
22日、千葉県館山市の沖合で、定置網にかかり保護された「メガマウス」と呼ばれるサメが、23日午前、死んでいるのが確認されました。
専門家などは、謎が多い生態の解明につなげるため、解剖したり標本にしたりといった対応を検討しています。
22日、館山市の栄浦漁港の沖合、およそ1キロに設置された定置網に、体長およそ5メートルのメガマウスと呼ばれるサメがかかっているのを漁業者が見つけました。
メガマウスは、館山市内の会社が引き取り、魚を観察できる生けすで保護されていましたが、この会社などによりますと、23日午前、死んでいるのが確認されたということです。
これまでのところ死因はわかっていないということです。
メガマウスは、太平洋やインド洋などの深い海に生息する大きな口が特徴のサメで、メガマウスが海岸に漂着したり定置網にかかったりして見つかった記録は、国内で20例ほど、世界でも100例ほどしかないということです。
メガマウスの生態はよくわかっていないことが多く、今回の発見によって謎の解明が進むのではないかという期待から、国内各地の水族館の飼育員などが見学に訪れていたということです。
水族館の関係者によりますと、死んだメガマウスについては、謎が多い生態の解明につなげるため、専門家や水族館の関係者などの間で、解剖したり標本にしたりといった対応を検討していて、引き取り先を協議しているということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170523/k10010992101000.html
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