
昨年6月にフィリピン大統領に就任後、麻薬組織を壊滅するために力を入れてきたドゥテルテ大統領。
麻薬組織を逮捕するもフィリピンでは死刑制度がないためその場で射殺するなど過激な行動に出ていた。
しかしそれが市民の支持を得ており、また麻薬組織壊滅に繋がっている。中には自ら出頭する麻薬犯まで出てきているくらいだ。
そんなドゥテルテ大統領の長男が麻薬組織と関与している疑惑が持たれている。関与している組織は中国系の
三合会という組織で、これをフィリピン媒体が9月10日に報じた。フィピンスターによると「ドゥトルテ大統領の
息子パオロ・ドゥテルテが三合会の組織と判明。龍の形の刺青が証拠だ」と主張。
南部ダバオ副市長はパオロに対して「入れ墨を確認させてほしい」と尋ねるもそれを拒否。
ドゥテルテ大統領は2日後に開催された行事で自分の右腕に彫られたバラの入れ墨を公開。ドゥテルテ大統領は
「息子にも娘にも同じ入れ墨がある」とこのバラの入れ墨を公開し、中国麻薬組織である三合会の組織という疑惑に
不満を漏らした。
しかしこれだけでなく、パオロは中国からフィリピンに64億ペソ(137億円)分のヘロイン密輸の手助けをして
賄賂を受け取った疑惑まで浮上。
ドゥテルテ大統領は「子どもだろうが腐敗に巻き込まれ立件されて有罪となればすぐに辞任する」と述べた。
また「私の息子だろうが、娘と一緒に罪を犯した公務員がいたとしてもそれが親族だろうが親戚誰だろうが告訴する」と
明らかにした。
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