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歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が23日、公演中の都内の劇場で緊急会見。22日夜に乳がんのため死去した妻・小林麻央さん(享年34)への思いを語った。
取材陣300人超と多数集まったため、急きょ劇場内での会見に。海老蔵は舞台上に黒のスーツ姿で登場した。
冒頭、「このたび、わざわざご報告するようなことでは無いかも知れませんけど、今朝、、ご報告する義務があるかと」と切り出し、「昨日、麻央が旅立ちました」と淡々と報告した。
「最後の瞬間、『愛している』と言って、彼女はそのまま旅立ちました」と涙を流し、声を震わせた。
さらに自宅で家族でみとれたことについて「麻耶さんも子供達もずっとそばにいれたんで、すごく良かったな。掛け替えのない時間だったと思います」とつぶやき、
「私のどんな部分も愛してくれていたんだ。存在…。できれば、ずっと一緒にいて、私の方が先に逝って…」と続けた。
「ずっと見守って欲しかった存在です」と涙を流しながら話した。
「思い出す麻央さんの言葉は?」という質問に「自分の方が大変なのに、麻耶さんが調子が悪くなった時など、自分のことより心配する気持ち。
自分よりも相手を心配する優しさ。それですね」と淡々と話した。
「麻央の方を応援して下さった方々のそばに麻央はいると思うんで、本当にありがとうございました」と約20分間の会見をしめくくった。
「はあ〜っ」と大きなため息をついて、約400人の取材陣で埋まった会場を後にした。
約400人の内訳はスチールカメラ80台、ペン記者60人、TVカメラ50台とクルー。
海老蔵、麻央さん死去を報告「昨日、麻央が旅立ちました」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170623-OHT1T50104.html