台風で即日開票できず 離島抱える萩や唐津、延岡
衆院選
2017/10/22 12:39 (2017/10/22 14:17更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22558560S7A021C1000000/ 台風21号の影響で、22日に投票された衆院選と最高裁裁判官国民審査の即日開票ができなくなる自治体が相次いでいる。
山口県選挙管理委員会は22日、台風21号の影響で同県萩市と離島の見島を結ぶ定期航路が終日欠航となったことから、
萩市での衆院選と最高裁裁判官国民審査の即日開票ができなくなったと発表した。
山口3区を選挙区とする萩市の有権者数は約4万3千人で、県選管は「比例の中国ブロックの開票にも影響する可能性がある」としている。
県選管によると、投票箱の移送について海上保安庁の巡視艇や、自衛隊のヘリコプターで運ぶことを両機関と協議したが、難しいと判断した。
23日以降の定期航路で移送し、その後、萩市の開票を行う。
見島は萩市の北西約44キロにある。有権者は768人で、期日前投票を除く21日の繰り上げ投票数は295票だった。
宮崎県選挙管理委員会は22日、台風21号の影響で、同県延岡市での衆院選と最高裁裁判官国民審査の即日開票ができない可能性があると発表した。
同市と離島の島野浦島を結ぶ船便の欠航が続き、投票箱の移送が厳しいという。
佐賀県唐津市選挙管理委員会も22日、台風21号の影響で市域にある離島を結ぶ船が航行できないため、
同市は即日開票ができない見通しになったと明らかにした。〔共同〕