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北海道の富良野地方に住む男女3人が、山菜のギョウジャニンニクと間違えて有毒なイヌサフランを食べ、
80代の女性が死亡したことがわかりました。北海道は、食用の植物と判断できない場合は絶対に食べないよう注意を呼びかけています。
富良野保健所によりますと、今月11日、富良野地方に住む80代と70代の家族3人が知人の家の敷地で採った
植物をギョウジャニンニクと思い、自宅で調理して食べたところ、下痢やおう吐などの症状を訴えました。
80代の女性が死亡し、2人が今も入院しているということです。知人の家の敷地には、ユリ科の植物で
有毒なイヌサフランが生えていて、保健所は症状などから食中毒と断定しました。
イヌサフランは、広がるような葉がギョウジャニンニクとよく似ていて、誤って食べると、
おう吐や呼吸困難を引き起こし、死亡することもあるということです。
北海道は、食用の植物と判断できない場合は絶対に食べないよう注意を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170515/k10010982551000.html