「買い物」で盛り上がる訪日観光客
訪日観光客と日本に住んでいる中国人とでも会話が違ってくるそうです。
「観光客は買い物のことや日本の物価、日本の不動産などで、話が盛り上がることが多いです。
日本に住んでいる中国人は仕事を話すことが多いです」
そもそも、中国人のお客さんは、なぜ、レストランで声が大きくなるのでしょう?
ジンさんは「そもそも中国人が賑やか好きということが理由だと思います。中国は国が広く、
とくに北のほうが朗らかで、お酒が入るとどんどん声が高くなる傾向がある」と話します。
「中国では食事は楽しいことだと考え、みんなで一緒に食事することが基本です。注文したおかずを
みんなで分かち合うのが一般的ですので、味への評判など、自然に会話も増えるのでしょう」。
中国人ガイドさんの分析「多民族国家、中国の土地柄?」
訪日観光客を相手にする中国人ガイドの趙(チョオ)さんも、「中国人観光客が大声で話してしまう
のは中国の土地柄が理由」と言います。
「中国は多民族国家で、歴史が長く、国土も広いので、大きな声で話すことで自分をさらけ出し、
相手に安心感を与える部分があるかもしれません」と分析をします。
騒々しい環境の中なら、食事の際に大声になるのも仕方ないと話す趙さん。「居酒屋では大きな
声をする日本人も多いですよね」。
一方、場をわきまえず、パブリックな場でも大きな声をする中国人観光客が多いのも事実だと言い
「時々恥ずかしいと思う」とも。
ただ、大声で話す中国人観光客に注意することが難しいそうです。「特にお金持ちのグループ
場合は、『郷に入り郷に従え』と言う概念がなく、注意しても無駄なケースが多いです」と嘆きました。
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