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交通事故で娘失った風見しんご、東名死亡事故遺族と同じ思い
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171026-00000010-pseven-ent&p=2
「ルールを守る人が、ルールを破る大人の暴走で犠牲になる。あまりに理不尽です。こんなことは、もう最後にしてほしい。せめて、この事故を一過性のものにしないよう、国民全体で議論を深めていくべきです」
真剣なまなざしでこう語るのは、風見しんご(55才)。2007年1月に長女のえみるちゃん(享年10)を突然の交通事故で亡くし、今年で10年の節目を迎えた。
本誌・女性セブン2017年11月2日号では、亡くなった嘉久さんの母親・文子さん(77才)にインタビュー。「今回の件は事故ではなく、殺人事件です。容疑者を厳罰に処してほしい」という悲痛な訴えを掲載し、大きな反響を呼んだ。
〈中略〉
風見もまた、文子さんと同じ思いを抱いていた。
「交通事故はふとしたミスによって起こるものですが、人の命を奪うミスは、単なるミスの範疇を超えています。ましてや今回の容疑者には常習性があった。
交通事故ではなく“交通犯罪”とみなすべきです。交通事故の現場って、想像を絶するものなんです。血が飛び散り、まさに地獄絵図。残された2人の娘さんの気持ちを思うと、言葉が見つかりません…」
嘉久さんの母親は、今も怖くて自動車を見られないというが、遺族には今後もつらい現実が待っていると風見が語る。
「交通事故は人が亡くなって終わりではありません。これから裁判が始まり、何度も事故の状況を思い出さなければなりません。家族を失っただけでもやりきれないのに、今後も心の負担となる出来事が続く。それを思うと本当にいたたまれない」