イギリスのエリザベス女王の夫、フィリップ殿下が2日に行われた公務を最後に引退し、
メディアは今後はチャールズ皇太子やウィリアム王子がより多くの公務を担い、王室の
世代交代が進むと伝えています。
エリザベス女王の夫で96歳になったフィリップ殿下は、ことし5月、夏以降は単独での
公務は行わず、事実上、引退すると発表していました。
最後の公務となった2日、フィリップ殿下はロンドンのバッキンガム宮殿の広場で、
チャリティーマラソンに参加した海兵隊の兵士を出迎えました。フィリップ殿下は、
降りしきる雨の中、傘もささずに兵士たちに声をかけてまわり、集まった人々の拍手と
歓声に送られて公務を終えました。
1947年にエリザベス女王と結婚したフィリップ殿下は、女王とともに数多くの公務を
行うとともに、単独でも2万2000を超える公務を行ってきました。今後は、91歳に
なったエリザベス女王の負担軽減をはかるためチャールズ皇太子やウィリアム王子などが
より多くの公務を行うことになります。
ウィリアム王子は、先週、王室の公務に専念するため2年間務めた救急ヘリコプターの
操縦士の仕事を辞めており、メディアは王室の世代交代が一層、進むと伝えています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170803/k10011085521000.html