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韓国人が敏感になるワケ
韓国人が日本の放射能事情に対して敏感になるのは、いくつかの理由が考えられる。
ひとつは、韓国が日本の水産物を大量に輸入しているからだろう。韓国では2013年9月から、福島をはじめとする8県の水産物の輸入を禁止している。しかし、
2011年以降の6年間で福島産の食品は407トンも輸入されていたという。
また、韓国の水産物品質管理院が2015年に水産物販売・加工会社や飲食店を取り締まった結果、原産地を偽ったホタテ104kgを摘発したのだが、
すべて日本産だったことも。2016年に市民放射能監視センターが販売されている水産物を検査すると、日本産の鰹節からセシウムが検出されたという報道もあった。
そういった食材がいつの間にか自分の食卓に並んでいるかもしれない。そんな意識があるため、韓国人は日本の放射能事情に対して敏感に反応しているわけだ。
韓国人にも意外と“身近な問題”
もうひとつは、日本旅行が韓国人のなかでブームになっていることも関係しているかもしれない。
今年4月に日本を訪れた韓国人は55万4600人となっており、昨年の4月に比べて56.8%も増加したという。ものすごい増加率だ。
韓国のブロガーたちは日本旅行の好きなところを「どこに行っても定価」「細かな心遣い」などと挙げていたが、一般的には韓国と距離が近くて廉価なところが人気の理由と分析されている。
加えて、韓国人の56%が「日韓関係は今後良くなる」と考えているだけに、日本への旅行者が増えるのも自然な流れかもしれない。
ただ、日本に関心があるということはそれだけ気になることも多くなるということ。裏返せば、日本を訪れる韓国人が多いからこそ、現地の放射能事情について知りたいという要求が生まれているのかもしれない。
つまるところ、韓国人が日本の放射能事情に敏感なのは、「日本の食材を食べる」「日本に旅行する」などと、意外と“身近な問題”に起因しているとも言えるだろう。
放射線量は東京よりもソウルが高い
ただ、その一方で韓国は世界でも原発が多い国のひとつであり、国土を考えると原発の密集度は世界一とも言われている。
過去には原子力発電所に偽造部品が使用されるなどという不祥事もあった。
そういった自国の不安定な原発事情も相まって、日本の放射能事情に過剰反応してしまう側面もあるのだろうが、冒頭でも紹介した韓国人の日本の放射能問題に対する関心は、やや本末転倒な気もする。
日本の放射線量の話もよく出るのだが、東京よりもソウルの放射能数値が高いというのがなんとも言えない皮肉でもある。
(参考記事:数値は3倍以上!? 東京よりもソウルが放射線に汚染されている理由)
いずれにしても、日本の放射能事情にアレルギー反応を示している韓国。福島第1原発では約78万トンの“処理水”が敷地内のタンクにたまっているという。
実際に処理水を海に放出するとなると、その過敏反応はさらに高まるような気がするのだが……。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20170723-00073466/
防護服風の衣装でデモを敢行する韓国人
![【防護服コスでデモ行進】韓国人が日本人以上に日本の放射能問題に過剰な反応”を示す理由とは [無断転載禁止]©2ch.net ->画像>7枚](https://rpr.c.yimg.jp/im_siggrtoy1JXEEOxUtqaYMDZHxQ---x800-n1/amd/20170723-00073466-roupeiro-000-11-view.jpg)