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人馬一体で駆け回る「高浜おまんと祭り」が30日、愛知県高浜市春日町の春日神社で行われた
。若衆(わかいしゅう)たちは先を争って馬の首に飛びつき疾走した。合間には、小中学生の小若衆たちも子馬相手に奮闘した。1日も行われる。
丸太の柵で囲んだ1周約120メートルの円形馬場に、競走馬や子馬計約40頭が1頭ずつ放たれ、若衆は馬の頬飾りや綱を握って走った。
小若衆も法被にドンブリ掛け(胸当て)、乗馬ズボンのりりしいいでたちで臨んだ。
約300年前から続くとされる雨乞いの伝統行事で、市の無形民俗文化財に指定されている。
馬場は女子禁制とされていたが、十数年前から中学生以下の立ち入りが認められるようになった。
保存会書記の神谷安直さん(70)は「小さい頃から祭りに慣れ親しんでもらい、地域での絆も深めてほしい」と話す。
初参加の奥羽(おくば)葵さん(10)は「大きな馬はちょっと怖いけど、ポニー(子馬)はかわいくて安心。明日も、来年も楽しみ」と笑顔を見せた。【片山喜久哉】