作者について論じてるのかすら混乱してるような低レベルなレビュー(笑)は、Amazonなんかにいくらでもあるから目くじら立てる気はないけど これを書いて自分が優れた批評能力を持ってると勘違いし、 プロよりうまく作れると吹聴する自意識過剰ぶりは、見てて頭痛がしてくるね ま、本当にそう思うならばやってみたら? 「素人だから」と言って逃げてないでさ
全部正面 全部正面全部正面 全部正面全部正面全部正面 全部正面全部正面全部正面全部正面 全部正面全部正面全部正面全部正面全部正面
優れた批評というのは 作品のテクストや文脈を論じる事で 消費者が気が付かなかった視点を提示したり、批評対象の価値を見出したりできるものだよ SS作家さんのレビュー(笑)は、その観点から見て0点だね
「但馬ラーメン 六地蔵店」 初めて勤めに出て、六地蔵で一人暮らしを8年以上続け、ずっとお世話になった店。 僕の社会人一年目からずっと見守ってくれた店です。 仕事で泣きたい夜も、心細い夜も、騒ぎたい夜も、このラーメンを食べました。 カレーラーメンにハマりました。 実はビールの旨さを覚えたのもこの店。若い僕に人生の苦さと旨みを教えてくれました。 ずっと食べたかった味。東京に引っ越して6年ぶりに、今年(2016年8月15日)、来訪して食べました! 懐かしい!店内変わってない!ちょっと古くなったかな? フロアーの名物オヤジはいなかったな。さすがに引退したのかな? でもスペシャルラーメン、味は全く変わらなかったです。 旨かった……もう冷静な判断はできません。僕の駆け出しの8年間が詰まっている味です。 いやでも懐かしさ補正では決してないはず。ラーメン王国東京で食べ歩き、鍛え抜いたこの舌でも納得したのだから、十分勝てる味だと思います。 一緒にいた連れも「俺ラーメン嫌いだけど、これは旨いっす」と言ってたので、本物だと思います。 本当に、今もあってくれて、ありがとうございます。 帰り、店に手を合わせました。 末永く繁盛しますように。 ↑ラーメンの味がろくに語られずレビュアーの自己主張に満ちたこれは何点ですかね? どこに気が付かなかった視点だの批判対象の価値だのが語られてるのか教えてほしいものだ
これはレビューではなくただの日記じゃん 「ヤマカンがそう感じたならそうなんだろうな」という話で終わり、100点 味にネチネチと陰湿な批評()を行ってるわけでもないし、 味の批評からいつのまにか店主への侮辱になってるでもないし、 ましてや「俺のほうがうまく作れる」とか頭の悪いことをほざいてるわけでもない ヤマカンはアニメに対していくつか批評を書いてるけど 文章力はともかく内容は誰かさんよりはずっと真面目に書いてるよ
俺から整体師に言えることはひとつ 「創作なめんな」
>>304 残念ながら日記じゃなく本気で食べログに投稿したレビューなんだな
まあそうだよね、この駄文じゃ到底レビューなんてものの域にも達してないわな
元業界人の自称アニメ監督に贈る言葉 「創作なめんな」
10年近く他人の金に寄生しと創作ナメてたから今乞食なんでしょ
>>304 食べログのレビューを見る人は
気になるお店の情報が欲しいわけで
レビューの日記は求められてませんよ
>>303 よくこんな駄文を投稿できるな、こっちが震えるわ
ラーメン屋のことより自分のことを書きたくて仕方ないキモオジサン
「おすすめのラーメン屋教えて」 「ここがいいよ。俺の駆け出しの8年間が詰まってる味」 「何それ不味そう」
しかも店主かわってるくらい行ってない店なのに語る気ばかり満々のキモオジサン
凍結野郎カマヤン
おじさんが本垢の凍結怖くてチキンになったからつまらない
糞アニメレビューが一旦途切れたせいか、精神的な疲れがどっと来ました。 ここで無理せず息抜きしないと心が折れるのは経験上わかってるのですが、WUG新章など下手にレビューに関わるものを観てしまうと 考えることが増えて逆効果になりそうだったので、一旦レビューと全く関係ないことをすることにしまして、 かなり久しぶりにペルソナ2罪を始めました。3でも4でも5でもなく、2。2の前後編の前編。 本当は罰のグラサンコンビの「お前らよくその程度の歪み方で済んでるな」と言いたくなるハードモード人生を見たいのですが、 残念ながら罪から始めないと罰の破壊力がマシマシにならない仕様なので、今はスロットで序盤にあるまじき資金を稼ぎつつ、 急いで話を進めているところです。今はカス高で康夫が消し炭にされたあたり。ノヴァサイザーのモノクロ無音演出だけでも早く見たい。 それはさておき、息抜きのおかげでちょっとやる気が出てきたので、予告通り糞アニメレビュー再開の前に別作品のレビューを一本挟みます。 糞監督の作品ではありませんが糞監督との関係がなきにしもあらずという、アレのレビューを。
☆小説「私の優しくない先輩」著:日日日 05年、碧天舎の恋愛小説コンテスト・ラブストーリー大賞の受賞作を、同社が出版したものです。 作者のペンネームは日日日と書いて「あきら」と読むそうです。晶の字を分解したのでしょうか。 1986年奈良県生まれ、当時19歳の新鋭ですが、著者プロフを見るにこの作品を書いたのは18歳高校三年生の時のようです。 それはともかく碧天舎?そんな名前の出版社聞いた事ないぞ?でも知らない名前の割に、単行本の表紙絵に榎本ナリコを起用という豪華なことをやってる。 装丁もそんなに悪くないし、もしかしたら知らないだけで結構有名なレーベルを持ってる?ここは一体どんな強みを持ってる会社なんだ? と気になって調べてみたらば、当時詐欺的商法として流行してた自費出版商法を手掛けてたところのひとつで、06年に倒産してました。色々納得。(体言・止め) ところで榎本ナリコといえば、久しぶりに読んだコミックバーズで相変わらずのイメージのまま連載していたことに驚きましたが それ以上に、新谷かおる(&佐伯かよの)と冬目景が揃って連載陣に名を連ねてることが更なる驚愕でした。 コミックバーガーか。ソニーマガジンどころかスコラ社か。これで藤原カムイがいたらある意味完璧だった。でも雷火あまり覚えてない。全巻読んだはずなのに。
それでは、あらすじ。 舞台となるのは九州の過疎の島・火蜥蜴島(ひとかげじま)。 主人公の女子高生・西表耶麻子は生まれた時から病弱で、療養のため物心つく前にこの島に移り住み、以来十数年間、両親とともに火蜥蜴島で生活を送っています。 しかし高校生になっても病状は改善せず、ちょっとした運動やストレスで発作を起こしてしまうなど、いつこの世の人でなくなってもおかしくない状態です。 そんな耶麻子ちゃんには、秘かに思いを寄せる同級生がいます。しかし気恥ずかしさなどのせいで、なかなか思い通りに接近できません。 そのかわりに寄ってくるのが、過疎の学校ならではの事情によりいつも体育の授業でコンビを組まされる先輩・不破風和。 自分のことを遠慮なくヤマネコ呼ばわりするなどデリカシーのないこの先輩のことを、耶麻子は大変苦手にしています。 そんなある日、同級生宛てのラブレターをその先輩に見られてしまいさあ大変。一体このノンデリカシー男は何をしてくるのか?と思いきや 意中の彼も一緒に文化祭の出店を手伝えと、まるで仲を取り持ってくれるかのような「らしくない」お達し。 さあ、私の優しくない先輩の思惑と、私と彼の恋の行方やいかに? 文体は、耶麻子の一人称視点です。ラノベでちょくちょく見られるあの形式。このスレで有名なところでは涼宮ハルヒシリーズがそれですし、 もっと古くはスレイヤーズ、比較的最近なら魔法科高校の劣等生の追憶編でも使われていました。でもそれ以外はよく知らない。 この作品について言えば、モノローグ多めではありますが実に読みやすく軽妙なテンポで話が続きます。 語彙や表現についても特におかしいところはなく、技術的に完成しているとは言えないまでも、この歳でよくここまで書けたものだと驚かされるほどです。
しかしこの作品、面白い面白くないだけで言うなら、間違いなく後者です。面白くありません。 何が面白くないと言って、リアリティがなさすぎる。 あらすじで書いた通り、主人公である耶麻子は病弱です。体育の授業ででんぐり返しすらまともにできないどころか、 でんぐり返しした途端に発作で死にかけるぐらい病弱です。誇張じゃありません。本当にそのシーンが劇中にあります。 おそらくは、この頃の流行だった韓流ドラマやケータイ小説によく見られた病弱・不治の病設定を盛り込んだものなのでしょう。 この重大な設定を、軽妙なテンポの一人称視点が完全に台無しにしている。 本当に軽妙なんですよ。ネガティブなモノローグでも悲壮さを全く感じさせず、軽やかでポジティブで生命力に溢れてるなって流し読みだけでもすぐわかる。 これで病弱なんてどう考えても嘘だ。ギャグ漫画の吐血キャラ以外でこんなに心が元気な病人見たことない。 死が隣にいる人間、死に取り憑かれてる人間は、天真爛漫にしてもこんな健康的にはなりません。 はだしのゲンがいい例ですよ。焦土になった戦後の広島で元気にたくましく生きる、一言で言えばその通りの物語なのですが、 原爆で植え付けられた恐怖や悲しみや憎しみはどうやっても拭えない。それを振り切るために殊更に明るくなってしまっている面が間違いなくあって、 時にそのパラドックスが狂気の形になって発現する。暴力主義そのものの反戦思想なんてその最たるものでしょう。 そういう、軽妙さや明るさの裏の恐怖や狂気というものが、この作品と主人公には全く見られない。 ただ明るいだけ、ただ軽妙なだけ。影があるはずの場所に影がなく、光以外なにもない。これじゃあ違和感しか感じようがありません。
こんな根本的な部分で違和感を覚えさせてしまった以上、話を面白くするには奇抜なストーリーラインが必要不可欠になってくるのですが、 残念ながらあらすじもオチも奇抜・斬新とは言い難い。ああうん、割と誰でも思いつくよねという凡庸なもの。 しかもそれだけじゃなく、登場キャラも薄い。モノローグを多用した軽妙な筆致で主人公の内面や周囲の環境はうまく表せてるのですが、 その一方で、他の登場人物に対する描写がかなり置き去りになっています。 特に、もう一人の主役のはずの不破先輩のキャラが全く掴めない。運動神経抜群、ガサツでデリカシー少な目、わかるのはたったこの程度。 それさえも特に際立った描写じゃなく、そもそも登場シーン自体が少ない有様なので、全く心に残らない。まあそういう性格の人っぽいねという印象があるだけです。 これ以外にも、細かい描写や設定が本当に雑。舞台が南国九州の島である必要がどこにもなく、 それどころか医療施設が整ってない過疎地にこのレベルの重病人を住まわせて全日制の高校に通わせてる時点であまりにおかしい。 知識も経験も浅い子供が、世の流行に乗って勢いで書き上げちゃったんだなあというのが見て取れてしまう、 ある意味で微笑ましい、しかしある意味かなり痛々しい一作です。もう一度読み返す気にはとてもなれません。
されど、文章力は良い。世辞でも茶化しでもなく、本当に軽妙でテンポが良く読みやすい。自費出版商法の会社主宰とはいえ大賞を獲るだけのものは持ってます。 色々な意味で経験が浅かったためにテーマと文章力のタイプを合わせられず、舞台やキャラの立て方も不十分なよろしくない仕上がりになってしまいましたが、 裏を返せば、それさえ克服できていれば名作になり得たポテンシャルが間違いなくありました。 漫画で言うなら、絵や構成は良いのにストーリーやキャラ立てが下手で失敗した、そういうタイプの作品です。 二流三流とか面白くないの一言で切り捨ててしまうには、はっきり言ってあまりにも惜しい。 著者はこれで当時18歳。先行きがどうなるかは誰にもわかりませんが、もしうまく経験を積んで成長することができたならこの子、 或いは文筆家として結構いい線行くんじゃないかとSS作家は思いました。世辞でも茶化しでもなく本気で。 そして読み終わった後、レビューのためにこの作品のWikipedia記事を読んで、そこからリンク貼られてた作者の記事に飛んでみたら、 この後ラノベ作家として元気に活動し、デビュー以来13年でかなりの数の作品を上梓していると書いてありました。 そりゃそうだ活躍しないわけがないよねと、SS作家は納得しました。 会社は死すとも作者は死なず。めでたしめでたし。これは本当にめでたい。よかった。 あと、Wikipediaのこの作品のあらすじやキャラ紹介がかなり間違ってました。誰か頑張って直してあげてください。自分でやれ?やだよめんどい。
これでおしまいか思った?残念、もうちょっとだけ続くんじゃ! 筆が乗るってのは恐ろしいですね。 糞アニメレビューで心が折れて、エネルギーを少しでも取り戻すためのリハビリ感覚で日日日小説のレビューを書き始めたはずなのに、 書いてるうちにどんどん元気になって、今やアドバンシングガード決めた承太郎みたいに「もっと来いオラァ!!」な気分になりつつあります。 「気が乗らねえ」「体調クソ悪い」「このまま稽古やったら間違いなく数日寝込む」とか思いながら半ば惰性で道場に行ったら、 体を動かしてるうちに心身ともに元通りになり、一時間もしたら投げる顔面ストライクなアンパンマンみたく元気そのものになってしまってるという、 体育会系体質あるあるですね。知ってる。昔イヤってほど味わった。イヤってほど味わいまくった。 じゃあ、この流れで新しくレビューやります?やるしかねーでしょう。 レビュー対象は?当然アレしかねーでしょう。SF糞アニメでもアイドル糞アニメでもなく、アレ。 今このタイミングでやるならアレのレビューしかねえです。やるなら今しかねえ。やるなら今しかねえ。六十六の親父の口癖は(以下略
★実写映画「私の優しくない先輩」監督:山○寛 2010年作品。制作はアニプレックスや講談社など数社。通称「私優先」。 この書き出しを作ってる時点で、SS作家はまだ本編を見ていません。 ですが、アインザッツとフラクタルと薄暮PVと本人との様々なやりとりで、クリエーター山○寛と山○寛作品は論ずるに値せぬものと既に身を以て知っています。 なので今の時点でもう断言していいでしょう。この作品はクソです。間違いなくクソ映画です。 そもそも原作の時点で「筆致に見所はあるけどストーリーは…」という出来なのに、それを別の媒体に移してみたところで面白くなろうはずがない。 それでも実力派の映画監督が換骨奪胎しまくるならまだ可能性はあるでしょうが、糞しか作れないのが保証されてるアニメ糞監督が、 よりにもよって生まれて初めて実写映画を手掛けるなどと宣うんじゃ、どうやったって並未満のどうにもならない作品しか出てこないでしょうよ。 DVDのパッケージには「山○寛×川島海荷×金田哲(はんにゃ) 奇跡のコラボレーションが実現」とのキャッチコピーが踊っていますが そりゃこの糞監督が映画なぞやらせてもらえた時点で奇跡ですよ、Ordetですよ。え?Ordetは奇跡じゃなく言葉だって?日本語を勉強してくださいね(笑) そういえば、この映画の宣伝の為に方々へ出演していた時の写真は未だに伝説になっていますね。 一体どこでどんな事故に巻き込まれたのか、脛の骨がグネグネに曲がるというあり得ない骨折をしながら ギブスも松葉杖もなく主演の両名と一緒に笑顔で写っているという、お前は痛みがわからないのかと思わせる一枚は本当に凄まじかった。 その後遺症なのか、近年は身長が縮むことが度々あるようですね。SS作家が呉で見た時は175cmの作家とそれほど変わらない身長だったのですが、 悪魔の巣窟秋葉原では10cmかそれ以上小さくなっていたというアレ。人体って本当に不思議ですね。
・開始10分経過 既に糞映画確定しました。何が糞といって、主役のモノローグで状況と設定を全部説明してる。しかもモノローグの出てこないシーンが皆無。 映画でも小説でも漫画でも「登場人物の説明台詞だけで状況を伝えるのはNG」って基本中の基本じゃないですか。サッカーでは手を使うな級の基礎事項ですよ。 レビューじゃなかったらもうとっくに見るの打ち切っとるわ糞監督め。この朗読劇もどきがあと90分も続くのか。さっさとペルソナ2の続きやりてえ。 あとなんかミニミュージカルやってたけど、たぶんこれっきりミュージカルが出てくることは二度とない。だって糞監督だから。 ・20分経過 はんにゃ金田に高田延彦に小川菜摘と豪華な面子連れてきても、監督が能無しだから全部無駄。 相変わらずモノローグ糞うぜえ上に、原作の説得力ない描写をそのまま全く手を加えず使ってるもんだから、もうどうにもならん。酷い。 SS作家の脳内ではハイロウズの「チェンジングマン」がエンドレスリピート中。悲壮感ならハイロウズの中でも指折りのあの一曲。 「死にもの狂いでやらなきゃダメなんだつまらなくなる」って言いますがね、死にもの狂いでこんなもの鑑賞したかないですよ畜生め。 ・30分経過 ペルソナ2の魅力ってーとやっぱりアレですよ、丁寧かつ大胆に痛いとこついてくるシャドウイベント。 罪も大概エグいですが、場数踏んだ大人が今なお乗り越えられてない根深いトラウマを容赦なくエグってくる罰は、もう本当にキツい。 そのイベントの数々を乗り越えた末のラスボスが、これまたアホほど強くてもうね。初プレイの時は実力不足で完全に詰んでしまい、 結局最初からやり直さざるを得なくなってプレイヤーのこっちまでトラウマでした。罪がヌルゲー気味だったせいで舐めてかかってた。おかげでショックも倍率ドン。 映画の話?唐突に漫画調の一枚絵が挿し込まれたり書き割りの前でコスプレで演技させたり、延々「無理無理」言いながら走り回る演出が糞寒い。モノローグ糞うぜえ。
・45分経過 モノローグ糞うぜえ。作劇の基礎の基礎もできてねえこの監督は馬鹿か。 元いじめられっ子少女の声が小さすぎる。声張らせなくても音量いじれるだろこの監督は馬鹿か。 ことごとくスベり倒す詩的モノローグ(笑)とウケ狙いの演出の数々に頭が痛い。まるで初撮影映画ではっちゃけた学生みたいなこの監督は馬鹿か。馬鹿だ。 愚地克巳「これでやっと半分ってところだよ」烈海王「救命阿」バキ「足腰立たなくなるまでブッ叩く」 ・50分経過 雨の中での主人公と金田のふたりの見せ場が、なんかいきなり普通に見れる出来になってた。「アインザッツの三章以降と同じ現象が起こったのか」と直感する。 ・60分経過 モノローグが今までに比べてかなり控えめになり、俳優が普通に演技してる場面が増えた。「アインザッツの三章以降と同じ現象が起こったな」と確信する。 ・それ以降 主人公の病気は心房中隔欠損だった。映画オリジナル設定。ほぼ健常から致命的症状まで、広くカバーできる現実的な心疾患ではある。 金田哲の独壇場。名うての芸人が本気で騒ぎ出したら、中の人が若い主人公他一名は食われるしかない。でもいいのかこれで。 ここら辺から、原作のうーん…なシナリオにどうにか説得力を持たせようと苦心し始めたのが見て取れる。 映画ってプロの作った脚本があってプロのスタッフがいれば一応は形にはなるもんなのかなと、色んな意味で感心する。 でも、面白い面白くないだけで言うなら間違いなく後者。面白くない。 なのに50分以前が糞オブ糞だったせいで相対的に良く見えてしまうのが困る。あれだ、珍走団が一般人レベルに更生したらそれだけで偉く見えるのと同じ現象。 スタッフは本当に頑張ったと思う、スタッフは。 ああ、ミニミュージカルは冒頭以降全く出てきませんでした。予感は正しかった。 ・エンディング 舞台となった学校で出演陣が踊ったり色々する中、主役が広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」を歌って終わり。別に印象的でも何でもない。 この歌が出た頃、末広って苗字の同級生が広末って呼ばれてマジで嫌な顔してたのを思い出した。 ●総評 TAMA映画賞の最優秀新進監督賞とやらを受賞したそうですが、カネとコネが働いてないなら相当レベルの低い年だったようです。以上。
フラクタルのレビューで、糞監督が糞たる所以は @想像力と観察力が一切ない、Aその根源となる物事や他人に対する興味が一切ない、Bそもそも地頭が良くない の三要素だと書きましたが、今回新たにもうひとつ追加です。 C逃げ癖持ちのヘタレ 何事も一度だけなら、不幸や偶然で図らずも「そう」なってしまうことはあります。 しかし、小説に映画と同じ年の内に立て続けに二度も同じ事が起こったなら、それは偶々とは考えにくい。 加えて、2017年春のあの出来事。CFサイトやらツイキャスやらブログやらでアンチだ弁護士だとさんざん煽って喧嘩売っておきながら、 そのつもりならその喧嘩根こそぎ買い尽くしてやるわと拳振り上げた途端、ありがとうございますしか言えない人工無能と化して耳塞いで逃げやがったあの事案。 そして言わずと知れた薄暮。 ここまで重なったらもう断言して間違いありません。この糞監督は、遊びでも仕事でも喧嘩でも思い通りにいかないとすぐに投げ出して逃げる、 真正面から戦う能力も意志もない無能で卑怯な臆病者です。 飽きて気力が失せたのか、制作能力絶無という現実を今更悟ったのか、誰かから死ぬほど怒られて心身が竦んだのか知りませんがね、 そうやって自分で始めたアクションを途中で放り出すから、あらゆる人間から見下されてエンガチョ扱いされるんです。 無能でも無能なりに仕事を全うすれば、低評価は避けられないまでも擁護の余地はできる。でも途中で逃げたらその擁護の余地すらなくなってしまうんですよ。 しかも関係者からしたら、逃げた奴が本来負うべき仕事と責任を急遽被せられることになるわけで、本当に迷惑以外の何物でもない。 君が誰にも関わってもらえなくなったのはね、ワルどもの嘘と悪とに押し潰されたわけじゃない。君自身の卑怯と不義理が当然の帰結をしただけなんですよ。 むしろみんなよくここまで我慢した。SS作家に言わせればなんでこんなになるまで我慢した?ですけど、 同じ業界近い世界ならそう簡単に処せない事情もあるでしょう。大人である以上、大人の事情というものには抗えない。 それだけに、非業界人のSS作家が「バックに弁護士なんかいない」と本人にゲロらせたのは、 1986年日本シリーズ第8戦の秋山のバク転ホームイン級の殊勲打だったと自負しています。オールド鯉ファンのトラウマ。
以上、現プロ作家のデビュー小説と、そのデビュー小説を原作にした糞監督による糞映画のレビューでした。 「私の優しくない先輩」は個人的には読むのをオススメしませんが、有名作家のデビュー作という記念碑的な位置づけの作品なのは間違いありませんし、 全く見所がないわけでもないので、お気が向いたならどうぞ、SS作家の好みではないだけで案外面白いかもしれませんよという感じです。 「私優先」は語るに及ばず。クソ映画(not B級映画)マニアでないなら観るだけ時間の無駄。石炭握ってダイヤモンド作ろうとする方がまだ有意義です。 バキはこのまま第五部突入ですかね。今度は野見宿禰か。それより餓狼伝のスクネ流はどうした。ガルシーア柔術と同じで投げっぱなしか。知ってた。 そんなわけで、次回からはいつも通りSF糞アニメ、通称フラクタルのレビューを再開します。第六話から。 楽しみだと仰る方はぜひ、あなたの好きなAV女優の名前を書き込んでください。 楽しみじゃねえよお前のレビューなんか面白くも何ともないしヤ○カンに粘着するクソアンチは今すぐ死ねと思われるなら、 愛須心亜と書き込んで送信してください。あなたがバレンタインチョコに名前を書くぐらい好きなAV女優の名前です。 SS作家の好きなAV女優ですか?残念ながらAV女優よりも海外ポルノスター派です。あちらはある種の獰猛さを感じさせる顔つきが多くて実に良い。 それではまた近いうちにお会いいたしましょう。 作家はこれから廃工場ランニング→懸賞応募を繰り返して、輝くたてがみ入手に頑張ります。少し早いですがおやすみなさい。
いつもスレ立てしてる者です プロバイヤーの方から、軽くお達しを受けたため暫くidなしのスレを立てることが、芳しくない状況となりました 思い当たる節は…、残念ながら相当ありました(笑) ip付きのスレは変わらず続いてますので、其方で歓談に興じていただければと
>>337 いつもスレ立てしてくれた方ですか
1日で2,3つ飛ぶスレ立ては大変でしたでしょう
今までありがとうございました
もし復活できた時はよろしくお願いします
それって おじさんスレを立てていることを 咎められたってことですか?
じゃあ当分はipスレだけにするかね 変な子も寄ってこないし
【CF乞食 糞野郎ゴミ屑おじさん】カリスマワナビ寛(ひろし)のSSをみんなで考えるスレ
http://2chb.net/r/net/1522448881/ 誰かが立ててくれたみたいですね
>>338 >>339 >>340 おはようございます、いつもスレを点ててる者です
僕は今日も元気なので変わらずスレ立てします、応援ありがとうございます
レビュー、40字くらいで改行できないでしょうか いや、横に長いと読みづらいんです
>>343 院長先生に意見するとかさてはヤマカンだなオメー
>>344 さすがに言い過ぎ
単なる要望じゃないか
おじさん実写のときもスゴいね、人体!な案件だったのか それにしてもしばらくみないでいたら野見宿禰って…… どこへ行くんだ別の板垣
>>331 ★実写映画「私の優しくない先輩」監督:山○寛
2010年作品。制作はアニプレックスや講談社など数社。通称「私優先」。
この書き出しを作ってる時点で、SS作家はまだ本編を見ていません。
ですが、アインザッツとフラクタルと薄暮PVと本人との様々なやりとりで、クリエーター山○寛と山○寛作品は論ずるに値せぬものと既に身を以て知っています。
なので今の時点でもう断言していいでしょう。この作品はクソです。間違いなくクソ映画です。
そもそも原作の時点で「筆致に見所はあるけどストーリーは…」という出来なのに、それを別の媒体に移してみたところで面白くなろうはずがない。
それでも実力派の映画監督が換骨奪胎しまくるならまだ可能性はあるでしょうが、糞しか作れないのが保証されてるアニメ糞監督が、
よりにもよって生まれて初めて実写映画を手掛けるなどと宣うんじゃ、どうやったって並未満のどうにもならない作品しか出てこないでしょうよ。
DVDのパッケージには「山○寛×川島海荷×金田哲(はんにゃ) 奇跡のコラボレーションが実現」とのキャッチコピーが踊っていますが
そりゃこの糞監督が映画なぞやらせてもらえた時点で奇跡ですよ、Ordetですよ。え?Ordetは奇跡じゃなく言葉だって?日本語を勉強してくださいね(笑)
そういえば、この映画の宣伝の為に方々へ出演していた時の写真は未だに伝説になっていますね。
一体どこでどんな事故に巻き込まれたのか、脛の骨がグネグネに曲がるというあり得ない骨折をしながら
ギブスも松葉杖もなく主演の両名と一緒に笑顔で写っているという、お前は痛みがわからないのかと思わせる一枚は本当に凄まじかった。
その後遺症なのか、近年は身長が縮むことが度々あるようですね。SS作家が呉で見た時は175cmの作家とそれほど変わらない身長だったのですが、
悪魔の巣窟秋葉原では10cmかそれ以上小さくなっていたというアレ。人体って本当に不思議ですね。
何にしても、SS作家はこれから本編を鑑賞します。SF糞アニメのように場面を追って逐一レビューすることはないでしょうが、
ここからいったい何をどう書くことになるのか、自分でも楽しみです。楽しみにしなきゃやってられません。ですから楽しみです。
感動したので他のアニメスレにも貼っていいでしょうか? 彼の悪評を広めるかもしれないので(笑)
★実写映画「私の優しくない先輩」監督:山○寛 2010年作品。制作はアニプレックスや講談社など数社。通称「私優先」。 この書き出しを作ってる時点で、SS作家はまだ本編を見ていません。 ですが、アインザッツとフラクタルと薄暮PVと本人との様々なやりとりで、クリエーター山○寛と山○寛作品は論ずるに値せぬものと既に身を以て知っています。 なので今の時点でもう断言していいでしょう。この作品はクソです。間違いなくクソ映画です。 そもそも原作の時点で「筆致に見所はあるけどストーリーは…」という出来なのに、それを別の媒体に移してみたところで面白くなろうはずがない。 それでも実力派の映画監督が換骨奪胎しまくるならまだ可能性はあるでしょうが、糞しか作れないのが保証されてるアニメ糞監督が、 よりにもよって生まれて初めて実写映画を手掛けるなどと宣うんじゃ、どうやったって並未満のどうにもならない作品しか出てこないでしょうよ。 DVDのパッケージには「山○寛×川島海荷×金田哲(はんにゃ) 奇跡のコラボレーションが実現」とのキャッチコピーが踊っていますが そりゃこの糞監督が映画なぞやらせてもらえた時点で奇跡ですよ、Ordetですよ。え?Ordetは奇跡じゃなく言葉だって?日本語を勉強してくださいね(笑) そういえば、この映画の宣伝の為に方々へ出演していた時の写真は未だに伝説になっていますね。 一体どこでどんな事故に巻き込まれたのか、脛の骨がグネグネに曲がるというあり得ない骨折をしながら ギブスも松葉杖もなく主演の両名と一緒に笑顔で写っているという、お前は痛みがわからないのかと思わせる一枚は本当に凄まじかった。 その後遺症なのか、近年は身長が縮むことが度々あるようですね。SS作家が呉で見た時は175cmの作家とそれほど変わらない身長だったのですが、 悪魔の巣窟秋葉原では10cmかそれ以上小さくなっていたというアレ。人体って本当に不思議ですね。 何にしても、SS作家はこれから本編を鑑賞します。SF糞アニメのように場面を追って逐一レビューすることはないでしょうが、 ここからいったい何をどう書くことになるのか、自分でも楽しみです。楽しみにしなきゃやってられません。ですから楽しみです。 これどこのスレに投下しよう?
確かに拡散すべき案件ではあるな 逃げ癖持ちであることと、途中から急に何故か映画としてまともになるところなんかは特に
>>351 毎回先発一回表ノーアウトで大炎上で投手交代ってカイエン青山かよ
>>352 ゆうちゃんはまだまだやめへんでー
マジレスするとさいてょ君でもそこまで酷かったのは記憶にない
さすがにさいてょ君が可哀想
5回11失点とかならあるけど
アンチに書けと言われたので、書きました 何も話すことはありませんが(笑)
>>354 IPスレに書けってアンチアンチくん言ってたんだよね?
IPスレで呼んでるぞって言われてたんだよね?
まだ日本語読めないの?
アンアン君はIPヤ○カンスレでヤ○カンさんの正当性を主張する事も出来ないクズ
>>356 だったら、せめてリンクくらい貼るのが、せめてもの筋ってもんでしょう?
まぁ書かないことで君のちっぽけな自尊心が満たされているなら、それはそれでオモロイからいいか
探し物一つ出来ない無能おじさん クレクレしか出来ない乞食おじさん どっちかだけでもアレなのにヤマ何とかさんのファンは…
>>357 > IPとIDの違いが分からない男
知能低すぎ!そんなん居るはずないやろー
そんなレベルの馬鹿、一人しか知らんなぁ。 たしかユタカという名前の、人格もフトコロもゆたかではない金集め詐欺師。
美意識や興味は 人それぞれだし、初心者を見下すようなマウント行為は いけません そんなことしてると、その業界は先細りしますよ
アンチ曰く知能の高い子らがアニメを作った結果が、今の惨状ですんで
俺のせいじゃないをこじらせてアニメアンチになったヤマカンの事かな?
>>367 旧章のせいで酷い目にあってたWUGかわいそうだったよね…
>>369 新章の惨敗を旧章に押し付けてんじゃねーよ、アホ
3日経って言うのが御門違いと言うか明後日過ぎる… どうみても旧章でどん底まで落ちたのを挽回してるのに
ヤカン氏は著名な方が亡くなると 死を悼む体を取りながら自分語りを始めます 正直人としてどうかと思います
ジブリの片翼が亡くなられたから鼻の穴ふくらまして大はしゃぎだろうな
870 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage] :2018/04/06(金) 14:35:57.23
>>862 そうだった鶴さんだった
大動脈解離っていう激痛伴う死と直結した発作にも拘らず
ちゃんと車を端に寄せ停車させた鶴さんはほんと凄いと思う
>>376 日本人の感覚が理解できないアンアン君ちーっす
この間Amazonリストからいただいた辛子蓮根、色々あって食べられなかったのをようやく口にすることができましたですよ。
●森からし蓮根社「元祖からし蓮根」(
https://www.amazon.co.jp/dp/B0749Q6NPM/ )
御存知の方も多いと思われますが、辛子蓮根とは、和辛子をたっぷり混ぜた味噌やオカラをゆでた蓮根の穴に詰め(この製品の場合はオカラ)、
きなこを混ぜた衣で厚く包んで揚げるという、熊本に古くから伝わる郷土料理です。
これがね、実にたまらんのですよ。蓮根のシャクッとしたいい歯触りを、衣のモチモチ食感がうまく中和してなかなか飽きさせないようにしてて、
そこから容赦なく飛んでくる辛子の衝撃たるや。昔の美味しんぼで「鼻をぶん殴られたような」と形容されてましたが、これ以上に適切な表現が他に見つからない。
ワサビの刺すような辛さと違い、殴るという打撃的な言葉が最も相応しい、突き抜けるような衝撃的な辛味が一気に飛んできます。
でも決して辛いだけじゃない、味噌やオカラの旨味がちゃんと背景にあるから、決して不快には感じずむしろ次々食べ進めたくなる。
SS作家の非常に大好きな料理のひとつです。
とはいえ日本人なら誰でも知っている通り、和辛子というのは非常に強烈な香辛料です。
いくら辛子蓮根が旨くて目いっぱい食べたいといっても、鼻にハードヒットを喰らい続けてずっと口にし続けられるものじゃない。
そこで出てくるのが、焼酎。日本酒と並ぶ日本の代表的なお酒、焼酎。
辛子で鼻腔が奥から先まで滅茶苦茶にやられてる時にね、焼酎をストレートで飲んで香りを鼻から抜くと、面白いぐらい辛味が吹っ飛ぶんです。
後には旨味の後味しか残らない。そうするとまた、辛子蓮根をいくらでも食べ進められるんですね。まさにマジック。
熱々炊き立てごはんじゃ不可能。日本酒やビールでもダメ。味の強い本格焼酎じゃないとこうはいかない。
しかしながら、本格焼酎なら何でも辛子蓮根にこれができるものではないというのを、今回初めて思い知らされました。 先日Amazonリストから二本いただいてレビューして、そのうち呑もうと大事に一本取っておいた球磨焼酎『吟香 鳥飼』。 同じ熊本の一品同士、折角の機会なんだからここで使わないでどうするとばかりに今回の辛子蓮根と合わせてみたのですが、 鼻から焼酎の香りを抜いてみても、辛子がうまく消えてくれない。まるで消し損ねた火が燻るみたいに、辛子のきつさが微妙に残り続けてしまいました。 『吟香 鳥飼』は非常にフルーティで香しい素晴らしい銘柄なのですが、どうやらそのフルーティさと辛子との相性が良くなかったようです。 冷静に考えたら、人間だって同郷どころか家族内でも相性の良し悪しがあるのに、産地の同じ物同士だからって一緒に食べて旨くなるとは限らない。 蓮根も焼酎も紛れもない良品銘品でしたが、残念ながら、短絡的に組み合わせても思うような結果とはなりませんでした。非常に悔しい。 しかしどちらも紛れもない良品銘品なので、それぞれ別々に楽しむには最高です。 辛子蓮根をおかずに少しずつ食べながら、熱いごはんを頬張る。何もすることのない休日昼に、肴なしにちびちびと焼酎を飲む。それだけでも十分満足です。 本当にいい物贈っていただきました。こうして辛子蓮根のレビューをさせていただいたことを、この場を借りて厚く御礼申し上げます。 ありがとうございました。本当にありがとうございます。 ……しかし、残念ながらこのままレビューを終えるわけにはいかない。 やりたくないがやらなきゃいけない糞アニメの話題。この腹いっぱいの幸せな気分のまま眠れりゃいいのに。 未満監督でもやってりゃここで引き返しも出来るんだろうがよ。ここがレビュアーの辛えところよ。
とりあえず第六回レビューの前に、ここまでの世界観ならびにキャラの紹介を。 舞台は32世紀の地球。 1000年前の22世紀に作られた超大規模コンピュータネットワーク「フラクタル」の恩恵により、地球人はみな労働から解放され悠々自適な生活を送っています。 しかしフラクタルが人類へ具体的にどんな恩恵をもたらしているのか、それは全くわかりません。 人間の体に入ってるらしいナノマシンに何らかの関係があるようですが、全く語られていません。ナノマシンも人体に入ってる「らしい」としかわかりません。 フラクタルの管理については「僧院」という女だらけの宗教っぽい団体が重要な役割を担っているようですが、その役割が何なのかは全くわかりません。 この時代の地球人は「ドッペル」という、ジョジョのスタンドのような虚像を発生させる能力を持っているそうです。 虚像なので実体に触れることはできないのですが、その虚像が人間のかわりにあらゆる労働を行い、食糧供給その他を全て賄っているそうです。 しかしドッペルが一体どういう仕組みで生産労働をしているのか、そもそもなんでドッペルなんてものが存在するのか、それは全くわかりません。 一方でフラクタルの恩恵を拒み、「人間らしい生活を送る」と主張して自給自足の生活を送る、スローライフ原理主義者の集団もいます。 彼らは「ロストミレニアム」と呼ばれ、様々な組織が各地でフラクタルに対する抵抗運動を行っているそうです。 フラクタル側は別に圧政を敷いてるわけじゃなく、ロストミレニアムを積極的に潰そうともしていません。 だから彼らも好きなところに引き籠って好きなように生活を送ればいいだけなんですが、 なぜかわざわざ銃を取って遠征し、一般市民を巻き込んだ大虐殺を行いまくってまで打倒フラクタルを叫んでいます。理由は全くわかりません。 あと彼らはフラクタル端末とやらを体内から摘出しているので、専用のバイザーをかけないとドッペルが見えないそうです。 フラクタル端末がどういう代物で何の役に立っているのか、そもそもどうやって埋め込まれたものなのか、それは全くわかりません。
伝聞形と「わからない」だらけでイライラしますか?俺はしません。 どうせ糞監督は何も考えてないのですから、普通の創作物のように真面目に考察するだけ時間と労力の無駄だと悟りました。 皆さまはこんな境地へ到ってはいけません。どうか心は健康なままで。 続けて、主要キャラ紹介。 ・他一名(本名クレイン) 一応このアニメの主人公。主人公の筈なのに積極的どころか能動的に動くことすらほぼ皆無、狂言回しにもなってないので存在理由がマジでわからない。 ゴリラかネッサにくっついてることがほとんどだから「他一名」。影薄すぎてSS作家ですら本名なかなか覚えられない。 ・ゴリラ(本名フリュネ) 僧院から逃げ出した巫女。世界の鍵を握るらしい。ちなみに巫女がどういう存在かもよくわかってません。 第一話にて意味不明に空中から崖へ飛び降り、10m以上落下したのに打ち身擦り傷だけで済むという異常な体の頑丈さと 言動が支離滅裂すぎて人間様とコミュニケーションがとれない異常な頭の回転を見せつけたため、SS作家が勝手にゴリラと名付けました。 しかし第五話が終わっても相変わらず行動&脳味噌がともに類人猿級なので、ゴリラの渾名は全く拭われないまま。 糞監督が丹精込めて作ったお気に入りのキャラとの話。なるほど類人猿になるわけだ。 人前でもすぐ服を脱ぐ癖がありますが、エロくも変態チックでもない。糞監督が丹精こめただけのことはある無味無臭さ。 ・ネッサ(本名同じ) ゴリラが他一名に勝手に託したブローチの中に入ってた。一応ドッペル。こいつが世界の鍵?髪型はツインテール。 一方通行(学園都市第一位)のベクトル操作のような能力を持っていて、その手で触れられたものはただの無機物だろうと容赦なく暴走させられる。 しかもその性格は打ち止めの無邪気さをマシマシにして知能を抜いたような凶悪なもので、 阿鼻叫喚の地獄絵図を目の当たりにしては事態を理解せずゲラゲラ笑っている。現実にいると最悪だが創作の人物としてはキャラ立ってて完璧。
・あんちゃん ロストミレニアムのひとつ、グラニッツ一家のリーダー。本名スンダ。しかし本名で呼ばれることないからあんちゃんで済ませてる。 気取った言い回しが目立つインテリヤクザ気取り革命家志望っぽいお兄ちゃん。CV浅沼晋太郎の熱演もあって何もしてない時はそこそこカッコいいのだが いざ作戦行動に出ると即座に無能さを露呈する。三話の棒立ちマシンガン斉射は伝説。当然悪い意味で。 何もしてない時はそこそこカッコいいのに。 ・チビ女 グラニッツ一家の一員。あんちゃんを兄様と呼んでる。金髪三つ編みにそばかすのお子様。一応本名はエンリ。 何かあるとすぐえっちえっちと叫ぶので、多分将来はエロいことばかり考えるド淫乱娘に育つでしょう。 第一話のゴリラ追跡の様子などを見るに、あんちゃんと同じく頭良くない。良くないというか非常に悪い。 つまりこのまま育つと、ファック大好きで頭悪いという非常にヤバい女になる。誰か成長する前にまともな教育施せ。 ・その他 爺:グラニッツ一家の相談役っぽい爺さん。通称大爺。絵に描いたようなスローライフ原理主義テロリスト。 デブ:チビ女についてたデブ。雑に死んだ。俗名ブッチャー。 ノッポ:デブの相棒。生命的にはまだ生きてる。 CV島本須美:僧院の偉いっぽい人。何してる人かは知らない。 司令官:4話のグラニッツ制圧作戦に出てきたおっさん。台詞回しが独特。 ところでストーリーに関係ないので今まで言及してませんでしたが、 DVDのパッケ絵やキービジュアルだとフリュネとネッサの髪は淡い紫色、スンダとエンリは赤みがかった明るい茶色になっているのに、 本編ではなぜか、フリュネとスンダがダーク気味のブラウン、ネッサが褐色がかった赤、エンリが金髪となっていました。 一体なんだこれ、何の意味があってこんなよくわからん変更を加えた?と思っていたら、 糞監督が最近の日記で「某吹奏楽アニメは髪型と髪の色があり得んからクソ」などと言ってたそうで、一気に全部繋がりました。 そんな意味不明かつどうでもいい糞リアリティを求めるならさ、なんで32世紀の未来なんか舞台にしたの?お前の頭は9歳児未満か? もうキリないからいい加減レビュー入るね。第六回。これでようやく全11話の半分。
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 20:25:15.53 ID:dK43SOXf0 五郎「うーっ、寒っ」 五郎(昼を食いそびれて夕方になってしまった・・・) 五郎(腹が減った、すぐに何か食べたい所だが牛丼って気分じゃないな) 五郎(何かあったまる物・・・かといって鍋なんかじゃ食べるまでに時間が掛かってしまう) 五郎(すぐに食べれて腹の底からあったまるような・・・) ガラガラガラ キマリ「おいしかった〜♪」 結月「寒い日の味噌ラーメン美味しいですね」 日向「寒ければ旨いなら、南極でも食べたいよね」 報瀬「南極で味噌ラーメン・・・いいかも」 五郎(味噌ラーメン!すぐ出てきてあったまる、よし、これだな) 五郎(・・・・・・南極とか聞こえた気がしたが・・・) 五郎(女子高生が南極に行くわけないよな)
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 20:26:34.14 ID:dK43SOXf0 ガラガラガラ 店員「らっしゃいませ〜」 五郎(先客はカウンターに一人) 小泉さん「・・・」ジッ 五郎(ずいぶん真剣にメニューを見ているな、どれどれ) 五郎(ん?メニューの最初が味噌ラーメン・・・味噌がメインの店なのか) 小泉さん「すいません、味噌ラーメンを」 五郎(やはり味噌ラーメンか、まぁ俺も最初から味噌のつもりだったし) 五郎「味噌ラーメン、と・・・餃子を」 店員「はい、餃子少々お時間掛かりますが・・・」 五郎「後からでいいですよ」 五郎(とにかく早く腹に何か入れたいからな) 五郎「ふぅ」 五郎(レトロな内装、古きよきラーメン屋って感じだな。落ち着く、が・・・) 小泉さん「・・・」 五郎(女子高生が一人で来る感じの店じゃないと思うんだが) ブルルルル キキッ ガラガラガラ リン「・・・」 五郎(ん?また女の子?一人で飯を食うのが流行ってるのかな) リン「・・・すいません、味噌を」 五郎(こっちも味噌ラーメンか、やはり味噌の店なのか)
●第六話「最果ての街」 話はまず、小高い丘の上の一軒家から始まります。 その家のすぐ裏には珍妙な形をした巨大な鉄塔があり、鉄塔にはそれぞれが全く違う方向を向いた多種多様なアンテナが設置されています。 その鉄塔の頂上では家の主らしき中年のおじさんが、工具箱をすぐ横のアンテナに引っ掛け、ハンマーで何かを叩く作業をしていました。 ちなみに工具箱は、おじさんがちょっと身じろぎしただけですぐに箱ごと真っ逆さまに落ちていきそうなの掛け方と位置です。 更に、おじさんの服装は普通のカーキ色のスラックス&ジャケットにYシャツ、軍手も着けず素手で、靴はどう見てもただの革靴、その上ノーヘルで命綱すらつけていません。 鳶職が見たら笑いながらタマ潰しに来るレベルのあり得ない描写です。人生舐めてるから創作も舐めてるんでしょうねこの糞監督は。 ふとおじさんが横を向いたら、グラニッツの緑の母艦がちょうど近くを航行していました。 やがて母艦は湖のほとりに着陸し、着陸した母艦から一同が地面に降りてきます。 あんちゃん曰く、もうしばらくしたら『圏内』に入るので、その前にメンテナンスを済ませてしまおうとのこと。圏内がどういう意味かは後で明らかになります。 ネッサと他一名はグラニッツ組にもう普通に馴染んでました。ゴリラもネッサと普通に触れあって握手とかできるようになってます。 この辺の意味不明な部分はもう、そういう事情になったんだと割り切りましょう。真面目に考えるだけ無駄です。 それはともかく、ゴリラが着ているのは普段着じゃなく、なんと僧院の巫女服。 反フラクタルの過激派テロリストの中にいながら敵側の象徴的な服装をしているというあり得ない描写に、最早言葉がありません。つくづく人生と創作舐めてますね。 そこから不意にあんちゃんが「あのドッペル……なんで圏外でも姿が見えるんだ?」とネッサの存在について訝しんでから、場面は転換。
水辺で女衆が料理を開始します。ゴリラはジャガイモの皮剥きを担当しているのですが、この剥き方がまた異様。 右利きの人間が包丁を使って芋の皮を剥く場合、右手で包丁を持って刃を左へ向けて固定し、左手で芋を回してかつらむきにしていくのが普通ですが、 ゴリラはなんと刃を真下に向けて、まるで削ぎ落すように刃の方を大きく動かしています。 実が無駄になるし何より指が切れるだろと思いますが、もしかしたらこれは包丁持ったことのないお嬢さんだよという無言の描写なのかもしれません。 なかなか進まない皮剥きを見かねたチビ女が「代わったるから貸せ」と言うも、ゴリラはこれを拒否。 「皮がなるべく長く切れないように剥いてんだから邪魔すんな(意訳)」。言葉通り、切れ目なくぴろーんと伸びる芋の皮。 ……ごめん、前言撤回。お嬢さん描写でも何でもなかった。やっぱり人生経験の浅い糞監督が創作舐めてただけだった。 このやり方で皮が切れ目なく剥けるなんぞ、専用の特殊な訓練積んだユーチューバーしかあり得んわ。むしろ特訓場面の動画だけで人気取れるレベルだわ。糞め。 なおそんな返答を寄越されたチビ女は当然呆れるのですが、この時両頬のそばかすがホクロみたいにやたら濃く しかも数学記号の∵(because)が目の下に落書きされたような描き方になっているという、凄まじく雑な作画でした。酷い。 二人が下拵えしている横では、子供とネッサが水浴びをして遊んでいます。 今更ですが、子供の名前はサンコと言います。ストーリーに関わってこないしマスコットとして可愛いわけでもないので、無視してました。 それにしてもこの作品、フリュネといいスンダといいエンリといいロストミレニアムといい、ネーミングセンスが全くもってよろしくない。 久保帯人漫画や鎌池和馬小説のような形容しがたいハイセンスを見せろとは言いませんが、せめて凡庸でいいから人名としてもっと違和感のない名前にできんですかね。 できんでしょうね。糞も同然のプライドが邪魔するでしょうから。そもそも普通の違和感ない名前を付ける程度の能力すらあるかどうか。
チビ女、「遊んでないで手伝え」とサンコを叱ります。この時脇に置かれていたまだ剥かれてない芋が岩みたいに大きかったですが、この糞アニメでは些細なこと。
ネッサはそんなチビ女を気にも留めず、ゴリラに「フリュネもおいで〜♪」と無邪気に呼びかけます。
なんか急にウズウズしだしたゴリラ、いきなり立ち上がって服を脱ぎ捨てました。マントみたいにブワッっと服をまくったら、その途端にいきなり全裸に。
下着も肌着もサークレットすらない、一糸纏わぬ全裸です。馬鹿描写過ぎて言葉がありません。
そもそもアンタ、手伝われるの嫌がるほど皮剥きに熱中してたじゃねえですか。それがいきなり水遊びする気満々て、つくづく糞監督が作った糞キャラですわ。
そしてケツ丸出しで水辺へ駆けていったゴリラ、そのまま水の中へと頭からダイブし、悠々と泳ぎだしました。
……これだったのか。山○寛という糞監督を調べれば必ず遭遇する、あの伝説の尻コラ祭りの元画像は。
(参考画像1:
)
(参考画像2:
)
この全裸ゴリラダイブ、まあとても見れたもんじゃありません。
前後の流れが不自然極まる説得力ないものなのもさることながら、絵も動きもあまりに雑で、いやらしさというものが全く感じられない。
何度見返しても全く勃たない勃たせようがない。5000円札の樋口一葉で抜けと言われた方がまだ難易度低いぐらいです。
こんなものを放送前に意図的に流出させて話題を作ろうなんて浅墓なことやったら、そらコラ素材にされて笑いものになって当然でしょうよ。
何もせず放映されるがままに任せていたら「興奮しないシーンだな」だけで済んでた話なのに、
雉の域にも達してない雛鳥の分際で自己顕示欲丸出しにして無駄に鳴くから、十字砲火で撃たれて嘲笑されるんです。
あの頃全ての話題を『もう何も怖くない』に持っていかれたのがそんなに悔しかったんですかね。身の程を知れ阿呆が。
5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 20:28:27.06 ID:dK43SOXf0 店員「はい、味噌ラーメンお待たせ!」 小泉さん「・・・」ジッ 小泉さん「・・・っ!」カッ ズルズルズルッ 五郎(良い食いっぷりだ、相当ラーメンが好きなんだな) 店員「はい、こちらも味噌お待たせ!餃子少々お待ちください」 五郎(こっちも来た、どれどれ) 五郎(ずいぶん味噌の色が濃い・・・こってり系かな?うん、味噌のいい香りが・・・) さっちゃん「うんこーーーーっ」ダダダダ 五郎「ブフッ!」 琴葉「来るな斉藤」タタタタ 斉藤「待ちやがれガキども〜っ」ドダダダ 五郎(近所の子供か?まったく・・・) 結衣「・・・みんな、・・・待、って・・・」トテトテ
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 20:29:47.06 ID:dK43SOXf0 五郎(気を取り直して・・・)ズルズル 五郎「!」 五郎(う、うまい、こってりめのスープにパンチのある味噌が合う!これには・・・)キョロキョロ 五郎(あった、胡椒だけじゃなくちゃんと一味を置いてあるのがえらい)パッパッ 五郎(・・・うん、ピリッと引き締まってうまい、さらに中からあったまる) 店員「はい、こちらさんも味噌ラーメン!」 リン「・・・」イタダキマス ズルズル リン「ん〜〜っ♪」モグモグ 五郎(何だか俺と同じような匂いを感じる子だなぁ) ガラガラガラ あおい「えぇほんまに〜?」 千明「あの色のやつめっちゃ売れてるらしいぜ」 なでしこ「え〜絶対そうだもん。あっ!やっぱりリンちゃん!」 リン「おっ」モグモグ あおい「あ、ほんまやった」 千明「何食べてんだ?」 リン「味噌、ウマいよ」 あおい「この店の味噌結構有名やしなぁ」 なでしこ「そうなんだぁ〜おいしそうっ」 千明「テーブル空いてるしこっちにしようぜー」 なでしこ「うん、じゃあねリンちゃん」 リン「ん」ズルズル
そもそもね、いいですか?尻というのは男女問わず性の象徴なんですよ。 人間の臀部にはね、大殿筋・中殿筋・小殿筋に大腿二頭筋に外旋六筋と、足回り腰回りを動作させる重要かつ大きな筋肉がたくさんついているんです。 上下左右に前後ろ、天球儀のような色んな方向・半径の円軌道と、セックスにおけるあらゆる腰の動かし方に、臀部の筋肉が直接関わっているんです。 だから、性的な意味で魅力的な人間は、男女問わず尻の形が良い。腰を振る筋肉が既に鍛えあげられている、 もしくは鍛えて大きく伸びるだけの将来性を秘めていることが、臀部の形を見ただけでよくわかる。 Applied Kinesiologyというカイロプラクティックの分野でも生殖器の異常は臀部に現われるという知見が示されていますし、 何より個人的な経験として、「こいついい尻してるなあ」と思った子は例外なく性的に良いものを持ってる。 分厚かったり引き締まっていたりちょっとした動きでもエクボができたりと尻のタイプは様々ですが、 記憶に深い尻はみな「人とは違う」というのが一目ですぐわかり、そして目も心も離せなくなる。色んな意味で触れたなら、もう虜です。 ましてこれが女性なら、尻や骨盤の大きさは妊娠出産という生物としての最大のイベントにも物凄く深く関わってくるわけで、 そりゃあ元気に子供を産めるポテンシャルを持っている尻に、当然オスとして視線が行かないわけがない。 胸とか腰とか項とか指といった部分の魅力は当然否定はしませんというかSS作家もその辺は大好きですがね、 しかしセックスアピールとしてここだけは外せないってポイントを一個だけ挙げろと言われたら、一も二もなく尻です。ゼロコンマゼロ秒で尻と即答しますよ。 そうでなくても、先ほど言ったように尻周りの筋肉はどれも足腰を動かすのに重要なものばかりで、 尻が発達しているということは即ちそれだけ足腰が達者であるということなのですから、動物として魅力的に見えて当然なんです。 程度の差こそあれ、これらはヒトなら誰もが感覚的にわかっていることです。ヒトなら誰もが無意識に理解していること。
翻って、糞アニメのゴリラのケツ。もう、何処から言及したものか全くわからないほど悲惨な有様です。 まずケツの絵がどうしようもない。「腰くびれさせて尻大きくしときゃOK、視聴者のち○こ鷲掴み間違いなし」という、浅薄この上ない発想が無修正モロ見え。 ただ尻を模しただけのデカくて丸い物体なんぞに、一体どうやって欲情しろと言うのですか。 アニメ制作の現場で長い間生きてきたのなら、ハイクオリティな尻の絵なぞいっぱい見てきた筈でしょう。 デジタルアナログ問わない絵の描き方は当然のこと、美術解剖学だって学んでておかしくない筈でしょう。 そんな当時業界歴13年目のアニメ監督36歳が、引退を賭けてお出ししてきた集大成がこんな代物ですか。本当に人生と創作舐めてますね。 しかも絵だけでもどうにもならない出来だというのに、動きまでもが完全にトンチキ。人が走る時の動作というものを微塵も理解していない。 腕は勢いよく振ってるように見えて実は左右に動かしてるだけ、全く無意味。下半身に至ってはなんと、膝から下しかまともに動いてないというあり得ない有様。 走る動作なんて運動学や動作解析を勉強しなくても、公園で人が走ってるの見たらすぐわかることでしょ?なんでその程度すら出来ないのこの糞監督? それについさっき二度も言いましたけど、尻というのは足回りの運動に深く関わる部位なんですよ?だったら走る時はちゃんと尻が動いてなきゃ駄目でしょ? 尻が動き、太腿が動き、膝から下が動き、足首から先が動く。健康的に歩行・走行する下半身というものは、みんなその連動がちゃんとできているんです。 つまり、その連動が全くできてないあまりにも不自然なダッシュが、人間様の目に魅力的に映らないのは当然至極のことなんですよ。 絵がどうしようもなかったとしても、下半身の連動さえキッチリ表現できていたなら、決して低い評価にはなり得なかった。 漫画や絵画でなくアニメであり動画なのですから、動きにさえ違和感や問題がなければ、絵が多少おかしくとも間違いなく視聴者に受け入れられたはずです。 それなのに絵はダメ、動きもダメ、尻を露出させるまでの話の流れもダメ。にも関わらずこのダメ監督は、こんなダメなものをドヤ顔で堂々とお出してくる。 嗤ってはいけないアニメ鑑賞24時ですか?嘲笑したら小田原から弁護士が召喚されます?ハハッ。
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 20:31:15.02 ID:dK43SOXf0 あおい「で、なんにするん?私は味噌やけど」 千明「じゃあ私はあえての醤油で。味比べてみようぜ」 なでしこ「じゃ私は・・・味噌ラーメン大盛とネギチャーシューご飯の並で!」 千明・あおい「「食うねぇ〜」」 なでしこ「お、お腹空いちゃって」エヘヘ 五郎(ネギチャーシューご飯!そういうのもあるのか) 店員「餃子お待たせしましたー!」 五郎(お、来た来た) 五郎(ずいぶん皮が厚い・・・皮から手作りか!これは期待できそうだ)パクッ 五郎「っ!あふっ!」ハフハフ 五郎(たっぷりの肉汁が厚い皮に包まれて熱い・・・が、うまb「っ!米が欲しbュなるな) 店員「お待たせしました、味噌と醤油、それから味噌の大盛とネギチャーシューご飯の並ですね」 千明「お、来たな」 なでしこ「おいしそう〜!」 な・あ・千「「「いただきま〜〜す」」」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 20:33:22.36 ID:dK43SOXf0 あおい「味噌めっちゃウマ〜や」ズルズル なでしこ「こってりスープに太めの麺が合うよぅ」ズルズル 千明「ん!醤油もめちゃめちゃうまいぞこれ!」ズルズル 小泉さん「・・・」ピクッ あおい「え、ほんまに?どれどれ・・・うまっ!」 なでしこ「味噌と違ってあっさりだけど、コクがあっておいしいねぇ」 五郎(醤油もうまいのか、ちょっと気になるな) 五郎(・・・しかし) なでしこ「ん〜〜っ♪」ズルズル なでしこ ゴクゴク「ぷはっ!」(≧ワ≦) なでしこ「ネギチャーヒューごふぁんもおいひいよぅ」(≧〜≦)モグモグ 五郎(・・・ずいぶんうまそうに食う子だな) 五郎(・・・) 五郎「すいません、ネギチャーシューご飯の並を」 店員「はい!ネギチャ並ね」 五郎(思わずつられてしまった・・・) リン「ふぅ・・・ごちそうさま」 店員「はーい、ありがとうございます」 リン「じゃ」 なでしこ「っ!(モグモグゴックン)じゃあね〜リンちゃん」 千明「ふあめ」モグモグ あおい「バイクやろ?気ぃ付けてなぁ〜」
いい加減キリがないので、そろそろ話を追うことにしましょう。 ゴリラダイブを見た婆が「あら、男気があること」と意味不明なコメントを発した後、女衆を呼びに他一名が登場。 この時ゴリラは、丁度乳首が隠れるように水面から上半身だけを出しているという、お決まりのポーズ&アングル。 これを見た他一名が赤面してドギマギというお約束の展開なのですが、この裸がやっぱりと言いますか、全くいやらしくない。 まず、両乳房が離れていて谷間が全くできていない。乳でセックスアピールしたいけど乳首を出せないというなら、 谷間作って強調するのが普通の演出ってもんでしょうに。素人でもわかる基本中の基本すらできてないて、一体監督はどんだけ無能なんですか。演出家出身のくせに。 それに加えて、両乳房とも根元まで不自然に丸みを帯びている。まるで下手な美容整形医がシリコンをぶちこんだかのように、根元までが丸い。 本当に、あってないも同然のチンケな性欲と性癖と知識と観察力しか持ってない、人生と創作を頭から舐めてかかってる糞監督ですね。 若手の頃、提出したコンテが全修正で突っ返されるというド素人の仕事でもない限り起こり得ない処置を食らい、 それに逆ギレして東京のスタジオまで単身殴り込みに行ったという、一から十まで恥でしかない行動を武勇伝として語ってる、筋金入りの馬鹿だけのことはあります。 そんなもはや女体として成り立っていないゴリラの横で、テンションの上がったサンコが水辺の他一名に水をかけていると、 一同、冒頭の鉄塔のおじさんが遠くから、自分たちをカメラで盗撮していることに気づきます。 おじさん逃走。他一名はおじさんのカメラが年代物だったことに目を輝かせながら後を追いますが、追いつけない距離になるとさっさと諦め、自分の世界に浸りだしました。 やがて料理を終えた女衆一同は、水辺から母艦への帰途につきます。 見知らぬ土地で母艦から離れてるのに男衆のガードも武器もないのかとか、包丁やボウルその他の調理器具を誰も持ってねえぞ一体何処にやったんだとか、 さっきまで火にかけていた熱々スープ入り鍋を両手で胸の前に抱えてるなんて馬鹿かテメエとか、真面目に突っ込むだけもはや無駄です。
ふと、大荷物を抱えて道を往く数十人の集団に遭遇します。彼らはみな俯き加減で、精気なくとぼとぼ歩を進めています。 なんだあれ?と訝しんでいると、不意に現れたあんちゃん「あいつらは圏外難民だ」 「バルーンが落ち電波が届かなくなって、フラクタルの恩恵を享けることができなくなった奴らさ」 「フラクタルに頼り切ってきたせいで、自分たちの力じゃ生きられない、新たな『圏内』を探すしかない」「哀れな根無し草だ」 ここの説明台詞自体は、私優先映画みたく不自然かつ不必要なものじゃないので全く問題はないのですが そもそも論としてフラクタルとは何物なのか今まで全く説明されてないので、電波が届かなくなったから難民になりましたとか言われても意味がわかりません。 その集団の一角で、さっきのおじさんが難民の一人と揉み合っています。おじさんのカバンに食い物が入ってると思った難民が、無理矢理強奪しようとしていました。 電波が届かなくなるだけで食い物にありつけなくなるとは、今更ながら本当に意味不明な世界観です。 もしかしてフラクタルワールドの人間は、仙人が霞を食すがごとく電波を食って栄養にして生きてるんでしょうか。そうじゃないと色々説明がつかない。 その様子を見たチビ女が「難民の間じゃこの手の騒ぎは珍しくない」と呟きますが、それにしては周囲の人間があり得ないほど大人しい。 食糧を強奪しようとするほど飢えてるなら、周りからも一気に人が群がって我先にメシにありつこうとするのが普通でしょうに、まるで書き割りのようにみんな動かない。 ともかく、年代物のカメラが奪われちゃたまらんと危機感を覚えた他一名、揉み合いの現場に突入し 「この中には貴重な物が入ってるんだ!」と叫んでおじさんに味方します。 なに火に油撒いてんだてめえ!!とあんちゃんが叱ろうとした瞬間、ピカピカの軍用車に乗った武装集団がいきなり難民団の前に現われ、 最初からみんな落ち着いてるにも関わらず「落ち着いてください!」と叫んでアサルトライフルを上空に発砲しました。 難民の皆さん方は頭を抱えて地面にうずくまります。棒立ちでマシンガン撃ちまくってたあんちゃん達より、よっぽど安全管理の行き届いた行動です。
難民が静まり返る中、クリーム色の髪をした赤眼でイケメンのお兄ちゃんが、一番最後に軍用車から降りてきました。 お兄ちゃんはカバンを奪おうとした難民に近づいて、腕を後ろにねじりあげながら 「痛いかい?でも君が本当に感じるべきは、こんな見せかけの痛みじゃない」「痛むのは心の傷だよ。フラクタルに裏切られて、心にぱっくりと開いた」 と気取ったことを言ってました。 ねじりあげると言っても手を後ろに回させただけで、関節技の態をなしていません。どう見ても肘も肩も極まっておらず、動けばすぐ逃げられそうです。 お兄ちゃんの手袋にトゲがついててそのせいで痛いと言われた方が、まだ説得力がありそうなほどです。 というか「フラクタルに裏切られた」も何も、バルーン(≒電波塔)が壊れただけで悪政の犠牲になったわけじゃないのに、 表面だけカッコよさげでその実中身の全くないフワフワした言葉が本当に大好きだね、この糞監督。 と思ってたら赤眼イケメン、集団の外れで成り行きを見ていたあんちゃんを見つけ、関節技を解いてあんちゃんの所へ挨拶に寄ってきました。 彼の名はディアス。ロストミレニアムの一派「アラバスター」のリーダーで、あんちゃんのあまり仲良さそうじゃない知人。難民救済のためここに駆け付けたそうです。 SS作家は不意に、テクモ版のキャプテン翼で強豪枠から外れて長かったアルゼンチンのディアスが 4になってサイクロンを習得し一気に最強候補の一角に復帰した時の驚愕を思い出しましたが、とりあえずそんなことはどうでもいい。 とにかくそういったわけで難民たちは、ディアスの救済宣言に従ってゾロゾロと後をついていき、騒動は無事に終息しました。
騒動から解放されたおじさんは、また逃げる。ディアスにも他一名にも礼を言わず、脱兎のごとく荒野を駆けて去っていきました。 追う他一名。やがておじさんの棲家である鉄塔の家へと辿り着きます。 原始的なアンテナ群に無意味に感激していると、おじさんが家の中からショットガンを構えて「何をしに来た」と威嚇してきました。 さっきまでしょぼくれてオドオドした無口中年だったのに、なんか目つきまで変に鋭くなってます。 見ず知らずの人間を勝手に盗撮し、危ない所を助られたのにありがとうすら言わず、ようやく家に辿り着いて武器を手にしたら、追ってきた人間をいきなり脅す。 控えめに言ってヘタレクズ人間です。この作品にはとても見れたものじゃない人間性の奴しかおらんのか? そして他一名が色々言い訳をしていると、問答無用とばかりにもう一度「何をしに来た、それだけを答えろ」 ヘタレジジイすぎてもう失笑するしかありません。失笑の意味ぐらいわかるよな糞監督? で、他一名がこのおじさんの問いに何と答えたかというと「おじさんと友達になりたいんです!!」 はい、読めたと思いますが、これで二人は打ち解けました。一気に打ち解けました。馬鹿じゃねえの? おじさんの部屋に入った他一名、真空管などを目の当たりにしてテンションが無駄に上がります。 おじさんは銃を肩にかけて部屋の隅に座っています。一応警戒は解いてないつもりなのでしょうが、部屋に招き入れた時点でもう警戒もクソもありません。 なんで今更ヴィンテージ趣味なんかしてるんだお前と聞かれた他一名。よくわかんないけど親が置いてった映写機がきっかけかな?と、 部屋の中の機械を勝手に弄りまわしながら答えます。わかってはいたけどこいつも大概マナーがなってない。 そんで21世紀物のガラケーを手に取りながら「やっぱりいいよな〜」「ここにちゃんと存在する、ちゃんと息づいてるって感じが」と呟くと おじさん「その発想、ロスミレだな」 ……ロストミレニアム(失われた千年紀)って呼び名の時点でも大概なのに、その略称がロスミレってのもまた酷い。語呂悪すぎんだろ。 もうちょっとだけでも真面目に言葉磨いてくれませんかね本当に。大昔にとはいえ旧帝大出てんですから。 1000年以上前の大量生産品が風化もせずそのままの形で残ってる点については、とりあえず見逃してやる。
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/04/06(金) 20:34:24.86 ID:dK43SOXf0 五郎(あれ、そういえば俺より先に入ってた子は・・・) 小泉さん「・・・」ジッ 五郎(食べ終わってるみたいだが・・・またメニューを睨んでいる) 小泉さん「すいません、醤油ラーメンを」 店員「えっ、あ、はい醤油ですね」 五郎(二杯目行った!確かにさっきの聞いてて気になったけど、そのまま二杯目とは・・・相当ラーメン好きなんだな) 店員「はい、ネギチャーシューご飯の並お待たせしました」 五郎(・・・ずいぶんネギが多い、ん?てっきり薄切りのチャーシューがのってるかと思ったら、これチャーシューの切れ端をタレで煮てあるのか!) 五郎(味が濃そうなチャーシューにたくさんのネギ、そしてご飯・・・) 五郎(やはり混ぜて・・・いや、ここはまずそのまま)パクッ 五郎(!濃い味のチャーシュー、そこにネギのさっぱり感が合って米が進む・・・これはうまいぞ) 五郎(全体をよく混ぜると・・・うん、ネギでいい感じに薄まったタレの味とご飯がちょうどいい・・・餃子といいサイドメニューにも力を入れているとは、良い店じゃないか) ガラガラガラ 花名「はぁ〜外寒かった」 たまて「お、テーブル席空いてますよ」 栄依子「じゃそっちにしよっか」 冠「・・・」 五郎(また女の子・・・なんだかすごいアウェイ感が出てきたぞ、本来俺みたいなおっさんのホームのはずなのに) 店員「醤油ラーメンお待たせしましたー」 小泉さん「・・・」ズルズル 小泉さん「はぁ〜〜〜」
ロスミレ(笑)呼ばわりされた他一名、ムキになって大声で否定します。 フリュネよりまともなキャラなんて俺でも作れるとSS作家に言われて発狂しまくった、何処かの誰かを彷彿とさせます。 期日を定めた完全同一条件下での一対一の小説orレビューコンペ、いつでも受けて立ちまっせ。勝つのは100%俺だ。(再掲) それはさておき他一名、あんなテロリストと一緒にすんな!!と勢いよく啖呵を切ったのですが、 言い切った後でいきなり、でもそんなに悪い奴らでもない気も……と前言を翻しました。本当に主体性ってもんがねえなこいつ。 そしたらおじさん「お前は何もわかってない」と意味深ぽいことを言いだし、今夜は新月だから夜が更けたらここに来い、 とっておきのものを見せてやると一方的に告げました。ドヤ顔で。 他一名、そのまま母艦へ帰宅。時刻は夕方。さっき女衆が作っていた料理は、既に全て食い尽くされた後でした。 仕方ねー、メシにありつきたいからアラバスターの炊き出しに参加するかーと他一名が言いだしたら、 「アラバスターなんかの施しを受けるような奴はダナンから追い出すわよ!!」とチビ女がムキになって怒ります。 文脈から察するにおそらく、ダナンというのは母艦の名前なのでしょう。こういう細かい設定を説明もなくいきなり持ってくるあたりがいかにも糞監督。 つかオマエ、母艦の名前がダナンて。いくら何でもダナンて。そんなんだからガトーな原作者から「あいつ仕事してねえ」って遠回しに言われるんですよ。 他一名がいやいやあいつらも同じロスミレ(笑)の仲間じゃねーの?と返すと、ノッポがどうでもいい茶々を入れ、 あんちゃんが「残り物のパンぐらい食っとけ。お前今日寝ずの見張り番だから」と笑顔で宣告して、場面は終わり。 時刻は過ぎて夜。ゴリラが寝室の窓から外を見ると、ちょうど他一名がおじさんの所に行こうとしていたところでした。 銃を下ろしインカムを外して叢の上に置き、ゆっくりその場を離れようとしています。 殺戮上等テロリストからの見張り命令をブッチしようとか、いくら話の都合とはいえ命知らずにも程がありゃしませんか。 ここから逃避行編に入るならまだ理解できんでもないですが、そんなストーリー展開を考えられるようなら糞の称号なんか冠しちゃいませんね。ハハッ。
そこに、外へ降りてきたゴリラが「何処に行くのですか?」と声をかけます。 どうしてもおじさんとこ行きたいから見逃してと他一名。そうしたらゴリラは、他一名が興味を持った方と話をしてみたいからついていくと言いだします。 他一名「男同士の約束ってやつなんだ。申し訳ないけど女の子は無理」 ゴリラ「私は女の子である前に、フリュネというひとりの存在です」 あー、男の約束とかひとりの存在とか大仰な事言ってっけど、全部スベって空回りしてっからな?もっと流れと演出と台詞回しに気を遣え?な? そういえば糞監督は、2018年の今でも「○○である前に人間です」って台詞が大好きですね。何からの受け売りなんでしょうね。思い当たる作品が多すぎてわかりません。 おじさん宅への道中、二人はアラバスターのキャンプの傍を通りかかります。 キャンプ内ではアラバスターのメンバーが、ドラム缶いっぱいにシチューを作って難民に配っていました。 ドラム缶で煮炊きというのも色んな意味で大概ですが、この時皿によそうためにつかっていたのは、どこにでもある普通の長さのおたま。 ドラム缶の高さ(深さ)はどう見ても人間の腰〜胸ぐらいまであります。量が減ったら普通のおたまでどうやって掬うんでしょうか。本当に馬鹿ですね。 やがてテントから出てきたディアスが、フラクタルに庇護されていた人間はウイルス感染が怖いから、無料の予防接種を受けるようにと呼びかけます。難民一同感激。 一通りその様子を眺めてから、再びおじさん宅へGO。 他一名、難民たちに無償の施し行うアラバスターの姿勢に感心しますが、ゴリラは「グラニッツのみんなの方が好きです」と不機嫌顔。 それを聞いて「べ、別にグラニッツを悪く言ってるわけじゃないよ…」と慌てる他一名が最高にダサいです。本当に芯がねえなこいつ。 そのまま、グラニッツの連中は悪い奴らじゃないけど問題が、それに引き換えアラバスターはと話を続けると、 ゴリラは更に不機嫌になり、他一名を置き去りにするように早足で歩きだしました。 ムッときた他一名、歩みを速めてゴリラを抜く。それから徒競走になり、抜いて抜き返して。 この何とも雑な展開を「負けず嫌いですね!」「そっちこそ!」という雑な台詞が彩ります。本当に何もかも雑。
>>379 なんの話してんのかと思ったら壮大なプロローグだった
おじさん宅に到着。なぜか他一名だけじゃなくゴリラもいることに戸惑うおじさんですが、ゴリラは構わず家に進入します。 おじさん「お前の彼女か?」他一名「違いますよ!!」おじさん「いいだろう、その女も一緒に」 そのままおじさん・ゴリラ・他一名の順で裏の鉄塔を上ります。下からゴリラのケツを見て赤面し「意識しようよ女ってやつを…」と内心呟く他一名ですが、 ケツの態をなしてない代物が色気の全くないズロースを穿いてるという地獄のような絵なので、こんなものに欲情する他一名が異常性欲者としか思えません。 頂上まで来るとおじさん「もうすぐ見せてやる、どんなヴィンテージよりも凄いものを」と、咳き込みながらコンパネを弄りだします。 何故かこの作品は骨董品のことをヴィンテージ(Vintage)と呼びますが、ヴィンテージとは本来ワインを仕込んだ年のことを指す言葉です。 転じて骨董品の意味で使うこともありますが、その場合、特に良品を指す言葉として使われるのが専らです。 使い道も価値もそれほどないガラクタなら、広い意味での骨董品を指すアンティーク(Antique)の方が適切でしょう。 さておき、おじさんがコンパネを操作するとアンテナが稼働し始め、オシログラフの波形に変化が現れ、 いきなり周囲の風景が、真夜中の草原から真昼の美しい石造りの街へと変化しました。まるでキャンチョメにシン・ポルクを食らったかのような勢いで。 ゴリラ他一名が驚きのあまり言葉を失うと、おじさんが種明かし。 僧院は新月の夜にバルーンに介入する、そのために一時的に電波を強めるので、それをこの鉄塔アンテナでキャッチしたとのこと。 他一名「そうか、これはこの辺りのバルーンが落ちる前の街並み…」 フラクタルの電波を受信できたからといって、何故いきなり昼になって昔の街並みが映し出されたのか、理由も意味も全くわかりません。一体何と突っ込んだらいいのか。 おじさん「この地をもう一度圏内に…それが俺の望みだ」「電波を求めてさまようのではなく、自分の手でこの場所にまたフラクタルの恩恵を呼び寄せる!」 そこまで言ってまた咳き込みます。どうやら持病持ちという設定にしたいようですが、元気に盗撮→逃走→略奪防衛→逃走やった後でこんなの見せられても まあ鉄塔の上は寒いしね、ええトシなんやから無理して風邪ひかんときとしか言えません。
でもアンテナが悪いのか電波が弱いのか、昼の街の風景は現われたり消えたりを繰り返します。 おじさんは、本当に見せたい真実はこれからだと、二人に街へ行くよう促しました。 言われるままに降りてみると、アラバスターキャンプでは、いきなり現れた街の光景に難民たちが歓喜の声をあげていました。 「フラクタルの景色だ…」とかつて馴染んだ光景に喜びを抑えきれず、涙を流している人間までいます。 景色が見えただけで一体何がそんなに嬉しいのか、全くもって意味不明です。風景なぞで飢えは満たされんよ、千羽鶴が糞の役にも立たんのと同じで(広島人の実感)。 そんな中、感激して周囲を練り歩いていた難民の一人が、まるで落とし穴に落ちたかのようにいきなり姿を消しました。 何があった!?と駆け寄ろうとする他一名をゴリラが止めます。すると電波が再び途切れ、そこに現われたのは崖。崖下には倒れて動かないさっきの難民の姿。 ディアスらアラバスター一同は、いきなり電波が復活したことに驚きを隠せません。 そこへ、先ほど予防接種を受けた難民が「いったい何が起こってるんだ、俺には何も見えねえ!」と食って掛かります。 ああ、さっきのあれは治療じゃなくフラクタルターミナルの除去手術だったんだよと、 さっきのお前のカレーな、実は嫌いな人参すりおろして入れとったんやでとでも告げるような軽さで、ディアスくんによる事後報告が行われました。 既に処置を施した人々からは悲鳴があがり、食って掛かってた難民が「なんてことを!」と襟首を掴みますが ディアス「恩は必ず返すと、確かそう言ってたよね?」と表情も変えずに相手の手首を握りつぶし、 「だったら一緒に戦おう、僕たちと一緒にフラクタルと」と、『お前らもう俺たちの兵隊な』宣言。 恐れをなした難民一同は一斉に逃げようとしますが、アラバスター勢が銃をもって辺りを囲んでおり、どこにも逃げられません。 それでも頑張って逃げようとした人は、ディアスの合図でマシンガンを撃ちこまれ蜂の巣に。
他一名、グラニッツより良いチームだと思ってたアラバスターの変貌がショックだったようで、両の拳を握り締め怒りを表します。 そして雄叫びをあげながら拳を振り上げディアスに殴りかかる――ことなど、残念ながらありませんでした。 では、かわりに彼はいったい何をしたと思います? なんと、いきなり背中を向けてキャンプから逃げ出しました。はい、逃走です。予告もなくいきなり。 いやいやいやいやいやいやいやいや、ちょっと待ってちょっと待って、あんた仮にも主人公でしょ、ヒーローでしょ、視聴者が感情移入する対象でしょ。 だったらここは情と義に身を任せて蛮勇振るわなきゃいけない場面じゃないのさ。勝ち負け生死に関係なく、邪智暴虐の王に怒りの鉄拳を振るわなきゃ駄目でしょ。 ゴリラに止められて不承不承逃げたとか、殴り掛かったけど返り討ちに遭って「グラニッツの奴だから見逃してやる」て言われたとかなら納得もできるよ? でもそうじゃなく、何も痛い目に遭ってもないうちから、アラバスターからも難民たちからも目を逸らしてゴリラすら置いてきぼりにして一人で逃げてどうすんの。 今まで積極的どころか能動的に動いたこと自体が殆どなかったくせに、初めて能動的かつ積極的に動いたと思ったらこれか。糞め。もうお前に生きとる価値などないわ。 で、他一名ひとりで逃げる。ゴリラそれを追い掛ける。 大した距離を走ってもいないのに、いつの間にかおじさんの家の近くでした。本当に時間経過表すの下手だなこの糞アニメ。 そしたら電波が完全に途絶えて風景はさっきまでの夜に戻り、向こうからおじさんが胸を押さえながら他一名の方へやってきて、 思いっきり咳き込みながら「……真実は、見えたか?」と問いかけます。 他一名は「は、はい、たぶん…」と頼りない返事ですが、しかし視聴者の視座にいるはずのSS作家にすら、おじさんが見せたかった真実とやらが全くわかりません。 確実に言えるのは、フラクタル民は幻影が見えるようになっただけで喜ぶチョロい存在であることと、 おじさんが幻影見せたせいで崖から足踏み外した犠牲者が約一名いるということだけ。 アラバスターのやり口が明らかになったのは別におじさんの電波関係ないし、奴らが一般市民撃ち殺したのだって あんちゃんズが三話で星祭りに殴り込んで大虐殺やったのに比べればお優しいとすら言える。
もうね、意味も中身もないのに思わせぶりなこと言って振り回そうとする、糞監督の糞習性そのものでウンザリです。 おじさんの眼に思いっきり指突っ込んで単刀直入に本心と本音と意味聞き出したい気分が満載ですよ、本当に。 あ、目に指突っ込んでも案外失明しないもんらしいです。昔仕事上のトラブルで目に指突っ込まれたことのある知人のプロ女王様が言ってました。 しかしどなたか実践して失明したりさせられたりしても、SS作家は責任を負いかねますのでご注意ください。 そしてそれ以上に、突っ込んだ指or突っ込まれた眼が感触だったか、SS作家が好奇心フル解放で全力で質問攻めにするので覚悟してください。 話を戻して、具合が悪そうなおじさんを見て他一名、電波が届くところまで行って治療をとよくわからない勧め方をしますがおじさんは拒否。 死んじゃいますよ!と言われて、「俺が死んだところで悲しむ者はいないだろう」と自嘲気味に返します。 ……おじさんのこの取ってつけたような台詞を見て、他一名は「俺が悲しいんですよ」と取ってつけたような返事をするんだろうなと、SS作家は直感しました。 そして非常に無念ながら、その直感は見事に当たりました。 キョン「次にお前は『オレ…多分悲しいと思います…』と言う」 他一名「オレ…多分悲しいと思います…」 アニメを見てこんなにもタイラントオーバーブレイクぶちかましたい気分になったのは、生まれて初めてのことかもしれません。 SS作家は今、何故あの日あの黒ずんだ汚い顔面を遠慮なく叩き割っておかなかったのかと、本気で後悔しています。 それから「おじさんが初めてできた生身の友達なんだ(要約」と同じく取ってつけたように続けると おじさんはありがとうと礼を言いましたが、しかし続けて「あの家を捨てて行くことはできない」と言いました。 「過去に置いてきてしまった大切な思い出…滑稽かもしれないが、それらにしがみついていたい」 「思い出の残ったこの場所で、俺は電波を求め続けたいんだ」 ここまで言われて、他一名はようやく説得を諦めました。 かわりにおじさんは友情の証として、さっき水辺を盗撮していたカメラを譲ってくれました。
現物を直に手渡されて目が輝き顔がほころぶ他一名の姿に、本当にこいつは救いようのない糞だなと思いました。 暴虐のアラバスターを目の当たりにして逃げてきて、おじさんの体を気遣って心配していたばかりなのに、 ちょっとプレゼント贈られただけで何で笑顔で喜べる?状況把握してる?今までの流れ理解してる? さすが、糞監督の動かしてるキャラだけのことはありますわ。言ってることを丁寧に丁寧に丁寧に駄目出しされまくっても、 最後の最後に「あなたは天才だと思います」てヨイショされたら、それだけですぐ脳内麻薬大分泌になれるような、 三十路越えて未だに脊髄反射だけで生きてるかのような糞監督でもない限り、こんなキャラの動かし方はとても発想できない。 糞アニメの糞キャラ。ゴリラだけじゃなくコイツも、SS作家が動かした方がまだマシな出来になると断言できますわ。酷い。 それから礼も言わず「どうしてオレに…?」と嬉しそうに頭の悪い問い返しをしてから、 元来た道を戻っていくおじさんの後ろ姿をカメラで撮影して、ようやく夜は終わります。 翌朝、母艦は何事もなく発進。見張りをサボって逃げてたことはどうやらノープロブレムだったようです。無能テロリストめ。 ゴリラは、おじさん宅に進入した時に盗んできた水辺の盗撮写真の数々を眺めていました。 堂々と窃盗するゴリラにも頭抱えますが、それより、写真に写ってたのが全て他一名の姿だったことがいくら何でもと思いました。 ショタコンか。裸の女より普段着のままの他一名を撮りたがる、筋金入りのショタコンか。マジキメエ。 写真の中にはなぜか、盗撮写真ではない、若き日のおじさんが奥さんらしき女の人&子供らしき赤ん坊と一緒に写っている古い一枚も混ざっていました。 「私はこの赤ん坊を知っています」とゴリラが呟きましたが、一体どういう意味なのか。 母艦の屋外デッキ。ストラップを首にかけず手にカメラを持っただけの他一名は、床にぼんやり座り込んで眼下の雲海から昇る朝日を眺めていました。 つくづく気圧も風圧も気温も考慮しない糞監督だ。髪の色なんて心底どうでもいいことにしかこだわれない、およそ尋常と言い難い頭の悪さが本当に驚きです。 そして鉄塔の家の中で、具合が悪いにも関わらず寝ずにまた機械いじりをしているおじさんの姿で、第六話・終。 長かった……マジ長かった……
しかしふと、ここから総評を書いてレビューを〆ようとして気づいたことがありました。 ゴリラは、おじさんが親子三人で写ってる写真を見て「私はこの赤ん坊を知っています」と言いました。 思い返してみれば第一話に、ゴリラの目に赤ん坊が映るシーンがありました。映写機の中の映像に収められてた赤子時代の他一名の姿。 ……まさか? そう思って廃棄準備に入っていた一巻を改めて取り出し、DVDを入れて再生し第一話の該当のシーンを参照してみたところ、ビンゴでした。 写真に写っていたのは乳児の頃の他一名と、その両親。三人の服装が一致している。映写機に父親の顔は映ってませんでしたが、母親は間違いなく同一でした。 断言していいでしょう。この写真に写ってる赤ん坊は、クレイン君こと他一名で間違いありません。 だ か ら ど う し た ――あの赤ん坊がクレインで父親があのおじさん、つまり驚くべきことに、おじさんとクレインは実の親子同士でした。 この第六話は、離れ離れだった親子の邂逅と別れの物語だったのです―― そ れ が ど う し た こんなにもどうでもいい且つ意味不明な設定&伏線なんて初めて見ました。 今まで他一名が親に会いたがってる様子も、おじさんが子供に会いたがってる様子も全くなく、互いに親子と気付いている気配も当然なく、 今後のストーリーに深く関わる重大な出来事も、ストーリーに関係ないなりに印象的だった交流もありませんでした。 あったのは、他一名の擁護しようのないダメ主人公っぷりと、見ず知らずの少年(たまたま息子だっただけ)を盗撮するショタコンおじさんのあり得なさと、 助けてもらって礼も言わないおじさんの非常識さと、家で武器を手にした途端強気になるおじさんの内弁慶っぷりと、 電波を呼び込んで人をひとり墜落死させたおじさんの殺人鬼っぷりと、無意味な事を意味ありげ且つ無責任に投げかけるおじさんのおじさんっぷりだけです。 この親にしてこの子ありという意味で、親子と判明させた意味はあるかもしれませんがね、それ以外の意味なんて全く思いつきませんわ。
もしかしたら糞監督は、 「いやあれは息子と気付いていて写真を撮ったんだ」or「息子と同い年ぐらいの子を見て息子と重ねてた、対象が偶然実の子だっただけ」 などと言い訳するかもしれませんがね。だったらそれを示唆する台詞や描写を多少なりとも入れなきゃ、何も伝わるわけがないでしょうよ。 それをするだけの脳味噌と腕がなかった以上、視聴者に電波好きでショタコンのアブないおっさんってイメージしか与えられなかったのは当たり前。 大体おじさんと他一名が実の親子?なのだって、この糞レビューなんぞのために何度も何度も何度も糞アニメを見返してるSS作家ですら、 一度は見逃して後でレビュー書き始めてようやく気付いたほど微妙な前振りしかなかったんですよ? しかもそれが表に出てきて繋がってみせたところで、さっきも言ったようにストーリー上何の意味ももたらさない。心動かされるものもない。なんだこれ。本当に 2ch・5chやふたばで「フラクタル全部見たけど感想の言いようがない」とみんなダンマリになっていく理由が、今回良く分かりました。 単純に面白くないのと同時に、演出にどれもこれも全く意味がなく先に繋がらないんです。 そもそもの舞台設定が説明不足極まるものなのに加え、重要っぽい描写や設定を出しては、監督自らあっという間に覆して無意味なものにする。 ゴリラを撃墜してぶち殺そうとしてたくせにいきなりコント集団になって懐柔&誘拐しようとしてた一話然り、 ほぼ初対面から迷惑と実害思いっきり被らされたネッサからようやく離れられたのにいきなりネッサを恋しがるようになった二話然り、 凄腕の大派閥テロリストの癖に素人でもやらないダメ戦闘をやらかした三話然り、 僧院から逃げたくせに星祭りに参加してまた僧院から逃げようとした謎行動ゴリラの四話然り、 最悪のタイミングでスパイロボットを潜り込ませながら僧院が全く話に絡んでこなかった五話然り、 そして言わずもがなこの六話。 こんだけちゃぶ台返しが続けばね、「どうせ後で引っ繰り返されるんだから真面目に話を覚えるだけ無駄」てみんな無意識に学習するに決まってるでしょう。 だから先へ進むほど誰もストーリーを覚えない、覚えられない。 SS作家だってレビュー目的じゃなく普通に観賞してたら、絶対に記憶の片隅にも引っかかってませんよこんな糞作品の糞ストーリー。
もういい加減この辺にして、総評。 「五話まで全てが例外なく糞だったのに、六話がいきなりまともになるなんて都合のいい話があるとでも?」 「何が『最果ての街』なのか完全に意味不明、糞監督は小学生の国語から勉強しなおせ」 これ以上は言いだすと本当にキリがありません。特に、女体というものを全くわかってない点については原稿用紙20枚分は軽く追加説教できます。 デリ呼びまくってたのを経費扱いしようとして問題視されたとか、アニヲタのデリ嬢にマウントしようとして知識で惨敗しヤ○カンと名乗ることもできなかったとか、 それら妄言やSSが事実かどうか知る由もありませんがね。でもアンタ、少なくとも妻帯者だったのは間違いないんでしょうが。 身近に好きなだけ触れられて観察もできる女体があって、それであの女体どころか人体の域に達していないゴリラヌードですか? 業界に入って13年、大学時代含めれば17年、ナウシカの単行本持ち歩いてたという高校時代まで遡れば21年も表現に携わってて、 なんで目端の利いた中学生よりも稚拙で使い物にならん有様なんですかね。ひでえ。 なるほど、表現力とそのバックボーンとなる各種能力がここまで絶望的なら、「引退覚悟で臨む」とか寝言をほざくわけです。 何もできないくせに気分だけは勝負師の人間に多いんですよ、大金とか自分のクビとか重大なものを無意味に賭けて 「洒落にならないものを賭けたんだから大勝ちは確定、ここまでできる勝負師の俺スゲエ」てウットリしてる筋金入りの馬鹿。 岡島ロック緑郎じゃないですけどね、ギャンブルってのは、知恵と力と技をフルに使って運以外の要素を全部潰していって、 本当に運だけが全てを左右する状況を作り上げてから、初めてギャンブルと呼べるものになるんですよ。 知恵も力も技もない、それらを振るう必要があるとも気付かない無能が命を賭けるのは、ギャンブルじゃなくただの自決って言うんです。 それを知らない知ろうともしない盆暗ほど、そうやって取り返しのつかない物をホイホイBETしてくだらなく死ぬ。古典的なダメ人間あるあるです。 お前がツイキャスで号泣するほどあらゆる意味で貧しいのはな、実力があるのに不運で虐げられてるからじゃない。 運や政治力が物を言う領域に入れるほどの実力がないと周知されただけだ。いい加減気付け。
正直、糞アニメと糞監督の何がそんなに糞なのか、こうやって色々考えて新しい論理的見解を発見するという、
誰もやらないというかやろうと思ってもできない作業をやるのは正直楽しいですけどもね、
こうやって発見する度に「当時小学生のフラクタルファンが高校生になって監督にWordファイル(in USBメモリ)でファンレターをくれた」という
糞監督のいつかのハッピーバースデーの信憑性がどんどん薄っぺらくなっていくのは悲しいですね。
『ドラゴンボール3 悟空伝』で筋斗雲でなくコガメラを入手した時ぐらい悲しいです。
そうそう全く関係のない余談ですが、上で出した尻コラ画像の元記事(
http://blog.livedoor.jp/moep_soku/archives/29113578.html )には
2013年6月に糞監督がヒでレスポンチバトル(というか一方的な粘着)を繰り返して炎上騒ぎになった時のことが書いてあり、
「相手をブロックしたのに延々と罵り続けてるとかキモい」「真面目にアニメ作れ」「反射でしか行動しない昆虫」「この歳でこの態度はひどい」など
2018年現在も度々浴びせられるものと全く同じ批判を、当時の2ちゃんねらーから容赦なくぶつけられておりました。
全く進歩していない…と思わず白髪鬼時代の安西先生のような顔になりましたが、30代後半からでも自分の人格を前向きに進歩させられるようなら
こんな情けない批判を方々から食らうこと自体があり得ないですね。駄目人間なんてそんなもんです。
悲しいですね。『てらほくん』で劉将軍がレンジで卵爆発させて家追い出された時ぐらい悲しいです。
もうキリがないので、この辺で終わりにしましょう。
色々あってやたら長くなってしまいましたが、以上で辛子蓮根のレビューとそのおまけは終了です。
次回またお会いしましょう。まだまだ鼻うがいが欠かせないSS作家でした。
黒ずんだ汚い顔面ワロタ でもってこのレビューにムキムキした本人か信者が院長んとこにイタ電してるわけか
長い。寒い。つまらない。 もはや荒らしと変わらんわこれ
>>414 非通知イタ電ご苦労様です。また警察に怒られに広島出張したいんですか?
>>409 >だったらそれを示唆する台詞や描写を多少なりとも入れなきゃ、何も伝わるわけがないでしょうよ。
ここはスゲーわかる。
ヤマカン、相手に伝わる努力をしない、もしくは都合が悪くなると後付けで
「〇〇って意味なのに理解されなかった!」と騒ぐよな。作品にもそれが出てる。
批判前提の駄文 こんなのは批評でもなんでもない 多分これがヤマカン関わってないものなら、べた褒めしてる
>>414 ここはこういう使い方して良いルールなんだから問題ないんだが?
お前がもう来んなよ
ヤマカンとやらに偏見持たない視聴者も駄目出ししてて結果883だったのに
>>419 みたいなのが未だにいるって…
そういう現実見ない痛い人しかファンじゃないんだな
どこかでみたような物のつぎはぎやった上にその場しのぎの台詞と思いつきだけの急展開をねじこむとフラクタルができあがります
>>421 だって他の作品は絶対貶さないんだもん、この人
クッソ不味い辛子蓮根でさえ、ベタ褒めされりゃあねぇ
ヤマカン関係なしに、辛子蓮根送られても微妙な顔になるだけだっつの
かwらwしwれwんwこwんw 地元の名産だとしても他にもっとあっただろー
>>423 何がだってなんだろう…
世間から駄目だしされてるフラクタルと他作品と名産として根付いてる辛子蓮根ゴッチャとかさあ
私優先のレビュー知らんの?
そこまで言うなら自分でもレビューすれば良いんじゃない?
レビューすれば?ってやっぱり言われてるのに一行にしない人の事は貶さないのかい?
レビュー()とか、興味ないんで 0から1にするのと、1を数えるのは全くもって別次元の話
>>433 興味ないなら無視すればいいじゃない
便所の落書き以外には投下されないんだからここへ来なけりゃ終いだよ
じゃあ俺のカキコにも、いちいちレスしないでもらえます?
>>436 レスされたくないなら掲示板なんぞ使わずチラシの裏にでも書けば?
>>436 興味ないなら無視すればいい
じゃあいちいちレスしないでもらえます?
じゃあいちいち興味ないアピールカキコしないでくれます?
どう読んだってただの痛電に迷惑してるってレスなのに なんで擁護してるのかマジで全く理解できん
過疎スレでコソコソとゲロ吐いてるところがアンアン君らしくていいよね
ツイッター凍結が怖くてアッチで発言できなくなっちゃった43歳(職業・クラウドファンディング詐欺師)
ブッ殺すぞヤマカス ハリルを見習ってテメーも往生せぇや
まあ確かにレビューは読み飛ばしてるけど ヤカンの駄ニメ見るよりは有意義じゃないかな ああ、もう駄ニメを作ることもできないんだったね 消えてくれてありがとうヤカン ヤカンありがとう消えてくれて
>>444 数少ないパヨクの同志なんだから仲良くしたれよ
>>449 やだ、パヨク暴力的すぎて怖い…ヤマカスみたい…
ヤマカンはまた違うんだよな。 東浩紀なんかは普通のバカサヨだから、イベント開いて一緒に日本死ね日本死ねと言い合う仲間が居る。それはそれで生きる道がある。 でも、ヤマカンは感情的に、自分のためだけにキレるだけだから、サヨクですらない。ヤマカン至上主義だから、誰とも思考を分かち合えない。
>>450 調子に乗んなボケ()
>>451 ヤマカスみてえな昆虫に思考とか
思想とかある訳ないし〜
ヤマカンが復権することがあるなら、せめて売れるものを作ってから いまのように屁理屈こねててもバカにされるのがつづくだけだよな
>>452 パヨクは暴力的やなぁさすがヤマカンのソウルブラザーやわ
>ヤマカンが復権することがあるなら、せめて売れるものを作ってから 多分 いや 絶対に その時は こない
>>451 アレに思想信条があるとするなら『パヤオをレーニンに、自身がスターリンの立場で恐怖政治を以て粛清と個人崇拝を強要する』スターリニズムだけ
「〇〇(業界人)さんも俺の味方だ!」と、勝手に相手の威を借るだけだからね。 で、相手から「あったこともないのですが…」と否定されたこともある、ガチの詐欺師。 パーティーなんかで、「どうも、〇〇さんの知り合いです」と、本人は何者でもないのに知人ってだけで信頼させるのは、 詐欺師の典型的なパターン。投資した人、ご愁傷様。
そういう言動の数々が自分自身の株を下げまくったってのに、口を開けば何もかも「アンチのせい」だからね そりゃ誰も寄り付かないでしょ
普通のクリエーターなら周囲の声に惑わされずに 作りたいものがあるはずなのに この人はホントに作りたいものが無いんだろうなと思う
普通ファンが大勢いてアンチがいるものだが ヤカンにはファンがいないのでアンチもいない
ご存知の方も多いと思われますが、本スレにおきまして、以降の新規スレ立ての禁止を通達されました また、ここも熱りが冷める間、なるべく書き込みは自制していただくようご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます
本スレって…自称アニメ監督のワナビおじさんウォッチスレを本スレ扱いっすか 失礼な奴だなぁ…(棒)
架空のおじさんヲチスレがダメなら架空のアニメ製作会社ヲチスレにしたらええんちゃう
>>469 ちゃうで、主にスレを立ててたワイがめんどくさくなったから立てなくなっただけやで
スレが立ってない時間利用してまた変な工作やってんのか 懲りないねぇ
>>472 仮に訴えられるとしたら、お前、相当危うい橋を渡りそうだな
>>476 訴えられた後から、危ない橋を渡る?
逆じゃね?
ふつう危ない橋を渡ったことで訴えられんじゃね?
>>470 てっきりワッチョイスレかこのスレこそが本スレかと思ってましたよw
>>476 「新規スレ立ての禁止を通達されました」って通達言われたんお前だろうが
>>469 それなら相当危うい橋を渡るのも当然お前だw
スレ立て人や住人が訴えられるのが望みなら むしろ新スレが立たないような小細工しない方がいいんじゃ どうしたいんだよw
>>476 十日ほど前にもプロバイヤーの方から、軽くお達しを受けた子かな?
337 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/31(土) 07:43:47.66 ID:P/lB4uMK
いつもスレ立てしてる者です
プロバイヤーの方から、軽くお達しを受けたため暫くidなしのスレを立てることが、芳しくない状況となりました
思い当たる節は…、残念ながら相当ありました(笑)
ip付きのスレは変わらず続いてますので、其方で歓談に興じていただければと
340 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/03/31(土) 08:01:38.59 ID:NFKzypsV
じゃあ当分はipスレだけにするかね
変な子も寄ってこないし
34名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!2018/03/31(土) 09:06:42.66
>>36 >>37
>>42 昨日もID導入しろや!と騒いでる子がいましたが、シャドーボクシングに疲れたアンチアンチさんがIP無いスレなんて卑怯だぞ!とふぎぃふぎぃ泣きながら工作してました
ちなみにこのスレは違いますが、普段主にスレ立てしてるのはワイです
なおそんな通知は来てないので今後もこのスレの
>>1 氏共々スレ立て頑張ります
結局スレが立ったが、スレタイのセンスのなさにみんなゲンナリしてる
能書きだけだったフラクタル、いざ実際に視聴したあとの虚無感たるや
>>474 「仕掛け」しか能のないお人ですから
>>481 新スレがないことをいまこの場での自分のマウントにだけ結びつけたいという意図が
>>476 でバレた
>>483 みんな?
お前だけやでw
新規スレ立ての禁止を通達されたお前ひとりで寂しくゲンナリしとけw
スレタイとかどうでもいいが 遊び場を用意してくれて感謝している
ワイだったらこうする 【ミッドナイト痛電糞野郎ゴミ屑おじさん】カリスマワナビ寛(ひろし)のSSをみんなで考えるスレ
フラクタルのDVDにはそれぞれ付録として、関係者によるオーディオコメンタリーがついています。 本編に関係ないので今まで無視してたのですが、折角なので第一巻のものを聞いてみました。 第一話をバックに、フリュネ役の津田美海女史と、クレイン役の小林ゆう女史と、糞監督が座談会。 どう考えても約束された失敗の企画です。一体誰だ、ワイン樽に汚水を混ぜようなどと言いだしたのは。 冒頭、三人がそれぞれ自己紹介を終えると、挿入歌『昼の星』の話題を振られた糞監督がいきなり 作曲した神前暁氏を呼び捨てにしてヤツ呼ばわりするという、吐き気を催す非常識さを披露してくれやがりました。ここまで開始からたった110秒。 相手が幼馴染みだろうと配偶者だろうと同級生同窓生だろうと、公の場じゃ敬意を表して相応の距離感で触れるのが当たり前でしょう。 本人いる前で軽口として言うならまだ擁護のしようもありますが、表に出てこない裏方を本人いない所で見下した呼び方するとは、 一体どんな躾をされて育ってきたんでしょうかねこの男。本当に親の顔が見たいものです。京大出ててもバカはバカ。 しかもこの後、津田・小林両女史が「覚えやすくていい歌ですね」と昼の星をストレートに褒めると、 「ヘンな歌でしょ?」「呪いのようなメロディー書くのは天才だからね」「なんか幻聴のように頭の中回るのよ彼の曲って」などと貶しだし 人としてあり得ない物言いに明らかに引きながらも二人がやんわり庇うと 「彼のヨイショはしなくていいの」「フラクタルの話をしましょうよ」「ていうか俺をヨイショしろよ」 更に津田女史を津田と呼び捨てにしかけて、慌ててさん付けにする失態まで披露しやがりました。 ……SS作家は、この時点で停止ボタンを押しました。開始からたったの145秒です。それどころか自己紹介パート除いたら1分も経ってない。 これ以上このオーディオコメンタリーをレビューしろと仰るなら、Amazonリストの水晶原石をお贈りください。256万飛んで300円。 それぐらいいただかない限り、こんな不快極まる座談会など二度と聞きたくありません。 SS作家は今、何故あの日あの黒ずんだ汚い顔面を遠慮なく叩き割っておかなかったのかと、本気で後悔しています。 それじゃあ気を取り直して行くよ!レビュー第七回!結論から言うと気は取り直せなかったけどな!
●第七話「虚飾の街」 総評:「酷いのは酷いがかなりマシな出来」「おめーまさか、アインザッツ三章以降&私優先後半部と同じこと、またやらかしたんじゃあるまいな?」 なぜそう感じたかは追々書き綴っていきます。 話は、他一名の回想モノローグから始まります。 第六話でおじさんから貰ったカメラで、母艦内の色んなものを撮影する大はしゃぎの他一名。 ちなみにカメラは一眼レフのデジカメ。バッテリーやメディアは大丈夫なのかと思いますが、気にしても仕方ないので置いときます。 航行中の青空、コクピットのあんちゃん&ノッポ、整備中の爺、飯の準備をしている婆と次々に撮影しているうちに、 シャワールームで洗濯板使って洗濯中の女衆もパシャリ。ちょうど女性用下着を洗濯しているところだったため、 チビ女に「このえっち!」とどつかれました。お前は本当にそれしか言えんのか。 それにしても、洗濯板とはまたとんでもない重労働を。 明治大正生まれのお年寄りが口を揃えて「二度とやりたくない家事」の筆頭に挙げていた手作業での洗濯をやらせるなんて、あんちゃんらは鬼か。 いくらスローライフ原理主義だからって、飛空艇なんて科学技術の産物使ってるんだから洗濯機ぐらい用意してやれよとSS作家は思いました。 で、チビ女にどつかれ、うつ伏せで這いつくばった他一名。 この時の画面は、ローアングルで他一名の顔を真正面から覗き込む形でした。他一名は膝を曲げて足を上に立てている。 そのまま脱力して膝を伸ばし足を下ろすと、足が邪魔になって見えなかった背後のネッサの姿が現れました。 SS作家は思わず「おう?」と声を漏らしました。おかしい。まともな演出だ。直後のシーンにちゃんと繋がる、まともに上手い演出だ。 ネッサが背後にいるのに気付いた他一名、這いつくばったまま振り返ってネッサを撮影しようとしますが、 ドッペルであるためファインダー越しではその姿が見えません。他一名は「ごめん…」謝ります。 この時SS作家の脳裏には「吸血鬼」「血界の眷属」「ジュラル星人」などの単語が浮かびました。 毒を打ちこまれて半身不随になり、酒も女も全部捨てて修業一筋になった結果師匠クラスの最強牙狩りになったという、小説版のIFザップを内藤泰弘絵で見てみたいです。
申し訳なさそうに俯く他一名にネッサは「ネッサは楽しいのが好き、みんなが楽しそうなのを見るのも好き」と笑いかけます。 この時の声色が、本心からそう思ってるのかそれとも気を遣ってるのかわからない微妙な感じで、熟練の声の演技ってすげえなって改めて実感しました。 それから他一名のモノローグ「その微笑みにどんな思いがこめられているのか、この時僕は知らなかったのだけど…」 そういえば、前回はオレ、今回はボクになってるけども、他一名のいつもの一人称って何だっけ。全く記憶にない。しかし改めて調べたいとも思わない。 と思ったら、突如画面が暗転しBGMもストップ。 ゆっくり目を開くとそこは、豪奢な調度品の数々が並ぶ高級ホテルのような一室でした。 赤と金をベースにした暗めの色調の部屋の中で、他一名は、天蓋つきのベッドの上に裸で横たわっています。 「おはよう、いい夢見れた?」 声をかけてきたのは、他一名の足元にいた美女。切れ長の垂れ目、長い赤髪を後ろで束ね、厚めの唇には鮮やかなルージュ。 耳元と胸元にアクセサリーをあしらい、露出の高い淡いピンクの寝間着を纏い、豊満としか形容しようのない爆発的な乳房を揺らす姿は、まさに娼婦そのもの。 他一名、顔どころか全身を真っ赤にしてたじろぎます。気持ちはわかる。なんせ、前回の女体の域に達してないゴリラに較べてこっちは普通にエロい。 女の胸が迫ってきて目のやり場に困った他一名は、大きく顔を背けて窓の外を見ます。 そこにあったのは、灯きらめくうずたかいビル群が立ち並び、蛍光色がいっぱいにあふれる巨大な未来都市の姿。 「ようこそ、完全都市ザナドゥへ」「感想は?」 女、四つん這いで尻を突きだし、女豹のように背を反らしながら、更にずいっと迫る。 上から見下ろす形ながらも上目遣い、それより遥かに自己主張の激しい胸元という、これでもかと色気を振りまく構図です。 なんだこれ。たった一週で女のクオリティが極端に上がっている。不自然なほど上がっている。一体どういうことだ。
ともかく、ほぼ裸の美女に迫られるという男の本能に訴えかけるシチュエーション以上に、知らぬ間に知らぬ場所で知らぬ女と一緒にいるという現状に混乱する他一名、 「あんなに熱い夜を過ごしたのにぃ?」と甘ったるい声で迫られて思いっきり飛びのき、ベッドの端の肘掛けにぶつかったと思った瞬間、 肘掛けをすり抜けてベッドから落ち、体が床下に埋まってしまいました。 そう、ここはフラクタルによって作られた幻影の街だったのです。世界で唯一、フラクタルがまだ完全に機能している都市だから「完全都市」。 今までの話や今回の「唯一まだ完全に機能している都市」という言葉を聞くに、どうやらこの時代のフラクタルは世界的に機能不全に陥ってるようです。 雲の高さに超重要アンテナ群を浮遊させるような馬鹿科学が1000時間どころか1000年も維持されてるなんて馬鹿設定の時点でもう嗤うしかありませんし、 それ以前にフラクタルが何なのか人類の生活にどういう役割を担っているのか、未だに全く明らかにならないのはどういうことですかね。 いい加減、監督を糞とか無能とか言うのもウンザリなんですよ。ワンパターンすぎて言ってるこっちの方が飽きてくる。 コイツは糞だという根拠はいくらでも説明できる。でも糞とか無能に代わる的確な言葉が全く思い浮かばない。どんな形容詞もホンモノの前には霞んでしまう。 つくづく自分の限界というものを思い知らされますわ。つらい。生きてンのが嫌ンなりますよ(ユリー・チャコフスキー)。 話を戻して。女の名前はミーガン。 美女の姿をしていますが実はドッペルで、その証拠にと目の前で瞬時に服装を変えてみせました。しかし肩を丸出しにして胸元を強調した娼婦の装いは全く変わらず。 そんなわけで、熱い夜を過ごしたというのは彼女の嘘でした。 「だから安心なさい。残念ながらあなたには指一本触れてないから、ふんどしボーイ?」「クレインです!」 そういやふんどし穿いてたなこいつ。あまりにどうでもいいから忘れてた。 気を取り直して、どうしてオレこんな所に?と質問。ミーガン「街外れで行き倒れていたのよ」 ここから他一名による回想シーン。
時は昨日の夕暮れ時。他一名はネッサと一緒に、一話でゴリラをぶち殺そうとしてたあの飛行船型ジェットに乗って、夕焼けの湖を飛んでいました。 「ねーえ?お水いっぱいあるのに、どうしてダメなの?」 「これは塩水湖だから、飲み水にはできないんだ」 ……おかしい。明らかにおかしい。 たった一度の短いやりとり、しかも直接的な台詞を一切使っていないのに、湖の上空にいるという状況をうまく使って 「飲み水を探している」ということを言外に、しかし明確に観る者に伝えている。 いつもの糞監督なら、たとえば「あれは飲み水を探してネッサとジェットで飛んでた時のことだった」とか説明モノローグを入れたりして、直接伝えようとしてるはずだ。 続けて他一名、湖は塩水でも流れ込む川は真水だから、それを探してもうひと頑張りと、ネッサを諭す態で視聴者にわかりやすく説明。 どういうことだ。今までのフラクタルで、こんなにまともな知識と発想と展開が行われたことなど一度もないのに、 あの糞監督がこんなにスパッとキレる演出を見せるなんて一体どういうことですか。違和感しかありません。 相変わらず無邪気なネッサ、「ネッサが暖かいの、クレインとフリュネだけなの」「でもフリュネはくっつくと怒るから」 そう言って笑いながら他一名に抱き付きます。 と思ったらネッサ、いきなりクシャミをしてシートに倒れ込みました。「頭がぼーっとする」と、顔が紅潮させまるで風邪でもひいたかのように。 同時にジェットが制御不能に。計器が明らかに異常を示し、エンジンの噴射も途切れ途切れになり、機体は一気に急降下。響き渡る他一名の悲鳴。 朝。鳥たちがくつろぐ湖畔に、ジェットの残骸が転がっています。 ノッポ「辺りにはいませんぜ」 チビ女「てことは、少なくとも墜落してそのまんまってことはなさそうね」 ゴリラ「じゃあ何処へ行ってしまったんでしょう?クレイン…」 舵輪型の操縦桿には、他一名の宝物であるカメラが引っかかっていました。 三人は不意に、近隣の住民らしき人物が近くにいるのに気付きます。 中国奥地の民族っぽい恰好をし、ラクダに乗った壮年男性です。丸眼鏡で妙ににこやか。 男性、「いいお天気ですねえ」と三人に御挨拶。 なおここでも、三人が他一名を捜索していると直接言及する台詞は全くありませんでした。すげえ。
更に場面は変わってまたザナドゥ。 ミーガンと他一名はホテルから街へと降りていきます。 ザナドゥのビル群は20世紀21世紀的な角張ったものではなく、近代芸術家の作ったランプのように流線形が多用された不定形で、色とりどり煌びやか。 街中には思い思いの服を身に纏った色んな姿の人々。何処を見ても広告や看板とおぼしき立体画像が所狭しと並んでいます。 他一名が「完全都市、これが…!」と呟きたくなるのがよくわかる美しさです。 背景の人々が書き割りのように動かなくても、十分に納得させられるだけの強烈なビジュアルがあります。 「それはいいとして……何でこんな格好しなきゃいけないんです……?」 そうぼやく他一名の服装は、肩と腕を露出した白と淡いイエローの女性用ドレス。首にはブローチつき襟チョーカー、 青のハイヒールとニーハイで脚を包み、右腕には同じ青色の二連のブレスレットで飾られてるという、清楚なようで明らかに男の目を意識したスタイルです。 しかも何がどうなってるのか、髪も耳が隠れるぐらいまで伸びている。癖毛なのか髪型が整えられてないせいで見た目がイモっぽいのが少々残念ですが、 しかし女の子としてはこれでも十分アリだなと思える姿に仕上がっています。フリュネ・ザ・ゴリラなんかよりよっぽど見目麗しい。普通に抱ける。 なお、ぼやきに対するミーガンの返答「だってただでさえリアルボディで悪目立ちしてるのよ?」「ザナドゥではザナドゥ風に、よ。オッケー?」 だったら女装でなくてもええやんけとは思いますが、普通に可愛いので荒唐無稽でも意味不明でも許す。許さざるを得ない。 不意に、前回の圏外難民のことが脳裏に浮かぶクレイン。傍にあった彫像に何気なく手を伸ばしますが、虚像なので触れることができません。 (ネッサはちゃんとダナンに戻ってるよな…?なんか調子悪そうだったけど…) 目が覚めてから一向に姿を見せないネッサを内心で心配していると、 「何よぉ、そんなのが好みなの?趣味悪いわねぇ」 ミーガンが呆れたように声をかけてきます。 「観賞するなら私の作品見なさいよ。そんなのよりもっと凄いわよ?」 そう言って空中に画面を開き、花と半魚人を組み合わせたような金ピカの悪趣味な像を見せてきます。
ミーガンの本業は彫刻家だそうです。ダウンロードストアで100位にランクインしたことがあるという、某地方映画祭新人監督賞ぐらい微妙な勲章が自慢です。 クレイン苦笑いしながら「そっち方面には疎くて…」と遠回しに興味ないアピールすると、ミーガン、心底呆れたと言いたげな態度を見せました。 しかし気を取り直して「でも、この街の凄さはリアルじゃ絶対にわからないわよ?」と、ファーつきの扇子を手にくるくると踊り出すと、 その動きに合わせてまるでつむじ風が舞うように、ミーガンの周囲にぶわっと立体画像の数々が現れます。 「この街にはね、全ての文化や芸術、娯楽、そしてそれを支える富、全ての情報があるの」 さらにもう一回転すると画像は旋風がおさまるように消え、今度は太陽系の星々をはじめとする様々な惑星群が、舞台袖から姿を現すように飛び出してきました。 「望めば、その全て触れられるのよ?世界の全てに」 クレイン君、指で地球を撫でるミーガンが目に入っているのかいないのか、あまりの光景に言葉を失います。 いや正直言いまして、クレイン君どころかSS作家も言葉がありませんでした。 なんだこれ。マジでなんなんだこれ。ミーガンの体型は普通に女らしいし、扇子を持って踊る姿にも不自然さはない。普通に綺麗で乳だって揺れてる。 それだけでも驚くのに、近未来的立体映像各種を動きに合わせて出したり消したりするという美しい演出まで加えられています。 この糞アニメの糞監督は、前回、本放送基準で言えばたった一週間前に、人体としてあるまじき不自然な女体と挙動をドヤ顔で披露したばかりです。 それなのに、たった一週間の間に一体何があれば、こんな風にまともな女体をまともに動かして、近未来的に美しく彩ることができるようになるんでしょうね? しかもここに限らず、全体的に演出の切れ味が格段に上がっている。この第七話、各キャラの行動にもここまで違和感が一切ない。 「そうか、そういうことか」とSS作家は思いました。
いい加減、さっさと話を続けましょう。 ミーガンに誘惑されて困惑するクレイン、「実は連れがいて!し、心配だし!」と誤魔化して切り抜けようとします。 すると何処からか突然、ネッサの所在情報が転送されてきました。クレインの目の色が変わります。 場面転換して、川原に設置された遊牧民風のテントの中で、先ほどの丸眼鏡の男性と捜索組の三人。 男性は近隣の仲間にクレイン捜索を呼びかけてみると約束してくれて、フリュネは礼を言いました。 この村のことを見覚えも聞き覚えもない様子のエンリが、この村はロストミレニアム主義者か?と問いかけると、 ここはただの自然派生活のコミュニティなんですよと、男性は笑いながら否定しました。 ロストミレニアムと自然派生活の違いがよくわかりません。テロやるかやらないかということでしょうか。 周囲を散策すると、傾斜のきつい牧草地で羊と牧羊犬と羊飼いが行き交う光景が目に入りました。 感激するエンリ、興味なさげなフリュネ、そして空気のノッポと、反応は三者三様でした。
また場面転換して、ネッサの居場所と思しき所へやってきたクレインとミーガン。 ここはミーガンの知人のドッペルデザイナーの棲家だそうです。玄関ではハルバードを握った西洋甲冑が、威圧するように何体も立ち並んでいます。 不意にその一体が動き出し、クレインに襲い掛かりました。女装娘が腰を抜かしてワインレッドの下着をパンチラするサービスシーンの後、 ハルバードが大上段から振り下ろされクレインの頭が割られる!と思ったその瞬間、甲冑の動きが止まりました。 「何年ぶりだろう?リアルの人間がここに訪ねてくるなんて」 甲冑の肩の上に、この家の主であるドッペル・コリンの姿が現れました。 クレイン、女の子座りになりながらネッサの事を尋ねると、コリン「へえ、君、あの子の何?」 いるんですね!?と聞いても「質問してるのは僕だよ」と取り合ってくれず、仕方なく答えを考えてみますが、自分がネッサの何なのか思い浮かびません。 答えに詰まった様子をみたコリン、まあいいと言って家の中へと通してくれました。
ネッサは、リビングのソファの上で具合悪そうに横たわっていました。手を握って額に手を当てると熱もある様子です。 その様子を見て「これは本物かもな」と意味深な台詞を呟くコリンに、「この子に何をしたんです!?」と食ってかかるクレイン。 コリン曰く、ウイルスに感染したかハッキングを受けたかで行き倒れていたところを拾ったとのこと。熱があるのは人間で言う免疫反応で、 ネッサのスペックなら感染源や攻撃元への反撃も容易なのにそれをしない。コリン「出来ないのか、やり方を知らないのか」 今度は僧院へ場面転換。 四話の巨大飛空艇の司令官が、眼下の雲を眺めながら部下の報告を受けています。 「まだ崩せないのですか?」「申し訳ありません。防壁は厚く逃げ足は速く…」「追い続けなさい。ようやく尻尾を押さえたのです」 その時、立体画像で指名手配に関する情報が飛び込んできました。司令官、唇の端を吊り上げて笑いながら「オーディンの出航準備を」 オーディンとはおそらく、四話で出てきた円盤型の巨大飛空艇のことでしょう。そんなものまで駆り出すということは、ザナドゥからネッサの情報が漏れたのでしょうか。 なおここでのやりとりで、司令官の名前がバロー卿と判明しました。 再び、コリン宅のソファに横たわるネッサとクレインへ。 それにしても今回の話は頻繁に場面が変わる。しかし、状況が掴めないということが全くない。 最低限の台詞と演出、そして回想を交えた場面転換の繰り返しだけで、何が起こっているかを視聴者にテンポ良くわからせることができてる。 しかも、今までまともにキャラ名を覚えられなかったのに、ミーガンといいコリンといいバロー卿といい、今回登場したキャラはちゃんと名前が出てるし覚えられる。 旧章で記憶に残らなかったメインヒロインズの名前が、新章になったら普通に覚えられるようになったのときっと同じ現象ですね。そうですね。
ネッサ、クレイン君から「かくれんぼでも鬼ごっこでもどんな遊びでも付き合ってやる、だから早く治すんだ」と言われ、 具合が悪そうながらも嬉しそうに微笑み、サンコから教わった指切りをしようと小指を出して、お互いに小指を絡めて指を切りました。 その様子を別室から眺めていたコリンとミーガン。二人とも、この行き倒れ二名が指名手配のお尋ね者と気付いていたようです。 ミーガン「手柄を譲ってくれないかなぁ?」「このままだとネットワーク回線の利用権を手放さなきゃならなくなりそうなの」 コリン「だったらこの街から出ていきなよ」「それが、分相応ってもんじゃない?」 ミーガン「い、いま次の作品の構想を練ってるの!完成すればあのネットの批評家気取りの連中も、私にひれ伏すに違いないわ!」 そんなダメ芸術家気取りそのものの発言をしながらミーガンがしなだれかかろうとしたら、コリンは別の位置へ瞬間移動。 「キショいよ。作品を批評した連中にわざわざ反応して炎上させてさ、自分がリアル割れさせられたの、忘れたの?」 仕方ない、それじゃ取り分の話は後にして、僧院に通報したからもうしばらくあいつらをここに足止めしようとミーガンの提案。 でも指名手配にはもう一人生身の女もいただろ、セットじゃないと賞金下がるんじゃ?という反論意見に対しては、心配無用とドヤ顔。 そこへたまたま通りかかったクレイン君、扉の外でその話を聞き警戒心をMAXに。 今度は、夜の自然派コミュニティ。傾斜地に座り込みながらエンリ、バイザーをかけてネットを探ってみますが、 クレインとネッサの情報は全くヒットしません。途方に暮れるエンリ。フリュネはその横で、何考えてるかわからない表情のまま立っています。 ふと、「あんたとクレインって…何なの?」とエンリが聞きます。あまりに曖昧すぎる質問なのでフリュネ、「何って、何がですか?」と質問返し。 思いっきりしどろもどろになりながら遠回しに聞こうとするも伝わらず、最終的に顔を真っ赤にしながらキレ気味に「えっちな関係なのかって聞いてるのよ!」 お前は本当にエロのことしか頭にないのな。さっさと経験してしまえば、どうにもならないぐらいチョロい子が出来上がるぞコイツ。
それに対してフリュネ、「お友達です、クレインは」「だって私には誰かに好かれる資格などないのですから」と意味深な返答をしてから、何処かへ行ってしまいました。 呆気にとられたようにその背中を見送っていると、ノッポが「お嬢、ちょっと」と呼びかけます。 ちなみにノッポの名前はタカミーと言います。四話でたった一度名前が出ただけなので無視してました。アルフィーのロン毛かよ。 一人になったフリュネは夜の沢を散策していて、不意に洞窟を見つけます。 入ってみるとエスニックなような前衛的なような彫刻がいっぱい。机や各種画材に未加工の石まで並んでいます。 更に奥には、外からの月明りに照らされたどことなく宗教的な感じのする巨像が鎮座していました。 「私の工房になにか御用ですかな?」 いきなり背後から呼びかけてきたのは、例の丸眼鏡の男性。続けて、自分の作品を見たご感想は?と尋ねてきます。 フリュネ、引きつった笑みの後「ノイローゼのミミズがタップダンスを踊ってるみたいです」と、 遠回しのようで剛球ストレートな容赦ない評価をぶつけます。言われてみたらこの石像、確かにそう見えなくもない。 今度はおっちゃんの笑顔が引きつり、「あなたもあの蒙昧な批評家気取りの連中と同類ですか」とブチ切れ。手元にあった壺でフリュネの頭を思いっきりどついて、 「私の芸術を理解する知能も持たない虫が!!ネットに巣食う糞虫が!!」と、フリュネをその場に組み伏せます。 瞬間、おっちゃんの姿がまるでオバケのような黒い影に見え、フリュネが驚愕の表情を浮かべたかと思うといきなり気を失いました。 よっしゃ好都合とおっちゃんが下卑た笑いを浮かべた途端、後ろからエンリとタカミーが、子供の背丈ぐらいの大きな壺でドタマを横殴りにして処刑してくれました。 公権力横領捜査官中坊林太郎を思い出しました。壺で頭割られて、二回り以上でかい壺で殴り返したあのシーン。 そしてエンリ達の口からフリュネへ、この渓谷の村の真実が語られます。 ここの住人は全員がザナドゥの住人で億万長者、ドッペルにザナドゥで仕事をさせながら自分たちは遊牧民ごっこをして暮らしているそうです。 で、つい今しがた殴り倒されたとゲイルいうおっちゃんが男の子をひとり拾ったらしいと、村民が噂していたとのこと。
自分達の危機に気付いたクレインは、ネッサを抱えてコリン宅から逃げるべく、甲冑の立ち並ぶ玄関まで辿り着きました。 当然のように甲冑が動き出し、二人を逃がすまいと襲い掛かります。しかし甲冑はその大きさが仇となって思うように動けず、クレインは無事に逃げることができました。 今回の話で明らかになったのですが、フラクタルが機能している世界には「エアーオブジェクト」「ソリッドオブジェクト」という二つの概念が存在しているようです。 確かな説明がされていないので描写からの推測ですが、エアーオブジェクトとは触れることのできない幻影や虚像、 ソリッドオブジェクトとは実体化して触れることができるデータのことを指しているものと思われます。おそらくこの甲冑はソリッドオブジェクトなのでしょう。 ……物語も半分を過ぎてやっと世界観の根幹にかかわる設定を出してきたよこの糞アニメ…… 一方、渓谷で殴り倒されたゲイルのおっちゃん、目を覚まし立体画像でコリン宅を映すと、ネッサがいるはずの場所に誰もいない。 ザナドゥのミーガン「あのガキ!!」 どうやらミーガンの本体はおっちゃんだったようです。美女アバターの中身がおっさんというのはMMORPG黎明期からよくありますね。 そういえばこの間、10年前にハマってたRED STONEが未だに稼働してると知って驚きました。 武道家をある程度育てたところで三連蹴りメインじゃないと役に立たないと知り諦めて投げたのですが、今はどうなってるんでしょうね。 イースIIIのバレスタイン城のテーマをエンドレスで流しながら、アイテム転売に精を出してたのを思い出します。 閑話休題。クレインの指名手配書を意味ありげに眺めるコリンの姿の後、カメラはネッサをお姫様抱っこしながらザナドゥを逃げる女装のままのクレインへ。 何か思うところがあるようで、ネッサへ語りかけます。 「改めてこういう街へ来て、気付いたことがあるんだ」「自分が触れない世界にいるのって、なんかすごく寂しくて寒いんだって」 「今まで気づいてあげられなくて、ごめんね」 クレインが自分のことを理解しようとしてくれたことに感激して、ネッサは思いっきり抱きつきます。
しかし、そこへミーガンが現れました。明らかに殺気立っていて無事逃がしてくれそうにはありません。 クレインはネッサを下ろし自分の後ろに隠します。なんだこのエリナ・ペンドルトンの夫みたいな紳士的行動。前回アラバスターから逃げた屑と本当に同一人物か。 ミーガン、胸元からリボンを取り出して投げつける。それが不定形に変形したかと思うと巨大化して触手状になり、クレインの全身にからみつきました。 「そいつはあんたの中のターミナルに干渉するウイルスワームだ!」 苦悶しながら倒れ込むクレインと、悲鳴をあげてクレインにしがみつくネッサ。 ところでみなさん「イヤボーン」って知ってますか。何か凄い力を秘めてるヒロインが敵に追い詰められると「イヤぁぁぁぁっ!!」と叫んで潜在能力がボーンと発動する、 昔からあるバトル漫画の定型パターンのことです。確か元ネタはサルまん。 このシーンを目の当たりにしたとたん、「ああイヤボーンが発動するんだろうな」とSS作家は直感しました。 そしてその直感はやはり当たりました。当たってしまいました。 「ダメ……クレインを、ネッサが……ネッサが守るの!!!」 ネッサの右の瞳の中へズームイン。電子回路のトンネルを高速で駆け抜け、フラクタル模様がフラッシュしたかと思うと、 文字通り洪水のような光がネッサを中心に猛烈な勢いで広がり、目の前のミーガンを、遠巻きに様子を見ていたコリンを、やがてザナドゥの街全てを覆い尽くしました。 夜が明け、フリュネとエンリとタカミーがジェットに乗ってザナドゥに駆け付けます。 しかしそこに完全都市の姿は既になく、残っていたのは寒々しいほど荒涼とした、巨大な廃墟の街でした。バイザーをかけても何も見えません。 クレインとネッサは安堵の表情を浮かべながらも疲れ切ったのか、先ほどの街外れで朝焼けを前に座り込んでいました。 「ネッサ……これは、君が」 そこまで言いかけた時、背後にコリン宅の甲冑が迫ってきました。討ち漏らしたのか?それとも避難できたのか?どうやって?
ネッサ「こないで!!」と叫んでエネルギー弾を飛ばすも、甲冑はびくともしません。 「無駄だよ。このドロイドはスタンドアロンで動いているんだ」 周囲に響き渡るコリンの声。 「君の力は本当にすごいね。フラクタルを救ったり、或いは滅ぼせるっていう『鍵』の噂。あれは君のことだろう」 「でも困るんだ。フラクタルは僕の全てだ」 甲冑はマスケットの短銃を具現化させ手に取ります。 「この世界でだけ自由でいられる人間もいるんだよ」 その言葉と共に大写しにされる、人工呼吸器やチューブや電極など様々な医療器具に繋がれた男性。コリンの本体でしょう。 「……絶対に終わらせなんかしない」 昇る朝日をバックに、銃の発砲音とネッサの悲鳴。フリュネ達が駆け付けるも一足遅く、背中から夥しい血を流しながらクレインは倒れてしまいました。 更にこの最悪のタイミングで、バロー卿とオーディンまでもこの場に到着してしまいます。 「おやぁ?こんな所に」「探しましたよぉ?私のかわいいお転婆さん」 第七話・終。
……はっきり言いまして、今回の第七話は悪い出来ではありません。少なくともアニメ作品として何の違和感もなく鑑賞できるクオリティです。 状況と動きと台詞を総合的かつテンポ良く使うことで、視聴者に伝えるべき情報を切れ味良く伝えていますし、登場キャラの身体動作や行動原理にも何ら違和感がない。 ストーリー等に突っ込み所は確かにありますが、全て許容範囲。少なくとも全てが劇・ドラマとしてきちんと成立しています。 いやらしいどころか人体として不自然だった前回のフリュネに比べ、ミーガンはあざとい造形ながらも普通に妖艶と形容して差し支えない容姿と所作ですし、 ポッと出のゲストキャラも必ず名前を呼んでるから、「誰やねんこの名無しキャラ」と違和感を覚えることが全くない。 クレインが変に男らしくなったのだって、第六話までの流れで観たら確かに不自然に映りますが、 主人公が主人公らしい行動を取っておかしいことなど何もないので十分に納得できます。 あるんですよね、山○寛作品には。途中まで褒める所が全くない糞そのものの作品だったのに、 半分超えた辺りで急に、「別人に生まれ変わったかのように」まともに見れるようになるという、他の作家・監督の作品ではまず見られない謎の現象が。 『アインザッツ』がそうでした。気取った文体ばかり狙って失敗してる上に中身のない第一章、ト書きすらない台本形式という糞そのものの第二章の後、 三章から五章までなぜか普通に小説として読める出来になった。ストーリーは駄目でしたが文章そのものに違和感は全くなかった。 『私の優しくない先輩』映画もそうでした。ほとんど主人公のモノローグしかなくて朗読劇に毛が生えたような最低映画だったのが、 上映時間約100分のうち50分付近から急に、モノローグが激減して映画として普通に見れる仕上がりになっていた。 そして今回の『フラクタル』。全11話中の7話。見事なまでに半分を超えたばかりのところで、ちゃんとアニメとしてまともなお話がお出しされてきた。 第六回のレビューを投下した後、「フラクタルの後半は作品で語るのができてると思う」という感想がスレに投下されていましたが、 そりゃそうでしょうよ。後半ってことは半分超えてるんですから。定番の謎現象が発生した後のことなんですから。見れる出来で当たり前。
なぜこんな現象が起こるのかはさておき、なぜ今まで誰もこの謎現象に気付かなかったのかと考えてみて、思い当たった理由が二つ。 ひとつは、山○寛作品をしっかり追った人間がいないこと。ほとんどの方はクリエーター(当時)としての山○寛をよく知らない、 知っていてもフラクタルとWUG旧章(ワキガ)ぐらいしか全話通して観たことがないのではないでしょうか。 らきすたは四話でクビですから除外、戦勇や宮河家はマイナーすぎて手を出さない、アインザッツや私優先なぞ言わずもがな。 三作以上ちゃんと見た経験を持つ人間はおそらくかなりの少数派であろうと思われます。 そしてもうひとつは、前半の早い時点で見切りをつけざるを得ないような酷い作品ばかりのため、早々に視聴を打ち切ってしまうか、 観るにしても斜め読み程度になってしまい、そしてその後二度と鑑賞することがないということ。だから後半で変化が起こっても全く気付かないのでしょう。 アインザッツを最初に読んだ時のSS作家もそうでした。レビューのために二度三度読み返してようやく違和感を覚えたぐらい、全く真面目に読んでませんでした。 こんなもの真面目に読むだけ無駄だと思っていましたし、実際レビューしてなければ真面目に読むだけ無駄な作品でした。 だから「この男は自分の作品でこんな謎現象を当たり前に起こす」ということを誰も知らない。 よく観察すれば自明の理なのですが、観察する価値もないのでみんな気付かない、気付いたところで何の意味もない。 せいぜい「ああコイツが監督してんのか、じゃあ最初は見なくていいや」となるぐらいのものでしょう。 え?皆がこの現象に気付かなかった理由じゃなく、現象が起こるそもそもの理由?今更言わんでもわかるでしょう。 「人が変わったかのように」唐突かつ極端に表現技術が向上するというのは、つまりそういうことです。 ところで大和田秀樹漫画って面白いですよね。たのしい甲子園とか。SS作家は謎の包帯軍団に70点取られ最終回で120点取り返した話で大爆笑しました。 そういえば疾風の勇人がアベ政権のせいで打ち切りになった!!というデマがバズられてたのは去年の初夏頃のことでしたが、 これについてかの人は何か言及してたんでしょうか?してないでしょうね、あのポンコツにも程がある糞アンテナじゃ。
というわけで第七回レビューはこれで終わりですが、正直第八回へ進むのがかなり億劫です。 「糞監督が手ずから作った糞アニメがいかに糞なのか」を語る目的で始めたレビューなので、その目的の内容が少し変わってしまうとなると、 スイッチをうまく切り替えられるかどうか自分でも正直不安なのです。 でも、やらなきゃならんでしょう。いつの時代のどの世界でも、戦いの場において一番見下されるのは弱い者や負け犬ではなく、 自ら望んだ戦から我先に逃げる卑怯者なのです。自らそうなってしまっちゃ人生おしまいです。 そんなわけで死んでもレビューやりますからどなたかフラクタルのDVD四巻ポチってください。(ダイレクトマーケティング) あと気晴らしのウォッカもください。三度目の謎現象でもはや糞と呼ぶ価値すらなくなった山○寛に、せめてウォッカでコーヒーリキュールを作って献杯したい気分です。 零細ながらいい珈琲豆を置いてる店が、広島駅の近くにありましてね。 それでは第八回でまたお会いしましょう。 糞監督のオーディオコメンタリーが二巻にも三巻にもあると知り、なぜどの世界でも無能ほど目立ちたがるのかと頭を抱えるSS作家でした。
レビュー乙です またもおなじみ中盤からの正常化現象ですか かんなぎが14話除いてマトモな出来ということを鑑みれば、あの人は一生現場に出るべきではなかったという結論にたどり着くなあ
なるほど……こりゃおじさんが激怒して目の敵にするはずだわ だってこの「その作品がいかに面白いかorクソつまらないかを巧緻な文章にユーモアを交えて評論する」っておじさんの一番やりたい事だもんな (そしてブログ時代から今に至るまで一度たりとも出来ていない) それを、よりによって自分の一番自信のある作品でここまで的確に評論されて、それで読者のウケを取られてはたまったもんじゃあるまい。
レビューも大変ですなあ 読めば読むほど見たくなくなるアニメってのもまあw なにより古いアニメはもとから他人の目にふれる機会もないわけで。 ヤカンさんは悪い意味で耳目をあつめるけど、けしてあのヤカンさんの関わったアニメとして作品ほほうは誰も注目しないのだから笑えるよな こわいもの見たさすら起きないw それにしてもオーディオコメンタリ、身内にマウントするヤカンさん、見苦しいな あの小林ゆうさんに空気を気にされるなんてよほどの暴走ぶりだな ぶっちゃけアニメファンは声優のトークは聞きたいが監督なんて添え物よりはるかに下の存在なのを自覚すべき
レビュー乙でした リアルタイム視聴組ですがおっしゃる通りこの頃になるとクソアニメを惰性で見ているという感覚だったので ここまで踏み込んでの指摘は新鮮でした 確か放送前に村上仕込みを山本氏が自分からお漏らしして もうその時点でまた何か小細工やってやがるぐらいにしか感じられなかったんですよね
全部正面全部正面全部正面全部正面 全部正面全部正面全部正面 全部正面全部正面 全部正面
どうでもいいから、辛い矢作詞曲のレビューをしてよ 貰いもんじゃなきゃ感想一つ言えんの?乞食じゃないんだからさ
>>513 貰いものだからレビュー約束なんだろアホかよ
誰が好き好んであんな糞作詩の曲を自分で金出して買ってレビューするんだよ
>>515 別にフルじゃなくて1コーラスでもいいんだが?
クソ作詞の曲って、それ声優が聞いたらどう思うだろうね
発言はご慎重に
乞食の否定はしないのな ちょっとは自分の金で物買って、オタク産業に還元しようと思わんのだろうか
>>518 和くんなんでイタ電したの?早く別荘暮らししたいの?
イタ電のときみたいにアシつかないようにコンビニWi-Fi使ってるのかな
ここはヤマカンの事実を語るスレであって避難所じゃないよー
>>517 声優「正直、ないですね」(一同笑い声)
かんなぎのオーディオコメンタリーでも作画の人をディスっていたけどコイツはセンスないなって理解したよw
無念 Nameとしあき 11/07/13(水)17:28:53 No.62946526 del 冗談抜きでプライドの餌にされるだけだから、リアルで近づいちゃ駄目だよ 彼が語るのは遠回しな自慢話と、肯定的評価を引き出すための誘引だけで しかも異論を挟むと途端に機嫌が悪くなって、延々恨みを含んでしまうから 仕返しするほどの甲斐性もないけど、後日無関係なところで仕事をしているときに 全く唐突に意味不明な中傷を、しかも公の場で受ける危険性があるから 始末に悪いのは、中傷してる本人は自己暗示にかかって、それを正当な評価と 思い込んでるから 不当な悪意を向けた、他人に言われない中傷をした、とは欠片も思わない 繰り返すが、決してリアルで近づいちゃ駄目
もはや山本も風前の灯、そろそろ誰か引導を渡してやれよ、と思うのだが、 山本はもちろん精神年齢3ちゃいなので、 やだーやだーぼくはアニメ監督をやっていたいんだい!と、決して自ら出処進退を決めることはないだろう。 所詮は、幼児だったのだ。 思想も信念もない。 ネットを私物化し、自分を称える取り巻きを優遇して、悦に入ってただけ。 呆れるしかない。
800 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2018/04/12(木) 21:16:07.85
皆さま一日お疲れさまです、SS作家です。
昨日お知らせした新企画の話ですが、実は、レビューの保管サイトを立ち上げました。(
https://wiki3.jp/cf_reviews )
保管スレの方はID等でレビューを抜きだせるとはいえ色々と面倒ですし、すぐ落ちることはないにしても将来的になくなるのは確実なので、
それならサイトを作って保管していつでも読めて感想とか投下できるようにしてしまえと、
ちょうどあの忌まわしい事件から一周年になりつつあったので、例のPV批評をした日である今日に公開することにしました。
5ちゃんねるやふたばを見ない設定の人も、外部サイトなら遠慮なく来れるでしょう。どうかお友達にも教えてあげてくださいね。
糞アニメレビュー第七回の精神的ダメージが思ったより大きかったSS作家でした。気力湧かねえ。
【零進捗糞野郎ゴミ屑おじさん】カリスマワナビ寛(ひろし)のSSをみんなで考えるスレ
なんかこのSS作家とやらの行動が気持ち悪くなってきた
おーいおじさんスレ立ってないぞー いつも立ててる子、はよ頼むわー
つか消費早いんだから、一回に二つくらい立てといてほしいわ
>>538 お前だけだから来なきゃいいんじゃない?
>>538 こことIDなしではSS作家様の行動に異議を唱えることは禁止だ
wikiに一言文句言いたいけど、ipバレるんだよねあれ?
>>546 SS作家さんはIPどころか実名住所職場連絡先、全部把握されても文句言ってヤカン黙らせたじゃない
>>547 いやちょっとした不満言いたいんだけど、特定されて嫌がらせされたらたまらん
別に俺の負けでもいいけどさ アンチは正直にこの作家がキモいかどうか、それだけは本音で答えてほしい
チワワ男SS作家さんには全身ボコボコで泡吹いて白目剥くぐらいやっつけられたじゃん
ヤマカスも整体師もブッコロ(俺)もキモい。 当たり前。このスレの何もかもキモい。 同じくらい安倍とネトサポがキモい。 こんなのがトップに居てる日本国はキモ
そいつ、なにかっつうと繰り返すよな。つまらんのに。 ま、この手合いはどの話題にも背乗りしてくる。 まさに背乗り民族。
どうせ最終的には自滅するから放っておいても問題ない
常に怒って喧嘩ばかりしてるしな。 本人も何も幸せじゃないだろ。 CF詐欺で追及される前に自らエンディングを迎えた方が楽かもね
SS作家の中のアニメランキングには、一位「宇宙の騎士テッカマンブレード」二位「疾風!アイアンリーガー」が不動のツートップとして君臨しています。 およそ25年もの間ずっと変わらなかったので、おそらく死ぬまで変わらないでしょう。 竹書房とキングレコードを壊滅させる速水奨&中田譲治に笑いが止まらなくなろうと、全てを切り捨てででもまどかに献身する暁美ほむらに胸が痛くなろうと、 毒キノコ食べて俳句の神が見える松尾芭蕉のせいで思い出し笑いに苦しもうと、部下の形見を妻子に渡せなかったガムリンの胸の裡に歯噛みしようと、 テッカマンブレードとアイアンリーガー以上のアニメは二度と自分の前に現れないでしょう。ノムさんにとっての史上最高投手が稲尾和久で完全固定されてるのと同じです。 そんなわけで、辛い時にはコレを見ましょう。さだやす圭「サンキュウ辰」。 06年から07年にかけて週刊漫画ゴラクに連載されてた漫画作品で、単行本全6巻。 八百長疑惑で日本球界を永久追放され、韓国に渡って遊び人まがいの生活を送っていた江夏豊モチーフの天才投手が、紆余曲折を経て冤罪を晴らし日本球界に復帰する物語です。 昔いた大阪の球団じゃなく広島でクローザーとして再びマウンドに立つ展開が、本当にたまらなかった。 今でこそ赤ヘル黄金時代再びと大盛り上がりの広島ですが、この作品が連載されてた頃は五位が定位置の暗黒時代。 そこへ背番号14を背にクローザーとして江夏が来るなんて見せられたら、そりゃあ広島人として燃えない筈がありません。実際メチャクチャ燃えました。 でも広島人以外にはそこまでウケなかったんでしょうね。復帰後初マウンドを三者三球三振で切り抜けたシーンで、残念ながら打ち切り終了でした。 話全体としては上手くまとまってるので或いは円満終了かもしれませんが、いずれにしても長く続けられるほどのモノはなかったのでしょう。 なので個人的には大好きな作品ですが、人にオススメできるかというとどうだろう?という感じの作品です。 しかし人にオススメはしかねますが、個人的には今でも大好きな作品です。全6巻で本棚にも優しいですしね。とりあえず最終巻があればけっこう幸せ。
SS作家の中のアニメランキングには、一位「宇宙の騎士テッカマンブレード」二位「疾風!アイアンリーガー」が不動のツートップとして君臨しています。 およそ25年もの間ずっと変わらなかったので、おそらく死ぬまで変わらないでしょう。 竹書房とキングレコードを壊滅させる速水奨&中田譲治に笑いが止まらなくなろうと、全てを切り捨てででもまどかに献身する暁美ほむらに胸が痛くなろうと、 毒キノコ食べて俳句の神が見える松尾芭蕉のせいで思い出し笑いに苦しもうと、部下の形見を妻子に渡せなかったガムリンの胸の裡に歯噛みしようと、 テッカマンブレードとアイアンリーガー以上のアニメは二度と自分の前に現れないでしょう。ノムさんにとっての史上最高投手が稲尾和久で完全固定されてるのと同じです。 そんなわけで、辛い時にはコレを見ましょう。さだやす圭「サンキュウ辰」。 06年から07年にかけて週刊漫画ゴラクに連載されてた漫画作品で、単行本全6巻。 八百長疑惑で日本球界を永久追放され、韓国に渡って遊び人まがいの生活を送っていた江夏豊モチーフの天才投手が、紆余曲折を経て冤罪を晴らし日本球界に復帰する物語です。 昔いた大阪の球団じゃなく広島でクローザーとして再びマウンドに立つ展開が、本当にたまらなかった。 今でこそ赤ヘル黄金時代再びと大盛り上がりの広島ですが、この作品が連載されてた頃は五位が定位置の暗黒時代。 そこへ背番号14を背にクローザーとして江夏が来るなんて見せられたら、そりゃあ広島人として燃えない筈がありません。実際メチャクチャ燃えました。 でも広島人以外にはそこまでウケなかったんでしょうね。復帰後初マウンドを三者三球三振で切り抜けたシーンで、残念ながら打ち切り終了でした。 話全体としては上手くまとまってるので或いは円満終了かもしれませんが、いずれにしても長く続けられるほどのモノはなかったのでしょう。 なので個人的には大好きな作品ですが、人にオススメできるかというとどうだろう?という感じの作品です。 しかし人にオススメはしかねますが、個人的には今でも大好きな作品です。全6巻で本棚にも優しいですしね。とりあえず最終巻があればけっこう幸せ。
場面は変わり、クレインとフリュネを拉致して飛び去った後、ハッチから地下基地らしき所に着艦する飛空艇オーディン。 横たわって天井を仰ぐクレインの呼吸は非常に荒い。出血多量のために足りなくなった酸素を体が必死で求め、本能的に呼吸数を早めているのがわかります。視界も虚ろ。 しかし目の色にも表情にも余裕があって顔色も健康的なため、単に疲れ切って酸欠で喘いでるようにしか見えません。もうちょっと何とかできんかったんか。 フリュネは髪の毛を乱し、泣きそうな表情でクレインの顔を覗き込んでいます。 「このまま一緒に…!」 「聞き分けのない。来るんだよ、パパの言うことをお聞き」 「離して父様!!」 そのままバロー卿はフリュネを無理矢理連行し、クレインは別の所へと搬送されていきました。 そしてOP突入。ただフラクタル模様をぐるぐる回すだけという、いつも通りの中途半端に不愉快なムービーにイライラします。中途半端が一番クソですわ。 OP明け。 私室らしき部屋に、気取った身振りと口調で「やっと帰ってきましたねえ」と呟くバロー卿と、表情を硬くした直立不動のフリュネの二人。 卿がフリュネを近くへ呼び寄せると、跪いてお腹に抱き付いて頬ずりしながら、その匂いを嗅いで「いい香りだぁ…」とうっとりし始めました。キメエ。 「お帰り、私の可愛い娘」 ゴミを見るような目で卿を見つめるフリュネ。下からのアングルなおかげで余計に表情が怖いです。でもお前の気持ちはわかる。 「私は臭いのではなかったのですか」 そう言って四話のグラニッツ村襲撃の時の台詞を蒸し返すと、「そもそも女は臭いものです。だから汚らわしくて愛しい…」と更に頬ずり。マジキメエ。 「なぜ真っ直ぐ僧院へ向かわなかったのです」 「あそこではなかなか自由な時間が取れませんからねえ。パパはお前と二人の時間が欲しかった…」 「クレインは」 「安心なさい、治療室に運んでいる。お前の大事な友達のようだからね」 フリュネの安堵の溜息を見て卿「どのぐらい大事なのかね」 痛いとこ突かれたようにハッとした顔で驚くフリュネ。卿「もうしっぽりとした仲なのかな」 表情を硬くし直してみても、さっきまでのゴミを見下ろす目つきと違い動揺の色が隠せない。アングルが同じだけに微妙な表情の変化がよくわかります。
こういう、ちょっとした変化だけでキャラの精神状態を表現できるドラマっていいですね。必殺シリーズの山崎努や中村嘉葎雄を思い出します。 なんでもう七話早くこれを出せなかったかなァー?今更でも出来るんだから最初から出来ねーはずがねーよなァー? そういうことを考え始めるとテッカマンブレードやアイアンリーガーを差し置いて新必殺仕置人を鑑賞したくなってしまうので、頭カラッポにして先へ進みましょう。 「お前にはまだ『鍵』の資格があるのか、確かめなければね」「祭司長に引き会わせる前に」 卿がそう言って立ち上がると、フリュネは奥歯を噛み締めた憎悪の表情で睨みつけます。 「お前がパパの言うことを素直に聞くなら、あの子の治療をしてあげても構わないのですよ」 「待ってください!治療室に運んだと!」 「確かに運びましたよ。でも誰も治療するとは言ってない。」 「そんな…!」 「確かめさせてくれればいいだけの話です。素直に」 下卑た余裕の表情のバロー卿と、 「どこまで人を弄べば気が済むのです…!」 俯いてそれ以上言葉の出ないフリュネ。 資格とやらを確かめることは、こんな駆け引きを使わなければならないほど嫌なことなのでしょうか。 場面は変わってグラニッツ母艦。 ネッサはクレインを探しに行くと駄々を捏ね、別室でもエンリが「なんでクレインを助けにいかないのか」とスンダに食ってかかります。 「ネッサはこっちの手の中にある、あの子を守るのが先だ」と言われても納得できず「今更ビビってんの?タマついてんでしょ!」と煽ると、 「タマだけじゃなくアタマもついてる」と返します。返し方が微妙すぎてモヤッとします。 「冷静に考えろ。今こっちから僧院に仕掛けりゃただじゃ済まんだろう。こっちもそれなりの準備を」 その言葉と時を同じくしてネッサの感情が爆発、スンダの部屋が停電し、ネッサが母艦からいなくなりました。 報告を受け「ネッサが消えた!?なんでちゃんと見てなかったんだ!!」と怒鳴るスンダですが、 いや実体のないドッペル、まして対精密機械用の超能力持ってる怪物を人間がどうにかできるわけないだろ馬鹿かおめえ。 と遠回しにそう窘められると、「まさかクレインの所へ…」と、まあ誰でもそう気付くよねってことを呟いてから、再び場面転換。
クレインがベッドの上で目を覚ますと、そこは壁四面のうち一面だけにパターン模様のレリーフが貼りつけられた、無機質なダークグレーの部屋でした。 ベッドの横ではネッサによく似た無表情の少女が、先ほどのフリュネと同じ下からのアングルで枕元を見下ろしています。 驚いて飛び起きたクレインは、激痛に顔をゆがめます。しかし痛みは一時的なもので、体には傷が全くなく、体幹をひねってみても何の違和感もありません。 よくよく見るとクレイン君の体には包帯も絆創膏も貼付されておらず、そもそも部屋には医療器具の類がゼロ、点滴すらありません。 どうやら瀕死の重傷は完全に治療された模様です。一体どうやって。バグズ(M.O.)手術用の変身薬でも注射したのか。 そういえば、テラフォーマーズの同人誌を作ってたSS作家の知り合いが「テラフォの戦闘シーンてバキそっくり」と言ってたのを思い出しました。 絵柄や構図こそ違うもののエフェクトやトーンの使い方が驚くほど一致しているそうです。 漫画の技術的なことはわかりませんが、バキが格闘漫画に与えた影響を考えればあり得ない話ではないなと思いました。 話を戻して、少女が「六時間は安静にして」とネッサと似ても似つかない暗いトーンでそう告げると、 クレインは「たった六時間!?」と信じられないように問い返します。 どうやら32世紀の一般的医療水準から見ても超高度な治療を施されたようです。しかし具体的に何をされたかはやっぱり不明。 クレイン、改めて「君は?」と聞きます。 そこで不意に思い出した、三話の星祭り殴り込み。祭壇の中心で祈りを捧げていた、ネッサ似の巫女。 「前にオレ、君のこと見かけた」「ネッサは君のドッペルなんじゃない?」 しかし返事は「質問の意味がわからない」。表情も声色も全く変わらず、何を考えてるのかすら見えてきません。 混乱して何を聞いたらいいかよくわからなくなったのか、向き直って気を取り直し「君がオレを看護してくれたの?」と聞いてみますが、 「あなたが逃げないように見張ってるだけ」と、同じように無表情の暗いトーンでつれない返事。
グラニッツ母艦のコクピット。 「攻撃?」 通信モニターに映った他のロストミレニアムの長たちの一人が、訝しげにそう呟きます。その中には六話以来の登場となるディアスの姿も。 スンダはモニターの前で足を組んでふんぞり返りながら、 「僧院の関連施設らしい場所を掴んだ。もう時間も迫ってるって話じゃないか」「それぞれのロスミレがいつまでも勝手に動いてるだけじゃ、限界がある」 どうやらクレイン達が囚われたことは言わず、敵基地の在り処を掴んだから一緒に攻撃しようぜと持ちかけているようです。 グラニッツ側としては手の内を見せずに共闘するためのギリギリの交渉でしょうが、しかしこれはどう考えても無理筋でしょう。 持ちかけられた側にとっては真偽の程が不明、最悪土壇場で後ろからズドンとやられかねない。仮に100%信じるにしても、拠点を攻めるなら十分な準備が絶対に要る。 何にしても、今すぐカチ込むから手伝えなんて要請にはとても付き合えません。「こちらも既に準備は進めている、だがまだ時期尚早だ」と当然の答が返ってきます。 更に長老格らしき長がそれにかぶせるように、 「フラクタルシステムを維持させる方策を、僧院が本当に見つけられるだろうか?」「案外、待っているうちに自然と全てが終わるということもあるのじゃないかな」 老い先短い無責任ジジイがとスンダは吐き捨てますが、しかしこの場で有効な反論の手段がないのも事実。交渉はこれにて決裂してしまいました。 一方監禁部屋でクレインは、どうにか脱出できないかと天井近くを探ります。しかし食事を運んできたネッサ似にあっさり見つかってしまいました。 「逃げようとしたの」「どうして。大人しく寝ていた方が体にいいのに」と、責めるでもなく抑揚のない口調でそう言いながら、ベッドに食事を置くネッサ似。 食事は箱詰めのペーストっぽいもので、いかにも合成食といった様子です。でもスプーンも箸もなくどうやって食べたものか。 脱出の糸口すら掴めず意気消沈のクレイン、「今はそんなことよりフリュネが…」とぼやくと、ネッサ似が反応。「わたしフリュネ」
これに対してクレインは「いや、君もそういう名前なのかもしれないけど、オレの会いたいフリュネは、その、特別なフリュネなんだ」 ……『お前は特別でも何でもねえお呼びじゃねえんだ』って、言外に言っちゃってますよねコレ。もうちょっとデリカシーってもの身に着けよう。 しかしネッサ似は構わず「特別なフリュネ…姉様のこと?」と返します。 なんのこっちゃと反応に困っていると「違うの?代わりのフリュネの中にいるの?」と更に理解不能な台詞が。 クレイン君、埒が明かないので「俺のフリュネに会いたいから探しに行くんだよ!」と語気を強めます。 前回からようやく主人公らしい行動が増えてきましたね。第六話以前は本当に何だったんでしょう。糞監督め。 で、自分で言った『俺の』フリュネという言葉に自分で照れてしまって言い訳ラッシュを始めたところで、グラニッツ母艦へと場面転換。 コクピットで爺とスンダが今後のことを相談しています。 「単独で向かうつもりか」「それしかないだろうな……この戦力でどこまでできるかわからないが」 クレインとフリュネはどうでもいいとしても、ネッサまで敵地へ乗り込んでいってしまった。 となるといったい何が起こるかわからない。滅茶苦茶に荒らしまくってくれれば万々歳ですが、もしネッサまで囚われてしまったら最悪のシナリオまであり得る。 共闘交渉が決裂して戦力不足、このままじゃ無謀な突撃にしかならないとはいえ、のんびり構えている余裕はない。単独作戦もやむを得ない流れでしょう。 と、其処へアラバスターから通信が入ってきました。 何か言い忘れたことでもあるのかよ?と聞くとディアス、カメラに対して斜めに構えて無駄に恰好をつけながら「どういう風の吹き回し?」 どうやらディアスは、他のグループとつるもうとしないスンダが共闘を持ちかけてきたことに違和感を覚え、裏に何かがあると察したようです。 「何か面白いことでも掴んだんじゃないの?たとえば」「……『鍵』とか」 スンダは顔色も変えず「知らなかったぜ。お前がそんなに妄想逞しい男だとはな」と受け流しますが、ディアス、なかなか洞察力が鋭い。
>>574 え?テッカマンブレード?アイアンリーガー?面白いですよ間違いなく。でも今はそれよりもさだやす圭漫画を読みたい気分でした。ごめんね。
というか語り出すと本格的に止まらなくなるので、この二作品に言及するのは無理です。糞アニメレビューができなくなるというかしたくなくなる。
しかしテッカマンブレード、いつになったら後期OPの本バージョンをデジタル画質で観れるようになるのでしょうか。これだけは未だに納得できない。
SE無駄に入っててうるさいんですよ、なぜか本バージョン扱いされてる最初期の後期OP。おかげで未だにVHSから取り込んだ動画ファイルを手放せません。おのれ。
それじゃ、あっという間にアステロイドキャノンに取って代わられた謎の魔球・44スクエアに思いを馳せつつ、今日も頑張っていきましょう第八回糞アニメレビュー。
●第八話「地下の秘密」
今回はOP後回しでいきなり本編から。エンリとタカミー(ノッポ)の乗った飛行船が航行中の母艦へと帰ってきます。
フリュネと重傷のクレインが囚われたと、なるべく冷静に報告しながらも動揺を隠せないエンリ。スンダは頭を撫でてやりながら、
「ま、大丈夫だろ。憎まれっ子とえっちは世に憚るって言うしな」
と気楽に流す感じで慰めます。実際今すぐどうこう出来る状況じゃないので、そうでも言って受け流すしかないでしょう。
それはともかく、なんでこの二人だけが無事に帰されたのでしょうか。ある程度の推測はできますが真相は全くわかりません。
一方でネッサはというと、クレインが撃たれたショックで暴走し飛行船の中に籠ったそうで、一応は此処に帰ってきているとのこと。不幸中の幸い。
「しかし奴ら、何処へ向かったか……」
そうスンダが呟くと、フリュネにはクレイン捜索で万一はぐれた時のためにGPS発信機がとりつけてあるので、連れ去られた先はすぐにでもわかるとエンリ。
フラクタルの恩恵を嫌がってスローライフ生活を送っている割に、飛空艇やGPSなんてハイテクの塊を平気で使ってるあたり、どうにも彼らの思想信条がわかりません。
フラクタルでさえなければ何でもいいのか?だったらもう何度言ったかわかりませんが、ますフラクタルの何たるかをしっかり描写しないと駄目でしょう。わかってんのか糞監督。
グラニッツ母艦のコクピット。 「攻撃?」 通信モニターに映った他のロストミレニアムの長たちの一人が、訝しげにそう呟きます。その中には六話以来の登場となるディアスの姿も。 スンダはモニターの前で足を組んでふんぞり返りながら、 「僧院の関連施設らしい場所を掴んだ。もう時間も迫ってるって話じゃないか」「それぞれのロスミレがいつまでも勝手に動いてるだけじゃ、限界がある」 どうやらクレイン達が囚われたことは言わず、敵基地の在り処を掴んだから一緒に攻撃しようぜと持ちかけているようです。 グラニッツ側としては手の内を見せずに共闘するためのギリギリの交渉でしょうが、しかしこれはどう考えても無理筋でしょう。 持ちかけられた側にとっては真偽の程が不明、最悪土壇場で後ろからズドンとやられかねない。仮に100%信じるにしても、拠点を攻めるなら十分な準備が絶対に要る。 何にしても、今すぐカチ込むから手伝えなんて要請にはとても付き合えません。「こちらも既に準備は進めている、だがまだ時期尚早だ」と当然の答が返ってきます。 更に長老格らしき長がそれにかぶせるように、 「フラクタルシステムを維持させる方策を、僧院が本当に見つけられるだろうか?」「案外、待っているうちに自然と全てが終わるということもあるのじゃないかな」 老い先短い無責任ジジイがとスンダは吐き捨てますが、しかしこの場で有効な反論の手段がないのも事実。交渉はこれにて決裂してしまいました。 一方監禁部屋でクレインは、どうにか脱出できないかと天井近くを探ります。しかし食事を運んできたネッサ似にあっさり見つかってしまいました。 「逃げようとしたの」「どうして。大人しく寝ていた方が体にいいのに」と、責めるでもなく抑揚のない口調でそう言いながら、ベッドに食事を置くネッサ似。 食事は箱詰めのペーストっぽいもので、いかにも合成食といった様子です。でもスプーンも箸もなくどうやって食べたものか。 脱出の糸口すら掴めず意気消沈のクレイン、「今はそんなことよりフリュネが…」とぼやくと、ネッサ似が反応。「わたしフリュネ」
これに対してクレインは「いや、君もそういう名前なのかもしれないけど、オレの会いたいフリュネは、その、特別なフリュネなんだ」 ……『お前は特別でも何でもねえお呼びじゃねえんだ』って、言外に言っちゃってますよねコレ。もうちょっとデリカシーってもの身に着けよう。 しかしネッサ似は構わず「特別なフリュネ…姉様のこと?」と返します。 なんのこっちゃと反応に困っていると「違うの?代わりのフリュネの中にいるの?」と更に理解不能な台詞が。 クレイン君、埒が明かないので「俺のフリュネに会いたいから探しに行くんだよ!」と語気を強めます。 前回からようやく主人公らしい行動が増えてきましたね。第六話以前は本当に何だったんでしょう。糞監督め。 で、自分で言った『俺の』フリュネという言葉に自分で照れてしまって言い訳ラッシュを始めたところで、グラニッツ母艦へと場面転換。 コクピットで爺とスンダが今後のことを相談しています。 「単独で向かうつもりか」「それしかないだろうな……この戦力でどこまでできるかわからないが」 クレインとフリュネはどうでもいいとしても、ネッサまで敵地へ乗り込んでいってしまった。 となるといったい何が起こるかわからない。滅茶苦茶に荒らしまくってくれれば万々歳ですが、もしネッサまで囚われてしまったら最悪のシナリオまであり得る。 共闘交渉が決裂して戦力不足、このままじゃ無謀な突撃にしかならないとはいえ、のんびり構えている余裕はない。単独作戦もやむを得ない流れでしょう。 と、其処へアラバスターから通信が入ってきました。 何か言い忘れたことでもあるのかよ?と聞くとディアス、カメラに対して斜めに構えて無駄に恰好をつけながら「どういう風の吹き回し?」 どうやらディアスは、他のグループとつるもうとしないスンダが共闘を持ちかけてきたことに違和感を覚え、裏に何かがあると察したようです。 「何か面白いことでも掴んだんじゃないの?たとえば」「……『鍵』とか」 スンダは顔色も変えず「知らなかったぜ。お前がそんなに妄想逞しい男だとはな」と受け流しますが、ディアス、なかなか洞察力が鋭い。
一匹狼のグラニッツがいきなり僧院への攻撃を持ちかけてきた。ここに違和感を覚えるまでならまあ普通にあり得るでしょう。 でもなぜこのタイミングで急襲を?これほど急いで襲撃しなければならない差し迫った事情があった?一体何だそれは?という所まで思考が巡る人間もいないではない。 しかしその思索の結果として「『鍵』に匹敵する重大な秘密が関係している、そう考えると合点はいく」という結論に至れる人間も、 それをぶつけて様子を見てやろうする人間もなかなかいない。 『鍵』というキーワードで鎌を掛けたのはただの決め打ちで根拠はないものと思われますが、もしかしたら六話で僧院の巫女(フリュネ)がグラニッツにいたのを見て、 その可能性も否定はできないと点と点を繋げてきたパターンも考えられます。 仮にそうだとしたらディアス、思ったよりも遥かに恐ろしい男かもしれません。それに対して平然ととぼけてみせたスンダも。 良いですよね、こういう考察が真面目にできる展開。脚本を殺さずちゃんと生かした仕上がりになってて本当に良い。 第六話以前は本当に何だったんでしょう。糞監督め。 とにかくディアス「まあいい、とにかく僕は乗ったよ」といきなり共闘を宣言し、モニターの向こうからスンダを指さしてカッコつけます。 その頃、クレインはネッサ似の案内で部屋を脱出し、施設内のある部屋へと向かっていました。 そこは液体の満たされたカプセルに入れられたネッサ似がズラリと並ぶ、実験室のような倉庫のような一室でした。 異様な光景にたじろぎながら、これドッペルが陳列されてるの…?と希望的観測を呟きますが、しかしその全ては生身の人間でした。 「フリュネは何人でもいるし、何人でも作れるの」 「まさかクローン!?」 「クローンじゃなくてフリュネよ」 微妙に話が通じていません。 なんでこんなことをと尋ねると、「『鍵』だから」「わからないけど、フリュネのことをそう呼ぶ時もあるの」 唐突に思い出されるスンダの言葉「お前が一夜を共にしたあの女は、僧院の巫女であり、この世界の『鍵』となる女だ」 そして前回のコリン「フラクタルを救ったり、或いは滅ぼせるっていう『鍵』の噂。あれは君のことだろう」 『鍵』とは一体何なのか。謎は深まるばかりです。
クレイン、ネッサ似から「探してるフリュネ、いる?」と唐突に尋ねられるも、ショックのあまりここにはいないと答えるのが精一杯。 更に同じような部屋がまだいくつもあると聞かされ、思わずフラフラになって倒れ込んでしまいます。 ネッサ似がそれを庇おうとして、その拍子に左手の甲に擦り傷がついてしまいました。クレインはハンカチを巻いてやって謝りながら、 「でもこれっていい目印かも。みんなの中にいても君ってわかる」と、半ば自分に言い聞かせるように呟きます。 その言葉に「私が…」「特別…?」と、ネッサ似は何か心を動かされた様子で、 人目につかない通路を教えて「探して。あなたのフリュネ」とクレインを送り出してくれました。 その、クレインにとってのフリュネが何処にいるかというと、バロー卿と他一名のスタッフと共に、やたら暗い部屋の中にいました。 部屋の中央には上体を少し起こしてある床据え付けの電動ベッド、その下方の脇には足置きと思しきオプション。他には機器らしきものがひとつあるだけです。 バロー卿「どうしたんだい。何を調べるかはわかってるんだろう?早く掛けなさい。私がここで見ていてあげるから、心配ない」 キッとバロー卿を睨むフリュネ。そのまま黙って硬い表情でベッドに横たわり、足置きに両足を置いて股を広げます。 どうやらここは婦人用の診察室のようですが、しかし灯が無影灯しかなく部屋の壁も白色どころかダークグレー、薬や器具は手の届く所に全くなく、 そのうえ内診台もベッド部分がやたら大きく不便そうです。演出込みにしてももっと考証をだな…と頭を抱えたくなります。 ベッドは大きければいいってものじゃない。患者側からすると大きい方が寝心地等が良いように思えるでしょうが、 診療側にとってはあまり大きいとこちらの動きが制限されてしまい、かえって使いづらいことがよくあるんです。 しかも婦人用の内診台となるとそれに加え、ベッドに幅があるせいで患者が足置きに足を乗せるために大きく股を開かなければならなくなり、 人によっては股関節や骨盤にかなりの負荷がかかる。婦人科においては、時にそれが重大な結果を引き起こす場合すらあります。 演出や見易さを優先して多少誇張したり省いたりするは否定しませんけど、それにしたって程度ってものが。
そもそもフリュネは服着たまま、はだけも捲りもしてない。こんな状態でこんなもんに乗っけて、いったい何を調べられるというのか。 羞恥プレイにしたって最低でも局部が出てなきゃ話にもなりません。なのにおっさんは下卑た顔で女の子は屈辱的な表情でって、意味不明にも程があります。 政権は国民に支持されてない退陣しろって声高に叫ぶのに、じゃあ解散総選挙で信を問おうかと言われたら発狂する野党ぐらい意味不明です。 しかしいきなり室内が停電し、機材が放電を始め火を噴いて爆発しました。 ベッドの上にいたフリュネだけが無事で、他の二人は衝撃で昏倒しています。 現われたのはネッサ。明らかに不機嫌な怒気のこもった声で、クレインの名前を呼び続けています。 フリュネ「あなたはここにいちゃ駄目、みんなの所へ帰って!」と諭すも当然聞くわけなく、感情と機材が更に爆発。そのままクレインを探して部屋を出て行ってしまいました。 仕方なく後を追ってフリュネも外へ出ます。そのまま二人で捜索に。 そのクレイン、ネッサ似と別れて一人でダクトを這い回っていました。やがて出口から出ると、ちょうどそこに、身を隠していたフリュネとネッサが。展開早いな。 フリュネの股下からクレインが顔を出し、二人はどうにか驚きの声を抑えました。しかし空気読まないネッサは喜びの声を上げて、 当然衛兵に見つかりました。なので今度は三人で逃げます。本当に展開早いな。 今度はフリュネの案内で、洞窟のような抜け道へ。フリュネはこの施設で育てられたそうで、だからこのような道を知っているとのこと。 フリュネはここで育てられた。それはつまり、 「あの人に…?」 クレインの問いに思わず足が止まるフリュネ。 「父様って呼んでたの、聞こえたから」 「育ててくれた人です。『鍵』として。ただそれだけです」 また出てきました。文字通りのキーワード『鍵』。 『鍵』とは一体何なのか?ネッサのことを鍵と呼ぶ者もいれば、フリュネをそう称する者もいる。その真の意味は果たして? そうクレインが問うと、
「だから私は、全てから逃げようとした」 「自分がただの『鍵』でしかないことが嫌でたまらなかったから」 「自分が自分でなくなることが怖ろしくて」 「それで…私はネッサを連れて僧院を抜け出し、そして…」 「そして、あなたと出会った」 頬が赤く染まるクレイン君。そして黙って見つめ合うふたり。 『鍵』って何やのん?という質問には全くのゼロ回答だというのに、本当にチョロいですね。視聴者として実にイラッとします。 そもそもこの二人、互いに好意抱きあうようなイベントを今まで何ひとつこなしとらんのですが、 そこについては六話までまともに仕事してこなかった糞監督が悪いって結論にしかならないので、とりあえず置いときます。糞監督は消えとけ。 そんな劇中ではいい雰囲気、視聴者にとってはどうでもいい空気を破るようにネッサ、T字路に立って「どっちに行けばいいの?」と聞きます。 キャラ立ってるとこういう時強い。そりゃあ劇画村塾で「とにかく漫画はキャラを立てろ」と徹頭徹尾教え込むわけです。小池一夫せンせいは偉大だ。 迷いながらも道を進むと、三人はある部屋に辿り着きます。 なぜかフリュネが「ここは違います!戻りましょう!」と声を荒げて止めますが、クレインは構わず中へ。 そこは先ほどネッサ似に案内された所と同じく、クローンの入ったカプセルが数多く並んでいます。しかし明らかに様子が異なる。 入口から部屋の中心部までレールが敷かれていて、レールの先の天井には巨大なスポイドのような装置が吊り下げられています。 その時レールに乗って、一基のカプセルが装置の真下へと運ばれてきました。そのままスポイドが降りてきて、上からカプセルに薬剤を注入します。 カプセルの中のネッサは、服の切れ端すら残らず溶けて消失しました。 SS作家は、似たようなシーンがTV版エヴァンゲであったなと思いました。 ついでに遡ること20数年前、ゲリオンのVHSを徹夜で一気視聴した記憶も蘇りました。最終話付近は睡魔に屈服寸前で意識が朦朧となっていましたが、 クライマックスの「おめでとう」が流れた時変に目が覚めて「なるほど洗脳ってこうやって施すのか」と感心したのを思い出します。 オウム事件の爪痕がまだ生々しかった頃でしたから、洗脳に対する意識と警戒心が強かったんでしょうね。
「これも私……使い物にならないと烙印を押された……みんな、私……」「彼女たちは、幼い時の私の姿なのです……」 フリュネが泣きながら告白します。一話の謎涙と違って表情が普通に泣き顔で涙の流れ方も自然です。変わるもんですねー。 ネッサは目を剥いたシンジくん(ゲンドウJr)のような顔で「イヤよ……」「ネッサは悲しいのは嫌いよ……」と言って 姿を消してしまいました。あまりに悲しすぎて現実から目を背けたくなったのでしょう。 フリュネがここから逃げ出した気持ちが今になってわかった、クレインがそう言おうとしたその時、入口が開いて新しいカプセルが運ばれてきました。 その中に入っていたのは、クレインのハンカチを左手の甲に巻いたあのネッサ似。捕虜を逃がした罰で処分されることになったのでしょう。 クレインはレールの上に立ちはだかり、全力でカプセルを押し止めようとします。 六話までのただ流されるだけだった主人公(笑)っぷりが嘘のようにヒロイックな行動ですね。 でも今までの積み重ねが積み重ねなので取って付けたような行動にしか見えません。ここまでまともに主人公してきたならある程度納得のいく行動になったでしょうが、 今更こんなもの見せられても、オマエ自分の置かれた状況理解してる?そんなことやったらすぐ見つかって死ぬだろ?としか思えません。 フリュネも「私が死んでも代わりはいるもの(意訳)」と言い、助けるだけ無駄だと諭します。 それに対するクレイン君の返事。 「この子も同じことを言った…でもそんな風に考えるのは絶対おかしいよ!」 「フリュネはいっぱいいるかもしれないけど、俺の目の前にいるフリュネは特別なフリュネなんだ!」 のけぞりながらそう叫ぶクレインと、ハッとした表情を見せるフリュネ。 「この子たちだってそれぞれ誰かに出合えばその相手の特別な一人になるんだよ!そしたらもうかわりなんてどこにもいない! SS作家は『LIMIT OF LOVE 海猿』を思い出しました。傷だらけ疲労困憊の状態で要救助者を背負って何十メートルの梯子を上らなきゃならないクライマックスで、 いきなり彼女に電話かけて愛を囁いたあの『LIMIT OF LOVE 海猿』を。 うん、言ってることは美しいかもしれないね。でも生きることに120%注力してそれでも死ぬかもしれない修羅場で何やってるの?状況よく見て?馬鹿なの?
当然、こんな重要な部屋でそんな馬鹿やってて敵に発見されないはずがありません。 「怪我した子ネズミがすぐにチョコマカ動き回るとは、医療が進むのも考えものですね」 頭に包帯を巻いたバロー卿登場。後ろには衛兵が数人。 まーそうなるよね。そうならないはずがないよね。当たり前すぎて特に何も言うことのない展開です。さあどうする絶体絶命。 と思ったその時、突如施設内に警報が鳴り響きました。 「親ネズミが助けに来たか……どうしても力ずくにさせたいようだね」 空から、グラニッツとアラバスターの母艦が急襲。 フリュネは衛兵に捕えられクレインもボコられましたが、おかげで先行きはわからなくなりました。 施設上空。思ったよりも早く発見されてしまい、スンダとディアスは弾幕の嵐に見舞われ別々に展開せざるを得なくなります。 エンリはタカミーを連れて小型飛行船でクレイン達の救出に向かおうとしますが、そんなことができる状況ではありません。当然タカミーは止めます。 それでもワガママ言って無理矢理発進させたところ、二人はたった数秒であっという間に叩き落されましたが、しぶとく撃墜を免れ必死で基地へと向かいます。 施設内では、衛兵に暴行されたクレインを見てネッサが暴走し設備が爆発、その隙にクレインはフリュネを連れて再び逃げました。 ネッサの暴走の影響で外では弾幕が停止し、その隙にディアス艦が「開発したばかりの新型を使おう」と施設へ先行。 救出を優先する約束だろう!とスンダは怒鳴りますが当然聞き入れられません。そりゃまあ、急造の呉越同舟なんだからそうなる。 そのまま地下の発着ドックへ進入し砲撃を開始、施設の装甲を剥がした後、新兵器の多弾頭ミサイルを発射して離脱。 施設内の通路を子ミサイルが縦横無尽に駆け抜けていきます。
クレインは、フリュネの案内で施設内を走って逃げます。しかしネッサ暴走の影響で瓦礫が崩れ落ちあちこちで火の手もあがり、思うように進めません。 それでも必死に道を進んでいると、さっきクレインがレールを止めたおかげで処分を免れ、ネッサ暴走の衝撃でカプセルから脱出したネッサ似が現れました。 瓦礫と炎の中、クレインに手当てされた左手である方向を指さすと、そこにあったのは避難用のシェルター。 「君もこっちへ!」 クレインは手を伸ばしますが、ネッサ似は動きません。 燃え盛る炎の向こうでハンカチの巻かれた左手を胸の前で抱きしめ、鉄仮面のようだった顔がほんの少しだけ微笑みました。 まるでこのまま死んであなたを護ると言いたげに。 そして炸裂するアラバスターのミサイル。 その威力はあまりに強力で、半径数百メートルかそれ以上の規模で周囲の地形を変えるほど情け容赦のないものでした。 巻き起こる爆風を前に、飛行船のエンリがクレインの名前を叫び、第八話・終。
そんなわけで、前回の謎現象の直後の第八話でした。 誠に残念ながら今回もクオリティはやはりまとも、謎現象は継続中です。 が、そのおかげでようやく「面白くないのは大前提なので何がどう面白くないかを語る」域から「面白いか否かを精査して判断する」域には達しました。 そして精査して判断した結果、相変わらずこの作品のこの話は面白くないという結論に至りました。 ただ面白くない原因は、スタッフの頑張りや能力が不足しているからではありません。上で少し触れたように、六話以前のクオリティや描写が完全に足を引っ張ってる。 いくらクレインに能動的積極的な行動を取らせようと、受け身に次ぐ受け身だった他一名時代の記憶はどうやっても拭えませんし、 フリュネの深刻っぽい背景を出してみたところで、身も心も不自然そのものだったあの姿をさんざん見せられ続けた後じゃ、何の感慨も覚えようがない。 部分部分は本当に素晴らしいんですよ。そりゃあ細かい所をつつきだしたらキリはありませんが、 炎の中に佇むネッサ似のビジュアルは美しかったですし、前回と同じく話の引きも上手い。 ネッサはいつも通りジョーカーとして不測の動きを続けてて、バロー卿はキモい一面を垣間見せ、ディアスは思ったより鋭くて強かだった。 ここからでも頑張って挽回してみせようと、スタッフが苦心して作品を作り上げてるのが見て取れます。 でも部分部分が良かったところで、全体としての出来がどうにもなりません。六話までの積み重ねが全て枷となって足を引っ張り、取り返しがつかない有様になってるんですね。 今更まともなことやられても、これだけ時間をかけて視聴者を裏切り続けてきた現実を見せられた後じゃ、「で?」という糞監督の糞リプそのものの感想しか言えません。 なんで、いきなり七話からでもできるクオリティアップを、一話からちゃんとやらなかったのかね?本当に生きとる価値ないなお前は。
……それにしても、凄いことになりましたね。 パーティーに参加する→黙殺されて発狂する→腹立ちまぎれに悪魔の辞典もどきを作る →苦言を呈されて噛みつく→自身が尊敬してる筈の片淵須直監督の細君で片腕とも知らずに→今更気付くも土下座もできず動揺しまくってクソツイ連発 →必死に動揺を抑えて出した次の言葉が「お前は巨匠の嫁で巨匠じゃねえし」「成功したからって増長すんな」 →やっぱり土下座もできず開き直ってまたクソツイ連発→ビビりまくって虚勢の嵐 こんなアホみたいな急展開、漫画ですら数えるほどしか見たことないですよ。 「事実を事実のまま完全に再現することは、いかにおもしろおかしい架空の物語を生み出すよりも、はるかに困難である」という 『空手バカ一代』冒頭のヘミングウェイの嘘格言を思い出すぐらい、驚異の展開の連続です。 愛弟子有明省吾の死→自棄になって人斬り仁科と喧嘩→仁科の遺族への贖罪のため空手を棄てるどころじゃないジェットコースター。 過ちて改めざる是を過ちと謂う。過ちては改むるに憚ること勿れ。君子は豹変し小人は面を革む。 今まで何人か見てきた京大OBの中でもぶっちぎりに頭悪くて教養の足りない君でも、この程度の慣用句の意味ぐらいはわかるよね。わからんはずないよね。 というか、道徳論や精神論のレベルじゃなく打算100%で考えてもさ。悪いことした後ですぐ頭下げれば、傷は浅くて済むんですよ? 誰だって望んで喧嘩をしたいわけじゃない。勝とうと負けようと必ず消耗するんだから、なるべくならやりたくないのが人情。場数踏んでる人間なら特にそう。 だから喧嘩売られたとしても、即座に謝って退いてくれれば、せいぜい軽くカミナリ落とす程度で終わらせるんです普通は。 なのにそこからずっと頭下げない退かない黙りもしないなんてやられたらね、喧嘩売られた側からしたら「殲滅戦やるぞ」って言われたのと同じなんですわ。 だったら望み通り殲滅戦に持ち込むに決まってるじゃないですか。その結果呉で顔色ドス黒くしてボッコボコにされたのもう忘れたんかアンタ? それにしてもあんたの隣にいたちっこい子は本当に役に立たんかったね。そのちっこい子は相変わらず隣におるんか?役にタっとるんか?
文句あるなら、ネットでもリアルでもいつでもおいで。こっちの個人情報は去年春の時点で全部把握しとんのやから、どうとでも襲撃してこれるやろ。 レビューでもまだまだ腹の中から出し切れてない、あんたの糞小説と糞映画と糞アニメの糞みたいな感想と、 去年の春と夏に溜めさせられてまだまだ解消まで程遠い鬱憤と憤懣の塊を、日に30時間の密度でたっぷり聞かせ続けたるわ。 広島に大阪に鹿児島という、日本を代表する戦闘民族のハイブリッドがどんなものか、その身を以て思い知らせてくれる。 巨匠の奥方とその周辺に堂々と喧嘩売れるなら、アニメ制作に全く関係ない一般人ごとき造作もなかろう。手加減要らんよ。 ちなみに全く関係ないですが、SS作家は大迫勇也(サッカー日本代表)の遠い親戚らしいです。 鹿児島の本家筋の婿か嫁かをいくつか辿ると大迫家に辿りつくとか、SS作家の父が言っていました。 ですが父亡き今、それが事実かどうか確かめる術はありません。それに事実だったとしてもだから何なんだというのが正直な感想です。 でも鹿児島にはもう一度行きたい。おはら祭り。むじゃきの白熊。かるかん饅頭。示現流宗家道場。かるかん饅頭。SAKURAJIMA。かるかん饅頭。かるかん饅頭。 何にしても山○寛、一連の事件のおかげで広島や呉からますます足が遠のいてくれそうで、SS作家は正直安心しています。そのまま彼方へ消えてくれると有り難い。 以上、糞アニメ第八回レビューでした。 これを執筆してる時にDVD最終第四巻が届けられたので、次はこのまま第九話のレビューに入ります。 残り三話。ここからどれだけつまらない話を見せつけてくれますかねー。 それではおやすみなさい。良い夢を。
小林よしのりと言えば、SS作家にとっても世代的に馴染みの深い作家です。 コロコロコミックでおぼっちゃまくんが連載されていたのが、ちょうど小学生の時でした。 当時の人気はすさまじく、当時土曜夜7時半から放映されて好評を博していたらんま1/2のアニメ版が、 裏番組のおぼっちゃまくんに視聴率を根こそぎ食われてしまい、たった5ヶ月で枠移動を余儀なくされるという事件まであったほどです。 アニメ史に残る名作らんま1/2を頭から食うほどの超人気。瞬間最大風速ならドラえもんにすら匹敵していたかもしれません。それほどまでに凄かった。 その後、SPA!でゴーマニズム宣言を連載していると知ったのが中学生の頃。 同和問題や出版自主規制問題、筒井康隆断筆事件を扱っていた時期にたまたま手に取る機会があって、 それをきっかけにハマりこんで長い間リアルタイムで追ってました。オウム事件に薬害エイズ、従軍慰安婦問題とそこから派生して愛国心に言及しだすあたり。 01年夏に東京で開かれたSAPIO主宰の「ゴーマニストパーティ」に当選し参加したこともあります。確か台湾論の影響で中国に入国禁止措置を受けていた頃で、 イベントでは李登輝元台湾総統がビデオメッセージを寄せていたのを覚えています。あと生で見たカナモリ秘書の胸が大きかったなと。 でも、03年頃から追うのを止めてしまいました。有り体に言うと飽きた。 自主規制にしろ薬害エイズにしろ慰安婦問題にしろ、この人が問題を取り上げると必ずドラスティックに物事が動いていたのに、 この頃から何を叫んでもあまり世の中が変わらなくなり、単なる愛国漫画に成り下がってしまったように感じました。 朝生の論戦で手も足も出なくなったのを見て幻滅したのもあります。かつてあれほど小僧扱いしていいようにあしらってた宮崎哲弥氏に 勉強不足を指摘され続け逆に小僧扱いされるようになってしまった時は、俺は夢でも見ているのかと正直目を疑ったものです。 これなら『正論』あたりの雑誌で専門の学者やジャーナリストの意見・批評を読むか 2ちゃんねるの東亜板に入り浸って色んな情報やSS聞いてた方がまだマシだなと思ってスパッと読むのをやめ、そのまま現在に至ります。
その後2018年現在の小林よしのり氏の姿については、まあその、アレです。 麻原彰晃こと松本智津夫を擁護していた吉本隆明氏を「アホ」「最大限好意的に言ってナチズムに傾倒したハイデッガー」などと容赦なく批判していた、 20数年前の新ゴー宣の台詞が思い出されます。 考えてみれば小林よしのりという作家は、ここまで世論の逆張りで生きてた人ですしね。 だから世論がトンチキだった時代は必然的に正論を言えたのですが、世論の大多数が正論に傾いてしまうと自動的にトンチキ属性になってしまう。逆風見鶏。 でも、これほど批難を浴びながらなおも風見鶏の姿勢を崩さないのは、悲しくも偉大でしょう。行動原理をここまで徹底できる人間がどれほどいるものか。 しかし悲しくも偉大な作家だとしても、それはそれ、これはこれ。 そういえばゴー宣、昔はブックオフ100円コーナーの全国的常連でしたが、 今はどうなんでしょう?もう長い間ブックオフに行ってないのでその辺りわかりません。広島人ならフタバ図書。さもなきゃアカデミイ書店。 いずれにしても過去の単行本の入手はそれほど難しくないと思われるので、今更でも傾倒するなら集めて勉強してみるといいでしょう。 日々の酒代を少し我慢できれば、すぐにでも全巻揃えられます。 さー、それじゃ今日も元気にレビュー入りましょう。半ば無理矢理元気出さなきゃやってられないぐらい色々ウンザリしてます、正直。 ●第九話「追い詰められて」 今回もOPでなく本編から話が始まります。 ストーリーに関係ない部分なのでここでネタバレしますが、第八話から最終話まで、OP後回しで最初から本編に突入する構成に変わりました。 OPを冒頭に持ってくるなんて2011年当時ですらとっくに古臭くなっていたスタイルを、ようやく変える決断に至ったのでしょう。 本当に人が変わったようですね。監督の中の人が。ハハッ。 前回、シェルターの入り口は薄暗い地下通路の先にありました。それが今回は、日の光の射す崖に埋めこみ設置されたようになっています。 ここまで地形を吹っ飛ばすアラバスターミサイルすげえと言うべきか、ニュークリア級の地中爆発にも耐えるシェルターすげえと言うべきか、 それとも扉が土砂で埋もれないどころか簡単に脱出できる丁度良い露出になってるなんてビバ御都合主義と言うべきか。
こんな中途半端な貼り方するくらいなら wikiのリンク貼った方がマシ
様子を窺うため、フリュネとネッサを部屋に置いてクレイン君が扉を開けて外へ出てみると、 眼前に広がっていたのは、まるで採石場のように荒涼とした断崖だらけの窪地でした。 間違いなくそこにあった筈の僧院施設の面影はどこにもありません。視界には今なおところどころ小火があがっており、ミサイルの破壊力をまざまざと物語っています。 そこへ救出にやってきたエンリの飛行船と、その後ろに見えるグラニッツ母艦。 スンダはともかくエンリ生きとったんかワレ。あの地面吹っ飛ぶほどの衝撃波の中よく無事に生きてたな。 これに向かってクレインが大きく手を振ってから、OP突入して場面転換。 OP後。カメラは、宇宙の見える高高度から地球を映しています。 その高さには宇宙ステーションのような大型施設がちらほらと、発光しながら浮遊しています。 突如、そのうちの一基が光を放たなくなり、そのまま爆発して砕け散りました。 僧院の立体画像の地球儀に現われる "LOST" の文字。同じ表示は地球儀の所々でいくつも点滅しています。 ……これがどういう施設か知りませんが、こんな高度にこんなもの設置してればそりゃ無事で済むわけがないでしょうよ。旧ソ連のミールですら15年しか持ってないのに。 雲の高度に接地されたバルーンといい、この作品、科学考証が根本的におかしい。監督は真面目にやれ。 「かつて、神に届く塔を作った人々には天罰が下されたそうです。だとすれば、今我々が受けているのもその罰かもしれませんね」 第五話以来久々に登場のCV島本須美。声がナウシカ島本だったからこそギリギリ覚えられてましたが、そうでなければとっくに忘れてるぐらい、 無意味キャラかつ個性もゼロだったこのお方。謎現象が発現した七話の後の再登場で、いかな存在感を発揮してくれるでしょうか? 「皮肉のつもりか!!」 CV島本が振り向くと、そこにいたのは額と左目に包帯を巻いた、すごい形相のバロー卿。 生きとったんかワレ!?瓦礫に巻き込まれた時点で生死不明だった上にアラバスターミサイルまで食らってよくその程度で済んだなワレ!? 荒れ果てた窪地と化した爆心地を立体画像で何枚も映しながらバロー卿、 「ロスミレどもめ……誰も見つけ得なかった『鍵』の製法を見つけたこの私に!!」「なんという侮辱!!なんという屈辱!!」
その時、シェルターから飛行船で救出されるフリュネ達の映像が入ってきます。 「やっぱり見ぃつけた。お前はやはりしぶといねえ、No.152589」 この言葉をそのまま信じるなら、フリュネクローンは最低でも15万体以上は作られているということでしょうか。 単価にして18万円というとあるシスターズの台詞をそのまま当てはめるなら、材料費だけでも274億円以上という莫大な費用がかかっています。 これに各種経費まで計上したら、もはや大国の国家事業としてもここまで出来るのかと真顔にならざるを得ない域です。 いくら世紀の発見をした偉い人としても、こんな莫大な金を動かせるなんてバロー卿って凄いですね。 「哀れな少女の愛と命を吸って在り続ける。世界はなんと醜く残酷で脆いものなのでしょう」 悲しそうな顔でそう呟くCV島本に対し、 「恨み言か?それとも神になったつもりかね?No.141923」 と嫌味ったらしく嫌味をぶつけるバロー卿。 新事実。CV島本はクローンの先輩でした。だからどうした。ここまでキャラ立ちゼロで何の仕事もしてないのに、いきなりそんなん言われてもだな。 「自らの分は弁えております。我々の神は『あの方』ただひとりのみ」 「ならばどうなさるおつもりかね?気高く誇り高い祭司長殿は」 過去の話で何度か名前が出てきた祭司長という役職。CV島本のことなのかバロー卿のことなのか全くわからないので、 このレビューでは意図的に祭司長という名称を使わないようにしていましたが、これがCV島本を指していると九話目にしてようやく明らかになりました。 こんなんさ、本来なら二話目の初登場の時点で明らかにしとかなきゃいけないことだよ?じゃなきゃ謎が謎として機能しないでしょ?作劇の基本よ基本。 ともかく『あの方』とやらが何なのかは置いといて、続くCV島本祭司長の台詞。 「永遠に繰り返される自己相似形の連鎖。部分が全体を内包し、どの階層でも互いに補完し合うよう作られた世界『フラクタル』」 「その目的は、内包する全ての人の欲望を、願いを叶えること。ならば、祭司長たる私の為すべきことは決まっています」 場面は、フラクタルがまだ機能している世界の各都市へ。その中には二話で出てきたクレイン宅の近くの街もありました。 祭司長の立体映像が全ての街の中心部に大きく現れ、演説中継にて一斉に布告。
「世界はいま、滅びの危機に瀕しています」 「世界を支えるフラクタルの大樹」「斧を持つのはロストミレニアム運動を行う民たち」 「もはや慈悲は尽きました。世界は彼らの死を望んでいます」 まあ、そうなりますよね。テロ活動やらかして僧院から指名手配されてると知りながら、 地下に潜って大人しくするどころかあんな大量破壊兵器までぶっこんできやがったら「何があろうと全力で殺る」にしかならない。 話は変わりますが、こういう大事が起こると決まって「余計な揉め事を起こすな、穏便に大人の対応を」とか言う人が出ますよね。100%の確率で。 SS作家の周囲にも過去掃いて捨てるほどいましたし、今回のカバ事変でも少なからず出現しました。 そうやって言う通り穏便にしたら、害及ぼしてくる糞が黙るのかね?それともあんたが責任もって糞を黙らせてくれるのかね? 黙らなかった場合あんたは如何にしてキッチリ補償してくれる?ダイ・ハードで交渉役買って出ようとした馬鹿みたいに射ち殺されてくれるか? 他人の行動を気に入る気に入らないは勝手ですがね、こっちはやらなきゃ最悪死ぬ事態になりかねないから必死でやってるわけで、 その必死の判断と行動をわざわざ口に出して文句言うなら、相応の責任を負って代案出して実行して見せるのが筋ってもんでしょう。 そもそもですね、気が立ってる野生動物にとって、視界に入る物は基本全て敵性なんですよ。 理解できないかもしれませんが、本物の肉食系は本当にそういう思考回路で動いているんです。 忠告や仲裁のつもりで出て来たから俺は味方、少なくとも第三者なんて理論は絶対に通じない。少しでも視界を塞いだ時点で、敵認定からの殺すリスト入りが当たり前。 殺意満面の肉食獣って本当にそんなもんなんです。 ですから、怒気を孕みながら本気で排除行動を取ってる人間には絶対に近づいちゃ駄目です。 どうしても近づかなきゃいけないなら前に立たずに全力で敵じゃないアピールするか、頭に上った血をうまく下げさせる何らかの具体的手段を用意しておきましょう。 それができないなら近づかないことです。それでも近づいてしまった場合は、生きて帰れたら僥倖と諦めましょう。
「世界はいま、滅びの危機に瀕しています」 「世界を支えるフラクタルの大樹」「斧を持つのはロストミレニアム運動を行う民たち」 「もはや慈悲は尽きました。世界は彼らの死を望んでいます」 まあ、そうなりますよね。テロ活動やらかして僧院から指名手配されてると知りながら、 地下に潜って大人しくするどころかあんな大量破壊兵器までぶっこんできやがったら「何があろうと全力で殺る」にしかならない。 話は変わりますが、こういう大事が起こると決まって「余計な揉め事を起こすな、穏便に大人の対応を」とか言う人が出ますよね。100%の確率で。 SS作家の周囲にも過去掃いて捨てるほどいましたし、今回のカバ事変でも少なからず出現しました。 そうやって言う通り穏便にしたら、害及ぼしてくる糞が黙るのかね?それともあんたが責任もって糞を黙らせてくれるのかね? 黙らなかった場合あんたは如何にしてキッチリ補償してくれる?ダイ・ハードで交渉役買って出ようとした馬鹿みたいに射ち殺されてくれるか? 他人の行動を気に入る気に入らないは勝手ですがね、こっちはやらなきゃ最悪死ぬ事態になりかねないから必死でやってるわけで、 その必死の判断と行動をわざわざ口に出して文句言うなら、相応の責任を負って代案出して実行して見せるのが筋ってもんでしょう。 そもそもですね、気が立ってる野生動物にとって、視界に入る物は基本全て敵性なんですよ。 理解できないかもしれませんが、本物の肉食系は本当にそういう思考回路で動いているんです。 忠告や仲裁のつもりで出て来たから俺は味方、少なくとも第三者なんて理論は絶対に通じない。少しでも視界を塞いだ時点で、敵認定からの殺すリスト入りが当たり前。 殺意満面の肉食獣って本当にそんなもんなんです。 ですから、怒気を孕みながら本気で排除行動を取ってる人間には絶対に近づいちゃ駄目です。 どうしても近づかなきゃいけないなら前に立たずに全力で敵じゃないアピールするか、頭に上った血をうまく下げさせる何らかの具体的手段を用意しておきましょう。 それができないなら近づかないことです。それでも近づいてしまった場合は、生きて帰れたら僥倖と諦めましょう。
「溶けてくの……ネッサが消えちゃうの……」 「痛くて、さみしくて……消えたくないよって……」 「さみしいのはいや!痛いのはいや!!消えるのはいやなの!!」 「ネッサも消えちゃうの!?いなくなっちゃうの!?」 傍で涙を堪えきれないフリュネと、ネッサを抱きしめるクレイン。 「大丈夫。俺は知ってるよ」「オレにとってネッサはネッサで、フリュネはフリュネだ」「ふたりとも特別で、大事なんだ」 そう言ってネッサの手を取り、「いま、オレはネッサを感じてる。ネッサはどう?オレを感じる?」 ネッサは「うん、クレインがいる…」と安心したように微笑みました。 そして右手でネッサの手を握ったまま、左手をフリュネに差し出します。フリュネはその手を取ってクレインとネッサの傍に跪き、そして三人は微笑みました。 あー…うん。 三人の絆がようやくひとつになった美しいシーンだと思います。演技にも動画にも演出にも不自然なところはありません。スタッフはよく頑張ってる。 でもこれまでの三人の接近やすれ違いの積み重ねが無いも同然なので、心を動かされようがありません。全く。 そのシーンを印象的なものにしたいなら、シーン単体の出来もさることながら、そこに至るまでの過程を作ることが何より大事なんですよ。 コレと同期にやってた例のアニメで言うなら、マスケット銃の魔法少女が人品実力いずれも最高の人だと 二話半もかけてたっぷり描写していたからこそ、即死の衝撃が尋常ならざるものになった。 時間停止の魔法少女が、誰とも馴れ合わず何を考えているかわからないのに主人公を救うことにだけは異常な執着を見せる様子を 九話もかけてたっぷり描写し続けていたからこそ、心に鬼を棲まわせるようになった過去編に誰もが納得した。 昔レンタル屋で、本放送以来数年ぶりにテッカマンブレードを借りた時のことも思い出します。 小遣いがないからと最終巻だけ借りてきて観賞してみたら、放映当時絶望的に胸が痛くなった筈のラスト4話が思ったほど面白くない。 一体どういうことだろう?と思って改めて第一巻から借り直して観賞して、その末にようやく最終巻に辿り着いたら、やっぱり破壊力は凄まじかった。 タイムカプセルのボイスメッセージもブラスターエビルとの激突も「帰ろう…うちへ」も、93年のあの日に味わったそのままの衝撃を以て胸に刺さりました。
視聴者や観客は、ただ良さげなシーンを切り取って見せられただけで感動なんかしません。 思っているよりもそれまでの流れや過程をちゃんと意識してて、その上でそのシーンの内容を判断しているものなんです。 もう何度言ったかわかりませんが、全体の半分を越えるところまで積み重ねを完全に放棄してきた作品が、 後半に入っていきなり持ち直そうと努力したところで、視聴者が面白がって見てくれるはずがないんですよ。 途中からいきなり人が変わったようになるぐらいなら何故最初から交代しなかった。 そうすれば少なくとも、特典マシマシにしたにも関わらず第一巻の売上がたった883枚なんて惨状は起こらなかったし、7年経ってSS作家がこうして苦しむこともなかった。 久々に金色のガッシュ読みたい気分ですよ。カバを引き合いに出してキャンチョメを説得したあの話を。その方がよっぽど楽しくて建設的だ。 もうキリがないからチャッチャと話を進めましょう。進めないと本当に終わらない。 三人が絆を結んだ様子を部屋の外から見ていたエンリ、そこにタカミーが大変なことになったと報告にきます。 外に出て見たら、先ほど母艦へ向かっていた松明の列が、鍬を手に殺気立った様子で周りを囲み、スンダに詰め寄っています。 リーダーらしき男性「悪いがすぐに出て行ってくれ」「あんた達と取引していたことがバレたら、ドネの供給が止まっちまう」 ドネが何なのかは全くわかりません。通貨かそれともエネルギー的なものか。止められて困るならおそらくは後者でしょうが、本当にこんな所も説明不足。糞監督め。 対してエンリは自分達の信条というか教義というかを涙目で説き「私たちはただ人間らしく生きたいだけよ!!」と叫びますが、 「でも人を殺したんだろ?」「僧院の研究所を跡形もなく消したって」と返され、思わぬ反論が来たと言いたげな顔でぐうの音も出なくなります。 そしてスンダが「事実だ」と告げると糾弾の声は更に激化、母艦は間もなく追い出されるように離陸していきました。泣きじゃくるエンリにスンダは胸を貸してやります。 自分のやった・関わったことに対して堂々と責任を認めるスンダはいいとしても、エンリ、 この程度で動揺するような子供がよく過激派の幹部ができるなというか、この程度で動揺するような子供をなんで過激派の幹部なんかに据えたのかというか。
祭司長の勅令が発布された目的をスンダは、フリュネ達を差し出せというメッセージだと受け止めます。 しかしそれに従ってしまったら、フラクタルは再起動され体制は復活、ロストミレニアムの敗北は確定する。だから渡すわけにはいかない。 ……バルーンも宇宙ステーションも現実的かつ物理的に崩壊して墜落し続けてるのに、 フリュネとネッサでフラクタル(=コンピュータネットワーク)を再起動すれば全部元通りって一体どういう世界観なんでしょうか。理解に苦しみます。 そこへ、グラニッツ村が僧院から焼き討ちにされたと緊急連絡が入ります。動きが早いと言うべきか、まだ潰してなかったのかよと言うべきか。 母艦は急いで村に帰還し、着艦して間もなくメンバーは大急ぎで救援にあたります。 スンダは救援に参加せず、母艦コクピットで他のグループと緊急会議に臨んでいました。50年ぶりの大会議だそうです。 一晩でグラニッツ含め四ヶ所の拠点が襲撃され、文字通り殲滅された村もあるとのこと。 これではテロ活動などしようがなく「しばらくは各々の村を守るのが最優先だな」と、妥当と言えば妥当、日和見と言えば日和見な結論で会議は終了します。 と思ったらいきなりディアス「異議あり」 「僧院の形振り構わないやり方は、どれだけ今彼らが追い詰められているかを示しています。どうして今退く必要があるんです?」 研究所を潰したディアスの意見に、一部から勢いよく賛同の声が上がります。そして別の一部からは、勝算はあるのか?という当然の疑問。 「スンダ。君はフラクタルを再起動させる『鍵』を握ってる。違うかい?」 場を掴む絶好のタイミングで出された重要情報に会議はどよめき、スンダは苦虫を噛み潰しながらも否定することができず、 「……だとしたら?」 と言外に『鍵』の存在を認めてしまうことに。 「おわかりでしょう?僧院とフラクタルは、今やその存在意義を喪失している」「我ら全氏族、一千年の悲願を成就させる時なのです!」 ディアスのこの一言が決め手となり、ロストミレニアム全軍による全力総攻撃が決定しました。
一夜明け、村の一同は荷物を積み込んだり戦闘服を裁縫したりと、総出で準備に取り掛かります。 そんな中、クレインがスンダに疑問をぶつけます。 「ロスミレは今ある世界を壊そうとしてるんだよね」「その後はどうするの?」 当然の疑問でしょう。特に決戦が差し迫ったこの時期なら尚更、答えを明確に持ってなきゃいけない。 それに対するスンダ、ロストミレニアム大派閥の長の答えは? 「お前はどんな風になったらいいと思う?どんな世界が望みだ?」 思わず吉良吉影やマウンテンティムが憑依しそうになりました。質問を質問で返すな。 それに対するクレインの返答「世界のことなんかわからないよ。でも僧院のやり方は違うって思う」「オレも戦った方が……」 …もしかしたらクレインが最初に質問したのは、自分も戦いに加わった方がいいのではという悩みを切り出すための前振りだったのでしょうか。 全く関係ない本来悩みでもなんでもない相談から入って、話が温まったところで本題を切り出すというのは確かによくあります。 これも或いはそういうパターンで、スンダもそうとわかっててあえて質問返ししたのかもしれません。しれませんが、 仮にそうだとしてもわかりづらい。脚本にその意図があったとしても描写が足りないし、 もしそんな意図がなくただはぐらかしただけだとしたら、もう何と言ったものか。頭痛い。 ちなみに結論から言うと、最初の問いに対しては結局答えないまま終わりました。やっぱり頭痛い。 あと、クレインが異を唱えた僧院のやり方とやらですが、星祭りで大量虐殺を行ったグラニッツを指名手配し、 研究所を爆散させたグラニッツその他を「ハイクを詠め」とばかりに殲滅に乗り出すという、どれも体制としてごく当然の処置としか言えないものです。 フリュネクローンについては背景が何もわからないから本当に非人道的かどうか全くわからない。何が何やら。 ともかく、そんな殊勝な悩みを見せるクレインに、スンダはこう告げます。 「お前はこの村に残ってフリュネとネッサを全力で守れ」 「二人はこの村に置いていく。連れて行って万一僧院に奪われるわけにはいかないからな」 「それになあ、これはやっぱり俺達ロストミレニアムの戦いなんだ」 「お前は俺やエンリ、村のみんなの友達ではある。だが仲間じゃない。わかるな?」
確かに、立ち位置から見ても同志じゃなく成り行きで居候になった客人という感じですが、 それよりもフリュネとネッサに対する打算と、何よりクレイン達に気を遣ったという部分が大きいでしょう。 クレインもそれを理解しているのか、食い下がることをせず俯いたまま何も言わない。 そのかわりに、スンダはもうひとつ別の仕事を命じます。 倉庫の前にグラニッツの幹部が集まり、クレインは三脚を立てて愛用のカメラを構えます。 課されたもうひとつの仕事とは、記念撮影でした。 メンバーの中にはフリュネとネッサの姿も。フリュネが巫女服なのはもう突っ込むだけ無駄としても、ネッサ?お前カメラに写らんかったんと違うの? そもそも七話の墜落事故から無事に生き延びたんかこのカメラ。すげえな。 で、遅れてきたタカミーが三話で死んだデブの遺影を持ってきて、セルフタイマーをかけてクレインも列に加わり、無事撮影終了。 そして出発の時が近づき、皆それぞれに別れを惜しみます。 エンリ「写真の上がりは大婆たちに配っといてね」とクレインに。対応する写真紙やプリンターがあるのかと思いますが、そこは考えても仕方ない。 そしてそのまま、頬を染めつつクレインへ告白しようとして結局できずに失敗するという意味不明な流れが続きます。 お前さー、今までクレインに好意寄せるようなシーンなんて何ひとつとしてなかったやんさー。そもそもサシで会話したシーンすら殆どないのにさー。 もうホントやめてこんな雑で唐突な設定ぶちこむの。SS作家は心底疲れてるんです。もはやこんな些細なことにツッコミ入れるのすら億劫なんです。 その様子を見てゲラゲラ笑う一同と、不思議そうなフリュネ「どうしてみんな笑えるのです?怖くないのでしょうか?」 答えてスンダ「だから笑うんだよ。怖いから笑うんだ」「だがな、それよりもっと怖いのは大事な人を護れずに死ぬことだ」 「お前も死なないようにしっかりこの村でクレインに護られてろ」 フリュネは何か得心したように「精一杯守られようと思います。許される限り」と頷きました。 そして挿入歌『昼の星』をバックに母艦は出航。 やがて他の氏族たちの母艦と合流し、信号旗を掲げながら僧院へと向かいます。 でも昼の星って僧院の歌って設定だったはずでは。そんなもん流しながら決戦に赴くって流石にちょっと。
昼の星が更に続く中、クレインとフリュネとネッサは、三話で寝床として借りていたあの家に入りました。 そして眼前に広がる黄金色の麦畑を眺めながら、テラスでお茶しながら三人はのんびりくつろぎます。 クレイン君の、何かを悟った風に見せて本当に取って付けたような雑なお言葉。 「この世界には色んな人がいて、フラクタルが欲しくて、フラクタルが嫌いで、フラクタルを壊すために、護るために戦おうとする人たちがいて」 「でも人間の想いなんかちっとも関係なく、世界は綺麗で……」 そういう台詞はフラクタルの何たるかと、フラクタルに振り回される人間の美しさ醜さをキッチリ描いてから言ってください。 フリュネ「クレインは何を願いますか?昼の星に」 クレイン「いつまでもみんなと一緒にいられますように、かな」 ネッサ「なら叶うの!だってクレインとネッサとフリュネは、これからずっと、ずーーーーーーーーーーっと一緒が嬉しいの!」 そして夜。 寝間着姿でひとつのベッドで三人一緒に寝ていたフリュネは目を覚まし、巫女服に着替え、寝息を立てているクレインに口づけをして、置手紙を残して家を出ていきます。 「私は行きます。もし、少しでもモーラン祭司長や父様を説得できる可能性があるとすれば、それはきっと『鍵』の半分である私だと思うの」 村はずれの崖まで来ると、そこに現われたのは飛空艇オーディン。どうやって呼んだこんな馬鹿でかいもの。 そして翌朝、その置手紙を普通に読むクレイン。オーディンはタクシーやっただけで村への追撃もしなかったのか。なんだこれは。 ちなみにフリュネの置手紙はもっと長かったですが、どうでもいいので端折りました。それと文面は英語でしたがそれもどうでもいい。 クレイン「もう知らないよフリュネのことなんか!」と当然怒りますが、ネッサに諭され「ああ好きだよ!オレはフリュネが好きだーー!!」と絶叫し、村へ向かいます。 場面は、雲海に浮かぶ僧院へ向かうロストミレニアムの艦隊へ。 ディアスが無線で「全艦隊に告げる。戦闘準備。射程に入り次第各自攻撃せよ」と命令を出します。 いくら尺の都合とかがあるとはいえ、命令が雑すぎてもっと真面目にやれとしか言えません。 ともあれ、艦隊から防衛部隊への砲撃は開始され、最終決戦の火蓋が切って落とされました。
そして村ではクレインとネッサが、残された飛行船に乗ってフリュネの元へ向かわんとしていました。 (待ってなよ、フリュネ。絶対に君を掴まえる。そして今度こそ離さない) 「いいかい、捕まったら世界も君も大変なことになるんだ。それでも行くんだね」 「だって約束だもの。もうずーっと一緒だって!」 そして飛行船は大空へと飛び立ちました。燃料持つのかとか行き先わかってんのかとか、色んな疑問点を抱えたまま。 これにて第九話・終。ようやく第九話・終。 やっとの思いで第九話・終ですよ。本当に。 もう、言うべきことはふたつだけ。六話以前が完全に足を引っ張ってる。悪いのは全て山○寛。以上。 これ以上何を言えと。あまりに面倒臭すぎてこれ以上言いたくないですよ何も。 ただでさえ今日の広島は、衣笠祥雄が亡くなって大騒ぎだというのに。 国民栄誉賞の名選手が逝去したということで、広島以外でもツイッターのトレンドに載るほどのニュースになりましたが、広島の衝撃はその比じゃありません。 昭和のカープを知る広島人にとって、山本浩二・衣笠祥雄・古葉竹識の三人は現人神と言っていい存在です。比喩じゃなく本当に神。 何せかつての赤ヘル黄金時代、当時幼稚園児で野球のこともろくに知らなかったSS作家ですら、この三人の名前を毎日耳にして自然に覚えていたほどです。 地元広島で生まれ育った生粋のミスター赤ヘル。弱小時代の名選手でホークス野村野球を学んで帰ってきた名将。そして、何があろうと必ず出てきてフルスイングして見せる鉄人 。 残念ながらリアルタイムの記憶はほとんどないのですが、それでも肌で感じた当時の熱狂は今でもよく覚えていますし、 成長してカープの歴史や記録に当たってみると必ずその名前が登場する。球団史上たった三人しかいない永久欠番の一人。偉大以外に形容しようのない存在です。 いつだったか、インタビューで「なぜそこまでして連続試合記録を追っていたのです?」と聞かれて、その答えが凄かった。 「だって野球の試合に出ることほど楽しいことはないでしょう?」 努力や苦行と思ってるうちは続かないんですよね、何事も。そりゃあ色んな負荷がかかるわけですから全く辛くないなんてことはないのですが、
それを上回る楽しみや喜びがあるからこそ、傍から見て理解不能な荒行でも延々と遂行できるものなんです。逆に言えばそれがなければ何事も続かない。 いつ聞いたかもう忘れてしまったぐらい昔の言葉ですが、今でもSS作家の座右の銘のひとつとして刻み込まれています。好きこそものの上手なれ。 一方で勝負師らしからぬ心優しい一面もあり、圧倒的大差で勝ってる試合で更に追い打ちをかけるような行為を好まず、相手捕手の泣き言を聞いてわざと凡退したこともあり、 かつてカープのコーチだった広岡達朗氏から「だから君は一流になれんのだ」と苦言を呈されたこともあるとか。 あれだけの記録を残して何が一流でないのかと思いますが、技術面ではなくどんな時どんな相手でも容赦しないというメンタリティの問題なのでしょう。 子供向け野球教室以外で指導をしようとしなかったのも、そういう部分を自覚していた故かもしれません。 でもそんな性格だからこそ、ここまで多くのファンを長い間惹きつけて離さなかったのだろうと思います。 何せあの気難しい性格で知られる江夏豊氏が、訃報を聞いて「すぐに追い掛ける」と答えたほど、無二の親友として慕っていた人です。見ていても憎めない。 享年71。まだまだ出来ることしたいことも多かったでしょうに、本当に惜しい人を亡くしました。 今日の広島市は、氏の死を悼むように朝から雨が降り続いています。 今夜は前広島市民球場の跡地の方へ献杯しながら、故人の冥福を祈りたいと思います。 また次回のレビューでお会いしましょう。御清聴ありがとうございました。
世間はゴールデンウィークですね。 こちらは自営なのでその気になれば休まず営業できるのですが、仕事柄カレンダー上の休日、特に連休になるとほぼ誰も来ず仕事にならないので、 世の中に合わせて自動的というか強制的に連休突入となっております。 なので珈琲ウォッカを舐めながら(比喩でなく本当に舐めながら)何気なくテレビでバラエティ番組を見てみたのですが、 オブラートに包んだ言い方をすると実に面白くない。本当に面白くない。 SS作家は普段殆どテレビを見ません。確実に見るのは毎日のニュースと年一回の必殺仕事人&笑ってはいけないぐらいで、 あとはたまたま目についた再放送のドラマや時代劇を眺める程度。ゴールデンタイムにテレビをつける習慣なぞもはや微塵もありません。 今はどうか知りませんが少なくとも十年ぐらい前までよくあった「続きはCMの後!」と病的なまでのテロップ&ワイプ&歓声がストレスになり、 こんなもの見続けると間違いなく健康を損ねるだけと視聴をやめ、そのまま今現在に至っています。 なもので、最近の若手の俳優や歌手というものが全くわからない。わからないので、俳優さんが「撮影現場の休憩時間でこんなことをしてくれる」とか 「プライベートではこんな変わり者」とか言われても、何が面白いのかさっぱりわからない。 飲み屋でたまたま隣になったおっちゃんから、高校時代の先輩の武勇伝を聞かされるようなもんです。 あんたにとっては親しい人かもしらんが、俺にとっては初めて見る赤の他人ではっきり言ってどうでもいい人なんです。そんな人のことを何十分もかけて話されてもだな。 そんなわけで、やはりテレビ視聴などしても何も楽しいことはないという結論に再度至り、今はアウトレイジで椎名桔平の出てくるシーンを色々鑑賞して楽しんでます。 スチール写真とかだとちょっとガラの悪い色男でしかないのに、動いてみたらまさにヤクザの若頭そのものという異様な演技力がいいですよね椎名桔平。 加瀬亮殴って「石原テメエはいつもトロいんだよこの野郎!」て怒鳴る、普通に話してたのがいきなり豹変するあの流れが特にたまらんです。 その椎名桔平の最期、自殺として処理された実在の事件の殺し方を流用したものと聞きましたが、真相はいかに。
それにしても、今回でもう10回目、もう第十話に突入ですよ糞アニメレビュー。 同期の例のアニメは、アニソンでよくある「悪い曲じゃないけど内容に全く合ってない雰囲気主題歌」と思われてたOPが 実はサブ主人公のテーマだったと明らかになった驚愕の『もう誰にも頼らない』を十話に持ってきたというのに、 フラクタルは今回も糞と呼ぶ以外に形容しようのない糞アニメっぷりを自ら晒し続けています。いくら仕事とはいえ本当に感心しますね。 それでは、何がどう糞アニメなのか今回もじっくり書き上げていくとしましょう。 世間はGWでSS作家もGWなのに、なんで一人で部屋に籠ってこんなもの書いてるのか自問自答したくなりますが、気にしちゃダメです。気にしたら負けです。 ●第十話「僧院へ」 雲海の上に浮かぶ僧院の周囲では、僧院の艦隊とロストミレニアム連合軍の激しい戦闘が展開され、爆風と爆音が絶え間なく響き渡っています。 オーディン級飛空艇が四隻並んで全く同じ角度で傾きながら飛び回るという漫☆画太郎でもやらないあまりに雑なコピペや 戦略も陣形もへったくれもないあまりに雑すぎる戦闘描写に頭が痛くなります。ただマシン飛ばして砲と爆発で彩ればいいものじゃねえだろ…… ちなみに僧院の外観は、ドラゴンボールのカリン塔(ピッコロ大魔王打倒後)をイメージしてください。 地上から伸びるアホみたいな長さの一本の柱で結構な大きさの建物が支えられており、その天井ド真ん中から如意棒のように真上へと柱が伸びています。 ……これ、わざわざ律儀に本拠地まで乗り込まなくても、もっと低空で砲撃して柱へし折ればそれで僧院全滅ゲームセットじゃねえですか。 こんな設計した昔のフラクタル関係者もアホなら、柱を攻めるという発想が全く出てこないロストミレニアム勢もアホ、 何よりこんな世界観を恥ずかし気もなくお出ししてきた監督が救いようのないアホそのものです。演出や話の都合と割り切るにも限度があるわ糞監督め。
グラニッツ母艦では、最終聖戦の激闘(笑)に爺が「僧院め!すっかり平和ボケしているかと思ってたが、大層な戦力をお持ちだな!」と強がりを吐きます。 そこへ別のクルーが、こちらへ向かってくる見覚えのある機影を発見。クレインとネッサの乗った飛行船でした。 いくら話の都合とはいえ、せいぜい三人乗りのちっぽけな機体でよくこんな高度までこんなに早く来れたな…… 「負けちゃダメよクレイン!クレインは強い子でしょ!」とクレインを励ますネッサの腕が不意に霞んで消えかけ、 クレインがそれに気を取られた隙に流れ弾の爆風に巻き込まれてしまいます。が、それでも無事に母艦へと着艦。 格納庫まで降りてきて「クレイン!どうしてお前が!」と叫ぶスンダにクレイン「フリュネが!フリュネが行っちゃったんだよ!僧院に!」 そのままOPへ突入。 ところで今まで特に語る必要もなかったので語ってこなかったのですが、一話からしょっちゅう出てくるこの飛行船型ジェット、風防も座席もシートベルトもありません。 大航海時代の船のように、吹きっ晒しの中で立ったまま舵輪を握って操作するだけ。比喩じゃなく本当に舵輪です。操縦桿じゃありません。 左右にしか回らない舵輪で一体どうやって三次元的な空中操作を行えるというのか。 そもそも風防なし気密ゼロのまま立ちっぱなしで高速飛行なんかしたら、酸欠とか凍死とか墜落とか色んな原因で普通に死ぬ。 今更ですが科学考証がもう本当に雑すぎて、十三階段ベムの夢に出てきた神様のツラで「アニメをなめるな」と言いたい気分になりましたが、 2018年現在もはやアニメ制作者ですらなくなってしまったこの男には、そんなことをする価値すらもう無いのだと思い直しました。 死んだ人間を死ねと罵倒しても無駄なのと同じことです。もう死んでいるのですから。 OP明け。 僧院内部では、広く真っ直ぐな廊下の左右で老婆たちが列をなして恭しく頭を下げ、やけに不機嫌な表情&歩き方のフリュネがその真ん中を、 一番奥で出迎えるバロー卿へ向かって真っ直ぐ歩いています。 外では(笑)つきとはいえ最終決戦の激闘が繰り広げられてるというのに、えらい呑気なお出迎えです。状況わかってんのかこいつら。
バロー卿の背中の大扉が開くとそこは大広間、その中央の玉座にはCV島本祭司長が鎮座していました。 「あなたを待っていましたよ、フリュネ。世界の愛しい娘」 卿を下がらせ、フリュネと祭司長は二人で無言で対峙します。 グラニッツ母艦コクピット。 対話で事を収めるためフリュネが僧院に行ったと聞かされ、エンリは「なに甘っちょろいこと言ってんのよ!」「ふざけすぎよあの子!」と怒ります。 クレインがその行動を弁護しようとしたところ、母艦はいきなりオーディン級10隻に背後を取られ追い回され始めました。オイオイオイ死ぬわアイツ。いくら何でも10隻て。 状況を切り抜けるべく「艦を回せ!俺たちが」とスンダが命令を下そうとしたところ、クレイン「人殺し!」「人殺しだけじゃなくて自分殺しだ!どうして無駄な死を」 スンダの右フックがクレインの顔面に炸裂しました。 そりゃ当然でしょう。即死するや否やのこんな状況で、艦長の言葉を遮ってまで言うようなことじゃない。銃殺されなかっただけ有り難く思え。 殴られて倒れ込んだところへタカミー、「クレインよお、俺たちは」と跪いて手を差し伸べてやります。ナイス飴と鞭ですがそんな悠長なことしてられる状況か。 するとクレイン「人殺しだけど……人殺しだけど、仲間だ!」「初めてできた、オレの」「フリュネにとってもきっとそうだ。だからフリュネはたった一人で……」 仲間とか言われても、お互い仲間らしいこと何もしてないのに一体何を言っとるんだこの子は。 こんな謎強弁をバックにクルーの顔を無言でひとりずつ映す演出を加えられても、感動なんぞしようがありません。 そのまま「でもきっと違う!仲間なんだから一人で行くのは違う!だから俺も行きたいんだ一緒に!」とあからさまなワガママで強弁を〆ると、 「そうか、世界の鍵が僧院に……全て聞かせてもらったよ、親愛なる友人」 突如ディアスから通信回線が開きます。ディアスが盗聴してたのか、スンダその他が回線オープンのまま機密話をしてたのかどっちだ。 ディアス、前置き無しに「彼らが僧院と対話するために、僕たちも力を貸そう」 日和見の流れで終わりそうだった大会議で開戦論ぶちあげたくせにいきなりこんな申し出、どう考えても裏切る気満々です。 腹黒さを隠す努力を全くしない知能低下っぷりに、正直呆れて物が言えません。
七話・八話・九話とダメ作品なりに頑張ってたのに、なんか第十話になっていきなり色んな部分が劣化してない? 話をクライマックスに持ってくために、キャラクター無視して強引な展開やらざるを得ないのかな? それとも、制作姿勢が六話以前に戻っちゃった?まさか?しかし冒頭のコピペオーディンを見るにその可能性が否定できない。 続けてディアス、しかしここまで戦闘繰り広げて今更対話で収めるのは無理、だから「僕たちが囮になろう」 クレインはそれを聞いて「ディアスさん…」と感激します。 そしてスンダが何を考えてると警戒すると、「失われた千年を何で埋める?それは進んで他者の犠牲になれる愛でしかないだろう」 お前らは好きなようにやれ露払いや汚れ役は俺がやってやる。打算?そんなものないお全て愛ゆえにの行動だおって、 悪企みを隠すつもりがないどころか思いっきり前面に押し出してきててもう何が何やら。 クレイン君もさ、大会議の様子は知らなくても六話でアラバスターキャンプ見とったやろ。それでよくこの赤眼のあんちゃんの言うこと信じられるな。 結局スンダは「愛ではなく利害の一致だ、それなりの働きをしてもらう」とディアスに告げ、 鍵を完成させないためついて行きたがるネッサを置いたまま、クレインと二人で飛行船で僧院へ乗り込むことに。 ……愛とか利害とかは置いとくとしても、艦長がこの修羅場で職場放棄?しかも今は10隻もの敵艦にバック取られてリアル撃墜の危機だよね? そうでなくともこの砲弾と銃弾の雨霰の中、軽自動車みたいな小型飛行船で単機敵中に突っ込む? どうしようもない寝言ですね。「たった2000万円で劇場用アニメ作って全国20館以上に配給」に匹敵する寝言です。 「妄想と現実の区別が付いてないのはお前の方だよ、夢なら一人で見な」という山寺宏一ボイスが聞こえてくるようです。 場面は再び祭司長と対峙するフリュネへ。 近う寄れ(意訳)という祭司長に対しフリュネ「この戦いは無益です、ロストミレニアムへの攻撃をやめてください、今すぐに!」 それではここで、事がここに至るまでの経緯を整理してみましょう。 三話にてグラニッツが星祭り大虐殺を敢行したので、僧院は当然のようにグラニッツを指名手配しました。
逃亡した幹部はそのまま大人しくするどころか、八話にて他のグループと手を組んで大量破壊兵器をぶっこみ、研究所を跡形もなく吹っ飛ばしてくれやがりました。 こりゃあもうグラニッツだけじゃなくロストミレニアム全体の問題だということで、当然のように全世界に殲滅指令を発布。 そしたらロストミレニアム連合軍が総攻撃を仕掛けてきやがったので、僧院は当然のように必死で防衛にあたっています。 ちなみに僧院は、ロストミレニアムを迫害なんかしておらずむしろ放任しています。それ以外の民に対して圧政を敷いているということもありません。 要は、グラニッツが意味不明な原理主義持ち出して虐殺なぞせずその後も大人しくしてれば、今もみんな平和に過ごせてたはずなんですよね。間違いなく。 つまり悪いのは全部スンダのあんちゃん。世界が歪んでいるのは僕の仕業かもしれない?お前の仕業100%だよこのチェインギャングめ。 それなのに攻撃をやめろって、フリュネのお姉ちゃんはいったい何を言ってるの?馬鹿なの? そもそも向こうが一方的に攻めてきて防衛戦やってる状況で、攻撃やめたら死ぬしかないよね?頭ゴリラなの?少しは人間様に近づいたと思ったのにやっぱりこのザマ? なので祭司長、「勝手なこと抜かすな(意訳)」と諫めますが「まあええ、鍵になるため帰ってきたんなら許したろ(意訳)」と寛大にもゴリラを許します。 これに対して「私はここに残ります」「でもネッサは許してあげてください!」と主張するフリュネでしたが、ネッサがいないと鍵が鍵にならないので当然却下。 すると今度は短剣を抜き放って自分の喉元に突きつけ、「私は知ってしまった!」と叫びます。 「私は何をしたいのか!私は何を守りたいのか!」と続けるバックではスンダとクレインが、やっぱり風防もシートベルトもない例の飛行船で、 砲火をかわしながら戦場の大空を必死に飛び回っています。もう考証に突っ込むだけ無駄なのでスルー。 それに対して祭司長「何を守りたいか知らんが、お前が鍵にならなんだらここで戦闘停めても無意味ど?フラクタル滅ぶしみんな死ぬんやで?(意訳)」 フリュネ、そう言われて剣を持つ手が震えます。
いやいやあんた、フラクタルに頼らない生き方とやらをしてる人間をいっぱい見てきて、自分自身も僧院亭壊すべしって最初から言っとったやろ。 なのになんで今更 No Fractale No Life て言われて動揺してんの?そこで We will stop なんてしてないで、 僧院やめろ!フラクタルやめろ!ってドドンガドンドンしながらSPPECHすべきでしょ?もうホント意味わかんない。 ちなみに祭司長の台詞が意訳ばかりになってるのは、台詞が長すぎて抜粋してるとキリがないからです。言い回しは悪くないんですが文量を超圧迫して閉口します。 場面変わって、飛行船で僧院へ向かう例の二名。 「後ろ!エンジンだけは何が何でも守れ!」と舵輪を握るスンダが叫ぶと、クレインはアサルトライフルを後方に向かって構えます。 アサルトライフルです。歩兵用アサルトライフル。爆風だけで人間が簡単に消し飛ぶレベルの戦場で、ロケットランチャーならまだしもそんな豆鉄砲で何ができる。 「へっ!気弱な小僧だったのに随分と変わったな!」 「変わったかなんて自分じゃわからないよ。ただ、何かがしたいんだ、じっとしてられないんだ」 「そりゃあロスミレの精神だな!ひとりひとりが立ち上がることで体制に抵抗できる力となる!」 「それとはちょっと違う気がする……スンダこそ一緒に来てくれるなんて、なんか、ちょっと変わった」 「フン、お前に命令したのは俺だからな、フリュネとネッサを護れって。あと、エンジンもな!」 お互い変わったとか言い合って絆を改めて深める名シーンのつもりなんでしょうきっと。 しかし、クレインは七話を境に変わったとギリギリギリギリ言えなくもないですが、スンダのあんちゃんの方は結局昔ながらの反政府テロリストそのままの言動なので、 変わったな!とか言われてもアーソウ、アーソウデスカとしか言えません。オクラホマデスカー。 このタイミングでディアス艦がオーディンを一機撃墜してくれたので、その隙に二人は一気に僧院内部へ突入。 隔壁が閉まりそうになったところを雄叫びあげながらギリギリで駆け抜けるという、実にありがちな演出を見せてくれました。 それはそうと僧院側の艦船はオーディンの同型艦しかないのか?戦術考証的にも作品の仕上がり的にもちょっと酷過ぎやしませんかね本当に。
隔壁を抜けたクレインとスンダ、今度は前方に立ちふさがる歩兵たちから銃撃を受けました。 なのでスンダ、柄つきの手榴弾のピンを抜いて前方へ投げつけ、歩兵を爆散させてそのまま真っ直ぐ駆け抜けました。 ……柄つきの手榴弾なんて第二次大戦の時点でとっくに時代遅れになってた兵器を使う点に目をつぶるとしても、 飛行中のジェットから素手で手榴弾投げて前方の敵を爆殺とか、お前は慣性の法則に空気抵抗というものを全く理解していないのか? こんなんでも文学部とはいえ京大に入れるってすごいですね。同窓の工学部OBが見たら頭抱えるでしょこんなもの。演出や話の都合と割り切るにも限度があるわ糞監督め。 再び、喉に短剣を突きつけてるフリュネへ。 祭司長は立体画像で世界各地の映像を映しながら、フリュネを説得します。 「フリュネ、あなたもとうに気付いているのでしょう?」「人々はフラクタルなしには思考することさえできない」 七話のザナドゥの街の風景。 「ですが!そこから解放することで初めて、自らの足で立つことができるのでは!」 「そうでしょうか?人々はフラクタルの日暮れにはぐれてしまうだけでしょう」 六話の圏外難民の群れの姿。 「ですが!たとえはぐれても手をつなぐことはできます!」 「彼らの手は施しを乞うためだけに伸ばされている」「彼らからそれを奪い取ったなら、そこに残るのはただひどく不機嫌な世界」 六話のおじさんから略奪しようとする圏外難民の様子。 フリュネ、たったこれだけの説得にあっさり負け、短剣を下ろし床に落としてしまいます。ばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっかじゃねえの? そこへ急遽映し出される侵入者二名。スンダ・グラニッツとクレイン・ネクラン。今更フルネームが明らかになりましたがどうでもいいです正直。 「だめクレイン!来ちゃだめ!あなたが来てしまったら!」 「ネッサもここへやってきてしまう?」 息を呑むフリュネ。 「鍵になる気ないなら何で戻ってきたねんオマエ。対話で戦い止めるため?殲滅指示したんわしやぞ、どないして対話すんねん(意訳)」 「母様、いえ、姉様ならば、きっと私の気持ちを理解してくれるはずだから!」「私たちは元は同じフリュネだったのだから!」
その台詞と同時に、アップになってたフリュネから一気にズームアウトするというまるで「衝撃の事実発覚!」とでも言いたげな演出が加わりますが、 あのね糞監督、前回バロー卿が祭司長をクローンNo.で呼んでたでしょうが。もうみんなとっくにそんなもん知っとるわ糞監督。テメエ本当に馬鹿だな糞監督。 僧院内部の廊下。 「こっちだ!」と爆煙の向こうからスンダとクレインが走ってきます。 その背後を追う、赤黒い謎のスライム様不定形物体。いったい何物か? 再度、玉座の間のフリュネと祭司長へ。 祭司長は昔フリュネだった。ここで『鍵』を使って再起動しても、また後世新しい鍵で再起動しなきゃならない。そのためにフリュネクローンたちは実験を受け続ける。 「もう嫌なのです!何度も何度も私たちが穢されてゆく!これ以上私たちを殺させない……そうでしょう姉様!」 そう言われても、実験とか穢れとか何のことだかわからないので感想の持ちようがありませんし、そもそも今になって謎を出されてきたところで 「謎は投げ捨てるもの」という監督の制作姿勢が如実に現われたこの作品に、いったいどんな期待を抱けというのですか。 そしたら祭司長、いきなり涙を流しながら「フリュネ、こちらへ。さあ」と呼び寄せます。なんだいきなり。 それを見て心動かされたのかフリュネ、素直に従って足元に跪き、祭司長の膝に顔をうずめます。 その瞬間、祭司長の首絞めが ノーモーションで 炸裂しました。 玉座に座ってる祭司長と、その膝に顔を伏せてるフリュネという体勢なのですから、ここから首を絞めるには一旦フリュネの体を起こさなければならないのですが、 そんなアクションは一切なく、場面転換や暗転で誤魔化すことすらなく、いきなり正面からの首絞めが炸裂してました。 あーれれー?おっかしいぞー?第七話から前回まで比較的とはいえまともな出来になってたのに、今回の話はなんだかトンチキ演出ばっかりだー? もしかして七話で消え失せたはずの糞監督の魂が、ラストに近づいていいとこどりしようと戻ってきたのかなー? おかげでツッコミ所満載で、レビューが物凄い楽です。でも楽というのは「わざわざネタ探しをする必要がない」というだけで、文章認める労力はむしろ激増しています。 GWで書く時間たっぷりあってよかったな!よかったよ!
「私とあなたが同じフリュネ?違う……あなたは世界の愛しい娘、そして私は世界に愛されなかった娘!」 祭司長が凄い顔でそう叫んでから、場面は指令室へ。 兵士たちが侵入者への対応に大わらわになっているその時、さっきの赤いスライムがいきなり室内に現われ、モニター画面の中へと入っていきました。 僧院の外のグラニッツ母艦では、スンダにかわってエンリが指揮を執っていました。お前にそんなもんできるのかよという気はしますが今はどうでもいい。 エンリの横でうずくまってたネッサ、いきなり「ねえエンリ……ネッサが消えたらエンリは悲しいですか」と、いつもと全く違う調子でいきなりそう言いだします。 振り向いてみると、ネッサは放電しながら消えかけてました。 しょっちゅう勝手に消えとるくせに何言うとんねんオマエとエンリが返すと、不意にトリスタン(アラバスター母艦)から通信が。 五分後に格納庫の扉が全開になるから、俺たちはそれに合わせて艦ごと僧院へ乗り込む、お前らも協力せえと通信士が一方的に告げて通信終了。 なしてそげなことがわかる?と当然訝しみますが、ネッサはそんなこと構わず行こう!行く!三人一緒だってずっと約束したから!と駄々こねます。 そんなわけでエンリ艦長代理の独断で、グラニッツはアラバスターと一緒に突撃することに。 玉座の間では、祭司長がまだ生意気なフリュネをシメ続けています。 「愛する人たちを護ろうとするオマエがワシは憎い!でもワシは愛する人なくてもこの世界護るでフラクタル再起動させるで!(意訳)」 フリュネの全身の力が抜けました。落ちた。 「人々は生まれてきた本当の喜びも知らず!本当に大切なものを見つけることもできず緩やかに死んでゆく!」 そう言って手を離すと、フリュネはその場に崩れ落ちました。そのまま四つん這いになって咳き込みます。 え?咳き込む?ちょっと待てお前今締め落とされたばっかりやろ?それが活も入れてないのになんでいきなり復活してんの?馬鹿なの? こういう細かいところの描写が雑になってきてるあたり、いかにも再び糞監督らしくなってきてる感じで良し。良くねえよ。 祭司長、フリュネを上から踏みにじりながら「それが私を生み出したこの世界への復讐なのです」 するといきなり飛び込む緊急通信。
あっちは一人頃してる奴だぞ、反撃(イタズラ電話)に気をつけろ
>>625 94 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! (スップ Sd4a-6n8t [49.97.109.32]) :2018/05/11(金) 06:24:48.57 ID:3D6He9OWd
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一方その頃、僧院の廊下を走るスンダとクレインの前に大勢の兵士が立ちはだかります。 周囲には身を隠す部屋も遮蔽物もありません。まさに絶体絶命。池袋の中国人違法売春宿に無理矢理連れ込まれた、四捨五入して20年前のSS作家ぐらい絶体絶命。 と思ったその瞬間、壁をぶち破り歩兵を吹き飛ばしながら現れたグラニッツ母艦。 玉座の間の緊急通信によると、ハッキングされて全ルートが解放されてしまったとのこと。 アラバスターとグラニッツの両母艦が突入した衝撃で、玉座の間も揺れました。 祭司長がそれに気を取られた隙を突き、フリュネは祭司長の足首に噛みついて逃走。 「あなたの悲しみを私は理解しました。あなたのためにも、私は…!」 そのまま飛び出していったフリュネを見送って祭司長、うずくまってボロボロと泣きだします。 スンダとクレインがちょっと先へ進むと、暴れて拘束されてるエンリに遭遇。 更にその奥では、ネッサが兵士に取り囲まれて封印されようとしてました。床に描かれた魔法陣の中心に置かれ、身動きとれず苦悶の表情を浮かべています。 展開早いけど、あまりに雑。本当に雑。いつもの無敵の能力はどうしたネッサ。簡単に囚われの身になってんじゃねえ。 で、ネッサが一話で閉じ込められてたのと同型のペンダントにまた封印されようとしたところで、クレインは銃を乱射しながら突撃。 しかし素人なので反動を抑えられず、銃口が上を向いてて当然当たりません。なんでここだけ変にリアルなんだ。 そこへ、アラバスターの連中からの一斉射撃。苦しむ兵士たちの一枚絵が横にスライドしながら、 弾丸の軌跡を閃光として走らせながら血しぶきを適当に飛ばすだけという何とも雑な演出の後、ネッサを囲んでいた連中は全滅しました。 「間に合ったみたいだね」 いつもの調子でディアスがそう言うと、兵士の錫杖型ビームガンの中からさっきの赤いスライムが出てきて、ディアスの傍に寄って来ました。 スンダ「ディアス!お前まさか、フラクタルターミナルを…!」 エンリ「何なのそれ!圏外難民のターミナル奪っときながら…!」 ディアス「仕方ない。残念ながら未だここはフラクタルの世界だ。敵の掌で戦うならば敵に倣わねば勝機はない」
この返答に対してスンダは「畜生だな…」と吐き捨てますが、いやテロリストやるならどう考えてもディアスの方が正しい。 いくら憎いからって敵の使う根幹メソッドを完全排除してしまったら勝てるものも勝てんでしょうに。 圏外難民がどうのこうのと言うなら、星祭り大虐殺やらかしたお前らは何なんだ。ブラックホール是色拳で砕かれて然るべきレベルの天魔外道じゃねえか。 まあそもそも、フラクタルが何なのか未だにさっぱりわからないので、畜生だ何だのと言われても何が何だかさっぱりです。 ラス前になっても世界観の根幹設定が未だに全く明らかにならないから、何より明らかにならないなりに面白くしようという意志すら全く見られないから、 このフラクタルという作品は駄作でフラクタルを作った山○寛は糞なんです。匿名でSS作家を罵倒してる暇あったら働け。コンビニバイトなら高校生でもできる。 それからアラバスターの手を借りたエンリをスンダが叱り、ネッサがそれを庇ったところでディアス、お前らさっさとフリュネを探しに行けと促します。 そんでクレインがネッサ連れて探しに走り出したところで「精神の鍵(ネッサ)についてけばフリュネが見つかる、見つけたらバラせ(意訳)」 怒りながら抗議するスンダですが、ディアス「実体の鍵(フリュネ)を壊せばとりあえずの再起動はなくなるだろう?僧院の戦意は大幅に喪失する」 スンダの右ストレートがディアスの顔面に炸裂しました。 尻餅をついて倒れるディアス。表情も変えず口元の血を拭いながら「惚れたか?」 スンダは何も言わず、そのまま走り去ってクレイン達を追います。 惚れたかってオマエ、そもそもスンダとフリュネが二人で話す場面自体が殆どないのに一体何を言わせとるのかと。もう本当に雑。 それよりも、頭目が殴られてるのに全く動こうとしないアラバスターのメンバーのボンクラさ加減がどうにも。こんな所も本当に雑。 クレインはネッサの手を握って廊下を走ります。そのネッサはなぜかどんどん姿が霞んで消えかかっています。何故かはわかりません。 「何かはわからん 足りん物があったけん 生きていかんも許されることじゃろう」という吉田拓郎の歌の詞が脳裏に浮かびました。唇をかみしめて。
SS作家は土曜夜のゴールデン洋画劇場で刑事物語を見ていた世代です。なぜ洋画劇場で邦画を流すのか当時から謎でしたが、面白かったからどうでもいい。 そういえば吉田拓郎は広島出身でした。最近は奥田民生や吉川晃司、アンガールズに比べてローカル番組に出る頻度が少なくなったのですっかり忘れてました。 全く関係ありませんが、SS作家の周囲で矢沢永吉が広島出身と知っていた人は皆無でした。本当にゼロ。 ネッサ、立ち止まって急に『昼の星』を歌いだします。するとクレインの脳裏に、一話でこの歌を唄うフリュネの姿が浮かびました。 「この歌はずっと昔、フラクタルができた頃の流行歌…!」 アッハイ『愛、おぼえていますか』ですね。それ以外の何物でもありませんね。随分メジャーなタイトルからネタをパクってきましたね。いい度胸してる。 ……もう本当にやめてこんな雑な演出。悲しくなるだけだから。明日になんかならなきゃいいのにって気分になるから。 お前マジで何のために生まれてきたの?呉でトラウマ植え付けられた挙句こうやって批判されまくるためだけに、わざわざこうしてこの世に生を享けたん?馬鹿なの? 時を同じくして、アラバスターのメンバーはクレイン達よりも早くネッサと遭遇してしまいました。 「『鍵』を発見、破壊する」と斉射を開始すると、何処からともなく(本当に何処からともなく)現われた老婆軍団がフリュネの盾となります。 フリュネ、その隙に背中を向けて逃げる。左の頬には銃弾が掠めた傷がついていました。 そこへ不意に聞こえてきたネッサの歌声。 それに導かれるように螺旋階段の塔をひとり降りてゆくと、その最下階のガラス壁の向こうにクレインとネッサがいました。 フリュネは壁ごしにクレインの傍に駆け寄りますが、壁が邪魔で何を喋ってるのか全く聞き取れません。 じゃあネッサが間に入って言葉伝えたらええんちゃうのん?とSS作家が思った次の瞬間、ネッサは壁に埋まるように透過して 右手でクレインの手を、左手でネッサの手を取りました。すると二人は壁越しに意思疎通ができるようになりました。これもまたありがちというか雑というか。 フリュネ「クレイン、ネッサ、私は……」 クレイン「一緒に帰ろう、あの家に帰ろう。三人で暮らすんだ」
玉座の間。 いきなり開かれた扉から老婆たちが中になだれ込み、祭司長様!オーディンの準備ができたから早くお逃げを!と訴えます。 しかし祭司長「カミヨミの儀を執り行います。空の屋根への階段を開きなさい」とだけ命じ、その場を全く動こうとしません。 ちなみにカミヨミの儀とやらは、カミユミの儀とも聞こえました。どんな字を書くのかもわかりません。 また場所を映してクレインとフリュネとその間のネッサ。 フリュネが「私は、ネッサだけを護ってもらえればそれでよかったのです」「美しかった頃の記憶だけを」とクレインへ呟くと、 そこへ「そんな悲しいこと言わないでおくれ、私のフリュネ」と突如バロー卿が現れました。 壁越しなのでクレインには手が出せない、フリュネも当然逃げ場がない。 卿は背後からフリュネを抱きすくめ、「可哀想な彼にも教えてあげないとねえ」「私たちが芳醇な愛で結ばれているということを」と言って 頬の傷を舐めて下卑た笑いを浮かべる実にキメエシーンで、第十話・終。 EDテーマが先週からまた英語の歌詞に戻ってましたがどうでもいい。 なんかこの第十話、冒頭のオーディンコピペに始まって最後の最後まで、いきなり雑なシーンがドンと増えました。 色々と枷をつけられてしまったなりに頑張ってる七〜九話と違い、明らかにクオリティが低い。 一度は逃げていったはずの糞監督のスピリッツが戻ってきたのか?と思いましたが、しかし話を畳むために無理矢理に急展開せざるを得なくなり、 そのためどうしても雑な演出が増えてしまっているという可能性もある。何とも言えません。 ただ真相がそのどちらか或いは両方にしろ、今回の話は全く面白くない。 六話以前に戻ったかのようなとまでは言いませんが、まるで六話以前と七話以降の中間のような、ちょっとこれはと首を傾げざるを得ないクオリティでした。 話の展開がおかしいというより、演出と考証がとにかく雑。何度言ったかわかりませんが本当に雑。 旧帝大に入学して卒業した後アニメ制作会社に13年も務めたプロフェッショなるにあるまじき雑さ加減。 創作物のキャラクターは作者の頭の出来がそのまま反映されると言いますが、本当にその通りですね。つくづくその言葉を実感しています。馬鹿めが。
ところで、カミヨミの儀とやらがどんな字を書くのか調べるため、フラクタル4巻のライナーノーツをこの度初めて読んでみたのですが、 ネッサ役の花澤香奈女史が収録現場で受けた演技指導について「Dr.スランプのアラレちゃんのように演じてくれと言われた」と書かれていました。 閉口しました。WUG旧章でアシタカのようにとか前田敦子のようにとか、既存の人名キャラ名を引っ張り出して 曖昧フワフワ意味不明な指示ばかりを出していたとは話に聞いていましたが、オマエこの頃からこんな馬鹿やっとったんか。 指導って具体的に教えるか、さもなきゃヒントを与えて自分から気付くように仕向けるのが基本やないですか。 30も過ぎてそんなことも知らんのかお前。真面目に働いて部下使って仕事しとったんかお前。本当に馬鹿かお前。 こんな馬鹿が本当にどうやってオリジナルアニメの監督なんかになれたんだ。監督以外の制作技術が長けてるならまだ納得できますが、 比喩じゃなく本当に何もできない言語能力にすら難がある筋金入りじゃないですかこの男。一体どこの誰だこんな馬鹿を抜擢しやがった馬鹿は。本当に馬鹿めが。 そんなわけで以上、糞アニメ第十回レビューでした。 愛媛から脱獄した平田受刑者が逮捕された荒神小学校の裏手は、広島市民球場から徒歩三分という超近距離にあります。 あの辺は零細の乾物屋とか歌声喫茶とか赤いローソンとか中国人のおばちゃんが片言で給仕やってる汁無し担々麺の店とか、 変わった店がちょくちょくあってちょっと面白い地域です。たまにお世話になる。 次回、最終第十一回のレビューは本当に楽しみにしていてください。 何が楽しみと言って、ヤツが帰ってくる。 絵コンテと演出の欄に恥知らずにも堂々と記載されている、山○寛の名。第一話以来の帰還ですよ。 最後の最後で楽に美味しいとこ取りしようとしてるのが丸見え。そんなこと出来る実力なんかないのはとっくの第一話で証明されてるのにネー。 ですから、今この〆を書いてる時点でまだ最終回を観賞してもいませんが、おそらく作品全体の総括も含めてかなりの力作が出来上がるでしょう。 期待しててください。というか、期待しててもらわないとこっちの身と心が持ちそうにありません。ひとりでこんな苦行できるか畜生め。 それでは皆さま、おやすみなさい。よきGWを。
ペルソナ2罰について未だにわからないのが、カンショウを使う人間が殆ど、というか知る限り全くいないことです。 攻撃魔法を持たない物理特化型という物凄く偏ったペルソナですが、それ故にパワー馬鹿の克哉との相性が凄く良い。 しかも早い段階で入手できるくせに、一文字斬りと利剣乱舞で単体でも全体でも合体攻撃打ちまくり。そうやって変異成長させまくれば中盤には文句なしの最強スペックに。 シンプルゆえに隙がなく、その気になれば最後まで使えるある意味最強のペルソナだというのに、なぜ誰も見向きもしないのか今でも不思議でなりません。 しかしそういうSS作家も、終盤になれば専用ペルソナ×5でドラゴンクロスぶっぱなしまくります。だってそっちのが強いしみんなに変異のチャンスあるから。ごめん。 ところで、SS作家はいい歳したおっさんです。ツイッターのできる赤ちゃんと近からずも遠からずな世代です。 なので仕事関係などはともかく趣味の分野になると、若い子と話が合わない場面が当然のようにあります。 されど合わないわからないなりに話を盛り上げることは意外にできるもので、この間ペルソナ5の話題になった時に 「へー、5もジョーカーがキーワードになってるの?」と2の話を持ち出して取っ掛かりを作り、そのままトークをそこそこ展開させることが出来ました。 コツは、こういうのは取っ掛かりにしかならないと自覚することです。 古いシリーズに同じキーワードが出ていたところで、そのまま旧作の思い出や面白さを熱弁しだしても通じるわけがありませんし、 何より最新作の話をしている時に旧作の話(=関係ない話題)なんぞ持ち込んだら、最悪マウント取ろうとしてると見なされて終わりです。こちらがずっと年上なら尚更。 この歳になれば自分の出来る話題を無理に押し込まず相手に合わせることもそれなりにできますし、とりあえずは聞き役に回りましょう。 されど聞くだけが聞き役じゃありません。要所要所で話をうまく引き出し、状況に応じて先読みもできてこそ。 あとは素直に人を褒めても自分の格は下がらないと覚えておけば良し。これ大事。 ところで全く関係ないですが、コスプレイヤーへのプレゼントは一般的に何が喜ばれるんでしょう?全く関係ないですが。
そんなわけでついに来てしまいました、フラクタルレビュー第十一回。最終回。 もう何の動機で始めたか自分でも定かでなく今や「贈られたからやってる」ぐらいの感覚になってしまいましたが、それにしてもよくここまで続いたもんですね。 まさか、ウスグレの制作より一年も遅く開始したのにウスグレよりも早く完結してしまうとは思いませんでした。そして見よ、ウスグレに比べて桁違いのこの文章量。 いや比喩や嫌味じゃなく本当に桁違いです。例の原作小説(笑)をテキストファイルにコピペしたところファイルサイズは約50kbでしたが、 このフラクタルレビューは10回終了時点で270kbに達しています。他のレビューも加えたら350kb近い。 ウスグレというかウスノロじゃねえか。本当に今まで何やってたんだこいつ。 「ウスノロー!お前はどんなものを作りたいの?やっぱりひとりじゃ決められないんだね!家に帰ってママに相談してくるといいよ!」 この世界にも、鉄クズ集めるだけで好きなもの作ってくれるバトー博士みたいなお爺ちゃんがいればよかったですね。ニンゲンノクズハテツクズヲアツメル。 このままペルソナ2罰とかペルソナ5とかコスプレとかメタルマックス2とかの話をできればいいんですけどね。仕方ないね。大人なんだから堪えるしかないね。 仕方ないので腹立ちまぎれにPS4本体とペルソナ5をAmazonリストに入れときます。でもこれで届いたら間違いなくビビる。たぶん原石贈られるよりビビる。 なお丁度これを書いてる時に、アリカが「ファイティングEXレイヤー」という格ゲーをPS4で出すという情報が入り、 喜び勇んで公式サイトに飛んだら上がったテンションが一気に轟沈しました。 ストリートファイターEXのキャラばっかりじゃねえか。鮫と虎と鷲と鎧と鉄雄出さずしてなに勝手にファイティングレイヤー名乗ってんだコノヤロウ。 頭きたからこのままレビュー始めます。
最終回本編に入る前に、改めてここまでのおさらいをしましょう。 ・舞台設定 超大規模コンピュータネットワーク『フラクタル』の運用開始から1000年が経った、32世紀の地球。 フラクタルがどういう仕組みでどんな役割を担っているシステムなのかさっぱりわかりませんが、これのおかげで地球人はありとあらゆる生産労働から解放されたそうです。 ついでに『ドッペル』という、スタンド(幽波紋)みたいな自分の分身を発現させる能力も地球人に付与しているそうです。 フラクタルは『僧院』と呼ばれる宗教組織っぽい機関によって、1000年後の今も維持管理され続けているそうです。 ですが32世紀の現在、関連施設がボンボン自壊しまくってるせいでフラクタルは崩壊の危機にあり、 そのせいで困ってる人がいっぱいいるので『鍵』を使って再起動する必要があるそうです。 ・10話までのあらすじ 海辺の一軒家で一人暮らしを送るクレイン少年は、僧院の巫女フリュネから勝手にドッペル・ネッサを託されました。 そのせいで反フラクタルのスローライフ原理主義者『ロストミレニアム』の一派・グラニッツ一家に拉致されてしまいます。 グラニッツによるとフリュネとネッサはフラクタルにとって重要な『鍵』で、フリュネはネッサを僧院から持ち逃げしたんだとか何とか。 ちなみに僧院は、別にロストミレニアムや他の地球人を弾圧なんかしていません。 にも関わらずグラニッツは僧院と一般市民にテロ作戦を敢行し、何もしてないクレイン君まで指名手配のお尋ね者となってしまいます。 仕方ないのでフリュネ、ネッサと三人でグラニッツ組の一員となって逃避行することに。 ややあってフリュネのオマケとして僧院に拉致られ、二人を取り戻しにきたグラニッツのお仲間が僧院の施設を文字通り消滅させてしまったので、 当然のように僧院大激怒、「もうグラニッツだけじゃ済まさねえ。今に見ていろロストミレニアム全滅だ!死ねぇ!」と殲滅指令を全世界に発布します。 こうなったら仕方ねえ殺るか殺られるかだとばかりに、全世界のスローライフ原理主義テロリストが手を組み、ビルドベースもとい僧院へ一斉総攻撃を開始しました。 それに乗じてクレインがグラニッツと一緒に僧院へ乗り込むと、ガラスの壁の向こうでなんかキモいおっさんがフリュネにくっついていました。 あらすじここまで。
本当は色んなネタぶちこんでツッコミ入れまくりたかったんですが、そうすると本当にキリがなくなるので遺憾ながら止めました。 それはもっと後になってやります。やらいでか。 続けてキャラ紹介。丁寧にやるとキリがないんで雑にやります。 ・クレイン:主人公。技能も頭脳も体力も度胸も何もなし。主体性も自我も全くなく流されるまま。7話から多少積極性出してきたけどだから何だ ・フリュネ:ヒロイン(笑)。『鍵』の片割れ。糞監督が憑依したかのごとき支離滅裂な言動行動が特徴。7話から多少マシになったけどだから何だ ・ネッサ:ヒロイン。『鍵』の片割れ。超能力持ちのドッペル、行動言動が子供で空気全く読まない。でもそれゆえに可愛い ・スンダ:グラニッツ一家のリーダー。50年前によくいた感じの反政府活動家。キャラはダメだが浅沼晋太郎の演技は熱い ・エンリ:えっちえっちうるせえよこのメスガキ ・タカミー:エンリの腰巾着2号。ノッポ。1号?デブ?何のことです ・ディアス:アラバスター一家のリーダー。赤眼。スンダの知り合いの過激派。一応程度には腹黒い ・モーラン:僧院の祭司長。CV島本須美。偉そうだけど何やってるのかよくわからないおばさん ・バロー卿:僧院の司令官。色々飛び回ってるキモいおっさん。宮本充の熱演で更にキモい 雑にやったらなんだか早く終わりました。そりゃそうか雑なんだから。 なおこのフラクタル、1話から6話まで糞としか形容しようのない出来でしたが、7話から9話にかけていきなり不自然に持ち直しました。 山○寛作品にはこういう、「半分あたりまでどうしようもない出来だったのに、半分あたりから中の人が交代したかのようにクオリティが上がる」という 他のクリエーターの作品ではお目にかかれない謎の現象が当たり前に起こります。アインザッツ然り、私の優しくない先輩然り。 しかし10話、まるで中の人が再び戻ってきたかのように質が劣化。6話以前とまではいかないにしろ首を傾げざるを得ない仕上がりに。 そんな中で迎える最終回は、果たしてどんな出来になるでしょう? ちなみに今回、絵コンテと演出は山○寛が自ら手掛けています。第一話以来。 どんなストーリーになるのかは予想できませんが、どんな仕上がりになるかはもう確信できました。捗るね!糞アニメレビューの執筆が!
それじゃあ、いきましょう。正真正銘これが最後のフラクタルレビューです。 ●第十一話「楽園」(最終回) 話は前回の直後、ガラスの壁に遮られた向こうにフリュネとバロー卿がいるシーンから始まります。 壁を透過してクレインとフリュネを繋いでいたネッサはクレイン側へ行きましたが、卿によって壁越しでも会話ができるようになりました。 「フリュネと今まで仲良くしてくれたご褒美に、この世界の真実を教えてあげよう。なあに受講料は無料だ」 クレインはフリュネを離せと叫びますが、卿は構わずひとりで話を続けます。 「我々が神と呼ぶ少女、オリジナルフリュネの生体データ。 その守護を強化するため、フラクタルシステムを生み出した当時の科学者たちは、神を肉体と魂とに分けて鍵とした」 ……初っ端から言ってる意味がわかりません。 まず守護を強化するて日本語としておかしい。どうにか解釈するにしても、警備強化とかそういう 「他人が」対象を保護するって意味にしか取れません。守護するって言葉の意味を考えれば当然。 なのに「本人に手を加えて」肉体と魂に分けるとか、そんなもん守護でも守備でも警護でもねえでしょうが。監督は本当に高校出たのか? そもそも超科学技術が軸になってるはずの世界に、なんでいきなり肉体と魂の分離なんてオカルトな話が出てくる?世界観理解してんのかオメー? それ以前に、オリジナルフリュネとやらはどうして神なんです? まさかとは思いますが、「いたいけな少女や女性をマシンの生体コアにする」なんて陳腐オブ陳腐な設定盛り込んだんじゃなかろうな? そんなもん2011年時点ですらとっくに使い古されて手垢で真っ黒な設定じゃねえですか。フラクタル以前の作品だけですぐに5つは挙げられるぞ。 世界観にそぐわない且つ完全に流行遅れの古い設定を唐突に持ち込む感性の死にっぷりと、意思疎通すら怪しまれる日本語能力。 開始1分足らずでここまでのハードブロウをぶっこんでくるなんて、さすが本気になった山○寛は格が違います。ガチでSS作家の体力と精神力を削りにきやがりました。 さあ、本編は残り約22分。 ……泣くものか。ぼくは男だ。
「それから700年、いざ邂逅の時が来てみると、何故か鍵は鍵穴に嵌らなかった。そこで神に再び降臨していただくことにした。フラクタルシステムを再起動するために。 神の魂は10歳のものだったので、我々は肉体のかけらから10歳の器を再生し、魂を入れ込む作業を行った。 しかし、これも上手くいかなかった。何度試しても神は目覚めなかったんだ。多くの肉体、即ちフリュネが犠牲となり廃棄された」 再起動の必要性が生まれたというのを邂逅と言うべきかは置いておくてとしても、バロー卿の言ってる意味が全くわからない。 「鍵が鍵穴に嵌らなかった」から「神を再降臨させる」て一体どゆことですか? 『鍵』ってそもそも融合したフリュネ&ネッサのことでしょうが。それが再起動キーとして使えなかったから、再び神を降臨(=フリュネ&ネッサを融合)させる? 今度こそ成功させるため失敗が確定した手法を再びやってみるぜって、一体何言ってるのこの子? 単語や文法は間違いなく日本語なのに、内容が日本語として全く機能していません。というか意思疎通ツールとして成立してない。 あかん。さっきは高校出てるかどうか疑わしいレベルだったのに、一気に小学生未満にまで落ちた。 さすがは43歳児(当時36歳児)。誰が呼んだか知りませんが上手いこと言いやがってと感心しつつ頭を抱えています。 でも、話はこれだけで済まなかった。万歩譲ってこの件を「再起動ができなかった」とだけ解釈してあげたら、今度は 700年もの間そんな最重要保守点検事項をチェックしてなかったという、頭に超をいくつ付けても足りない馬鹿管理体制が明らかになってしまいました。 やべえ。もう何からどう突っ込んだらいいかすらわからねえ。 飛天御剣スタイルですら隙を生じぬ二段構えというのに、それをも凌ぐ三段構え。二重の極みと思ったらまさかの三重の極み。そら悠久山安慈も膝折るわ。心ごと折れるわ。 この時点で、まだ本編開始1分半。いくら何でも飛ばしすぎだろオメーと思いましたが、本人は飛ばしてる意識なくてフツーにやってるだけなんでしょうね。 これほどの馬鹿をナチュラルにお出ししてくるって、いったいどれほどの素質の持ち主がどんな人生を歩んできたんでしょうか。溜息しか出ません。憂鬱です。 あ、ナチュラルって自然って意味ですからね。馬鹿でもわかるように説明入れておかないと。
「幾年も過ぎ、私にこの役が託された。だが私も人の子でね。憐憫の心で以て、何体か私の元で引き取ることにしたんだよ。 そのうちの一体が、この子だ。神の魂が入る前の純粋無垢な私の愛しい娘。ねえ、フリュネ?」 そう言いながら背後から肩を抱いてフリュネに顔を寄せます。 この話の舞台はフラクタル運用開始から1000年後、再起動失敗した時代から数えると300年後のことです。 300年を幾年と呼ぶなんて、もう何度でも言ってやりますが本当に山○寛は馬鹿です。 あんたの世代なら「幾百、幾万、幾億の星よ」で始まる有名なアニソンを知ってるでしょうが。300年なら幾百年、せめて幾星霜と呼ばんかこのバカタレめ。 「しかし私は本業を怠っていたわけではない。私は見つけたのだよ、先達が見つけられなかった神とフリュネの秘密を」 バックには回想シーン。書庫にて装丁された本を漁り、驚きの表情を浮かべるバロー卿の姿。 「私は驚愕し、納得した。先達が解けぬのも無理からぬこと。神の年齢は10歳ではなく、このフリュネと同じ16歳だったのだから! そう!神は10歳の人格を自ら作り出し、そこに逃げ込んでいたのだよ!ある経験を味わったことによって」 バローのおっさんが言ってる内容はとりあえず置いといて、封印されていた開発者の生家から未発表の仕様書が出てきたとかならともかく 「書庫で簡単に当たれる」「ハードカバー装丁された文献」まして「システムの根幹に関わる資料」なんて、もうとっくに検証されてないワケがないでしょうが。 そんなものに誰も知らない正解が書いてあって「俺が初めてそれを発見したんだ!」とか、監督は真剣に馬鹿なんでしょうか?馬鹿でした。ごめん。 ここでOP突入。最終回なのに全く変わり映えしないいつも通りのOPでウンザリします。少しは工夫せえ。 OP明け。スンダ、エンリ、タカミーが、廊下で鉢合わせた歩兵と銃撃戦を繰り広げています。 手榴弾であっさりその場を切り抜けると、三人は二手に別れてクレイン達を探すことに。 一方吹き抜けの渡り廊下では、廊下に陣取ったアラバスター軍団が、階下から銃撃してくる歩兵団に苦戦しています。 ディアスは外にいる他の氏族に増援を要請しますが繋がらず、「いざとなったら尻込みする腰抜けどもが!」と吐き捨てます。だいぶ余裕がない様子。
カメラはバロー卿に戻ります。 「そう、神と同じ経験をこのフリュネも味わった。だからこそ神のデータの揺らぎを持つことができた」 その経験って…とクレインが問うと 「フリュネは、愛を知ったんだよ」 とドヤ顔の卿。なぜか目を見開いてショック顔になりながらクレイン「フリュネ…どういうこと?」 「フリュネは私の物だということだよ。そしてフリュネだけが救えるこの世界は、私たち二人だけのもの」 卿、また抱きついて頬ずり。 「君が夢中になるのもよくわかる。何しろフリュネは、私によって熟成された最高級のヴィンテージだからねえ。 羨ましいだろう。でも残念だったねえ。坊やには世界もフリュネも手に入れるには千年くらい早かったということかな?」 そして急にテンションがやたら高くなり、 「わかったなら泣きベソかきながらとっととおうちに帰りなぁ〜♪勘違い冒険少年、バーイバーイ?」 そう言って大口あけて高笑いを始めました。 ………………意味が全くわかりません。 皮肉や悪口じゃなく文字通り、このシーンの宮本充氏の熱演(本当に熱演。実にキモい)を通して山○寛が一体何を言いたいのか、微塵も理解できない。 しばらく頭をひねり、八話の描写も合わせて考えてみて、どうやらフリュネはバロー卿の女だったと言っているらしいのはギリギリわかりましたが、 言い方が回りくどすぎてそれも確信が持てません。世界は私たち二人だけの物てどういう意味だ。たかが16の小娘をvintageてお前言葉の意味わかっとんのか。 とりあえずそこを無視して、フリュネが本当に卿の女だったと仮定して話を続けてみましょう。 オリジナルフリュネには性行為の経験があったけどクローンズにはなかった、だから『鍵』になれなかった、 でも卿が趣味と実益を兼ねてクローンを持ち帰ってやることやった結果『鍵』が出来上がったぜバンザーイという、 何の必然性があってこんな設定を盛り込んだのか、そもそもお前は本当にこんなものを面白いを思ったのかという点もキッチリ無視して、話を続けてみましょう。
オリジナルフリュネが処女じゃなかったのはいいとしても、「オリジナルの年齢は10歳でなく16歳だった」でどういうこと? 全地球的超国家事業のド中枢人物の年齢を、一体どうやったら間違えられるのよ? 生年月日含めてあらゆるデータを予め網羅してなきゃおかしいでしょ。そうじゃなきゃこんな重大どころじゃない仕事任せられるわけないでしょうが。 そこらの飲食店がテキトーな履歴書のバイト雇うのと全く違うんよ?社会で責任ある仕事やってきた大人ならこんなもの知ってて当然、 子供でもちょっと目端利いてたら知識として頭にあってもおかしくないことよ? で、「10歳の人格を作ってそこに逃げ込んでいた」ってところを見ると、もしかしてオリジナルフリュネは日常的に性暴力を受けてて 解離性同一性障害(いわゆる多重人格)を患っていたとでも言いたいんでしょうか。 確かにそういうパターンでこの障害になってしまう症例は珍しくありませんが、だったらそんなもん、なおさら調査過程でわかって当然でしょうが。 性的虐待の確たる事実が確認できなくても、スクリーニングやカウンセリングで徴候は必ずわかるし、わかれば絶対資料が残される。 こんな重大プロジェクト、どんなデータや技術がいつ何のヒントになるかわからないんだから、些細なレポートでも残しておかない筈がない。現に バロー卿が書庫で発見したように文献としてきっちりと残されていた。だったら先人がそれを辿ってないはずがないし、辿った結果どうなったかの記録だってある筈。 一体どこまで設定の練り込みが雑で甘ければ気が済むんだこの糞馬鹿野郎。お前は本当に人生を真面目に送ってこなかったんだなこの糞馬鹿野郎。 しかもですよ、「肉体から魂を分離した結果10歳の魂が確保できた」って、じゃあ本来の16歳の魂はどこ行ったの? 多重人格と言うなら10歳と16歳と二つ分存在しなきゃおかしいし、一つの魂に二つが内包されてると言うならそれもとっくに把握されてて当たり前、 二つの魂のうち16歳のだけがどっか行っちゃったと言うならそれはもう一大事で、どう考えてもフリュネクローンをファックするだけでどうにかなる問題じゃない。
>>636 業界人枠で出席したおじさんならブログで 「平家物語見たかったわー、俺もやりたいと思ってたわー、むしろ俺に引き継がせてくれないかなー」 っていうかと思ったのに
薄墓もやらんのに「あの作品オレに継がせろー」で、信者も「あれはヤマカンで見たかったー」と、 他人の功績を奪う妄想だけしてる哀れな人たち
それとも、最初から10歳の魂ひとつしかオリジナルの体になかったとでも? となると患っていたのは解離性人格障害じゃなく幼児退行の方だったということになりますが、これもスクリーニングでわからない筈も記録に残してない筈もないし、 そもそもこれでは「10歳の人格を作って逃避してた」って卿の台詞と噛み合わない。退行はいわば人格が変貌することで、別人格を作ることじゃないんですから。 ここでふと振り返ってみた、オリジナルじゃなく一話から出てきてた方のフリュネの言動行動。 オリジナルに倣ってバロー卿から暴行を受けていたとのことですが、そんな設定のくせにありえない描写が満載でした。 性的虐待を受けてきた女児はですね、どう成長しようとも、刻まれてしまった心的外傷からは逃げられません。どうあろうとも強制的に男と性というものを意識してしまいます。 ですから性に対して極めて奔放と化すか、或いは不倶戴天レベルで憎悪するようになるか、概ねその両極端な性格になります。 もし奔放方面に成長した場合、「男の目を気にせず人前で平気で着替える」「いきなり全裸で泳ぎに熱中しだす」なんて代物にはなりません。絶対にそんなレベルに収まらない。 常に男の目を気にして誘われたら誰とでも寝る。誘われなくても押し倒すことすらしばしば。倒錯した欲求も抱えがち。 更に性的倫理と貞操観念が非常に薄くなっているため、高給目当てに自ら娼婦になる例も少なくない。 本人は望んでそんな性癖になったわけじゃなく、トラウマ由来の衝動に突き動かされて真剣に行為を行っているだけなのですが、 一般的な貞操観念を持った人間からすれば一種のモンスター、或いは唾棄すべき不道徳者に見えてしまう。それが、奔放に成長してしまった性暴行被害児というものなんです。 そういうリアリティが、フリュネには全くない。 男の目なんか知ったことじゃない、性なんて好き嫌い以前に興味もない。そんなフリュネが実は「性的暴行を受けてた可哀想な子だったんです」って? 人の心を真面目に観て聴く気がないなら酒に溺れて早々と死ね。生活習慣病的な意味でも文字通りの溺死でも何でもいいとにかく死ね。 こういう無知で無神経な屑が人に害を為す。
……ちょっと待って。 それとは別に思い出した、八話の例のシーン。「フリュネにまだ『鍵』の資格があるのか確かめよう」と言いながら婦人科用の内診台に乗せてたアレ。 あれ、一体何を確認するつもりだったの?だってバローのおっさん、フリュネとさんざんやりまくっとったんやろ? だったら鍵の資格があるなんて調べるまでもなくとっくにわかっとる筈やん。他でもないあんたが一番よく知っとる事実やん。 未経験じゃなきゃ鍵になれない、だから逃避行で経験済になってしまってないか処女検査だと言うなら理解もできますが、 そうじゃないのに何であんな意味不明なことやらせようとしてたの?馬鹿なの?死んで直せと言われるぐらいの馬鹿なの?それとも死んでも直らない水準の馬鹿なの? やはり頭の悪さと記憶力のなさってかなり密接な関係にありますね。自分で作った話の流れすら覚えられないスカスカの脳味噌が 「周りがバカに見える」「僕頭いいんで」などとは嗤わせる。己を知れ。 なお、ここまで原稿を書いた時点で、本編映像はまだたったの5分にしか到達していません。わずかファイブミニッツです。 俺はあと、いったいどれだけの文章量を執筆することになる?ゴールデンウィークをどれだけ浪費することになる? 想像するだけで戦慄しますが、やるしかねえ。考えると手が止まりそうなのでもう考えずに突っ走ります。 あ、処女とか非処女とかについては正直どうでも良かったです。気持ち悪いとすら思いませんでした。 山○寛はそんなどうでもいい事をどうでもいいタイミングとどうでもいい言い方で持ち出してくる心底どうでもいい馬鹿なんだと再認識しただけです。 でも宮本充は素晴らしかった。絶対零度の小針ぶちこみたくなるぐらいマジでキモイ。こんなくだらない話で、ようもここまで真剣に演技した。 浅沼晋太郎といいプロって本当にすげえ。それだけに、これほどのプロを真面目に使う意志すら持たない馬鹿の馬鹿っぷりに軽蔑の念しか湧きません。 全く脱線してないのに脱線してしまったかのように長々と話を続けてしまいました。 長々と話さざるを得ないような糞シーンだったから仕方ない。これほどの糞を作れるって逆に凄いね。こんなにも創作の才能がない奴が一体どうやって監督になれたのか。 ……いい加減先へ進みましょう。
ほぼ流されるまま僧院まで来てしまっただけのクレインですが、それでも山○寛はこれが冒険少年なんだと思いたいらしく バロー卿に勘違い冒険少年と呼ばせて笑いものにさせていました。 その時、卿の笑いが止まりました。表情が硬直したかと思うと、そのまま前のめりにバタン。 横を見ると、死んだ表情で目に光のないフリュネが、切先から血の滴る短剣を片手で握っていました。 短剣の先1/3ほどが血に濡れていて、浅い傷ではなさそうですが、しかし服の上から刺したとはいえ返り血を浴びていないので、そこまで深手でもなさそうです。 というかナイフもう一本隠してたのかフリュネ。話し合いで事を納めに来たと言いながら二本も刃物携えて、お前は一体何をするつもりだったんだ。 バロー卿、フリュネの足元にしがみつきながら 「ふ、フリュネ?どうしたんだいフリュネ、痛いよ… パパはこんなこと君に教え込んだ記憶はないよ…どこで覚えてきたんだい、ねえ、フリュネ…」 その言葉と同時にフリュネが我に返り、悲鳴をあげてその場から逃げ去っていきました。錯乱してる割に余裕のある走り方です。 「フリュネさぁん?痛いよぉ?寂しいよぉ?ねぇ…?」 重傷負いながらそれでもキモい言葉を吐き続ける、卿と中の人の演技力に本当に感心します。 ガラス壁の向こうのネッサ、逃げてしまったフリュネを追って壁を通り抜けて行きましたが、クレインはなぜか放心したまま。一体どうした。 関係ありませんが、水族館の水槽のガラス壁ってガラスじゃなくアクリルなんだそうですね。 ガラスだと完成品を現場へ持ち込まなければいけませんが、アクリルなら厚さ1mオーバーでも現場で加工できるし耐久性にも問題ないからだとか。 外へ出てしばらく走って、フリュネはその場にうずくまります。 不意に両掌を見ると血がべっとり。 いやちょっと待て、オマエ返り血全く浴びない程度の深さにたった一刺ししかしとらんだろ。一体どうやったら手が血まみれになるんよ。物理的におかしい。 そのまま両手を擦り合わせて「消えない!消えない消えない消えない消えない!」と血を落とそうと躍起になりますが、水もないのにそんなんで消えるわけないでしょう、 ゆったりした巫女服着てるんだからその裾で手を拭えばよろしい。錯乱してるにしてももうちょっと説得力のある描写というものをですね。
その時、追いついたネッサが優しくその両手を取ります。 「ネッサ、どうして…」 「フリュネはね、ネッサが寒い時にこうやって暖めてくれたの。だからお返しするの」 そんなシーンあったっけ?と思い返したらありましたね、九話の看病シーン。 フリュネは、嗚咽もなくただ雑に涙を流します。 「私、には、暖めてもらう資格なんて、ない…」 「しかく?」 「私は、汚れているの。汚れた心、汚れた…!」 不意にネッサが顔を近づけ、流れる涙に舌を這わせます。いや流れると書きましたが実際は流れていません。ただ水の筋が縦に描かれてるだけ。 こういう細かいところの描写を放り出すからお前は駄目なんだ。細部に神を宿らせぬ作品が名作たり得るものか。 それだけじゃない、汚れた心に続けて汚れた体とはっきり言わせない中途半端さも本当に駄目。わかるか中途半端が一番駄目なんだ。だから中途半端なお前は本当に駄目なんだ。 ネッサ「フリュネはきれい、キラキラ涙宝石みたい」 医龍の教授会議でしたか「空気読まない奴は強い」という台詞があったのを思い出しました。本当に強い。 心動かされたフリュネ、ネッサを思い切り抱きしめます。しかしその瞬間ネッサは、ノイズがかかったように霞んで消えかけてしまいました。 どうにか実体を保ったと思ったその時、遠くから聞こえてきた宗教的な歌声。 「この歌、知ってる…」とネッサが言うと、立ち直ったフリュネ「行きましょう」 「何処行くの?」 「何処へ行くとしても、私たちは一緒です」 「クレインも?」 フリュネは言葉に詰まり、何も答えずに歩きだしました。 一方クレイン君、ようやく放心状態から戻ったのか、銃を抱えたまま廊下を一人で走っています。 SS作家の脳裏に「ファミコンウォーズが出ーるぞ!」とハートマン軍曹っぽい声が響きましたが、そこはどうでもいい。 その時、目の前にいきなり現れたバロー卿。腹から流れた血が脛のあたりまで垂れています。 「フリュネは愛を知ったんだよ」 脂汗を流し絶望的な顔になるクレイン。 「フリュネだけが救えるこの世界は、私たち二人だけのもの」 後ずさりしながら「やめろ…」とまた絶望的な表情。 「フリュネは、私によって熟成された最高級のヴィンテージ…!」 目を見開いた狂気の表情で、思い切りクレインの方に近づいてくる卿。
恐怖と動揺で目をつぶり「やめろぉ!!」と銃を構えるクレイン。 その先にはたまたまエンリとタカミーがおり、急に向けられた銃口に思わず飛びのき悲鳴をあげます。 バロー卿の幻影は消え、クレインはどうにか我に帰れました。 ……フリュネが卿の女だったことがショックだったのか、それとも処女じゃなかったことに幻滅してしまったのか知りませんが、 返り血と火薬の匂いの充満する敵の本拠地でえらい悠長なことやっとるなお前。死にたいんか。 そもそもフリュネ、山○寛監督によるこれまでの描写が全くもって意味不明で魅力のカスすら全くないキャラなので、 愛人だろうと非処女だろうと心底どうでもいいです。道端に転がってる糞便が犬の物か猫の物かぐらいどうでもいい。 大体、この時点でもう先が読める。どうせ腰の引けてるフリュネに「汚れてたってどうでもいいオレはフリュネが好きなんだー」って、 逡巡や懊悩もなく取って付けたように男としての器が大きいアピールをしつつ、抱擁しあって両想いになるんでしょ?それを一番の見せ場にするつもりなんでしょ? こんな展開にならなかったらむしろ驚く。いやでもこれを下回る可能性があるから何とも。 ともかくクレインと合流したエンリ、なんでフリュネどころかネッサもおらんのや、いやそれ以前に何呆けとんねんオマエと叱咤。 「それでも男!?護り通しなさいよ!!好きなんでしょあの二人のことが!!」 そしたらなんか「好き…?そうだ、オレはまだ伝えてないんだ…」と雑に覚醒した感じになりました。 いきなり背後で壁が爆発したので、三人は走って逃げます。 一方、渡り廊下のアラバスター部隊は相変わらず苦戦中。それどころか母艦の守備隊がやられて乗っ取られてしまったという報告まで入ります。 部下は早く増援を!とディアスにせっつきますが、ディアスは「合流予定の三氏族が戦線から離脱したそうだ」と自分達が孤立無援になったことを伝えます。 「人間は裏切る、だから人間なんだよ」と少し悲しそうですが、裏切り者の最たるお前の言うことじゃねえ。 仕方ないので作戦パターンを変更すると全員に通達、部下たちにはグラニッツに助けてもらうよう指示しますが、彼らは最後まで付き合うと拒否しました。
なおこのディアスと部下のやりとりのシーンは目線が渡り廊下の高さになっており、そのため階下から浴びせられる絶え間ない射撃が背景に見えるのですが、 どの弾も真下から真上へ垂直に駆け抜けています。左右に傾いてる弾も、少しでも手前に向かってくる弾もありません。全部下から上へ真っ直ぐ。 こういう細かいけど大事なところで簡単に仕事を放棄するよねこの馬鹿。馬鹿の馬鹿たる所以です。 その頃、クレイン達はスンダと合流し四人に。 スンダによるとアラバスターが自爆覚悟で僧院に破壊活動を開始したとのこと。 なので、このままだと危ないから「すぐに戻って艦を脱出させろ」と命令を下します。クレイン、お前はどうする?と聞かれるも覇気がなく即答できず。 そして「俺はまだやるべきことが残ってる」とエンリを指揮官に任命。当然のように戸惑うエンリの頭を撫でながら 「エンリ。お前はまだ甘えん坊のエンリか?違うだろ?」「大丈夫、必ず戻る」と優しく諭します。タカミーは泣いてましたが泣くほどのことか。 そのままスンダは問答無用でクレインを引き連れ、僧院の奥へ。流されとるなあ主人公(笑)。 回廊を二人で走っていると、不意に歌声が聞こえてきました。さっきフリュネとネッサが二人で聞いていたものと同じ歌。 どうやら中心部の塔から聞こえてきているようです。 塔の扉を開けて二人がホールに入ってみると、歩兵達が左右に整列し、祭壇の前には祭司長。 祭壇の奥の小部屋のようなスペースには、フリュネとネッサが向かい合って立っていました。 クレイン、思わず二人の名前を叫ぶ。当然みんな気付いて警戒心MAXになり、一斉にビームガンを向けてきます。いや扉開いた時点で気付いて警戒しろよボンクラどもめ。 そこで祭司長「双方やめなさい。神聖なる儀の最中です、狼藉は許しません」と制止。CV島本須美。 クレイン「フリュネ、どうして!?」 祭司長「フリュネは自ら選んだのです。世界の鍵となることを」 クレイン「どうして勝手に!?ねえフリュネ、フリュネ!!」 フリュネは顔を背けて目を合わせようとしません。 「あなた方も、千年に一度の瞬間に立ち会いましょう。愛しい娘たちを空の屋根へと導くのです。 もはや敵も味方もありません。思想の垣を越え、世界に祝福を与えるのです」 空の屋根が何なのかは後で明らかになります。
「では、私も参列させていただきましょうか」 その台詞と共に突如現れた、右腕を赤黒く染めたディアス。 おそらくは血で濡れているのを表現したいのでしょうが、塗りがあまりに雑すぎて、ただ赤黒色に塗りつぶされてるようにしか見えません。 本当に細かいところが雑です。それとも雑なんじゃなく、細かい指示を出す能力がないだけなんでしょうか。どっちにしても監督の域に達していない。 「素晴らしいですね。私たちが世界に祝福を与えるとは、望外の喜びです」 本気とも皮肉ともつかない口調で祭壇へ歩み寄るディアスを警戒し、側近の老婆が祭司長をガードします。いやそれは歩兵の役目だろ。ババアに一体何やらせてんだ。 しかし祭司長は老婆を制し、無防備にディアスを近づけます。老婆も簡単に下がるなよ馬鹿か。 ディアス、祭司長の前に来ると「お目にかかれて光栄です」と跪いて挨拶をしてみせました。 祭司長、ディアスを立たせ「あなたには私と同じ匂いを感じます。もし生まれ変われば、良きお友達になれるかもしれませんね」 二人の何が同じなのか、おそらく世界で一番(少なくとも監督以上に)この作品を読み込んでいるであろうSS作家ですら全くわかりません。 とりあえずそう言わせておけば印象的なシーンになるんじゃね?という馬鹿監督の馬鹿な意図しか感じられません。ザッツ・雑。 「もうこの部屋にも仕掛けたのですか?」 「ええ、そのために私の最後の親友が二人死にました」 「……哀れみを」 「ありがとうございます」 その言葉と同時にディアス、祭司長を力強く抱擁します。一同もスンダもざわめきます。 「……寂しいのですか」 「かもしれません。祭司長、共に死んではいただけないでしょうか?」 「この命、決して惜しくはありません。ただ、世界は絶対に渡しません」 印象的にしたいつもりなのはわかりますが結局のところ雑でしかないこんなやりとりの後、ホールのあちこちでアラバスター爆弾が爆発しました。どうやって仕掛けたんだ。 スンダは即座にこれに乗じ、クレインを引き連れて突撃、地割れになって引き裂かれた床を飛び越えてフリュネの元に駆け付けます。 なお地割れを飛び越える時、何も出来ないでいるクレインにスンダが「飛べ!いいから飛べ!」と叫んで命じていました。やっぱり受け身なクレイン君に逆戻りです。
理想主義者を気取って、意味不明な縛りを自分にも他人にも押し付ける そして苦しくなると自分だけがいっちょ抜け そんな卑怯者のクズがヤマカン
その時、背後から飛んできたビームがスンダの腹をかすめました。一応血は飛び散りましたが、服に穴は空いてないし出血もありません。なんだこれ。 スンダ「早くエレベーターの中へ!!とっとと行けぇ!!」と三人に部屋に入るよう指示。なんでそれがエレベーターだとわかる。 フリュネに操作法を聞いた後、「クレイン、お前が行ってこい」と命じます。 どういうつもり?と聞くクレインに対しスンダ、 「今のうち、お前にちゃんと答えておこう」 と、回答しないままだった九話での「フラクタル亡き後世界をどうしたい?」という問いの答えを語り始めます。 「俺も正直、世界がどうなったらいいかよくわからん。 ただ俺たちは、今まで自分の信じる道を生きてきた。それに後悔はない。 クレイン、今こそお前の信じる道、選んでみろ!仲間の選択はグラニッツの総意だ!」 ……何と言いますか。結局お前、何も考えてねえ糞テロリストのままだったね。 好きなようにやってきたから後がどうなろうと後悔しない(≒知ったことじゃねえ)ってまあ、実に無責任。いかにもただの反体制主義者って感じである意味感心します。 それだけでも大概だと言うに、致命傷負った(馬鹿監督の描写が雑すぎて全くそう見えないけどおそらく)途端にいきなり物分りよく「全部お前に任せる」て、 話の都合で簡単に信条ブレさせててもう何が何やら。酷い。馬鹿が扱うとどんなキャラでも馬鹿になる。酷い。 それなのに、ここでまた浅沼晋太郎の演技が光るから頭が痛い。 わが人生に悔いなしと語る所まではいつもの調子だったのに、クレインを激励して仲間呼ばわりするところで、何かを振り絞るようにいきなり熱が入って引き込まれてしまう。 そして敵が自分達に近づいてきていると察したスンダ、三人に背を向け 「運がよけりゃまた会おうぜ!!行っけぇえ!!」 と叫んでエレベーターのボタンを拳で叩きました。扉は閉じ、エレベーターはそのまま上昇を始めます。 そして崩壊する僧院。爆風に飲み込まれそうになったところを、グラニッツ母艦ダナンは危うく脱出します。 エンリはスンダの遺志を守るかのように、振り向かず安全空域まで飛行を続けろと命令しました。
浅沼晋太郎、とりあえず大声張らせてみましたっていう浅い演技じゃなく、本当に熱をこめて叫んでいました。
取って付けたような雑な退場のさせ方と雑な最後の台詞だというのに、この声優は本当に実力と情熱を持ってるんだということがよく伝わってきます。
宮本充といい島本須美といい、どうしてこれほどの俳優を雑に扱う?
スポットライトを当てるにしろ当てないにしろ、どうして敬意を払ってまともに引き立てようとしない?
監督になれるほどの実力はある、アニメ作りに全力も尽くし敬意払った、しかし結果として上手くいかなかったというなら理解も納得もできますが、
監督どころかスタッフになれたのすら理解できないほどの無能、全力を尽くす意志など最初からなく、他人は誰だろうと無条件で見下すくせに修羅場からすぐ逃げる卑怯者、
ゆえに出来上がった作品は当然のように糞で駄作の域にすら達していない。
そんな作品でも自分の立場を弁え、全力を尽くして仕事してみせた声優やスタッフの心情は察するに余りあります。
時には嫌な仕事もやらなきゃいけないのが人間だとはいえ限度ってものがありますよ。本当によく頑張った、馬鹿以外は。馬鹿は本当に要らない。
場面は、エレベーター内のフリュネとネッサと他一名へ。
フリュネはネッサを膝枕して、他一名は眼下で崩壊する僧院を眺めていました。爆風吹き荒れる僧院の様子が嘘のように、室内は音もなく静まり帰っています。
前回、僧院の外観を説明するためにドラゴンボールのカリン塔になぞらえ、塔の頂上から如意棒が伸びているような感じと説明しましたが、
それに倣って言うなら今は神様とミスターポポの神殿へ向かっているところなのでしょう。
エレベーターは上昇を続け、やがて宇宙空間が見える高度にまで昇ってきます。
そして明らかになる、エレベーターの外観。(
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一応ね。色んな所に貼り付けられていたから、前々から知ってはいたんですよこのエレベータ画像。
でも、一話からしっかりこの作品を観続けて、最終話も中盤になって実際ににお目にかかると、もう言葉がないですね。絶句。閉口。呆れて物が言えません。
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