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日光東照宮で伝統の“やぶさめ”
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171016/0001884.html
世界遺産に登録されている栃木県日光市の日光東照宮で、走る馬の上から矢を放って的を射る、伝統の「やぶさめ」が行われました。
日光東照宮の「やぶさめ」は、秋の例大祭に合わせ毎年行われていて、ことしも県内外から弓の愛好家11人が集まりました。
愛好家たちは昔の狩りの装束に身を包んで馬にまたがり、大きな白い扇が回されるのを合図に、参道に設けられた220メートルの馬場を駆け抜けながら、途中3か所に設けられたおよそ50センチ四方の的に向けて次々に矢を放ちました。
16日の日光は朝から雨が降るあいにくの天気でしたが、参道には大勢の観光客が訪れ、矢が的に命中するたびに大きな拍手と歓声が上がっていました。
栃木県小山市から訪れたという男性は「日本の伝統的な雰囲気の中、的に命中したときの見事な音に感動しました」と話していました。
17日、東照宮では、江戸時代に徳川家康の遺骨を運んだ行列を武者などにふんした市民が再現する「百物揃千人武者行列」が行われます。