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2016/06/05(日) 08:17:52.29 ID:gBG6O1II0● BE:544223375-PLT(14000) ポイント特典
このところ百貨店の食料品売り場などで注目されているのが、工場で水耕栽培された果物だ。
工場栽培される野菜は増えてきていて、スーパーでも当たり前のように並んでいる。
だが、果物のそれは難しいといわれていた。それが技術の進化によって可能になってきているのだ。
東京の町田商工会議所は2009年、町田市内外の10企業と連携して「まちだシルクメロン」プロジェクトを始めた。
「リーマン・ショック後、市内の中小工場は利益5割減などの大打撃を受けました。そんな中、商工会議所の工業部会で、
『みんなでひとつの目標に向かって頑張ることで、元気を取り戻そう』という話になり、メロンの水耕栽培を複数企業で協力して進めることになったんです」(同会議所の担当者)
ただし、メロンの水耕栽培は一筋縄ではいかなかった。
「野菜は生育が早く、1カ月くらいで育つものが多いので、水が腐る前に収穫ができるんです。
でも、メロンは3〜4カ月かかる。水を腐らせずに育てる技術をつくり上げるのが大変だったんです」(同)
試行錯誤の上、完成したのが「町田式水耕栽培槽」。
最大の特徴は、水耕栽培槽の中に流れ出た液肥が、内壁にぶつかった後で対流を伴いながら四隅から排液されること。
根がバランスよく放射状に広がってよどみができないため、根腐れが起きにくいのだという。
こうして工場栽培が実現することにより、「農場での栽培の場合は多くても年に2回転ですが、工場栽培なら年に5回転できる。
量産できるうえに安定的に収穫ができるので、一年中食卓で楽しんでいただくことができます」(同)。
現在、特許取得済みの「町田式水耕栽培槽」には、国内外の工業系の企業から多くの問い合わせが来ているという。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/182900